JPH09215530A - 鋼板製キャビネット等の角部成形方法 - Google Patents

鋼板製キャビネット等の角部成形方法

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JPH09215530A
JPH09215530A JP2749896A JP2749896A JPH09215530A JP H09215530 A JPH09215530 A JP H09215530A JP 2749896 A JP2749896 A JP 2749896A JP 2749896 A JP2749896 A JP 2749896A JP H09215530 A JPH09215530 A JP H09215530A
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steel plate
shaped
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forming
line
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Kazuhiro Ito
一宏 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼板を折曲してキャビネット等を製作する
際、角部に盛り上がりが生じないようにする。 【解決手段】 鋼板1の側縁よりV字形切込み2を、そ
の奥端が、側縁と平行をなす水平折曲予定線3上となる
ようにして、またV字形切込み2の頂角の2等分線の延
長線が、前記水平折曲予定線3と直交する垂直折曲予定
線4上となるようにして設け、両折曲予定線3、4の交
差部に、肉薄のT字形凹入部7を形成した後、鋼板1を
T字形凹入部7が内面となるようにして、両折曲予定線
3、4に沿って折曲する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板を折曲してキ
ャビネット等を製作する際、角部に盛り上がりによる突
起が生じないようにする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、鋼板製キャビネットの一例を略
示するもので、例えば角部(X)を形成するには、図6に
示すように、鋼板(1)の側縁部に、頂角が直角をなすV
字形切込み(2)を、その奥端が、側縁と平行をなす水平
折曲予定線(3)と、それと直交する垂直折曲予定線(4)
の交点に来るようにして、かつ切込み(2)の頂角の2等
分線の延長線が、垂直折曲予定線(4)上に位置するよう
にして切設した後、側縁部を図7に示すように、両折曲
予定線(3)(4)に沿って直角に折り曲げる。この折り曲
げ線の上面に天板(5)を張設して、キャビネットは形成
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、切込み(2)の
奥端近くは、水平折曲予定線(3)との間隔が狭いので、
折り曲げに際し、この部分の鋼板(1)を十分に強固に把
持することはできず、これを折曲すると、この部分に盛
り上がり(6)が生じる。そのため、天板(5)の角部にも
凹凸が生じて、外観を損なうとともに、強度的にも不十
分なものとなるおそれがある。従って従来は、グライン
ダー等によって、この盛り上がり(6)をいちいち削除し
ているが、手間がかかって非能率的であった。
【0004】本発明は、上記のような盛り上がり(6)を
生じないようにして、鋼板(1)を折曲する方法を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 鋼板の側縁よりV字形切込みを、その奥端が、側
縁と平行をなす水平折曲予定線上となるようにして、ま
たV字形切込みの頂角の2等分線の延長線が、前記水平
折曲予定線と直交する垂直折曲予定線上となるようにし
て設け、かつ両折曲予定線の交差部に、肉薄のT字形凹
入部を形成した後、鋼板をT字形凹入部が内面となるよ
うにして、両折曲予定線に沿って折曲する。
【0006】(2) 鋼板の側縁よりV字形切込みを、そ
の奥端が、側縁と平行をなす水平折曲予定線上となるよ
うにして、またV字形切込みの頂角の2等分線の延長線
が、前記水平折曲予定線と直交する垂直折曲予定線上と
なるようにして設け、かつV字形切込みの頂角の両側辺
に沿って肉薄の凹入部を形成した後、鋼板を、前記凹入
部が外面となるようにして、両折曲予定線に沿って折曲
する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の第1
実施例を示すもので、上述と同一の部材には同一の符号
を付して説明を省略する。
【0008】鋼板(1)には、上述と同様の個所にV字形
切込み(2)を切設してある。
【0009】鋼板(1)を折り曲げた時に内面となる側の
V字形切込み(2)の奥端の周囲には、両折曲予定線(3)
(4)に沿ってT字形をなすT字形凹入部(7)を形成し
て、その部分の鋼板(1)を、肉薄としてある。
【0010】上述の鋼板(1)を、T字形凹入部(7)が内
面となるように、両折曲予定線(3)(4)に沿って折曲す
れば、従来盛り上がり(6)が生じていた切込み(2)の奥
端近くが、内面に形成したT字形凹入部(7)により肉薄
となっているので、折曲は容易であるとともに、従来は
盛り上がっていた鋼板(1)の部分は、T字形凹入部(7)
内に入り込み、盛り上がりが生じることはない。
【0011】図3および図4は、本発明の第2実施例を
示すもので、上述と同一の部材には同一の符号を付して
説明を省略する。
【0012】鋼板(1)には、上述と同様の個所に、V字
形切込み(2)の奥端部両側で、かつ水平折曲予定線(3)
の外側縁側には、左右1対の三角形の凹入部(8)(8)を
形成して、その部分の鋼板(1)を肉薄としてある。
【0013】この鋼板(1)を、三角形の凹入部(8)が外
面となるように、両折曲予定線(3)(4)に沿って折曲す
れば、盛り上がり易い部分は、凹入部(8)によって薄肉
となっているので、容易に折曲しうるとともに、厚さの
薄い分だけ、盛り上がりは小さいか、または形成されな
くなる。
【0014】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果が奏せ
られる。 (a) 請求項1の発明によると、鋼板の裏面のV字形切
込みに近接する両折曲予定線の交差部が、T字形凹入部
により肉薄となっているので、V字形切込みの奥端部付
近も容易に折り曲げられて、盛り上がりが生じることは
ない。
【0015】(b) 請求項2の発明によると、鋼板を折
り曲げた際、盛り上がり易いV字形切込み先端部の裏面
が、三角形凹入部により肉薄となっているので、盛り上
がらずに、容易に折曲するとともに、厚さが薄い分だ
け、盛り上がることはない。
【0016】(c) 両発明によると、従来のように、成
形後のキャビネットの角部に生じた突起を削除する必要
がなくなり、手間が省け、しかもキャビネットの外観は
良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるキャビネット角部
の成形前の裏面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるキャビネット角部
の成形前の表面図である。
【図4】図3のB−B線縦断面図である。
【図5】鋼板製キャビネットを略示する斜視図である。
【図6】従来方法を示すキャビネット角部の成形前の表
面図である。
【図7】従来方法により成形したキャビネットの角部の
拡大斜視図である。
【符号の説明】
(X)角部 (1)鋼板 (2)V字形切込み (3)水平折曲予定線 (4)垂直折曲予定線 (5)天板 (6)盛り上がり (7)T字形凹入部 (8)三角形凹入部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板の側縁よりV字形切込みを、その奥
    端が、側縁と平行をなす水平折曲予定線上となるように
    して、またV字形切込みの頂角の2等分線の延長線が、
    前記水平折曲予定線と直交する垂直折曲予定線上となる
    ようにして設け、かつ両折曲予定線の交差部に、肉薄の
    T字形凹入部を形成した後、鋼板をT字形凹入部が内面
    となるようにして、両折曲予定線に沿って折曲すること
    を特徴とする、鋼板製キャビネット等の角部成形方法。
  2. 【請求項2】 鋼板の側縁よりV字形切込みを、その奥
    端が、側縁と平行をなす水平折曲予定線上となるように
    して、またV字形切込みの頂角の2等分線の延長線が、
    前記水平折曲予定線と直交する垂直折曲予定線上となる
    ようにして設け、かつV字形切込みの頂角の両側辺に沿
    って肉薄の凹入部を形成した後、鋼板を、前記凹入部が
    外面となるようにして、両折曲予定線に沿って折曲する
    ことを特徴とする、鋼板製キャビネット等の角部成形方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015133224A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 株式会社アマダホールディングス 板状ワークの折曲げ加工方法及び金型並びに折曲げ加工品
JP2017042804A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 株式会社アマダホールディングス 折曲げ加工方法
JP2018058123A (ja) * 2017-12-08 2018-04-12 株式会社アマダホールディングス 板状ワークの折曲げ加工方法及び金型並びに折曲げ加工品

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JP2015167962A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 株式会社アマダホールディングス 板状ワークの折曲げ加工方法及び金型並びに折曲げ加工品
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