JP2551833Y2 - 天井下地ジョイナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は建築物の勾配天井に用い
る天井下地ジョイナに関する。

【０００２】

【従来の技術】図４に示すように、石こうボード等の下
地用ボード１０１の表面に所謂ビニールシート等の化粧
シート１０２を貼着して勾配天井１０３を仕上げる場
合、下地用ボード１０１と壁面１０４との交差箇所１０
５あるいは棟部での下地用ボード１０１同志の交差箇所
１０６については、通常、次のように施工している。す
なわち、下地用ボード１０１の側辺を直接壁面１０４に
接するように配置し、あるいは、棟部で下地用ボード１
０１同志の側辺が接して交差箇所１０６を形成するよう
に野縁１０７に取り付けて配置することが殆どである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の施工方法は外観を損ないやすい難点がある。これは
下地用ボード１０１の側辺を極めて正確に裁断して配置
しなければ、前記交差箇所１０５，１０６はいずれも端
部の収まり、所謂見切りが悪くなるからである。交差箇
所１０５，１０６では壁面１０４と下地用ボード１０１
の側辺、あるいは側辺同志が均等に接触しないと、交差
線が曲がったり、間隙を生じたりして、非常に外観を悪
化するものであるが、勾配天井であることで正確な寸法
の下地用ボード１０１の準備はかなり面倒であり、もし
勾配角度が変わると、更に微妙な調整が必要である。従
って、勾配天井の下地用ボード１０１の正確な裁断には
高度な熟練さが必要となり、手間もかかる。本考案は、
勾配天井の下地用ボードの配置を勾配角度が変わっても
容易に行え、しかも交差箇所の外観を損なうことのない
施工ができる天井下地ジョイナを提供することを目的と
する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１の考案に係る天
井下地ジョイナは、壁に取り付けるための壁取り付け片
と、壁取り付け片の壁取り付け側と反対側の面に、壁取
り付け片に対して所定の角度で接続されて天井裏の野縁
の下面に取り付けるための野縁取り付け片と、野縁取り
付け片の天井裏側と反対の室内側の面に設けられた断面
略Ｌ字状の支持片とからなり、野縁取り付け片と支持片
とにより下地用ボードの挟持部分を形成し、壁取り付け
片と野縁取り付け片とがなすコーナー部に切り込みを形
成し、切り込みを中心に壁取り付け片と野縁取り付け片
との角度を可変させることで挟持部分に挟持させる下地
用ボードの壁面に対する取り付け角度を変更可能とした
ものであって、壁取り付け片の壁取り付け側の面と反対
側の面と野縁取り付け片の室内側の面とがなすコーナー
部に上記切り込みを形成するとともに、この切り込みを
室内側に向けて開口した状態で形成した構成となってい
る。

【０００５】請求項２の考案に係る天井下地ジョイナ
は、一対のジョイナからなり、天井の下地用ボードを棟
部に取り付けるためのもので、各ジョイナがそれぞれ、
天井裏の野縁の側面に取り付けるための第１野縁取り付
け片と、第１野縁取り付け片に略直角に設けられて野縁
の下面に取り付けるための第２野縁取り付け片と、第１
野縁取り付け片の第２野縁取り付け片側の端部から延び
て形成された断面略Ｌ字形の支持片とからなるととも
に、第２野縁取り付け片と支持片とにより下地用ボード
の挟持部分を形成してなり、この各ジョイナを、それぞ
れの第１野縁取り付け片の第２野縁取り付け片側と反対
側の面を互いに対向させた状態で支持片の隅部位置で連
結したものであって、一対のジョイナの連結部分におけ
る天井裏側と反対の室内側に切り込みを形成し、この切
り込みを中心に各ジョイナの支持片同士がなす角度を可
変させることで、前記各ジョイナの挟持部分にそれぞれ
挟持させて相対向して配置する下地用ボードの交差角度
を変更可能とした構成となっている。

【０００６】

【作用】請求項１の考案では、壁取り付け片の壁取り付
け側と反対側の面に野縁取り付け片が接続され、この野
縁取り付け片と支持片とにより下地用ボードの挟持部分
が形成されているため、壁と下地用ボードとの交差箇所
に天井下地ジョイナが介装されることになる。又壁取り
付け片と野縁取り付け片とがなすコーナー部に切り込み
を形成し、切り込みを中心に壁取り付け片と野縁取り付
け片との角度を可変させることで挟持部分に挟持させる
下地用ボードの壁面に対する取り付け角度を変更可能と
したため、下地用ボードを容易に勾配天井の角度に追従
させて壁に取り付けることが可能になる。又、上記切り
込みを壁取り付け片の壁取り付け側と反対側の面と野縁
取り付け片の室内側の面とがなすコーナー部に室内側に
向けて開口した状態で形成したことから、後に下地用ボ
ードの表面に化粧シートを貼着する際には、コーナー部
にて生じる化粧シートの端縁を切り込みに押し込める。

【０００７】請求項２の考案では、第２野縁取り付け片
と支持片とにより下地用ボードの挟持部分を形成した各
ジョイナを、それぞれの第１野縁取り付け片の第２野縁
取り付け片と反対側の面を互いに対向させた状態で支持
片の隅部位置で連結したため、棟部での下地用ボード同
士の交差箇所にこの天井下地ジョイナが介装されること
になる。又、一対のジョイナの連結部分における室内側
に切り込みを形成し、この切り込みを中心に各ジョイナ
の支持片同士がなす角度を可変させることで、前記各ジ
ョイナの挟持部分にそれぞれ挟持させて相対向して配置
する下地用ボードの交差角度を変更可能としたため、下
地用ボードを容易に勾配天井の角度に追従させて棟部に
取り付けることが可能になる。又、上記切り込みを室内
側に形成したため、後に下地用ボードの表面に化粧シー
トを貼着する際には、上記連結部分の室内側のコーナー
部にて生じる化粧シートの端縁を切り込みに押し込め
る。

【０００８】

【実施例】図１は本考案に係る天井下地ジョイナの一実
施例を示す配置状態の縦断面図あり、図２は壁に取り付
けるための壁用の天井下地ジョイナの縦断面図、図３は
棟部に取り付けるための棟用の天井下地ジョイナの縦断
面図である。図１および図２において１ａは壁用の天井
下地ジョイナであり、１１ａは壁用の天井下地ジョイナ
１ａの挟持部分、１１ｃは支持片、１２ａは壁取り付け
片、１２ｂは野縁取り付け片、１３はコーナー部、１４
は切り込みである。

【０００９】又、図１および図３において１ｂは棟用の
天井下地ジョイナであり、１１ｂは棟用の天井下地ジョ
イナ１ｂの挟持部分、１１ｄは挟持部分１１ｂの支持
片、１２ｃは第１野縁取り付け片、１２ｄは第２野縁取
り付け片である。又、図３において１３は棟用の天井下
地ジョイナ１ｂのコーナー部、１４は切り込みである。
更に図１において２は勾配天井、３ａ，３ｂは下地用ボ
ード、４は化粧シート、５は壁、６ａは下地用ボード３
ａと壁５との交差箇所、６ｂは下地用ボード３ａと下地
用ボード３ｂとの交差箇所、７は棟部、８は野縁、９は
和紙、２１は天井裏、２２は室内である。

【００１０】図１に示すように、本実施例の壁用の天井
下地ジョイナ１ａ、棟用の天井下地ジョイナ１ｂは、勾
配天井２に対して、石こうボードからなる下地用ボード
３ａ，３ｂを配置してその表面に化粧シート４を貼着し
て仕上げる場合に使用する硬質プラスチック製のジョイ
ナである。

【００１１】壁用の天井下地ジョイナ１ａは、下地用ボ
ード３ａと壁５との交差箇所６ａに用いるもので、図２
にも示すように壁取り付け片１２ａと野縁取り付け片１
２ｂと支持片１１ｃとからなる。壁取り付け片１２ａは
壁５に例えば釘止めにより取り付けるためのもので、帯
状に形成されており、又その壁５の取り付け側と反対側
の面に、野縁取り付け片１２ｂが壁取り付け片１２ａに
対して所定の角度で接続されている。

【００１２】野縁取り付け片１２ｂは、天井裏２１に予
め配置してある野縁８の下面に、例えば釘止めにより取
り付けるためのもので、野縁取り付け片１２ｂの室内２
２側の面には断面略Ｌ字状の支持片１１ｃが設けられて
いる。そして、野縁取り付け片１２ｂと支持片１１ｃと
により、略コ字状断面の一本の溝からなる挟持部分１１
ａが形成されている。この挟持部分１１ａは下地用ボー
ド３ａ，３ｂのいずれかの側辺を挿入保持するように、
下地用ボード３ａ，３ｂの厚さに略等しい開口に形成さ
れている。

【００１３】又この壁用の天井下地ジョイナ１ａの前記
交差箇所６ａに対応するコーナー部１３には、つまり壁
取り付け片１２ａと野縁取り付け片１２ｂとがなすコー
ナー部１３には、切り込み１４が設けられている。詳細
には切り込み１４は、壁取り付け片１２ａの壁取り付け
側と反対側の面と野縁取り付け片１２ｂの室内２２側の
面とがなすコーナー部１３に、室内２２に向けて開口し
た状態で形成されている。ここでは、例えば切り込み１
４の深さをコーナー部１３の厚さよもやや浅くし、又、
断面形状をＶ字状とした。

【００１４】棟用の天井下地ジョイナ１ｂは、勾配天井
２の棟部７での下地用ボード３ａ，３ｂ同士の交差箇所
６ｂに用いるもので、図３にも示すように一対のジョイ
ナ１ｂ₁ ，１ｂ₂ で構成されている。各ジョイナ１
ｂ₁ ，１ｂ₂ はそれぞれ、第１野縁取り付け片１２ｃと
第２野縁取り付け片１２ｄと支持片１１ｄとからなる。
第１野縁取り付け片１２ｃは、野縁８の側面に接するよ
うに置かれて例えば釘止めにより取り付けるためのもの
で、帯状に形成されている。又、第１野縁取り付け片１
２ｃには、野縁８の下面に接するように置かれて例えば
釘止めにより取り付けるための第２野縁取り付け片１２
ｄが、第１野縁取り付け片１２ｃに対して略直角に設け
られている。

【００１５】更に第１野縁取り付け片１２ｃには、この
第２野縁取り付け片１２ｄ側の端部から延びた状態で断
面略Ｌ字状の支持片１１ｄが設けられている。そして、
第２野縁取り付け片１２ｄと支持片１１ｄとにより挟持
部分１１ｂが形成されている。挟持部分１１ｂは前記挟
持部分１１ａと同様に略コ字状断面の一本の溝からなっ
ている。

【００１６】棟用の天井下地ジョイナ１ｂは、このよう
に構成された各ジョイナ１ｂ₁ ，１ｂ₂ を、それぞれの
第１野縁取り付け片１２ｃの第２野縁取り付け片１２ｄ
側と反対側の面を互いに対向させた状態で支持片１１ｄ
の隅部位置で連結したものである。つまり、各ジョイナ
１ｂ₁ ，１ｂ₂ の挟持部分１１ｂ，１１ｂである略コ字
状断面の溝を左右に２本平行に連結したものとなってい
る。

【００１７】更に、壁用の天井下地ジョイナ１ａと同
様、棟用の天井下地ジョイナ１ｂの前記交差箇所６ｂに
対応するコーナー部１３、すなわちジョイナ１ｂ₁ ，１
ｂ₂ の結合箇所には、室内２２側に切り込み１４が設け
られている。ここでは、切り込み１４の深さ及び断面形
状を壁用の天井下地ジョイナ１ａと同様にした。なお、
壁用の天井下地ジョイナ１ａ、棟用の天井下地ジョイナ
１ｂ共にその室内２２側に向く各面には和紙９を貼着す
るが、これは下地用ボード３ａ，３ｂに貼着する所謂ビ
ニルクロス等の化粧シート４の裏面を壁用の天井下地ジ
ョイナ１ａ、棟用の天井下地ジョイナ１ｂに貼着する場
合の接着強度を向上させるための措置である。和紙９が
無いと、硬質プラスチックの表面に直接化粧シート４の
裏面を貼着することになり、通常の条件では接着強度が
低く、剥がれやすい。

【００１８】本実施例の壁用の天井下地ジョイナ１ａ、
棟用の天井下地ジョイナ１ｂは以上のように構成し、配
置することで、各交差箇所６ａ，６ｂで下地用ボード３
ａ，３ｂの各側辺を挟持部分１１ａ，１１ｂに受け入れ
て、固定側部材である壁５又は野縁８に強固に固定す
る。その時に挟持部分１１ａ，１１ｂが存在するため、
下地用ボード３ａ，３ｂの側辺に長さ不足や曲がり等が
あっても、挟持部分１１ａ，１１ｂで前記加工誤差が吸
収され、又、ここから出ないかぎり、隠されて外観を損
なわない。従って、勾配天井２の下地用ボード３ａ，３
ｂの配置が極めて容易、迅速、かつ、確実に実施でき、
外観を損なうことがない。

【００１９】更に、コーナー部１３に切り込み１４があ
るために、コーナー部１３に可撓性が付与されて折れ曲
がりやすくなっている。よって、壁用の天井下地ジョイ
ナ１ａでは、切り込み１４を中心に壁取り付け片１２ａ
と野縁取り付け片１２ｂとの角度を容易に可変させるこ
とができることから、壁面に対し下地用ボード３ａの取
り付け角度を容易に変更させることができる。又、棟用
の天井下地ジョイナ１ｂでは、切り込み１４を中心に各
ジョイナ１ｂ₁ ，１ｂ₂ の支持片１１ｄ，１１ｄ同士が
なす角度を容易に可変させるため、各ジョイナ１ｂ₁ ，
１ｂ₂ の挟持部分１１ｂ，１１ｂにそれぞれ挟持させて
相対向して配置する下地用ボード３ａ，３ｂの交差角度
を容易に変更可能させることができる。従って、交差箇
所６ａ，６ｂにおけ交差角度が変っても無理なく追従で
きるため、種々の勾配角度の勾配天井に対して準備する
べき天井下地ジョイナの種別数を格段に少なくできる。

【００２０】又、切り込み１４を室内２２側に向けて開
口した状態で形成したため、下地用ボード３ａ，３ｂの
表面に化粧シート４を貼着する際には、コーナー部１３
にて生じる化粧シート４の端縁を切り込み１４に押し込
むことができる。よって、化粧シート４の端縁がコーナ
ー部１３にて曲がったり、剥がれる等の不具合を防止で
き、常にコーナー部１３における化粧シート４の仕上げ
を体裁良く簡単に行うことができる。

【００２１】本考案の天井下地ジョイナは前記実施例以
外にも種々の変形が可能である。例えば、挟持部分の短
い方の側面のエッジに斜め外向きの挿入用ガイドリップ
を設けて、下地用ボードの側辺挿入を行いやすくでき
る。なお、この挿入用ガイドリップは下地用ボード挿入
後に切断除去する。あるいは又、コーナー部の切り込み
を広がりのない縦割面として、これをコーナー部の両面
に接近して平行に設けると、正逆いずれの方向にも折り
曲げ可能となり、交差角度の変更に一層対応しやすくな
る。

【００２２】

【考案の効果】以上説明したように請求項１の考案で
は、壁と下地用ボードとの交差箇所に天井下地ジョイナ
が介装されるように構成したことにより、交差箇所の外
観を損なうことなく勾配天井の下地用ボードの配置を極
めて容易、迅速に行うことができる。又、壁取り付け片
と野縁取り付け片とがなすコーナー部に形成した切り込
みによって、挟持部分に挟持させる下地用ボードの壁面
に対する取り付け角度を変更可能としたため、下地用ボ
ードを容易に勾配天井の角度に追従させて壁に取り付け
ることができる。更に上記切り込みを上記コーナー部に
室内側に向けて開口した状態で形成し、下地用ボードの
表面に貼着する化粧シートの端縁を切り込みに押し込め
るようにしたので、化粧シートの端縁がコーナー部にて
曲がったり、剥がれる等の不具合を防止でき、常にコー
ナー部における化粧シートの仕上げを体裁良く簡単に行
うことができる。

【００２３】請求項２の考案では、棟部での下地用ボー
ド同士の交差箇所にこの天井下地ジョイナが介装される
ように構成したことにより、交差箇所の外観を損なうこ
となく勾配天井の下地用ボードの配置を極めて容易、迅
速に行うことができる。又、一対のジョイナの連結部分
における室内側に形成した切り込みよって、各挟持部分
に挟持させる下地用ボードの交差角度を変更可能とした
ため、下地用ボードを容易に勾配天井の角度に追従させ
て棟部に取り付けることができる。又、上記切り込みを
室内側に形成して、下地用ボードの表面に貼着する際に
連結部分の室内側のコーナー部にて生じる化粧シートの
端縁を切り込みに押し込めるようにしたので、請求項１
の考案と同様に常にコーナー部における化粧シートの仕
上げを体裁良く簡単に行うことができる効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す天井下地ジョイナの配
置状況の縦断面図である。

【図２】壁用の天井下地ジョイナの縦断面図である。

【図３】棟用の天井下地ジョイナの縦断面図である。

【図４】従来の勾配天井の下地用ボードの配置状況を示
す縦断面図である。

【符号の説明】

１ａ 壁用の天井下地ジョイナ １ｂ 棟用の天井下地ジョイナ １ｂ₁ ，１ｂ₂ ジョイナ ２ 勾配天井 ３ａ，３ｂ 下地用ボード ４ 化粧シート ５ 壁 ７ 棟部 ８ 野縁 １１ａ，１１ｂ 挟持部分 １１ｃ，１１ｄ 支持片 １２ａ 壁取り付け片 １２ｂ 野縁取り付け片 １２ｃ 第１野縁取り付け片 １２ｄ 第２野縁取り付け片 １３ コーナー部 １４ 切り込み ２１ 天井裏 ２２ 室内

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 天井の下地用ボードを壁に取り付けるた
   めのもので、 前記壁に取り付けるための壁取り付け片と、 該壁取り付け片の壁取り付け側と反対側の面に、前記壁
   取り付け片に対して所定の角度で接続されて天井裏の野
   縁の下面に取り付けるための野縁取り付け片と、 該野縁取り付け片の天井裏側と反対の室内側の面に設け
   られた断面略Ｌ字状の支持片とからなり、 前記野縁取り付け片と前記支持片とにより前記下地用ボ
   ードの挟持部分を形成し、 前記壁取り付け片と前記野縁取り付け片とがなすコーナ
   ー部に切り込みを形成し、 該切り込みを中心に前記壁取り付け片と前記野縁取り付
   け片との角度を可変させることで、前記挟持部分に挟持
   させる下地用ボードの壁面に対する取り付け角度を変更
   可能としたものであって、 前記壁取り付け片の壁取り付け側と反対側の面と前記野
   縁取り付け片の室内側の面とがなすコーナー部に前記切
   り込みを形成するとともに、該切り込みを室内側に向け
   て開口した状態で形成したことを特徴とする天井下地ジ
   ョイナ。
2. 【請求項２】 一対のジョイナで構成されて天井の下地
   用ボードを棟部に取り付けるためのもので、 各ジョイナがそれぞれ、天井裏の野縁の側面に取り付け
   るための第１野縁取り付け片と、 該第１野縁取り付け片に略直角に設けられて前記野縁の
   下面に取り付けるための第２取り付け片と、 前記第１取り付け片の前記第２野縁取り付け片側の端部
   から延びて形成された断面略Ｌ字形の支持片とからなる
   とともに、 前記第２野縁取り付け片と前記支持片とにより前記下地
   用ボードの挟持部分を形成してなり、 前記各ジョイナを、それぞれの前記第１野縁取り付け片
   の第２野縁取り付け片側と反対側の面を互いに対向させ
   た状態で前記支持片の隅部位置で連結したものであっ
   て、 前記一対のジョイナの連結部分における前記天井裏側と
   反対の室内側に切り込みを形成し、 該切り込みを中心に前記各ジョイナの前記支持片同士が
   なす角度を可変させることで前記各ジョイナの挟持部分
   にそれぞれ挟持させて相対向して配置する下地用ボード
   の交差角度を変更可能としたことを特徴とする天井下地
   ジョイナ。