JPH09214672A - 画像読み取り装置 - Google Patents
画像読み取り装置Info
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- JPH09214672A JPH09214672A JP8016097A JP1609796A JPH09214672A JP H09214672 A JPH09214672 A JP H09214672A JP 8016097 A JP8016097 A JP 8016097A JP 1609796 A JP1609796 A JP 1609796A JP H09214672 A JPH09214672 A JP H09214672A
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 低コストで精度良く、シートを副走査方向に
移動させ、シートからの光を光電的に検出して、視覚的
に視認可能な濃度ムラが生じないような画像読み取り装
置とする。 【解決手段】 シート保持手段1を、ガイドレール上に
沿って、スピナー14に対して中心軸と平行に移動させ
る副走査手段300が、ガイドレール3、4の一端部側
方に設けられたモータ30の出力軸31に取付けられた
第1のプーリ32、第2のプーリ35、第3のプーリ3
8、第4のプーリ39と、第1のプーリと第2のプーリ
の大径部33とに巻回された第1の無端ベルト40と、
第2のプーリの小径部34と第3のプーリの大径部36
とに巻回された第2の無端ベルト41と、第3のプーリ
の小径部37と第4のプーリとに巻回された第3の無端
べルト42とを備え、シート保持手段に連結された第3
の無端べルトの駆動によりシート保持手段をガイドレー
ルに沿って、副走査方向に移動させる。
移動させ、シートからの光を光電的に検出して、視覚的
に視認可能な濃度ムラが生じないような画像読み取り装
置とする。 【解決手段】 シート保持手段1を、ガイドレール上に
沿って、スピナー14に対して中心軸と平行に移動させ
る副走査手段300が、ガイドレール3、4の一端部側
方に設けられたモータ30の出力軸31に取付けられた
第1のプーリ32、第2のプーリ35、第3のプーリ3
8、第4のプーリ39と、第1のプーリと第2のプーリ
の大径部33とに巻回された第1の無端ベルト40と、
第2のプーリの小径部34と第3のプーリの大径部36
とに巻回された第2の無端ベルト41と、第3のプーリ
の小径部37と第4のプーリとに巻回された第3の無端
べルト42とを備え、シート保持手段に連結された第3
の無端べルトの駆動によりシート保持手段をガイドレー
ルに沿って、副走査方向に移動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装置
に関するものであり、とくに、光、放射線あるいは電子
線の画像を、これらのエネルギーの形で、記録した輝尽
性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が設けられた蓄積性蛍光
体シートを、電磁波で走査して、輝尽性蛍光体を励起
し、光、放射線あるいは電子線のエネルギを光の形で放
出させ、放出された光を光電的に検出することにより、
輝尽性蛍光体に蓄積された光、放射線あるいは電子線の
画像を、読取るのに適した画像読み取り装置に関するも
のである。
に関するものであり、とくに、光、放射線あるいは電子
線の画像を、これらのエネルギーの形で、記録した輝尽
性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が設けられた蓄積性蛍光
体シートを、電磁波で走査して、輝尽性蛍光体を励起
し、光、放射線あるいは電子線のエネルギを光の形で放
出させ、放出された光を光電的に検出することにより、
輝尽性蛍光体に蓄積された光、放射線あるいは電子線の
画像を、読取るのに適した画像読み取り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光、放射線あるいは電子線の照射を受け
ると、そのエネルギを蓄積し、その後に、電磁波を照射
すると、蓄積した光、放射線あるいは電子線のエネルギ
に比例した光量の光を放出する輝尽性蛍光体を含む輝尽
性蛍光体層が設けられた蓄積性蛍光体シートを用いて、
光、放射線あるいは電子線の画像を記録させ、電磁波で
走査して、光、放射線あるいは電子線のエネルギを光の
形で放出させ、放出された光を光電的に検出することに
より、画像データを生成し、生成された画像データに基
づいて、CRTなどの表示手段あるいは写真フイルム上
に、光、放射線あるいは電子線の画像を再生する方法や
システムが広く知られている。たとえば、特開昭55−
12429号公報、特開昭55−12145号公報など
は、被写体を透過した放射線のエネルギを、蓄積性蛍光
体シートに設けられた輝尽性蛍光体層に蓄積、吸収さ
せ、しかる後に、輝尽性蛍光体層を電磁波で走査して、
輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝
尽光を、光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成
し、所定の信号処理を施して、CRTなどの表示手段あ
るいは写真フイルム上に、画像として、再生する方法を
提案しており、この方法は、放射線診断の分野で広く使
用されている。
ると、そのエネルギを蓄積し、その後に、電磁波を照射
すると、蓄積した光、放射線あるいは電子線のエネルギ
に比例した光量の光を放出する輝尽性蛍光体を含む輝尽
性蛍光体層が設けられた蓄積性蛍光体シートを用いて、
光、放射線あるいは電子線の画像を記録させ、電磁波で
走査して、光、放射線あるいは電子線のエネルギを光の
形で放出させ、放出された光を光電的に検出することに
より、画像データを生成し、生成された画像データに基
づいて、CRTなどの表示手段あるいは写真フイルム上
に、光、放射線あるいは電子線の画像を再生する方法や
システムが広く知られている。たとえば、特開昭55−
12429号公報、特開昭55−12145号公報など
は、被写体を透過した放射線のエネルギを、蓄積性蛍光
体シートに設けられた輝尽性蛍光体層に蓄積、吸収さ
せ、しかる後に、輝尽性蛍光体層を電磁波で走査して、
輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝
尽光を、光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成
し、所定の信号処理を施して、CRTなどの表示手段あ
るいは写真フイルム上に、画像として、再生する方法を
提案しており、この方法は、放射線診断の分野で広く使
用されている。
【0003】また、特公平1−60784号公報、特公
平1−60782号公報、特公平4−3952号公報な
どは、放射性標識を付与した物質を、生物体に投与した
後、その生物体あるいはその生物体の組織の一部を試料
とし、この試料を、蓄積性蛍光体シートに設けられた輝
尽性蛍光体層と一定時間重ね合わせることにより、輝尽
性蛍光体に放射線エネルギーを吸収させ、しかる後に、
輝尽性蛍光体層を電磁波で走査して、輝尽性蛍光体を励
起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光を、光電的に
検出して、ディジタル画像信号を生成し、所定の信号処
理を施して、CRTなどの表示手段あるいは写真フイル
ム上に、画像として、再生し、試料中の放射性標識物質
の位置情報を得るようにしたオートラジオグラフィ検出
方法を提案しており、さらに、特開平3−205550
号公報、特開平4−232864号公報などは、蛋白
質、核酸配列などの固定された高分子を、化学発光物質
と接触して、化学発光を生じさせる標識物質により、選
択的に標識し、標識物質によって選択的に標識された高
分子と、化学発光物質とを接触させて、化学発光物質と
標識物質との接触によって生ずる可視光波長域の化学発
光のエネルギーを、蓄積性蛍光体シートに設けられた輝
尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体に蓄積させ、しか
る後に、輝尽性蛍光体層を電磁波で走査して、輝尽性蛍
光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光を、
光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成し、所定
の信号処理を施して、CRTなどの表示手段あるいは写
真フイルム上に、画像として、再生することにより、遺
伝子情報などの高分子に関する情報を得るようにした化
学発光検出方法を提案している。また、特開昭61−5
1738号公報および同61−93538号公報は、金
属、非金属試料あるいは生物体組織試料などに電子線を
照射し、試料によって回折され、あるいは、試料を透過
した電子線のエネルギーを、蓄積性蛍光体シートに設け
られた輝尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体に蓄積さ
せ、しかる後に、電磁波で走査して、輝尽性蛍光体を励
起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光を、光電的に
検出して、ディジタル画像信号を生成し、所定の信号処
理を施して、CRTなどの表示手段あるいは写真フイル
ム上に、画像として、再生することにより、試料の元素
分析、組成解析、構造解析、組織の観察などをおこなう
電子顕微鏡による検出方法を提案しており、特開昭59
−15843号公報などは、放射線を試料に照射し、試
料により回折された電子線のエネルギーを、輝尽性蛍光
体に蓄積させ、しかる後に、電磁波で走査して、輝尽性
蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光
を、光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成し、
所定の信号処理を施して、CRTなどの表示手段あるい
は写真フイルム上に、画像として、再生することによっ
て、試料の構造解析などをおこなう放射線回折画像検出
方法を提案している。
平1−60782号公報、特公平4−3952号公報な
どは、放射性標識を付与した物質を、生物体に投与した
後、その生物体あるいはその生物体の組織の一部を試料
とし、この試料を、蓄積性蛍光体シートに設けられた輝
尽性蛍光体層と一定時間重ね合わせることにより、輝尽
性蛍光体に放射線エネルギーを吸収させ、しかる後に、
輝尽性蛍光体層を電磁波で走査して、輝尽性蛍光体を励
起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光を、光電的に
検出して、ディジタル画像信号を生成し、所定の信号処
理を施して、CRTなどの表示手段あるいは写真フイル
ム上に、画像として、再生し、試料中の放射性標識物質
の位置情報を得るようにしたオートラジオグラフィ検出
方法を提案しており、さらに、特開平3−205550
号公報、特開平4−232864号公報などは、蛋白
質、核酸配列などの固定された高分子を、化学発光物質
と接触して、化学発光を生じさせる標識物質により、選
択的に標識し、標識物質によって選択的に標識された高
分子と、化学発光物質とを接触させて、化学発光物質と
標識物質との接触によって生ずる可視光波長域の化学発
光のエネルギーを、蓄積性蛍光体シートに設けられた輝
尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体に蓄積させ、しか
る後に、輝尽性蛍光体層を電磁波で走査して、輝尽性蛍
光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光を、
光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成し、所定
の信号処理を施して、CRTなどの表示手段あるいは写
真フイルム上に、画像として、再生することにより、遺
伝子情報などの高分子に関する情報を得るようにした化
学発光検出方法を提案している。また、特開昭61−5
1738号公報および同61−93538号公報は、金
属、非金属試料あるいは生物体組織試料などに電子線を
照射し、試料によって回折され、あるいは、試料を透過
した電子線のエネルギーを、蓄積性蛍光体シートに設け
られた輝尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体に蓄積さ
せ、しかる後に、電磁波で走査して、輝尽性蛍光体を励
起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光を、光電的に
検出して、ディジタル画像信号を生成し、所定の信号処
理を施して、CRTなどの表示手段あるいは写真フイル
ム上に、画像として、再生することにより、試料の元素
分析、組成解析、構造解析、組織の観察などをおこなう
電子顕微鏡による検出方法を提案しており、特開昭59
−15843号公報などは、放射線を試料に照射し、試
料により回折された電子線のエネルギーを、輝尽性蛍光
体に蓄積させ、しかる後に、電磁波で走査して、輝尽性
蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光
を、光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成し、
所定の信号処理を施して、CRTなどの表示手段あるい
は写真フイルム上に、画像として、再生することによっ
て、試料の構造解析などをおこなう放射線回折画像検出
方法を提案している。
【0004】これらの方法においては、いずれも、光、
放射線あるいは電子線のエネルギーを蓄積している輝尽
性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が設けられた蓄積性蛍光
体シートを、電磁波によって、走査して、励起し、蓄積
している光、放射線あるいは電子線のエネルギーを、輝
尽光として、放出させ、光電的に読み取ることが必要不
可欠であり、そのための画像読み取り装置が提案されて
いる。特開昭64−32761号公報は、このような画
像の読み取りに適した画像読み取り装置を開示してい
る。この画像読み取り装置は、輝尽性蛍光体を含む輝尽
性蛍光体層を有する蓄積性蛍光体シートを円弧状に保持
するシート保持手段と、輝尽性蛍光体を励起する励起光
を発する励起光源と、励起光の光路上に設けられ、入射
する励起光を透過および/または反射するハーフミラー
と、ハーフミラーを通過した励起光を、シート保持手段
の円弧面の中心軸上で、蓄積性蛍光体シートに向けて反
射する偏向ミラーと、偏向ミラーによって反射された励
起光を、蓄積性蛍光体シート上に集束させる集光レンズ
と、偏向ミラーと集光レンズを中心軸と同軸方向に回転
させて、励起光を蓄積性蛍光体シート上において主走査
させるスピナーと、シート保持手段を、スピナーに対し
て、蓄積性蛍光体シートがなす円弧の中心軸と平行な方
向に相対的に移動させる副走査手段と、蓄積性蛍光体シ
ートから発せられ、集光レンズおよびハーフミラーを通
過した輝尽光を集束させる検出レンズと、検出レンズに
よる輝尽光の集束位置に配置され、集束された輝尽光の
みを通過させる大きさを有するアパーチャーと、アパー
チャーの背後に設けられた光検出器とを備えている。
放射線あるいは電子線のエネルギーを蓄積している輝尽
性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が設けられた蓄積性蛍光
体シートを、電磁波によって、走査して、励起し、蓄積
している光、放射線あるいは電子線のエネルギーを、輝
尽光として、放出させ、光電的に読み取ることが必要不
可欠であり、そのための画像読み取り装置が提案されて
いる。特開昭64−32761号公報は、このような画
像の読み取りに適した画像読み取り装置を開示してい
る。この画像読み取り装置は、輝尽性蛍光体を含む輝尽
性蛍光体層を有する蓄積性蛍光体シートを円弧状に保持
するシート保持手段と、輝尽性蛍光体を励起する励起光
を発する励起光源と、励起光の光路上に設けられ、入射
する励起光を透過および/または反射するハーフミラー
と、ハーフミラーを通過した励起光を、シート保持手段
の円弧面の中心軸上で、蓄積性蛍光体シートに向けて反
射する偏向ミラーと、偏向ミラーによって反射された励
起光を、蓄積性蛍光体シート上に集束させる集光レンズ
と、偏向ミラーと集光レンズを中心軸と同軸方向に回転
させて、励起光を蓄積性蛍光体シート上において主走査
させるスピナーと、シート保持手段を、スピナーに対し
て、蓄積性蛍光体シートがなす円弧の中心軸と平行な方
向に相対的に移動させる副走査手段と、蓄積性蛍光体シ
ートから発せられ、集光レンズおよびハーフミラーを通
過した輝尽光を集束させる検出レンズと、検出レンズに
よる輝尽光の集束位置に配置され、集束された輝尽光の
みを通過させる大きさを有するアパーチャーと、アパー
チャーの背後に設けられた光検出器とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この画像読み取り装置
においては、蓄積性蛍光体シートを円弧状に保持するシ
ート保持手段を、回転するスピナーに対し、ガイドレー
ルに沿って、シート保持手段の円弧面の中心軸と平行な
副走査方向に移動させながら、シート保持手段に保持さ
れた輝尽性蛍光体シートを励起光により走査し、蓄積性
蛍光体シートの輝尽性蛍光体層から放出された輝尽光を
光電的に検出することにより、画像データが生成される
が、シート保持手段の副走査方向への移動は、シート保
持手段の下端部分に設けられた雌ネジ部に、モータの出
力軸に連結されたスクリューロッドを係合させ、モータ
によりスクリューロッドを回転させることにより、シー
ト保持手段を、ガイドレールに沿って、副走査方向に移
動させることによって行われている。しかしながら、ス
クリューロッドを使用した副走査手段は、高価であると
いう問題があった。他方、輝尽光を読み取って得た画像
データに基づいて再生した画像に、視覚的に視認可能な
濃度ムラの発生が防止されるように、蓄積性蛍光体シー
トを副走査方向へ移動して、画像データを生成しなけれ
ばならないという要請がある。
においては、蓄積性蛍光体シートを円弧状に保持するシ
ート保持手段を、回転するスピナーに対し、ガイドレー
ルに沿って、シート保持手段の円弧面の中心軸と平行な
副走査方向に移動させながら、シート保持手段に保持さ
れた輝尽性蛍光体シートを励起光により走査し、蓄積性
蛍光体シートの輝尽性蛍光体層から放出された輝尽光を
光電的に検出することにより、画像データが生成される
が、シート保持手段の副走査方向への移動は、シート保
持手段の下端部分に設けられた雌ネジ部に、モータの出
力軸に連結されたスクリューロッドを係合させ、モータ
によりスクリューロッドを回転させることにより、シー
ト保持手段を、ガイドレールに沿って、副走査方向に移
動させることによって行われている。しかしながら、ス
クリューロッドを使用した副走査手段は、高価であると
いう問題があった。他方、輝尽光を読み取って得た画像
データに基づいて再生した画像に、視覚的に視認可能な
濃度ムラの発生が防止されるように、蓄積性蛍光体シー
トを副走査方向へ移動して、画像データを生成しなけれ
ばならないという要請がある。
【0006】同様な要請は、シート状原稿を光により走
査して、原稿から反射された光を光電的に検出する場合
や、写真フイルムを光によって走査して、透過光を光電
的に検出して、画像データを生成し、この画像データに
基づいて、画像を再生する場合にも生ずる。したがっ
て、本発明は、低コストで、かつ、精度良く、シートを
副走査方向に移動させ、シートからの光を光電的に検出
して、視覚的に視認可能な濃度ムラが再生された画像に
生じないように、画像の読み取りをおこなうことのでき
る画像読み取り装置を提供することを目的とするもので
ある。
査して、原稿から反射された光を光電的に検出する場合
や、写真フイルムを光によって走査して、透過光を光電
的に検出して、画像データを生成し、この画像データに
基づいて、画像を再生する場合にも生ずる。したがっ
て、本発明は、低コストで、かつ、精度良く、シートを
副走査方向に移動させ、シートからの光を光電的に検出
して、視覚的に視認可能な濃度ムラが再生された画像に
生じないように、画像の読み取りをおこなうことのでき
る画像読み取り装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
被走査シートを円弧状に保持可能なシート保持手段と、
前記被走査シートに光を照射する光源と、前記光源から
の光を前記被走査シート方向に偏向させる偏向ミラーお
よび前記偏向ミラーによって偏向させられた光を前記被
走査シートの表面に集束させる光集束手段とを備えたス
ピナーと、前記スピナーを、前記シート保持手段に円弧
状に保持された前記被走査シートの円弧面の中心軸と同
軸方向に、回転させるモータと、前記被走査シートから
の光を検出する光検出器と、前記シート保持手段を、ガ
イドレール上に沿って、前記スピナーに対して、前記中
心軸と平行に移動させる副走査手段とを備えた画像読み
取り装置であって、前記副走査手段が、前記ガイドレー
ルの一端部側方に設けられたモータと、モータの出力軸
に取付けられた第1のプーリと、前記第1のプーリより
大きな径を有する大径部と前記大径部より小さな径を有
する小径部とを有し、前記ガイドレールの一端部側方に
設けられた第2のプーリと、前記第2のプーリの小径部
より大きな径を有する大径部と前記大径部より小さな径
を有する小径部とを有し、前記ガイドレールの一端部側
方に設けられた第3のプーリと、前記第3のプーリの小
径部と略同一の径を有し、前記ガイドレールの他端側に
設けられた第4のプーリと、前記第1のプーリと前記第
2のプーリの大径部とに巻回された第1の無端ベルト手
段と、前記第2のプーリの小径部と前記第3のプーリの
大径部とに巻回された第2の無端ベルト手段と、前記第
3のプーリの小径部と前記第4のプーリとに巻回された
第3の無端べルト手段とを備え、前記第3の無端べルト
手段が前記シート保持手段に連結され、前記第3の無端
べルト手段の駆動にともなって、前記シート保持手段
が、前記ガイドレール上に沿って、副走査方向に移動す
るように構成された画像読み取り装置によって達成され
る。
被走査シートを円弧状に保持可能なシート保持手段と、
前記被走査シートに光を照射する光源と、前記光源から
の光を前記被走査シート方向に偏向させる偏向ミラーお
よび前記偏向ミラーによって偏向させられた光を前記被
走査シートの表面に集束させる光集束手段とを備えたス
ピナーと、前記スピナーを、前記シート保持手段に円弧
状に保持された前記被走査シートの円弧面の中心軸と同
軸方向に、回転させるモータと、前記被走査シートから
の光を検出する光検出器と、前記シート保持手段を、ガ
イドレール上に沿って、前記スピナーに対して、前記中
心軸と平行に移動させる副走査手段とを備えた画像読み
取り装置であって、前記副走査手段が、前記ガイドレー
ルの一端部側方に設けられたモータと、モータの出力軸
に取付けられた第1のプーリと、前記第1のプーリより
大きな径を有する大径部と前記大径部より小さな径を有
する小径部とを有し、前記ガイドレールの一端部側方に
設けられた第2のプーリと、前記第2のプーリの小径部
より大きな径を有する大径部と前記大径部より小さな径
を有する小径部とを有し、前記ガイドレールの一端部側
方に設けられた第3のプーリと、前記第3のプーリの小
径部と略同一の径を有し、前記ガイドレールの他端側に
設けられた第4のプーリと、前記第1のプーリと前記第
2のプーリの大径部とに巻回された第1の無端ベルト手
段と、前記第2のプーリの小径部と前記第3のプーリの
大径部とに巻回された第2の無端ベルト手段と、前記第
3のプーリの小径部と前記第4のプーリとに巻回された
第3の無端べルト手段とを備え、前記第3の無端べルト
手段が前記シート保持手段に連結され、前記第3の無端
べルト手段の駆動にともなって、前記シート保持手段
が、前記ガイドレール上に沿って、副走査方向に移動す
るように構成された画像読み取り装置によって達成され
る。
【0008】本発明によれば、被走査シートを保持する
シート保持手段を副走査方向に移動する副走査手段が、
モータ、複数のプーリおよび複数の無端べルト手段によ
り構成されているので、製造コストを低減することがで
きるとともに、高い精度で、被走査シートを副走査方向
に移動させることができる。本発明の好ましい実施態様
においては、前記第2のプーリの小径部および第3のプ
ーリの大径部の表面の回転時における半径方向の変位量
をその直径で除した値が、0.001未満に設定されて
いる。本発明の好ましい実施態様によれば、視覚的に認
識可能な濃度ムラを生じさせる第2のプーリの小径部お
よび第3のプーリの大径部の表面の回転時における半径
方向の変位量をその直径で除した値が、0.001未満
と小さく設定されているので、読み取った画像データに
基づいて再生した画像に、視覚的に認識可能な濃度ムラ
が生ずるのを防止することができる。
シート保持手段を副走査方向に移動する副走査手段が、
モータ、複数のプーリおよび複数の無端べルト手段によ
り構成されているので、製造コストを低減することがで
きるとともに、高い精度で、被走査シートを副走査方向
に移動させることができる。本発明の好ましい実施態様
においては、前記第2のプーリの小径部および第3のプ
ーリの大径部の表面の回転時における半径方向の変位量
をその直径で除した値が、0.001未満に設定されて
いる。本発明の好ましい実施態様によれば、視覚的に認
識可能な濃度ムラを生じさせる第2のプーリの小径部お
よび第3のプーリの大径部の表面の回転時における半径
方向の変位量をその直径で除した値が、0.001未満
と小さく設定されているので、読み取った画像データに
基づいて再生した画像に、視覚的に認識可能な濃度ムラ
が生ずるのを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。図
1は、本発明の好ましい実施態様にかかるオートラジオ
グラフィ画像読み取り装置に用いられる蓄積性蛍光体シ
ートを保持するシート保持手段およびスピナーの略斜視
図である。この画像読み取り装置は、放射性標識物質の
位置情報が記録された輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体
層が設けられた蓄積性蛍光体シートをレーザ光により走
査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せ
られた光を、光電的に検出して、ディジタル画像信号を
生成するものである。図1において、シート保持手段1
は、画像読み取り時に、蓄積性蛍光体シートSを、円弧
状に保持するものであり、蓄積性蛍光体シートSは、輝
尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層を有し、輝尽性蛍光体
層には、放射性標識物質の位置情報を示す画像が、放射
線のエネルギーの形で、蓄積されている。シート保持手
段1は、上方かつ一側方に向かって開口した円弧状支持
面2を有しており、蓄積性蛍光体シートSは、図1にお
いて、想像線で示されるように、この円弧状支持面2上
に、円弧状に保持されるようになっている。シート保持
手段1は、図示しないモータによって、ガイドレール
3、4に沿って、図1において、矢印Xで示される方向
に移動されるように構成されている。シート保持手段1
の円弧状支持面3の下端部には、蓄積性蛍光体シートS
を挟持して、搬送可能なローラ5、6が設けられてお
り、蓄積性蛍光体シートSを、このローラ5、6の間に
挟持させた状態で、ローラ5、6を回転させることによ
って、蓄積性蛍光体シートSをシート保持手段1の円弧
状支持面2に沿って、円弧状支持面2上に位置させ、ロ
ーラ5、6を逆転することにより、シート保持手段1の
円弧状支持面2上に保持された蓄積性蛍光体シートS
を、シート保持手段1から取り去ることができるように
なっている。
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。図
1は、本発明の好ましい実施態様にかかるオートラジオ
グラフィ画像読み取り装置に用いられる蓄積性蛍光体シ
ートを保持するシート保持手段およびスピナーの略斜視
図である。この画像読み取り装置は、放射性標識物質の
位置情報が記録された輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体
層が設けられた蓄積性蛍光体シートをレーザ光により走
査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せ
られた光を、光電的に検出して、ディジタル画像信号を
生成するものである。図1において、シート保持手段1
は、画像読み取り時に、蓄積性蛍光体シートSを、円弧
状に保持するものであり、蓄積性蛍光体シートSは、輝
尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層を有し、輝尽性蛍光体
層には、放射性標識物質の位置情報を示す画像が、放射
線のエネルギーの形で、蓄積されている。シート保持手
段1は、上方かつ一側方に向かって開口した円弧状支持
面2を有しており、蓄積性蛍光体シートSは、図1にお
いて、想像線で示されるように、この円弧状支持面2上
に、円弧状に保持されるようになっている。シート保持
手段1は、図示しないモータによって、ガイドレール
3、4に沿って、図1において、矢印Xで示される方向
に移動されるように構成されている。シート保持手段1
の円弧状支持面3の下端部には、蓄積性蛍光体シートS
を挟持して、搬送可能なローラ5、6が設けられてお
り、蓄積性蛍光体シートSを、このローラ5、6の間に
挟持させた状態で、ローラ5、6を回転させることによ
って、蓄積性蛍光体シートSをシート保持手段1の円弧
状支持面2に沿って、円弧状支持面2上に位置させ、ロ
ーラ5、6を逆転することにより、シート保持手段1の
円弧状支持面2上に保持された蓄積性蛍光体シートS
を、シート保持手段1から取り去ることができるように
なっている。
【0010】図2は、本発明の実施態様にかかる画像読
み取り装置の走査光学系を示す略平面図であり、図3は
その略斜視図である。図2および図3に示されるよう
に、画像読み取り装置の走査光学系は、レーザ光源7を
備えている。レーザ光源7から発せられたレーザ光8
は、ミラー9によって、その光路が偏向され、フィルタ
10を通過して、不要な波長の光がカットされ、さら
に、第1のシャッタ11および第2のシャッタ12を通
過する。シャッタ11、12を通過した光は、円弧状支
持面2の中心軸上に配置されたダイクロイックミラー1
3に入射する。ダイクロイックミラー13は、レーザ光
8の波長領域の光は反射するが、蓄積性蛍光体シートS
から放出された輝尽光の波長領域の光は透過する性質を
有している。ダイクロイックミラー13により反射され
たレーザ光8は、円弧状支持面2の中心軸上に配置され
た円筒形のスピナー14内に入射する。スピナー14
は、入射するレーザ光8に対して、45度の傾きをもっ
た反射面15を備えた偏向ミラー16を、スピンドルモ
ータ17によって、図1において、矢印Yの方向に、た
とえば、2000rpmで、連続的に高速回転させるも
のである。この偏向ミラー16は、シート保持手段1の
円弧状支持面2の中心軸上において、レーザ光8を反射
するように配置されており、レーザ光8の偏向ミラー1
6による反射位置から、円弧状支持面2上に保持された
蓄積性蛍光体シートSの表面までのレーザ光8の光路長
は一定になっている。
み取り装置の走査光学系を示す略平面図であり、図3は
その略斜視図である。図2および図3に示されるよう
に、画像読み取り装置の走査光学系は、レーザ光源7を
備えている。レーザ光源7から発せられたレーザ光8
は、ミラー9によって、その光路が偏向され、フィルタ
10を通過して、不要な波長の光がカットされ、さら
に、第1のシャッタ11および第2のシャッタ12を通
過する。シャッタ11、12を通過した光は、円弧状支
持面2の中心軸上に配置されたダイクロイックミラー1
3に入射する。ダイクロイックミラー13は、レーザ光
8の波長領域の光は反射するが、蓄積性蛍光体シートS
から放出された輝尽光の波長領域の光は透過する性質を
有している。ダイクロイックミラー13により反射され
たレーザ光8は、円弧状支持面2の中心軸上に配置され
た円筒形のスピナー14内に入射する。スピナー14
は、入射するレーザ光8に対して、45度の傾きをもっ
た反射面15を備えた偏向ミラー16を、スピンドルモ
ータ17によって、図1において、矢印Yの方向に、た
とえば、2000rpmで、連続的に高速回転させるも
のである。この偏向ミラー16は、シート保持手段1の
円弧状支持面2の中心軸上において、レーザ光8を反射
するように配置されており、レーザ光8の偏向ミラー1
6による反射位置から、円弧状支持面2上に保持された
蓄積性蛍光体シートSの表面までのレーザ光8の光路長
は一定になっている。
【0011】偏向ミラー16によって反射されたレーザ
光8の光路には、集光レンズユニット18が設けられ、
平行光として入射したレーザ光8を、円弧状支持面2上
に保持された蓄積性蛍光体シートSの表面の所望のスポ
ットに集束させるようになっている。本実施態様におい
ては、集光レンズユニット18から円弧状支持面2上に
保持された蓄積性蛍光体シートSの表面までの距離は、
集光レンズユニット18の焦点距離fと等しくなってい
る。このような集光レンズユニット18を用いることに
より、その径を大型化させることなく、集光レンズユニ
ット18を、蓄積性蛍光体シートSに近接した位置に配
置することができるので、焦点距離fの小さい集光レン
ズユニット18を用いて、レーザ光8をきわめて小さな
スポットに集束させ、蓄積性蛍光体シートSの輝尽性蛍
光体を励起することができる。この集光レンズユニット
17は、偏向ミラー16とともに、スピンドルモータ1
7によって、図3において、矢印Yの方向に、たとえ
ば、2000rpmで、連続的に高速回転させられる。
このようにして、スピナー14の高速回転にともない、
レーザ光8により、円弧状支持面2上に保持された蓄積
性蛍光体シートSの表面は、図1において、矢印Yの方
向に主走査され、スピンドルモータ17により、シート
保持手段1が、図1および図3において、矢印Xの方向
に移動させられることによって、蓄積性蛍光体シートS
の表面は、レーザ光8により、副走査され、蓄積性蛍光
体シートSの表面は、レーザ光8によって、二次元的に
走査される。
光8の光路には、集光レンズユニット18が設けられ、
平行光として入射したレーザ光8を、円弧状支持面2上
に保持された蓄積性蛍光体シートSの表面の所望のスポ
ットに集束させるようになっている。本実施態様におい
ては、集光レンズユニット18から円弧状支持面2上に
保持された蓄積性蛍光体シートSの表面までの距離は、
集光レンズユニット18の焦点距離fと等しくなってい
る。このような集光レンズユニット18を用いることに
より、その径を大型化させることなく、集光レンズユニ
ット18を、蓄積性蛍光体シートSに近接した位置に配
置することができるので、焦点距離fの小さい集光レン
ズユニット18を用いて、レーザ光8をきわめて小さな
スポットに集束させ、蓄積性蛍光体シートSの輝尽性蛍
光体を励起することができる。この集光レンズユニット
17は、偏向ミラー16とともに、スピンドルモータ1
7によって、図3において、矢印Yの方向に、たとえ
ば、2000rpmで、連続的に高速回転させられる。
このようにして、スピナー14の高速回転にともない、
レーザ光8により、円弧状支持面2上に保持された蓄積
性蛍光体シートSの表面は、図1において、矢印Yの方
向に主走査され、スピンドルモータ17により、シート
保持手段1が、図1および図3において、矢印Xの方向
に移動させられることによって、蓄積性蛍光体シートS
の表面は、レーザ光8により、副走査され、蓄積性蛍光
体シートSの表面は、レーザ光8によって、二次元的に
走査される。
【0012】蓄積性蛍光体シートSの表面に設けられた
輝尽性蛍光体層に含まれた輝尽性蛍光体は、レーザ光8
の照射を受けると、励起されて、あらかじめ蓄積してい
た放射線のエネルギーを、その強度に応じた光量の輝尽
光19として放出する。この輝尽光19は、レーザ光8
の照射位置から、無指向性の光として発せられるが、蓄
積性蛍光体シートSの表面から、その焦点距離fだけ離
れた位置に配置された集光レンズユニット17を通過す
ることにより、平行光とされ、スピナー14の偏向ミラ
ー16により、反射された後、ダイクロイックミラー1
3に入射する。前述のように、ダイクロイックミラー1
3は、レーザ光11の波長領域の光を反射するが、蓄積
性蛍光体シートSから放出された輝尽光の波長領域の光
を通過させる性質を有しているので、輝尽光19は、ダ
イクロイックミラー13を通過して、フォトマルチプラ
イヤー20に入射する。図4は、シート保持手段および
スピナーと他の部品との位置関係を示す略斜視図で、光
学定盤の一部を破断して示されている。図4に示される
ように、レーザ光源7、ミラー9、フィルタ10、第1
のシャッタ11、第2のシャッタ12、ダイクロイック
ミラー13、スピナー14、フォトマルチプライヤー2
0などの走査光学系の部品およびモータ17は、光学定
盤22の上側面に取付けられ、光学定盤22は、画像読
み取り装置100の副走査定盤21に複数の支柱21
a、21bによって取付けられている。
輝尽性蛍光体層に含まれた輝尽性蛍光体は、レーザ光8
の照射を受けると、励起されて、あらかじめ蓄積してい
た放射線のエネルギーを、その強度に応じた光量の輝尽
光19として放出する。この輝尽光19は、レーザ光8
の照射位置から、無指向性の光として発せられるが、蓄
積性蛍光体シートSの表面から、その焦点距離fだけ離
れた位置に配置された集光レンズユニット17を通過す
ることにより、平行光とされ、スピナー14の偏向ミラ
ー16により、反射された後、ダイクロイックミラー1
3に入射する。前述のように、ダイクロイックミラー1
3は、レーザ光11の波長領域の光を反射するが、蓄積
性蛍光体シートSから放出された輝尽光の波長領域の光
を通過させる性質を有しているので、輝尽光19は、ダ
イクロイックミラー13を通過して、フォトマルチプラ
イヤー20に入射する。図4は、シート保持手段および
スピナーと他の部品との位置関係を示す略斜視図で、光
学定盤の一部を破断して示されている。図4に示される
ように、レーザ光源7、ミラー9、フィルタ10、第1
のシャッタ11、第2のシャッタ12、ダイクロイック
ミラー13、スピナー14、フォトマルチプライヤー2
0などの走査光学系の部品およびモータ17は、光学定
盤22の上側面に取付けられ、光学定盤22は、画像読
み取り装置100の副走査定盤21に複数の支柱21
a、21bによって取付けられている。
【0013】図5は、本発明の好ましい実施態様の画像
読み取り装置に使用される副走査手段を、模式的に示し
た図面である。図5に示されるように、副走査手段30
0は、ガイドレール3の一端部側方に配置されたパルス
モータ30と、パルスモータ30の出力軸31に取付け
られた第1のプーリ32と、第1のプーリ32より大き
な径を有する大径部33とこの大径部33より小さな径
を有する小径部34とを備え、パルスモータ30に対し
て、ガイドレール3の一端側に設けられた第2のプーリ
35と、第2のプーリ35の小径部34より大きな径を
有する大径部36とこの大径部36より小さな径を有す
る小径部37とを備え、第2のプーリ35に対して、ガ
イドレール3の一端側に設けられた第3のプーリ38
と、第3のプーリ38の小径部37と略同一の径を有
し、ガイドレール3の他端側に設けられた第4のプーリ
39とを備えている。さらに、副走査手段300は、第
1のプーリ32と第2のプーリ35の大径部33とに巻
回された第1の無端ベルト40と、第2のプーリ35の
小径部34と第3のプーリ38の大径部36とに巻回さ
れた第2の無端ベルト41と、第3のプーリ38の小径
部37と第4のプーリ39とに巻回されたスチール製の
第3の無端べルト42とを備えている。
読み取り装置に使用される副走査手段を、模式的に示し
た図面である。図5に示されるように、副走査手段30
0は、ガイドレール3の一端部側方に配置されたパルス
モータ30と、パルスモータ30の出力軸31に取付け
られた第1のプーリ32と、第1のプーリ32より大き
な径を有する大径部33とこの大径部33より小さな径
を有する小径部34とを備え、パルスモータ30に対し
て、ガイドレール3の一端側に設けられた第2のプーリ
35と、第2のプーリ35の小径部34より大きな径を
有する大径部36とこの大径部36より小さな径を有す
る小径部37とを備え、第2のプーリ35に対して、ガ
イドレール3の一端側に設けられた第3のプーリ38
と、第3のプーリ38の小径部37と略同一の径を有
し、ガイドレール3の他端側に設けられた第4のプーリ
39とを備えている。さらに、副走査手段300は、第
1のプーリ32と第2のプーリ35の大径部33とに巻
回された第1の無端ベルト40と、第2のプーリ35の
小径部34と第3のプーリ38の大径部36とに巻回さ
れた第2の無端ベルト41と、第3のプーリ38の小径
部37と第4のプーリ39とに巻回されたスチール製の
第3の無端べルト42とを備えている。
【0014】第3の無端べルト42は、連結手段50に
よって、シート保持手段1に連結されている。したがっ
て、パルスモータ30が、たとえば、反時計回りに駆動
されると、このパルスモータ30の回転が、パルスモー
タ30の出力軸31に取付けられた第1のプーリ32と
第2のプーリ35の大径部33とに巻回された第1の無
端べルト40によって、第2のプーリ35に伝達され、
さらに、第2のプーリ35の小径部34と第3のプーリ
38の大径部36とに巻回された第2の無端べルト41
によって、第3のプーリ38に伝達される。その結果、
第3のプーリの小径部37と第4のプーリ39とに巻回
された第3の無端べルト42が反時計回りに駆動され、
連結手段50によって、第3の無端べルト42に連結さ
れたシート保持手段1が、ガイドレール3、4上を、図
5において、矢印Xで示される副走査方向に移動する。
このとき、パルスモータ30の回転は、第1のプーリ3
1と第2のプーリ35の大径部33との直径の比および
第2のプーリ35の小径部34と第3のプーリ38の大
径部36との直の比率に応じて、2段階に減速される。
したがって、第1のプーリ31と第2のプーリ35の大
径部33との直径の比および第2のプーリ35の小径部
34と第3のプーリ38の大径部36との直径の比を、
パルスモータ30の回転速度に応じて、選択することに
より、所望の速度で、シート保持手段1を副走査方向に
移動させることができる。
よって、シート保持手段1に連結されている。したがっ
て、パルスモータ30が、たとえば、反時計回りに駆動
されると、このパルスモータ30の回転が、パルスモー
タ30の出力軸31に取付けられた第1のプーリ32と
第2のプーリ35の大径部33とに巻回された第1の無
端べルト40によって、第2のプーリ35に伝達され、
さらに、第2のプーリ35の小径部34と第3のプーリ
38の大径部36とに巻回された第2の無端べルト41
によって、第3のプーリ38に伝達される。その結果、
第3のプーリの小径部37と第4のプーリ39とに巻回
された第3の無端べルト42が反時計回りに駆動され、
連結手段50によって、第3の無端べルト42に連結さ
れたシート保持手段1が、ガイドレール3、4上を、図
5において、矢印Xで示される副走査方向に移動する。
このとき、パルスモータ30の回転は、第1のプーリ3
1と第2のプーリ35の大径部33との直径の比および
第2のプーリ35の小径部34と第3のプーリ38の大
径部36との直の比率に応じて、2段階に減速される。
したがって、第1のプーリ31と第2のプーリ35の大
径部33との直径の比および第2のプーリ35の小径部
34と第3のプーリ38の大径部36との直径の比を、
パルスモータ30の回転速度に応じて、選択することに
より、所望の速度で、シート保持手段1を副走査方向に
移動させることができる。
【0015】図6は、副走査手段300の構成を示す略
側面図である。本発明の好ましい実施態様にかかる画像
読み取り装置100においては、図6に示されるよう
に、パルスモータ30と第3のプーリ38とが、副走査
方向に直交する方向に並列して配置され、第2のプーリ
35が、第3のプーリ38およびパルスモータ30の上
方に取付けられている。また、本実施態様においては、
第1のプーリ32、第2のプーリ35の大径部33およ
び第3のプーリ38の小径部37では、その表面の回転
時における半径方向の変位量をその直径で除した値が、
0.05未満となるように、また、第2のプーリ35の
小径部34および第3のプーリ38の大径部36では、
その表面の回転時における半径方向の変位量をその直径
で除した値が、0.001未満となるように、各プーリ
が加工され、取付けられている。ここで、回転時におけ
る半径方向の変位量とは、プーリの表面仕上げの精度、
プーリの真円度などのプーリ自体の精度と、プーリの取
付け精度とによって決定される。第2のプーリ35の小
径部34および第3のプーリ38の大径部36に、その
表面の回転時における半径方向の変位量をその直径で除
した値が、0.001未満となるように、とくに高い精
度が要求されるのは、この第2のプーリ35の小径部3
4および第3のプーリ38の大径部36の回転ムラが、
画像読み取り装置100で読み取った画像データに基づ
いて再生された画像に、視覚的に認識可能な2ないし1
0ミリメートルピッチの濃度ムラを生じさせることにな
るからである。
側面図である。本発明の好ましい実施態様にかかる画像
読み取り装置100においては、図6に示されるよう
に、パルスモータ30と第3のプーリ38とが、副走査
方向に直交する方向に並列して配置され、第2のプーリ
35が、第3のプーリ38およびパルスモータ30の上
方に取付けられている。また、本実施態様においては、
第1のプーリ32、第2のプーリ35の大径部33およ
び第3のプーリ38の小径部37では、その表面の回転
時における半径方向の変位量をその直径で除した値が、
0.05未満となるように、また、第2のプーリ35の
小径部34および第3のプーリ38の大径部36では、
その表面の回転時における半径方向の変位量をその直径
で除した値が、0.001未満となるように、各プーリ
が加工され、取付けられている。ここで、回転時におけ
る半径方向の変位量とは、プーリの表面仕上げの精度、
プーリの真円度などのプーリ自体の精度と、プーリの取
付け精度とによって決定される。第2のプーリ35の小
径部34および第3のプーリ38の大径部36に、その
表面の回転時における半径方向の変位量をその直径で除
した値が、0.001未満となるように、とくに高い精
度が要求されるのは、この第2のプーリ35の小径部3
4および第3のプーリ38の大径部36の回転ムラが、
画像読み取り装置100で読み取った画像データに基づ
いて再生された画像に、視覚的に認識可能な2ないし1
0ミリメートルピッチの濃度ムラを生じさせることにな
るからである。
【0016】各プーリの表面の回転時における半径方向
の変位量をその直径で除した値は、回転時における半径
方向の変位量が同じであれば、プーリ部分の直径が小さ
い方が大きくなる。したがって、本実施態様において
は、直径の小さい第2のプーリ35の小径部34が、と
くに高い表面精度、真円度で加工され、とくに高い取付
け精度で取付けられている。図7は、本発明の実施態様
にかかる画像読み取り装置100で読み取って生成され
た画像データに基づいて再生された画像の視認曲線を示
すものである。ここで、視認曲線とは、各空間周波数成
分において、濃度変化を読み取ることができる最小光学
濃度をプロットしたものであり、官能的に決定されたも
のである。図7において、縦軸は光学濃度であり、横軸
は空間周波数である。図7に示される視認曲線の下に凸
になった部分の空間周波数が、前述した2ないし10ミ
リメートルの濃度ムラに対応しており、第2のプーリ3
5の小径部34および第3のプーリ38の大径部36の
表面の回転時における半径方向の変位量をその直径で除
した値を小さくすることによって、この下に凸になっ
た、視覚的に認識可能な空間周波数の領域での濃度ムラ
を減少させている。
の変位量をその直径で除した値は、回転時における半径
方向の変位量が同じであれば、プーリ部分の直径が小さ
い方が大きくなる。したがって、本実施態様において
は、直径の小さい第2のプーリ35の小径部34が、と
くに高い表面精度、真円度で加工され、とくに高い取付
け精度で取付けられている。図7は、本発明の実施態様
にかかる画像読み取り装置100で読み取って生成され
た画像データに基づいて再生された画像の視認曲線を示
すものである。ここで、視認曲線とは、各空間周波数成
分において、濃度変化を読み取ることができる最小光学
濃度をプロットしたものであり、官能的に決定されたも
のである。図7において、縦軸は光学濃度であり、横軸
は空間周波数である。図7に示される視認曲線の下に凸
になった部分の空間周波数が、前述した2ないし10ミ
リメートルの濃度ムラに対応しており、第2のプーリ3
5の小径部34および第3のプーリ38の大径部36の
表面の回転時における半径方向の変位量をその直径で除
した値を小さくすることによって、この下に凸になっ
た、視覚的に認識可能な空間周波数の領域での濃度ムラ
を減少させている。
【0017】本実施態様によれば、シート保持手段1を
副走査方向に移動させる副走査手段300が、パルスモ
ータと無端べルトとプーリとによって構成されているの
で、コストを低減することができ、また、視覚的に認識
可能な濃度ムラを生じさせる第2のプーリ35の小径部
34および第3のプーリ38の大径部36の表面の回転
時における半径方向の変位量をその直径で除した値が小
さくなるように、直径の小さい第2のプーリ35の小径
部34が、とくに高い表面精度、真円度で加工され、と
くに高い取付け精度で取付けられているので、読み取っ
た画像データに基づいて再生した画像に、視覚的に認識
可能な濃度ムラが生ずることを防止することが可能にな
る。本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、
特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変
更が可能であり、それらも、本発明の範囲内に包含され
るものであることはいうまでもない。たとえば、前記実
施態様においては、放射性標識物質の位置情報が、放射
線エネルギの形で、蓄積、記録された輝尽性蛍光体層を
備えた蓄積性蛍光体シートSの表面を、レーザ光によっ
て走査し、輝尽性蛍光体層から放出された輝尽光19を
受光して、光検出器に導き、光電的に検出して、画像を
読み取っているが、本発明は、放射性標識物質の位置情
報を画像として読み取るオートラジオグラフィ検出方法
に限らず、ケミルミネッセンス検出方法、放射線回折画
像検出方法、電子顕微鏡による検出方法など、光、放射
線あるいは電子線の画像を、これらのエネルギーの形
で、記録した輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が設け
られた蓄積性蛍光体シートSを、電磁波で走査して、輝
尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽
光を集光し、光電的に読み取る場合にも適用することが
できる。さらには、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光
に限らず、シート状原稿を光により走査して、原稿から
反射された光を光検出器に導く場合や、写真フイルムを
光によって走査して、透過光を光検出器に導く場合に
も、本発明は適用可能である。
副走査方向に移動させる副走査手段300が、パルスモ
ータと無端べルトとプーリとによって構成されているの
で、コストを低減することができ、また、視覚的に認識
可能な濃度ムラを生じさせる第2のプーリ35の小径部
34および第3のプーリ38の大径部36の表面の回転
時における半径方向の変位量をその直径で除した値が小
さくなるように、直径の小さい第2のプーリ35の小径
部34が、とくに高い表面精度、真円度で加工され、と
くに高い取付け精度で取付けられているので、読み取っ
た画像データに基づいて再生した画像に、視覚的に認識
可能な濃度ムラが生ずることを防止することが可能にな
る。本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、
特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変
更が可能であり、それらも、本発明の範囲内に包含され
るものであることはいうまでもない。たとえば、前記実
施態様においては、放射性標識物質の位置情報が、放射
線エネルギの形で、蓄積、記録された輝尽性蛍光体層を
備えた蓄積性蛍光体シートSの表面を、レーザ光によっ
て走査し、輝尽性蛍光体層から放出された輝尽光19を
受光して、光検出器に導き、光電的に検出して、画像を
読み取っているが、本発明は、放射性標識物質の位置情
報を画像として読み取るオートラジオグラフィ検出方法
に限らず、ケミルミネッセンス検出方法、放射線回折画
像検出方法、電子顕微鏡による検出方法など、光、放射
線あるいは電子線の画像を、これらのエネルギーの形
で、記録した輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が設け
られた蓄積性蛍光体シートSを、電磁波で走査して、輝
尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽
光を集光し、光電的に読み取る場合にも適用することが
できる。さらには、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光
に限らず、シート状原稿を光により走査して、原稿から
反射された光を光検出器に導く場合や、写真フイルムを
光によって走査して、透過光を光検出器に導く場合に
も、本発明は適用可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、低コストで、かつ、精
度良く、シートを副走査方向に移動させ、シートからの
光を光電的に検出して、視覚的に視認可能な濃度ムラが
再生された画像に生じないように、画像の読み取りをお
こなうことのできる画像読み取り装置を提供することが
可能となる。
度良く、シートを副走査方向に移動させ、シートからの
光を光電的に検出して、視覚的に視認可能な濃度ムラが
再生された画像に生じないように、画像の読み取りをお
こなうことのできる画像読み取り装置を提供することが
可能となる。
【図1】図1は、本発明の実施態様にかかる画像読み取
り装置のシート保持手段およびスピナーの略斜視図であ
る。
り装置のシート保持手段およびスピナーの略斜視図であ
る。
【図2】図2は、本発明の実施態様にかかる画像読み取
り装置の走査光学系の略図である。
り装置の走査光学系の略図である。
【図3】図3は、本発明の実施態様にかかる画像読み取
り装置の走査光学系を示す略斜視図である。
り装置の走査光学系を示す略斜視図である。
【図4】図4は、シート保持手段およびスピナーと他の
部品との位置関係を示す略斜視図で、光学定盤の一部を
破断して示されている。
部品との位置関係を示す略斜視図で、光学定盤の一部を
破断して示されている。
【図5】図5は、本発明の好ましい実施態様の画像読み
取り装置に使用される副走査手段を、模式的に示した図
面である。
取り装置に使用される副走査手段を、模式的に示した図
面である。
【図6】図6は、本発明の実施態様にかかる画像読み取
り装置の副走査手段の構成を示す略側面図である。
り装置の副走査手段の構成を示す略側面図である。
【図7】図7は、本発明の実施態様にかかる画像読み取
り装置で読み取って生成された画像データに基づいて再
生された画像の視認曲線を示すグラフである。
り装置で読み取って生成された画像データに基づいて再
生された画像の視認曲線を示すグラフである。
S 蓄積性蛍光体シート 1 シート保持手段 2 円弧状支持面 3 ガイドレール 4 ガイドレール 5 ローラ 6 ローラ 7 レーザ光源 8 レーザ光 9 ミラー 10 フィルタ 11 第1のシャッタ 12 第2のシャッタ 13 ダイクロイックミラー 14 スピナー 15 反射面 16 偏向ミラー 17 スピンドルモータ 18 集光レンズユニット 19 輝尽光 20 フォトマルチプライヤー 30 モータ 31 出力軸 32 第1のプーリ 33 第2のプーリの大径部 34 第2のプーリの小径部 35 第2のプーリ 36 第3のプーリの大径部 37 第3のプーリの小径部 38 第3のプーリ 39 第4のプーリ 40 第1の無端ベルト 41 第2の無端ベルト 42 第3の無端べルト 50 連結手段 300 副走査手段
Claims (2)
- 【請求項1】 被走査シートを円弧状に保持可能なシー
ト保持手段と、前記被走査シートに光を照射する光源
と、前記光源からの光を前記被走査シート方向に偏向さ
せる偏向ミラーおよび前記偏向ミラーによって偏向させ
られた光を前記被走査シートの表面に集束させる光集束
手段とを備えたスピナーと、前記スピナーを、前記シー
ト保持手段に円弧状に保持された前記被走査シートの円
弧面の中心軸と同軸方向に、回転させるモータと、前記
被走査シートからの光を検出する光検出器と、前記シー
ト保持手段を、ガイドレール上に沿って、前記スピナー
に対して、前記中心軸と平行に移動させる副走査手段と
を備えた画像読み取り装置において、 前記副走査手段が、前記ガイドレールの一端部側方に設
けられたモータと、モータの出力軸に取付けられた第1
のプーリと、前記第1のプーリより大きな径を有する大
径部と前記大径部より小さな径を有する小径部とを有
し、前記ガイドレールの一端部側方に設けられた第2の
プーリと、前記第2のプーリの小径部より大きな径を有
する大径部と前記大径部より小さな径を有する小径部と
を有し、前記ガイドレールの一端部側方に設けられた第
3のプーリと、前記第3のプーリの小径部と略同一の径
を有し、前記ガイドレールの他端側に設けられた第4の
プーリと、前記第1のプーリと前記第2のプーリの大径
部とに巻回された第1の無端ベルト手段と、前記第2の
プーリの小径部と前記第3のプーリの大径部とに巻回さ
れた第2の無端ベルト手段と、前記第3のプーリの小径
部と前記第4のプーリとに巻回された第3の無端べルト
手段とを備え、前記第3の無端べルト手段が前記シート
保持手段に連結され、前記第3の無端べルト手段の駆動
にともなって、前記シート保持手段が、前記ガイドレー
ル上に沿って、副走査方向に移動するように構成された
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項2】 前記第2のプーリの小径部および第3の
プーリの大径部の表面の回転時における半径方向の変位
量をその直径で除した値が、0.001未満に設定され
たことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016097A JPH09214672A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016097A JPH09214672A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09214672A true JPH09214672A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11907021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8016097A Pending JPH09214672A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09214672A (ja) |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP8016097A patent/JPH09214672A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040315 |