JPH0286263A - 画像情報読取方法および装置 - Google Patents

画像情報読取方法および装置

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JPH0286263A
JPH0286263A JP63236715A JP23671588A JPH0286263A JP H0286263 A JPH0286263 A JP H0286263A JP 63236715 A JP63236715 A JP 63236715A JP 23671588 A JP23671588 A JP 23671588A JP H0286263 A JPH0286263 A JP H0286263A
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JP
Japan
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light
light beam
recording medium
reflected
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Application number
JP63236715A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Ogura
信彦 小倉
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、画像情報が記録されている記録媒体を光ビー
ムで走査し、それにより該記録媒体から生じた発光光あ
るいは反射光を光電的に検出して画像情報を読み取る方
法およびその方法を実施する装置に関し、特に詳細には
記録媒体を円筒面の内側に保持し、該円筒面の中心軸を
回転中心として回転する回転体から記録媒体に向けて光
ビームを射出させて円筒走査を行なう画像情報読取方法
および装置に関するものである。
(従来の技術) ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線。
γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エ
ネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可
視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに
応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られており、こ
のような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光
体)と呼ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体に記録し、この
蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝
尽発光光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的に読
み取って画像信号を得、この画像信号に基づき被写体の
放射線画像を写真感光材料等の記録材料、CRT等に可
視像として出力させる放射線画像情報記録再生システム
が本出願人によりすでに提案されている(特開昭55−
12429号、同5B−11395号、同55−183
472号、同5B−104645号、同55−1183
40号等)。
また、上記蓄積性蛍光体シートは上述のような放射線画
像情報記録再生システムにおいて主として医用画像を記
録する手段として用いられる以外に、種々の分野で用い
られるようになっており、例えば本出願人は、上記蓄積
性蛍光体シートを用いた電子顕微鏡像記録再生方法を先
に提案した(特開昭61−51738号、同61−93
539号等)。この電子顕微鏡像記録再生方法は基本的
に、電子線エネルギーを蓄積する蓄積性蛍光体シートに
、試料を透過した電子線を真空状態で照射し、次いで該
蓄積性蛍光体シートに励起光照射等を行なって蓄積され
たエネルギーを輝尽発光光として放出させ、この放出光
を光電的に検出して画像信号を得、この画像信号を用い
て試料の電子顕微鏡像を再生するものである。
上記電子顕微鏡像記録再生方法において蓄積性蛍光体シ
ートに励起光を照射して輝尽発光光を検出する読取装置
は、前述した人体等の放射線画像情報を記録再生するシ
ステムにおける読取装置に比べてより高密度で励起光走
査を行ない、またより高精度に画像情報検出を行なうこ
とが望まれている。このような要求を満たすのに適した
放射線画像情報読取装置として、特開昭59−1323
5号に示される装置が知られている。この装置は、光源
と蓄積性蛍光体シートの間に励起光を反射又は透過し、
輝尽発光光を透過又は反射するダイクロイックミラー等
の光学素子を設けるとともに、この光学素子を通過した
励起光を蓄積性蛍光体シート上において集束させる集光
素子(レンズ)を設け、蓄積性蛍光体シートを円筒状と
して、この蓄積性蛍光体シートを回転することにより励
起光の主走査を行なうようにしたものである。この装置
においては、輝尽発光光は上記集光レンズを励起光とは
反対方向から通過して平行光とされた後、前記ダイクロ
イックミラーを通過してさらに集束レンズに入射して集
束され、光検出器により検出されるようになっている。
このような装置によれば、上記集光素子として焦点距離
の短いものを自由に使用することができるので、励起光
のスポット径を小さく絞ることができ、また輝尽発光光
は集光レンズと集束レンズとにより集光されるので大型
の光ガイドを用いた場合のようなシェーディングは生じ
ない。
また特開昭52−16123号には、上記の装置とは反
対に、円筒状に(この場合は円筒面の内側に)保持した
記録媒体は固定しておき、円筒面の中心軸を回転中心と
して回転する回転体から記録媒体に向けて光ビームを射
出させて円筒走査を行なうようにした画像情報読取装置
が示されている。この特開昭52−18123号に示さ
れた装置は、記録媒体に対して読取光としての光ビーム
を走査し、該記録媒体からの反射光を検出して画像情報
を読み取るものであるが、このような走査方式は勿論、
前述したような蓄積性蛍光体シートからの輝尽発光光を
検出して放射線画像情報を読み取るためにも適用可能で
あり、そしてその場合には、前記特開昭59−1323
5号の装置と同様、励起光ビームのスポット径を小さく
絞ることができ、また前述したシェーディングを防止す
る効果も得られる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述のように光ビームを回転させて円筒走査
を行なう場合には、例えばレーザ光源のボインティング
により光ビームの軸が平行移動したり、あるいはワンダ
リングにより傾く形で円筒面中心軸から外れると、輝尽
発光光の検出効率が主走査位置毎に変動してシェーディ
ングを招くことがある。以下、このことについて第6図
を参照して詳しく説明する。
この第6図において蓄積性蛍光体シート70は、中心軸
りのまわりに円筒状となるように該軸りの側に記録面を
向けて保持され、その左右両端面70L、70Rが見え
る状態になっている。そして偏向ミラー71は、上記中
心軸りを回転中心として回転される。レーザビーム等の
励起光72は、中心軸り上を進行し、偏向ミラー71で
反射して蓄積性蛍光体シート70側に向けて進む。また
偏向ミラー71と一体的に集光レンズ73が設けられ、
励起光72はこの集光レンズ73によって蓄積性蛍光体
シート70上で集束される。またこの励起光72の照射
を受けた蓄積性蛍光体シート70の箇所から生じた輝尽
発光光74は、上記集光レンズ73によって集光され、
平行ビームの状態で励起光72の光路を反対方向に進行
する。この励起光72はダイクロイックミラー等の光学
素子75によって励起光72の光路から分離され、検出
レンズ7Bで集束され、光検出器77によって検出され
る。そしてこの光検出器77の手前には、読取画像の鮮
鋭度を高めるために、集束した励起光72のみを通過さ
せる開口板78が配置されている。
上記の構成において、励起光72の軸が中心軸りと正確
に一致していれば、蓄積性蛍光体シート7゜上における
走査ラインは図中Hで示すように直線状となる。しかし
、励起光72の軸が図中破線で示すように中心軸りから
外れると、蓄積性蛍光体シート70上における励起光7
2の走査ラインは図中Jで示すように曲がったものとな
る。つまり例えば、励起光72が偏向ミラー71におい
て図中上方に反射するときは矢印にで示すように、また
図中下方に反射するときは矢印Mで示すように進行する
ことになる。
一方集光レンズ73は輝尽発光光74を平行ビーム化す
るために、その焦点距離(輝尽発光光74に対するもの
)fだけ蓄積性蛍光体シート70から離して配置される
が、励起光720波長は輝尽発光光74の波長と異なる
ため、厳密に考えればこの励起光72の集束位置は蓄積
性蛍光体シート72の表面から若干ずれる。こうなって
いても、励起光72の軸が中心軸りと常に一致していれ
ば、検出レンズ76により集束する輝尽発光光74の軸
が、開口板78の開口中心からずれることはない。しか
し上記のように励起光72の集束位置が蓄積性蛍光体シ
ート70の表面からずれて、しかも励起光72の軸が集
光レンズ73の光軸から外れれば、検出レンズ76によ
り集束する輝尽発光光74の軸は、第7図に示すように
開ロア8aの中心からオフセットする。このオフセット
位置は、集束する励起光72の軸と集光レンズ73の光
軸とのずれに応じて曲線Uで示すように変動するので、
結局開口板78を通して検出される輝尽発光光光量が、
主走査位置の変化に応じて変動するシェーディングが生
じることになる。
以上、蓄積性蛍光体シートから放射線画像情報を読み取
る場合を例に挙げて説明を行なったが、光ビームを回転
させて記録媒体上に走査させ、この記録媒体から反射す
る光(上記光ビームと同波長である)を検出する場合に
おいても、第6図に示した集光レンズ73の精度が不十
分であるような場合には、光ビームが円筒面の中心軸か
ら外れることにより同様のシェーディングが生じる。
そこで本発明は、上記のシェーディングにより画像情報
読取精度が低下することを防止できる画像情報読取方法
、およびその方法を実施するための装置を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明による第
1の画像情報読取方法は、先に述べたように画像情報が
記録されているシート状の記録媒体を円筒面の内面に保
持し、 この円筒面の中心軸上に光ビームを進行させ、この光ビ
ームを、前記中心軸のまわりを回転し前記記録媒体に向
けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的に回転し
光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズとによっ
て該記録媒体上に主走査させ、 この偏向ミラーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向
に相対的に移動させて光ビームの副走査を行ない、 この光ビームの走査により記録媒体から生じた発光光ま
たは反射光を前記偏向ミラーにおいて反射させ、次いで
光ビームの光路上に配した光学素子によって該光路から
分離し、 この分離された発光光または反射光を、レンズによって
集束させた上で、開口板の開口を通して光検出器によっ
て検出する画像情報読取方法において、 前記発光光または反射光の検出に先立って、前記光ビー
ムに対する発光特性または反射特性が−様なシート状物
を前記円筒面の内側に保持し、このシート状物に対して
前記光ビームの主走査を行ない、このときの該シート状
物からの発光光または反射光を光検出器によって検出し
、この検出された光の主走査方向に亘る光量変動の特性
を記憶手段に記憶し、 前記記録媒体に光ビームを走査させてそこからの発光光
または反射光を検出する際に、前記偏向ミラーに入射す
る光ビームの軸を、前記記憶された特性に基づいて、前
記光量変動を解消するように主走査にともなって角度調
整することを特徴とするものである。
また本発明による第2の画像情報読取方法は、上記第1
の方法において光ビームの軸を角度調整することに代え
て、前記開口板を、前記記憶された特性に基づいて、前
記変動を解消するように、主走査にともなって開口軸と
交わる方向に2次元的に移動させることを特徴とするも
のである。
また本発明による第3の画像情報読取方法は、上記第1
の方法において光ビームの軸を角度調整することに代え
て、光ビームの強度を、前記記憶された特性に基づいて
、前記変動を解消するように主走査にともなって変化さ
せることを特徴とするものである。
また本発明による第4の画像情報読取方法は、基本的に
は上記第1.2、および3の方法と同様にして画像情報
を読み取るようにした画像情報読取方法において、 前記発光光または反射光の検出に先立って、記録媒体を
保持する円筒面と同軸の基準面に対して光ビームの主走
査を行ない、 このときの該基準面からの発光光または反射光が、前記
開口板上において開口中心を軸とする円弧軌跡上を移動
するように、前記偏向ミラーに入射する光ビームの軸を
角度調整することを特徴とするものである。
また本発明による第5の画像情報読取方法は、上記第4
の方法において光ビームの軸を角度調整することに代え
て、前記開口板をその開口軸と交わる方向に位置調整す
ることを特徴とするものである。
上述した第1の方法は、画像情報が記録されているシー
ト状の記録媒体を円筒面の内面に保持するシート保持手
段、 前記円筒面の中心軸上を進行する光ビームを射出する光
源、 この光ビームを、前記中心軸のまわりに回転し前記記録
媒体に向けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的
に回転し光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズ
とを備えて、該光ビームを記録媒体上に主走査させるス
ピナー このスピナーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向に
相対的に移動させて光ビームの副走査を行なう副走査手
段、 前記光ビームの光路上に設けられ、この光ビームの走査
により記録媒体から生じ前記偏向ミラーで反射した発光
光または反射光と、前記光ビームの一方を透過させ他方
を反射する光学素子、この光学素子によって前記光ビー
ムの光路から分離された前記発光光または反射光を集束
させる検出レンズ、 この検出レンズによる前記発光光または反射光の集束位
置に配され、集束したこの光を通過させる大きさの開口
を有する開口板、 この開口板の背後に配された光検出器、この光検出器が
検出した光の主走査方向に亘る光量変動特性を記憶する
記憶手段、 前記光ビームの軸を角度調整する角度調整手段、および
、前記光ビームの主走査が行なわれるとき前記記憶され
た変動特性に基づいて前記角度調整手段の駆動を制御し
て、前記変動を解消するように光ビームの軸角度を変化
させる制御手段からなる画像情報読取装置によって実施
することができる。
また上述した本発明の第2の方法は、上記第1の方法を
実施する装置における光ビームの軸角度調整手段、およ
びこの軸角度調整手段の駆動を制御する制御装置に代え
て、 前記開口板をその開口軸と交わる方向に2次元的に移動
させる開口板移動手段、 および、前記光ビームの主走査が行なわれるとき前記記
憶された変動特性に基づいて前記開口板移動手段の駆動
を制御して、前記変動を解消するように光検出器に対す
る開口の位置を変化させる制御手段を備えた画像情報読
取装置によって実施することができる。
また上述した本発明の第3の方法は、上記第1の方法を
実施する装置における光ビームの軸角度調整手段、およ
びこの軸角度調整手段の駆動を制御する制御装置に代え
て、 前記光ビームの強度を変化させる変調手段、および、前
記光ビームの主走査が行なわれるとき前記記憶された変
動特性に基づいて前記変調手段の駆動を制御して、前記
変動を解消するように光ビームの強度を変化させる制御
手段を備えた画像情報読取装置によって実施することが
できる。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図は、本発明の第1の方法を実施する放射線画像情
報読取装置のシート保持手段と、副走査手段とを示して
いる。シート保持手段としてのプラテン1は内方に凸の
円筒面1aを有するものであり、この円筒面1aの下端
部に近接させて駆動ローラ6と、それに従動するローラ
7が設けられている。前述したように例えば人体等の被
写体を透過した放射線を照射する、あるいは電子顕微鏡
において試料を透過した電子線を照射する等により放射
線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート2は、
図示しない公知のシート搬送手段によって搬送され、そ
の前端部がプラテン1の下部まで送り込まれる。すると
、上記ローラ6が回転して該シート2を円筒面1aに沿
って所定の位置まで送る。こうして蓄積性蛍光体シート
2は、第1図中に1点鎖線で示すようにプラテン1上に
保持される。プラテン1は、その下部がスクリューロッ
ド3と螺合しており、モータ4によってこのスクリュー
ロッド3が回転されることにより、第1図中実線で示す
位置から図中1点鎖線で示す位置までの間を、2本のガ
イドレール5に沿って一定速度で矢印A方向に移動可能
となっている。本装置においては上記スクリューロッド
3、モータ4、およびガイドレール5によって副走査手
段が構成されている。
上記プラテン1の上方には、第2図および第3図に示す
ような走査用光学系8が配され、この走査用光学系8に
より、蓄積性蛍光体シート2に蓄積記録されている画像
情報の読取りが行なわれる。
上記の走査用光学系8において、励起光源であるHe−
Neレーザ9からは励起光としてのレーザ光IOが発せ
られる。このレーザ光IOは不要な波長の光をカットす
るフィルタ11を通過した後、強度を調整するための音
響光学光変調器(AOM)12を通過し、さらに2枚の
反射ミラー13.14に入射して光路を変える。
また上記2枚の反射ミラー13.14はそれぞれ、例え
ばステップモータを内蔵したアクチュエータ40.41
によって微小角度ずつ向きが変えられるようになってい
る。これらのアクチュエータ40.41はドライバ42
によって駆動され、そしてこのドライバ42の作動は、
例えばマイクロコンピュータからなるレーザ光の軸角度
制御回路43によって制御される。
上記ミラー14により反射されたレーザ光IOは、ビー
ムエキスパンダ16を通過して所定のビーム径に拡大さ
れた後、その波長領域の光を透過させ、後述する輝尽発
光光の波長領域の光は反射するダイクロイックミラー1
7に入射する。
上記ダイクロイックミラー17を透過したレーザ光lO
は、その光路に配されたスピナー21に入射して反射偏
向される。このスピナー21は、入射するレーザ光10
に対して45″の傾きを有する反射面22aを備えた偏
向ミラー22を、スピンドルモータ22Aによって矢印
B方向に連続的に高速回転させるものである。なお、こ
の偏向ミラー22はプラテン1の円筒面1aの中心軸上
においてレーザ光10を反射するように配されており、
この反射位置から蓄積性蛍光体シート2上までのレーザ
光光路長は常に一定となる。また、ミラー22により反
射偏向されたレーザ光IOの光路には、平行光として入
射した該レーザ光10を、蓄積性蛍光体シート2上で所
望のスポットに集束させる集光レンズ23が設けられて
いる。この集光レンズ23は前記スピナー21の一部と
して、上記偏向ミラー22と一体的に高速回転される。
上記スピナー21により反射偏向されたレーザ光lOは
、蓄積性蛍光体シート2上を繰り返し矢印B方向(第2
図参照)に主走査する。それとともに、前述のようにプ
ラテン1が一定速度で矢印A方向に移動することにより
副走査がなされ、レーザ光lOは蓄積性蛍光体シート2
上を2次元的に走査する。なお、上記のような集光レン
ズ23は、その径を大型化させることなく蓄積性蛍光体
シート上に近接した位置に配することができるので、焦
点距離の短いレンズを集光レンズ23として用いて励起
光を極めて小さいスポット径に集束させ、高密度読取り
を行なうことができる。
レーザ光10が照射された蓄積性蛍光体シート2の部分
からは、その部分に蓄積記録された画像情報に応じた輝
尽発光光24が発せられる。この輝尽発光光24は励起
光照射位置から無指向性の光として発するが、励起光照
射位置から焦点距離fだけ離して配された集光レンズ2
3を通過することにより平行光となる。平行光となった
輝尽発光光24は、スピナーの偏向ミラー22で反射さ
れた後、ダイクロイックミラー17に入射して反射され
る。ダイクロイックミラー17によって反射された輝尽
発光光24の光路には、この輝尽発光光24を集束させ
る検出レンズ25が設けられており、輝尽発光光24は
この検出レンズ25により集束して、フォトマルチプラ
イヤ−2Bに入射する。また、輝尽発光光24の検出レ
ンズ25による集束位置には、画像情報として必要な範
囲内の輝尽発光光24のみを通過させる大きさの開口2
7aを有する開口板27が配されている。
蓄積性蛍光体シート2に入射したレーザ光10の一部が
シート表面において反射し、この反射光が集光レンズ等
の装置内の部材に当たって再度反射されて蓄積性蛍光体
シート2の所定のレーザ光照射位置以外の部分を励起す
ると、これらの部分からは輝尽発光光が生じるが、これ
らの輝尽発光光は集光レンズ23や検出レンズ25を経
ることによって、所定の位置から発せられた輝尽発光光
とは異なった位置に導かれる。したがってこれらの輝尽
発光光は開口板27によりカットされ、フォトマルチプ
ライヤ−26に入射することが防止される。このように
開口板27を設けたことにより、本装置においては、反
射励起光や蓄積性蛍光体シートにおける散乱励起光によ
り生じた輝尽発光光をカットし、精度の高い画像情報の
読取りを行なうことができる。
なお、蓄積性蛍光体シート2上で反射し、集光レンズ2
3を通過したレーザ光10が、輝尽発光光24とともに
開口板27の開口27aを通過してしまうことが考えら
れるので、フォトマルチプライヤ−26の受光面上には
輝尽発光光24の波長領域の光のみを選択的に透過させ
るフィルタ28が設けられており、上記開口27aを通
過したレーザ光10をカットするようになっている。フ
ォトマルチプライヤ−26は入射した輝尽発光光24を
光電的に読み取って、読取画像信号Sを出力する。この
読取画像信号S。
はA/D変換器45によってディジタル化され、ディジ
タル画像信号Sdは図示しない画像読取回路において処
理された後、CRT、光走査記録装置等の再生装置に入
力され、放射線画像が可視像としてCRTに表示された
りハードコピーとして再生される。
以上述べたようにして放射線画像情報の読取りが終了す
る時点で、プラテン1は第1図に1点鎖線で示す位置ま
で移動しており、読取り終了後この位置で停止される。
次いでローラ6が前述の場合とは逆の方向に回転されて
、蓄積性蛍光体シート2がプラテン1からシート搬送系
(図示せず)上に送り出される。
ここで、偏向ミラー22に入射するレーザ光10の光路
が、円筒面1aの中心軸すなわち該ミラー22の回転中
心から外れると、先に述べたようなシェーディングが起
きる。以下、このようなシェーデインクによって放射線
画像情報の読取精度が低下することを防止する点につい
て説明する。以上述べた通りにして放射線画像情報の読
取りを行なうのに先行して、何も記録がなされていない
蓄積性蛍光体シート2がプラテン1に保持され、この蓄
積性蛍光体シート2に対して前述と同様の読取処理が行
なわれる。この蓄積性蛍光体シート2は一定強度のレー
ザ光10に対しては、−様な輝尽発光特性を示すもので
あるから、このときの読取画像信号Sdは、本来一定の
値をとるはずである。しかし、検出レンズ25により集
束する輝尽発光光24の軸と開口27aの中心との距離
が、前述の理由により主走査にともなって変動すれば、
この場合の画像信号Sdの値は主走査にともなって変動
するようになる。この変動特性がすなわち、シェーディ
ング特性である。
上記のようにして変動しうる読取画像信号Sdは、軸角
度制御回路43に入力される。この制御回路43は、主
走査にともなう読取画像信号Sdの変動特性を内部メモ
リに記憶し、この変動が解消されるようになるミラー1
3.14の主走査位置毎の角度位置を演算する。上記シ
ェーディングは、レーザ光10の走査位置が副走査方向
に変動して生じるものであるから、ミラー13.14の
角度を変えて、主走査位置に応じてレーザ光10の光路
を動かすことにより、上記変動を解消することができる
。なお上記変動特性の測定は、例えば適宜期間毎に行な
えばよいし、この変動を解消するミラー13.14の主
走査位置毎の角度は、実験的、経験的に求めることがで
きる。
制御回路43は、その後蓄積性蛍光体シート2がら実際
に放射線画像情報を読み取る際に、上記ミラー13.1
4の主走査位置毎の角度を示す信号S1を、主走査と同
期させてドライバ42に送る。ドライバ42は、この信
号S1が示すミラー13.14の角度位置を得る駆動信
号S2、S3をそれぞれアクチュエータ40.41に送
り、ミラー13.14の角度位置を主走査にともなって
微調整させる。それにより、たとえレーザ光10の光路
が円筒面1aの中心軸から外れていても、主走査ライン
が直線状となり、シェーディング発生が防止される。
次に第4図を参照して、本発明の第2実施例について説
明する。なおこの第4図において、前記第3図中の要素
と同等の要素には同番号を付し、それらについての説明
は省略する(以下、同様)。
この第4図の装置においては、開口板27がアクチュエ
ータ50により、その開口27aの中心軸と交わる2次
元方向に微小移動されるようになっている。
このアクチュエータ50はドライバ51によって駆動さ
れ、そしてこのドライバ51の作動は、例えばマイクロ
コンピュータからなる開口位置制御回路52によっで制
御される。
この場合も、放射線画像情報の読取りを行なうのに先行
して、何も記録がなされていない蓄積性蛍光体シート2
がプラテン1に保持され、この蓄積性蛍光体シート2に
対して前述と同様の読取処理が行なわれる。そして、変
動しうる読取画像信号Sdは、開口位置制御回路52に
入力される。この制御回路52は、主走査にともなう読
取画像信号Sdの変動特性を内部メモリに記憶し、この
変動が解消されるようになる主走査位置毎の開口27a
の位置を演算する。前記シェーディングは、検出レンズ
25により集束する輝尽発光光24の軸と開口27aの
中心との距離が、主走査にともなって変動して生じるも
のであるから、開口27aの位置を主走査位置に応じて
変えて、常に上記軸と開口中心とを一致させることによ
り、上記変動を解消することができる。
制御回路52は、その後蓄積性蛍光体シート2から実際
に放射線画像情報を読み取る際に、上記開口27aの主
走査位置毎の位置を示す信号S4を、主走査と同期させ
てドライバ51に送る。ドライバ51は、この信号S4
が示す開口27aの位置を得る駆動信号S5をアクチュ
エータ50に送り、開口板27の位置を主走査にともな
って微調整させる。それにより、たとえレーザ光IOの
光路が円筒面1aの中心軸から外れて主走査ラインが曲
がっていても、シェーディング発生が防止される。
次に第5図を参照して、本発明の第3実施例について説
明する。この第5図の装置においては、レーザ光IOの
強度を調整するAOM12がドライバ60によって駆動
され、そしてこのドライバ60の作動は、例えばマイク
ロコンピュータからなるビーム強度制御回路61によっ
て制御される。
この場合も、放射線画像情報の読取りを行なうのに先行
して、何も記録がなされていない蓄積性蛍光体シート2
がプラテン1に保持され、この蓄積性蛍光体シート2に
対して前述と同様の読取処理が行なわれる。そして、変
動しうる読取画像信号Sdは、ビーム強度制御回路61
に入力される。
この制御回路61は、主走査にともなう読取画像信号S
dの変動特性を内部メモリに記憶し、この変動が解消さ
れるようになる主走査位置毎のビーム強度を演算する。
前記シェーディングは、開口27aを通過する輝尽発光
光24の光量が主走査にともなって変動して生じるもの
であるから、レーザ光10の強度を主走査位置に応じて
変えて、輝尽発光強度を変化させることにより、上記変
動を解消することができる。
制御回路61は、その後蓄積性蛍光体シート2から実際
に放射線画像情報を読み取る際に、上記主走査位置毎の
ビーム強度を示す信号S6を、主走査と同期させてドラ
イバ60に送る。ドライバ60は、この信号S6が示す
ビーム強度を得る駆動信号S7をAOM12に送り、レ
ーザ光10の強度を主走査にともなって変化させる。そ
れにより、たとえ検出レンズ25により集束する輝尽発
光光24の軸と開口27aの中心との距離が、主走査に
ともなって変動していても、それによるフォトマルチプ
ライヤ−26の受光光量変動が輝尽発光強度の変化によ
って補償されて、シェーディング発生が防止される。
次に第8図を参照して、本発明の第4実施例について説
明する。この第8図の装置は、前記第3図の装置と比較
すると、ドライバ42が省かれ、そしてアクチュエータ
40.41の代わりにそれぞれ手動操作式のミラー角度
調整手段140.141が、また軸角度制御回路43の
代わりに信号値表示手段143が設けられた形となって
いる。この装置においては、上記2つのミラー角度調整
手段140.141を操作することにより、2枚の反射
ミラー13.14は微小角度ずつ向きが変えられる。
この場合も、放射線画像情報の読取りを行なうのに先行
して、何も記録がなされていない蓄積性蛍光体シート2
がプラテン1に保持され、この蓄積性蛍光体シート2に
対して前述と同様の読取処理が行なわれる。そして読取
画像信号Sdは上記信号値表示手段143に入力され、
この信号Sdの主走査方向に沿った分布状態が、例えば
グラフ状に示されるようになっている。操作者は、この
信号値表示手段143に表示された信号Sdの分布状態
を観察しながら、ミラー角度調整手段140および14
1を操作し、この信号分布状態がフラットになるように
する。
偏向ミラー22に入射するレーザ光10の光路が、前述
したようにして円筒面1aの中心軸すなわち該ミラー2
2の回転中心から外れ、それにより輝尽発光光24が第
10図図示のように開口板27上で主走査にともなって
移動しても、この移動が第10図に曲線Vで示すように
、開口27aの中心を軸とする円弧軌跡に沿ったもので
あれば、フォトマルチプライヤ−26の受光光量は主走
査期間中一定となる。
つまり、このとき上記信号Sdの分布状態がフラットに
なるから、そうなるように反射ミラー13.14の向き
を変えてレーザ光10の光路を動かすことにより、先に
述べたシェーディングの発生を防止可能となる。
次に第9図を参照して、本発明の第5実施例について説
明する。この第9図の装置は、前記第4図の装置と比較
すると、ドライバ51が省かれ、そしてアクチュエータ
50の代わりに手動操作式の開口板位置調整手段150
が設けられ、また開口位置制御回路52の代わりに信号
値表示手段143が設けられた形となっている。この装
置においては、上記開口板位置調整手段150を操作す
ることにより、開口板27がその開口27aの中心軸と
交わる2次元方向に微小移動されるようになっている。
この場合も、放射線画像情報の読取りを行なうのに先行
して、何も記録がなされていない蓄積性蛍光体シート2
がプラテン1に保持され、この蓄積性蛍光体シート2に
対して前述と同様の読取処理が行なわれる。そして操作
者は、この信号値表示手段143に表示された信号Sd
の分布状態を観察しながら、開口板位置調整手段150
を操作し、この信号分布状態がフラットになるようにす
る。
前記第4実施例においては、輝尽発光光24が開口板2
7上で開口27aの中心を軸とする円弧軌跡に沿って移
動するようにレーザ光1Gの光路を動かしたが、それと
相対的に上述のように開口板27の位置を調整すれば、
この場合も同様の効果が得られ、前述したシェーディン
グの発生を防止できる。
なお、第4、第5実施例においては信号値表示手段14
3を見ながら信号分布状態がフラットになるように手動
でミラー角度調整手段140.141あるいは開口板位
置調整手段150を操作して調整するようにしたが、読
取画像信号Sdの検出解析回路を設けるとともに、第3
図あるいは第4図の装置と同様にドライバ42、アクチ
ュエータ40.41あるいはドライバ51、アクチュエ
ータ50を設け、検出解析回路からの出力によってドラ
イバ42あるいは51を制御して自動的にミラー角度あ
るいは開口板位置を調整するようにしてもよい。
また、上述した5つの実施例は、蓄積性蛍光体シート2
から発せられる輝尽発光光24を検出して放射線画像情
報を読み取るものであるが、本発明は、先に述べたよう
に記録媒体を光ビームで走査し、記録媒体からの反射光
を検出して画像情報を読み取る場合にも同様に適用可能
である。その場合には、画像情報読取りに先立って、上
記光ビームに対して反射特性が一様なシート状の反射体
を記録媒体に代えて保持し、この反射体に対して光ビー
ムの主走査を行なうようにすればよい。
その場合、プラテン1の円筒面1aを反射特性が一様と
なるように仕上げておけば、この円筒面1aそのものを
基準面として利用することも可能である。
また前記実施例におけるように、記録媒体からの発光光
を検出して画像情報を読み取る場合においても、上述の
ようなシート状の反射体、あるいは円筒面1aに対して
光ビームの主走査を行なうようにしてもよい。その場合
、前記実施例におけるように、記録媒体を走査する光ビ
ームの波長と発光光の波長とが相異なるときは、該発光
光を検出する画像情報読取り用光検出器の他に、反射体
あるいは円筒面1aからの反射光を検出するシェーディ
ング特性測定用の光検出器を別途設けるのが好ましい。
このような光検出器を別途設けない場合は、反射体ある
いは円筒面1aからの反射光を検出する際に、フィルタ
2Bを輝尽発光光24の光路から退出させればよい。
また前記の実施例においては、励起光を蓄積性蛍光体シ
ート側に導くとともに輝尽発光光を光検出器側に導く光
学素子としてダイクロイックミラーが用いられているが
、励起光、輝尽発光光とも比較的高強度の場合には、ダ
イクロイックミラーの代りに通常のハーフミラ−を用い
てもよい。また、副走査はシート保持手段を移動させて
行なう代りに、走査用光学系全体を移動させて行なって
もよい。さらに走査用光学系の各光学素子の構成、配置
等も上記実施例において示したものに限られるものでは
ない。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り、請求項1に記載した本発明の
画像情報読取方法においては、回転する偏向ミラーに入
射する光ビームの軸を、予め測定したシェーディング特
性を解消するように主走査にともなって角度調整し、ま
た請求項2に記載の方法においては、同様に、シェーデ
ィングを解消するように主走査にともなって開口板を2
次元的に移動させることにより、そして請求項3に記載
の方法においては、同様に、シェーディングを解消する
ように主走査にともなって走査用光ビームの強度を変化
させることにより、該光ビームが偏向ミラーの回転中心
から外れるようなことがあっても、シェーディング発生
を防止して、画像情報の読取り精度を十分に高めること
ができる。
また請求項4に記載の方法においては、円筒状の基準面
からの発光光または反射光が、開口板上において開口中
心を軸とする円弧軌跡上を移動するように、読取用光ビ
ームの軸を角度調整することにより、そして請求項5に
記載の方法においては、同様に上記発光光または反射光
が上記円弧軌跡上を移動するように、開口板を位置調整
することにより、読取用光ビームが偏向ミラーの回転中
心から外れるようなことがあっても、シェーディング発
生を防止して、画像情報の読取り精度を十分に高めるこ
とができる。
そして本発明の情報読取装置によれば、集光レンズの焦
点距離を短くしたことにより高密度読取りが可能となり
、また輝尽発光光の集光を集光レンズと検出レンズとに
より行なうので、大型の集光体を用いる場合に起きるシ
ェーディングが生じなく、その上開口板を通して輝尽発
光光を検出するようにしたので、S/Nおよび鮮鋭度の
優れた高精度の画像情報読取りを行なうことができる。
したがって本装置は、電子顕微鏡像の読取りを行なう装
置としても極めて好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による画像情報読取装置に
おけるシート保持手段と副走査手段とを示す斜視図、 第2図と第3図はそれぞれ、上記実施例装置の走査用光
学系を示す斜視図と正面図、 第4図と第5図はそれぞれ、本発明の第2、第3実施例
による画像情報読取装置を示す正面図、第6図は従来の
画像情報読取装置を示す部分平面図、 第7図は本発明に係わるシェーディングを説明する説明
図、 第8図と第9図はそれぞれ、本発明の第4、第5実施例
としての画像情報読取方法を実施する装置を示す正面図
、 第10図は上記第8図の装置における輝尽発光光の、開
口板上での移動の様子を示す説明図である。 1・・・プラテン     1a・・・円筒面2・・・
蓄積性蛍光体シート 3・・・スクリューロッド 4・・・モータ8・・・走
査用光学系   9・・・He−Neレーザ10・・・
レーザ光     12・・・AOM13.14・・・
反射ミラー 17・・・ダイクロイックミラー21・・
・スピナー      22・・・偏向ミラー22A・
・・スピンドルモータ 23・・・集光レンズ24・・
・輝尽発光光     25・・・検出レンズ26・・
・フォトマルチプライヤ− 27・・・開口板      27a・・・開口40.
41.50・・・アクチュエータ42.51・・・ドラ
イバ   43・・・軸角度制御回路52・・・開口位
置制御回路 61・・・ビーム強度制御回路141.1
42・・・ミラー角度調整手段143・・・信号値表示
手段 150 ・・開口板位置調整手段 第j図 第 図 第 図 第 図 第 図 第9図 第10図 昭和 63年 月

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)画像情報が記録されているシート状の記録媒体を
    円筒面の内面に保持し、 この円筒面の中心軸上に光ビームを進行させ、この光ビ
    ームを、前記中心軸のまわりを回転し前記記録媒体に向
    けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的に回転し
    光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズとによっ
    て該記録媒体上に主走査させ、 この偏向ミラーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向
    に相対的に移動させて光ビームの副走査を行ない、 この光ビームの走査により記録媒体から生じた発光光ま
    たは反射光を前記偏向ミラーにおいて反射させ、次いで
    光ビームの光路上に配した光学素子によって該光路から
    分離し、 この分離された発光光または反射光を、レンズによって
    集束させた上で、開口板の開口を通して光検出器によっ
    て検出する画像情報読取方法において、 前記発光光または反射光の検出に先立って、前記光ビー
    ムに対する発光特性または反射特性が一様で前記円筒面
    と同軸の基準面に対して前記光ビームの主走査を行ない
    、 このときの該基準面からの発光光または反射光を光検出
    器によって検出し、 この検出された光の主走査方向に亘る光量変動の特性を
    記憶手段に記憶し、 前記記録媒体に光ビームを走査させてそこからの発光光
    または反射光を検出する際に、 前記偏向ミラーに入射する光ビームの軸を、前記記憶さ
    れた特性に基づいて、前記光量変動を解消するように主
    走査にともなって角度調整することを特徴とする画像情
    報読取方法。 (2)画像情報が記録されているシート状の記録媒体を
    円筒面の内面に保持し、 この円筒面の中心軸上に光ビームを進行させ、この光ビ
    ームを、前記中心軸のまわりを回転し前記記録媒体に向
    けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的に回転し
    光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズとによっ
    て該記録媒体上に主走査させ、 この偏向ミラーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向
    に相対的に移動させて光ビームの副走査を行ない、 この光ビームの走査により記録媒体から生じた発光光ま
    たは反射光を前記偏向ミラーにおいて反射させ、次いで
    光ビームの光路上に配した光学素子によって該光路から
    分離し、 この分離された発光光または反射光を、レンズによって
    集束させた上で、開口板の開口を通して光検出器によっ
    て検出する画像情報読取方法において、 前記発光光または反射光の検出に先立って、前記光ビー
    ムに対する発光特性または反射特性が一様で前記円筒面
    と同軸の基準面に対して前記光ビームの主走査を行ない
    、 このときの該基準面からの発光光または反射光を光検出
    器によって検出し、 この検出された光の主走査方向に亘る光量変動の特性を
    記憶手段に記憶し、 前記記録媒体に光ビームを走査させてそこからの発光光
    または反射光を検出する際に、 前記開口板を、前記記憶された特性に基づいて、前記変
    動を解消するように、主走査にともなって開口軸と交わ
    る方向に2次元的に移動させることを特徴とする画像情
    報読取方法。 (3)画像情報が記録されているシート状の記録媒体を
    円筒面の内面に保持し、 この円筒面の中心軸上に光ビームを進行させ、この光ビ
    ームを、前記中心軸のまわりを回転し前記記録媒体に向
    けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的に回転し
    光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズとによっ
    て該記録媒体上に主走査させ、 この偏向ミラーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向
    に相対的に移動させて光ビームの副走査を行ない、 この光ビームの走査により記録媒体から生じた発光光ま
    たは反射光を前記偏向ミラーにおいて反射させ、次いで
    光ビームの光路上に配した光学素子によって該光路から
    分離し、 この分離された発光光または反射光を、レンズによって
    集束させた上で、開口板の開口を通して光検出器によっ
    て検出する画像情報読取方法において、 前記発光光または反射光の検出に先立って、前記光ビー
    ムに対する発光特性または反射特性が一様で前記円筒面
    と同軸の基準面に対して前記光ビームの主走査を行ない
    、 このときの該基準面からの発光光または反射光を光検出
    器によって検出し、 この検出された光の主走査方向に亘る光量変動の特性を
    記憶手段に記憶し、 前記記録媒体に光ビームを走査させてそこからの発光光
    または反射光を検出する際に、 前記光ビームの強度を、前記記憶された特性に基づいて
    、前記変動を解消するように主走査にともなって変化さ
    せることを特徴とする画像情報読取方法。 (4)画像情報が記録されているシート状の記録媒体を
    円筒面の内面に保持し、 この円筒面の中心軸上に光ビームを進行させ、この光ビ
    ームを、前記中心軸のまわりを回転し前記記録媒体に向
    けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的に回転し
    光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズとによっ
    て該記録媒体上に主走査させ、 この偏向ミラーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向
    に相対的に移動させて光ビームの副走査を行ない、 この光ビームの走査により記録媒体から生じた発光光ま
    たは反射光を前記偏向ミラーにおいて反射させ、次いで
    光ビームの光路上に配した光学素子によって該光路から
    分離し、 この分離された発光光または反射光を、レンズによって
    集束させた上で、開口板の開口を通して光検出器によっ
    て検出する画像情報読取方法において、 前記発光光または反射光の検出に先立って、前記円筒面
    と同軸の基準面に対して前記光ビームの主走査を行ない
    、 このときの該基準面からの発光光または反射光が、前記
    開口板上において開口中心を軸とする円弧軌跡上を移動
    するように、前記偏向ミラーに入射する光ビームの軸を
    角度調整することを特徴とする画像情報読取方法。 (5)画像情報が記録されているシート状の記録媒体を
    円筒面の内面に保持し、 この円筒面の中心軸上に光ビームを進行させ、この光ビ
    ームを、前記中心軸のまわりを回転し前記記録媒体に向
    けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的に回転し
    光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズとによっ
    て該記録媒体上に主走査させ、 この偏向ミラーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向
    に相対的に移動させて光ビームの副走査を行ない、 この光ビームの走査により記録媒体から生じた発光光ま
    たは反射光を前記偏向ミラーにおいて反射させ、次いで
    光ビームの光路上に配した光学素子によって該光路から
    分離し、 この分離された発光光または反射光を、レンズによって
    集束させた上で、開口板の開口を通して光検出器によっ
    て検出する画像情報読取方法において、 前記発光光または反射光の検出に先立って、前記円筒面
    と同軸の基準面に対して前記光ビームの主走査を行ない
    、 このときの該基準面からの発光光または反射光が、前記
    開口板上において開口中心を軸とする円弧軌跡上を移動
    するように、前記開口板をその開口軸と交わる方向に位
    置調整することを特徴とする画像情報読取方法。 (6)画像情報が記録されているシート状の記録媒体を
    円筒面の内面に保持するシート保持手段、前記円筒面の
    中心軸上を進行する光ビームを射出する光源、 この光ビームを、前記中心軸のまわりに回転し前記記録
    媒体に向けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的
    に回転し光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズ
    とを備えて、該光ビームを記録媒体上に主走査させるス
    ピナー、 このスピナーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向に
    相対的に移動させて光ビームの副走査を行なう副走査手
    段、 前記光ビームの光路上に設けられ、この光ビームの走査
    により記録媒体から生じ前記偏向ミラーで反射した発光
    光または反射光と、前記光ビームの一方を透過させ他方
    を反射する光学素子、この光学素子によって前記光ビー
    ムの光路から分離された前記発光光または反射光を集束
    させる検出レンズ、 この検出レンズによる前記発光光または反射光の集束位
    置に配され、集束したこの光を通過させる大きさの開口
    を有する開口板、 この開口板の背後に配された光検出器、 この光検出器が検出した光の主走査方向に亘る光量変動
    特性を記憶する記憶手段、 前記光ビームの軸を角度調整する角度調整手段、および
    、前記光ビームの主走査が行なわれるとき前記記憶され
    た変動特性に基づいて前記角度調整手段の駆動を制御し
    て、前記変動を解消するように光ビームの軸角度を変化
    させる制御手段からなる画像情報読取装置。(7)画像
    情報が記録されているシート状の記録媒体を円筒面の内
    面に保持するシート保持手段、前記円筒面の中心軸上を
    進行する光ビームを射出する光源、 この光ビームを、前記中心軸のまわりに回転し前記記録
    媒体に向けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的
    に回転し光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズ
    とを備えて、該光ビームを記録媒体上に主走査させるス
    ピナー、 このスピナーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向に
    相対的に移動させて光ビームの副走査を行なう副走査手
    段、 前記光ビームの光路上に設けられ、この光ビームの走査
    により記録媒体から生じ前記偏向ミラーで反射した発光
    光または反射光と、前記光ビームの一方を透過させ他方
    を反射する光学素子、この光学素子によって前記光ビー
    ムの光路から分離された前記発光光または反射光を集束
    させる検出レンズ、 この検出レンズによる前記発光光または反射光の集束位
    置に配され、集束したこの光を通過させる大きさの開口
    を有する開口板、 この開口板の背後に配された光検出器、 この光検出器が検出した光の主走査方向に亘る光量変動
    特性を記憶する記憶手段、 前記開口板をその開口軸と交わる方向に2次元的に移動
    させる開口板移動手段、 および、前記光ビームの主走査が行なわれるとき前記記
    憶された変動特性に基づいて前記開口板移動手段の駆動
    を制御して、前記変動を解消するように光検出器に対す
    る開口の位置を変化させる制御手段からなる画像情報読
    取装置。 (8)画像情報が記録されているシート状の記録媒体を
    円筒面の内面に保持するシート保持手段、前記円筒面の
    中心軸上を進行する光ビームを射出する光源、 この光ビームを、前記中心軸のまわりに回転し前記記録
    媒体に向けて反射する偏向ミラーと、該ミラーと一体的
    に回転し光ビームを記録媒体上で集束させる集光レンズ
    とを備えて、該光ビームを記録媒体上に主走査させるス
    ピナー、 このスピナーと記録媒体とを前記中心軸と平行な方向に
    相対的に移動させて光ビームの副走査を行なう副走査手
    段、 前記光ビームの光路上に設けられ、この光ビームの走査
    により記録媒体から生じ前記偏向ミラーで反射した発光
    光または反射光と、前記光ビームの一方を透過させ他方
    を反射する光学素子、この光学素子によって前記光ビー
    ムの光路から分離された前記発光光または反射光を集束
    させる検出レンズ、 この検出レンズによる前記発光光または反射光の集束位
    置に配され、集束したこの光を通過させる大きさの開口
    を有する開口板、 この開口板の背後に配された光検出器、 この光検出器が検出した光の主走査方向に亘る光量変動
    特性を記憶する記憶手段、 前記光ビームの強度を変化させる変調手段、および、前
    記光ビームの主走査が行なわれるとき前記記憶された変
    動特性に基づいて前記変調手段の駆動を制御して、前記
    変動を解消するように光ビームの強度を変化させる制御
    手段からなる画像情報読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5608547A (en) * 1993-04-22 1997-03-04 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having illumination direction altered for every plurality of readout operations with respect to one original
EP0854034A1 (en) * 1997-01-20 1998-07-22 Scanview A/S An apparatus for and a method of irradiating a sheet-like material

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