JPH0921361A - キャニスタ - Google Patents
キャニスタInfo
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- JPH0921361A JPH0921361A JP19589595A JP19589595A JPH0921361A JP H0921361 A JPH0921361 A JP H0921361A JP 19589595 A JP19589595 A JP 19589595A JP 19589595 A JP19589595 A JP 19589595A JP H0921361 A JPH0921361 A JP H0921361A
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Abstract
けを確実に防止でき、かつ低圧損であるキャニスタ構造
を実現する。 【構成】 蒸発燃料導入ポート16とパージポート17
を備え、蒸発燃料を吸着する吸着材層11を有する主室
1と、大気導入ポート26を備え、蒸発燃料を吸着する
吸着材層21を有する副室2と、主室1および副室2を
連結する空気室3を設ける。空気室3を、主室1側の第
1室3Aと、副室2側の第2室3Bと、これら第1室3
Aおよび第2室3Bの間に設けられる第3室3Cとに区
画し、第3室3Cの内部を仕切り壁33にて仕切って非
直線状の一続きの連通路34となして、その両端を第1
室3Aおよび第2室3Bに開口する。連通路34を十分
長くできるので、絞りを設ける必要がなく、拡散防止と
低圧損を両立させる。
Description
発する燃料を吸着して車外への放出を防止するキャニス
タに関する。
料は、活性炭等の吸着材を充填したキャニスタに導かれ
て一時的に吸着保持され、エンジン作動時に生じる負圧
によりキャニスタ内に導入される大気によって吸着材か
ら離脱して、吸気系に送出される。
時間とともに吸着材層内を拡散していくため、長時間放
置時に、拡散した蒸発燃料が吸着材層端に達して大気に
放出される問題がある。そこで、キャニスタ内を蒸発燃
料導入ポートおよびパージポートを備えた主室と、大気
導入ポートを備えた比較的容量の小さい副室に区画して
空気室で連結し、主室から放出される蒸発燃料が副室に
て捕集されるようになしたキャニスタが提案されてい
る。また、上記空気室内を主室側と副室側に仕切って、
両室を連通する絞りを設け、蒸発燃料が副室側へ流入し
にくくしたものや、特開平5−187330号公報、特
開平5−187331号公報に見られるように、上記絞
りに連結して主室側の空気室へ突出する突出管路を設
け、副室側の空気室との距離を長くして蒸発燃料の移動
をさらに制限したものが知られている。
から米国で実施されているORVR規制では、給油口か
らの大気中への蒸発燃料の拡散を規制するため、燃料タ
ンクからキャニスタへ流入する蒸発燃料が増加する。こ
の時、上記した絞りを設けた構成では、キャニスタの圧
損が大きく、燃料タンク内の圧力が上昇して給油しにく
くなるおそれがあった。また、上記突出管路を設けた構
成でも、副室側の空気室との距離を十分長くとれず、拡
散を防止するには突出管路の通路面積を縮小する必要が
あって、拡散防止と低圧損構造を両立することは難しか
った。
散を抑制して大気中への吹き抜けを確実に防止でき、か
つ低圧損構造のキャニスタを実現することにある。
めに、本発明の第1の構成では、図1(a)(b)に示
すように、蒸発燃料導入ポート16とパージポート17
を備え、蒸発燃料を吸着する吸着材層11を有する主室
1と、大気導入ポート26を備え、蒸発燃料を吸着する
吸着材層21を有する副室2と、上記主室1および上記
副室2を連結する空気室3を具備する。上記空気室3
は、上記主室1側の第1室3Aと、上記副室2側の第2
室3Bと、これら第1室3Aおよび第2室3Bの間に設
けられる第3室3Cとに区画され、上記第3室3Cの内
部を仕切り壁33にて仕切ることにより非直線状の一続
きの連通路34となしている。該連通路34の両端はそ
れぞれ上記第1室3Aおよび上記第2室3Bに開口せし
めてある。
に、蒸発燃料導入ポート16とパージポート17を備
え、蒸発燃料を吸着する吸着材層11を有する主室1
と、大気導入ポート26を備え、蒸発燃料を吸着する吸
着材層21を有する副室2と、上記主室1と上記副室2
の間に設けられ、蒸発燃料を吸着する吸着材層41、5
1を有する少なくとも1つの中間室4、5と、上記各室
間をそれぞれ連結する複数の空気室3を具備する。そし
て、上記空気室3の少なくとも1つを、上記第1の構成
同様、内部を3室3A、3B、3Cに区画して第3室3
C内に上記連通路34を設けている。
(b)に示すように、上記第3室3Cをさらに複数の小
室3D、3E、3Fに区画して、該小室3D、3E、3
F内をそれぞれ仕切り壁33にて仕切ることにより、互
いに独立する非直線状の一続きの連通路34を複数設
け、これら連通路34の両端をそれぞれ上記第1室3A
および上記第2室3Bに開口せしめてある。
結する空気室3内に通路長の長い連通路34を設けたの
で、主室1から副室2への蒸発燃料の拡散が抑制され
る。しかも拡散防止に必要な十分な長さを有するので、
連通路34に絞りを設ける必要がなく、低圧損構造を維
持できる。また、上記連通路34は空気室3内を仕切り
壁33で仕切って構成されるので、限られたスペースを
有効に利用して必要な通路長を確保することができ、装
置が大型化することがない。
も、空気室3の少なくとも1つに上記連通路34を設け
ることで、第1の構成同様、蒸発燃料の拡散が抑制され
るとともに、圧損を低く抑えることができる。
数設けて、そのそれぞれを上記第1室3Aおよび第2室
3Bに開口したので、上記主室1から空気室3へ至る蒸
気流れが分散し、吸着が吸着材層11の一部に偏ること
がない。よって、吸着材層11の外周部、特にコーナー
部の吸着材を有効に活用でき、吸着効率が向上する。ま
た、パージの際も、導入大気が副室2内の外周部まで行
き渡るのでパージの効率が向上する。
明する。図1(a)において、角筒状の容器H内は、仕
切り壁により上下に仕切られており、下部室を主室1、
上部室を主室1より容量の小さい副室2となしてある。
上記主室2は、一対の多孔板12、13間に活性炭Cを
充填してなる吸着材層11を有し、上記多孔板12、1
3の内側には活性炭の脱落を防止するためのフィルタ1
4、15がそれぞれ配してある。上記副室2は、多孔板
22、23間に支持された吸着材層21を有し、多孔板
22、23の内側には同様のフィルタ24、25が配し
てある。
は、蒸発燃料導入ポート16に連通しており、図略の燃
料タンクから蒸発する燃料が該ポート16を経て主室1
内に導入されるようになしてある。また燃料導入ポート
16の近傍には、吸着材層11から離脱する蒸発燃料を
エンジン吸気管へ導くパージポート17と、タンク内圧
弁を介して燃料タンクにつながり、主に給油時以外に蒸
発燃料を導入する第2の燃料導入ポート18が設けられ
ている。なお、燃料導入ポート16は、キャニスタ−燃
料タンク間に設けたバルブを給油時に開くことにより給
油時のみ蒸発燃料を導入するようになしてある。上記副
室2の一方の端部(図の左端部)は、大気が導入される
大気ポート26に連通している。
る多孔板13、23と、容器Hとの間には空気室3が形
成してある。該空気室3は、上記主室1に面する第1室
3Aと、上記副室2に面する第2室3Bと、これら両室
3A、3Bの右側に位置する第3室3Cとに区画され、
第3室3Cと上記第1室3Aおよび第2室3Bとはそれ
ぞれ開口31、32にて連通している。
の仕切り壁33を平行配設してその一端を図の左右両壁
に交互に固定することにより、ジグザク状の一続きの連
通路34となしてある。そして、上記連通路34の両端
部に上記開口31、32を開口せしめて、上記第1室3
Aと第2室3Bとの距離が拡散防止に十分な長さとなる
ようにしている。上記開口31、32は上記燃料導入ポ
ート16、大気ポート26と各々対向して設けられ、ま
た開口31、32の径は対向する各ポート16、26と
同径としてある。
燃料は、上記第1室3Aで一旦拡散した後、上記開口3
1より連通路34内に入り、開口32、第2室3Bを経
て上記副室2へ流入する。このとき、上記主室1と上記
副室2とを結ぶ流路が十分長いので、上記副室2側への
蒸発燃料の拡散を確実に防止でき、上記開口31、32
の径が十分大きいので、キャニスタの圧損を低く抑える
ことができる。また、空気室3はコンパクトで、装置が
大型化することがない。
第1の実施例では、上記主室1、副室2を上下に配置し
たが、本実施例ではキャニスタの容器H内を左右2室に
区画して上記主室1、副室2を形成している。また、空
気室3の上記連通路34と第1室3A、第2室3Bを結
ぶ開口31、32には、開口縁の全周に上方に突出する
リブ311、321が設けてある。
蒸発燃料が夜間など気温低下により液化して空気室3の
上記第1室31底部に溜まることがあり、これが上記空
気室3の連通路内に入ると、昇温時に気化して副室側へ
抜けるおそれがある。本実施例の構成では、開口31縁
に設けたリブ311により液化した燃料が開口内に入る
ことを防止し、副室2への蒸発燃料の吹き抜けをより確
実に防止する。また、副室2においても、吸着燃料がパ
ージされる時に周囲から気化熱を奪うことにより、空気
中の水蒸気が液化して副室2底部へ溜まることがある
が、同様のリブ321を開口32縁に設けたことにより
水滴が開口内に入ることを防止することができる。
施例では、上記主室1と副室2の間に、活性炭Cを充填
してなる吸着材層41、51を有する複数の中間室4、
5を設けて、吸着材層の全長を長くしている。該中間室
4、5間、およびこれらと上記主室1、副室2とはそれ
ぞれ空気室3にて連結してあり、蒸発燃料は、上記主室
1より、中間室4、5を経て副室2へ、それぞれ空気室
3を介して導入する。そして、上記中間室5と副室2の
間の空気室3内を第1〜第3室3A〜3Cに区画して、
第3室3Cに上記実施例同様の連通路34を設けてい
る。
においても、空気室3内に連通路34を設ける本発明の
構成を適用することができ、同様の効果が得られる。ま
た、連通路34は他の空気室3に設けても、さらに複数
以上の空気室3に設けてももちろんよい。
施例では、上記空気室3の第3室3C内をさらに3分割
して小室3D、3E、3Fを形成し、各小室3D、3
E、3F内を仕切り壁33で仕切ってそのそれぞれにジ
グザグ状の一続きの連通路34を設けている。そしてこ
れら連通路34の一端と第1室3Aを開口31にて、他
端と第2室3Bを開口32にて連通せしめてある。
31が、燃料導入ポート16対向位置の1つのみの場
合、蒸気流れが燃料導入ポート16の延長線上で多くな
り、開口31から遠い吸着材層1の外周部、特にコーナ
ー部の活性炭が有効に利用されないおそれがある。本実
施例の上記構成によれば、上記主室1より第1室3Aを
経て第3室3Cへ入る蒸気流れが複数に分流されるの
で、コーナー部の活性炭を有効利用でき、吸着効率を向
上できる。また、副室2側の開口32を複数設けたこと
により、吸着燃料をパージする際のパージ効率を向上で
きる。
連通路34を仕切り壁33を交互に配して形成したが、
連通路34の形状は所定の通路長が確保できればどのよ
うであってもよい。
加させることなく、蒸発燃料の拡散を確実に防止でき
る。また、装置を大型化することがなく、構成が簡単
で、実用性が高い。
全体断面図であり、図1(b)は図1(a)のA矢視図
である。
全体断面図であり、図2(b)は図2(a)のB矢視図
である。
面図である。
全体断面図であり、図4(b)は図4(a)のC矢視図
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 蒸発燃料導入ポートとパージポートを備
え、蒸発燃料を吸着する吸着材層を有する主室と、大気
導入ポートを備え、蒸発燃料を吸着する吸着材層を有す
る副室と、上記主室および上記副室を連結する空気室を
具備し、上記空気室を、上記主室側の第1室と、上記副
室側の第2室と、これら第1室および第2室の間に設け
られる第3室とに区画し、上記第3室の内部を仕切り壁
にて仕切ることにより非直線状の一続きの連通路とな
し、該連通路の両端をそれぞれ上記第1室および上記第
2室に開口せしめたことを特徴とするキャニスタ。 - 【請求項2】 蒸発燃料導入ポートとパージポートを備
え、蒸発燃料を吸着する吸着材層を有する主室と、大気
導入ポートを備え、蒸発燃料を吸着する吸着材層を有す
る副室と、上記主室と上記副室の間に設けられ、蒸発燃
料を吸着する吸着材層を有する少なくとも1つの中間室
と、上記各室間をそれぞれ連結する複数の空気室を具備
し、上記空気室の少なくとも1つを、上記主室側の第1
室と、上記副室側の第2室と、これら第1室および第2
室の間に設けられる第3室とに区画し、上記第3室の内
部を仕切り壁にて仕切ることにより非直線状の一続きの
連通路となし、該連通路の両端をそれぞれ上記第1室お
よび上記第2室に開口せしめたことを特徴とするキャニ
スタ。 - 【請求項3】 上記第3室をさらに複数の小室に区画し
て、該小室内をそれぞれ仕切り壁にて仕切ることによ
り、互いに独立する非直線状の一続きの連通路を複数設
け、これら連通路の両端をそれぞれ上記第1室および上
記第2室に開口せしめた請求項1または2記載のキャニ
スタ。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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JPH0921361A true JPH0921361A (ja) | 1997-01-21 |
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JP19589595A Expired - Lifetime JP3628384B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | キャニスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7008471B2 (en) | 2002-10-22 | 2006-03-07 | Denso Corporation | Filter and canister having the same |
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-
1995
- 1995-07-06 JP JP19589595A patent/JP3628384B2/ja not_active Expired - Lifetime
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