JPH09206620A - ジェット粉砕機 - Google Patents

ジェット粉砕機

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JPH09206620A
JPH09206620A JP2260496A JP2260496A JPH09206620A JP H09206620 A JPH09206620 A JP H09206620A JP 2260496 A JP2260496 A JP 2260496A JP 2260496 A JP2260496 A JP 2260496A JP H09206620 A JPH09206620 A JP H09206620A
Authority
JP
Japan
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chamber
powder
classifying
classification
crushing chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2260496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugiyama
浩之 杉山
Masao Onoe
正雄 尾上
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Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09206620A publication Critical patent/JPH09206620A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗粉を混入されることなく微粉のみを取り出
すことができるジェット粉砕機を提供する。 【解決手段】 ケーシング1の内部に粉砕室5と、その
上方に分級室6とを設ける。分級室6の頂壁中央部に排
気筒18を設ける。粉砕室5の周壁に設けた粉体供給ノ
ズル10から粉砕室5内の外周部に粉体を供給し、エア
噴射ノズル11から粉砕室5内に噴射される高圧エアに
よって粉体を粉砕する。粉砕物を分級室6に流入させ、
その分級室6内に設けた分級ロータ19の回転により粉
砕物の旋回速度を加速して粉砕物の分布濃度の均一化を
図り、かつ衝撃により粉砕する。また、分級室6内での
粉砕物の旋回により、その粉砕物を微粉と粗粉とに遠心
分離し、分級室6の中央部に移行して分級ロータ19の
羽根間を通り抜けた微粉を排気筒18から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機に用いら
れる現像用トナーや金属磁石等の粉体を微粉化処理する
ジェット粉砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉体を微粉砕するジェット粉砕機とし
て、実開昭51−100376号公報に記載されたもの
が従来から知られている。このジェット粉砕機は、ケー
シング内に粉砕室と、その上方に分級室とを設け、上記
粉砕室の周壁に設けた粉体供給ノズルから粉砕室内の外
周部に高圧エアと共に粉体を供給して旋回させ、その旋
回する粉体に向けて複数のエア噴射ノズルから高圧エア
を噴射させて粉体を、粒子同士の衝突と高圧エアとの衝
突によって粉砕している。
【0003】また、粉砕後の粉砕物を分級室に流入さ
せ、その分級室での旋回により粉砕物を微粉と粗粉とに
遠心分離し、分級室の中央部に移行する微粉を分級室の
頂壁に形成した排気筒から排出し、粗粉をエア噴射ノズ
ル内に戻して繰り返し粉砕するようにしている。
【0004】上記ジェット粉砕機においては、粉体の粉
砕後に分級室内に流入させて分級処理するため、粉砕室
における粉体の滞溜が少なく、粉体を効果的に粉砕処理
することができると共に、製品となる微粉をスムーズに
取り出すことができるという特徴を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ジェッ
ト粉砕機においては、分級室における粉体の旋回速度は
粉砕室における粉体の旋回速度より遅く、旋回速度が充
分でないところで粉体が分級されるため、微粉中に粗粉
が混ざるおそれが多く、微粉の粒度分布の均一化を図る
うえにおいて改善すべきところが残されている。また、
粉砕室に末粉砕物が滞溜したとき、あるいは機内に付着
堆積物があるとき、一時的に機内の粒子濃度が高くな
り、粗粒の飛び込みの原因となる。
【0006】この発明の課題は、製品となる微粉の粒度
分布の均一化を図ることができるようにしたジェット粉
砕機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、ケーシングの内部に粉砕室
と、その上方に上記粉砕室に連通する分級室とを設け、
上記粉砕室の周壁に粉砕室内の外周部に向けて高圧エア
を噴射する複数のエア噴射ノズルと粉砕室内の外周部に
向けて高圧エアと共に粉体を供給する粉体供給ノズルと
を設け、上記粉体供給ノズルから粉砕室内に供給された
粉体をエア噴射ノズルから噴射される高圧エアにより粉
砕し、その粉砕室から分級室内に流入する粉砕物を分級
室内において微粉と粗粉とに遠心分離し、微粉を前記分
級室の軸心上に設けた排気筒から排出させ、粗粉を前記
エア噴射ノズル内に戻して再度粉砕するようにした超音
速ジェット粉砕機において、前記分級室内における排気
筒の入口部に環状に配置された複数の羽根を有する分級
ロータを設け、その分級ロータを粉砕物の旋回方向に回
転させる駆動装置を設けた構成を採用している。
【0008】
【作用】上記の構成から成るジェット粉砕機において
は、分級ロータの高速回転による旋回流により、粉砕機
内の粒子濃度の均一化と、分級室における粉体の旋回速
度の高速化を図り、微粉中に粗粉が混入するのを防止す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0010】図1に示すように、ケーシング1は、筒状
の粉砕ケーシング2と、その上部に設けられた筒状の分
級室カバー3とから成り、上記分級室カバー3の下端部
はテーパ筒部3aとされ、そのテーパ筒部3a内に設け
たリング部材4は上記粉砕ケーシング2の上部に取付け
られている。
【0011】ケーシング1の内部は、上記リング部材4
の取付けによって、そのリング部材4の下方に粉砕室5
と、上方に分級室6とが形成されている。
【0012】リング部材4はテーパ内面7とテーパ外面
8とを有し、テーパ外面8には粗粉の戻り通路9が周方
向に所要の間隔をおいて設けられている。戻り通路9
は、図4に示すように、断面積が下部に至るに従って小
さくなっている。
【0013】粉砕室5の周壁には、図1および図2に示
すように、粉砕室5内の外周部に向けて粉体を噴射供給
する粉体供給ノズル10と、粉砕室5内の外周部に高圧
エアを噴射する複数のエア噴射ノズル11とが設けられ
ている。
【0014】図3に示すように、エア噴射ノズル11は
ラバール管から成り、そのエア噴射ノズル11とエア供
給管12とは送気管13で接続されている。また、エア
噴射ノズル11には、吸引路14が設けられ、その吸引
路14によってエア噴射ノズル11のディフューサ部1
5と前記戻り通路9とが連通している。
【0015】また、粉体供給ノズル10とエア供給管1
2とは送気管16で接続され、その送気管16に粉体供
給ホッパ17の下部出口が接続され、上記送気管16か
ら粉体供給ノズル10内に高圧エアを噴射することによ
り、粉体ホッパ17内の粉体が送気管16内に吸引され
て、高圧エアと共に粉砕室5内に粉体が噴射される。
【0016】前記分級室カバー3の頂壁中央部には分級
室6に連通する排気筒18が接続され、その排気筒18
の下端入口部の下方に分級ロータ19が設けられてい
る。
【0017】分級ロータ19は、上下一対の円板20、
21の外周部間に図5に示すように、複数の羽根22を
環状に取付け、上側円板20に排気口23を形成した構
成とされ、上記排気口23が排気筒18の下端入口と連
通する配置とされている。
【0018】分級ロータ19の下側円板21に接続され
たロータ軸24は、粉砕ケーシング2の底板に設けた支
持筒25に挿通されて回転自在に支持され、ケーシング
1の外部に設けたモータ26によって回転駆動される。
【0019】上記の構成から成るジェット粉砕機は、排
気筒18内に吸引力を付与し、分級ロータ19を回転さ
せる状態で粉体の分級を行なう。
【0020】いま、粉体供給ノズル10から粉砕室5内
に高圧エアと共に粉体を噴射供給すると、粉砕室5内の
外周部において粉体が高速旋回する。
【0021】粉体の旋回状態において、複数のエア噴射
ノズル11のそれぞれから粉体の旋回方向に向けて高圧
エアを噴射すると、粉体は上記高圧エアとの衝突および
粒子相互の衝突によって粉砕される。
【0022】粉砕物は、粉砕室5に連通する分級室6に
流入して、分級室6内で旋回し、微粉と粗粉とに遠心分
離される。
【0023】微粉は、分級室6の中央部に移動し、分級
ロータ19の羽根22間から分級ロータ19内に流れ、
排気口23から排気筒18内に排出される。
【0024】ここで、分級ロータ19は分級室6内で旋
回する粉砕物の旋回方向に高速回転しているため、分級
ロータ19の回転によって形成される旋回流により、粉
砕機内の粉砕物の濃度は均一化されると共に、分級室6
内における粉砕物の旋回速度は加速される。このため、
粉砕物は分級室6内において効果的に遠心分離され、か
つ衝撃により粉砕され、微粉のみが分級ロータ19の羽
根22間を通り抜けて排気筒18から取り出される。
【0025】一方、分級室6の外周部で旋回する粗粉
は、戻り通路9からエア噴射ノズル11に形成された吸
引路14内に吸引されてディフューザ部15に流れ、そ
のディフューザ部15に流れる高圧エアと共に粉砕室5
内に噴射されて繰り返し粉砕される。
【0026】上記のように、粉砕室5において粉砕され
た粉砕物は分級室6内に流入するため、粉砕室5におけ
る粉体の滞溜が少なく、しかも、分級室6内に流入して
遠心分離された粗粉は粉砕室5に再度送り込まれて繰り
返し粉砕されるため、粉体をきわめて能率よく粉砕処理
することができる。
【0027】上記のような粉体の粉砕処理において、分
級ロータ19の回転数を変化させると、分級時の分離粒
子径を調整することができる。
【0028】なお、図に示す実施の形態では、微粉を取
り出す排気筒18を分級室カバー3に接続したが、排気
筒18と支持筒25の位置を上下逆にして微粉をケーシ
ング1の下方に取り出すようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、粉
砕室内において粉砕された粉砕物を分級室に流入させる
ようにし、その分級室内において遠心分離された粗粉を
粉砕室に戻して繰り返し粉砕するようにしたから、従来
と同様に粉体を効果的に粉砕処理することができる。
【0030】また、微粉を取り出す排気筒の入口部に分
級ロータを設けたことにより、粉砕機内の粒子濃度の均
一化を図ることができる。このため、微粉中に粗粉が混
入するのを防止し、製品となる微粉の粒度分布の均一化
を図ることができると共に、分級ロータの回転速度を制
御することによって、微粉の粒子径を調整することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す断面図
【図2】図1の一部切欠平面図
【図3】同上のエア噴射ノズルの取付け部を拡大した断
面図
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図
【図5】図1のV−V線に沿った断面図
【符号の説明】
1 ケーシング 5 粉砕室 6 分級室 10 粉体供給ノズル 11 エア噴射ノズル 18 排気筒 19 分級ロータ 22 羽根 26 モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部に粉砕室と、その上方
    に上記粉砕室に連通する分級室とを設け、上記粉砕室の
    周壁に粉砕室内の外周部に向けて高圧エアを噴射する複
    数のエア噴射ノズルと、粉砕室内の外周部に向けて高圧
    エアと共に粉体を供給する粉体供給ノズルとを設け、上
    記粉体供給ノズルから粉砕室内に供給された粉体をエア
    噴射ノズルから噴射される高圧エアにより粉砕し、その
    粉砕室から分級室内に流入する粉砕物を分級室内におい
    て微粉と粗粉とに遠心分離し、微粉を前記分級室の軸心
    上に設けた排気筒から排出させ、粗粉を前記エア噴射ノ
    ズル内に戻して再度粉砕するようにした超音速ジェット
    粉砕機において、前記分級室内における排気筒の入口部
    に環状に配置された複数の羽根を有する分級ロータを設
    け、その分級ロータを粉砕物の旋回方向に回転させる駆
    動装置を設けたことを特徴とするジェット粉砕機。
JP2260496A 1996-02-08 1996-02-08 ジェット粉砕機 Withdrawn JPH09206620A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506