JPH07213940A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JPH07213940A
JPH07213940A JP1230894A JP1230894A JPH07213940A JP H07213940 A JPH07213940 A JP H07213940A JP 1230894 A JP1230894 A JP 1230894A JP 1230894 A JP1230894 A JP 1230894A JP H07213940 A JPH07213940 A JP H07213940A
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JP
Japan
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stator
raw material
rotor
divergent nozzle
compressed air
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Application number
JP1230894A
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English (en)
Inventor
Torao Tazo
寅夫 田雑
Hideo Kousokabe
秀雄 香宗我部
Yanataka Yoshioka
梁孝 吉岡
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率的に粉砕粒径を微細にすることができる
粉砕機を提供する。 【構成】 内周に固定刃21が設けられた円筒状のステ
ータ20内に、外周にステータの固定刃21と互い違い
に回転刃23が設けられた円筒状のロータ22を回転自
在に設けた回転粉砕部42と、このステータ20に接線
方向に設けられた複数の末広ノズル27を有する気流粉
砕部43とを備え、気流粉砕部43が、末広ノズル27
の入り口27bで音速に近い空気を供給する圧縮空気供
給源28に接続され、末広ノズル27の中央部に固体原
料33を供給する原料供給管35を設けたことを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉砕機に関し、特に樹脂
等の弱熱性物質からなる固体原料を粉砕する粉砕機に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、コピー機やファクシミリ装置等の
開発が進み、カラー印刷ができるものまで市販されるよ
うになった。これと共に印刷の鮮明度の要求が高まって
いる。この種の印刷にはトナーが多用されており、トナ
ー粒子の大きさが鮮明度に深く関わっている。すなわち
トナー粒子が小さい程鮮明な印刷が行えるのである。通
常、トナーは色素で着色された樹脂からなる粒子であ
る。
【0003】図8(a)はこのような着色樹脂を微粉末
に粉砕する粉砕機の従来例の概念図であり、図8(b)
はそのA−A線部分断面図である。
【0004】同図(a)において1はステータであり、
2はステータ1内で回転するロータである。ステータ1
及びロータ2の互いに対向する側壁には溝が軸方向に形
成されて同図(b)に示すような固定刃3及び回転刃4
が形成されている。ロータ2はベルト5を介してモータ
6で回転するようになっており、ステータ1の下部には
樹脂からなる固体原料が供給される吸気口7が設けら
れ、ステータ1の上部には固体原料の微粉末が排出され
る排気口8が設けられている。ロータ2が矢印B方向に
回転すると固体原料が両刃3,4間で粉砕され、微粉末
が排気口8から排出される(高速回転式粉砕機)。
【0005】図9は粉砕機の他の従来例の断面図であ
る。
【0006】同図において、10は末広ノズルであり、
11は原料供給用のホッパであり、12は衝突板であ
る。末広ノズル10の入り口13から矢印C方向に圧縮
空気を供給すると共に、末広ノズル10の中央部の減圧
した気流中に固体原料14を供給すると、固体原料14
は衝突板12に衝突して粉砕し、粉砕された微粉末15
は排気口16から矢印D方向に排出される(気流式粉砕
機)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示した粉砕機によって固体原料を粉砕したときの粒径に
は限界がある。例えば、固体原料が一成分系トナーの場
合は、7μm以下に細かくすることができない。また、
図9に示した粉砕機は、末広ノズル10ののど部13で
音速になり、出口付近で超音速になるが、ホッパ11の
出口付近では衝撃波が生じて圧力が上昇するため、空気
流の流速が急激に低下する。そのため衝突板12に固体
原料14が衝突する速度がさらに下がってしまい粉砕効
率が悪くなる。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、効率的に粉砕粒径を細かくすることができる粉砕機
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、内周に固定刃が設けられた円筒状のス
テータ内に、外周にステータの固定刃と互い違いに回転
刃が設けられた円筒状のロータを回転自在に設けた回転
粉砕部と、このステータに接線方向に設けられた複数の
末広ノズルを有する気流粉砕部とを備え、気流粉砕部
が、末広ノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給源に
接続され、末広ノズルの末広部に固体原料を供給する原
料供給管を設けたものである。
【0010】第2の発明は、内周に固定刃が設けられた
円筒状のステータ内に、外周にステータの固定刃と互い
違いに回転刃が設けられた円筒状のロータを回転自在に
設けた回転粉砕部と、このステータに接線方向に設けら
れた末広ノズルを有する気流粉砕部とを備え、気流粉砕
部が、末広ノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給源
に接続され、固体原料をロータ、ステータ間に供給する
原料供給管をステータの蓋板に設けたものである。
【0011】第3の発明は、内周に固定刃が設けられた
円筒状のステータ内に、外周にステータの固定刃と互い
違いに回転刃が設けられた円筒状のロータを回転自在に
設けた回転粉砕部と、このステータに接線方向に設けら
れた末広ノズルを有する気流粉砕部とを備え、気流粉砕
部が、末広ノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給源
に接続され、末広ノズルの入り口に固体原料を供給する
原料供給管を設けたものである。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、低温の圧縮空気を末広ノ
ズルの入り口に供給すると、断熱膨張して減圧し音速か
ら超音速となった空気流が末広ノズルの出口からロータ
に向かって噴出される。末広ノズルの末広部から供給さ
れた固体原料はこの超音速空気流でロータ、ステータ間
に運ばれてロータ及び回転刃で衝突粉砕される。衝突粉
砕された原料は減速されることなくそのまま回転粉砕部
に供給されてステータの固定刃と回転刃との間の隙間を
通過することにより効率的に剪断破砕される。
【0013】第2の発明によれば、末広ノズルの入り口
に供給された圧縮空気は音速から超音速となってロータ
に衝突する。一方ロータの上方から供給された原料はス
テータの固定刃とロータの回転刃との間で粉砕されると
共に末広ノズルから噴出された超音速空気流とも衝突し
てさらに細かく効率的に粉砕される。
【0014】第3の発明によれば、圧縮空気と共に末広
ノズルの入り口に供給された固体原料は音速から超音速
に加速されてロータに衝突して粉砕される。粉砕された
固体原料は超音速のまま回転粉砕部に供給されてステー
タの固定刃と回転刃との間の隙間を通過することにより
効率的に剪断破砕される。
【0015】また、原料を投入前にドライアイス等で冷
却し、脆化させることにより更に効果的に粉砕すること
ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0017】図1は本発明の粉砕機の一実施例の平面部
分断面図であり、図2はその側面部分断面図である。ま
た図3(a)はロータの部分拡大斜視図であり、図3
(b)はステータの部分拡大斜視図である。
【0018】図1及び図2において、20は鉛直方向に
中心軸を有し、その内周に複数の固定刃21が設けられ
た円筒状のステータである。22はこのステータ20内
に同心円上に回転自在に設けられ、その外周に固定刃2
1と交差する回転刃23が設けられたロータである。
【0019】ステータ20の底板24にはロータ22を
高速で回転させるためのモータ25が設けられている。
ステータ20の外周壁26には噴出方向がステータ20
の接線方向になるように略扇形の末広ノズル27が等間
隔に設けられている。ロータ22の回転方向は、末広ノ
ズル27の出口27aから噴出する空気流とロータ22
の回転刃23とが互いに衝突するような方向(矢印E方
向)になっている。なお、図では末広ノズル27は4つ
設けられているが、これに限定されるものではないこと
はいうまでもない。
【0020】他方、ステータ20の外側には圧縮空気供
給源としての環状の圧力配管28が配置されている。圧
力配管28の内側には4つの排気口29が等間隔に設け
られており、排気口29はバルブ30を介して末広ノズ
ル27の入り口27bに接続されている。末広ノズル2
7に供給される圧縮空気はバルブ30の開度によってそ
の流量が均一になるように分配される。ステータ20の
外壁には冷媒(例えば水)で冷却するための冷却管(図
示せず)が配管され、原料及び空気を冷却するようにな
っている。31は冷却管(図示せず)に冷却水を供給、
排出するための配管で圧力配管28内の空気も冷却して
いる。32は圧力配管28に圧縮空気を供給するための
圧縮空気管である。
【0021】ステータ20の上方には、樹脂からなる固
体原料33を末広ノズル27の末広部に供給するための
原料供給器34が、支持部材を兼ねた4本の原料供給管
35で末広ノズル27に接続されている。原料供給器3
4の上には固体原料33を外部から供給するためのホッ
パ36が設けられており、原料供給器34内にはホッパ
36に供給された固体原料33を各原料供給管35に均
等に分配するためのテーブルフィーダ37が内蔵されて
いる。原料供給管35の出口35a付近は「く」の字形
状に湾曲しており、固体原料33が末広ノズル27内の
空気流(矢印F方向)に効率よく供給されるようになっ
ている。38はこのテーブルフィーダ37を回転駆動す
るためのモータである。
【0022】ステータ20の蓋板39の中央にはロータ
22の回転軸40が設けられ、回転軸40の近傍には固
体原料33が粉砕された微粉末33aが排出される排気
口41が設けられている。
【0023】ここでロータ22の回転刃23は、図3
(a)に示すように所定の間隔d1 で周方向に等間隔で
配列されていると共に、ステータ20の固定刃21の幅
(鉛直方向の長さ)の長さWS より大きい間隔d2 を隔
てて軸方向にも等間隔で配列されている。ステータ20
の固定刃21も、図3(b)に示すように所定の間隔d
3 で周方向に等間隔で配列されていると共に、ロータ2
2の回転刃23の幅(鉛直方向の長さ)の長さWR より
大きい間隔d4 を隔てて軸方向にも等間隔で配列されて
いる。ロータ22及びステータ20がこのように配列さ
れているので、ステータ20内を両刃21,23が互い
にすれ違うようにロータ22が回転することができる。
尚、図では固定刃21が周方向に3列配置され、回転刃
23が周方向に4列配置されているが、これに限定され
るものではないのはいうまでもない。
【0024】これらステータ20、固定刃21、ロータ
22、回転刃23及びモータ25で回転粉砕部42が構
成され、圧力配管28、バルブ30、末広ノズル27及
び原料供給管35で気流粉砕部43が構成されている。
44は両粉砕部42,43を支持する支持脚である。
【0025】次に実施例の作用を述べる。
【0026】各バルブ30を必要な開度だけ開けて圧力
配管28から末広ノズル27に低温の圧縮空気を供給す
ると共に、モータ25,38を回転駆動してロータ22
及びテーブルフィーダ37を回転させると、末広ノズル
27の入り口27bに供給された空気流は、のど部27
cで音速となり、のど部27cを通過後断熱膨張して減
圧し音速から超音速となる。
【0027】原料供給器34のホッパ36に固体原料3
3を供給すると、固体原料33はテーブルフィーダ37
から各原料供給管35を介して各末広ノズル27内の末
広部に供給される。固体原料33は気流粉砕部43の末
広ノズル27内の気流の乱れにより衝撃波が発生し亜音
速空気流となってロータ22に衝突して細かく粉砕され
る。この直後、この粉砕された固体原料が減速されるこ
となくそのまま回転粉砕部42のステータ20とロータ
22との間に供給されるので、ロータ22に激しく衝突
して互いに交差するロータ22の回転刃23とステータ
20の固定刃21とでさらに細かく効率的に剪断粉砕さ
れる。粉砕された固体原料33の微粉末33aは排気口
41から矢印G方向に排出され、図示しない容器等に収
容される。
【0028】以上において本実施例によれば、気流粉砕
部43で低温の圧縮空気を末広ノズル27の入り口27
bに供給すると、亜音速となった空気流が末広ノズルの
出口27aからロータ22に向かって噴出される。末広
ノズル27の末広部から供給された固体原料33は亜音
速空気流でステータ20、ロータ22間に運ばれてロー
タ22及び回転刃23で衝突粉砕される。衝突粉砕され
た原料はそのまま回転粉砕部42に亜音速で供給されて
ステータ20の固定刃21とロータ22の回転刃23と
の間の隙間を通過することにより効率的に剪断破砕され
る。
【0029】上述した実施例の粉砕機によって固体原料
を微細の粒径に粉砕することができる。例えば、固体原
料が一成分系トナーの場合は約3μmの粒径に粉砕する
ことができる。
【0030】図4は本発明の粉砕機の他の実施例の平面
部分断面図であり、図5はその側面部分断面図である。
【0031】図1に示した実施例との相違点は、固体原
料を上部からロータ、ステータ間に供給する点である。
【0032】図4及び図5において50はステータ20
の蓋板39に設けられ固体原料33を矢印H方向に供給
する原料供給口であり、51はスクレーパであり、ロー
タ22の上板22aに設けられ原料供給口50からの固
体原料33をステータ20、ロータ22間に分配する。
スクレーパ51はモータ25によってロータ22と共に
回転するようになっている(スクレーパ51の数は、図
では8つであるがこれに限定されるものではない)。ス
クレーパ51及び上板22aとでテーブルフィーダTF
が形成されている。
【0033】52はステータ20の底板24に設けられ
粉砕された微粉末33aが矢印J方向に排出される排気
口である。
【0034】このような粉砕機において、末広ノズル2
7に圧縮空気を供給すると共に、モータ25を回転駆動
させてロータ22及びテーブルフィーダTFを駆動させ
ると、末広ノズル27の入り口27bに供給された圧縮
空気は音速から超音速となってロータ22に衝突する。
一方、ロータ22の上方から供給された固体原料33は
テーブルフィーダTF上に落下した後遠心力でステータ
20の外周部に飛ばされ、ステータ20、ロータ22間
に供給される。固体原料33は、ステータ20の固定刃
21とロータ22の回転刃23との間で粉砕されると共
に末広ノズル27から噴出された超音速空気流とも衝突
してさらに細かく効率的に粉砕される。粉砕された固体
原料33の微粉末33aは排気口52から排出され、図
示しない容器等に収容される。
【0035】以上において本実施例によれば、気流粉砕
部43で末広ノズル27の入り口27bに供給された圧
縮空気が音速から超音速となってロータ22に衝突す
る。一方ロータ22の上方から供給された固体原料33
はステータ20の固定刃21とロータ22の回転刃23
との間で粉砕されると共に末広ノズル27から噴出され
た超音速空気流とも衝突してさらに細かく効率的に粉砕
される。
【0036】図6は本発明の粉砕機のさらに他の実施例
の側面部分断面図である。
【0037】図1に示した実施例との相違点は、固体原
料を末広ノズルの入り口27bからロータ、ステータ間
に供給する点である。
【0038】同図において、60は固体原料を供給する
ためのホッパであり、バルブ61を介して原料貯蔵管6
2に接続されている。原料貯蔵管62の上部にはバルブ
63を挟んでパイプ64が接続されており、パイプ64
はコンプレッサ65に接続されている。原料貯蔵管62
の下部は、バルブ66を介してスクリュ67及びトラフ
68からなるスクリュフィーダ69に接続されている。
70はスクリュ67を回転させるモータである。スクリ
ュ67のピッチは固体原料33の詰まりを防止すると共
に均一に排出するためホッパ60側と排出口71側とで
異なっているが、ピッチが同一でスクリュ径が異なるよ
うに形成してもよい。モータ70が回転するとスクリュ
67が回転して一定量の固体原料33が排出口71から
排出されるようになっている。
【0039】スクリュフィーダ69の排出口71は、テ
ーブルフィーダ72の入り口に接続されている。テーブ
ルフィーダ72は支持部材を兼ねた原料供給管73で末
広ノズル27の入り口27bに接続されている。原料供
給管73の出口73aは「く」の字形状ではなくテーパ
状に形成されている。末広ノズル27の入り口27bは
バルブ30を介して環状の圧力配管28に接続されてい
る。末広ノズル27の出口27aはステータ20の外周
壁26に接続されている。74はテーブルフィーダ72
を回転させるモータであり、25はロータ22を回転さ
せるモータである。41は固体原料33が粉砕された微
粉末33aが矢印K方向に排出される排気口である。
【0040】このような粉砕機において、バルブ63,
66を閉じてバルブ61を開けた状態でホッパ60から
固体原料33を原料貯蔵管62内に供給し、バルブ61
を閉じてバルブ63を開けた状態でコンプレッサ65か
ら圧縮空気を原料貯蔵管62内に導入して圧力配管28
内の圧力に等しい圧力にする。
【0041】一方、バルブ30を必要な開度だけ開ける
と共にモータ25,70を回転させてロータ22、スク
リュフィーダ69及びテーブルフィーダ72を回転駆動
させる。バルブ66を開けると原料貯蔵管62に収容さ
れた固体原料33がスクリュフィーダ69、テーブルフ
ィーダ72及び原料供給管73を経て圧縮空気と共に末
広ノズル27の入り口27bに供給される。末広ノズル
27の入り口27bに供給された固体原料33は音速か
ら超音速に加速されてロータ22に衝突して粉砕され
る。粉砕された固体原料は超音速のまま回転粉砕部42
に供給されてステータ20の固定刃21とロータ22の
回転刃23との間の隙間を通過することにより効率的に
剪断破砕される。
【0042】以上において本実施例によれば、気流粉砕
部43で圧縮空気と共に末広ノズル27の入り口27b
に供給された固体原料33は音速から超音速に加速され
てロータ22に衝突して粉砕される。粉砕された固体原
料は超音速のまま回転粉砕部42に供給されてステータ
20の固定刃21とロータ22の回転刃23との間の隙
間を通過することにより効率的に剪断破砕される。
【0043】図7は図6に示した粉砕機の変形例であ
る。
【0044】図6に示した粉砕機との相違点は、回転刃
及び固定刃の数を増加し、かつ固体原料と圧縮空気とを
ステータの側壁下部から供給し、ステータの上から排出
する点である。
【0045】このような構造にすることにより、気流粉
砕部43で粉砕された固体原料が回転粉砕部42の固定
刃21、回転刃23間を通過する距離が長くなるので、
剪断破砕される時間が延長されることになり固体原料が
より細かく粉砕される。
【0046】尚、本実施例では固体材料として樹脂の場
合で説明したが、これに限定されるものではなく、他の
弱熱性材料を粉砕するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0048】気流粉砕部で生じた超音速空気流又は亜音
速空気流を減速させることなく回転粉砕部に供給するこ
とにより固体原料を粉砕するので、効率的に粉砕粒径を
微細にすることができる粉砕機を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉砕機の一実施例の平面部分断面図で
ある。
【図2】図1に示した粉砕機の側面部分断面図である。
【図3】図1に示した粉砕機に用いられるロータとステ
ータとを示す図である。
【図4】本発明の粉砕機の他の実施例の平面部分断面図
である。
【図5】図4に示した粉砕機の側面部分断面図である。
【図6】本発明の粉砕機のさらに他の実施例の側面部分
断面図である。
【図7】図6に示した粉砕機の変形例である。
【図8】(a)は着色樹脂を微粉末に粉砕する粉砕機の
従来例の概念図であり、(b)はそのA−A線部分断面
図である。
【図9】粉砕機の他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
20 ステータ 21 固定刃 22 ロータ 23 回転刃 27 末広ノズル 28 圧縮空気供給源(圧力配管) 33 固体原料 35 原料供給管 42 回転粉砕部 43 気流粉砕部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 梁孝 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周に固定刃が設けられた円筒状のステ
    ータ内に、外周にステータの固定刃と互い違いに回転刃
    が設けられた円筒状のロータを回転自在に設けた回転粉
    砕部と、このステータに接線方向に設けられた末広ノズ
    ルを有する気流粉砕部とを備え、上記気流粉砕部が、上
    記末広ノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給源に接
    続され、上記末広ノズルの末広部に固体原料を供給する
    原料供給管を設けたことを特徴とする粉砕機。
  2. 【請求項2】 内周に固定刃が設けられた円筒状のステ
    ータ内に、外周にステータの固定刃と互い違いに回転刃
    が設けられた円筒状のロータを回転自在に設けた回転粉
    砕部と、このステータに接線方向に設けられた末広ノズ
    ルを有する気流粉砕部とを備え、上記気流粉砕部が、上
    記末広ノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給源に接
    続され、固体原料を上記ロータ、ステータ間に供給する
    原料供給管を上記ステータの蓋板に設けたことを特徴と
    する粉砕機。
  3. 【請求項3】 内周に固定刃が設けられた円筒状のステ
    ータ内に、外周にステータの固定刃と互い違いに回転刃
    が設けられた円筒状のロータを回転自在に設けた回転粉
    砕部と、このステータに接線方向に設けられた末広ノズ
    ルを有する気流粉砕部とを備え、上記気流粉砕部が、上
    記末広ノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給源に接
    続され、上記末広ノズルの入り口に固体原料を供給する
    原料供給管を設けたことを特徴とする粉砕機。
  4. 【請求項4】 上記末広ノズルを複数設けたことを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の粉
    砕機。
JP1230894A 1994-02-04 1994-02-04 粉砕機 Pending JPH07213940A (ja)

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JP (1) JPH07213940A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011050913A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Reika Kogyo Kk 原料粒子微細化装置
JP2012115734A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Tsukasa:Kk ミル
US9067212B2 (en) 2011-12-18 2015-06-30 Tsukasa Co., Ltd. Mill

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