JPS59196754A - 微粉砕装置 - Google Patents

微粉砕装置

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JPS59196754A
JPS59196754A JP6880683A JP6880683A JPS59196754A JP S59196754 A JPS59196754 A JP S59196754A JP 6880683 A JP6880683 A JP 6880683A JP 6880683 A JP6880683 A JP 6880683A JP S59196754 A JPS59196754 A JP S59196754A
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萩原 達雄
長野 昭治
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、微粉砕装置に関するものて゛ある。
従来の微粉・枠装置は、第1図及び第2図に示す如く外
側表面の母線に沿って多数の凸部1を有する円筒状の回
転子2を回転軸乙に支持し、この回転子2との間に間隙
4を存して内側表面の母線に沿って多数の凸部5を有す
る固定子6を嵌装置−たもので、回転子2との固定子6
との間の間隙4内に被粉砕物を供給し、前記回転子2の
高速回転により被粉砕物粒子を粉砕するものである。
この被粉砕物の粉砕過程は、製品排出口12に連なる吸
引送風機(図示省略)の運転により、固定子乙の下端に
連なる下部ケーシング7の底板に設けた供給口8から供
給烙れた被粉砕物粒子を空気と共に機内に吸引(−1回
転子2と一体に高速回転する回転子底板下面に固設さ−
rした攪拌羽根9によって起る気流によって、下部ケー
シング7の逆円錐状内面に沿わせて上昇させ、回転子2
と固定子6との間に形成された粉砕室内に送り込み、高
速回転している回転子20回転力によって速度エネルギ
を与えて固定子6に衝突させて粉砕し且つ回転子2の凸
部1により打撃粉砕し、ざらに回転子2の凸部1と固定
子6の凸部5との間で摩砕させて更に細かく粉砕させ乍
ら回転子2の高速回転によって発生した上向き螺旋気流
に乗せて上方に運び、固定子6の上端に連なる上部ケー
シング10内に送り出ケーシング10の内周面に沿わせ
て回転し、上部ケーシング10の接線方向に設けられた
製品排出口12から耕出し、図示せぬバグフィルタ−に
導入し、ここで粉砕製品と空気とが分離され、空気は吸
引送風機を経由して排気され、粉砕製品はバグフィルタ
−からホッパーに送られて貯留されるものである。
ところで前記の微粉砕装置に於いては、回転子2と固定
子6との間隙4が一般に2〜5m+或いはそれ以上あっ
て広めので、 刊 固定子6の凹部5aに発生する渦の強きが弱い。
口)回転子2による被粉砕物粒子の打撃確率が小さい。
ハ)回転子2による被粉砕物粒子への打撃力が小さい。
等の欠点があった。
また回転子2と固定子6とにより形成された粉砕室内に
於いては、空気は回転子2の凹部1亀間隙4及び固定子
6の凹部5aを通過し、被粉砕物粒子はこの空気即ち上
向き螺旋気流に乗って粉砕室を通過するのであるが、回
転子2が高速回転しているので、回転子2の四部1aを
通る被粉砕物粒子は殆んど無い。従って、被粉砕物粒子
の通過する箇所は、間隙4及び固定子6の凹部5aの2
ケ所である。然るに固定子6の凸部5、凹部5aの断面
形状は矩形に近いので・固定子6の凹部5aに於いては
、第3図に示す如く高回転速度の渦を形成しながら空気
は下方から上方へ流れる。この渦に巻き込まれた被粉砕
物粒子の内、あるものは四部5aの壁面に衝突し、また
凹部5aから間隙4に排出きれて回転子2の凸部1によ
り強力な打撃作用を受は且つ固定+6の凸部5との間の
摩砕作用により粉砕が進行する。しかし被粉砕物粒子の
あるものは、上記のように粉砕されずに渦に巻き込まれ
たままその渦に乗って四部5aの上端から粉砕室外に出
てしまうという欠点があった。
従って、このような微粉砕装置による粉砕製品の平均粒
度は、被粉砕物粒子によっても若干異なるが、例えば白
米で60μm、トナーで40μmにしかなり得す、充分
な微粉砕とは言い難く、ミクロンオーダ乃至は10数ミ
クロンの微粉砕製品を得ることができなかった。
また上記の微粉砕装置は、 イ)回転子2が高速回転する1、 口)粉砕製品の粒度を小さくする為に、粉砕室通過空気
量を制限する。
などの理由により、空気排気温度が上昇し、固定子6が
局部的に昇温する。その結果、被粉砕物粒子の種類によ
っては粉砕不可能となる場合があり、また粉砕はできる
が粉砕製品が熱的変化を受け、好捷しくないという場合
もある。例えば、トナー或いは合成樹脂は軟化点が低く
・粉砕不可能となり、コーヒー粉末、ブドウ糖。
ある種の医薬品等の弱熱性物質は熱的変化を受ける。
このような欠点を解消する為、従来は微粉砕装置内に被
粉砕物粒子と共に導入する空気を冷却する為に、第4図
に示す如く固定+6の下端に連なる下部ケーシング7の
底板に設けられた冷却空気の導入管13の途中に被粉砕
物粒子の供給口14を設け、導入管16の先端に空気冷
却器15を連結(−1この空気冷却器15の冷却コイル
16の入口と冷凍機17の出口とを配管18にて連結し
、冷却コイル16の出口と冷媒タンク19のへ口とを配
管20にで連結し、冷媒タンク19の出口と冷凍機17
の入口とをポンプ21を途中に備えた配管22にて連結
している。図中26は回転子2を高速回転する電動機で
、ベルト24を走行して回転軸6を回転するようになっ
ている。25はバグフィルタ−で、その入口に微粉砕装
置の粉砕製品排出口12に連結された排出管27の先端
を連結している。
バグフィルタ−25の出口には途中に吸引送風機28を
備えた排気管29を連結している。
微粉砕装置内に被粉砕物粒子と共に導入される空気は、
前記空気冷却器15を通過して冷却コイル16により予
め必要温度まで冷却される。
しかしこのような導入空気の冷却でに、排気温度を目的
の温度に抑えることはできるが、固定子6の局部的な温
度上昇を抑えることができなかった。
さらに前記従来の微粉砕装置では被粉砕物粒子に粗大粒
子が混入していると、微細に粉砕されずに粗大粒子のま
ま排出さt′したり、粗大粒子の衝突により回転子2或
いは固定子6が著しく摩耗するので、予め被粉砕物粒子
をある一定範囲の粒径まで細かく粉砕した上で供給する
ことが望ましく、その手間に多大な労力を要するもので
ある。
本発明は、斯かる諸事情に鑑みなされたものであり、前
処理をする必要がなく、被粉砕物粒子の粒径が不均一で
あっても供給された被粉砕作用 物粒子を確実に且つ十分に微粉「を行って粉砕効率を高
め、ミクロンオーダ乃至10数ミクロンの粒度幅の狭い
微粉砕製品を得ることができ、その上微粉砕装置の排気
温度を抑えることができることは勿論のこと、!−2−
固定子の局部的な温度上昇を抑えることができて、軟化
点の低い被粉砕物粒子や弱熱性の被粉砕物粒子でも伺ら
支障なく微粉砕できるようにした微粉砕装置を提供せん
とするものである。
以下本発明による微粉砕装置の一実施例を図によって説
明する。第5図において、30は第1粉砕部、31は第
2粉砕部である。第1粉砕部30は、回転軸3′の下部
に支持せるボス32に固着された上下2枚の支持部材3
3.33に第6図に示す如く外側表面の母線に沿って放
射状に粉砕子34を多数個固設し、上下支持部材33.
33に夫々上面羽根35.補助羽根66を固定して成る
第1回転子67と、この第1回転子67との間に一定間
隙68を存して嵌装嘔れ内側表面に矩形の凸部39を有
する第1固定子40とより成る。第2粉砕部31は、回
転軸6′の上部に支持され第7図に示す如く外側表面の
母線に沿って多数の矩形の凸部41を有し上面板に上面
羽根42.下面板に補助羽根43を設けた第2回転子4
4との間に11EIR以下の間隙45を存して嵌装され
た第2固定子46とより成る。第2固定子46の内側表
面は第8図に示す如く略三角形の凹部47と凸部48と
が連続する歯形になされ、その歯形の凹部47の一辺4
7aが第2回転子44の中心に向けられ且つ1〜5端程
度の長さになされ、凹部47の他辺47bが第2回転子
44の接線方向に向けられ、凹部47の一辺と他辺との
挟角αが45〜60度になされている。そして凸部48
の先端には第2固定子46の軸芯線を中心とする円弧面
48aが形成てれ、その円弧面48aの幅は111Im
程度になされている。第2固定子46の内周面上端には
第9図a、bに示す如く凹部47を塞ぐ分級リング49
が一体又は着脱可能に設けられての幅と凸部48の長さ
との差δは零でも良い。
捷た分級リング49は第10図a、bに示す如く第2固
定子46の中間内周面に設けても良いものであり、その
場合一段のみならず、二段。
三段°°・と設けても良いものである。さらに分級リン
グ49は分割して周方向に段違いに複数段配設しても良
いものである。第2固定子46の外周には第5図に示す
如く冷却用ジャケット50が設けられ、この冷却用ジャ
ケット50の下端の入口と第11図に示される前記第1
固定子40の下端に連なる下部ケーシング7′の底板に
設けられた導入管13′の先端の空気冷却器15′にお
ける冷却コイル16′の出口とが配管51にて連結され
、冷却用ジャケット50の上端の出口と冷媒タンク19
′の入口とが配管52にて連結され、冷媒タンク1グの
出口と冷凍機17′の入口とが途中にポンプ21′を備
えた配管22′にて連結されている。冷凍機17′の出
口と空気冷却器15の冷却コイル16の入口とが配管1
8’にて連結きれている。
前記冷却用ジャケット50は、第1固定子40の外周ま
で下方に延長して設けても良いものである。
第5図中10′は上部ケーシング、12′は粉砕製品排
出口である。第11図中26′は電動機で、ベルト24
′を走行して回転軸6′を回転するようになっている。
25′は粉砕製品排出口12′に連結された排出管27
′の先端に連結されたバグフィルタ−で、このバグフィ
ルタ−25′の出口には途中に吸引送風機28′を備え
た排気管29′が連結きれている。56は被粉砕物粒子
を供給口14′に送入するフィーダである。
次に上述の如く構成された本発明の微粉砕装置による被
粉砕物粒子の粉砕作用について説明する。第11図に示
される電動機26′を駆動し、ベルト24′を走行して
回転軸6′を高速回転]〜、また吸引送風機28′を運
転すると共に冷凍aj17’から空気冷却器15′の冷
却コイル16′に低温の冷媒を送り、空気冷却器15′
に導入した空気を冷却して0〜5Cの低温空気とし、こ
れを導入管16′を通して下部ケーシング7′内に吸引
導入すると共にフィーダ56から被粉砕物粒子を導入管
13′の途中の供給口14′に送入し、該供給口14′
から連続的に被粉砕物粒子を導入管16′に供給し、低
温空気を乗せて下部ケーシンダ7′内に導入する。この
下部ケーシング7′内に導入された被粉砕物粒子は、第
5図に示される回転軸6′と一体に高速回転する第1回
転子67の補助羽根66によって起る気流により該下部
ケーシング7′の逆円錐状内面に沿って上昇し、第1回
転子37と第1固定子40との間に形成された第1粉砕
室内に入り、ここで大きな粒子が第1回転子37と第1
固定子40とにより粉砕される。そしである一定範囲の
粒径まで細かく粉砕された粒子は第1粉砕室外に出て上
面羽根35及び第2回転子44の補助羽根450回転に
より生じる気流に乗り、第2回転子44と第2固定子4
6との間に形成された第2粉砕室に導かれ、ここで全て
の粒子が微粉砕作用を受けて、ミクロンオーダ乃至は1
0数ミクロンの粒度幅の狭い微粉砕製品となって上部ケ
ーシング10′内に送り出され、第2回転子44と一体
に高速回転する上面羽根42によって上部ケーシング1
0′の内周面に沿って回転し、上部ケーシング10′の
接線方向に設けられた製品排出口12′から空気と共に
排出され、この製品排出口12′に連なる第11図に示
される排出管27′を通]−でバグフィルタ−25′に
導入される。そしてここで粉砕製品と空気とに分離され
、空気に吸引送風機28′を経由I−て排気管2グより
排気され、粉砕製品はバグフィルタ−25′から図示せ
ぬホッパーに送られて貯留される。
次に上記第2粉砕室内での被粉砕物粒子の微粉砕作用の
詳細について、第2回転子44と第2固定子46と分級
リング49との関連構成によって説明する。
一般的に回転体の周囲の空気を考えると、表面に耐着I
〜ている空気は、回転体の周速と同一速度で回転するの
に対し、表面から離れた位置にある空気の速度はその距
離が太きければ大きい程、回転体の周速からの遅れが大
きくなり、速度は小さくなる。然るに第2固定子46の
凹部47を考えると、この部分には第8図に示されるよ
りに渦が誘引される。渦の回転数は、凹部47の開口面
に沿う空気の円周速度υに比例する。従って、第2回転
子44と第2固定子46との間隙45の寸法りが大きい
程、前記円周速度υは第2回転子44の周速υ。から遅
れ、渦の回転数は小さくなる。逆に間隙45の寸法りが
小さい程渦の回転数は大きくなる。かくして渦に巻き込
まれた被粉砕物粒子は、渦の回転数が大きい程強烈に壁
面に衝突し、才た渦の回転数が大きい程より小粒径の粒
子も壁面に衝突することになるので、被粉砕物粒子は良
好に粉砕でれる。
また凹部47内の渦から間隙45に出た被粉砕物粒子の
第2回転子44による打撃確率Pは、間隙45の寸法h
J被粉砕物粒子の粒径d1第2回転子44の凸部41の
個数nとすると、p QC−×nとなり、間隙45の寸
法りが小さく、第2回転子44の凸部41の個数nの多
いものは前記打撃確率Pが増大し、第2回転子44によ
る被粉砕物粒子の打撃粉砕が効率良く行われる。
さらに第2固定子46の凹部47から間隙45に出た被
粉砕物粒子は、間隙45を流れる空気流により加速され
る。この場合間隙45の寸法りが大きい程、粒子が第2
回転子44により打撃されるまでの時間が長くなる為、
打撃時に於ける粒子と第2回転子44との相対速度は小
さくなり、第2回転子44による粒子の打撃力は小さく
なるが、間隙45の寸法が11EI+以下と極めて小さ
いので、粒子が第2回転子44により打撃されるまでの
時間が短くなるので、打撃時における粒子と第2回転子
44との相対速度は大きくなり、第2回転子44による
粒子の打撃力に大きくなる。従って被粉砕物粒子は確実
に打撃される。
さて、第2固定子46の四部47の形状は前述の如く略
三角形であるので、この凹部47に於ける空気の流れは
第12図に示す如(a 、 a’。
a“・−・及び渦す、b’、b“の二つに分かれる。渦
す。
b’、b“−・−に巻き込まれた被粉砕物粒子は、従来
の矩形の凹部5a(第6図参照)の場合と略同様に壁面
に衝突し、粉砕が行われる。そして渦流に乗って凹部4
7の一辺47aに沿って凸部48の先端Bに進み、間隙
45に導かれ、この部分で第2回転子44の凸部41に
より打撃を受け、粉砕が行われる。そして同様の作用が
次の第2固定子46の凹部479第2回転子44の凸部
41で受け、粉砕が次々に進行する。一方従来の矩形の
四部5aの場合は殆んど生じることの無い空気の流れa
、 、/、 a′/−・・に乗っていく被粉砕物粒子は
、凹部47の他辺47bに沿って凸部48の先端Aに進
み、間隙45に導かれ、この部分で第2回転子44の凸
部41により打撃を受け、粉砕が行われる。と同時に打
撃粉砕作用を受けた粒子がさらに凹部47の他辺47b
に衝突せしめられ、粉砕される。そして同様の作用が次
の第2固定子46の凹部47で受け、粉砕が次々に進行
する結果、従来の矩形の凹部5&の場合に比し、第2回
転子44による打撃がB点のみでなくA点においてもな
されるので、粉砕確率が大きくなり、被粉砕物粒子がよ
り細かく且つ効率良く微粉砕されることになる。
然1−で第2固定子46の内周面には第9図a。
b或いは第10図a、bに示す如く凹部47の一部又は
全部を塞ぐ分級リング49が設けられているので、被粉
砕物粒子が従来のように凹部5内を高回転速度の渦(第
6図参照)に乗って一気に第2粉砕室外に出てしまうも
のは無くなり、後述の分級リング49の分級作用により
被粉砕物粒子の第2粉砕室内に於ける滞留時間が長くな
ると同時に、第2粉砕室内に於ける被粉砕物粒子の濃度
が高くなる。滞留時間がそれだけ長くなると、それだけ
粉砕作用を受ける確率が上昇し、より微粉の粉砕製品が
得られる。また被粉砕物粒子の濃度が高ぐなると、被粉
砕物粒子相互の衝突の確率が高くなり、粉砕作用が助長
される。この二つの作用から被粉砕物粒子は確実に微粉
砕が進行する。こうして微粉砕されたものが空気流に乗
って分級リング49の直下で間隙45に出ようとする粒
子は、ここではまだ第2回転子44の回転による遠心力
が働いているので、ある一定サイズ以上の粒子は再び第
2固定子46の凹部47に押し戻されてしまう。押し戻
された粒子は再び粉砕作用を受け、ある一定サイズ以下
になるまで分級リング490部分を通過することができ
ない。従って、被粉砕物粒子の微粉砕が十分に行われる
かくして第2回転子44と第2固定子46との間に形成
された第2粉砕室内を通過した微粉砕粒子は、前述の1
同以下の間隙45と、−辺47JLが中心に向き他辺4
7bが回転する第2回転子44に対向するように第2回
転子44の接線方向に向き且つ両辺47a、47bの挟
角αが45〜60度になされた第2固定子46の内側表
面の多数の略三角形の凹部47と、第2固定子46の内
周面に設けられた分級リング49との作用の相乗効果に
より、ミクロンオーダ乃至峰10数ミクロンの微粉砕製
品となる。
上記の第2粉砕部による被粉砕物粒子の微粉砕により、
導入空気及び被粉砕物粒子は第2粉砕室内を下方から上
方に移動するにつれて温度上昇する。この温度上昇の仕
方は原理的には下方から上方へ一様に均等に上昇するの
であるが、間隙45及び第2固定子46の凹部47にお
いて局部的に被粉砕物粒子の濃度が高くなることは避け
られず、従って被粉砕物粒子及び導入空気の局部的な温
度上昇が発生する。
これらの温度上昇を抑える為に本発明の微粉砕装置では
、被粉砕物粒子と共に第2粉砕室内に導入される空気を
空気冷却器15′を通して冷却コイル16′により冷却
するだけではなく、冷却コイル16′を通った冷媒を冷
却用ジャケット50に通して、間隙45及び第2固定子
46の凹部47に在る空気及び被粉砕物粒子を第2固定
子46を介して冷却ジャケット50中の冷媒と熱交換さ
せている。この熱交換は、間隙45が1圏以下と極めて
小さい為、熱貫流係数が大きくて極めて効率が良く、冷
却効果が著しいものである。従って、従来のように冷却
空気の導入のみによる冷却方法に比べて容易に空気及び
被粉砕物粒子の温度上昇を抑えることができるのみなら
ず、局部的な第2固定子46の温度上昇も抑えることが
できる。
尚冷却ジャケット50を第1固定子40の外周まで下方
に延長して設けた場合は、第1固定子40の温度上昇も
抑えることができる。
本発明による微粉砕装置は、前記の他用16図に示すも
のがある。この微粉砕装置は、製品排出口12′とバグ
フィルタ−25′とを連結した排出管27′の途中に分
級機54が設けられ、該分級機54の粗粉排出口55と
下部ケーシング7′の導入管13′の途中に設けられた
被粉砕物供給口14′とが配管56にて連繋され、分級
機54の微粉排出口57は排出管27′にてバグフィル
タ−25′に連結をれている。その他は第11図と同一
構成であるので、その説明を省略する。
この微粉砕装置によれば、第2粉砕部31でミクロンオ
ーダ乃至1o数ミクロンに微粉砕された粒度幅の狭い粉
砕製品が空気と共に製品排出口12′より排出され、排
出管27′を通って分級機54に入ると、ミクロンオー
ダの微粉と1゜数ミクロンの粗粉とに分級される。そし
て一方の微粉は排出管27′を通ってバグフィルタ−2
5′に導入され、ここで微粉と空気とに分離され、空気
は吸引送風機28′を経由して排気管29′より排気さ
れ、微粉はバグフィルタ−25′から図示せぬホッパー
に送られて貯留される。他方粗粉は排出口55から配管
56を通って被粉砕物供給口14′に送入されて導入管
16′に供給され、フィーダ53から被粉砕物供給口1
4′に送入され導入管16′に供給された新たな被粉砕
物粒子と共に冷却空気に乗って下部ケーシング7′内に
導入され、再伊第1粉砕部30.第2粉砕部31で再び
粉砕作用を受ける。従って、この微粉砕装置で得られる
粉砕製品はミクロンオーダの極めて粒度幅の狭い微粉で
ある。
以上の説明で判るように本発明の微粉砕装置は、第1粉
砕部にて被粉砕物粒子中の粗大粒子を予め粉砕して、あ
る一定範囲の粒径の細かい粒子となし、これを第2粉砕
部で微粉砕するようにしたので、第2回転子及び第2固
定子の摩耗が著しく減少し、耐久性に富むものである。
しかも従来のように予め被粉砕物粒子をある一定範囲の
粒径まで細かく粉砕するという前処理が不要であるので
、これに要した多大の労力を省略される。
転子との間隙を1關以下と著しく狭くしであるので、被
粉砕物粒子を確実に且つ十分に、しかも効率良く微粉砕
することができて、ミクロンオーダ乃至10数ミクロン
の粒度幅の狭い微粉砕製品を短時間に容易に得ることが
できる。
特に微粉砕製品を分級機で分級して10数ミクロンオー
タ゛の粗粉を戻1〜で再び微粉砕するようにした場合は
、ミクロンオーダの極めて粒度幅の狭い粉砕製品を得る
ことができる。
さらに本発明の微粉砕装置は、第2粉砕室内に被粉砕物
粒子と共に導入される空気を冷却して排気温度を抑える
ことができるばかりではなく、従来不可能であった固定
子の局部的な温度上昇を抑えることができるので、軟化
点の低い被粉砕物粒子でも粉砕不可能となることが無く
円滑に粉砕でき、また弱熱性物質の被粉砕物粒子でも熱
的変化を受けることなく粉砕できる。
その上導入空気の冷却と固定子の冷却とが1台の冷却装
置で行われるので、極めて冷却効率が良く、運転費も安
価で経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の微粉砕機を示す縦断面図、第2図は第1
図のI−1線に沿う一部拡大断面図、第3図は第1図の
微粉砕装置の固定子内側表面の凹部に於ける空気の流れ
を示す一部斜視図、第4図は従来の他の微粉砕装置を示
す系統図、第5図は本発明の微粉砕装置の要部を示す縦
断面図、第6図は第5図の■−■線に沿う拡大断面図、
第7図は第5図の■−■線に沿う拡大断面図、第8図は
本発明の微粉砕装置に於ける第2粉砕部の第2回転子と
第2固定子との組合せを示す一部水平断面図、第9図a
、bは第2固定子上端内周面に設けた分級リングを示す
一部斜視図、第10図a、bは第2固定子中間内周面に
設けた分級リングを示す一部斜視図及び一部縦断面図、
第11図は本発明の微粉砕装置の全体を示す系統図、第
12図は第2固定子内側表面の凹部と第2回転子外側表
面の凸部との関係による被粉砕物粒子の粉砕作用を説明
する為の第8図の拡大図、第13図は本発明の他の微粉
砕装置を示す系統図である。 6′・・・回転軸 7′・・・下部ケーシング 10′
・・・上部ケーシング 12′・・・製品排出口 13
′・・・導入管14′・−・被粉砕物供給口 15′・
・・空気冷却器16′−・−冷却コイル 17′・・・
冷凍機18′・・・配管25′・・・バグフィルタ−2
7′−・・排出管 60・・・第1粉砕部 ろ1・・・
第2粉砕部 34・・・粉砕子37・−・第1回転子 
38・−・間隙 39・−・凸部40・・・第1固定子
 41・・・凸部 44・・・第2回転子 45・・・
間隙 46・・・第2固定子 47・・・略三角形の凹
部 4’7 a・・・凹部の一辺 47b−・・四部の
他辺 4B・・・略三角形の凸部 49・−・分級リン
グ 50・・−冷却用ジャケット 51・・・配管 5
2・−・配管 54・・・分級機 55・・・粗粉排出
口 56・・・配管 出願人  川崎重工業株式会社 代理人   弁理士 高   雄次部 第1図 第2図 第5図 第6図 第7図 第8図 1自 第9図(Q) 第9図(b) 第10図(b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)回転軸の下部に支持され外側表面の母線に沿って放
    射状に粉砕子を有する第1回転子との間に一定間隙を存
    して第1固定子が嵌装された第1粉砕部と、回転軸の上
    部に支持され外側表面の母線に沿って多数の凸部を有す
    る第2回転子との間に1H以下の間隙を存して第2固定
    子が嵌装さi″した第2粉砕部と、前記第1固定子の下
    端に連なる下部ケーシングに設けらt″した被粉砕物粒
    子と空気の導入管と、前記第2固定子の下端に連なる上
    部ケーシングに設けられた粉砕製品排出口とより成り、
    前記第2粉砕部の第2固定子の内側表面は略三角形の四
    部と凸部が連続する歯形になきれ、その歯形の凹部の一
    辺が第2回転子の中心に向けられ、凹部の他辺が第2回
    転子の接線方向に設けられ、凹部の一辺と他辺との挟角
    が45〜60度になされ、第2固定子の内周面に凹部の
    一部又は全部を塞ぐ分級リングが少くとも一段設けられ
    、少くとも第2固定子の外周には冷却ジャケットが設け
    られ、該冷却ジャケットの入口と前記下部ケーシングの
    導入管の先端に設けた空気冷却器の冷却コイルの出口と
    が配管を介して連結きれ、冷却ジャケットの出口と冷凍
    機の入口とが配管を介して連結され、冷凍機の出口と空
    気冷却器の冷却コイルの入口とが配管を介して連結され
    ている微粉砕装置。 2)回転軸の下部に支持され外側表面のJ」線に沿って
    放射状に粉砕子を有する第1回転子との間に一定間隙を
    存して第1固定子が嵌装された第1粉砕部と、固転軸の
    上部に支持され外側表面の母線に沿って多数の凸部を有
    する第2回転子との間に1fi以下の間隙を存して第2
    固定子が嵌装された第2粉砕部と、前記第1固定子の下
    端に連なる下部ケーシングに設けられた被粉砕物粒子と
    空気の導入管と、前記第2固定子の下端に連なる上部ケ
    ーシングに設けられた粉砕製品排出口とより成り、前記
    第2粉砕部の第2固定子の内側表面は略三角形の凹部と
    凸部が連続する歯形になされ・その歯形の四部の一辺が
    第2回転子の中心に向けられ、凹部の他辺が第2回転子
    の接線方向に設けられ、凹部の一辺と他辺との挟角が4
    5〜60度になされ、第2固定子の内周面に凹部の一部
    又は全部を塞ぐ分級リングが少くとも一段設けられ、少
    くとも第2固定子の外周には冷却ジャケットが設けられ
    、該冷却ジャケットの入口と前記下部ケーシングの導入
    管の先端に設けた空気冷却器の冷却コイルの出口とが配
    管を介して連結され、冷却ジャケットの出口と冷凍機の
    入口とが配管を介して連結され、冷凍機の出口と空気冷
    却器の冷却コイルの入口とが配管を介して連結され、分
    級機が設けられ、該分級機の粗粉排出口と下部ケーシン
    グの導入管の途中に設けられた被粉砕物供給口とが配管
    にて連繋されている微粉砕装置。
JP6880683A 1983-04-13 1983-04-19 微粉砕装置 Granted JPS59196754A (ja)

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EP84104138A EP0122608B1 (en) 1983-04-13 1984-04-12 Micropulverizer
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JP2008129394A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Canon Inc トナー製造装置及びトナー製造方法
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