JP2003512154A - 固体粒子を超微粉砕する超微粉砕装置および超微粉砕方法 - Google Patents
固体粒子を超微粉砕する超微粉砕装置および超微粉砕方法Info
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- JP2003512154A JP2003512154A JP2001531514A JP2001531514A JP2003512154A JP 2003512154 A JP2003512154 A JP 2003512154A JP 2001531514 A JP2001531514 A JP 2001531514A JP 2001531514 A JP2001531514 A JP 2001531514A JP 2003512154 A JP2003512154 A JP 2003512154A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C19/00—Other disintegrating devices or methods
- B02C19/06—Jet mills
- B02C19/065—Jet mills of the opposed-jet type
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C7/00—Crushing or disintegrating by disc mills
- B02C7/02—Crushing or disintegrating by disc mills with coaxial discs
- B02C7/04—Crushing or disintegrating by disc mills with coaxial discs with concentric circles of intermeshing teeth
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
超微粉砕装置において、一端に出口開口部が形成されている粉砕ハウジングと、前記粉砕ハウジングの二つの両側壁部を通って前記粉砕ハウジング内に進入していて回転可能に同軸に位置決めされた中空軸部とを具備し、前記中空軸部のそれぞれは粉砕室を形成する円錐型ディスクを備えた内方端を有しており、さらに、前記ディスクの間に形成された周方向出口ギャップを具備し、前記各ディスクのそれぞれには前記ディスクの周囲部付近に位置する軸線方向を向けられたタップまたは翼状部からなる同心に位置決めされた少なくとも一つのリングが設けられており、それにより、前記ディスクを異なる速度または異なる方向に回転させることができ、二つの加速ノズルが前記中空軸部を通って前記粉砕室まで延びており、適用例に応じて前記ノズルは前記粉砕室の中心点から遠位に在る前記粉砕室内の共通点に向かうよう向けられている超微粉砕装置が提供される。本発明は前記超微粉砕装置を使用する超微粉砕方法にも関する。
Description
【0001】
発明の背景
本発明は圧縮動力ガス内において流動化された固体粒子を超微粉砕する超微粉
砕装置および超微粉砕方法に関する。
砕装置および超微粉砕方法に関する。
【0002】
医療業から鉱山業および建築材料業までの全ての産業において、連続的に量が
増加する異なる形式の微粉砕または超微粉砕された粉体状乾燥物が原材料として
使用されている。現在ではこれら乾燥物を超微粉砕または微粉砕することはジェ
ットミル内において行われており、ジェットミル内においては高圧縮空気または
過熱水蒸気が粉砕エネルギとして概ね使用されている。最終的な製品と製品のフ
ァインネスとに応じて、これら粉砕プロセスと選別プロセスとにおけるエネルギ
消費は約100kWh/tonから約3000kWh/tonである。
増加する異なる形式の微粉砕または超微粉砕された粉体状乾燥物が原材料として
使用されている。現在ではこれら乾燥物を超微粉砕または微粉砕することはジェ
ットミル内において行われており、ジェットミル内においては高圧縮空気または
過熱水蒸気が粉砕エネルギとして概ね使用されている。最終的な製品と製品のフ
ァインネスとに応じて、これら粉砕プロセスと選別プロセスとにおけるエネルギ
消費は約100kWh/tonから約3000kWh/tonである。
【0003】
効果的で比較的経済的な超微粉砕方法は対向型ジェットミルの原理に基づいて
動作する技術である。対向型ジェットミル技術は1980年代から1990年代
において概ねフィンプルバ(Finnpulva) Abのファイニシュ社(F
innish Company)によって発展しており、その技術においてはエ
ネルギの経済性と粉砕作用の有効性とが大幅に向上した。しかしながら、前記技
術に関連して利用可能な有効な補助技術がないこと、および/または低能率でか
つエネルギ費用が高いことによって、改良式の対向型ジェットミル技術の広範な
使用と適用とが妨げられた。
動作する技術である。対向型ジェットミル技術は1980年代から1990年代
において概ねフィンプルバ(Finnpulva) Abのファイニシュ社(F
innish Company)によって発展しており、その技術においてはエ
ネルギの経済性と粉砕作用の有効性とが大幅に向上した。しかしながら、前記技
術に関連して利用可能な有効な補助技術がないこと、および/または低能率でか
つエネルギ費用が高いことによって、改良式の対向型ジェットミル技術の広範な
使用と適用とが妨げられた。
【0004】
微粉砕/超微粉砕作用においては、高エネルギの動力ガス、しばしば圧縮空気
を粉砕エネルギとして使用する。超微粉砕装置は適用例に応じて100kWから
1000kWまでの範囲で動作可能な工業用コンプレッサを必要とする。
を粉砕エネルギとして使用する。超微粉砕装置は適用例に応じて100kWから
1000kWまでの範囲で動作可能な工業用コンプレッサを必要とする。
【0005】
前述した公知の超微粉砕装置および超微粉砕方法の欠点は、カウンタジェット
ミルが寸法が10マイクロメートル以上の粒子を排除するために粉砕作用を集中
するよう調整される場合において、エネルギ消費が大幅に増すことである。さら
に、粉砕された気体/固体懸濁液を選別機および追加の処理工程部に供給するた
めにジェットミル内の高圧を維持する必要があるので、動力ガスの圧力を大幅に
高める必要がある。
ミルが寸法が10マイクロメートル以上の粒子を排除するために粉砕作用を集中
するよう調整される場合において、エネルギ消費が大幅に増すことである。さら
に、粉砕された気体/固体懸濁液を選別機および追加の処理工程部に供給するた
めにジェットミル内の高圧を維持する必要があるので、動力ガスの圧力を大幅に
高める必要がある。
【0006】
それゆえ、本発明の目的は新規でかつ改良式の超微粉砕装置を提供することに
より前述した問題を排除することである。 本発明の追加の目的は、圧縮動力ガスにおいて流動化された固体粒子を超微粉
砕するためであって前述した欠点を有することのない新規でかつ改良式の超微粉
砕方法を提供することである。
より前述した問題を排除することである。 本発明の追加の目的は、圧縮動力ガスにおいて流動化された固体粒子を超微粉
砕するためであって前述した欠点を有することのない新規でかつ改良式の超微粉
砕方法を提供することである。
【0007】
発明の概要
本発明によれば、超微粉砕装置において、一端に出口開口部が形成されている
粉砕ハウジングと、前記粉砕ハウジングの二つの両側壁部を通って前記粉砕ハウ
ジング内に進入していて回転可能に同軸に位置決めされた中空軸部とを具備し、
前記中空軸部のそれぞれは粉砕室を形成する円錐型ディスクを備えた内方端を有
しており、さらに、前記ディスクの間に形成された周方向出口ギャップを具備し
、前記各ディスクのそれぞれには前記ディスクの周囲部付近に位置する軸線方向
を向けられたタップまたは翼状部からなる同心に位置決めされた少なくとも一つ
のリングが設けられており、それにより、前記ディスクを異なる速度または異な
る方向に回転させることができ、二つの加速ノズルが前記中空軸部を通って前記
粉砕室まで延びており、適用例に応じて前記ノズルは前記粉砕室の中心点から遠
位に在る前記粉砕室内の共通点に向かうよう向けられている超微粉砕装置が提供
される。
粉砕ハウジングと、前記粉砕ハウジングの二つの両側壁部を通って前記粉砕ハウ
ジング内に進入していて回転可能に同軸に位置決めされた中空軸部とを具備し、
前記中空軸部のそれぞれは粉砕室を形成する円錐型ディスクを備えた内方端を有
しており、さらに、前記ディスクの間に形成された周方向出口ギャップを具備し
、前記各ディスクのそれぞれには前記ディスクの周囲部付近に位置する軸線方向
を向けられたタップまたは翼状部からなる同心に位置決めされた少なくとも一つ
のリングが設けられており、それにより、前記ディスクを異なる速度または異な
る方向に回転させることができ、二つの加速ノズルが前記中空軸部を通って前記
粉砕室まで延びており、適用例に応じて前記ノズルは前記粉砕室の中心点から遠
位に在る前記粉砕室内の共通点に向かうよう向けられている超微粉砕装置が提供
される。
【0008】
ディスクにおいて対向して回転する翼状部またはタップのファン効果のために
粉砕室内の圧力が下がるので、そのような超微粉砕装置によって粉砕結果に影響
を与えることなしに前記流動化された気体/固体懸濁液の圧力を下げることがで
きる。さらに前記タップまたは翼状部を調整して、寸法が10マイクロメートル
以上であって二つのディスク間のギャップを通過する粗大粒子を機械的に粉砕で
き、これにより対向型ジェットミル技術に要求されるようなエネルギ消費を大幅
に少なくすることができる。本発明に基づく超微粉砕装置において、循環される
べきギャップ体積は通常の対向型ジェットミルの場合よりもかなり少なくて、エ
ネルギ効率をさらに向上させられる、という結果になる。
粉砕室内の圧力が下がるので、そのような超微粉砕装置によって粉砕結果に影響
を与えることなしに前記流動化された気体/固体懸濁液の圧力を下げることがで
きる。さらに前記タップまたは翼状部を調整して、寸法が10マイクロメートル
以上であって二つのディスク間のギャップを通過する粗大粒子を機械的に粉砕で
き、これにより対向型ジェットミル技術に要求されるようなエネルギ消費を大幅
に少なくすることができる。本発明に基づく超微粉砕装置において、循環される
べきギャップ体積は通常の対向型ジェットミルの場合よりもかなり少なくて、エ
ネルギ効率をさらに向上させられる、という結果になる。
【0009】
本発明によれば、圧縮動力ガス内において流動化された固体粒子を超微粉砕す
る超微粉砕方法において、流動化された気体/固体懸濁液を対向するよう向けら
れた二つの加速ノズルから粉砕室に通して加速させ、それにより、異なる速度ま
たは異なる方向に回転していて対向する二つの円錐型ディスクの間において前記
固体粒子が互いに衝突するときに該固体粒子が粉砕され、前記ディスクの間の周
方向ギャップを通って前記粉砕室から流出するときに、対向して回転する二つの
ディスクの両方の周方向内面から軸線方向に延びるタップまたは翼状部によって
、粉砕された気体/固体懸濁液が機械的にさらに粉砕され、さらに粉砕された気
体/固体懸濁液は前記ディスクを囲む粉砕ハウジングから出口開口部を通って流
出するようにした超微粉砕方法が提供される。
る超微粉砕方法において、流動化された気体/固体懸濁液を対向するよう向けら
れた二つの加速ノズルから粉砕室に通して加速させ、それにより、異なる速度ま
たは異なる方向に回転していて対向する二つの円錐型ディスクの間において前記
固体粒子が互いに衝突するときに該固体粒子が粉砕され、前記ディスクの間の周
方向ギャップを通って前記粉砕室から流出するときに、対向して回転する二つの
ディスクの両方の周方向内面から軸線方向に延びるタップまたは翼状部によって
、粉砕された気体/固体懸濁液が機械的にさらに粉砕され、さらに粉砕された気
体/固体懸濁液は前記ディスクを囲む粉砕ハウジングから出口開口部を通って流
出するようにした超微粉砕方法が提供される。
【0010】
好ましい実施形態の説明
本発明の追加の特徴は特許請求の範囲より明らかである。
反対方向に向けられた二つの加速用ノズル1内を通って一対の対向する円錐型
ディスク3、4により形成される粉砕室2内に加速される場合における圧縮動力
ガス、例えば空気および流動化された固体−気体懸濁液によって、粉砕/超微粉
砕されるべき材料が流動化される。加速用ノズル1は粉砕室2の中心点から遠位
に在る粉砕室2内の共通点に向かうよう向けられている。これにより、加速され
て一つの加速用ノズル1から流出する固体が対向する加速用ノズル1に進入する
のが妨げられる。この進入作用によって加速用ノズル1が大幅に摩耗欠損されう
る。固体は互いに衝突するときに粉砕される。前記円錐型ディスク3、4は同軸
の二つの中空軸部5、6に取り付けられており、これら中空軸部5、6は矢印7
、8に示すように反対方向に回転するよう駆動される。前記円錐型ディスク3、
4は互いに或る距離をおいて位置決めされており、これらディスクの間に周方向
出口ギャップ9を形成している。各円錐型ディスク3、4には、ディスク3、4
の周囲部付近に位置していて軸線方向を向いたタップまたは翼状部10からなる
同心に位置決めされた少なくとも一つのリングが設けられている。これらタップ
10は前記出口ギャップ9を横切って延びている。タップ10または翼状部から
なるリングの各直径は、円錐型ディスク3、4を反対方向に回転させるのに十分
なように異なっている。円錐型ディスク3、4は、一端に出口開口部12が形成
されている粉砕ハウジング11により囲まれている。円錐型ディスク3、4の中
空軸部5、6は前記粉砕ハウジング11の両側壁を通って前記粉砕ハウジング1
1内に進入している。粉砕室2内で粉砕された気体/固体懸濁液は前記周方向出
口ギャップ9を通って流出する。周方向出口ギャップ9を通過するときに、粉砕
された気体/固体懸濁液は、円錐型ディスク3、4と一緒に回転する軸線方向を
向いたタップ10または翼状部によって機械的にさらに粉砕される。同時に、前
記タップ10または翼状部はファンとしての役目を果たし、粉砕室2内を減圧す
ると共に粉砕された気体/固体懸濁液を前記粉砕ハウジング11から追加の処理
工程部まで流出させる。
ディスク3、4により形成される粉砕室2内に加速される場合における圧縮動力
ガス、例えば空気および流動化された固体−気体懸濁液によって、粉砕/超微粉
砕されるべき材料が流動化される。加速用ノズル1は粉砕室2の中心点から遠位
に在る粉砕室2内の共通点に向かうよう向けられている。これにより、加速され
て一つの加速用ノズル1から流出する固体が対向する加速用ノズル1に進入する
のが妨げられる。この進入作用によって加速用ノズル1が大幅に摩耗欠損されう
る。固体は互いに衝突するときに粉砕される。前記円錐型ディスク3、4は同軸
の二つの中空軸部5、6に取り付けられており、これら中空軸部5、6は矢印7
、8に示すように反対方向に回転するよう駆動される。前記円錐型ディスク3、
4は互いに或る距離をおいて位置決めされており、これらディスクの間に周方向
出口ギャップ9を形成している。各円錐型ディスク3、4には、ディスク3、4
の周囲部付近に位置していて軸線方向を向いたタップまたは翼状部10からなる
同心に位置決めされた少なくとも一つのリングが設けられている。これらタップ
10は前記出口ギャップ9を横切って延びている。タップ10または翼状部から
なるリングの各直径は、円錐型ディスク3、4を反対方向に回転させるのに十分
なように異なっている。円錐型ディスク3、4は、一端に出口開口部12が形成
されている粉砕ハウジング11により囲まれている。円錐型ディスク3、4の中
空軸部5、6は前記粉砕ハウジング11の両側壁を通って前記粉砕ハウジング1
1内に進入している。粉砕室2内で粉砕された気体/固体懸濁液は前記周方向出
口ギャップ9を通って流出する。周方向出口ギャップ9を通過するときに、粉砕
された気体/固体懸濁液は、円錐型ディスク3、4と一緒に回転する軸線方向を
向いたタップ10または翼状部によって機械的にさらに粉砕される。同時に、前
記タップ10または翼状部はファンとしての役目を果たし、粉砕室2内を減圧す
ると共に粉砕された気体/固体懸濁液を前記粉砕ハウジング11から追加の処理
工程部まで流出させる。
【0011】
粉砕室2内を減圧させることによって粉砕作用が高まり、動力ガスの初期圧力
を維持することができるという結果になる。例えば粉砕室2内の圧力が0.5b
arだけ低下する場合には、粉砕効率は10%以上高まる。 粉砕室2を形成する円錐型ディスク3、4を摩耗から保護するために、各ディ
スク3、4には補強用環状内面が設けられており、この補強用環状内面は、前記
ディスク3、4の回転時に両加速用ノズル1に対面する領域を被覆している。
を維持することができるという結果になる。例えば粉砕室2内の圧力が0.5b
arだけ低下する場合には、粉砕効率は10%以上高まる。 粉砕室2を形成する円錐型ディスク3、4を摩耗から保護するために、各ディ
スク3、4には補強用環状内面が設けられており、この補強用環状内面は、前記
ディスク3、4の回転時に両加速用ノズル1に対面する領域を被覆している。
【0012】
両方の前記ディスク3、4における軸線方向に延びるタップまたは翼状部10
からなる同心リングの数を変更すること、および前記ディスクの回転速度を変更
することによって、超微粉砕装置の効率をさらに調整することができる。超微粉
砕装置において可能性のある良好なファン効果を得るために、両方のディスク3
、4における軸線方向に延びる翼状部からなる最外方のリングを有するようにす
るのが好ましい。
からなる同心リングの数を変更すること、および前記ディスクの回転速度を変更
することによって、超微粉砕装置の効率をさらに調整することができる。超微粉
砕装置において可能性のある良好なファン効果を得るために、両方のディスク3
、4における軸線方向に延びる翼状部からなる最外方のリングを有するようにす
るのが好ましい。
【0013】
好ましい実施形態によれば、固体で静止式の円筒型金属部材13を中空軸部5
、6内に挿入し、加速用ノズル1が円筒型金属部材13を通って延びている。 気体/固体懸濁液内の動力ガスと固形分との圧力を調整して微細な破片の最適
超微粉砕作用が得られる場合、タップ10または翼状部の数および形状ならびに
ディスク3、4の回転速度を調整して前記ディスク3、4の間の周方向ギャップ
を通過する粗大粒子の最適な機械的粉砕作用が得られる場合に、最適な粉砕結果
が得られる。
、6内に挿入し、加速用ノズル1が円筒型金属部材13を通って延びている。 気体/固体懸濁液内の動力ガスと固形分との圧力を調整して微細な破片の最適
超微粉砕作用が得られる場合、タップ10または翼状部の数および形状ならびに
ディスク3、4の回転速度を調整して前記ディスク3、4の間の周方向ギャップ
を通過する粗大粒子の最適な機械的粉砕作用が得られる場合に、最適な粉砕結果
が得られる。
【0014】
これら効果のために、通常の粉砕作用よりも粉砕エネルギが少ないことによっ
て良好かつ制御可能な粉砕結果を達成できる。 本発明に基づく超微粉砕装置は、例えば車の古タイヤからの熱分解されたカー
ボン(pyrolized carbon)を超微粉砕するのに使用されうる。
この場合には磁気選別機を使用することにより炭素鋼が除去される。さらに、超
微粉砕装置は医療業、食品産業、およびペンキ塗り業ならびに建築業においても
使用されうる。
て良好かつ制御可能な粉砕結果を達成できる。 本発明に基づく超微粉砕装置は、例えば車の古タイヤからの熱分解されたカー
ボン(pyrolized carbon)を超微粉砕するのに使用されうる。
この場合には磁気選別機を使用することにより炭素鋼が除去される。さらに、超
微粉砕装置は医療業、食品産業、およびペンキ塗り業ならびに建築業においても
使用されうる。
【図1】
本発明に基づく超微粉砕装置の線A−Aに沿ってみた略鉛直断面図である。
【図2】
図1における超微粉砕装置の線B−Bに沿ってみた図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B02C 13/30 B02C 13/30
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),AE,AG,A
L,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR
,BY,BZ,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,
DE,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,G
D,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN
,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,
LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,M
G,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL
,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,
SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,U
S,UZ,VN,YU,ZA,ZW
(72)発明者 イルマスティ,ベイッコ
フィンランド国,エフイーエン−00640
ヘルシンキ,トリンマキ 10 アー
(72)発明者 スオミネン,ハンヌ
アメリカ合衆国,コロラド 80401,ゴー
ルデン,ウエスト エルスワース プレイ
ス 14397
Fターム(参考) 4D065 AA04 AA24 BB04 BB11 EB14
EB20 ED04 ED14 ED22 EE02
EE11
Claims (10)
- 【請求項1】 超微粉砕装置において、 一端に出口開口部が形成されている粉砕ハウジングと、 前記粉砕ハウジングの二つの両側壁部を通って前記粉砕ハウジング内に進入し
ていて回転可能に同軸に位置決めされた中空軸部とを具備し、前記中空軸部のそ
れぞれは粉砕室を形成する円錐型ディスクを備えた内方端を有しており、 さらに、 前記ディスクの間に形成された周方向出口ギャップを具備し、前記各ディスク
のそれぞれには前記ディスクの周囲部付近に位置していて軸線方向を向いたタッ
プまたは翼状部からなる同心に位置決めされた少なくとも一つのリングが設けら
れており、それにより、前記ディスクを異なる速度または異なる方向に回転させ
ることができ、二つの加速ノズルが前記中空軸部を通って前記粉砕室まで延びて
おり、適用例に応じて前記ノズルは前記粉砕室の中心点から遠位に在る前記粉砕
室内の共通点に向かうよう向けられている超微粉砕装置。 - 【請求項2】 前記ディスクには補強用環状内面が設けられており、この補
強用環状内面は、前記ディスクの回転時に両加速用ノズルに対面する領域を被覆
する請求項1に記載の超微粉砕装置。 - 【請求項3】 前記加速ノズルには、圧縮動力ガスにより流動化された固体
粒子が供給される請求項1に記載の超微粉砕装置。 - 【請求項4】 前記各ディスクには軸線方向翼状部からなる最外方リングが
設けられている請求項1に記載の超微粉砕装置。 - 【請求項5】 前記各中空軸部において、固体で静止式の円筒状部材が存在
しており、この円筒状部材を通って加速ノズルが延びている請求項1に記載の超
微粉砕装置。 - 【請求項6】 圧縮動力ガス内において流動化された固体粒子を超微粉砕す
る超微粉砕方法において、 流動化された気体/固体懸濁液を対向するよう向けられた二つの加速ノズルか
ら粉砕室に通して加速させ、 それにより、異なる速度または異なる方向に回転していて対向する二つの円錐
型ディスクの間において前記固体粒子が互いに衝突するときに該固体粒子が粉砕
され、前記ディスクの間の周方向ギャップを通って前記粉砕室から流出するとき
に、対向して回転する二つのディスクの両方の周方向内面から軸線方向に延びる
タップまたは翼状部によって、粉砕された気体/固体懸濁液が機械的にさらに粉
砕され、さらに粉砕された気体/固体懸濁液は前記ディスクを囲む粉砕ハウジン
グから出口開口部を通って流出するようにした超微粉砕方法。 - 【請求項7】 微細な破片の最適超微粉砕作用を得るために前記気体/固体
懸濁液内の前記動力ガスと前記固形分との圧力を調整し、前記ディスク間の前記
ギャップを通過する粗大粒子の最適な機械的粉砕作用を調節するためにタップの
数および形状ならびに前記ディスクの回転速度を調整するようにした請求項6に
記載の超微粉砕方法。 - 【請求項8】 超微粉砕されるべき材料が車の古タイヤからの熱分解された
カーボンである請求項6に記載の超微粉砕方法。 - 【請求項9】 前記タイヤからの鋼が磁気選別機により前記熱分解されたカ
ーボンから除去される請求項8に記載の超微粉砕方法。 - 【請求項10】 軸線方向翼状部が設けられていて反対方向に回転する前記
ディスクがファンとしての役目を果たし、それによりガスと粉砕物とを前記ディ
スク間の前記空間から排出させると共に前記ディスク間の前記空間の前記圧力を
下げるようにした請求項6に記載の超微粉砕方法。
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