JPH0910623A - 塊状物質の粉砕装置及びその粉砕方法 - Google Patents

塊状物質の粉砕装置及びその粉砕方法

Info

Publication number
JPH0910623A
JPH0910623A JP16630095A JP16630095A JPH0910623A JP H0910623 A JPH0910623 A JP H0910623A JP 16630095 A JP16630095 A JP 16630095A JP 16630095 A JP16630095 A JP 16630095A JP H0910623 A JPH0910623 A JP H0910623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
classifier
crushing
flakes
coarse
tube mill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16630095A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Ito
光弘 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chichibu Onoda Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chichibu Onoda Cement Corp filed Critical Chichibu Onoda Cement Corp
Priority to JP16630095A priority Critical patent/JPH0910623A/ja
Publication of JPH0910623A publication Critical patent/JPH0910623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】塊状物質を効率良く粉砕する。 【構成】予粉砕機Lにより塊状物質を粉砕してフレーク
を形成し、該フレークをチューブミルNに供給する塊状
物質の粉砕装置であって;前記予粉砕機Lとチューブミ
ルMとの間に、前記フレークを解砕して細粒と粗粒とに
分離、分級し、その粗粉をチューブミルに供給する解砕
機能付分級機Mを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はセメントクリンカなど
の塊状物質の粉砕装置及びその粉砕方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の塊状物質の粉砕方法は、高圧ロー
ルプレスに供給されたセメントクリンカ等の塊状物質を
2個のロール間で圧縮、破壊して、フレークを形成する
予備粉砕行程と;該フレークをチューブミルに供給し、
更に粉砕する本粉砕行程と;を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例の粉砕方法にお
いて、フレークは微粉を含んだ比較的強固な凝集状態と
なっているため、このフレークをチューブミルに供給
し、ボールの衝撃を与えても、微粉及びその凝集体がク
ッションの役割を果たすため効果的な粉砕が困難であ
る。
【0004】因に、高圧ロールプレスから排出される粉
体の粒度分布を、フレークのままの状態mとフレークを
手でもみほぐした状態nとに分けて測定したところ、図
5の通りとなった。この図から明らかな様に、セメント
として必要な大きさの粒径60μm未満の粒子はフレー
ク中に50%程度含まれていることが判明した。又、フ
レーク中に含まれている微粉は、チューブミルに供給さ
れると更に粉砕され、所謂過粉砕となり、必要以上に細
かい粒径になってしまう。
【0005】この発明は、上記事情に鑑み、塊状物質を
効率良く粉砕することを目的とする。
【0006】この発明は、予粉砕機により塊状物質を粉
砕してフレークを形成し、該フレークをチューブミルに
供給する塊状物質の粉砕装置であって;前記予粉砕機と
チューブミルとの間に、前記フレークを解砕して製品
(セメントなど)として有効な細粒と粒子が大きすぎて
そのままでは無効な粗粒とに分離、分級し、その粗粉を
チューブミルに供給する解砕機能付分級機を設けたこと
を特徴とする塊状物質の粉砕装置、により前記目的を達
成しようとするものである。
【0007】
【作用】予粉砕機に塊状物質を供給してフレークを形成
し、該フレークを解砕機能付分級機に供給する。該フレ
ークは解砕されて細粒と粗粒とが分離された状態とな
り、この状態において分級機にかけられ、細粉と粗粉と
に分級され、細粉は製品として回収され、又、粗粉はチ
ューブミルに供給されて更に粉砕される。
【0008】
【実施例】この発明の第1実施例を図1、図2により説
明する。予粉砕機Lは、解砕機構付分級機Mを介してチ
ューブミルNに接続されている。
【0009】この予粉砕機Lは、例えば、500〜20
00kg/cm2の高圧ロールプレスであり、図示しな
いギャップを介して対向する二つのローラ20、21を
備えている。
【0010】解砕機能付分級機Mは、図2に示す様に、
ケーシング1内にロータ軸13に固定された分級羽根3
付ロータ2を配設する。分級羽根3の外周には分級室1
1を介してガイドベーン4が設けられている。
【0011】この分級室11は分散室12を介して原料
投入口7に連通している。この分散室12は円筒状の衝
突板5と、その内側に夫々設けられたロータ側解砕部8
とケーシング側解砕部9とを備えている。
【0012】ロータ側粉砕部8のロータ2の上面2aに
は、間隔をおいて複数のピン8a、8bが設けられてお
り、又、ケーシング側解砕部9のケーシング内面9aに
は間隔をおいて複数のピン9b、9cが設けられてい
る。
【0013】このピン8a、8b、ピン9b、9cは要
するに、解砕手段たるピンミルを構成するように配列さ
れれば良いので、必要に応じて適宜変更される。
【0014】次に、本実施例の作動を説明する。塊状物
質G、例えば、セメントクリンカを高圧ロールLのロー
ル20、21間に供給して押し潰すと、該物質Gの粒子
と粒子とが密着し、帯状産物、即ち、フレークSBとな
って排出される。
【0015】このフレークSBは細粒と粗粒とが凝集さ
れた物質となっており、この両者の粒径は例えば、細粒
がセメント製品として有効な60μm以下であり、又、
粗粒がセメント製品として粒子が大きすぎて無効な70
μm以上である。
【0016】分級空気SAをガイドベーン4を介して分
級室11に送り、該分級室11内に自由渦流を形成する
とともにロータ軸13を回して分級羽根3を回転させて
強制渦流を形成すると、これらの渦流は分級室11内を
旋回しながら分級羽根3の間を通って微粉排出ダクト6
から排出される。
【0017】この状態において、原料投入口7からフレ
ークSBを投入すると、該フレークSBは分散室12に
落下する。そして、フレークSBは分散室12の相対配
列されたピンミルにより細粒と粗粒とに分離されると同
時に、粗粒子の破砕作用も行なわれながら粗粒子表面に
付着した微細な2次凝集粒も、これらの相乗作用効果に
より再凝集することなく1次粒子に分散された後、衝突
板5に当たり、その進行方向を変えられて分級室11内
に落下する。そして、この分級室11内において、遠心
力と空気の抗力のつり合い作用により細粉Sbと粗粉S
cとの分級が行なわれる。
【0018】この分級され細粉Sb、例えば、60μm
以下の粒径は、上昇流に乗りロータ2の開口部を通って
微粉排気ダクト6に入り、図示しない集塵装置に回収さ
れる。又、粗粉Scは、ケーシング1内を旋回しながら
粗粉排出ダクト10からチューブミルNに排出される。
【0019】チューブミルN内に供給された粗粉Scは
図示しないボールにより更に粉砕された後、再び、解砕
機構付分級機Mに戻される。
【0020】この時、チューブミルN内にはチューブミ
ルによる粉砕に最適な粒径の粗粉Scが供給されるが、
更に粉砕する必要がなく、かつ、クッション作用等によ
り粉砕機能を低下せしめる細粉は供給されないので、チ
ューブミルの粉砕を効率良く行なうことができるととも
に、細粉の過粉砕の発生を防止することができる。
【0021】チューブミルに供給された粗粉は更に粉砕
された後、解砕機能付分級機に戻されて前記フレークと
共に分級される。また、チューブミルによる粉砕物をそ
の後に設けた分級機(図示せず)にて分級し、細粉は製
品とし、粗粉はチューブミルに戻して再度粉砕すること
も可能である。
【0022】この発明の第2実施例を図3、図4により
説明するが、第1実施例と相違する点は、次の通りであ
る。 (1)予粉砕機Lと解砕機構付分級機Mとの間に振り分
けダンパ又は粗粒分級機Qを設けたこと、(2)解砕機
構付分級機Mの原料投入口7が複数設けられているこ
と、である。
【0023】この振り分けダンパ又は粗粒分級機又は粗
粒分級機Qは、例えば、単なる振り分け機あるいはルー
バー型や流動層型の分級機であり、その分級点はセメン
トとして必要な粒径より数十倍大きく、例えば、1〜5
mm程度である。ここで分級された粗大粒径のものは再
び予粉砕機に戻され再粉砕される。このように振り分け
ダンパ又は粗粒分級機Qを用いると、予粉砕機の安定性
ならびに粉砕効率を向上させることができる。
【0024】
【発明の効果】この発明は予粉砕機とチューブミルとの
間に、フレークを解砕して細粒と粗粒とを分離し、それ
を分級してその粗粉をチューブミルに供給する解砕機能
付分級機を設けたので、細粉はチューブミルに入ること
なく取り出され、又、チューブミル内には粗粉のみが供
給されて粉砕される。そのため、チューブミル内におい
て従来例と異なり細粉によるクッション作用が働かない
ので、効率良く粉砕を行なうことができる。
【0025】又、細粉がチューブミル内に供給されない
ので、過粉砕の問題も発生しない。そのため、製品の生
産量は増加するとともに、電力原単位、即ち、単位生産
量当たりのエネルギー消費は低減する。
【0026】また、チューブミルで粉砕した粉砕物を解
砕機能付分級機に供給する場合は、一つの分級機によっ
て予粉砕機およびチューブミル両者の粉砕物から製品と
して有効な細粉の分級が可能となり、装置の単純化によ
り電力原単位あるいは設備コストの低減となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す図である。
【図2】第1実施例の解砕機能付分離機の拡大詳細断面
図である。
【図3】この発明の第2実施例を示す図である。
【図4】第2実施例の解砕機能付分級機の拡大詳細断面
図である。
【図5】フレークのままの状態mとフレークを手でもみ
ほぐした状態nとにおける粉体の粒度分布を示す図であ
る。
【記号の説明】
L 予粉砕機 M 解砕機能付分級機 N チューブミル Q 振り分けダンパ又は粗粒分級機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予粉砕機により塊状物質を粉砕してフレー
    クを形成し、該フレークをチューブミルに供給する塊状
    物質の粉砕装置であって;前記予粉砕機とチューブミル
    との間に、前記フレークを解砕して製品として有効な細
    粒と無効な粗粒とを分離、分級し、その粗粉をチューブ
    ミルに供給する解砕機能付分級機を設けたことを特徴と
    する塊状物質の粉砕装置。
  2. 【請求項2】予粉砕機と解砕機能付分級機との間に振り
    分けダンパ、又は、粗粒分級機のいずれかを配設したこ
    とを特徴とする請求項1記載の塊状物質の粉砕装置。
  3. 【請求項3】予粉砕機により形成したフレークと、チュ
    ーブミルによる粉砕物を併せて解砕機能付分級機に供給
    することを特徴とする請求項1記載の塊状物質の粉砕装
    置。
  4. 【請求項4】粗粒分級機の分級点が、解砕機能付分級機
    のそれより数倍大きい値であることを特徴とする請求項
    2記載の塊状物質の粉砕装置。
  5. 【請求項5】粗粒分級機が、ルーバー型分級機又は流動
    層型分級機のいずれか一方であることを特徴とする請求
    項2記載の塊状物質の粉砕装置。
  6. 【請求項6】予粉砕機が、高圧ロールプレスであり、解
    砕機能付分級機が、ピンミル付空気分級機であることを
    特徴とする請求項1、又は2記載の塊状物質の粉砕装
    置。
  7. 【請求項7】予備粉砕機により塊状物質を粉砕してフレ
    ークを形成し、該フレークをチューブミルに供給する塊
    状物質の粉砕方法において、 前記フレークを解砕して製品として有効な細粒と、粗子
    が大きすぎて無効な粗粒とを分離、分級する行程と;分
    離された前記両粉を分級し、粗粉のみをチューブミルに
    供給する行程と;を備えていることを特徴とする塊状物
    質の粉砕方法。
  8. 【請求項8】フレークの解砕と分級が解砕機能付分級機
    により行なわれることを特徴とする請求項6記載の塊状
    物質の粉砕方法。
JP16630095A 1995-06-30 1995-06-30 塊状物質の粉砕装置及びその粉砕方法 Pending JPH0910623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16630095A JPH0910623A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 塊状物質の粉砕装置及びその粉砕方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16630095A JPH0910623A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 塊状物質の粉砕装置及びその粉砕方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0910623A true JPH0910623A (ja) 1997-01-14

Family

ID=15828798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16630095A Pending JPH0910623A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 塊状物質の粉砕装置及びその粉砕方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0910623A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108772170A (zh) * 2018-05-21 2018-11-09 安徽金龙山葛业有限公司 一种超微葛根制品的粉碎装置
CN110897190A (zh) * 2019-11-28 2020-03-24 中国船舶工业总公司七一五研究所宜昌分部 一种辊压法烟草薄片生产工艺
JP2021028065A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 胡金霞 セメント生産用の多段粉砕装置
CN113399255A (zh) * 2021-06-18 2021-09-17 潘涛 一种自动化程度高的土木工程用辅助设备

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108772170A (zh) * 2018-05-21 2018-11-09 安徽金龙山葛业有限公司 一种超微葛根制品的粉碎装置
JP2021028065A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 胡金霞 セメント生産用の多段粉砕装置
CN110897190A (zh) * 2019-11-28 2020-03-24 中国船舶工业总公司七一五研究所宜昌分部 一种辊压法烟草薄片生产工艺
CN110897190B (zh) * 2019-11-28 2022-11-01 中国船舶工业总公司七一五研究所宜昌分部 一种辊压法烟草薄片生产工艺
CN113399255A (zh) * 2021-06-18 2021-09-17 潘涛 一种自动化程度高的土木工程用辅助设备
CN113399255B (zh) * 2021-06-18 2024-01-12 潘涛 一种自动化程度高的土木工程用辅助设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4726531A (en) Mechanism for the comminution of grinding of brittle grinding stock
JP6581508B2 (ja) 分級機および分級機の運転方法
CN106269139A (zh) 一种提高气流磨颗粒加速性能的方法
JP2004188368A (ja) 粉砕方法
JP2005211777A (ja) 植物原料の微粉砕方法及びその装置
US5354002A (en) Double separator for sorting particulate material
CN102441474B (zh) 气旋式气流粉碎机
JP4024566B2 (ja) 気流式粉砕・分級機
JP2004351286A (ja) 粉砕方法
JPH0910623A (ja) 塊状物質の粉砕装置及びその粉砕方法
CN2357828Y (zh) 内分级打散超细粉碎机
JP4174811B2 (ja) 空気分級装置とこれを用いた微粉製造設備
JP3216677B2 (ja) 粉砕設備
JP3570265B2 (ja) 粉砕装置
JPS6320047A (ja) 原料塊の粉砕方法およびその粉砕装置
JP2937265B2 (ja) 粉砕システム
CN203470072U (zh) 无筛超微粉碎机
JPH067694A (ja) 脆性材料の固体粒子を微粉砕するための方法及び装置
JPH04135654A (ja) セメントクリンカの粉砕装置
CN2397999Y (zh) 高速离心气流超细粉碎分级装置
JPS63112627A (ja) トナ−粉の製造方法
CN219849873U (zh) 超微粉碎组件和超微粉碎机
CN219849955U (zh) 一种适用于水产饲料生产的超微粉碎系统
JP2000015127A (ja) 複数の加速ノズルを備えた気流式粉砕機、及びトナーの製造方法
CN2130598Y (zh) 高细度旋风式粉碎机

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511