JPH09203422A - ディスクロータの防錆カバーの取付け構造 - Google Patents

ディスクロータの防錆カバーの取付け構造

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JPH09203422A
JPH09203422A JP8013347A JP1334796A JPH09203422A JP H09203422 A JPH09203422 A JP H09203422A JP 8013347 A JP8013347 A JP 8013347A JP 1334796 A JP1334796 A JP 1334796A JP H09203422 A JPH09203422 A JP H09203422A
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JP
Japan
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cover
rust preventive
dust cover
opening
anticorrosion
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JP8013347A
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Makoto Nitta
誠 新田
Takahiro Ito
孝浩 伊東
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D55/02Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
    • F16D55/22Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D2055/0004Parts or details of disc brakes
    • F16D2055/0037Protective covers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車両用ディスクロータの防錆カバー
の取付け構造に関し、防錆カバーの装着状態の観察が容
易な防錆カバーの取付け構造を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 防錆カバー60には内径側に突起する突
起部64が一体に形成され、突起部64には矩形の開口
66が形成されている。ダストカバー50の周縁部には
車体内側へU字型に屈曲された係合部50aが形成され
ている。突起部64の頂面のホイール軸からの距離は、
ダストカバー50の半径よりも小さく設けられている。
従って、ダストカバー50の係合部50aを防錆カバー
60の開口66に係合させることにより、防錆カバー6
0はダストカバー50に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ディスクロー
タの防錆カバーの取付け構造に係わり、特に、装着作業
性の高い防錆カバーの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、車両の制動を行うためのブレ
ーキ装置が設けられる。ブレーキ装置の一形式として、
従来よりディスクブレーキ装置が知られている。かかる
ディスクブレーキ装置は一般に、ホイールに固定された
ディスクロータをブレーキパッドによって押圧すること
によって、ホイールに制動力を付与する構成とされてい
る。ディスクロータは一般には鋳鉄から形成されている
ため、ディスクロータには錆が生じ易い。車両が長期に
わたって屋外に保管される場合や、海上輸送時等に塩分
を含んだ外気にさらされる場合等には、特に、ディスク
ロータに錆が生じ易くなる。
【0003】このようなディスクロータへの錆の発生を
防止するため、従来より、ディスクロータを防錆カバー
により保護することが行なわれている。一般に、防錆カ
バーはディスクロータの車体内側に設けられたダストカ
バーに車体外側から装着される。このように、ディスク
ロータがダストカバーと防錆カバーとで両側から覆われ
ることにより、ディスクロータ近傍での湿度の上昇及び
水分の侵入が抑制され、ディスクロータへの錆の発生が
防止される。上述の如く、防錆カバーは車両の輸送ある
いは保管時でのディスクロータへの錆の発生を防止する
ことを目的とするものである。このため、防錆カバーは
車両の完成直後に車両に装着され、車両が使用者に引き
渡される直前に取り外される。従って、防錆カバーの車
両への脱着は容易に行なわれなければならない。
【0004】従来より、かかる防錆カバーの装着方法と
して、防錆カバーに接合用部材を固定し、接合用部材に
ダストカバーを係合させることにより防錆カバーをダス
トカバーに固定する方法が用いられている。しかし、こ
のように装着用部材を用いる方法は、装着用部材に加え
て装着用部材を固定するためのホチキス針等が必要とさ
れる等、部品点数が増加し、防錆カバーの装着コストが
上昇するという問題を有していた。
【0005】このような装着用部材の使用に伴う防錆カ
バーの装着コストの上昇を抑制するため、実開昭59−
196735号には、装着用部材を必要としないディス
クロータの防錆カバーの取付け構造が開示されている。
上記ディスクロータの防錆カバーの取付け構造において
は、防錆カバーにその周縁部を内周側へ折り返してなる
突起部を設け、ダストカバーの端部を前記突起部に係合
させることにより、防錆カバーをディスクロータに固定
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のデ
ィスクロータ用カバーの取付け構造においては、ダスト
カバーと防錆カバーとの係合部が防錆カバーの内部に位
置するため、外部から両カバーが正しく係合されている
か否かを目視により確認することができない。このた
め、上記従来のディスクロータ用カバーの取付け構造
は、防錆カバー装着時の作業性が悪いという問題を有す
るものであった。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ダストカバーと防錆カバーとの係合部を外部か
ら観察可能とすることにより防錆カバー装着時の作業性
が向上された防錆カバーの取付け構造を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、ディスク
ロータの車両内側に配設されたダストカバーの端部に係
合されて装着されるディスクロータの防錆カバーの取付
け構造において、前記防錆カバーが、該防錆カバーに一
体に設けられ、前記ダストカバーの端部よりも内径側に
突起する少なくとも1つの突起部と、該突起部に形成さ
れる開口部とを備え、前記開口部に前記ダストカバーの
端部が係合されたディスクロータの防錆カバーの取付け
構造により達成される。
【0009】本発明において、防錆カバーが備える突起
部はダストカバーの端部よりも内径側に突出している。
また、突起部に設けられた開口部にダストカバーの端部
が係合されることにより、防錆カバーはダストカバーに
固定される。防錆カバーの開口部とダストカバーの端部
との係合部は開口部を通して外部から観察することがで
きる。従って、防錆カバーがダストカバーに固定されて
いるか否かの目視による検査が可能となる。また、突起
部は防錆カバーに一体に形成され、かかる突起部に開口
部が形成される。このため、防錆カバーの取付け構造の
形成が容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用されるディス
クロータが装着された車両ホイールの断面図を示す。回
転支持部材10は円盤状のフランジ12と略円柱状の軸
部14とを備えている。回転支持部材10の軸部14に
は、フランジ12との隣接部位に設けられた大径部14
aとフランジ12とは反対側の端部に設けられた小径部
14bとが形成されている。軸部14の大径部14aと
小径部14bとの接続部位はテーパ状に形成されてい
る。軸部14の大径部14aの外周面はベアリング16
のインナレースの内周面に嵌着されている。また、小径
部14bの外周面はベアリング18のインナレースの内
周面に嵌着されている。フランジ12の図1中左側端面
にはステアリングナックル19が固定されている。
【0011】ホイールハブ20は略円筒状の円筒部20
aを備えている。円筒部20aの車体内側端部の内周面
にはベアリング16のアウタレースの外周面が嵌着され
ており、車体外側の端部の内周面にはベアリング18の
アウタレースの外周面が嵌着されている。また、円筒部
20aの車体外側の端部の外周面にはホイール24の内
周面が嵌合されている。ホイールハブ20の外周部には
ホイールハブ20と一体にハブフランジ22が設けられ
ている。ハブフランジ22の車体外側にはハブナット2
6によりホイール24が固定されている。また、ハブフ
ランジ22の車体内側には取付けボルト28によりディ
スクロータ30が固定されている。
【0012】ディスクロータ30は円盤状の鋼製部材で
あり、その両面には制動面32、33が設けられてい
る。ディスクロータ30の周縁部近傍には、制動面32
及び33を両側から挟むようにキャリパ34が配設され
ている。キャリパ34は、シリンダ38、シリンダ38
と一体に形成されたアーム部38a、ピストン40、及
び、一対のパッド42、43を備えている。ピストン4
0はシリンダ38内に図1中左右方向に摺動可能に装着
されており、シリンダ38に供給される油圧に応じて左
右方向に移動する。パッド42はピストン40の端面に
装着されており、ディスクロータ30の制動面32と僅
かな間隙を隔てて対向している。アーム部38aは、シ
リンダ38のディスクロータ30の径方向外側の部位か
ら、ディスクロータ30の周縁部を跨ぐように延び、そ
の端部はディスクロータ30の制動面33と対向してい
る。パッド43はアーム部38aの端面に装着され、デ
ィスクロータ30の制動面33と僅かな間隙を隔てて対
向している。
【0013】キャリパ34は、図示されない部位でステ
アリングナックル19に固定されたトルクプレート36
に、ディスクプレート30の回転方向両側から挟まれる
ように支持されている。キャリパ34に油圧が付与され
ると、ピストン40は図1中右側に駆動されてパッド4
2が制動面32に接触する。この場合、シリンダ38の
ホイール軸方向の移動は規制されていないため、シリン
ダ38が図1中左方向に移動し、ディスクロータの制動
面32、33は、パッド42、43により両側から押圧
されることになる。そして、制動面32、33と、それ
ぞれパッド42、43との間に生ずる摩擦力がホイール
24への制動力として作用する。この場合、上述の如く
キャリパ34がトルクプレート36によりディスクロー
タ30の回転方向両側から支持されることにより、キャ
リパ34がディスクプレート30と共に回転することが
防止されている。
【0014】ディスクロータ30の車体内側にはダスト
カバー50が配設されている。ダストカバー50は略環
状の剛性部材であり、フランジ12の外周面に嵌着され
ている。ダストカバー50とキャリパ34との干渉を防
止するため、ダストカバー50の、キャリバ34の装着
位置に対応する部位には切り欠き部が形成されている。
ダストカバー50はディスクロータ30の車体内側面の
キャリパ34装着部位を除く全面を覆っている。ダスト
カバー50の切り欠き部を除く部位の周縁部近傍は車体
内側に向けて凸形状に屈曲されており、更に、その周縁
部には車体内側に向けてU字型に屈曲された係合部50
aが形成されている。
【0015】ディスクロータ30の車体外側の部位には
防錆カバー60が配設されている。防錆カバー60は略
円錐台形状を有し、その裾部が円筒状に形成された環状
の薄肉部材である。防錆カバー60は、その内周部がハ
ブフランジ22の外周部に嵌合され、ディスクロータ3
0の車体外側の面を覆っている。防錆カバー60は車両
組立後、車両が使用者に引き渡されるまでの間のみ装着
されるものであり、その着脱が容易であり、かつ、軽量
・廉価であることが望まれる。かかる条件を考慮して、
防錆カバー60は厚紙等から形成されている。以下、図
1と共に図2及び図3を参照して防錆カバー60の構成
について説明する。
【0016】図2は防錆カバー60の斜視図である。図
2に示す如く、防錆カバー60には、車両に装着された
際にキャリパ34との干渉を防止するために切り欠き部
61が設けられている。これにより、防錆カバー60に
は、略円錐台面状に延びるハット部62と、切り欠き部
61が形成されることにより径方向の幅が狭くされたブ
リッジ部63とが形成されている。ハット部62の、切
り欠き部61の両側から所定の幅の部位62aは、その
軸方向の高さが他部位に比して大きく設けられている。
ハット部62の周縁部には径方向外側に向けて突出する
ツバ状のスカート部62bが設けられている。ブリッジ
部63には、トルクプレート36と係合するように外側
に向けて僅かに凸状に形成された係合部63aが設けら
れている。
【0017】防錆カバー60には、内周側に向けて突起
した3つの突起部64が設けられている。ただし、突起
部64の数は3つに限定されるものではなく、任意の数
の突起部64を設けることができる。突起部64はハッ
ト部62の周縁部から所定の長さ及び幅の部位が内周側
に向けてコの字型に屈曲されることにより形成されてい
る。突起部64の頂面のホイール軸からの距離は、ダス
トカバ−50の半径よりも数mmだけ小さくなるように
設けられている。図3には突起部64を外周側から見た
際の拡大図を示す。図3に示す如く、突起部64には、
防錆カバー60の周方向に突起部64の全幅にわたって
形成された細長の矩形開口66が設けられている。開口
66は、防錆カバー60の係合部63aと開口66の車
体内側側面66aとのホイール軸方向の距離が、トルク
プレート36と防錆カバー60の係合部63aとの係合
面と、ダストカバー50の係合部50aの端面とのホイ
ール軸方向の距離y(図1に示す)よりも僅かに小さく
なるような位置に設けられている。
【0018】次に、図1と共に図4〜図6を参照して、
防錆カバー60の装着方法について説明する。図4は、
ダストカバー50と防錆カバー60との係合部の拡大図
を示す。また、図5に、図2における直線V−Vに沿っ
て切断した際の断面図を、図6に図2における直線VI−
VIに沿って切断した際の断面図を、それぞれ示す。
【0019】図1に示す如く防錆カバー60を車両ホイ
ール部に装着する際には、ホイール24が装着されてい
ない状態で、防錆カバー60をハブフランジ22に嵌入
し、ブリッジ部63の係合部63aをトルクプレート3
6に係合させると共に、図4及び図6に示す如く、ダス
トカバー50の係合部50aを防錆カバー60の突起部
64の開口66に挿入して、係合部50aの端面と開口
66の車体内側側面66aとを係合させる。上述の如
く、防錆カバー60の突起部64の径がダストカバー5
0の径に比して数mmだけ小さく設けられているため、
係合部50aは突起部64の開口66に侵入し、図5に
示す如く側面66aを周方向に横断するように、開口6
6と係合している。また、上述の如く、開口66の側面
66aと防錆カバーの係合部63aとのホイール軸方向
の距離が、トルクプレート36と係合部63aとの係合
面と、ダストカバー50の係合部50aの端面とのホイ
ール軸方向の距離yよりも僅かに小さくなるように設け
られているため、防錆カバー60が車体内側に向けて僅
かに弾性変形した状態で、ダストカバー50の係合部5
0aの端面と防錆カバー60の開口66の側面66aと
が係合する。これにより、係合部50a端面と側面66
aとが互いに押圧し合い、防錆カバー60の装着が確実
なものとされている。
【0020】車両が使用者に引き渡される直前には、防
錆カバー60は除去されなければならない。この場合、
人手によりホイール24の車体内側から防錆カバー60
のスカート部62bを掴んで車体内側へ向けて強く引く
ことにより、防錆カバー60を引きちぎる。これによ
り、防錆カバー60の除去を容易に行なうことが可能と
されている。
【0021】上述の如く、本実施例のディスクロータの
防錆カバーの取付け構造においては、防錆カバー60の
ダストカバー50との係合部は、防錆カバー60に形成
された突起部64に開口66が形成されることにより実
現されている。このため係合部の形成が容易であり、防
錆カバーの製作コストが低減されている。更に、防錆カ
バー60をダストカバー50に固定するための固定用部
品が必要とされないため、部品点数の増加が防止され、
従って、組み立て工程も簡略化される。このように、本
実施例のディスクロータの防錆カバーの取付け構造によ
れば、防錆カバーの装着コストを抑制することができ
る。
【0022】また、本実施例のディスクロータの防錆カ
バーの取付け構造は、ダストカバー50の係合部50a
を防錆カバー60の開口66に係合させることにより防
錆カバー60の装着を行なう構成である。このため、ダ
ストカバー50の係合部50aが開口66に正しく係合
されているか否かを開口66の外側から目視により確認
することができる。このように、本実施例のディスクロ
ータの防錆カバーの取付け構造によれば、防錆カバー6
0装着時の作業性が向上されている。
【0023】ところで、車両の雨天走行時等に水が防錆
カバー60の内部に侵入することがある。かかる場合、
防錆カバー60の内部に侵入した水が残存すると、防錆
カバー60内部が長期に渡って高湿度状態となり、ディ
スクロータ30への錆の発生が促進される。これに対し
て、本実施例の防錆カバーの取付け構造においては、防
錆カバー60に開口66が形成されることにより、防錆
カバー60内部の通気性が向上されている。このため、
上述の如く、防錆カバー60の内部に水が侵入した場合
にも、防錆カバー60内部の湿度の上昇が抑制されるた
め、ディスクロータへの錆の発生が抑制されている。
【0024】また、図4に示す如く、ダストカバー50
の係合部50aと防錆カバー60の突起部64とが係合
した状態で、ダストカバー50の係合部50aと、防錆
カバー60の開口66の車体外側縁部との間に隙間dが
存在する。従って、防錆カバー60の開口66はダスト
カバー50の係合部50aに対してホイール軸方向へ相
対的に移動することができる。このため、防錆カバー6
0にタイヤとの接触等によりホイール軸方向の外力が作
用した場合にも、かかる外力は、防錆カバー60が変形
して、開口66が係合部50aに対して移動することに
より吸収される。これにより、上述の如く防錆カバー6
0に外力が作用した場合に、防錆カバー60に損傷が生
ずることが防止されている。
【0025】更に、本実施例のディスクロータの防錆カ
バーの取付け構造は、防錆カバー60に内径側に突起す
る突起部64を設け、突起部64に設けた開口66にダ
ストカバー50の係合部50aを係合させる構成であ
る。このため、かかる開口部を設けずに係合させる場合
に比して、係合部50aが開口66に侵入する分だけ防
錆カバー60の径を減少させることができる。従って、
本実施例のディスクロータの防錆カバーの取付け構造に
よれば、防錆カバーを小型化することができる。
【0026】なお、上記実施例においてダストカバー5
0の係合部50aが上記したダストカバーの端部に相当
している。
【0027】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、防錆カバ
ーに一体に突起部及び開口部を設けることにより防錆カ
バーの取付け構造が実現されるため、防錆カバーを容易
に製作することができる。また、開口部にダストカバー
を係合させる構成であるため、ダストカバーが防錆カバ
ーに正しく係合されているか否かを、開口部を通して目
視により容易に確認することができる。これにより、防
錆カバー装着時の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるディスクロータの取付
け構造により防錆カバーが装着された車両ホイールの断
面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる防錆カバーの斜視図
である。
【図3】図2に示す部位III の拡大図である
【図4】図1に示す部位IVの拡大図である。
【図5】図2の直線V−Vに沿って切断した際の拡大断
面図である。
【図6】図2の直線VI−VIに沿って切断した際の拡大断
面図である。
【符号の説明】
30 ディスクロータ 50 ダストカバー 50a 係合部 60 防錆カバー 62 ハット部 64 突起部 66 開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータの車両内側に配設された
    ダストカバーの端部に係合されて装着されるディスクロ
    ータの防錆カバーの取付け構造において、 前記防錆カバーが、該防錆カバーに一体に設けられ、前
    記ダストカバーの端部よりも内径側に突起する少なくと
    も1つの突起部と、該突起部に形成される開口部とを備
    え、 前記開口部に前記ダストカバーの端部が係合されること
    を特徴とするディスクロータの防錆カバーの取付け構
    造。
JP8013347A 1996-01-29 1996-01-29 ディスクロータの防錆カバーの取付け構造 Pending JPH09203422A (ja)

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KR1019970000312A KR100236145B1 (ko) 1996-01-29 1997-01-09 디스크 로터의 방청커버 장착구조체
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