JPH0920243A - 鉄道車両の車輪の横揺れまたは回転パラメータを測定する装置および方法 - Google Patents
鉄道車両の車輪の横揺れまたは回転パラメータを測定する装置および方法Info
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- JPH0920243A JPH0920243A JP8168775A JP16877596A JPH0920243A JP H0920243 A JPH0920243 A JP H0920243A JP 8168775 A JP8168775 A JP 8168775A JP 16877596 A JP16877596 A JP 16877596A JP H0920243 A JPH0920243 A JP H0920243A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉄道車両の車輪に関する横揺れまたは回転パ
ラメータを人工視覚により測定する装置と方法とを提供
する。 【解決手段】 この装置はガードレール（３）を有する
横揺れまたは回転支持鋼製スラブ（２）と、車輪位置セ
ンサ（９）と、レーザ発生器（５）と、カメラ（６）
と、像を照明しかつ捕獲する制御器（１０）と、人工視
覚電子装置（１１）と、制御コンピュータ（８）と、監
視装置（１３）とを含む。内部照明鏡（７）が車輪
（１）のプロファイルを得るためにレーザ発生器（５）
と相互に作用する。この方法は車輪を鋼製スラブ上に走
行させ、位置センサを動作させ、レーザ光ビームを車輪
に投射し、車輪のプロファイルまたは直径に相当する像
を発生し、この像を捕獲し、かつ該像を分析装置に送
り、分析結果をデータを処理しかつモニタ上に明視化す
るコンピュータに送ることからなる。
ラメータを人工視覚により測定する装置と方法とを提供
する。 【解決手段】 この装置はガードレール（３）を有する
横揺れまたは回転支持鋼製スラブ（２）と、車輪位置セ
ンサ（９）と、レーザ発生器（５）と、カメラ（６）
と、像を照明しかつ捕獲する制御器（１０）と、人工視
覚電子装置（１１）と、制御コンピュータ（８）と、監
視装置（１３）とを含む。内部照明鏡（７）が車輪
（１）のプロファイルを得るためにレーザ発生器（５）
と相互に作用する。この方法は車輪を鋼製スラブ上に走
行させ、位置センサを動作させ、レーザ光ビームを車輪
に投射し、車輪のプロファイルまたは直径に相当する像
を発生し、この像を捕獲し、かつ該像を分析装置に送
り、分析結果をデータを処理しかつモニタ上に明視化す
るコンピュータに送ることからなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は操縦速度において移
動している鉄道車両に装着された車輪に関する横揺れま
たは回転またはローリングパラメータ（ｒｏｌｌｉｎｇ
ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ）の高精度測定の分野に関す
る。これらのパラメータのうちで最も重要な事項は以下
の事項、すなわち、車輪のフランジの厚さおよび高さ
と、ｑＲ係数（ｑＲ ｆａｃｔｏｒ）と、車輪の直径
と、内面の間の距離とを含む。同様に、本発明によれ
ば、車輪のパラメータ、プロファイルを含む再生（ｒｅ
ｐｒｏｄｕｃｔｉｎ）がなされ、その再生をその他の標
準プロファイルと比較し、または任意のその他の型式の
測定を行うことができる。
動している鉄道車両に装着された車輪に関する横揺れま
たは回転またはローリングパラメータ（ｒｏｌｌｉｎｇ
ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ）の高精度測定の分野に関す
る。これらのパラメータのうちで最も重要な事項は以下
の事項、すなわち、車輪のフランジの厚さおよび高さ
と、ｑＲ係数（ｑＲ ｆａｃｔｏｒ）と、車輪の直径
と、内面の間の距離とを含む。同様に、本発明によれ
ば、車輪のパラメータ、プロファイルを含む再生（ｒｅ
ｐｒｏｄｕｃｔｉｎ）がなされ、その再生をその他の標
準プロファイルと比較し、または任意のその他の型式の
測定を行うことができる。
【０００２】本発明は前記パラメータを測定する装置お
よび対応した操作方法において具体化される。
よび対応した操作方法において具体化される。
【０００３】本発明の装置は車両が操縦速度で移動して
いる型式の軌道上に建設することができ、この装置は格
納庫の内部または格納庫外に配置することができる。こ
れらの軌道上を移動している車両に関して実施された測
定値は処理され、かつ鉄道所有車両補修センターに送ら
れ、それにより車輪の運転状態において検出されたいか
なる欠陥をも修正する作業を現場で実施することができ
る。
いる型式の軌道上に建設することができ、この装置は格
納庫の内部または格納庫外に配置することができる。こ
れらの軌道上を移動している車両に関して実施された測
定値は処理され、かつ鉄道所有車両補修センターに送ら
れ、それにより車輪の運転状態において検出されたいか
なる欠陥をも修正する作業を現場で実施することができ
る。
【０００４】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来技術
は表面構造体のパラメータを非接触状態で測定すること
を既に実施している。スペイン特許第Ａ−４９９３６６
号明細書には、レーザ光のエミッタおよびレシーバと、
調査される表面の測定データを指示し、かつ適切であれ
ば、該データを記憶する装置とを担持する軌道上を移動
可能な測定車両が記載されている。スペイン特許第Ａ−
２０５４３９８号明細書は近接計および光学距離計を使
用して鉄道軌道の幾何学的なパラメータを測定する軌道
上を走行する車両に関する。また、欧州特許第Ａ−０４
６１１１９号明細書は少なくとも二つのレーザ源を含み
かつ調査される表面上の設定された測定点におけるレー
ザ粒子の組における位相差を測定するために使用される
表面構造体の干渉計により測定する装置を包含してい
る。これらの測定装置のすべては固定表面構造体、例え
ば、軌道、トンネル開口部および隘路（ｄｅｆｉｌｅ
ｓ）に適用されるが、本発明と異なり、これらの装置は
移動する物体、例えば、車両の車輪のパラメータを測定
することができない。同様に、欧州特許第Ａ−０４６７
９８４号明細書は照明装置、走査装置、測定装置および
データプロセッサの助けにより列車の車輪のプロファイ
ルを検出するプラントを保護している。しかしながら、
前記プラントが基礎としている技術的な原理は本発明を
開発するために使用される原理と異なっている。
は表面構造体のパラメータを非接触状態で測定すること
を既に実施している。スペイン特許第Ａ−４９９３６６
号明細書には、レーザ光のエミッタおよびレシーバと、
調査される表面の測定データを指示し、かつ適切であれ
ば、該データを記憶する装置とを担持する軌道上を移動
可能な測定車両が記載されている。スペイン特許第Ａ−
２０５４３９８号明細書は近接計および光学距離計を使
用して鉄道軌道の幾何学的なパラメータを測定する軌道
上を走行する車両に関する。また、欧州特許第Ａ−０４
６１１１９号明細書は少なくとも二つのレーザ源を含み
かつ調査される表面上の設定された測定点におけるレー
ザ粒子の組における位相差を測定するために使用される
表面構造体の干渉計により測定する装置を包含してい
る。これらの測定装置のすべては固定表面構造体、例え
ば、軌道、トンネル開口部および隘路（ｄｅｆｉｌｅ
ｓ）に適用されるが、本発明と異なり、これらの装置は
移動する物体、例えば、車両の車輪のパラメータを測定
することができない。同様に、欧州特許第Ａ−０４６７
９８４号明細書は照明装置、走査装置、測定装置および
データプロセッサの助けにより列車の車輪のプロファイ
ルを検出するプラントを保護している。しかしながら、
前記プラントが基礎としている技術的な原理は本発明を
開発するために使用される原理と異なっている。
【０００５】それゆえに、本発明により提起された問題
は本発明により擁護された態様および条件の下で従来取
り扱われず、または解決されておらず、これはこの明細
書に述べる装置および方法が新規であり、かつ現在既知
の最高技術水準と比較して発明を提供することを意味し
ている。
は本発明により擁護された態様および条件の下で従来取
り扱われず、または解決されておらず、これはこの明細
書に述べる装置および方法が新規であり、かつ現在既知
の最高技術水準と比較して発明を提供することを意味し
ている。
【０００６】本発明は基本的な条件において車輪の直径
が測定されるかまたは車輪のプロファイルが測定される
かにより、フランジ上で、または最も外側部分におい
て、列車の車輪を支持する部材として作用するように特
殊に設計されたレールにより測定しようとする車輪の下
側部分に当たる平面状のレーザ光ビームを発生すること
からなる。この方法により、最も低い瞬間的な移動速度
を有する領域において、かつ支持レールに関してレーザ
ビームにより形成された車輪の円周の映像を得ることが
できる。このようにして、より高い速度においてより明
瞭でありかつひずみがより少ない像が得られる。
が測定されるかまたは車輪のプロファイルが測定される
かにより、フランジ上で、または最も外側部分におい
て、列車の車輪を支持する部材として作用するように特
殊に設計されたレールにより測定しようとする車輪の下
側部分に当たる平面状のレーザ光ビームを発生すること
からなる。この方法により、最も低い瞬間的な移動速度
を有する領域において、かつ支持レールに関してレーザ
ビームにより形成された車輪の円周の映像を得ることが
できる。このようにして、より高い速度においてより明
瞭でありかつひずみがより少ない像が得られる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記横
揺れまたは回転パラメータを測定する装置は、上に測定
することが所望される車輪が走行する鋼製スラブと、脱
線を防止するために前記鋼製スラブと相互に作用するガ
ードレールと、車輪が測定のための好適な位置にあると
きに信号を放射する車輪位置センサと、前記信号により
動作したときに平面状のレーザ光ビームを車輪に投射す
るレーザ発生器と、前記の平面状の光ビームにより発生
した像を捕獲するレンズおよびフィルタを有するカメラ
と、車輪位置センサを介しての像の捕捉を同期化する像
を照明しかつ捕獲するための制御器と、前記カメラによ
り捕獲された像を分析しかつ得られた測定値を中央制御
コンピュータに送る高解像力人工視覚電子装置とを備
え、該コンピュータにおいて、測定値が処理され、かつ
明視化される。
揺れまたは回転パラメータを測定する装置は、上に測定
することが所望される車輪が走行する鋼製スラブと、脱
線を防止するために前記鋼製スラブと相互に作用するガ
ードレールと、車輪が測定のための好適な位置にあると
きに信号を放射する車輪位置センサと、前記信号により
動作したときに平面状のレーザ光ビームを車輪に投射す
るレーザ発生器と、前記の平面状の光ビームにより発生
した像を捕獲するレンズおよびフィルタを有するカメラ
と、車輪位置センサを介しての像の捕捉を同期化する像
を照明しかつ捕獲するための制御器と、前記カメラによ
り捕獲された像を分析しかつ得られた測定値を中央制御
コンピュータに送る高解像力人工視覚電子装置とを備
え、該コンピュータにおいて、測定値が処理され、かつ
明視化される。
【０００８】平面状の光ビームにより発生した像は、鋼
製スラブに関する車輪のプロファイルからなることがで
き、その場合には、前記像が内部照明鏡、または既に述
べたレーザ発生器と相互に作用するその他のレーザ発生
器の助けにより得られる。別の態様として、平面状の光
ビームにより発生した像は車輪上に形成されかつ車輪の
直径を象徴化する線（ｌｉｎｅ）からなることができ
る。
製スラブに関する車輪のプロファイルからなることがで
き、その場合には、前記像が内部照明鏡、または既に述
べたレーザ発生器と相互に作用するその他のレーザ発生
器の助けにより得られる。別の態様として、平面状の光
ビームにより発生した像は車輪上に形成されかつ車輪の
直径を象徴化する線（ｌｉｎｅ）からなることができ
る。
【０００９】本発明によれば、内面の間の距離と共に車
輪のプロファイルを測定する装置と、車輪の直径を測定
する装置とは、同一のユニットの内部に組み込むことが
できる。また、別の態様として、内面の間の距離と共に
車輪のプロファイルを測定する装置と、車輪の直径を測
定する装置とが自動的に作動し、かつ相互に独立して機
能することができる。
輪のプロファイルを測定する装置と、車輪の直径を測定
する装置とは、同一のユニットの内部に組み込むことが
できる。また、別の態様として、内面の間の距離と共に
車輪のプロファイルを測定する装置と、車輪の直径を測
定する装置とが自動的に作動し、かつ相互に独立して機
能することができる。
【００１０】測定しなければならない車輪のすべてに共
用である中央制御コンピュータを除いて、一つの車輪に
相当する本発明の装置の残りの要素が反対側の車輪に対
しても繰り返される。
用である中央制御コンピュータを除いて、一つの車輪に
相当する本発明の装置の残りの要素が反対側の車輪に対
しても繰り返される。
【００１１】そのうえ、操縦速度で移動している鉄道車
両に装着された車輪に関する横揺れまたは回転パラメー
タを人工視覚により測定する方法にして、本発明の装置
が使用される方法は、車輪のプロファイルを測定するた
めに、車輪がその最も外側部分を介して鋼製スラブ上に
支えられた状態で走行し、それにより車輪位置センサが
動作し、その結果、レーザ発生器が動作して、平面状の
レーザ光ビームを車輪に投射し、かつ車輪のプロファイ
ルに相当する像が鏡またはその他のレーザ発生器の助け
により生成され、この像が対応したカメラにより捕獲さ
れ、かつ人工視覚電子分析装置に送られ、かつ前記電子
分析装置において得られた車輪のプロファイルの測定値
およびパラメータが中央コンピュータに送信され、該コ
ンピュータが前記測定値およびパラメータを反対側の車
輪の測定値およびパラメータと一緒に処理し、かつ車輪
測定報告書を作製し、得られた結果が監視装置において
明視化されることからなっている。
両に装着された車輪に関する横揺れまたは回転パラメー
タを人工視覚により測定する方法にして、本発明の装置
が使用される方法は、車輪のプロファイルを測定するた
めに、車輪がその最も外側部分を介して鋼製スラブ上に
支えられた状態で走行し、それにより車輪位置センサが
動作し、その結果、レーザ発生器が動作して、平面状の
レーザ光ビームを車輪に投射し、かつ車輪のプロファイ
ルに相当する像が鏡またはその他のレーザ発生器の助け
により生成され、この像が対応したカメラにより捕獲さ
れ、かつ人工視覚電子分析装置に送られ、かつ前記電子
分析装置において得られた車輪のプロファイルの測定値
およびパラメータが中央コンピュータに送信され、該コ
ンピュータが前記測定値およびパラメータを反対側の車
輪の測定値およびパラメータと一緒に処理し、かつ車輪
測定報告書を作製し、得られた結果が監視装置において
明視化されることからなっている。
【００１２】操縦速度で移動している鉄道車両に装着さ
れた車輪に関する横揺れまたは回転パラメータを人工視
覚により測定する別の一つの方法にして、本発明の装置
が使用される方法は、車輪の直径を測定するために、こ
の車輪がフランジにより鋼製スラブ上に支えられた状態
で走行し、それにより車輪位置センサが動作し、その結
果、レーザ発生器が動作して、平面状のレーザ光ビーム
を車輪に投射し、かつ車輪の直径を表示する線の形態の
像が前記車輪上に生成され、この像が対応したカメラに
より捕獲され、かつ人工視覚電子分析装置に送られ、か
つ前記電子分析装置において得られた車輪の直径の測定
値が中央コンピュータに送信され、該コンピュータが前
記測定値を処理し、かつ車輪測定報告書を作成し、得ら
れた結果が監視装置において明視化されることからなっ
ている。
れた車輪に関する横揺れまたは回転パラメータを人工視
覚により測定する別の一つの方法にして、本発明の装置
が使用される方法は、車輪の直径を測定するために、こ
の車輪がフランジにより鋼製スラブ上に支えられた状態
で走行し、それにより車輪位置センサが動作し、その結
果、レーザ発生器が動作して、平面状のレーザ光ビーム
を車輪に投射し、かつ車輪の直径を表示する線の形態の
像が前記車輪上に生成され、この像が対応したカメラに
より捕獲され、かつ人工視覚電子分析装置に送られ、か
つ前記電子分析装置において得られた車輪の直径の測定
値が中央コンピュータに送信され、該コンピュータが前
記測定値を処理し、かつ車輪測定報告書を作成し、得ら
れた結果が監視装置において明視化されることからなっ
ている。
【００１３】内面の間の距離と共に車輪のプロファイル
の測定と、車輪の直径の測定とは、単一のユニットの部
分を構成する測定部品により行うことができる。別の態
様として、内面の間の距離と共に車輪のプロファイルの
測定と、車輪の直径の測定とは、相互に独立して機能す
ることができる二つのユニットの部分を構成する測定部
品により行うことができる。
の測定と、車輪の直径の測定とは、単一のユニットの部
分を構成する測定部品により行うことができる。別の態
様として、内面の間の距離と共に車輪のプロファイルの
測定と、車輪の直径の測定とは、相互に独立して機能す
ることができる二つのユニットの部分を構成する測定部
品により行うことができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】さて、本発明を本発明による装置
の実施例を図解的に例示した添付図面を参照してさらに
詳細に説明する。まず、図面の図１について述べると、
車輪（反対側の車輪にも同じ測定が同時に実施される）
のプロファイルを測定するために、本発明の装置は上に
測定することが所望される車輪１の外側部分が横揺れま
たは回転せしめられかつ脱線を阻止するガードレール３
を有する特殊に設計された横揺れまたは回転支持部材
（ｒｏｌｌｉｎｇ ｓｕｐｐｏｒｔ）、すなわち、鋼製
スラブ２を備えている。それゆえに、分析することが所
望される横揺れまたは回転領域は自由な状態に保たれ、
この自由な領域は車輪リム幅１３５に対して少なくとも
７５ｍｍに等しい。鋼製スラブ２の一方の側には、車輪
位置センサ９が設けられている。車輪位置センサ９は、
車輪１が通過するときに、信号をレーザビーム発生器５
に送り、レーザビーム発生器５はそのときに動作して、
平面状のレーザ光ビームを車輪１に投射する。内部照明
用の鏡７の助けにより（または別のレーザ発生器の助け
により）、このビームは陰影プロファイル４を発生す
る。このプロファイルの像がレンズおよびフィルタを備
えたカメラ６により捕獲され、かつ分析されるために、
図３に例示された高解像力人工視覚電子装置１１に送ら
れる。静止部分２および３に対するプロファイル４の位
置は、両方の車輪に対する値を計算することにより内面
ＤＣＩの間の距離を得ることができる。
の実施例を図解的に例示した添付図面を参照してさらに
詳細に説明する。まず、図面の図１について述べると、
車輪（反対側の車輪にも同じ測定が同時に実施される）
のプロファイルを測定するために、本発明の装置は上に
測定することが所望される車輪１の外側部分が横揺れま
たは回転せしめられかつ脱線を阻止するガードレール３
を有する特殊に設計された横揺れまたは回転支持部材
（ｒｏｌｌｉｎｇ ｓｕｐｐｏｒｔ）、すなわち、鋼製
スラブ２を備えている。それゆえに、分析することが所
望される横揺れまたは回転領域は自由な状態に保たれ、
この自由な領域は車輪リム幅１３５に対して少なくとも
７５ｍｍに等しい。鋼製スラブ２の一方の側には、車輪
位置センサ９が設けられている。車輪位置センサ９は、
車輪１が通過するときに、信号をレーザビーム発生器５
に送り、レーザビーム発生器５はそのときに動作して、
平面状のレーザ光ビームを車輪１に投射する。内部照明
用の鏡７の助けにより（または別のレーザ発生器の助け
により）、このビームは陰影プロファイル４を発生す
る。このプロファイルの像がレンズおよびフィルタを備
えたカメラ６により捕獲され、かつ分析されるために、
図３に例示された高解像力人工視覚電子装置１１に送ら
れる。静止部分２および３に対するプロファイル４の位
置は、両方の車輪に対する値を計算することにより内面
ＤＣＩの間の距離を得ることができる。
【００１５】車輪の直径を測定するために準備された図
面の図２に示した本発明の装置は、基本的な条件におい
て、像が垂直に投射されるかぎり、図１に示した装置と
異なっている。図２の装置においては、車輪１はそのフ
ランジにより支えられながら、鋼製スラブ２およびガー
ドレール３により案内された状態で走行する。図１の場
合と同様に、車輪が通過するときに、位置センサ９が信
号を発生し、従って、レーザ発生器５を動作させる。レ
ーザ発生器５は平面状のレーザ光ビームを車輪１に投射
し、そのときに線１２の像が車輪１上に発生する。この
線１２の像はカメラ６により捕獲され、かつ人工視覚電
子装置１１により分析される。
面の図２に示した本発明の装置は、基本的な条件におい
て、像が垂直に投射されるかぎり、図１に示した装置と
異なっている。図２の装置においては、車輪１はそのフ
ランジにより支えられながら、鋼製スラブ２およびガー
ドレール３により案内された状態で走行する。図１の場
合と同様に、車輪が通過するときに、位置センサ９が信
号を発生し、従って、レーザ発生器５を動作させる。レ
ーザ発生器５は平面状のレーザ光ビームを車輪１に投射
し、そのときに線１２の像が車輪１上に発生する。この
線１２の像はカメラ６により捕獲され、かつ人工視覚電
子装置１１により分析される。
【００１６】本発明の測定装置の全体を図３のスケッチ
に示してある。横揺れまたは回転支持鋼製スラブ２は、
カメラ６およびレーザ発生器５のための支持部材の役目
をしている。像を照明しかつ捕獲するための制御器１０
は位置センサ９による像の捕捉を同期化する役目をす
る。これらの像は視覚装置１１により分析される。視覚
装置１１は車輪のプロファイルの測定値およびパラメー
タならびに車輪の直径の測定値を中央制御コンピュータ
８に送る。中央制御コンピュータ８において、前記デー
タが処理されて、車両の測定報告書が発行され、その結
果が監視装置１３において明視化される。
に示してある。横揺れまたは回転支持鋼製スラブ２は、
カメラ６およびレーザ発生器５のための支持部材の役目
をしている。像を照明しかつ捕獲するための制御器１０
は位置センサ９による像の捕捉を同期化する役目をす
る。これらの像は視覚装置１１により分析される。視覚
装置１１は車輪のプロファイルの測定値およびパラメー
タならびに車輪の直径の測定値を中央制御コンピュータ
８に送る。中央制御コンピュータ８において、前記デー
タが処理されて、車両の測定報告書が発行され、その結
果が監視装置１３において明視化される。
【００１７】制御器１０と、人工視覚電子装置１１およ
び装置のその他の構成部分を収容するための制御キャビ
ネット１４が設けられている。
び装置のその他の構成部分を収容するための制御キャビ
ネット１４が設けられている。
【００１８】図３に示したスケッチにおいては、符号Ｍ
Ｄにより示した部分は車輪の直径を測定するために準備
され、一方、ＭＰにより示した部分は車輪のプロフィル
と、車輪の内面の間の距離とを測定するために意図され
ている。
Ｄにより示した部分は車輪の直径を測定するために準備
され、一方、ＭＰにより示した部分は車輪のプロフィル
と、車輪の内面の間の距離とを測定するために意図され
ている。
【００１９】本発明による装置の作動プロセスは、添付
図面に関する前記の図面の説明から推理することがで
き、かつ基本的な条件において、位置検出システム（位
置センサ９）からなり、位置検出システムが通過する車
両の各々の車輪に対して動作し、レーザ発生器５により
発生せしめられたレーザの波長と同じ周波数を有するフ
ィルタを備えているカメラ６による対応した像の捕捉が
なされ、それにより周囲空気の影響をなくしている。カ
メラ６による像のピックアップが高解像力視覚電子装置
１１により分析され、かつ幾何学的に実時間に修正さ
れ、それにより測定値において高い精度を得ることが可
能になる。また、本発明は１８００ｍｍのホイールベー
スを有する車両について容認可能な通過速度を得ること
が可能になる。
図面に関する前記の図面の説明から推理することがで
き、かつ基本的な条件において、位置検出システム（位
置センサ９）からなり、位置検出システムが通過する車
両の各々の車輪に対して動作し、レーザ発生器５により
発生せしめられたレーザの波長と同じ周波数を有するフ
ィルタを備えているカメラ６による対応した像の捕捉が
なされ、それにより周囲空気の影響をなくしている。カ
メラ６による像のピックアップが高解像力視覚電子装置
１１により分析され、かつ幾何学的に実時間に修正さ
れ、それにより測定値において高い精度を得ることが可
能になる。また、本発明は１８００ｍｍのホイールベー
スを有する車両について容認可能な通過速度を得ること
が可能になる。
【００２０】上記の説明から確認することができるよう
に、この装置は二つの別個の部分からなり、その第１部
分は車輪のプロフィルを測定する装置からなり、一方、
第２部分は前記車輪の直径を測定する装置により構成さ
れている。これらの二つの部分は単一の装置を構成する
ことができ、または別の態様として、相互に独立して作
動することができる。
に、この装置は二つの別個の部分からなり、その第１部
分は車輪のプロフィルを測定する装置からなり、一方、
第２部分は前記車輪の直径を測定する装置により構成さ
れている。これらの二つの部分は単一の装置を構成する
ことができ、または別の態様として、相互に独立して作
動することができる。
【００２１】本発明の上記の説明は本発明の現在好まし
い引例としての実施例を構成する事項についてなされた
ものである。しかしながら、当業者により理解されるよ
うに、上記に説明しかつ例示した装置において形態およ
び細部のいくつかの変型、変更を構成部分を例示した装
置の場合のように本発明の範囲から逸脱することなく実
施することができる。それゆえに、本発明の範囲が特許
請求の範囲の内容によってのみ限定されることが意図さ
れている。
い引例としての実施例を構成する事項についてなされた
ものである。しかしながら、当業者により理解されるよ
うに、上記に説明しかつ例示した装置において形態およ
び細部のいくつかの変型、変更を構成部分を例示した装
置の場合のように本発明の範囲から逸脱することなく実
施することができる。それゆえに、本発明の範囲が特許
請求の範囲の内容によってのみ限定されることが意図さ
れている。
【図１】車輪のプロファイルを測定するために適用され
る本発明の装置を示した図。右側部分はその横揺れする
車輪リムを通して裁った車輪を示し、一方、左側部分は
その内面の一方を通して裁った車輪を示す。
る本発明の装置を示した図。右側部分はその横揺れする
車輪リムを通して裁った車輪を示し、一方、左側部分は
その内面の一方を通して裁った車輪を示す。
【図２】車輪の直径を測定するために適用される本発明
の装置を示した図。
の装置を示した図。
【図３】本発明による完成した測定装置のスケッチを示
した図。
した図。
１ 車輪 ２ 鋼製スラブ ３ ガードレール ４ プロファイル ５ レーザ発生器 ６ カメラ ７ 鏡 ９ 車輪位置センサ １０ 制御器 １１ 人工視覚電子装置 １２ 像 １３ 監視装置
Claims (10)
- 【請求項１】 操縦速度で移動している鉄道車両に装着
された車輪に関する横揺れまたは回転パラメータを人工
視覚により測定する装置にして、その他のパラメータの
中で、車輪のフランジの厚さおよび高さ、ｑＲ係数、車
輪の直径および内面の間の距離が測定され、かつ車輪の
プロファイルのパラメータを含む再生が生成される装置
において、前記装置が上に測定することが所望される車
輪１が走行する鋼製スラブ（２）と、脱線を阻止するた
めに前記鋼製スラブと相互に作用するガードレール
（３）と、車輪が測定のための好適な位置にあるときに
信号を発生する車輪位置センサ（９）と、前記信号によ
り動作したときに平面状のレーザ光ビームを車輪に投射
するレーザ発生器（５）と、前記の平面状の光ビームに
より発生した像を捕獲するレンズとフィルタとを有する
カメラ（６）と、車輪位置センサ（９）を介しての像の
捕捉を同期化する像を照明しかつ捕獲する制御器（１
０）と、前記カメラにより捕獲された像を分析し、かつ
得られた測定値を中央制御コンピュータ（８）に送る高
解像力人工視覚電子装置（１１）とを備え、前記コンピ
ュータにおいて、測定値が処理され、かつ監視装置（１
３）において明視化されることを特徴とする装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の装置にして、平面状の
光ビームにより発生した像が車輪（１）のプロファイル
（４）からなり、かつ内部照明鏡（７）またはレーザ発
生器（５）と相互に作用するその他のレーザ発生器の助
けにより得られることを特徴とする装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載の装置にして、平面状の
光ビームにより発生した像が車輪（１）の直径を象徴化
する該車輪上の線（１２）からなることを特徴とする装
置。 - 【請求項４】 請求項１から請求項３までのいずれか一
項に記載の装置にして、車輪（１）のプロファイルを測
定する装置と、車輪（１）の直径を測定する装置とが同
一のユニットの内部に組み込まれていることを特徴とす
る装置。 - 【請求項５】 請求項１から請求項３までのいずれか一
項に記載の装置にして、車輪（１）のプロファイルを測
定する装置と、車輪（１２）の直径を測定する装置とが
自動的に動作し、かつ相互に独立して機能可能である装
置。 - 【請求項６】 請求項１から請求項５までのいずれか一
項に記載の装置にして、測定しようとする車輪のうちの
一つの車輪に相当する装置の要素のすべてが全体の装置
に共用のコンピュータ（８）を除いて反対側の車輪のた
めに繰り返され、それにより内面の間の距離を得ること
が可能であることを特徴とする装置。 - 【請求項７】 操縦速度で移動している鉄道車両に装着
された車輪に関する横揺れまたは回転パラメータを人工
視覚により測定する方法にして、請求項１から請求項６
までのいずれか一項に記載の装置が使用される方法にお
いて、車輪（１）のプロファイルと内面の間の距離とを
測定するために、車輪がその最も外側部分を介して鋼製
スラブ（２）上に支えられた状態で走行し、それにより
車輪位置センサ（９）が動作し、その結果、レーザ発生
器（５）が動作して、平面状のレーザ光ビームを車輪に
投射し、かつ車輪のプロファイル（４）に相当する像が
鏡（７）またはその他のレーザ発生器の助けにより生成
され、この像がカメラ（６）により捕獲され、かつ電子
分析装置（１１）に送られ、前記電子分析装置において
得られた車輪のプロファイルの測定値およびパラメータ
がコンピュータ（８）に送信され、該コンピュータが測
定値およびパラメータを処理し、かつ車輪測定報告書を
作成し、得られた結果が監視装置（１３）において明視
化されることを特徴とする方法。 - 【請求項８】 操縦速度で移動している鉄道車両に装着
された車輪に関する横揺れまたは回転パラメータを人工
視覚により測定する方法にして、請求項１から請求項６
までのいずれか一項に記載の装置が使用される方法にお
いて、車輪（１）の直径を測定するために、この車輪が
フランジにより鋼製スラブ（２）上に支えられた状態で
走行し、それにより車輪位置センサ（９）が動作し、そ
の結果、レーザビーム発生器（５）が動作して、平面状
のレーザ光ビームを車輪に投射し、かつ車輪の直径に相
当する線（１２）の形態の像が前記車輪上に生成され、
この像がカメラ（６）により捕獲され、かつ電子分析装
置（１１）に送られ、前記電子分析装置において得られ
た車輪の直径の測定値がコンピュータ（８）に送信さ
れ、該コンピュータが測定値を処理し、かつ車輪測定報
告書を作成し、得られた結果が監視装置（１３）におい
て明視化されることを特徴とする方法。 - 【請求項９】 請求項７または請求項８のいずれか一項
に記載の方法にして、車輪のプロファイルとリムの間の
距離との測定値と、車輪の直径の測定値とが単一のユニ
ットの部分を構成する測定部品に測定されることを特徴
とする方法。 - 【請求項１０】 請求項７または請求項８のいずれか一
項に記載の方法にして、車輪のプロファイルとリムの間
の距離との測定値と、車輪の直径の測定値が相互に独立
して機能可能である二つの自動装置の部分を構成する測
定部品により測定されることを特徴とする方法。
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