JPH09201816A - マンホール用コンクリート管の成型用型枠及び成型方法 - Google Patents

マンホール用コンクリート管の成型用型枠及び成型方法

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JPH09201816A
JPH09201816A JP3418096A JP3418096A JPH09201816A JP H09201816 A JPH09201816 A JP H09201816A JP 3418096 A JP3418096 A JP 3418096A JP 3418096 A JP3418096 A JP 3418096A JP H09201816 A JPH09201816 A JP H09201816A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステップ金具に対する支柱をコンクリート材
中に設ける必要がなく、ステップ金具を保持する補助型
の設置及び離脱が簡単に行えるマンホール用コンクリー
ト管の成型用型枠を提供する。 【解決手段】 内型枠1に嵌合した補助型4に、逆L字
状の外面板8と、クランプ板9,11を有するクランプ
機構19とを設け、内型枠1内には、補助型4をその頂
面部4aが内型枠1の頂面部1aより上となる上位置へ
上昇させる昇降機構31と、補助型4をマンホール用コ
ンクリート管33を引き抜き可能な後退位置へ後退させ
る進退機構20とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール用コン
クリート管の成型用型枠及びこれを用いたマンホール用
コンクリート管の成型方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステップ金具を固定したマンホー
ル用コンクリート管の成型方法としては、図13、図1
4に示すように、間隔を隔てて配設した2本の金属製の
支柱42に、平面形状がコ字状のステップ金具44の左
右両端を溶接し、この支柱42を外型枠47と内型枠4
5とにより形成された成型用空間43内に挿入し、その
後ステップ金具44を、内型枠45の一部を構成する移
動可能な補助型40の横穴41内に挿入すると共に、ス
テップ金具44に装着した蓋体46により横穴41を密
閉した後、成型用空間43内にコンクリート材を投入
し、これに振動を与えて締固めを施し脱型する方法があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ステップ金具
44を溶接する支柱42をコンクリート材中に設ける必
要があると共に、ステップ金具44を保持する補助型4
0の設置及び離脱に手数がかかる。
【0004】そこで、本発明は、上記課題を解決し、ス
テップ金具に対する支柱をコンクリート材中に設ける必
要がなく、ステップ金具を保持する補助型の設置及び脱
型が簡単に行えるマンホール用コンクリート管の成型用
型枠及びこれを用いたマンホール用コンクリート管の成
型方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によるマンホール用コンクリート管の成型用型
枠は、内型枠の外側面の一部に開口部を形成し、その開
口部内に水平方向に進退可能に補助型を嵌合し、該補助
型には、正面にスッテプ金具を挿通するための開口を有
する外面板と、この外面板の内面側に配設された固定ク
ランプ板及び可動クランプ板により前記開口内に挿通し
たステップ金具をクランプするクランプ機構と、クラン
プ機構を駆動する押さえ用駆動装置とを設け、内型枠の
内部には、前記補助型を、その頂面部が内型枠の頂面部
より上となる上位置と、補助型の頂面部が内型枠の頂面
部と一致する下位置との間を昇降させる昇降機構と、前
記昇降機構により上位置に上昇された前記補助型を、該
補助型の前面が内型枠の外周と一致する前進位置と、打
設後のステップ金具付きのマンホール用コンクリート管
を引き抜き可能な後退位置との間で、進退させる進退機
構とを設けたことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明によるマンホール用コンクリ
ート管の成型方法は、内型枠の外側面に開口部を形成
し、その開口部内に進退機構により水平方向に進退する
補助型を嵌合し、該補助型には、正面にスッテプ金具を
挿通可能な開口を有する外面板と、この外面板の内面側
に配設された固定クランプ板及び可動クランプ板により
ステップ金具をクランプするクランプ機構を設け、前記
開口内にステップ金具を挿通してクランプ機構によりク
ランプすることにより、このステップ金具の後端を内型
枠と外型枠とにより形成された空間内に突出させ、該空
間内にコンクリート材を打設し振動を与えて脱型又は移
動可能な程度に締め固めた後に、ステップ金具のクラン
プを解除するとともに、補助型をその頂面部が内型枠の
頂面部より上となる上位置に昇降機構により上昇させ、
前記昇降機構により上位置に上昇された前記補助型を、
進退機構により、該補助型の前面が内型枠の外周と一致
する前進位置から、ステップ金具付きのマンホール用コ
ンクリート管が引き抜き可能な後退位置まで後退させ、
その後、内型枠及び外型枠を取り外すことを特徴とする
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3において、1はマンホ
ール用コンクリート管を形成するための内型枠であり、
下部外側に外向フランジ2を有し、振動テーブル(図示
せず)上に設置されている。この内型枠1の一側部に
は、上端から下部の外向フランジ2の手前までにかけて
凹部3が開口部として形成されている。この凹部3に
は、ステップ金具を支持する補助型4が嵌合し、その外
側面は内型枠1の外周面の一部となるように成形されて
いる。
【0008】5は内型枠1の外側に嵌装したリング状の
パレットであり、内型枠1の外向フランジ2上に載置さ
れる。6は外型枠であり、下端をパレット5により支持
されている。なお、7はパレットクランプである。
【0009】図2〜図4において、補助型4は、縦断面
が逆L字状の外面板8と、この外面板8の内側面に沿わ
せて上下に摺動自在に配置された可動クランプ板9とを
有する。
【0010】外面板8は、その正面にスッテプ金具のク
ランプ部を形成するための開口10を上下2箇所に有
し、各開口10の内面側の上半分に固定クランプ板11
が固定されている。したがって、この固定クランプ板1
1と可動クランプ板9とは同じ面位置にあり、上下に対
向した両者の半円状凹部12によりステップ金具13を
クランプ(挟持)できるようになっている。
【0011】上下の各可動クランプ板9は、それぞれ内
側水平方向に延在した支持板14を有し、該支持板14
の上面に、ステップ金具13のクラウン部に対する凹部
状の保持部15を有する。そして、両可動クランプ板9
は互いに連結部材16で連結されていると共に、下側の
可動クランプ板9には、外面板8に固定した押さえ用駆
動装置としての押さえ用油圧シリンダー17のピストン
ロッド18が固定され、上下の可動クランプ板9が同時
に固定クランプ板11に対して開閉作動できるように構
成されている。要するに、上記可動クランプ板9、固定
クランプ板11及び保持部15によって、ステップ金具
13に対するクランプ機構19が構成され、押さえ用油
圧シリンダー17によって駆動されるようになってい
る。図5(a),(b)はクランプ機構19が閉じた状
態を、図6(a),(b)はクランプ機構19が開いた
状態を示す。
【0012】内型枠1内には、上記補助型4を、その外
面板8、クランプ機構19及び押さえ用油圧シリンダー
17と共に、凹部3内で進退させる進退機構20が設け
られている。
【0013】上記補助型4はその両側の側板21に支持
されると共に、該側板21の下部は、コロ22を介して
内型枠1内に固定されたレール23上に移動可能に支持
されている。また、この側板21間は上下に配した横材
24,25で連結されると共に、横材24が、前後方向
に伸びる連結杆26の先端に枢着されており、該連結杆
26の後端は、内型枠1内で補助型4と反対側に位置す
る軸28に枢支された三角レバー27の上端に枢着され
ている。この三角レバー27の下端は、進退用駆動装置
としての進退用油圧シリンダー30のピストンロッド2
9に枢着されている。
【0014】したがって、進退用油圧シリンダー30の
駆動により三角レバー27が引き下げられるようにし
て、図3中の時計方向に回動すると、連結杆26の移動
により補助型4がレール23に案内されながら図3中の
右方向に引かれ、後退移動する。逆に、進退用油圧シリ
ンダー30により三角レバー27が引き上げると、三角
レバー27が図3中の反時計方向に回動し、連結杆26
の移動によりレール23に案内されながら補助型4が図
3中の左方向に駆動され、前進移動する。
【0015】この進退動作において、逆L字状の補助型
4の頂面部4aが内型枠1の頂面部1aと衝突するのを
回避するため、逆L字状の補助型4の頂面部4aは昇降
機構31により若干上昇するようになっている。この昇
降機構31は、本実施形態では補助型4をレール23と
一体に昇降させる昇降用油圧シリンダー32(図7、図
8)により構成されており、補助型4を、その頂面部4
aが内型枠1の頂面部1aより上となる上位置と、補助
型4の頂面部4aが内型枠1の頂面部1aと一致する下
位置との間で昇降させる。
【0016】なお、補助型4は、本実施形態では昇降用
油圧シリンダー32により構成したが、図12に示すよ
うに、レール23の途中に段差部23aを設けることで
構成することもできる。
【0017】次に、上記型枠を用いて図11に示すマン
ホール用コンクリート管33を成型する手順について説
明する。
【0018】先ず、振動テーブル(図示せず)上へ据え
付けられた内型枠1へパレット5をクレーン等によりセ
ットする。
【0019】そして、予めスペーサを取り付けた鉄筋
(図示せず)を内型枠1へセットする。
【0020】内型枠1及びクランプ機構19は、図8に
示す状態になっている。即ち、クランプ機構19は、図
6に示すように押さえ用油圧シリンダー17が非動作状
態で可動クランプ板9を下げられた開状態になっている
と共に、昇降機構31の昇降用油圧シリンダー32が非
動作状態になっている。つまり補助型4は、図8に示す
ように、内型枠1から若干上昇した状態となっている。
【0021】この状態で、人手によりステップ金具13
をクランプ機構19の半円状凹部12内に差し込み、こ
のステップ金具13のクラウン部分(足掛部分)を保持
部15内に置いて「ステップ押さえ閉」のスイッチを操
作すると、押さえ用油圧シリンダー17及び昇降用油圧
シリンダー32が同時に作動し、図7のような状態とな
り、ステップ金具13を固定することができる。即ち、
クランプ機構19は、押さえ用油圧シリンダー17が作
動するので可動クランプ板9が押し上げられて閉状態に
なり、可動クランプ板9と固定クランプ板11とでステ
ップ金具13がクランプされる。また、昇降機構31の
昇降用油圧シリンダー32が作動するので、補助型4が
下降し、その頂面部4aが内型枠1の頂面部1aと同じ
高さになり、内型枠1の外周面の殆どが閉塞される。な
お、補助型4の外面板8の周面は内型枠1の周面と連な
る。
【0022】次に、外型枠6をクレーン等により吊り下
げて内型枠1の上方へ移動した後、徐々に降ろして嵌装
(セット)し、油圧式型枠クランプ装置34(図3)に
より固定する。その後、手動式のパレットクランプ7
(図1)のレバーを回してパレット5も固定する。これ
で型枠の組立とステップ金具13のセットが終了する。
【0023】次に、打設開始からプレス完了までの手順
を説明すると、内型枠1と外型枠6の間に形成された成
型空間内にコンクリート材35を打設し、その上端を加
圧盤で押圧し締め固めするとともに、振動テーブルを作
動して振動を与え、成型する。
【0024】成型後における型枠は、図7のような状態
になっている。ここで「ステップ押さえ開」のスイッチ
を操作すると、クランプ機構19及び昇降機構31が共
に図8の開状態となり、ステップ金具13のクランプが
解かれる。
【0025】その後、「補助型移動開」のスイッチを操
作すると図9の状態になり、外型枠6とパレット5と製
品を上方へ抜く体制が整う。即ち、進退用油圧シリンダ
ー30により、三角レバー27、連結杆26を介して側
板21が引かれ、補助型4が図9の右側(矢印方向)に
移動する。これによりマンホール用コンクリート管33
及びこれに固定されたステップ金具13を残し、補助型
4が内型枠1の内側へ退避する。
【0026】そして、クレーン等により外型枠6を吊り
上げると(図9)、製品であるマンホール用コンクリー
ト管33をパレット5上に載せた状態で外型枠6と共に
内型枠1から外すことができ、この状態で脱型場或は養
生場へ移動することができる。
【0027】脱型場或は養生場に移動した後、製品たる
マンホール用コンクリート管33とパレット5を残し、
外型枠6を脱型して養生する。
【0028】なお、上記した実施の形態では、図11に
示すようなストレートなマンホール用コンクリート管の
場合について説明したが、補助型は相当量内側へ後退可
能であるので、若干傾斜したマンホール用コンクリート
管についても本発明の型枠及び方法を適用することがで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の成型用
型枠によれば、内型枠に嵌合した補助型に、外面板とク
ランプ機構と押さえ用駆動装置とを設け、また内型枠内
には、補助型をその頂面部が内型枠より上となる上位置
へ上昇させる昇降機構と、この補助型をステップ金具付
きのマンホール用コンクリート管を引き抜き可能な後退
位置へ後退させる進退機構とを設けたので、成型の間、
ステップ金具をクランプ機構により保持することができ
る。
【0030】したがって、本発明は、ステップ金具に対
する支柱をコンクリート材中に設ける必要がなく、ステ
ップ金具付きのマンホール用コンクリート管を簡易に製
造することができる。
【0031】そして、成型後は、クランプ機構によりス
テップ金具のクランプ解除と同時に、昇降機構により補
助型が上位置に上昇され、その頂面部が内型枠より上に
位置して、進退機構により、迅速にステップ金具付きの
マンホール用コンクリート管を引き抜き可能な後退位置
まで補助型を後退させることができる。
【0032】したがって、ステップ金具を保持する補助
型の設置や離脱が簡単に行えると共に、外型枠の抜き取
りも簡単に行うことができ、量産に適する。
【0033】また、使用時は、補助型の頂面部が内型枠
の頂面部と一致するので、内型枠の内部に汚水やセメン
トペースト或いは塵埃が流入して内部の各装置を汚染す
る心配がないし、これらに起因する故障を回避すること
ができる。
【0034】請求項2の成型方法によれば、内型枠の外
側面に開口部を形成し、その開口部内に進退機構により
水平方向に進退する補助型を嵌合し、該補助型には、正
面にスッテプ金具を挿通可能な開口を有する外面板と、
ステップ金具をクランプするクランプ機構を設け、前記
開口内にステップ金具を挿通してクランプ機構によりク
ランプすることにより、このステップ金具の後端を内型
枠と外型枠とにより形成された空間内に突出させ、該空
間内にコンクリート材を打設して締め固めた後に、ステ
ップ金具のクランプを解除するとともに、補助型をその
頂面部が内型枠の頂面部より上となる上位置に昇降機構
により上昇させ、前記昇降機構により上位置に上昇され
た前記補助型を、進退機構により、該補助型の前面が内
型枠の外周と一致する前進位置から、ステップ金具付き
のマンホール用コンクリート管が引き抜き可能な後退位
置まで後退させ、その後、内型枠及び外型枠を取り外す
ので、この請求項2の方法による場合も、成型の間、ス
テップ金具をクランプ機構により保持することができ
る。
【0035】したがって、ステップ金具に対する支柱を
コンクリート材中に設ける必要がなく、ステップ金具付
きのマンホール用コンクリート管を簡易に製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマンホール用コンクリート管の成型用
型枠の分解状態における斜視図である。
【図2】図1の成型用型枠の構成を一部欠截して示した
平面図である。
【図3】図1の成型用型枠の縦断面図である。
【図4】補助型の一部を縦断面図である。
【図5】成型用型枠におけるクランプ機構の閉状態を示
した図であり、(a)は外面板の正面図、(b)はその
側面図である。
【図6】成型用型枠におけるクランプ機構の開状態を示
した図であり、(a)は外面板の正面図、(b)はその
側面図である。
【図7】補助型が下位置にある状態を示した型枠の断面
図である。
【図8】補助型が上位置にある状態を示した型枠の断面
図である。
【図9】補助型が後退位置にある状態を示した型枠の断
面図である。
【図10】外型枠の抜き取り時の状態を示した型枠の断
面図である。
【図11】マンホール用コンクリート管の縦断面図であ
る。
【図12】本発明における昇降機構の他の実施形態の要
部を示した図である。
【図13】従来のたコンクリート管の成型用型枠の要部
平面図である。
【図14】図13に示した従来の成型用型枠のX−X断
面図である。
【符号の説明】
1 内型枠 1a 頂面部 2 外向フランジ 3 凹部 4 補助型 4a 頂面部 5 パレット 6 外型枠 7 パレットクランプ 8 外面板 9 可動クランプ板 10 開口 11 固定クランプ板 12 半円状凹部 13 ステップ金具 14 支持板 15 保持部 16 連結部材 17 押さえ用油圧シリンダー(押さえ用駆動装
置) 18 ピストンロッド 19 クランプ機構 20 進退機構 21 側板 22 コロ 23 レール 23a 段差部(昇降機構) 24,25 横材 26 連結杆 27 三角レバー 28 軸 29 ピストンロッド 30 進退用油圧シリンダー(進退用駆動装置) 31 昇降機構 32 昇降用油圧シリンダー(昇降機構) 33 マンホール用コンクリート管 34 油圧式型枠クランプ装置 35 コンクリート材 40 補助型 41 横穴 42 支柱 43 成型用空間 44 ステップ金具 45 内型枠 46 蓋体 47 外型枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内型枠の外側面の一部に開口部を形成
    し、その開口部内に水平方向に進退可能に補助型を嵌合
    し、 該補助型には、 正面にスッテプ金具を挿通するための開口を有する外面
    板と、 この外面板の内面側に配設された固定クランプ板及び可
    動クランプ板により前記開口内に挿通したステップ金具
    をクランプするクランプ機構と、 クランプ機構を駆動する押さえ用駆動装置とを設け、 内型枠の内部には、 前記補助型を、その頂面部が内型枠の頂面部より上とな
    る上位置と、補助型の頂面部が内型枠の頂面部と一致す
    る下位置との間を昇降させる昇降機構と、 前記昇降機構により上位置に上昇された前記補助型を、
    該補助型の前面が内型枠の外周と一致する前進位置と、
    打設後のステップ金具付きのマンホール用コンクリート
    管を引き抜き可能な後退位置との間で、進退させる進退
    機構とを設けた、 ことを特徴とするマンホール用コン
    クリート管の成型用型枠。
  2. 【請求項2】 内型枠の外側面に開口部を形成し、その
    開口部内に進退機構により水平方向に進退する補助型を
    嵌合し、該補助型には、正面にスッテプ金具を挿通可能
    な開口を有する外面板と、この外面板の内面側に配設さ
    れた固定クランプ板及び可動クランプ板によりステップ
    金具をクランプするクランプ機構を設け、前記開口内に
    ステップ金具を挿通してクランプ機構によりクランプす
    ることにより、このステップ金具の後端を内型枠と外型
    枠とにより形成された空間内に突出させ、 該空間内にコンクリート材を打設し振動を与えて脱型又
    は移動可能な程度に締め固めた後に、 ステップ金具のクランプを解除するとともに、補助型を
    その頂面部が内型枠の頂面部より上となる上位置に昇降
    機構により上昇させ、 前記昇降機構により上位置に上昇された前記補助型を、
    進退機構により、該補助型の前面が内型枠の外周と一致
    する前進位置から、ステップ金具付きのマンホール用コ
    ンクリート管が引き抜き可能な後退位置まで後退させ、 その後、内型枠及び外型枠を取り外す、 ことを特徴とするマンホール用コンクリート管の成型方
    法。
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