JPH06170829A - 型枠装置 - Google Patents
型枠装置Info
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- JPH06170829A JPH06170829A JP35085792A JP35085792A JPH06170829A JP H06170829 A JPH06170829 A JP H06170829A JP 35085792 A JP35085792 A JP 35085792A JP 35085792 A JP35085792 A JP 35085792A JP H06170829 A JPH06170829 A JP H06170829A
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- frame
- plate
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Abstract
(57)【要約】
[目的]コンクリート製品を成形する、内枠を備えた型
枠装置において、内枠部の脱型を容易にして作業性およ
び安全性を向上させると共に、高品質のコンクリート製
品が得られるようにする。 [構成]型枠装置は外側へ拡開する側枠板12a、14
aを有している。側枠板12a、14a内部には、内枠
4が設けてある。内枠4の内部には、昇降ロッド61が
昇降自在に設けてある。昇降ロッド61の下部にはアー
ムロッド63が揺動可能に取付けてある。昇降ロッド6
1にはクランク盤66が固定してあり、クランク盤66
には、内枠4の各側壁に対応してアーム板67の基端部
が上下方向に回動可能に取付けてある。アーム板67の
先端部は内枠4の各側壁に回動可能に取付けてある。側
枠板12aにはアングル60が設けてあり、その先部は
アームロッド63の下部にスライド可能に係合させてあ
る。
枠装置において、内枠部の脱型を容易にして作業性およ
び安全性を向上させると共に、高品質のコンクリート製
品が得られるようにする。 [構成]型枠装置は外側へ拡開する側枠板12a、14
aを有している。側枠板12a、14a内部には、内枠
4が設けてある。内枠4の内部には、昇降ロッド61が
昇降自在に設けてある。昇降ロッド61の下部にはアー
ムロッド63が揺動可能に取付けてある。昇降ロッド6
1にはクランク盤66が固定してあり、クランク盤66
には、内枠4の各側壁に対応してアーム板67の基端部
が上下方向に回動可能に取付けてある。アーム板67の
先端部は内枠4の各側壁に回動可能に取付けてある。側
枠板12aにはアングル60が設けてあり、その先部は
アームロッド63の下部にスライド可能に係合させてあ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、槽体等のコンクリート
製品を製造する際に使用する型枠装置に関するものであ
る。
製品を製造する際に使用する型枠装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】例えば槽体等の容器型のコンクリート製品
を製造する型枠装置においては、内枠が閉鎖型となるた
め、内枠を収縮可能な構造とすることが困難であった。
このため、コンクリートが固化した後、型抜きする際に
は、コンクリート製品を内枠が付いたまま反転させて据
え置き、内枠を油圧ジャッキ等の機械を使用して引き抜
いていた。
を製造する型枠装置においては、内枠が閉鎖型となるた
め、内枠を収縮可能な構造とすることが困難であった。
このため、コンクリートが固化した後、型抜きする際に
は、コンクリート製品を内枠が付いたまま反転させて据
え置き、内枠を油圧ジャッキ等の機械を使用して引き抜
いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】けれども上記したよう
な従来の型枠装置においては次のような課題があった。
すなわち、相当の重量を有する型枠装置とコンクリート
製品を吊り上げて反転させる作業は危険であるために慎
重を要し、また内枠に油圧ジャッキ等を取付け、収縮さ
せてコンクリート製品から引き抜く作業にも大変な手間
がかかるため、作業効率が著しく悪かった。また、コン
クリートの固化が十分でない場合、内枠の収縮が十分で
きないと、内枠とコンクリート製品の分離がうまくいか
ずに欠けてしまう等の課題も生じていた。
な従来の型枠装置においては次のような課題があった。
すなわち、相当の重量を有する型枠装置とコンクリート
製品を吊り上げて反転させる作業は危険であるために慎
重を要し、また内枠に油圧ジャッキ等を取付け、収縮さ
せてコンクリート製品から引き抜く作業にも大変な手間
がかかるため、作業効率が著しく悪かった。また、コン
クリートの固化が十分でない場合、内枠の収縮が十分で
きないと、内枠とコンクリート製品の分離がうまくいか
ずに欠けてしまう等の課題も生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。すなわち本
発明は、底枠板と、拡開および閉鎖可能な複数の側枠板
と、を備えた外枠と、この外枠内に配置され、可撓性素
材で形成された内枠と、前記側枠板の拡開および閉鎖を
行う開閉手段と、前記側枠板の開閉作動に連動し、前記
側枠板を拡開した時に前記内枠を収縮するようにした収
縮手段と、を備えた型枠装置である。本発明にいう収縮
とは、見掛けの体積を小さくするという意味を含む概念
である。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。すなわち本
発明は、底枠板と、拡開および閉鎖可能な複数の側枠板
と、を備えた外枠と、この外枠内に配置され、可撓性素
材で形成された内枠と、前記側枠板の拡開および閉鎖を
行う開閉手段と、前記側枠板の開閉作動に連動し、前記
側枠板を拡開した時に前記内枠を収縮するようにした収
縮手段と、を備えた型枠装置である。本発明にいう収縮
とは、見掛けの体積を小さくするという意味を含む概念
である。
【0005】
【作用】コンクリートが固化した後、開閉手段を操作し
て側枠板を拡開すると、それと同時に収縮手段が連動
し、可撓性素材で形成された内枠が収縮する。これによ
り、内枠の外面、すなわちコンクリートとの接面部は大
半がコンクリートと分離することになる。またコンクリ
ート製品の取り出し、すなわち型抜きが終了し、開閉手
段を操作して外枠の側枠板を閉じると、内枠を収縮させ
ている外力は解除され、内枠はもとの形状に復帰する。
て側枠板を拡開すると、それと同時に収縮手段が連動
し、可撓性素材で形成された内枠が収縮する。これによ
り、内枠の外面、すなわちコンクリートとの接面部は大
半がコンクリートと分離することになる。またコンクリ
ート製品の取り出し、すなわち型抜きが終了し、開閉手
段を操作して外枠の側枠板を閉じると、内枠を収縮させ
ている外力は解除され、内枠はもとの形状に復帰する。
【0006】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明にかかる型枠装置の一実施
例を示す斜視図、図2は側面図、図3は底面図である。
符号Aはコンクリート製の槽体を成形する型枠装置で、
外枠1と、外枠1を拡縮する開閉手段である開閉装置2
と、内枠4と、内枠4を収縮させる収縮手段である収縮
装置3と、を備えている。外枠1は、中央部に開口10
を有する四角形の底枠板11を備えている。底枠板11
の四辺のうちの一辺には四角形の固定側枠板13が設け
てある。他の三辺には側枠板12、14、15が回動支
持具19を介して外側へ回動自在に取付けてある。また
底枠板11の底面には角筒状の台枠16、16aが設け
てある。
細に説明する。図1は本発明にかかる型枠装置の一実施
例を示す斜視図、図2は側面図、図3は底面図である。
符号Aはコンクリート製の槽体を成形する型枠装置で、
外枠1と、外枠1を拡縮する開閉手段である開閉装置2
と、内枠4と、内枠4を収縮させる収縮手段である収縮
装置3と、を備えている。外枠1は、中央部に開口10
を有する四角形の底枠板11を備えている。底枠板11
の四辺のうちの一辺には四角形の固定側枠板13が設け
てある。他の三辺には側枠板12、14、15が回動支
持具19を介して外側へ回動自在に取付けてある。また
底枠板11の底面には角筒状の台枠16、16aが設け
てある。
【0007】各側枠板12、13、14、15の上面両
端部には係合片120、130、140、150が固着
してあり、各側枠板12、14、15が閉じられたとき
に互いに係合する。また各側枠板12、13、14、1
5の上部には、側枠板12、14、15を拡開および閉
鎖する開閉装置2が設けてある。開閉装置2は側枠板1
2の上部に軸支された回動軸20を備えている。回動軸
20の両端部には、断面U字状の回動具21、21aが
固着してある。回動具21、21aには、基端部を回動
自在に軸支して操作バー22、22aが取付けてある。
端部には係合片120、130、140、150が固着
してあり、各側枠板12、14、15が閉じられたとき
に互いに係合する。また各側枠板12、13、14、1
5の上部には、側枠板12、14、15を拡開および閉
鎖する開閉装置2が設けてある。開閉装置2は側枠板1
2の上部に軸支された回動軸20を備えている。回動軸
20の両端部には、断面U字状の回動具21、21aが
固着してある。回動具21、21aには、基端部を回動
自在に軸支して操作バー22、22aが取付けてある。
【0008】操作バー22、22aの基部は半円状の避
曲部220が設けてあり、回動具21、21aを貫通し
ている回動軸20を回避できるようにしている。また操
作バー22、22aの先端部には係合ナット23が螺着
してある。そして側枠板12と相対向する側枠板14の
両側部には、操作バー22、22aの係合ナット23が
上方から係合できる係合具141が設けてある。なお、
操作バー22、22aの長さは、各側枠板12、14、
15を閉じたときに、係合ナット23と係合具141が
ガタつくことなく係合する長さに設定されている。また
開閉装置2の下方には収縮装置3が設けてある。
曲部220が設けてあり、回動具21、21aを貫通し
ている回動軸20を回避できるようにしている。また操
作バー22、22aの先端部には係合ナット23が螺着
してある。そして側枠板12と相対向する側枠板14の
両側部には、操作バー22、22aの係合ナット23が
上方から係合できる係合具141が設けてある。なお、
操作バー22、22aの長さは、各側枠板12、14、
15を閉じたときに、係合ナット23と係合具141が
ガタつくことなく係合する長さに設定されている。また
開閉装置2の下方には収縮装置3が設けてある。
【0009】収縮装置3は、回動軸20のやや下方に平
行に軸支してある回動軸30を備えている。回動軸30
の一端部(固定側枠板13側)には、引張バー31の基
部が固着してある。なお、この固着部は遊着してもよ
い。一方、前記底枠板11の開口10の縁部には下方が
開口したボックス状の内枠4が設けてある。これによ
り、内枠4と外枠1の各側枠板12、13、14、15
との間にコンクリートを打ち込む空隙部5が形成されて
いる。そして底枠板11の底面には、前記台枠16、1
6aと平行に軸板17が設けてある。軸板17の中央部
には、全体がほぼL状の作動軸32が軸支してある。作
動軸32は、一方側が内枠4内部に垂直に軸支され、他
方側は固定側枠板13外側へ延出されている。
行に軸支してある回動軸30を備えている。回動軸30
の一端部(固定側枠板13側)には、引張バー31の基
部が固着してある。なお、この固着部は遊着してもよ
い。一方、前記底枠板11の開口10の縁部には下方が
開口したボックス状の内枠4が設けてある。これによ
り、内枠4と外枠1の各側枠板12、13、14、15
との間にコンクリートを打ち込む空隙部5が形成されて
いる。そして底枠板11の底面には、前記台枠16、1
6aと平行に軸板17が設けてある。軸板17の中央部
には、全体がほぼL状の作動軸32が軸支してある。作
動軸32は、一方側が内枠4内部に垂直に軸支され、他
方側は固定側枠板13外側へ延出されている。
【0010】作動軸32の内枠4内部側先端部にはクラ
ンク盤33が固着してある。クランク盤33の四方に
は、内枠4の各側壁に対応してアーム板34の基端部が
回動可能に取付けてあり、アーム板34の先端部は内枠
4の各側壁に回動可能に取付けてある。また、作動軸3
2の外部側の先端部は、前記引張バー31側へ折曲して
あり、この引張バー31先端部と自在継手35を介して
連結してある。なお、側枠板13の底面のほぼ中央部に
は作動軸32に当接するストッパー131が設けてあ
る。
ンク盤33が固着してある。クランク盤33の四方に
は、内枠4の各側壁に対応してアーム板34の基端部が
回動可能に取付けてあり、アーム板34の先端部は内枠
4の各側壁に回動可能に取付けてある。また、作動軸3
2の外部側の先端部は、前記引張バー31側へ折曲して
あり、この引張バー31先端部と自在継手35を介して
連結してある。なお、側枠板13の底面のほぼ中央部に
は作動軸32に当接するストッパー131が設けてあ
る。
【0011】図4、図5は型抜きの際の収縮装置の作動
状態を示す断面説明図である。図1ないし図5を参照し
て本実施例の作用を説明する。 空隙部5にコンクリートを打ち込み、一定時間養生
し、コンクリートを固化させる。 操作バー22、22aを係合具141から外して上
方へ回動させ、側枠板12を外側へ開く。これと共に、
側枠板14、15も係合片120、130、140の係
合が外れるために、同様に外側へ開く。 側枠板12が外側へ開いて倒れると、引張バー31
が引っ張られ、作動軸32が回動し、クランク盤33が
一方向へ回動する。これにより、各アーム板34が引っ
張られ、内枠4の各側壁が内側へ引き寄せられて、内枠
4外面のうちの大部分がコンクリート面から分離する。
状態を示す断面説明図である。図1ないし図5を参照し
て本実施例の作用を説明する。 空隙部5にコンクリートを打ち込み、一定時間養生
し、コンクリートを固化させる。 操作バー22、22aを係合具141から外して上
方へ回動させ、側枠板12を外側へ開く。これと共に、
側枠板14、15も係合片120、130、140の係
合が外れるために、同様に外側へ開く。 側枠板12が外側へ開いて倒れると、引張バー31
が引っ張られ、作動軸32が回動し、クランク盤33が
一方向へ回動する。これにより、各アーム板34が引っ
張られ、内枠4の各側壁が内側へ引き寄せられて、内枠
4外面のうちの大部分がコンクリート面から分離する。
【0012】 吊り上げ装置によってコンクリート製
品Cを吊り上げれば、前記状態では内枠4外面とコンク
リート製品Cとの摩擦力が小さくなっているので分離が
スムースにできる。 型抜き作業が終了したら、内部を清掃塗油した後、
各側枠板12、14、15を閉じて操作バー22、22
aを元のように係合具141に係合させる。これによ
り、収縮装置3による内枠4の引き寄せが解除され、内
枠4は元の形状に復帰する。このように、本発明の型枠
装置Aは外枠1の側枠板12、14、15を開けば、収
縮装置3を介して内枠4を収縮するようになっているの
で、従来の型枠装置のように型枠装置を反転させなくて
も容易に型抜き作業ができる。
品Cを吊り上げれば、前記状態では内枠4外面とコンク
リート製品Cとの摩擦力が小さくなっているので分離が
スムースにできる。 型抜き作業が終了したら、内部を清掃塗油した後、
各側枠板12、14、15を閉じて操作バー22、22
aを元のように係合具141に係合させる。これによ
り、収縮装置3による内枠4の引き寄せが解除され、内
枠4は元の形状に復帰する。このように、本発明の型枠
装置Aは外枠1の側枠板12、14、15を開けば、収
縮装置3を介して内枠4を収縮するようになっているの
で、従来の型枠装置のように型枠装置を反転させなくて
も容易に型抜き作業ができる。
【0013】図6は型枠装置の第2の実施例を示す縦断
面説明図である。本実施例の収縮装置6は、クランク盤
66を昇降して上記収縮装置3と同様の作用効果を得る
ものである。すなわち、内枠4の内部中央部には、昇降
ロッド61が上部を軸受具62に挿通して昇降自在に設
けてある。昇降ロッド61の下部にはアームロッド63
が軸ピン63aを介して揺動可能に取付けてある。アー
ムロッド63の下部にはガイド長孔64が設けてある。
昇降ロッド61の中段部にはクランク盤66が固定して
あり、クランク盤66の四方には、内枠4の各側壁に対
応してアーム板67の基端部が上下方向に回動可能に取
付けてあり、アーム板67の先端部は内枠4の各側壁に
回動可能に取付けてある。
面説明図である。本実施例の収縮装置6は、クランク盤
66を昇降して上記収縮装置3と同様の作用効果を得る
ものである。すなわち、内枠4の内部中央部には、昇降
ロッド61が上部を軸受具62に挿通して昇降自在に設
けてある。昇降ロッド61の下部にはアームロッド63
が軸ピン63aを介して揺動可能に取付けてある。アー
ムロッド63の下部にはガイド長孔64が設けてある。
昇降ロッド61の中段部にはクランク盤66が固定して
あり、クランク盤66の四方には、内枠4の各側壁に対
応してアーム板67の基端部が上下方向に回動可能に取
付けてあり、アーム板67の先端部は内枠4の各側壁に
回動可能に取付けてある。
【0014】そして、側枠板12aの下部にはL型のア
ングル60が設けてあり、その元部は軸ピン19により
台部160に回動可能に軸支してある。アングル60の
先部にはガイドピン65が設けられ、ガイドピン65は
アームロッド63のガイド長孔64にスライド可能に係
合させてある。この構造によれば、側枠板12aを開く
ことにより、昇降ロッド61が上昇し、クランク盤66
により各アーム板67が引っ張られ、内枠4の各側壁が
内側へ引き寄せられて、内枠4外面のうちの大半がコン
クリート面から分離する。そして型抜き作業の終了後、
側枠板12aおよび他の側枠板を閉じることにより、内
枠4は自動的に元の形状に復帰する。
ングル60が設けてあり、その元部は軸ピン19により
台部160に回動可能に軸支してある。アングル60の
先部にはガイドピン65が設けられ、ガイドピン65は
アームロッド63のガイド長孔64にスライド可能に係
合させてある。この構造によれば、側枠板12aを開く
ことにより、昇降ロッド61が上昇し、クランク盤66
により各アーム板67が引っ張られ、内枠4の各側壁が
内側へ引き寄せられて、内枠4外面のうちの大半がコン
クリート面から分離する。そして型抜き作業の終了後、
側枠板12aおよび他の側枠板を閉じることにより、内
枠4は自動的に元の形状に復帰する。
【0015】図7は型枠装置の第3の実施例を示す縦断
面説明図、図8は横断面説明図である。本実施例の収縮
装置7は、作動軸71を有している。作動軸71は軸受
72、73により回転可能に軸支してあり、下部はL状
に折曲してアーム710が形成してある。作動軸71の
中段部にはクランク盤76が固定してあり、クランク盤
76の四方には、内枠4の各側壁に対応してアーム板7
7の基端部が水平方向に回動可能に取付けてあり、アー
ム板77の先端部は内枠4の各側壁に回動可能に取付け
てある。
面説明図、図8は横断面説明図である。本実施例の収縮
装置7は、作動軸71を有している。作動軸71は軸受
72、73により回転可能に軸支してあり、下部はL状
に折曲してアーム710が形成してある。作動軸71の
中段部にはクランク盤76が固定してあり、クランク盤
76の四方には、内枠4の各側壁に対応してアーム板7
7の基端部が水平方向に回動可能に取付けてあり、アー
ム板77の先端部は内枠4の各側壁に回動可能に取付け
てある。
【0016】そして、側枠板12aの下部にはアングル
120が設けてあり、その元部は軸ピン19により台部
160に回動可能に軸支してある。アングル120の先
部にはアームロッド70が軸ピン121により取付けて
あり、その他端部は作動軸71のアーム710先端部に
軸ピン711、712およひ連結ロッド713を介して
上下水平方向に回動できるように取付けてある。この構
造によれば、側枠板12aを開くことにより、アーム7
10が押し回されてクランク盤76が回動し、これによ
り各アーム板77が引っ張られ、内枠4の各側壁が内側
へ引き寄せられて、内枠4外面のうちの大半がコンクリ
ート面から分離する。そして型抜き作業の終了後、側枠
板12aおよび他の側枠板を閉じることにより、内枠4
は自動的に元の形状に復帰する。
120が設けてあり、その元部は軸ピン19により台部
160に回動可能に軸支してある。アングル120の先
部にはアームロッド70が軸ピン121により取付けて
あり、その他端部は作動軸71のアーム710先端部に
軸ピン711、712およひ連結ロッド713を介して
上下水平方向に回動できるように取付けてある。この構
造によれば、側枠板12aを開くことにより、アーム7
10が押し回されてクランク盤76が回動し、これによ
り各アーム板77が引っ張られ、内枠4の各側壁が内側
へ引き寄せられて、内枠4外面のうちの大半がコンクリ
ート面から分離する。そして型抜き作業の終了後、側枠
板12aおよび他の側枠板を閉じることにより、内枠4
は自動的に元の形状に復帰する。
【0017】図9は型枠装置の第4の実施例を示す縦断
面説明図、図10は横断面説明図である。本実施例の収
縮装置8は、作動軸81を有している。作動軸81は軸
受82、83により回転可能に軸支してあり、下部はL
状に折曲してアーム810が形成してある。作動軸81
の中段部にはクランク盤86が固定してあり、クランク
盤86の四方には、内枠4の各側壁に対応してアーム板
87の基端部が水平方向に回動可能に取付けてあり、ア
ーム板87の先端部は内枠4の各側壁に回動可能に取付
けてある。そして、側枠板12aは台車84に固定して
ある。台車84は車輪85を有しており、レールR上を
移動可能な構造となっている。台車84にはブラケット
88が設けてあり、ブラケット88先部は軸ピン880
を介してアーム810先端部に水平方向に回動可能に取
付けてある。
面説明図、図10は横断面説明図である。本実施例の収
縮装置8は、作動軸81を有している。作動軸81は軸
受82、83により回転可能に軸支してあり、下部はL
状に折曲してアーム810が形成してある。作動軸81
の中段部にはクランク盤86が固定してあり、クランク
盤86の四方には、内枠4の各側壁に対応してアーム板
87の基端部が水平方向に回動可能に取付けてあり、ア
ーム板87の先端部は内枠4の各側壁に回動可能に取付
けてある。そして、側枠板12aは台車84に固定して
ある。台車84は車輪85を有しており、レールR上を
移動可能な構造となっている。台車84にはブラケット
88が設けてあり、ブラケット88先部は軸ピン880
を介してアーム810先端部に水平方向に回動可能に取
付けてある。
【0018】この構造によれば、台車84を動かして側
枠板12aを開くことにより、アーム810が引かれて
クランク盤86が回動し、これにより各アーム板87が
引っ張られ、内枠4の各側壁が内側へ引き寄せられて、
内枠4外面のうちの大半がコンクリート面から分離す
る。そして型抜き作業の終了後、側枠板12aおよび他
の側枠板を閉じることにより、内枠4は自動的に元の形
状に復帰する。なお、上記図6ないし図10において、
第1の実施例と同一または同等箇所には同一符号を付し
て示している。本発明は図示の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変形
が可能である。
枠板12aを開くことにより、アーム810が引かれて
クランク盤86が回動し、これにより各アーム板87が
引っ張られ、内枠4の各側壁が内側へ引き寄せられて、
内枠4外面のうちの大半がコンクリート面から分離す
る。そして型抜き作業の終了後、側枠板12aおよび他
の側枠板を閉じることにより、内枠4は自動的に元の形
状に復帰する。なお、上記図6ないし図10において、
第1の実施例と同一または同等箇所には同一符号を付し
て示している。本発明は図示の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変形
が可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。すなわち、コンクリートが固化した後、開閉手段
を操作して側枠板を拡開すると、側枠板と連動する収縮
手段により内枠が収縮する。これにより内枠の外面は大
半がコンクリートと分離するので摩擦力が小さくなり、
吊上げ装置等による型抜きがスムースにできる。また、
内枠の収縮が側枠板の拡開に伴い確実に行われるので、
従来の型枠装置のように内枠とコンクリートの分離が不
十分で型抜きの際にコンクリートが欠けてしまう等の問
題は起こらない。更には、型抜きの際に型枠装置をコン
クリート製品ごと反転させ、内枠をジャッキを使用して
収縮させる等の面倒で危険な作業を行う必要はなく、安
全で迅速な型抜き作業が可能となる。
する。すなわち、コンクリートが固化した後、開閉手段
を操作して側枠板を拡開すると、側枠板と連動する収縮
手段により内枠が収縮する。これにより内枠の外面は大
半がコンクリートと分離するので摩擦力が小さくなり、
吊上げ装置等による型抜きがスムースにできる。また、
内枠の収縮が側枠板の拡開に伴い確実に行われるので、
従来の型枠装置のように内枠とコンクリートの分離が不
十分で型抜きの際にコンクリートが欠けてしまう等の問
題は起こらない。更には、型抜きの際に型枠装置をコン
クリート製品ごと反転させ、内枠をジャッキを使用して
収縮させる等の面倒で危険な作業を行う必要はなく、安
全で迅速な型抜き作業が可能となる。
【図1】本発明にかかる型枠装置の第1の実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】型枠装置の第1の実施例を示す側面図である。
【図3】型枠装置の第1の実施例を示す底面図である。
【図4】型抜きの際の収縮装置の作動状態を示す断面説
明図である。
明図である。
【図5】型抜きの際の収縮装置の作動状態を示す断面説
明図である。
明図である。
【図6】型枠装置の第2の実施例を示す縦断面説明図で
ある。
ある。
【図7】型枠装置の第3の実施例を示す縦断面説明図で
ある。
ある。
【図8】型枠装置の第3の実施例を示す横断面説明図で
ある。
ある。
【図9】型枠装置の第4の実施例を示す縦断面説明図で
ある。
ある。
【図10】型枠装置の第4の実施例を示す横断面説明図
である。
である。
A 型枠装置 1 外枠 11 底枠板 12、13、14、15 側枠板 2 開閉装置 3 収縮装置 4 内枠
Claims (1)
- 【請求項1】 底枠板と、拡開および閉鎖可能な複数の
側枠板と、を備えた外枠と、 この外枠内に配置され、可撓性素材で形成された内枠
と、 前記側枠板の拡開および閉鎖を行う開閉手段と、 前記側枠板の開閉作動に連動し、前記側枠板を拡開した
時に前記内枠を収縮するようにした収縮手段と、を備え
た型枠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35085792A JPH06170829A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 型枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35085792A JPH06170829A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 型枠装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170829A true JPH06170829A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18413364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35085792A Pending JPH06170829A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 型枠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06170829A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08323726A (ja) * | 1995-06-05 | 1996-12-10 | Sato Kogyosho:Kk | コンクリート型枠 |
KR101284846B1 (ko) * | 2012-06-29 | 2013-07-10 | 고려씨엔씨 주식회사 | 간편 분리구조를 갖는 맨홀블럭용 거푸집 장치 |
JP2019188608A (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-31 | 大成建設株式会社 | 中空コンクリート材成型用の内型枠装置、及び中空コンクリート材の構築方法 |
FR3103129A1 (fr) * | 2019-11-20 | 2021-05-21 | Aurelien Gicquel | Moule pour former un matériau comportant une surface se déformant sous l’action de tirants et d’une flasque, et système de coffrage utilisant ledit moule |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP35085792A patent/JPH06170829A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08323726A (ja) * | 1995-06-05 | 1996-12-10 | Sato Kogyosho:Kk | コンクリート型枠 |
KR101284846B1 (ko) * | 2012-06-29 | 2013-07-10 | 고려씨엔씨 주식회사 | 간편 분리구조를 갖는 맨홀블럭용 거푸집 장치 |
JP2019188608A (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-31 | 大成建設株式会社 | 中空コンクリート材成型用の内型枠装置、及び中空コンクリート材の構築方法 |
FR3103129A1 (fr) * | 2019-11-20 | 2021-05-21 | Aurelien Gicquel | Moule pour former un matériau comportant une surface se déformant sous l’action de tirants et d’une flasque, et système de coffrage utilisant ledit moule |
WO2021099259A1 (fr) * | 2019-11-20 | 2021-05-27 | Aurelien Gicquel | Moule pour former un matériau comportant une surface se déformant sous l'action de tirants et d'une flasque, ensemble, système de coffrage utilisant ledit moule, et procédé de dimensionnement correspondant. |
EP4061594A1 (fr) * | 2019-11-20 | 2022-09-28 | Aurelien Gicquel | Moule pour former un matériau comportant une surface se déformant sous l'action de tirants et d'une flasque, ensemble, système de coffrage utilisant ledit moule, et procédé de dimensionnement correspondant |
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