JPH11300730A - 鋳込成形機 - Google Patents

鋳込成形機

Info

Publication number
JPH11300730A
JPH11300730A JP11084098A JP11084098A JPH11300730A JP H11300730 A JPH11300730 A JP H11300730A JP 11084098 A JP11084098 A JP 11084098A JP 11084098 A JP11084098 A JP 11084098A JP H11300730 A JPH11300730 A JP H11300730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
horizontal beam
hydraulic
casting machine
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11084098A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiya Matsumoto
幸也 松本
Susumu Suzukawa
将 鈴川
Kentaro Mogi
健太郎 茂木
Rui Yamashita
塁 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP11084098A priority Critical patent/JPH11300730A/ja
Publication of JPH11300730A publication Critical patent/JPH11300730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳込成形機の油圧機構の簡略化を図る。 【解決手段】 マシンフレーム10の上辺部に上型用油
圧ラム12と該ラム12の進退用の油圧シリンダ14が
設けられると共に、該上辺部には右側型用の油圧ラム1
6を吊支した油圧シリンダ18が設けられている。該上
型用油圧ラム12の下端に上型1が取り付けられてい
る。マシンフレーム10の下部には水平ビーム20が設
けられており、プラテン28が該水平ビーム20の長手
方向に移動可能に設けられている。プラテン28に右側
型4が取り付けられている。マシンフレーム1の左側の
ポスト部分に取付台座30が取り付けられており、この
取付台座30に対し左側型3が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛生陶器などの陶
磁器製品を製造する工程で採用される鋳込成形機に関す
る。詳しくは、圧力鋳込成形に好適な鋳込成形機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】陶磁器製品を製造するには、粘土、陶石
等の原料を粉砕して泥漿(水スラリー)とし、石膏型、
吸水性合成樹脂型などの成形型を用いて所定形状の成形
体(生素地成形体)を成形する。この生素地成形体を乾
燥した後、釉掛けし、焼成し、製品とする。
【0003】生素地成形体を成形するための圧力鋳込成
形法等の泥漿鋳込法においては、吸水性の成形型で囲ま
れた鋳込空間内に泥漿を加圧注入すると共に、成形型内
の排水路を減圧し、成形型に吸収された水分を成形型外
に排出する。成形型の内面に十分な量の素地が付着した
(即ち、着肉した)後、脱型する。この脱型を行うに
は、型開きした後、成形型の排水路に空気圧をかけ、成
形型内の水を成形型の内面に滲み出させ、薄い水膜を着
肉物(生素地成形体)と成形型との界面に成形する。
【0004】洋風便器をこの鋳込成形機によって成形す
るには、桂と称される洋風便器上面部(リムとそれにひ
きつづく洋風便器後部上面部)と、胴と称される洋風便
器本体部とを別々に成形し、桂を胴の上に載せて両者を
接合して洋風便器生素地成形体とする。
【0005】この洋風便器の胴を成形するための成形型
は、第5図の如く、上型1、下型2、左側型3及び右側
型4の4個の割型よりなる。各割型を型合わせし、油圧
シリンダ1A、2A、3A、4A、によって強く押圧し
て型締めした後、成形型内に泥漿を供給して着肉させ、
その後、脱型する。この脱型に際しては、4個の割型す
べてをそれぞれ上、下、左又は右に退動させる。
【0006】脱型後、再度型締めし、次回の成形工程に
移行する。なお、第5図においてマシンフレーム5にプ
ラテン6、7が左右移動自在に設けられ、該プラテン
6、7に左側型3、右側型4が支持されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】洋風便器の胴部を成形
する従来の鋳込成形機にあっては、上記の通り4個の割
型をすべて進退させて型締め及び型開きを行うようにし
ており、多数の油圧シリンダが必要であり、油圧機構が
複雑である。
【0008】本発明は、鋳込成形機の油圧機構の簡略化
を図ることを第1の目的とする。また、本発明は成形型
の寿命延長を図ることを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の鋳込成形機は、
複数の割型を備えてなる成形型を有する鋳込成形機にお
いて、1個の該割型を固定式とし、他の割型を可動式と
したことを特徴とするものである。
【0010】このように割型の1個を固定式とすること
により、油圧シリンダの数を少なくし、油圧機構が簡略
化される。また、各型を正確に合わせ易く、型の不正合
わせによる型の早期劣化を防止することができる。
【0011】本発明では、1回の成形工程終了後に成形
型を温水とエアとで洗浄する手段を備えても良い。
【0012】本発明の該鋳込成形機は、下部に水平ビー
ムを有したマシンフレームを備え、該水平ビーム上に1
対のレールを有したレールユニットが該水平ビームの長
手方向に移動可能に設けられており、該レールユニット
の1対のレールはそれぞれ水平ビームの長手方向と直交
方向に延設され、該1対のレール上にスライドベースが
設置され、このスライドベース上に前記成形型が搭載可
能であり、マシンフレームの近傍に、交換用の成形型を
搭載した台車が設置されており、該スライドベースを該
台車と該レールユニットのレールとの間を往復させるた
めのブリッジ部材が該台車とレールユニットのレールと
の間に架設可能とされていることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】第1〜4図を参照して実施の形態
について説明する。第1、2図は実施の形態に係る鋳込
成形機の正面図であり、第1図は型開き状態を示し、第
2図は型締め状態を示している。第3及び第4図は成形
型の交換手順の説明図である。
【0014】第1〜3図の通り、マシンフレーム10の
上辺部に上型用油圧ラム12と該ラム12の進退用の油
圧シリンダ14が設けられると共に、該上辺部には右側
型用の油圧ラム16を吊支した油圧シリンダ18が設け
られている。該上型用油圧ラム12の下端に上型1が取
り付けられている。
【0015】マシンフレーム10の下部には水平ビーム
20が設けられており、この水平ビーム20に1対のレ
ール42を有したレールユニットが該水平ビーム20の
長手方向(第1〜3図の左右方向)に移動可能に設けら
れている。このレールユニットは、ワイヤ24を介して
モータ(図示略)により移動される。このレール42は
水平ビーム20の長手方向と直交方向に延設されてい
る。このレール42の上に第4図の如くスライドベース
22の車輪が載っている。
【0016】この水平ビーム20には下型用油圧ラム2
6が設けられており、スライドベース22をレール42
上に載せたレールユニットは該油圧ラム26の上方の鋳
込動作時位置と該鋳込動作時位置から右方に退避した型
開時位置とをとりうる。このスライドベース22に下型
2が載置されている。スライドベース22が油圧ラム2
6の上方の鋳込動作時位置に停止した状態で油圧ラム2
6を上方に突出させると、該スライドベース22上の下
型2が油圧ラム26によって押し上げられる。油圧ラム
26を後退させると、下型2がスライドベース22上に
載置される。
【0017】水平ビーム20上には右側型4用のプラテ
ン28が該水平ビーム20の長手方向に移動可能に配置
されており、油圧シリンダ又はモータ駆動式ワイヤ等に
よって移動される。このプラテン28に右側型4が取り
付けられている。
【0018】マシンフレーム1の左側のポスト部分に取
付台座30が設けられており、この取付台座30に対し
左側型3が取り付けられている。
【0019】各型1〜4は、多孔性合成樹脂体の外面を
鉄皮で覆った構成のものとなっている。この合成樹脂体
内には通水路が設けられており、真空ポンプ等の負圧装
置によって該通水路内を吸引することにより着肉した泥
漿から合成樹脂体内に水を吸い取り、この水を型1〜4
外に排出することができる。また、この通水路に空気圧
をかけることにより、着肉層と合成樹脂体界面との間に
水を滲み出させて着肉物(成形体)を離型させることが
できる。
【0020】型締めするときには、スライドベース22
及びプラテンを第1図の状態から左方に第2図の状態ま
で移動させると共に、油圧シリンダ14をロッド突出作
動させて上型1を下降させる。
【0021】プラテン28を左方に移動させた後、油圧
シリンダ18をロッド突出作動させ、油圧ラム16をプ
ラテン28の背後側に配置する。型合わせ完了後、各ラ
ム12、16、26に油圧を供給し各型1〜4を強力に
押圧して型締めする。
【0022】次いで、型内(キャビティ)に温水を導入
して型内を洗い、この水を排出した後、型内に加圧エア
を供給すると共に各型1〜4の排水路内を真空引きして
水を排出する。この後、泥漿を型内に加圧供給し、着肉
させた後、余剰の泥漿を排水し、各型内に加圧エアを供
給し着肉物内の水分を型1〜4に吸収させる。
【0023】その後、型内からエア圧を解放した後、排
水路にエア圧をかけて型内面と着肉物との間に水膜を形
成する。その後は各油圧ラム12、16、26の油圧を
解除し、油圧ラム12、16を上昇退避させると共に、
プラテン28を右方に退動させて、第1図の如く型開き
して脱型する。着肉物(成形体)は第1図の如く下型2
上に残るので、移載設備(図示略)によってこれを取り
出す。その後は、上記と同じ手段を繰り返し、型締め、
型内洗浄、鋳込み、脱型を繰り返し行う。なお、この一
連の工程は全てコンピュータ制御によって行われる。
【0024】このように、この鋳込成形機によると、油
圧ラムあるいは油圧シリンダ等の油圧機構を上型、右側
型、及び下型のみに設けるだけで鋳込成形を行うことが
できる。
【0025】多数回の鋳込成形を行うと、次第に型が劣
化してくるので、型を交換する。この場合には、第3図
の如く、各型1、3、4を油圧ラム12、16及び台座
30から分離(ボルト外し)した後、第3図の如くスラ
イドベース22及びレールユニットと共に水平ビーム2
0の中央に位置させる。そして、第4図の如くこの型の
正面に台車40を位置させ、台車40上のレール41と
スライドベース22が載ったレール42との間に短いレ
ールよりなるブリッジ部材43を作業員がかけ渡す。そ
して、型を載せたスライドベース22を台車40上に移
動させた後、ブリッジ部材43を外し、台車40を床面
のレール45に沿って移動させる。その後、古い成形型
をスライドベース22から降し、新しい成形型をスライ
ドベース22に積み、このスライドベース22を台車4
0に載せ、水平ビーム20の中央正対位置まで移動させ
た後、台車40とレール42との間にブリッジ部材43
を渡し、スライドベース22を水平ビーム20上のレー
ル42上に移動させる。これにより第3図の状態とな
る。
【0026】この後、スライドベース22がレール42
上に載ったレールユニットを左方移動させ、型1、3、
4を各油圧ラム12、16及び台座30にボルトによっ
て固定する。なお、各型1〜4は予めボルトによって仮
固定してあるので、型1、3、4を油圧ラム12、16
及び台座30に固定した後、この仮固定用のボルトを取
り外すことにより、型交換が完了する。
【0027】このように、この鋳込成形機によると、成
形型の交換もきわめて迅速に行うことが可能である。
【0028】この実施の形態は洋風便器の成形を行うも
のであるが、本発明は各種の物体の成形に用いることが
できる。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明の鋳込成形機による
と、油圧シリンダ、ラム等の数が少なく、油圧機構の簡
略化を図ることができる。また、本発明によると、型の
寿命延長を図ることもできる。本発明によると、成形型
の交換作業の迅速化を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る鋳込成形機の型開時の正面図
である。
【図2】実施の形態に係る鋳込成形機の型締時の正面図
である。
【図3】実施の形態に係る鋳込成形機の型替時の正面図
である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】従来例に係る鋳込成形機の正面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 左側型 4 右側型 10 マシンフレーム 12、16、26 油圧ラム 14、18 油圧シリンダ 20 水平ビーム 22 スライドベース 30 取付台座 42 レール 43 ブリッジ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 塁 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の割型を備えてなる成形型を有する
    鋳込成形機において、 1個の該割型を固定式とし、他の割型を可動式としたこ
    とを特徴とする鋳込成形機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記成形型は上型、
    下型、左側型及び右側型よりなり、一方の側型を固定式
    としたことを特徴とする鋳込成形機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、1回の成形工
    程終了後に成形型を温水とエアとで洗浄する手段を備え
    たことを特徴とする鋳込成形機。
  4. 【請求項4】 請求項2において、該鋳込成形機は、下
    部に水平ビームを有したマシンフレームを備え、 該水平ビーム上に1対のレールを有したレールユニット
    が該水平ビームの長手方向に移動可能に設けられてお
    り、 該レールユニットの1対のレールはそれぞれ水平ビーム
    の長手方向と直交方向に延設され、該1対のレール上に
    スライドベースが設置され、このスライドベース上に前
    記成形型が搭載可能であり、 マシンフレームの近傍に、交換用の成形型を搭載した台
    車が設置されており、 該スライドベースを該台車と該レールユニットのレール
    との間を往復させるためのブリッジ部材が該台車とレー
    ルユニットのレールとの間に架設可能とされていること
    を特徴とする鋳込成形機。
JP11084098A 1998-04-21 1998-04-21 鋳込成形機 Pending JPH11300730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11084098A JPH11300730A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 鋳込成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11084098A JPH11300730A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 鋳込成形機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11300730A true JPH11300730A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14546008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11084098A Pending JPH11300730A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 鋳込成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11300730A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104859047A (zh) * 2015-06-15 2015-08-26 北方重工集团有限公司 一种具有双锁紧功能的混凝土预制构件翻板机
CN110815512A (zh) * 2019-12-05 2020-02-21 林铭兰 一种液压马桶机总成
CN114535515A (zh) * 2022-01-28 2022-05-27 顺达模具科技有限公司 一种汽车发动机外壳铸造模具及其铸造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104859047A (zh) * 2015-06-15 2015-08-26 北方重工集团有限公司 一种具有双锁紧功能的混凝土预制构件翻板机
CN110815512A (zh) * 2019-12-05 2020-02-21 林铭兰 一种液压马桶机总成
CN114535515A (zh) * 2022-01-28 2022-05-27 顺达模具科技有限公司 一种汽车发动机外壳铸造模具及其铸造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5846576A (en) Apparatus for the production of shaped bricks
CA2022773C (en) Slip casting device
US6428643B1 (en) Method and apparatus for casting a plumbing fixture
US2584110A (en) Mold for pottery ware
US5083911A (en) Pressure slip casting apparatus for producing sanitary ware
EP0411960B1 (en) Pressure slip casting apparatus for producing sanitary ware
JPH11300730A (ja) 鋳込成形機
JPH11300718A (ja) 鋳込成形機
JP3508713B2 (ja) 衛生陶器成形体の脱型方法およびそれに用いる脱型装置、脱形用受栃
CN111823360A (zh) 自动接坯装置和四开模注浆机
CN218838110U (zh) 一种环保透水砖的节能成型装置
CN219486033U (zh) 一种装饰异形砖块成型装置
CN220741588U (zh) 一种图案块混凝土路面砖塑料模具
CN212241470U (zh) 自动接坯装置和四开模注浆机
JP2803268B2 (ja) 泥漿鋳込み成形機
JP2002067023A (ja) コンクリートブロックの成形型枠装置
JP2628248B2 (ja) 圧力鋳込み成形装置の泥漿減圧機構
JP2811822B2 (ja) 泥漿鋳込み成形体の孔埋め方法及び装置
JPH05237826A (ja) 蟻溝付タイルの成型装置
JPH0367606A (ja) 泥漿鋳込み成形型
JP2553498Y2 (ja) 泥漿鋳込型の固定構造
CA1142332A (en) Apparatus for casting ceramic ware
JPH0924510A (ja) 凹溝を有するタイルの成型方法
JPH0667532B2 (ja) 生砂中子の造型装置
NL8104113A (nl) Matrijzen voor het vervaardigen van gevormde voortbrengselen uit keramische materialen.