JPH09200569A - フレームシンクロナイザー - Google Patents
フレームシンクロナイザーInfo
- Publication number
- JPH09200569A JPH09200569A JP2304696A JP2304696A JPH09200569A JP H09200569 A JPH09200569 A JP H09200569A JP 2304696 A JP2304696 A JP 2304696A JP 2304696 A JP2304696 A JP 2304696A JP H09200569 A JPH09200569 A JP H09200569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- audio
- timing
- audio data
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/04—Synchronising
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Synchronizing For Television (AREA)
- Television Receiver Circuits (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】メモリジャンプ時にオーディオにクリックノイ
ズが発生しないようにする。 【解決手段】分離されたオーディオデータはサンプリン
グ・レート・コンバータ16に供給され、DAC16−
1によりベースバンドのオーディオ信号に変換される。
このオーディオ信号はLPF16−2を通り、ADC1
6−3において自分のシステムのレートのサンプリング
信号で、ディジタルのオーディオ信号に再変換される。
これにより、別のシステムのレートとされたオーディオ
データを自分のシステムのレートのオーディオデータと
することができる。
ズが発生しないようにする。 【解決手段】分離されたオーディオデータはサンプリン
グ・レート・コンバータ16に供給され、DAC16−
1によりベースバンドのオーディオ信号に変換される。
このオーディオ信号はLPF16−2を通り、ADC1
6−3において自分のシステムのレートのサンプリング
信号で、ディジタルのオーディオ信号に再変換される。
これにより、別のシステムのレートとされたオーディオ
データを自分のシステムのレートのオーディオデータと
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオデータとオ
ーディオデータとがマルチプレックスされたシリアルデ
ィジタルデータを自分のシステムの基準信号に同期させ
て出力させるようにしたフレームシンクロナイザーに関
するものである。
ーディオデータとがマルチプレックスされたシリアルデ
ィジタルデータを自分のシステムの基準信号に同期させ
て出力させるようにしたフレームシンクロナイザーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、別のシステムからのオーディオデ
ータとビデオデータとがマルチプレックスされているA
V−SDI(Audio Visual Serial Digital Interface
)データを、自分のシステムの基準信号に同期させて
出力するようにしたフレームシンクロナイザーが知られ
ている。このようなフレームシンクロナイザーの動作を
図3を参照しながら説明すると、SDIフレームシンク
ロナイザー(AV Frame Synchroniser )100には、図
3(A)の(a)に示す別のシステムから入力されるオ
ーディオデータとビデオデータとがマルチプレックスさ
れたシリアル入力データAV-SDI In と、同図(b)に示
す自分のシステムの基準信号Ref が図3(B)に示すよ
うに入力される。そして、フレームシンクロナイザー1
00は、この基準信号Ref にシリアル入力データAV-SDI
In を図3(A)の(c)に示すように同期させて、シ
リアル出力データAV SDI Outとして出力している。
ータとビデオデータとがマルチプレックスされているA
V−SDI(Audio Visual Serial Digital Interface
)データを、自分のシステムの基準信号に同期させて
出力するようにしたフレームシンクロナイザーが知られ
ている。このようなフレームシンクロナイザーの動作を
図3を参照しながら説明すると、SDIフレームシンク
ロナイザー(AV Frame Synchroniser )100には、図
3(A)の(a)に示す別のシステムから入力されるオ
ーディオデータとビデオデータとがマルチプレックスさ
れたシリアル入力データAV-SDI In と、同図(b)に示
す自分のシステムの基準信号Ref が図3(B)に示すよ
うに入力される。そして、フレームシンクロナイザー1
00は、この基準信号Ref にシリアル入力データAV-SDI
In を図3(A)の(c)に示すように同期させて、シ
リアル出力データAV SDI Outとして出力している。
【0003】図3(A)の(d)〜(f)に同図(a)
〜(c)に示す信号の一部を拡大して示す。シリアル入
力データAV-SDI In およびシリアル出力データAV SDI O
utはオーディオデータとビデオデータとがマルチプレッ
クスされたディジタルデータとされているが、図ではア
ナログの形で示しており、基準信号Ref はアナログのビ
デオ信号とされている。これらの図では同期のずれてい
るシリアル入力データAV-SDI In が、基準信号Ref に同
期されたシリアル出力データAV SDI Outとされているこ
とがわかる。
〜(c)に示す信号の一部を拡大して示す。シリアル入
力データAV-SDI In およびシリアル出力データAV SDI O
utはオーディオデータとビデオデータとがマルチプレッ
クスされたディジタルデータとされているが、図ではア
ナログの形で示しており、基準信号Ref はアナログのビ
デオ信号とされている。これらの図では同期のずれてい
るシリアル入力データAV-SDI In が、基準信号Ref に同
期されたシリアル出力データAV SDI Outとされているこ
とがわかる。
【0004】このようなSDIフレームシンクロナイザ
ー100の構成の一例を図4に示す。この図において、
オーディオデータとビデオデータとがマルチプレックス
されたシリアルディジタルデータSDI(Serial Digit
al Interface)がSDIフレームシンクロナイザー10
0に入力され、シリアル・パラレル変換回路(SP)1
01においてパラレルデータに変換される。このパラレ
ルデータはフレームメモリ(FSY)102に与えられ
ると共に、タイミング検出回路(Timing DET)103に
入力される。タイミング検出回路103ではパラレルデ
ータとされたディジタルデータから、そのタイミングが
検出され、検出されたタイミングに基づいたタイミング
信号を書込制御回路(Write Control )104に出力し
ている。
ー100の構成の一例を図4に示す。この図において、
オーディオデータとビデオデータとがマルチプレックス
されたシリアルディジタルデータSDI(Serial Digit
al Interface)がSDIフレームシンクロナイザー10
0に入力され、シリアル・パラレル変換回路(SP)1
01においてパラレルデータに変換される。このパラレ
ルデータはフレームメモリ(FSY)102に与えられ
ると共に、タイミング検出回路(Timing DET)103に
入力される。タイミング検出回路103ではパラレルデ
ータとされたディジタルデータから、そのタイミングが
検出され、検出されたタイミングに基づいたタイミング
信号を書込制御回路(Write Control )104に出力し
ている。
【0005】書込制御回路104は、供給されたタイミ
ング信号のタイミングでアドレスデータやイネーブル信
号等の書込制御信号を作成して、この書込制御信号によ
りフレームメモリ102を書込制御する。これにより、
入力されたディジタルデータAV−SDIがフレームメ
モリ102に、自らのタイミングに基づいて書き込まれ
るようになる。また、基準信号Ref は同期分離回路(Sy
Sep)105に入力されて、水平同期信号や垂直同期信
号が分離されて、分離された同期信号を読出制御回路
(Read Control)106に供給している。
ング信号のタイミングでアドレスデータやイネーブル信
号等の書込制御信号を作成して、この書込制御信号によ
りフレームメモリ102を書込制御する。これにより、
入力されたディジタルデータAV−SDIがフレームメ
モリ102に、自らのタイミングに基づいて書き込まれ
るようになる。また、基準信号Ref は同期分離回路(Sy
Sep)105に入力されて、水平同期信号や垂直同期信
号が分離されて、分離された同期信号を読出制御回路
(Read Control)106に供給している。
【0006】読出制御回路106は供給された同期信号
に基づいてアドレスデータやイネーブル信号等の読出制
御信号を作成して、この読出制御信号によりフレームメ
モリ102の読出を制御している。すなわち、フレーム
メモリ102からは入力された基準信号Ref のタイミン
グでオーディオデータとビデオデータとがマルチプレッ
クスされたディジタルデータが読み出され、このディジ
タルデータは基準信号Ref に同期することになる。
に基づいてアドレスデータやイネーブル信号等の読出制
御信号を作成して、この読出制御信号によりフレームメ
モリ102の読出を制御している。すなわち、フレーム
メモリ102からは入力された基準信号Ref のタイミン
グでオーディオデータとビデオデータとがマルチプレッ
クスされたディジタルデータが読み出され、このディジ
タルデータは基準信号Ref に同期することになる。
【0007】そして、フレームメモリ102から読み出
されたオーディオデータとビデオデータとがマルチプレ
ックスされているディジタルデータは、ビデオ/オーデ
ィオ分離回路(A/V Sep )107においてビデオデータ
とオーディオデータに分離される。分離されたビデオデ
ータはビデオ処理部(V Proc)109でビデオ処理さ
れ、分離されたオーディオデータはオーディオ処理部
(A Proc)108でビデオデータに時間を合わせる等の
処理が行われる。このビデオデータとオーディオデータ
は、オーディオ・ビデオマルチプレクサ(AVM)11
0に供給されてマルチプレックスされる。
されたオーディオデータとビデオデータとがマルチプレ
ックスされているディジタルデータは、ビデオ/オーデ
ィオ分離回路(A/V Sep )107においてビデオデータ
とオーディオデータに分離される。分離されたビデオデ
ータはビデオ処理部(V Proc)109でビデオ処理さ
れ、分離されたオーディオデータはオーディオ処理部
(A Proc)108でビデオデータに時間を合わせる等の
処理が行われる。このビデオデータとオーディオデータ
は、オーディオ・ビデオマルチプレクサ(AVM)11
0に供給されてマルチプレックスされる。
【0008】さらに、オーディオ・ビデオマルチプレク
サ110から出力されたマルチプレックスされたディジ
タルデータはパラレル・シリアル変換回路(PS)11
1においてシリアルデータに変換されて、シリアルディ
ジタルデータSDIとして出力される。このように、S
DIフレームシンクロナイザー100はフレームメモリ
102を用いて、その書き込みを入力されたディジタル
データのタイミングとし、その読み出しを基準信号Ref
のタイミングとすることにより、基準信号Ref に同期し
たビデオデータとオーディオデータがマルチプレックス
されたシリアルディジタルデータSDIを出力してい
る。
サ110から出力されたマルチプレックスされたディジ
タルデータはパラレル・シリアル変換回路(PS)11
1においてシリアルデータに変換されて、シリアルディ
ジタルデータSDIとして出力される。このように、S
DIフレームシンクロナイザー100はフレームメモリ
102を用いて、その書き込みを入力されたディジタル
データのタイミングとし、その読み出しを基準信号Ref
のタイミングとすることにより、基準信号Ref に同期し
たビデオデータとオーディオデータがマルチプレックス
されたシリアルディジタルデータSDIを出力してい
る。
【0009】また、NTSC方式のアナログビデオ信号
とアナログオーディオ信号が入力される従来のAVフレ
ームシンクロナイザーの構成の一例を示すブロック図を
図5に示す。AVフレームシンクロナイザーはフレーム
シンクロナイザー部200とオーディオディレイライン
部300とから構成されている。この図に示すフレーム
シンクロナイザー部200は、入力されたアナログNT
SCビデオ信号がアナログ・ディジタル変換器(AD
C)201においてディジタルのビデオ信号に変換さ
れ、フレームメモリ(FSY)202に供給される。ま
た、入力されたアナログNTSCビデオ信号はライトク
ロック発生回路(WCk Gen)203に入力され
て、その水平同期信号や垂直同期信号のタイミングに基
づいたタイミングのライトクロックが発生され、ADC
201およびフレームメモリ202に供給される。
とアナログオーディオ信号が入力される従来のAVフレ
ームシンクロナイザーの構成の一例を示すブロック図を
図5に示す。AVフレームシンクロナイザーはフレーム
シンクロナイザー部200とオーディオディレイライン
部300とから構成されている。この図に示すフレーム
シンクロナイザー部200は、入力されたアナログNT
SCビデオ信号がアナログ・ディジタル変換器(AD
C)201においてディジタルのビデオ信号に変換さ
れ、フレームメモリ(FSY)202に供給される。ま
た、入力されたアナログNTSCビデオ信号はライトク
ロック発生回路(WCk Gen)203に入力され
て、その水平同期信号や垂直同期信号のタイミングに基
づいたタイミングのライトクロックが発生され、ADC
201およびフレームメモリ202に供給される。
【0010】これにより、入力されたアナログNTSC
ビデオ信号は、ADC201においてライトクロックの
タイミングでディジタル信号に変換されると共に、ライ
トクロックのタイミングでフレームメモリ202に書き
込まれるようになる。また、フレームシンクロナイザー
部200にはアナログの基準信号Analog Refが入力され
ており、この基準信号Analog Refはリードクロック発生
回路(RCkGen)205に入力されて、そのタイミ
ングに基づいたタイミングのリードクロックが発生さ
れ、フレームメモリ202に供給される。これにより、
フレームメモリ202に記憶されたディジタルNTSC
ビデオデータがリードクロックのタイミングで読み出さ
れ、ディジタル・アナログ変換器(DAC)206に供
給される。
ビデオ信号は、ADC201においてライトクロックの
タイミングでディジタル信号に変換されると共に、ライ
トクロックのタイミングでフレームメモリ202に書き
込まれるようになる。また、フレームシンクロナイザー
部200にはアナログの基準信号Analog Refが入力され
ており、この基準信号Analog Refはリードクロック発生
回路(RCkGen)205に入力されて、そのタイミ
ングに基づいたタイミングのリードクロックが発生さ
れ、フレームメモリ202に供給される。これにより、
フレームメモリ202に記憶されたディジタルNTSC
ビデオデータがリードクロックのタイミングで読み出さ
れ、ディジタル・アナログ変換器(DAC)206に供
給される。
【0011】DAC206にはリードクロック発生回路
205により発生されたリードクロックが供給されてお
り、DAC206において、フレームメモリ202から
読み出されたディジタルデータが、このリードクロック
のタイミングでアナログ信号に変換される。この変換さ
れたアナログNTSCビデオ信号が出力される。これに
より、出力されるアナログNTSCビデオ信号は基準信
号Analog Refに同期するようなる。また、ライトクロッ
ク変換回路203から出力されるタイミング信号とリー
ドクロック変換回路205から出力されるタイミング信
号が同期タイミング検出回路(Sy Timing Detection )
204に入力されて、両タイミング信号間の位相差が検
出される。この位相差は、入力されたアナログNTSC
ビデオ信号とアナログの基準信号Analog Refとの位相差
に相当するものとなる。
205により発生されたリードクロックが供給されてお
り、DAC206において、フレームメモリ202から
読み出されたディジタルデータが、このリードクロック
のタイミングでアナログ信号に変換される。この変換さ
れたアナログNTSCビデオ信号が出力される。これに
より、出力されるアナログNTSCビデオ信号は基準信
号Analog Refに同期するようなる。また、ライトクロッ
ク変換回路203から出力されるタイミング信号とリー
ドクロック変換回路205から出力されるタイミング信
号が同期タイミング検出回路(Sy Timing Detection )
204に入力されて、両タイミング信号間の位相差が検
出される。この位相差は、入力されたアナログNTSC
ビデオ信号とアナログの基準信号Analog Refとの位相差
に相当するものとなる。
【0012】一方、アナログオーディオ信号は、オーデ
ィオディレイライン部300に入力されて、ADC30
1によりディジタルオーディオデータに変換される。こ
の、ディジタルオーディオデータはディジタルディレイ
ライン(Delay )302に入力されて所定量の遅延が行
われ、さらにDAC304においてアナログオーディオ
信号に変換されて出力される。ここで、同期タイミング
検出回路204において検出された位相差信号は、ディ
ジタルディレイライン302に供給されて、その遅延量
が制御されているため、オーディオディレイライン30
0から出力されるディジタルオーディオデータと、フレ
ームシンクロナイザー200から出力されるアナログN
TSCビデオ信号との時間が合うように制御されること
になる。
ィオディレイライン部300に入力されて、ADC30
1によりディジタルオーディオデータに変換される。こ
の、ディジタルオーディオデータはディジタルディレイ
ライン(Delay )302に入力されて所定量の遅延が行
われ、さらにDAC304においてアナログオーディオ
信号に変換されて出力される。ここで、同期タイミング
検出回路204において検出された位相差信号は、ディ
ジタルディレイライン302に供給されて、その遅延量
が制御されているため、オーディオディレイライン30
0から出力されるディジタルオーディオデータと、フレ
ームシンクロナイザー200から出力されるアナログN
TSCビデオ信号との時間が合うように制御されること
になる。
【0013】また、ADC301、ディジタルディレイ
ライン302、およびDAC304にはオーディオクロ
ック発生器(ACk Gen)303により発生された
オーディオクロックACkが供給されて、オーディオク
ロックACkのタイミングで動作している。図5に示す
AVフレームシンクロナイザーによれば、アナログNT
SCビデオ信号はフレームシンクロナイザー部200に
おいて、アナログ基準信号Analog Refに同期させられて
出力され、アナログオーディオ信号はオーディオディレ
イライン部300において、出力されるアナログNTS
Cビデオ信号の時間に合わせられて出力されるようにな
る。
ライン302、およびDAC304にはオーディオクロ
ック発生器(ACk Gen)303により発生された
オーディオクロックACkが供給されて、オーディオク
ロックACkのタイミングで動作している。図5に示す
AVフレームシンクロナイザーによれば、アナログNT
SCビデオ信号はフレームシンクロナイザー部200に
おいて、アナログ基準信号Analog Refに同期させられて
出力され、アナログオーディオ信号はオーディオディレ
イライン部300において、出力されるアナログNTS
Cビデオ信号の時間に合わせられて出力されるようにな
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のSD
Iシンクロナイザーは、別のシステムから入力されるS
DIデータと自分のシステムの基準信号Ref との周波数
が、一般に異なっているために、フレームメモリの書込
信号と読出信号とが接近して禁止領域に入ってしまうこ
とがある。このような場合には、動作が不安定になるた
め、フレームメモリの読出タイミングを1フィールドも
しくは1フレーム前にジャンプさせることにより、フレ
ームメモリの書込信号と読出信号とが動作不確定領域に
入らないようにしている。しかしながら、フレームメモ
リの読み出しタイミングを1フィールドもしくは1フレ
ーム前にジャンプさせると、ビデオデータにマルチプレ
ックスされているオーディオデータも1フィールドもし
くは1フレーム前にジャンプすることになる。
Iシンクロナイザーは、別のシステムから入力されるS
DIデータと自分のシステムの基準信号Ref との周波数
が、一般に異なっているために、フレームメモリの書込
信号と読出信号とが接近して禁止領域に入ってしまうこ
とがある。このような場合には、動作が不安定になるた
め、フレームメモリの読出タイミングを1フィールドも
しくは1フレーム前にジャンプさせることにより、フレ
ームメモリの書込信号と読出信号とが動作不確定領域に
入らないようにしている。しかしながら、フレームメモ
リの読み出しタイミングを1フィールドもしくは1フレ
ーム前にジャンプさせると、ビデオデータにマルチプレ
ックスされているオーディオデータも1フィールドもし
くは1フレーム前にジャンプすることになる。
【0015】すると、オーディオデータの連続性が断た
れることになり、オーディオにクリックノイズが発生す
るという問題点があった。このクリックノイズの大きさ
は、不連続点の前後のオーディオデータのつながり状
態、すなわち位相状態により決まり、大きなノイズにな
る場合と、あまり気にならない大きさのノイズとなる場
合とがあり、ノイズの大きさは一様とはならない。な
お、システム周波数の違いによるフレームジャンプは、
例えばNTSC方式のサンプリング周波数fscが±1
0Hz異なっていた時は、最悪の場合、(910×52
5)/(4×20×3600)≒1.66[hours ]毎
で起こり、PAL方式のサンプリング周波数fscが±
1Hz異なっていた時は、最悪の場合、 (1135×625)/(4×2×3600)≒24.
63[hours ] 毎で起こるようになり、その都度オーディオにクリック
ノイズが生じることになる。
れることになり、オーディオにクリックノイズが発生す
るという問題点があった。このクリックノイズの大きさ
は、不連続点の前後のオーディオデータのつながり状
態、すなわち位相状態により決まり、大きなノイズにな
る場合と、あまり気にならない大きさのノイズとなる場
合とがあり、ノイズの大きさは一様とはならない。な
お、システム周波数の違いによるフレームジャンプは、
例えばNTSC方式のサンプリング周波数fscが±1
0Hz異なっていた時は、最悪の場合、(910×52
5)/(4×20×3600)≒1.66[hours ]毎
で起こり、PAL方式のサンプリング周波数fscが±
1Hz異なっていた時は、最悪の場合、 (1135×625)/(4×2×3600)≒24.
63[hours ] 毎で起こるようになり、その都度オーディオにクリック
ノイズが生じることになる。
【0016】そこで、本発明はフレームメモリの読み出
しタイミングを1フィールドもしくは1フレーム前にジ
ャンプさせるようにしても、オーディオ信号にクリック
ノイズが発生しないようにしたフレームシンクロナイザ
ーを提供することを目的としている。
しタイミングを1フィールドもしくは1フレーム前にジ
ャンプさせるようにしても、オーディオ信号にクリック
ノイズが発生しないようにしたフレームシンクロナイザ
ーを提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフレームシンクロナイザーは、ビデオデー
タとオーディオデータとがマルチプレックスされている
ディジタルデータがシリアルに入力され、該ディジタル
データを基準信号に同期させて出力させるフレームシン
クロナイザーにおいて、上記ディジタルデータからオー
ディオデータを分離する分離手段と、分離された上記オ
ーディオデータをベースバンドのディジタルオーディオ
データに変換する第1の変換手段と、該第1の変換手段
から出力される上記ベースバンドのディジタルオーディ
オデータのサンプリング周波数レートを変換する第2の
変換手段と、ビデオデータが格納されるフレームメモリ
とを備え、上記第1の変換手段は入力されたディジタル
データのタイミングに基づいて上記オーディオデータを
ベースバンドのディジタルオーディオデータに変換する
と共に、上記第2の変換手段は上記基準信号のタイミン
グに基づいてオーディオデータのサンプリング周波数レ
ートを変換し、上記ビデオデータは上記入力されたディ
ジタルデータのタイミングに基づいて上記フレームメモ
リに書き込まれると共に、上記基準信号のタイミングに
基づいて上記フレームメモリから読み出されるようにし
たものである。
に、本発明のフレームシンクロナイザーは、ビデオデー
タとオーディオデータとがマルチプレックスされている
ディジタルデータがシリアルに入力され、該ディジタル
データを基準信号に同期させて出力させるフレームシン
クロナイザーにおいて、上記ディジタルデータからオー
ディオデータを分離する分離手段と、分離された上記オ
ーディオデータをベースバンドのディジタルオーディオ
データに変換する第1の変換手段と、該第1の変換手段
から出力される上記ベースバンドのディジタルオーディ
オデータのサンプリング周波数レートを変換する第2の
変換手段と、ビデオデータが格納されるフレームメモリ
とを備え、上記第1の変換手段は入力されたディジタル
データのタイミングに基づいて上記オーディオデータを
ベースバンドのディジタルオーディオデータに変換する
と共に、上記第2の変換手段は上記基準信号のタイミン
グに基づいてオーディオデータのサンプリング周波数レ
ートを変換し、上記ビデオデータは上記入力されたディ
ジタルデータのタイミングに基づいて上記フレームメモ
リに書き込まれると共に、上記基準信号のタイミングに
基づいて上記フレームメモリから読み出されるようにし
たものである。
【0018】このような本発明によれば、オーディオデ
ータを入力されたディジタルデータのタイミングでベー
スバンド信号に変換し、さらに基準信号のタイミングで
オーディオデータに再変換するようにしたので、オーデ
ィオデータはディジタルの領域で独自にレートが変換さ
れるようになる。したがって、フレームメモリの読み出
しがジャンプされても、オーディオデータにジャンプに
よるクリックノイズが発生することを防止することがで
きる。
ータを入力されたディジタルデータのタイミングでベー
スバンド信号に変換し、さらに基準信号のタイミングで
オーディオデータに再変換するようにしたので、オーデ
ィオデータはディジタルの領域で独自にレートが変換さ
れるようになる。したがって、フレームメモリの読み出
しがジャンプされても、オーディオデータにジャンプに
よるクリックノイズが発生することを防止することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のフレームシンクロナイザ
ーの実施の形態の構成を示すブロック図を図1(A)
に、フレームシンクロナイザー内に内蔵されるサンプリ
ング・レート・コンバータの原理図を同図(B)に示
す。この図において、オーディオデータとビデオデータ
とがマルチプレックスされたシリアルディジタルデータ
SDI(Serial Digital Interface)がフレームシンク
ロナイザー1に入力され、シリアル・パラレル変換回路
(SP)10においてパラレルデータに変換される。こ
のパラレルデータはフレームメモリ(FSY)11に与
えられると共に、タイミング検出回路(Timing DET) 1
2に入力される。タイミング検出回路12ではパラレル
データとされたディジタルデータのタイミングが検出さ
れ、検出されたタイミングに基づいたタイミング信号を
書込制御回路(Write Control )13に出力している。
ーの実施の形態の構成を示すブロック図を図1(A)
に、フレームシンクロナイザー内に内蔵されるサンプリ
ング・レート・コンバータの原理図を同図(B)に示
す。この図において、オーディオデータとビデオデータ
とがマルチプレックスされたシリアルディジタルデータ
SDI(Serial Digital Interface)がフレームシンク
ロナイザー1に入力され、シリアル・パラレル変換回路
(SP)10においてパラレルデータに変換される。こ
のパラレルデータはフレームメモリ(FSY)11に与
えられると共に、タイミング検出回路(Timing DET) 1
2に入力される。タイミング検出回路12ではパラレル
データとされたディジタルデータのタイミングが検出さ
れ、検出されたタイミングに基づいたタイミング信号を
書込制御回路(Write Control )13に出力している。
【0020】書込制御回路13は、供給されたタイミン
グ信号のタイミングでアドレスデータやイネーブル信号
等の書込制御信号を作成して、この書込制御信号により
フレームメモリ11を書込制御する。これにより、入力
されたシリアルディジタルデータSDIがフレームメモ
リ11に、自らのタイミングに基づいて書き込まれるよ
うになる。また、基準信号Ref は同期分離回路(Sy Se
p)17に入力されて、水平同期信号や垂直同期信号が
分離されて、分離された同期信号を読出制御回路(Read
Control)14に供給している。
グ信号のタイミングでアドレスデータやイネーブル信号
等の書込制御信号を作成して、この書込制御信号により
フレームメモリ11を書込制御する。これにより、入力
されたシリアルディジタルデータSDIがフレームメモ
リ11に、自らのタイミングに基づいて書き込まれるよ
うになる。また、基準信号Ref は同期分離回路(Sy Se
p)17に入力されて、水平同期信号や垂直同期信号が
分離されて、分離された同期信号を読出制御回路(Read
Control)14に供給している。
【0021】読出制御回路14は供給された同期信号に
基づいてアドレスデータやイネーブル信号等の読出制御
信号を作成して、この読出制御信号によりフレームメモ
リ11の読み出しを制御している。すなわち、フレーム
メモリ11からは入力された基準信号Ref のタイミング
で記憶されたディジタルデータが読み出されるため、読
み出されたディジタルデータは基準信号Ref に同期する
ことになる。そして、フレームメモリ11から読み出さ
れたビデオデータは、オーディオ・ビデオマルチプレク
サ(AVM)22に供給される。
基づいてアドレスデータやイネーブル信号等の読出制御
信号を作成して、この読出制御信号によりフレームメモ
リ11の読み出しを制御している。すなわち、フレーム
メモリ11からは入力された基準信号Ref のタイミング
で記憶されたディジタルデータが読み出されるため、読
み出されたディジタルデータは基準信号Ref に同期する
ことになる。そして、フレームメモリ11から読み出さ
れたビデオデータは、オーディオ・ビデオマルチプレク
サ(AVM)22に供給される。
【0022】また、シリアル・パラレル変換器10より
出力されるパラレルのディジタルデータは、オーディオ
分離・オーディオクロック発生回路(Audio Sep ACk Ge
n )15に入力され、ここで分離されたオーディオデー
タと、発生されたオーディオクロックがサンプリング・
レート・コンバータ処理部(SFRC Proc )16に入力さ
れる。さらに、サンプリング・レート・コンバータ処理
部16には同期分離回路17から供給された同期信号に
基づいて発生されたオーディオクロック発生回路(Audi
o Clock )18からのオーディオクロックが供給されて
いる。サンプリング・レート・コンバータ処理部16で
は、後述するがオーディオデータをオーディオ分離・オ
ーディオクロック発生回路15より供給されたオーディ
オクロックを用いてベースバンドのオーディオデータに
戻し、オーディオクロック発生回路18より供給された
基準信号Ref のレートのオーディオクロックを用いてサ
ンプリングすることにより、ディジタルの領域でオーデ
ィオデータに再変換している。
出力されるパラレルのディジタルデータは、オーディオ
分離・オーディオクロック発生回路(Audio Sep ACk Ge
n )15に入力され、ここで分離されたオーディオデー
タと、発生されたオーディオクロックがサンプリング・
レート・コンバータ処理部(SFRC Proc )16に入力さ
れる。さらに、サンプリング・レート・コンバータ処理
部16には同期分離回路17から供給された同期信号に
基づいて発生されたオーディオクロック発生回路(Audi
o Clock )18からのオーディオクロックが供給されて
いる。サンプリング・レート・コンバータ処理部16で
は、後述するがオーディオデータをオーディオ分離・オ
ーディオクロック発生回路15より供給されたオーディ
オクロックを用いてベースバンドのオーディオデータに
戻し、オーディオクロック発生回路18より供給された
基準信号Ref のレートのオーディオクロックを用いてサ
ンプリングすることにより、ディジタルの領域でオーデ
ィオデータに再変換している。
【0023】サンプリング・レート・コンバータ処理部
16から出力されたオーディオデータは遅延回路20に
おいてビデオデータの時間に合うように遅延処理され、
オーディオ・エンコーダ21に供給される。遅延回路2
0の遅延時間は、書込制御回路13から供給されている
書込タイミング信号Wzと、読出制御回路14から供給
されている読出タイミング信号Rzとの時間差に応じ
て、遅延制御回路(Delay CTL)19が制御している。こ
れにより、フレームメモリ11から読み出されるビデオ
データと、遅延回路20から出力されるオーディオデー
タとの時間が合うようになる。そして、オーディオ・エ
ンコーダ21から出力される時間軸が圧縮されたオーデ
ィオデータは、オーディオ・ビデオマルチプレクサ(A
VM)22に供給され、ビデオデータとオーディオデー
タとがマルチプレックスされる。
16から出力されたオーディオデータは遅延回路20に
おいてビデオデータの時間に合うように遅延処理され、
オーディオ・エンコーダ21に供給される。遅延回路2
0の遅延時間は、書込制御回路13から供給されている
書込タイミング信号Wzと、読出制御回路14から供給
されている読出タイミング信号Rzとの時間差に応じ
て、遅延制御回路(Delay CTL)19が制御している。こ
れにより、フレームメモリ11から読み出されるビデオ
データと、遅延回路20から出力されるオーディオデー
タとの時間が合うようになる。そして、オーディオ・エ
ンコーダ21から出力される時間軸が圧縮されたオーデ
ィオデータは、オーディオ・ビデオマルチプレクサ(A
VM)22に供給され、ビデオデータとオーディオデー
タとがマルチプレックスされる。
【0024】さらに、オーディオ・ビデオマルチプレク
サ22から出力されたマルチプレックスされたディジタ
ルデータはパラレル・シリアル変換回路(PS)23に
おいてシリアルデータに変換されて、シリアルディジタ
ルデータSDIが出力される。このように、フレームシ
ンクロナイザー1はフレームメモリ11に、入力された
シリアルディジタルデータSDIのタイミングでそのビ
デオデータを書き込み、フレームメモリ11から基準信
号Ref のタイミングでビデオデータを読み出すことによ
り、基準信号Ref に同期したビデオデータとし、オーデ
ィオデータをサンプリング・レート・コンバータ16に
おいて基準信号Ref のレートのオーディオデータとす
る。そして、このオーディオデータとビデオデータの時
間を合わせることにより、ビデオデータとオーディオデ
ータを基準信号Ref に同期させるようにしている。そし
て、このビデオデータとオーディオデータとをマルチプ
レックスしたシリアルディジタルデータを出力してい
る。
サ22から出力されたマルチプレックスされたディジタ
ルデータはパラレル・シリアル変換回路(PS)23に
おいてシリアルデータに変換されて、シリアルディジタ
ルデータSDIが出力される。このように、フレームシ
ンクロナイザー1はフレームメモリ11に、入力された
シリアルディジタルデータSDIのタイミングでそのビ
デオデータを書き込み、フレームメモリ11から基準信
号Ref のタイミングでビデオデータを読み出すことによ
り、基準信号Ref に同期したビデオデータとし、オーデ
ィオデータをサンプリング・レート・コンバータ16に
おいて基準信号Ref のレートのオーディオデータとす
る。そして、このオーディオデータとビデオデータの時
間を合わせることにより、ビデオデータとオーディオデ
ータを基準信号Ref に同期させるようにしている。そし
て、このビデオデータとオーディオデータとをマルチプ
レックスしたシリアルディジタルデータを出力してい
る。
【0025】次に、サンプリング・レート・コンバータ
16と等価な動作原理を図1(B)を参照しながら説明
する。サンプリング・レート・コンバータ16に入力さ
れたオーディオデータはDAC16−1においてベース
バンドのオーディオ信号に変換される。この場合のサン
プリングfs(In)として、オーディオ分離・オーデ
ィオクロック発生回路15より供給されたオーディオク
ロックが用いられる。ベースバンドとされたオーディオ
信号は、ローパスフィルタ(LPF)16−2において
不要帯域成分が除去されADC16−3に入力される。
そして、ADC16−3においてサンプリング信号fs
(Out)によりサンプリングされることによりサンプ
リング周波数レートの変換されたオーディオデータとさ
れる。この場合のサンプリング信号fs(Out)はオ
ーディオクロック発生回路18より供給されたオーディ
オクロックが用いられる。
16と等価な動作原理を図1(B)を参照しながら説明
する。サンプリング・レート・コンバータ16に入力さ
れたオーディオデータはDAC16−1においてベース
バンドのオーディオ信号に変換される。この場合のサン
プリングfs(In)として、オーディオ分離・オーデ
ィオクロック発生回路15より供給されたオーディオク
ロックが用いられる。ベースバンドとされたオーディオ
信号は、ローパスフィルタ(LPF)16−2において
不要帯域成分が除去されADC16−3に入力される。
そして、ADC16−3においてサンプリング信号fs
(Out)によりサンプリングされることによりサンプ
リング周波数レートの変換されたオーディオデータとさ
れる。この場合のサンプリング信号fs(Out)はオ
ーディオクロック発生回路18より供給されたオーディ
オクロックが用いられる。
【0026】このようにして、ADC16−3からサン
プリング周波数レートの変換されたオーディオデータが
出力されるが、ADC16−3のサンプリング信号fs
(Out)が基準信号Ref のレートとされているため、
ADC16−3から出力されるオーディオデータのデー
タ列は基準信号Ref のレートとなる。なお、サンプリン
グ信号fs(In),fs(Out)は、規格では例え
ば48kHzとされている。以上説明したフレームシン
クロナイザー1によれば、フレームメモリ11の書き込
みと読み出しのタイミングが禁止領域に入って、1フレ
ームあるいは1フィールド前のビデオ信号にジャンプし
た場合でも、オーディオ系はビデオ系とは別のプロセス
であるサンプリング・レート・コンバータ16により、
独自に基準信号Ref のレートに変換されているので、オ
ーディオにクリックノイズが生じることを防止すること
ができる。
プリング周波数レートの変換されたオーディオデータが
出力されるが、ADC16−3のサンプリング信号fs
(Out)が基準信号Ref のレートとされているため、
ADC16−3から出力されるオーディオデータのデー
タ列は基準信号Ref のレートとなる。なお、サンプリン
グ信号fs(In),fs(Out)は、規格では例え
ば48kHzとされている。以上説明したフレームシン
クロナイザー1によれば、フレームメモリ11の書き込
みと読み出しのタイミングが禁止領域に入って、1フレ
ームあるいは1フィールド前のビデオ信号にジャンプし
た場合でも、オーディオ系はビデオ系とは別のプロセス
であるサンプリング・レート・コンバータ16により、
独自に基準信号Ref のレートに変換されているので、オ
ーディオにクリックノイズが生じることを防止すること
ができる。
【0027】次に、オーディオ系のレートを基準信号Re
f のレートに変換する詳細な構成を図2に示す。この図
において、入力されたオーディオデータとビデオデータ
とがマルチプレックスされたシリアルディジタルデータ
SDI(Serial Digital Interface)は、シリアル・パ
ラレル変換回路(S/P Conv)30においてパラ
レルデータに変換される。シリアル・パラレル変換回路
30より出力されるパラレルのディジタルデータは、フ
レームシンクロナイザー50にて、前述したビデオ系の
処理が行われる。
f のレートに変換する詳細な構成を図2に示す。この図
において、入力されたオーディオデータとビデオデータ
とがマルチプレックスされたシリアルディジタルデータ
SDI(Serial Digital Interface)は、シリアル・パ
ラレル変換回路(S/P Conv)30においてパラ
レルデータに変換される。シリアル・パラレル変換回路
30より出力されるパラレルのディジタルデータは、フ
レームシンクロナイザー50にて、前述したビデオ系の
処理が行われる。
【0028】また、シリアル・パラレル変換器30より
出力されるディジタルデータは、オーディオ・デマルチ
プレクサ(ADD)31に入力されてオーディオデータ
が分離され、オーディオ伸張回路(ADE)32にオー
ディオデータを供給する。このオーディオ伸張回路32
において時間軸上で伸張されたオーディオデータは、サ
ンプリング・レート・コンバータ処理部33に入力され
る。また、タイミング検出回路(TRS DET)38
において入力されたシリアルディジタルデータSDIは
オーディオのタイミングが検出されて、そのタイミング
信号がシステム1クロック発生回路39に供給される。
これにより、システム1クロック発生回路39から入力
されたシリアルディジタルデータSDIを出力したシス
テム1のオーディオクロックが再生されて、サンプリン
グ・レート・コンバータ処理部33に供給される。
出力されるディジタルデータは、オーディオ・デマルチ
プレクサ(ADD)31に入力されてオーディオデータ
が分離され、オーディオ伸張回路(ADE)32にオー
ディオデータを供給する。このオーディオ伸張回路32
において時間軸上で伸張されたオーディオデータは、サ
ンプリング・レート・コンバータ処理部33に入力され
る。また、タイミング検出回路(TRS DET)38
において入力されたシリアルディジタルデータSDIは
オーディオのタイミングが検出されて、そのタイミング
信号がシステム1クロック発生回路39に供給される。
これにより、システム1クロック発生回路39から入力
されたシリアルディジタルデータSDIを出力したシス
テム1のオーディオクロックが再生されて、サンプリン
グ・レート・コンバータ処理部33に供給される。
【0029】また、基準データRef はシリアルパラレル
変換回路(S/P Conv)41においてパラレルデ
ータに変換されて、タイミング検出回路(TRS DE
T)42に供給される。このタイミング検出回路42に
おいて基準データRef のタイミングが検出されて、シス
テム2クロック発生回路44に供給される。これによ
り、システム2クロック発生回路44から自分のシステ
ムであるシステム2のオーディオクロックが発生されて
サンプリング・レート・コンバータ処理部(ASFR
C)33に供給される。サンプリング・レート・コンバ
ータ処理部33では、前記図1(B)に示すような動作
原理のディジタル処理が実行されており、前記したよう
なディジタル領域でのサンプリング・レート・コンバー
タ処理が行われることにより、システム2のオーディオ
クロックのレートとされたオーディオデータが出力され
るようになる。
変換回路(S/P Conv)41においてパラレルデ
ータに変換されて、タイミング検出回路(TRS DE
T)42に供給される。このタイミング検出回路42に
おいて基準データRef のタイミングが検出されて、シス
テム2クロック発生回路44に供給される。これによ
り、システム2クロック発生回路44から自分のシステ
ムであるシステム2のオーディオクロックが発生されて
サンプリング・レート・コンバータ処理部(ASFR
C)33に供給される。サンプリング・レート・コンバ
ータ処理部33では、前記図1(B)に示すような動作
原理のディジタル処理が実行されており、前記したよう
なディジタル領域でのサンプリング・レート・コンバー
タ処理が行われることにより、システム2のオーディオ
クロックのレートとされたオーディオデータが出力され
るようになる。
【0030】また、タイミング検出回路38で検出され
たタイミングと、タイミング検出回路42で検出された
タイミングとの時間差が遅延制御回路40において算出
され、遅延制御回路40からその時間差に応じた遅延制
御信号が遅延回路(DLY)34に供給される。遅延回
路34にはシステム2のオーディオクロックのレートと
されたオーディオデータが供給されており、遅延回路3
4からは出力されるビデオデータの時間に合ったオーデ
ィオデータが出力されるようになる。このオーディオデ
ータは、オーディオデータ圧縮回路(ADC)35にお
いて時間軸上で圧縮されてオーディオ・ビデオマルチプ
レクサ(AVM)36に供給される。
たタイミングと、タイミング検出回路42で検出された
タイミングとの時間差が遅延制御回路40において算出
され、遅延制御回路40からその時間差に応じた遅延制
御信号が遅延回路(DLY)34に供給される。遅延回
路34にはシステム2のオーディオクロックのレートと
されたオーディオデータが供給されており、遅延回路3
4からは出力されるビデオデータの時間に合ったオーデ
ィオデータが出力されるようになる。このオーディオデ
ータは、オーディオデータ圧縮回路(ADC)35にお
いて時間軸上で圧縮されてオーディオ・ビデオマルチプ
レクサ(AVM)36に供給される。
【0031】オーディオ・ビデオマルチプレクサ(AV
M)36には、フレームシンクロナイザー50において
基準データRef に同期するよう処理されたビデオデータ
が供給されており、このビデオデータとオーディオデー
タとの時間軸が合わせられてマルチプレックスされる。
さらに、オーディオ・ビデオマルチプレクサ36から出
力されたマルチプレックスされたA/Vデータはパラレ
ル・シリアル変換回路(PS)37においてシリアルデ
ータに変換されて、シリアルディジタルデータSDIが
出力される。
M)36には、フレームシンクロナイザー50において
基準データRef に同期するよう処理されたビデオデータ
が供給されており、このビデオデータとオーディオデー
タとの時間軸が合わせられてマルチプレックスされる。
さらに、オーディオ・ビデオマルチプレクサ36から出
力されたマルチプレックスされたA/Vデータはパラレ
ル・シリアル変換回路(PS)37においてシリアルデ
ータに変換されて、シリアルディジタルデータSDIが
出力される。
【0032】なお、オーディオデータ圧縮回路35およ
びオーディオ・ビデオマルチプレクサ36には、タイミ
ング検出回路42が検出した基準データRef のタイミン
グ信号に基づいて、クロック発生器(RCk−GEN)
43が発生したクロックが供給されている。このクロッ
クの周波数は、輝度情報Yと色差情報Cr,Cbとのサ
ンプリング周波数の比が4:2:2の場合は27MHz
とされ、4fsc NTSC方式の場合は14.3MH
zとされる。また、システム1クロック発生回路39お
よびシステム2クロック発生回路44から発生されるオ
ーディオクロックの周波数は約48kHzとされる。し
かしながら、本発明はこの周波数に限定されるものでは
ない。
びオーディオ・ビデオマルチプレクサ36には、タイミ
ング検出回路42が検出した基準データRef のタイミン
グ信号に基づいて、クロック発生器(RCk−GEN)
43が発生したクロックが供給されている。このクロッ
クの周波数は、輝度情報Yと色差情報Cr,Cbとのサ
ンプリング周波数の比が4:2:2の場合は27MHz
とされ、4fsc NTSC方式の場合は14.3MH
zとされる。また、システム1クロック発生回路39お
よびシステム2クロック発生回路44から発生されるオ
ーディオクロックの周波数は約48kHzとされる。し
かしながら、本発明はこの周波数に限定されるものでは
ない。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、オーディオデータを入力されたディジタルデータの
レートでベースバンド信号に変換し、さらに基準信号の
周波数レートのオーディオデータにディジタル領域で再
変換するようにしたので、フレームメモリの読み出しが
ジャンプされた場合にも、オーディオデータにジャンプ
によるクリックノイズが発生することを防止することが
できる。
で、オーディオデータを入力されたディジタルデータの
レートでベースバンド信号に変換し、さらに基準信号の
周波数レートのオーディオデータにディジタル領域で再
変換するようにしたので、フレームメモリの読み出しが
ジャンプされた場合にも、オーディオデータにジャンプ
によるクリックノイズが発生することを防止することが
できる。
【図1】本発明のフレームシンクロナイザーの実施の形
態の構成を示すブロック図、およびフレームシンクロナ
イザーに内蔵されるサンプリング・レート・コンバータ
の等価な動作原理を示すブロック図である。
態の構成を示すブロック図、およびフレームシンクロナ
イザーに内蔵されるサンプリング・レート・コンバータ
の等価な動作原理を示すブロック図である。
【図2】本発明のフレームシンクロナイザーのオーディ
オ系の構成を詳細に示すブロック図である。
オ系の構成を詳細に示すブロック図である。
【図3】フレームシンクロナイザーを説明するための図
である。
である。
【図4】従来のSDIフレームシンクロナイザーの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図5】従来のアナログNTSC方式の信号が入力され
るAVフレームシンクロナイザーの構成を示すブロック
図である。
るAVフレームシンクロナイザーの構成を示すブロック
図である。
1 フレームシンクロナイザー 10,30,41 シリアル・パラレル変換回路 11 フレームメモリ 12,38,42 タイミング検出回路 13 書込制御回路 14 読出制御回路 15 オーディオ分離・オーディオクロック発生回路 16 サンプリング・レート・コンバータ 16−1 ディジタル・アナログ変換器 16−2 LPF 16−3 アナログ・ディジタル変換器 17 同期分離回路 18 オーディオクロック発生回路 19,40 遅延制御回路 20,34 遅延回路 21 オーディオ・エンコーダ 22,36 オーディオ・ビデオマルチプレクサ 23,37 パラレル・シリアル変換回路 31 オーディオデータ・デマルチプレクサ 32 オーディオデータ伸張回路 35 オーディオデータ圧縮回路 39 システム1クロック発生回路 43 クロック発生回路 44 システム2クロック発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24
Claims (1)
- 【請求項1】 ビデオデータとオーディオデータとが
マルチプレックスされているディジタルデータがシリア
ルに入力され、該ディジタルデータを基準信号に同期さ
せて出力させるフレームシンクロナイザーにおいて、 上記ディジタルデータからオーディオデータを分離する
分離手段と、 分離された上記オーディオデータをベースバンドのディ
ジタルオーディオデータに変換する第1の変換手段と、 該第1の変換手段から出力される上記ベースバンドのデ
ィジタルオーディオデータのサンプリング周波数レート
を変換する第2の変換手段と、 ビデオデータが格納されるフレームメモリとを備え、 上記第1の変換手段は入力されたディジタルデータのタ
イミングに基づいて上記オーディオデータをベースバン
ドのディジタルオーディオデータに変換すると共に、上
記第2の変換手段は上記基準信号のタイミングに基づい
てオーディオデータのサンプリング周波数レートを変換
し、 上記ビデオデータは上記入力されたディジタルデータの
タイミングに基づいて上記フレームメモリに書き込まれ
ると共に、上記基準信号のタイミングに基づいて上記フ
レームメモリから読み出されることを特徴とするフレー
ムシンクロナイザー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2304696A JPH09200569A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | フレームシンクロナイザー |
US08/784,010 US5877815A (en) | 1996-01-17 | 1997-01-15 | Frame synchronizer apparatus for synchronizing video and audio data to a reference signal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2304696A JPH09200569A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | フレームシンクロナイザー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09200569A true JPH09200569A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=12099518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2304696A Withdrawn JPH09200569A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | フレームシンクロナイザー |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5877815A (ja) |
JP (1) | JPH09200569A (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7382929B2 (en) * | 1989-05-22 | 2008-06-03 | Pixel Instruments Corporation | Spatial scan replication circuit |
US6469741B2 (en) | 1993-07-26 | 2002-10-22 | Pixel Instruments Corp. | Apparatus and method for processing television signals |
US5946049A (en) * | 1993-07-26 | 1999-08-31 | Pixel Instruments Corp. | Apparatus and method for synchronizing multiple asynchronous signals |
GB2311918B (en) * | 1996-04-02 | 2000-11-01 | Sony Uk Ltd | Audio signal processor |
JPH10210503A (ja) * | 1997-01-17 | 1998-08-07 | Sony Corp | 信号変換装置 |
KR100312711B1 (ko) * | 1997-09-20 | 2002-02-28 | 윤종용 | 전자기기및그리셋방법 |
US6271879B1 (en) * | 1998-04-03 | 2001-08-07 | Tektronix, Inc. | Controlling and detecting alignment of composite video color frames |
JP2000092348A (ja) * | 1998-09-10 | 2000-03-31 | Mitsubishi Electric Corp | フレームシンクロナイザ |
DE19961131A1 (de) * | 1999-12-17 | 2002-07-18 | Siemens Ag | Vorrichtung und Verfahren zum Ausgleichen von Datenlaufzeiten |
US6654956B1 (en) * | 2000-04-10 | 2003-11-25 | Sigma Designs, Inc. | Method, apparatus and computer program product for synchronizing presentation of digital video data with serving of digital video data |
JP4720658B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2011-07-13 | パナソニック株式会社 | 同期検出回路およびマルチモード無線通信装置 |
JP4702402B2 (ja) * | 2008-06-05 | 2011-06-15 | ソニー株式会社 | 信号送信装置、信号送信方法、信号受信装置及び信号受信方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3732111A1 (de) * | 1987-09-24 | 1989-04-06 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur laufzeitanpassung von video- und audiosignalen an ein referenzsignal |
US5467139A (en) * | 1993-09-30 | 1995-11-14 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Muting apparatus for a compressed audio/video signal receiver |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP2304696A patent/JPH09200569A/ja not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-01-15 US US08/784,010 patent/US5877815A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5877815A (en) | 1999-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2607020B2 (ja) | テレビモードの自動変換装置 | |
JPH09200569A (ja) | フレームシンクロナイザー | |
JPH05244562A (ja) | 映像信号記録・再生装置 | |
JPS59185473A (ja) | テレビジヨン同期変換装置 | |
GB2142801A (en) | Transmission and reception of component video signals | |
JP2976484B2 (ja) | 画像信号処理装置 | |
JP3087635B2 (ja) | 画像同期制御表示装置 | |
JPH07177536A (ja) | ディジタルタイムベースコレクタ | |
JPH09163182A (ja) | フレーム同期方式 | |
JP3460243B2 (ja) | ビデオ信号処理装置 | |
JP3118430B2 (ja) | 時間軸補正回路 | |
KR0123724B1 (ko) | 동기신호 발생장치 및 이를 이용한 영상신호 처리장치 | |
JP3272000B2 (ja) | 信号処理装置 | |
JPH10304400A (ja) | 信号処理回路 | |
JP3082292B2 (ja) | 時間軸補正装置 | |
JP2504169B2 (ja) | ビデオ位相変換装置 | |
JPS63199596A (ja) | 映像信号処理装置 | |
JPH11275534A (ja) | Aes/ebu音声分離・多重機能付きハイビジョンフレーム・シンクロナイザ装置 | |
KR0150965B1 (ko) | 와이드 텔레비젼의 신호처리회로 | |
JP2699372B2 (ja) | 基準同期信号発生装置 | |
JP2967727B2 (ja) | 画像表示制御回路 | |
KR0124853Y1 (ko) | 텔레비젼방송방식 변환장치 | |
JPH0342980A (ja) | 時間軸圧縮方式映像信号再生装置 | |
JPH0918843A (ja) | 多重化装置 | |
JPS61214876A (ja) | 時間軸変動補正装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |