JP4720658B2 - 同期検出回路およびマルチモード無線通信装置 - Google Patents

同期検出回路およびマルチモード無線通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の無線通信方式に対応する同期検出回路およびマルチモード無線通信装置に関する。
従来、複数の無線通信方式に対応するマルチモード無線通信装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがあった。図21は、特許文献1に記載された従来のマルチモード無線通信装置の構成を示す図である。
図21において、マルチモード無線通信装置は、第1セルラー無線機1701と、第2セルラー無線機1702と、制御部1703とを有している。通常、マルチモード無線通信装置は第1セルラー無線機1701あるいは第2セルラー無線機1702のいずれか一方の無線通信方式によって通信しているときも、他方の無線通信方式での通信が可能か否かを常時チェックする必要があるため、二つの無線通信方式の無線機を有している。しかし、無線機が増えた分だけ消費電力も増加してしまう。これを解決するために、従来のマルチモード無線通信装置は、制御部1703が第1セルラー無線機1701と第2セルラー無線機1702に対する電源の投入と切断との制御を行うなどにより、消費電力の低減を実現していた。
特開2003−134569号公報(第12頁、図2)
しかしながら、上記従来の構成では、制御部が共有されてはいるものの、複数の無線通信方式に対応するために複数の無線機を有している。このため従来の構成では無線機の数が多くなれば回路規模が大きくなるとともに、制御部により無線機の電源の投入と切断とを制御したとしても消費電力も大きくなるという課題を有していた。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされ、その目的は装置の小型化と、消費電力の低減を図った同期検出回路およびマルチモード無線通信装置を提供することにある。
上記従来の課題を解決し上記目的を達成するために、本発明の同期検出回路は、第1の無線通信方式により受信した受信信号のサンプリング周波数を変換し第1のデジタル信号を出力する第1変換部と、第2の無線通信方式により受信した受信信号のサンプリング周波数を変換し第2のデジタル信号を出力する第2変換部と、第1のデジタル信号と第2のデジタル信号とを合成する加算部と、その加算部から出力される合成信号を遅延する遅延部と、その遅延された合成信号から、第1の無線通信方式による受信信号に対する同期のタイミング検出を行う第1同期検出部と、その遅延された合成信号から、前記第2の無線通信方式による受信信号に対する同期のタイミング検出を行う第2同期検出部とを有する。
本構成によれば、複数の無線通信システムに対して遅延部を共用することができるので、同期検出回路の小型・低消費電力化が可能になる。
また、本発明の同期検出回路は、第1変換部および第2変換部から前記加算部への入力を切り替えるスイッチをさらに有し、第1の無線通信方式あるいは第2の無線通信方式で通信を行っていない場合は、スイッチを制御することにより同期のタイミング検出を時分割で行うことを特徴としている。
本構成によれば、複数の無線通信システムに対して遅延部を共用することができるので、同期検出回路の小型・低消費電力化が可能になるとともに、精度の高いタイミング検出が可能になる。
また、本発明の同期検出回路は、第1変換部および第2変換部は、第1および第2の無線通信方式により受信信号をそれぞれ蓄積し、変換された第1および第2のデジタル信号を遅延部の数に応じて、それぞれタイミングを調整し、出力することを特徴としている。
本構成によれば、複数の無線通信システムに対して遅延部を共用することができ、必要性のあるときのみ低いサンプリング周波数で同期のタイミング検出を行うことができるので、同期検出回路の小型・低消費電力化が可能になる。
また、本発明の同期検出回路は、第2変換部で蓄積した第2のデジタル信号の全部と、あるいは終端からの一部と、同一のデジタル信号を蓄積するレプリカ蓄積部をさらに有し、
第2変換部から加算部へ第2のデジタル信号の出力が開始される直前に、そのレプリカ蓄積部が前回蓄積した第2のデジタル信号の加算部への出力を終了することを特徴としている。
本構成によれば、複数の無線通信システムに対して遅延部を共用することができ、同期検出回路の小型・低消費電力化が可能になる。また、本発明の同期検出回路は必要性のあるときのみ低いサンプリング周波数で同期のタイミング検出を行うことができ、また必要があるときのみ間欠的にサンプリングした受信信号のひとかたまりを、レプリカ蓄積した信号と連続して出力することで、スムーズに同期のタイミング検出を行うことができるので、精度の高いタイミング検出が可能になる。
また、本発明の同期検出回路は、第1同期検出部と第2同期検出部とが行う同期のタイミング検出は、そのサンプリング周波数に基づき、第1の無線通信方式あるいは前記第2の無線通信方式毎にあらかじめ規定された固有の係数と遅延されたデジタル信号の合成信号との相関演算結果に基づくことを特徴としている。
本構成によれば、同期を検出する対象信号が、両方の無線通信方式の合成信号であっても、同期のタイミング検出を行うことができる。
また、本発明の同期検出回路は、第1同期検出部および第2同期検出部で演算するビット数を合わせるビットシフト部をさらに有することを特徴としている。
本構成によれば、複数の同期検出部の演算の精度を合わせることで、より正確な同期検出が可能となる。
また、本発明のマルチモード無線通信装置は、同期検出部における遅延部を共用する同期検出回路を用いることを特徴としている。
本構成によれば、同期検出部における遅延部を共用する同期検出回路をマルチモード無線通信装置の同期検出回路として用いることで、マルチモード無線通信装置の小型化・低消費電力化が可能になる。
また、本発明のマルチモード無線通信装置は、相関演算結果に基づき無線通信の可否を判定するエリア判断部をさらに有する同期検出回路を用いることを特徴としている。
本構成によれば、複数の無線通信システムに対して遅延部を共用することで、マルチモード無線通信装置の小型化が可能になることのほかに、さらに相関演算の結果を用いることで、通信の可否も判定することが可能である。
また、本発明のマルチモード無線通信装置は、第1のデジタル信号を第1同期検出部からの同期タイミングに合わせて復調する第1信号処理部と、第2のデジタル信号を第2同期検出部からの同期タイミングに合わせて復調する第2信号処理部とを有し、エリア判断部が、無線通信不可と判定した場合に、無線通信不可と判定された無線通信方式のデジタル信号を復調する第1信号処理部あるいは第2信号処理部の電源を切断することを特徴としている。
本構成によれば、複数の無線通信システムに対して遅延部を共用することができ、通信が可能なシステムに対応したベースバンド信号処理部のみ動作させることができる。このため、マルチモード無線通信装置の小型化を実現できるとともに、低消費電力化が一層可能になる。
また、本発明のマルチモード無線通信装置は、第1のデジタル信号を第1同期検出部からの同期タイミングに合わせて復調する第1信号処理と第2のデジタル信号を第2同期検出部からの同期タイミングに合わせて復調する第2信号処理とのいずれか一方を含む処理を所定の条件で切り替えて行うソフトウェア信号処理部を有し、そのソフトウェア信号処理部は、エリア判断部が無線通信可能と判定した無線通信システムに対応する第1信号処理と第2信号処理のいずれか一方の信号処理を行うことを特徴としている。
本構成によれば、デジタル信号処理部を一つの信号処理部で構成できるので、マルチモード無線通信装置の小型・低消費電力化が可能になる。
また、本発明のマルチモード無線通信装置は、第1同期検出部と第2同期検出部の相関演算結果を比較することによって、ソフトウェア信号処理部の信号処理が第1信号処理と第2信号処理のいずれか一方に決定されることを特徴としている。
本構成によれば、デジタル信号処理部を一つの信号処理部で構成でき、また通信が可能なシステムに対応した信号処理部として動作させることができる。このため、マルチモード無線通信装置の小型・低消費電力化が可能になる。
本発明によれば、複数の無線システムの同期検出部における遅延部を共用できるため、装置の小型化と低消費電力化を実現した同期検出回路およびマルチモード無線通信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置100の構成を示すブロック図である。
図1において、マルチモード無線通信装置100は、第1のRF受信部110と、第2のRF受信部111と、第1のA/D部112と、第2のA/D部113と、同期検出部121と、第1信号処理部としての第1のベースバンド信号処理部130と、第2信号処理部としての第2のベースバンド信号処理部131とを有している。
第1のRF受信部110と第1のA/D部112と第1のベースバンド信号処理部130とは、第1の無線通信方式による第1の無線システムの無線周波数信号を処理し、第2のRF受信部111と第2のA/D部113と第2のベースバンド信号処理部131とは、第2の無線通信方式による第2の無線システムの無線周波数信号を処理する。
第1のRF受信部110は、アンテナから入力された第1の無線システムの無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して第1のA/D部112へ出力し、第1のA/D部112は、入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して同期検出部121と第1のベースバンド信号処理部130へ出力する。
第2のRF受信部111は、アンテナから入力された第2の無線システムの無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して第2のA/D部113へ出力し、第2のA/D部113は、入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して同期検出部121と第2のベースバンド信号処理部131へ出力する。
同期検出部121は、第1のA/D部112と第2のA/D部113に接続されており、第1のA/D部112から出力された第1の無線システムのデジタル信号と第2のA/D部113から出力された第2の無線システムのデジタル信号が入力されると、第1の無線システムのデジタル信号と第2の無線システムのデジタル信号の両信号に対して同期のタイミング検出を行う。
例えば、同期検出部121は、無線通信方式がOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式の場合、ガードインターバルの除去を行うためのタイミングを検出する機能を有し、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の場合、逆拡散を行うのに必要なシンボル、スロット、フレームのタイミングを検出する機能を有する。同期検出部121の検出した2つの無線通信方式に対するタイミングは、第1のベースバンド信号処理部130と第2のベースバンド信号処理部131にそれぞれ出力される。
第1のベースバンド信号処理部130は、第1のA/D部112から入力されたデジタル信号に対して、同期検出部121から入力されたタイミングに基づき復調処理などのデジタル信号処理を行う。第2のベースバンド信号処理部131は、第2のA/D部113から入力されたデジタル信号に対して、同期検出部121から入力されたタイミングに基づき復調処理などのデジタル信号処理を行う。
本実施の形態1では、第1の無線システムが第1の無線通信方式としてのIEEE802.11a方式により、第2の無線システムが第2の無線通信方式としてのW−CDMA(Wideband−CodeDivision Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式による場合について説明する。
同期検出部121は、IEEE802.11a方式による場合にはプリアンブル信号を用いて同期のタイミングを検出し、W−CDMA方式による場合には拡散符号を用いて同期のタイミングを検出する。IEEE802.11a方式の基本的なサンプリング周波数に相当するサンプルレートは、20[Mサンプル/秒]であり、W−CDMA方式の基本的なサンプリング周波数に相当するチップレートは3.84[Mチップ/秒]であるので、マルチモード無線通信装置100がIEEE802.11a方式で通信している場合と、W−CDMA方式で通信している場合とで、同期検出部121に入力されるデジタル信号のサンプリング周波数が異なる。
図2は、本実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置の同期検出部121の構成を示すブロック図である。同期検出部121は、第1の無線通信方式により受信した受信信号のサンプリング周波数を変換しデジタル信号を出力する第1の変換部としての第1のレート変換部1215と、第2の無線通信方式により受信した受信信号のサンプリング周波数を変換しデジタル信号を出力する第2の変換部としての第2のレート変換部1216と、第1のレート変換部1215と第2のレート変換部1216とで受信信号からサンプリング周波数を変換されたデジタル信号を合成する加算部1214と、加算部1214から出力される合成信号を格納し遅延する複数の遅延素子(図中には、「D」と表記している)を縦続接続して構成された遅延部1213と、遅延部1213に格納され遅延された合成信号から、第1の無線通信方式による受信信号に対する同期のタイミング検出を行う第1同期検出部としての第1の無線システム用同期検出部1211と、遅延部1213に格納され遅延された合成信号から、第2の無線通信方式による受信信号に対する同期のタイミング検出を行う第2同期検出部としての第2の無線システム用同期検出部1212とを有している。なお、図中の「D」で表した複数の遅延素子から構成された遅延部1213は、互いに縦続接続されている。ただし、多数であるので、簡便のため図中には一部のみを表記している。以下の図面においても、遅延部1213は同様にして表記している。
第1の無線システム用同期検出部1211は、複数の乗算器からなる乗算部12112と、加算部12113とを有している。乗算部12112は、重み係数12111(図中には、b、b、・・・、bM−1(Mは正の整数)と表記している)と、遅延部1213に格納され、かつ重み係数12111と対応する複数のデジタル信号とを乗算する。そして、これらの乗算の結果を加算部12113に出力し、加算部12113の加算結果は第1のベースバンド信号処理部130に出力される。第1の無線システム用同期検出部1211は、このような第1の無線システムに対する同期のタイミングを検出する相関演算を行う。なお、第1の無線システムがIEEE802.11a方式による場合には、重み係数12111としては、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号を用いる。
第2の無線システム用同期検出部1212は、複数の乗算器からなる乗算部12122と、加算部12123とを有している。乗算部12122は、重み係数12121(図中には、a、a、・・・、aM−1、・・・、aN−1(M、Nは正の整数)と表記している)と、遅延部1213に格納され、かつ重み係数12121と対応する複数のデジタル信号とを乗算する。そして、これらの乗算の結果を加算部12123に出力し、加算部12123の加算結果は第2のベースバンド信号処理部131に出力される。第2の無線システム用同期検出部1212は、このような第2の無線システムに対する同期のタイミングを検出する相関演算を行う。なお、第2の無線システムがW−CDMA方式による場合には、重み係数12121としては、W−CDMA方式の拡散符号を用いる。重み係数12111および12121は、タップ係数としてあらかじめ用意する、あるいはメモリなどから読み出すように構成することも可能である。
本実施の形態1では、第1の無線システムがIEEE802.11a方式により、第2の無線システムがW−CDMA方式によるため、第1のレート変換部1215および第2のレート変換部1216は、サンプリング周波数を、両方式のサンプルレートあるいはチップレートの各々整数倍でかつ最小となる同じサンプリング周波数480[MHz]にオーバーサンプリングして加算部1214へ出力する。すなわち、第1のレート変換部1215は、入力されたIEEE802.11a方式のデジタル信号を24倍オーバーサンプリングして出力し、第2のレート変換部1216は、入力されたW−CDMA方式のデジタル信号を125倍オーバーサンプリングして出力する。
加算部1214は、これら2つのデジタル信号を合成して遅延部1213に出力する。図2のように構成した場合、同期検出部121は、合成信号のすべてのサンプルに対して相関演算を行う。すなわち、遅延部1213には、それぞれの無線通信方式のオーバーサンプリングされたデジタル信号が入力される。そして、第1の無線システム用同期検出部1211は、重み係数12111として、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号を24倍オーバーサンプリングした信号を用いる。また、第2の無線システム用同期検出部1212は、重み係数12121として、W−CDMA方式の拡散符号を125倍オーバーサンプリングした信号を用いる。
このとき、重み係数12111は、オーバーサンプリング数に相当する24回連続で同じ値となるので、b〜b23、b24〜b47、・・・、b24×K〜b24×(K+1)−1(Kは正の整数)は、それぞれ同じ値であり、重み係数12121は、オーバーサンプリング数に相当する125回連続で同じ値となるので、a〜a124、a125〜a249、・・・、a125×L〜a125×(L+1)−1(Lは正の整数)もそれぞれ同じ値となる。例えば、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号が320[サンプル]で、W−CDMA方式用の拡散符号が256[チップ]の場合には、重み係数12111および乗算部12112は7680(=320×24)個、重み係数12121および乗算部12122は32000(=256×125)個必要となる。また、遅延部1213は、2つの方式のうち、重み係数と乗算部の必要数が大きい方の個数分の32000個の遅延素子が必要となる。
第1の無線システム用同期検出部1211と、第2の無線システム用同期検出部1212は、図3のように構成することも可能である。図3は、本実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置100の相互相関型の演算により同期タイミング検出を行う同期検出部121の他の構成を示すブロック図である。
次に、図3の第1の無線システム用同期検出部1211および第2の無線システム用同期検出部1212が図2と異なる点について述べる。
図2では、第2の無線システム用同期検出部1212には、加算部1214の出力からの遅延なしの信号と、遅延部1213の全ての遅延素子の出力からの信号とが、並列に入力されている。また、第1の無線システム用同期検出部1211には、加算部1214の出力からの遅延なしの信号と、遅延部1213の複数の遅延素子の全てではなく縦続に連続する必要な段数までの遅延素子の出力からの信号のそれぞれとが、並列に入力されている。
それに対して、図3では、第2の無線システム用同期検出部1212へは、遅延部1213への加算部1214の出力からの信号が遅延なしで、そのまま入力されることは変わらない。しかし、全ての遅延素子の出力からの信号が入力されるのではなく、ある所定の遅延素子の個数をとばして、すなわち遅延素子の段数においては不連続な遅延素子の出力から、並列に信号が入力されている。
また、第1の無線システム用同期検出部1211には、遅延部1213への加算部1214の出力からの信号を遅延なしで、そのまま入力されることは変わらない。しかし、遅延部1213の複数の遅延素子の全てではなく縦続に連続する必要な段数までの遅延素子の出力から第2の無線システム用同期検出部1212での所定の個数とは一般的に異なる所定の遅延素子の個数をとばして、信号が並列に入力されている。このため重み係数12111および12121は、図中にはそれぞれ、b0、b1’、・・・、bM’−1、a、a1’、・・・、aN’−1(M’、N’は正の整数)と表記している。
図3のように、それぞれの無線システムの同期検出部1211および1212を構成する場合、同期検出部121は、すべてのサンプルに対しては相関演算を行わず、同期のタイミング検出に必要なサンプル分のみ行う。これにより、図2に示した構成に比べて、重み係数12111、重み係数12121、乗算部12112および乗算部12122の数を削減することが可能である。例えば、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号が320[サンプル]で、W−CDMA方式用の拡散符号が256[チップ]の場合には、遅延部1213は図2の場合と同様に32000個必要となる。しかし、重み係数12111および乗算部12112は、遅延部1213の遅延素子の24個おきに320個を配置すればよい。同様にして、重み係数12121および乗算部12122は、遅延部1213の遅延素子の125個おきに256個を配置すればよい。
また、図2および図3は、同期のタイミング検出に相互相関型の演算を行う構成について示しているが、図4に示すように自己相関型の演算を行う構成も可能である。図4は、本実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置100の自己相関型の演算により同期タイミング検出を行う同期検出部121の構成を示すブロック図である。図4に示す構成は、乗算部12114、12124がそれぞれ第1の定遅延部1219、第2の定遅延部1220により一定期間遅延されたデジタル信号と加算部1214により合成されたデジタル信号とを乗算し相関(内積)演算する点が図2および図3の構成と異なる。なお、一定期間とは、それぞれの同期検出部で、相関検出に用いるそれぞれの無線システム用の既知信号の繰り返し周期に対応する時間に相当し、一般的にはそれぞれの一定期間は互いに異なるものである。また、相関(内積)演算したのち所定の期間にわたって平均化処理を行う第1の平均化部1221および第2の平均化部1222を備える点も、図2および図3の構成と異なる。なお、平均化処理を行う所定の期間は、相関検出に用いるそれぞれの無線システム用の既知信号の繰り返し周期に相当する時間に対応しており、一般的にはそれぞれの所定の期間は互いに異なるものである。
図4において、第1の定遅延部1219は、第1のレート変換部1215から出力されたデジタル信号をあらかじめ決められた一定期間遅延させて出力する。第2の定遅延部1220は、第2のレート変換部1216から出力されたデジタル信号を一定期間遅延させて出力する。第1の無線システムがIEEE802.11a方式により、第2の無線システムがW−CDMA方式によることから、第1の定遅延部1219および第2の定遅延部1220により遅延させる期間はあらかじめ決定されている。例えば、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号が320[サンプル]で、W−CDMA方式用の拡散符号が256[チップ]の場合には、第1の定遅延部1219は7680サンプル分遅延させ、第2の定遅延部1220は32000チップ分遅延させる。
乗算部12114が第1の定遅延部1219により一定期間遅延されたデジタル信号と加算部1214から出力されるデジタル信号を掛け合わせたのち、第1の平均化部1221において、ある期間にわたって平均化処理することにより、第1の無線システム用同期検出部1211は第1の無線システムに対する同期のタイミングを検出する自己相関演算を行う。また、乗算部12124が第2の定遅延部1220により一定期間遅延されたデジタル信号と加算部1214から出力されるデジタル信号を掛け合わせたのち、第2の平均化部1222において、ある期間にわたって平均化処理することにより、第2の無線システム用同期検出部1212は第2の無線システムに対する同期のタイミングを検出する自己相関演算を行う。図4のように構成することにより、図2および図3の構成に比べて同期のタイミング検出の精度は落ちるが、乗算部の数を減らすことができるので、同期検出部121は回路規模を小さくすることが可能である。なお、図4において乗算部12114および乗算部12124の出力は、上記のように、ある所定の区間にわたって平均化処理をする必要があるが、それぞれの出力は図1における第1のベースバンド信号処理部130および第2のベースバンド信号処理部131へ入力されたあと内部で平均化処理演算を行う構成も可能であり、この場合は2つの平均化部1221および1222が不要な構成としても実現可能である。
図5は、本実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置100のビットシフト型レート変換部を有する同期検出部121の構成を示すブロック図である。図5は、図2に示した構成に、さらに第1のビットシフト部1217と第2のビットシフト部1218とを有するものである。第1のビットシフト部1217および第2のビットシフト部1218は、入力されるデジタル信号のビットをシフトして出力する。例えば、第1の無線システムのデジタル信号が32ビット演算用にビット幅が用意されており、第2の無線システムのデジタル信号が16ビット演算用にビット幅が用意されている場合、第2のビットシフト部1218がデジタル信号を16ビットシフトすることによって、加算部1214、乗算部12112、乗算部12122が32ビットで演算することが可能になる。このように、同期検出部121は、第1同期検出部としての第1の無線システム用同期検出部1211および第2同期検出部としての第2の無線システム用同期検出部1212で演算するビット数を合わせるビットシフト部としての第1のビットシフト部1217と第2のビットシフト部1218とをさらに有するものである。これによって、第1の無線システムのデジタル信号と第2の無線システムのデジタル信号とのビット幅が異なる場合においても、同期検出部121は正しく同期タイミングを検出することができる。ただし、重み係数12111および重み係数12121をあらかじめ同じビット幅で用意する必要がある。
上記したように本実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置100の同期検出部121は、図2から図5に示した加算部1214において第1の無線システムのデジタル信号と第2の無線システムのデジタル信号とを合成し、2つの無線システムに対する同期のタイミング検出を同時に行う構成を有している。このようにデジタル信号を合成する場合、各無線システムのデジタル信号は相互にノイズ成分となるが、各無線システムの例えば同期検出用のプリアンブル信号、拡散符号などの既知信号と他の無線システムの受信信号とは相関が一般に低いため、同期のタイミング検出を行うことは可能である。このことから、マルチモード無線通信装置100は、さらに、第1、第2の無線システムとは異なる無線システムのRF受信部と、A/D部と、ベースバンド信号処理部とを有することにより、3つ以上の無線通信方式のデジタル信号を合成することに対応してそれぞれの無線通信システムの同期検出を実現することも可能である。また別の方法として、待ち受け時など、ある無線システムで通信を行っていない等のように、通信が休止状態で、時間的に余裕がある場合は、時分割で第1の無線システムと第2の無線システムに対する同期のタイミング検出を行っても構わない。
図6は、本実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置100の時分割型レート変換部を有する同期検出部121の構成を示すブロック図である。図6が図2と異なるのは、同期タイミング検出を同時に行うか否かを制御する制御部120を有し、第1変換部としての第1のレート変換部1215および第2変換部としての第2のレート変換部1216から加算部1214への入力を切り替えるスイッチとしてのスイッチ1501とスイッチ1502をさらに有している点である。そして、通信を行っている第1の無線通信方式あるいは第2の無線通信方式が休止状態である場合に、スイッチ1501とスイッチ1502とを制御することにより、休止状態である第1の無線通信方式あるいは第2の無線通信方式の同期のタイミング検出を時分割で行うことが可能である。また、制御部120により制御されるスイッチ1501とスイッチ1502とにより、第1のレート変換部1215と第2のレート変換部1216からの出力を合成し同時に出力したり、時分割で別々に遅延部1213へ出力したりすることも可能である。このように時分割で出力することにより、一方の無線システムが通信を行っていない場合には、他方の無線システムに対してのノイズ成分がないことから、さらに精度の高い同期のタイミング検出が可能である。
さらに、図7に示すように、A/D部から出力されるデジタル信号のサンプリング周波数を制御する制御部140を有する構成も可能である。図7は、本実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置100のA/D部直接制御型レート変換部を有する同期検出部121の構成を示すブロック図である。図7が図2と異なるのは、それぞれのA/D部の出力であるデジタル信号を、それぞれのレート変換部でサンプリング周波数を制御するかわりに、制御部140が第1のA/D部112と第2のA/D部113を直接制御しサンプリング周波数を変換するので、図2に示した同期検出部121の構成では必要であった第1のレート変換部1215と第2のレート変換部1216とが不要になる点である。
なお、本実施の形態1では、第1の無線システムおよび第2の無線システムは、IEEE802.11a方式およびW−CDMA方式によるとしたが、これに限るものではない。また、2つの無線通信方式のサンプルレートあるいはチップレートも特に限定されるものではない。また、レート変換部は零挿入を行うものや、インターポレーションフィルタ、線形補間、ゼロ次ホールドなどで構成することが可能である。さらに、図5、図6、図7は、図2と同様にすべてのサンプルに対して相関演算を行う構成であるが、図3と同様に同期のタイミング検出に必要なサンプル分だけ相関演算を行う構成、あるいは図4と同様に自己相関を行う構成も可能である。
なお、上記したように、本実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置100は、第1同期検出部としての第1の無線システム用同期検出部1211と第2同期検出部としての第2の無線システム用同期検出部1212が行う同期のタイミング検出は、サンプリング周波数に基づき、第1の無線通信方式あるいは第2の無線通信方式毎にあらかじめ規定された固有のコード、つまり、重み係数と、遅延部1213に格納されたデジタル信号の合成信号との相関演算結果に基づくことを特徴としている。したがって、両方の無線通信方式の合成信号であっても、同期のタイミング検出を行うことができる。
以上のように本発明によれば、複数の無線通信システムに対して同期のタイミング検出用の遅延部を共用することができるので、本実施の形態1に係るマルチモード無線通信装置100の回路規模を削減するとともに、消費電力の低減を図ることが可能になる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、サンプリング周波数を、相異なる無線通信方式のサンプルレートあるいはチップレートの各々整数倍でかつ最小となる同じサンプリング周波数にしたが、本実施の形態2では、第1の無線システムと第2の無線システムそれぞれのサンプルレートあるいはチップレートのうちで、大きい方の整数倍をサンプリング周波数とする。なお、本実施の形態2も、実施の形態1と同様に、第1の無線システムがIEEE802.11a方式により、第2の無線システムがW−CDMA方式によるものとする。そこで、例えばサンプリング周波数はサンプルレートが大きい方に相当する第1の無線システムであるIEEE802.11a方式のサンプルレートの20[Mサンプル/秒]を4倍した80[MHz]とする。
図8は、本発明の実施の形態2におけるマルチモード無線通信装置100の同期検出部121の構成を示すブロック図である。図8において、同期検出部121に重み係数調整部1230を有している点が実施の形態1と異なる。
重み係数調整部1230は、サンプリング周波数が自己のサンプルレートの整数倍にならない場合に、その端数を調整するために重み係数の繰り返し回数を調整するものである。具体的には、重み係数12111には、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号を4倍オーバーサンプリングした信号を用い、重み係数12121はW−CDMA方式の拡散符号を約21(≒80/3.84)倍オーバーサンプリングした信号を用いる。
すなわち、重み係数12111の各要素は、要素番号が増加する向きに4回連続で同じ値となるので、b〜b、b〜b、・・・、b4×K〜b4×(k+1)−1(Kは正の整数)は、それぞれ同じ値となる。一方、重み係数12121の各要素は、オーバーサンプリングのレート80/3.84が整数ではないので、要素番号が増加する向きに20回あるいは21回連続で同じ値となる。すなわち、a〜a19、a20〜a40、a41〜a61、・・・、a〜aX+19、aX+20〜aX+40、・・・、a〜aY+20(X、Yは正の整数)は、それぞれ同じ値となる。重み係数調整部1230はこの繰り返し回数を管理し、第2のシステムの重み係数が平均して80/3.84回連続となるように調整する。例えば、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号が320[サンプル]で、W−CDMA方式用の拡散符号が256[チップ]の場合には、重み係数12111および乗算部12112は1280(=320×4)個、重み係数12121および乗算部12122は5333(≒256×80/3.84)個必要となる。また、遅延部1213は、数が大きいほうに合わせて5333個必要となる。
図9は、この場合の重み係数12121の繰り返しの様子を示す図である。ここで、きりの良い数字を探すために、例えば6チップ分に必要な重み係数の個数を計算すると、6×80/3.84=125となる。また256=6×42+4であるので、6チップに相当する125と残り4チップ分に相当する83とから、5333=125×42+83と計算できる。さらに125=(20+21+21+21+21+21)とできる。また83=(20+21+21+21)とできる。すなわち重み係数全部のうち5250(=125×42)個で拡散符号252(=6×42)[チップ]を表現し、さらに重み係数の残り83個で拡散符号4[チップ]を表現することで、拡散符号256[チップ]を表現するように構成されている。
なお、上記のように1チップあたりの係数のサンプル数に相当する個数が20または21で構成されている場合に、20[サンプル/チップ]あるいは21[サンプル/チップ]をどのように配置するかは特に問わない。あくまでも上記は一構成例でありこれに限定されるものではない。
また、第1の無線システム用同期検出部1211と、第2の無線システム用同期検出部1212は、実施の形態1の図3と同様に構成することも可能である。この場合、実施の形態1と同様に、すべてのサンプルに対しては、相関演算を行わず、同期のタイミング検出に必要なサンプル分のみ行う。これにより、重み係数12111、重み係数12121、乗算部12112および乗算部12122の数を削減することが可能である。例えば、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号が320[サンプル]で、W−CDMA方式用の拡散符号が256[チップ]の場合、遅延部1213は図8の場合と同様に5333個必要となる。しかし、重み係数12111および乗算部12112は遅延部1213の4個おきに320個配置すればよい。同様に、重み係数12121および乗算部12122は遅延部1213の20あるいは21個おきに256個配置すればよい。
さらに、本実施の形態2において、第2のA/D部113(図8には、図示せず)のサンプリング周波数と第2のレート変換部1216のサンプリング周波数とが整数倍の関係ではないので、第2のレート変換部1216の出力に不要な周波数成分が生じる。このため、図10に示すように、第2のレート変換部1216と加算部1214の間に、第2のレート変換部1216の出力に対して不要な周波数成分を除去するフィルタ2217を挿入してもよい。図10は、本実施の形態2におけるマルチモード無線通信装置100の同期検出部121の他の構成を示すブロック図である。この構成によれば、不要な周波数成分の影響を軽減した相関演算が可能になる。また、不要な周波数成分を除去するために、第1および第2のレート変換部をインターポレーションフィルタとデシメーションフィルタとの組み合わせで構成することも可能である。
なお、本実施の形態2では、第1の無線システムおよび第2の無線システムは、IEEE802.11a方式およびW−CDMA方式によるとしたが、これに限らず、また、レート変換部の構成も特に問わない。図5のようにデジタル信号のビットシフト機能を有するビットシフト型、図6のように加算部への入力を切り替える機能を有する時分割型、図7のようにデジタル信号のサンプリング周波数を制御する機能を有するA/D部直接制御型でレート変換部が構成されてもよい。
さらに、複数の無線システムのサンプルレートのうち、最も大きいサンプルレートあるいはチップレートの整数倍にサンプリング周波数を設定するのではなく、最も大きいもの以外のサンプルレートあるいはチップレートの整数倍、かつ、最も大きいサンプルレートあるいはチップレートよりも大きくなるようにサンプリング周波数を設定してもよい。また、最も大きいサンプルレートあるいはチップレートをそのままサンプリング周波数とすることも可能である。この場合、図11に示すように、第1のレート変換部1215を省くことができる。例えば、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号が320[サンプル]で、W−CDMA方式用の拡散符号が256[チップ]の場合、重み係数12111および乗算部12112は320個、重み係数12121および乗算部12122は1333(=256×20/3.84)個必要となる。また、遅延部1213は、数が大きいほうに合わせて1333個必要となる。この場合の重み係数12121は図9で説明を行った方法と同じ考え方により、重み係数全部のうち1250(=125×10)個で拡散符号240(=24×10)[チップ]を表現し、さらに重み係数の残り83個で拡散符号16[チップ]を表現することで、拡散符号256[チップ]を表現するように構成される。ここで例えば、125=19×5+5×6、また83=13×5+3×6のようにそれぞれの係数のひとかたまりを、5[サンプル/チップ]、あるいは6[サンプル/チップ]で表現できる。
なお、上記のように1チップあたりの係数のサンプル数の相当する個数が5または6で構成されている場合に、5[サンプル/チップ]あるいは6[サンプル/チップ]をどのように配置するかは特に問わない。あくまでも上記は一構成例でありこれに限定されるものではない。
以上のように本実施の形態2におけるマルチモード無線通信装置100によれば、複数の無線通信システムに対して同期のタイミング検出用の遅延部を共用することができるので、マルチモード無線通信装置100の回路規模をさらに削減するとともに、さらなる消費電力の低減を図ることが可能になる。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置100の同期検出部321の構成を示すブロック図である。
図12における同期検出部321が、図2に示す同期検出部121と異なるのは、図2の第1変換部としての第1のレート変換部1215および第2変換部としての第2のレート変換部1216の代わりに、第1変換部としての第1のバッファ部3215と第2変換部としての第2のバッファ部3216とを有している点と、第1のバッファ部と第2のバッファ部とへ出力を指示する制御部320をさらに有する点である。
制御部320は、同期のタイミング検出を行う必要が発生した場合、第1のバッファ部3215および第2のバッファ部3216に格納されているデジタル信号を出力するように、第1のバッファ部3215および第2のバッファ部3216に対して制御信号を出力する。
第1のバッファ部3215は、制御部320から入力される制御信号に基づき、同期のタイミング検出が完了するまで格納されていたデジタル信号を出力するとともに、第1のA/D部112(図12には、図示せず)から入力されるデジタル信号を格納する。第2のバッファ部3216は、制御部320から入力される制御信号に基づき、同期のタイミング検出が完了するまで格納されていたデジタル信号を出力するとともに、第2のA/D部113(図12には、図示せず)から入力されるデジタル信号を格納する。
なお、本実施の形態3においては、第1のバッファ部3215および第2のバッファ部3216は、クロックが共通であり、同じタイミングで動作するものとする。また、実施の形態1と同様に、第1の無線システムがIEEE802.11a方式により、第2の無線システムがW−CDMA方式によるとする。この場合、IEEE802.11a方式のプリアンブル信号は、図13に示すように、10個のショートシンボル(SS、・・・、SS=16×10[サンプル])と、ロングシンボル用のガードインターバルと、2個のロングシンボル(LS、LS=64×2[サンプル])とから構成される。同期のタイミング検出に必要な遅延部1213の個数は、同期検出用のプリアンブル信号の中のどのシンボルを使うかによって決まる。実施の形態1あるいは実施の形態2で行ったように、すべてのプリアンブル信号(320サンプル)を使うこともできるが、例えば、プリアンブル信号の中の、1つのロングシンボルのみを使うことも可能であり、その場合には、64個である。
また、W−CDMA方式の拡散符号の符号長(時間方向の符号の繰り返しの長さ)は256であるので、同期のタイミング検出に必要な遅延部1213の個数は256個である。本実施の形態3においては、同期のタイミング検出に必要な遅延部1213の遅延素子の数は、第1の無線システムと第2の無線システムで必要とする遅延部の遅延素子の個数のうち、多い方に等しいので、同期検出部321は256個の遅延素子からなる遅延部1213と、64個の要素からなる重み係数12111および64個の乗算器からなる乗算部12112と、256個の要素からなる重み係数12121および256個の乗算器からなる乗算部12122とで構成することになる。
すなわち、本実施の形態3のおけるマルチモード無線通信装置100は、第1変換部としての第1のバッファ部3215と第2変換部としての第2のバッファ部3216は、デジタル信号を蓄積するバッファであって、蓄積したデジタル信号を遅延部1213の数に応じてタイミングを調整し、出力するように構成されている。
IEEE802.11a方式のサンプルレートは20[Mサンプル/秒]であり、W−CDMA方式のチップレートは3.84[Mチップ/秒]である。このため、第1のバッファ部3215と第2のバッファ部3216とが同じタイミングでそれぞれの格納しているデジタル信号を出力する場合、第2のバッファ部3216から出力されるデジタル信号は、第1のバッファ部3215から出力されるデジタル信号よりも(オーバーサンプリングしない)サンプル数(チップ数)が少なくなる。したがって、制御部320は、第2のバッファ部3216から出力されるデジタル信号がバースト状になるように第2のバッファ部3216を制御する。
例えば、遅延部1213の遅延素子の数と同じ256[チップ]のデジタル信号を連続で出力したあと、256[チップ]のデジタル信号が第2のバッファ部3216に格納されるまで出力を一定期間止めるといった制御が可能である。この場合、W−CDMA方式の256[チップ]が0.0000667(≒256/3.84M)[秒]で第2のバッファ部3216に蓄積される間に、IEEE802.11a方式の1333(≒20M×256/3.84M)[サンプル]が第1のバッファ部3215に入力される。
上記した内容について、図を用いて説明する。図14は、本発明の実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置の遅延部への出力信号を示す図である。図14において、横軸は右向きに経過時間を示している。また、図14の上段には第1のバッファ部3215から出力される信号xsを示し、下段には第2のバッファ部3216から出力される信号ysを示している。図に示すように、第1のバッファ部3215からx、x1333、x2666、x4000、・・・が出力される1333、1333、1334[サンプル]おきのタイミングで、第2のバッファ部3216から連続する256[チップ]信号ysがバースト状に出力されるという制御がなされる。すなわち、第1のバッファ部3215の出力のバースト出力tS1毎に、第2のバッファ部3216の出力のバースト出力tS2が繰り返される。
なお、上記の例では、(20M×256/3.84M)×3=4000となるので、256チップに相当する時間を3周期分で1サイクルとして考えた上で、4000=1333+1333+1334と配分したが、配分のやり方はこれに限るものではない。
ところで、第2の無線システム用同期検出部1212が、バースト状に出力されるデジタル信号に対して相関演算を行うとき、バースト状に出力された256チップの両端付近、すなわちバースト状出力の始まり付近、あるいはバースト状出力の終わり付近に同期のタイミングがある場合は、正しい同期のタイミング検出が難しい。その理由は、相関をとるためにある区間にわたって平均化処理を行っているので、バースト状出力両端付近で平均化処理がとぎれてしまう可能性が高いためである。したがって、図15に示すように、第2のバッファ部3216から出力されるデジタル信号のレプリカを保存するために、レプリカ蓄積部としての第3のバッファ部3217および、第2のバッファ部3216と第3のバッファ部3217とから加算部1214への出力を切り替えるスイッチ3218を設け、第2のバッファ部3216から現時点でバースト状に256チップ出力されたあとの、次の256チップのデジタル信号の出力に先立って、第3のバッファ部3217から蓄積されたレプリカが出力される。このように構成することで、正しい同期のタイミング検出が可能となる。
図16はこのときの制御部320によりスイッチ3218を操作することで、加算部1214を通じて遅延部1213への出力の切り替えタイミングを示す図であり、制御部320がスイッチ3218を制御して、加算部1214への出力を切り替える様子を模式的に表したものである。
図16において、横軸は右向きに経過時間を表している。また上段は第2のバッファ部3216の出力信号20の様子を、そして中段および下段は第3のバッファ部3217からの出力信号31、32の様子をそれぞれ表している。
まず、制御部320は、時間(t〜t)において第2のバッファ部3216からデジタル信号22を出力させ、加算部1214に出力されるようにスイッチ3218を制御する。また、制御部320はそれとともに、デジタル信号22が第3のバッファ部3217にも格納されるように第3のバッファ部3217を制御する。
次に、制御部320は、第2のバッファ部3216からデジタル信号が出力されていない時間(t〜t)においては、特に具体的な制御は行わない。
次に、制御部320は、第2のバッファ部3216からデジタル信号33が出力される時刻(t)が近づくと、時刻t以前の、時刻tのタイミングで第3のバッファ部3217からデジタル信号22のレプリカを出力させる。そして、第3のバッファ部3217からデジタル信号22のレプリカが出力されている時間(t〜t)において、制御部320は、第3のバッファ部3217からのデジタル信号22のレプリカが加算部1214に出力されるようにスイッチ3218を制御する。
次に、第2のバッファ部3216からデジタル信号33が出力される時間(t〜t)において、制御部320は、第2のバッファ部3216からデジタル信号33を出力させ、加算部1214に出力されるようにスイッチ3218を制御する。また、制御部320はそれとともに、デジタル信号33が第3のバッファ部3217にも格納されるように第3のバッファ部3217を制御する。この一連の動作を繰り返すことにより、ある時間にバースト状に出力されたデジタル信号は、一つ前のバースト状に出力されたデジタル信号と連続して、加算部1214を通じて遅延部1213へと出力されることになる。
なお、第3のバッファ部3217で蓄積されるレプリカは、上記したように256チップすべてである必要はなく、第2のバッファ部3216から出力されるデジタル信号の両端付近にある同期のタイミング信号が検出可能なデータ量のみレプリカを蓄積すればよい。たとえば、図16の下段に示すように第3のバッファ部の出力信号32が、時刻t以前でかつ時刻t以降の時刻であるt21のタイミングで、第3のバッファ部3217からデジタル信号22の一部を加算部1214へ出力するように、制御部320は動作させてもよい。このように動作させることで、256チップ分すべてをレプリカとして蓄積し出力することなく、正しい同期タイミングが得られる。
なお、上記で説明した2つの場合において、加算部1214への信号出力が連続する時間は、図16の中段に示した第3のバッファ部の出力信号31の場合は、時刻t〜時刻t、に相当し、下段に示した第3のバッファ部の出力信号32の場合は、時刻t21〜時刻t、に相当する。
さらに、第3のバッファ部3217の機能を第2のバッファ部3216に内蔵し、デジタル信号22のレプリカとデジタル信号33を連続して出力するように構成することも可能である。
上記したように、本実施の形態3のおけるマルチモード無線通信装置100は、第2変換部としての第2のバッファ部3216で蓄積したデジタル信号の全部と、あるいは終端からの一部と、同一のデジタル信号を蓄積するレプリカ蓄積部としての第3のバッファ部3217をさらに有し、第2変換部からデジタル信号の出力が開始される前に、レプリカ蓄積部が前回蓄積したデジタル信号の出力を終了することを特徴としている。このようにして、複数の無線通信システムに対して遅延部1213を共用することができ、マルチモード無線通信装置100の小型・低消費電力化が可能になる。また、本実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置100は必要性のあるときのみ低いサンプリング周波数で同期のタイミング検出を行うことができ、サンプリングした受信信号の両端も補正して同期のタイミング検出を行うことができるので、精度の高いタイミング検出が可能になる。
また、本実施の形態3においては、第1の無線システムおよび第2の無線システムは、IEEE802.11a方式およびW−CDMA方式によるとしたが、これに限るものではない。
以上のように本発明によれば、複数の無線通信システムに対して同期のタイミング検出用の遅延部を共用することができるので、マルチモード無線通信装置100の回路規模を削減することが可能である。
また、本実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置100は、第1変換部と第2変換部は受信信号を蓄積するバッファであって、蓄積したデジタル信号を遅延部1213の数に応じてタイミングを調整し、出力することを特徴としている。このようにして、複数の無線通信システムに対して遅延部1213を共用することができ、必要性のあるときのみ低いサンプリング周波数で同期のタイミング検出を行うことができる。したがって、本実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置100は、実施の形態1と比較して低いサンプリング周波数で同期のタイミング検出を行えるので、より低消費電力化を図ることが可能である。
(実施の形態4)
図17は、本発明の実施の形態4におけるマルチモード無線通信装置400の構成を示すブロック図である。図17に示すように、本実施の形態4におけるマルチモード無線通信装置400は、実施の形態1のマルチモード無線通信装置100の構成に加えて、エリア判断部422をさらに有する。
エリア判断部422は、同期検出部121から入力される相関演算結果のピークが所定のしきい値を越える場合通信可能エリア内であると判定し、越えない場合は通信可能エリア外であると判定する。また、エリア判断部422は、第1の無線システムと第2の無線システムに対する判定結果に基づき第1のベースバンド信号処理部130と第2のベースバンド信号処理部131へ電源のオン/オフ(ON/OFF)信号を出力する。
図18は、本実施の形態4におけるマルチモード無線通信装置400の通信エリア判定処理の動作を示すフローチャートである。図17に示すマルチモード無線通信装置400の動作を、図18のフローチャートを用いて以下に説明する。
まず、エリア判断部422は、第1の無線システム用同期検出部1211で計算された相関演算の結果に基づいて、第1の無線システムで通信可能なエリア内にいるかどうかを判定する(ステップS401)。エリア内ではないと判定した場合(S401のNO)、第1の無線システムで通信が行えない状態であるので、エリア判断部422は、第1のベースバンド信号処理部130の電源をOFFにし(ステップS407)、ステップS403に進む。
一方、通信可能なエリア内にいると判定した場合(S401のYES)、第1の無線システムで通信が可能な状態であるので、エリア判断部422は第1のベースバンド信号処理部130の電源の状態を確認する(ステップS402)。そして、第1のベースバンド信号処理部130の電源がONであれば(S402のYES)、ステップS403に進む。しかし、OFFであれば(S402のNO)、エリア判断部422は、第1のベースバンド信号処理部130の電源をONにし(ステップS405)、ステップS403に進む。
次に、エリア判断部422は、第2の無線システム用同期検出部1212で計算された相関演算の結果に基づいて、第2の無線システムで通信可能なエリア内にいるかどうかを判定する(ステップS403)。エリア内ではないと判定した場合(S403のNO)、第2の無線システムで通信が行えない状態であるので、エリア判断部422は、第2のベースバンド信号処理部131の電源をOFFにし(ステップS408)、通信エリア判定処理を終了する。
一方、通信可能なエリア内にいると判定した場合(S403のYES)、第2の無線システムで通信が可能な状態であるので、エリア判断部422は、第2のベースバンド信号処理部131の電源の状態を確認する(ステップS404)。そして、第2のベースバンド信号処理部131の電源がONであれば(S404のYES)、通信エリア判定処理を終了する。しかし、OFFであれば(S404のNO)、エリア判断部422は、第2のベースバンド信号処理部131の電源をONにし(ステップS406)、通信エリア判定処理を終了する。
なお、通信エリア判定処理は、第1の無線システムのエリア判定から実施する必要はなく、第2の無線システムのエリア内かどうかの判定処理から開始することも可能である。また、エリア判定は、相関演算結果のピークのしきい値判定に限らず、相関演算結果のピークとノイズレベルの差など、相関演算結果を使うものであれば特に問わない。
以上のように本実施の形態4におけるマルチモード無線通信装置400は、第1のA/D部112からのデジタル信号を第1同期検出部としての第1の無線システム用同期検出部1211からの同期タイミングに合わせて復調する第1信号処理部としての第1のベースバンド信号処理部130と、第2のA/D部113からのデジタル信号を第2同期検出部としての第2の無線システム用同期検出部1212からの同期タイミングに合わせて復調する第2信号処理部としての第2のベースバンド信号処理部131と、エリア判断部422とを有し、エリア判断部422が同期検出部121から出力される相関演算結果を用いて無線システムに対する通信の可否を判定する。そして、エリア判断部422が、無線通信不可と判定した場合に、無線通信不可と判定された無線通信方式のデジタル信号を復調する第1信号処理部あるいは第2信号処理部の電源を切断する。このようにして、通信が可能な無線システムに対応したベースバンド信号処理部のみ動作させられるので、本実施の形態4におけるマルチモード無線通信装置400は、消費電力のさらなる低減が可能になる。
(実施の形態5)
図19は、本発明の実施の形態5におけるマルチモード無線通信装置500の構成を示すブロック図である。図19におけるマルチモード無線通信装置500が、図17に示す実施の形態4におけるマルチモード無線通信装置400と異なるのは、第1のベースバンド信号処理部130と第2のベースバンド信号処理部131の代わりにソフトウェア信号処理部としてのベースバンド信号処理部530を有し、さらにスイッチ523と制御部520とを有していることである。また、エリア判断部422からの判定結果が制御部520へ出力されていることも、実施の形態4と異なる。
ベースバンド信号処理部530は、ハードウェアによる汎用的な信号処理とソフトウェアによる各通信方式固有の機能処理を実現するものである。本実施の形態5においては、ベースバンド信号処理部530は、IEEE802.11a方式およびW−CDMA方式に対応可能であり、制御部520によって、図1に示す実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置100の第1のベースバンド信号処理部130の機能と第2のベースバンド信号処理部131の機能とに切り替えを行うようになっている。
スイッチ523は、第1のA/D部112と第2のA/D部113からのデジタル信号の入力を切り替えるものであり、制御部520によって制御される。すなわち、制御部520はベースバンド信号処理部530が第1のベースバンド信号処理部130の機能を有しているとき、第1のA/D部112の出力信号をベースバンド信号処理部530に入力するようにスイッチ523を設定し、ベースバンド信号処理部530が第2のベースバンド信号処理部131の機能を有しているときは、第2のA/D部113の出力信号をベースバンド信号処理部530に入力するように切り替える。
制御部520は、エリア判断部422の判定結果に基づき、スイッチ523とベースバンド信号処理部530を制御し、判定結果が第1の無線システムでのみ通信が可能な状態であれば、ベースバンド信号処理部530を第1の無線システム対応となるようにベースバンド信号処理部530に指示を行う。
また、判定結果が第2の無線システムでのみ通信が可能な状態であれば、制御部520はベースバンド信号処理部530を第2の無線システム対応となるようにベースバンド信号処理部530に指示を行う。判定結果が両方の無線システムで通信が可能な場合、あるいは両方の無線システムで通信ができない場合は、制御部520はあらかじめ決定された優先度に応じて、第1の無線システム対応にするか、第2の無線システム対応にするかを決定する。
また、両方の無線システムで通信が可能な場合、あるいは両方の無線システムで通信ができない場合には、第1の無線システム用同期検出部1211で計算された相関演算の結果と第2の無線システム用同期検出部1212で計算された相関演算の結果とを比較することで判断することが可能である。例えば、各相関演算結果のピークの値を比較する方法、あるいは各相関演算結果のピークとノイズレベルの差を比較する方法などが可能である。
また、両方の無線システムで通信ができない場合には、第1の無線システムと第2の無線システムのうち、カバーエリアが広い、あるいは受信感度が良いなどを条件に決定することも可能である。また、両方の無線システムで通信が可能な場合には、通信料金が安い、あるいは消費電力が少ないなどを条件にすることも可能である。さらに、マルチモード無線通信装置を使用するユーザが選択するという方法も可能である。
図20は、本実施の形態5におけるマルチモード無線通信装置の通信エリア判定処理の動作を示すフローチャートである。図19に示すマルチモード無線通信装置500の動作を、図20のフローチャートを用いて以下に説明する。
まず、エリア判断部422は、第1の無線システム用同期検出部1211で計算された相関演算の結果に基づいて、第1の無線システムで通信可能なエリア内にいるかどうかを判定する(ステップS501)。
エリア内ではないと判定した場合(S501のNO)、第2の無線システム用同期検出部1212で計算された相関演算の結果に基づいて、第2の無線システムで通信可能なエリア内にいるかどうかを判定する(ステップS505)。エリア内ではないと判定した場合(S505のNO)、ステップS503に進む。一方、通信可能なエリア内にいると判定した場合(S505のYES)、第2の無線システムのみ通信可能なエリアにいるので、ベースバンド信号処理部530は、第2の無線システム対応となり(ステップS506)、通信エリア判定処理を終了する。
一方、ステップS501において、第1の無線システムで通信可能なエリア内にいると判定した場合も(S501のYES)、第2の無線システム用同期検出部1212で計算された相関演算の結果に基づいて、第2の無線システムで通信可能なエリア内にいるかどうかを判定する(ステップS502)。エリア内にいると判定した場合(S502のYES)、ステップS503に進む。一方、通信可能なエリア内ではないと判定した場合(S502のNO)、第1の無線システムのみ通信可能なエリアにいるので、ベースバンド信号処理部530は、第1の無線システム対応となり(ステップS504)、通信エリア判定処理を終了する。
第1の無線システムおよび第2の無線システムで通信可能であるか、どちらのシステムでも通信できない状態であるので、制御部520は、所定の優先度に応じて、第1の無線システム対応にするかどうかを決定する(ステップS503)。第1の無線システムに対応すると決定された場合(S503のYES)、ベースバンド信号処理部530は、第1の無線システム対応となり(ステップS504)、通信エリア判定処理を終了する。一方、第1の無線システムに対応しないと決定された場合(S503のNO)、ベースバンド信号処理部530は、第2の無線システム対応となり(ステップS506)、通信エリア判定処理を終了する。
なお、通信エリア判定処理は、第1の無線システムのエリア判定から実施する必要はなく、第2の無線システムのエリア内かどうかの判定処理から開始することも可能である。
また、実施の形態5におけるエリア判定処理を、実施の形態4における図17のマルチモード無線通信装置400に適用した場合、S506において図19のベースバンド信号処理部530を第2の無線システム対応とする代わりに、図17の第1のベースバンド信号処理部130の電源をOFFにし、S504において、同様にベースバンド信号処理部530を第1の無線システム対応とする代わりに、第2のベースバンド信号処理部131の電源をOFFにするという制御も可能である。
また、同期検出部121は3以上の無線システムに対する同期のタイミング検出をすることが可能なので、同期検出部121が、第1の無線システムおよび第2の無線システム以外の無線システムに対する同期のタイミング検出に用いる重み係数を用いて相関演算を行うことにより、エリア判断部422は複数の無線システムの通信エリア判定を行うことが可能になる。そして、ベースバンド信号処理部530を3以上の無線システムに対応可能にすることにより、本発明に係るマルチモード無線通信装置500は3以上の無線システムに対応することが可能になる。
以上のように本実施の形態5におけるマルチモード無線通信装置500は、第1のA/D部112からのデジタル信号を第1同期検出部としての第1の無線システム用同期検出部1211からの同期タイミングに合わせて復調する第1信号処理と、第2のA/D部113からのデジタル信号を第2同期検出部としての第2の無線システム用同期検出部1212からの同期タイミングに合わせて復調する第2信号処理とのいずれか一方を含む処理を所定の条件で切り替えて行うソフトウェア信号処理部としてのベースバンド信号処理部530を有し、そのソフトウェア信号処理部は、エリア判断部422が無線通信可能と判定した無線通信システムに対応する第1信号処理と第2信号処理のいずれか一方の信号処理を行うことを特徴としている。また、第1同期検出部と第2同期検出部の相関演算結果を比較することによって、ソフトウェア信号処理部の信号処理が第1信号処理と第2信号処理のいずれか一方に決定されることも特徴としている。
このようにして、複数の無線通信システムに対して同期のタイミング検出のための遅延部を共用するとともに、ベースバンド信号処理部530を複数持たないので、本実施の形態5におけるマルチモード無線通信装置500は回路規模を削減できるとともに、消費電力を低減することが可能になる。
以上のように、本発明は装置の小型化と省電力化を図ることができるので、同期検出回路およびマルチモード無線通信装置に有用である。
本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置の相互相関型の演算により同期タイミング検出を行う同期検出部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置の相互相関型の演算により同期タイミング検出を行う同期検出部の他の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置の自己相関型の演算により同期タイミング検出を行う同期検出部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置のビットシフト型レート変換部を有する同期検出部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置の時分割型レート変換部を有する同期検出部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線通信装置のA/D部直接制御型レート変換部を有する同期検出部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるマルチモード無線通信装置の同期検出部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるマルチモード無線通信装置の重み係数の構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるマルチモード無線通信装置の同期検出部の他の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるマルチモード無線通信装置の同期検出部のさらに他の構成を示す図 本発明の実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置の同期検出部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置のプリアンブル信号の構成を示す図 本発明の実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置の遅延部への出力信号を示す図 本発明の実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置の同期検出部の他の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるマルチモード無線通信装置の遅延部への出力の切り替えを示す図 本発明の実施の形態4におけるマルチモード無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4におけるマルチモード無線通信装置の通信エリア判定処理の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態5におけるマルチモード無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5におけるマルチモード無線通信装置の通信エリア判定処理の動作を示すフローチャート 従来のマルチモード無線通信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100,400,500 マルチモード無線通信装置
110 第1のRF受信部
111 第2のRF受信部
112 第1のA/D部
113 第2のA/D部
121,321 同期検出部
130 第1のベースバンド信号処理部
131 第2のベースバンド信号処理部
120,140,320,520 制御部
422 エリア判断部
523 スイッチ
530 ベースバンド信号処理部(ソフトウエア信号処理部)
1211 第1の無線システム用同期検出部(第1同期検出部)
1212 第2の無線システム用同期検出部(第2同期検出部)
1213 遅延部
1214 加算部
1215 第1のレート変換部(第1変換部)
1216 第2のレート変換部(第2変換部)
1217 第1のビットシフト部
1218 第2のビットシフト部
1219 第1の定遅延部
1220 第2の定遅延部
1221 第1の平均化部
1222 第2の平均化部
1230 重み係数調整部
12111,12121 重み係数
12112,12122,12114,12124 乗算部
12113,12123 加算部
1501,1502 スイッチ
1701,1702 セルラー無線機
1703 制御部
2217 フィルタ
3215 第1のバッファ部(第1変換部)
3216 第2のバッファ部(第2変換部)
3217 第3のバッファ部(レプリカ蓄積部)
3218 スイッチ

Claims (11)

  1. 第1の無線通信方式により受信した受信信号のサンプリング周波数を変換し第1のデジタル信号を出力する第1変換部と、
    第2の無線通信方式により受信した受信信号のサンプリング周波数を変換し第2のデジタル信号を出力する第2変換部と、
    前記第1のデジタル信号と前記第2のデジタル信号とを合成する加算部と、
    前記加算部から出力される合成信号を遅延する遅延部と、
    前記遅延された合成信号から、前記第1の無線通信方式による受信信号に対する同期のタイミング検出を行う第1同期検出部と、
    前記遅延された合成信号から、前記第2の無線通信方式による受信信号に対する同期のタイミング検出を行う第2同期検出部と
    を有する同期検出回路。
  2. 前記第1変換部および前記第2変換部から前記加算部への入力を切り替えるスイッチをさらに有し、
    前記第1の無線通信方式あるいは前記第2の無線通信方式で通信を行っていない場合は、前記スイッチを制御することにより同期のタイミング検出を時分割で行う請求項1に記載の同期検出回路。
  3. 前記第1変換部および前記第2変換部は、第1および第2の無線通信方式により受信信号をそれぞれ蓄積し、変換された第1および第2のデジタル信号を前記遅延部の数に応じて、それぞれタイミングを調整し、出力する請求項1に記載の同期検出回路。
  4. 前記第2変換部で蓄積した第2のデジタル信号の全部と、あるいは終端からの一部と、同一のデジタル信号を蓄積するレプリカ蓄積部をさらに有し、
    前記第2変換部から前記加算部へ第2のデジタル信号の出力が開始される直前に、前記レプリカ蓄積部が前回蓄積した第2のデジタル信号の前記加算部への出力を終了する請求項3に記載の同期検出回路。
  5. 前記第1同期検出部と前記第2同期検出部とが行う同期のタイミング検出は、前記サンプリング周波数に基づき、前記第1の無線通信方式あるいは前記第2の無線通信方式毎にあらかじめ規定された固有の係数と前記遅延されたデジタル信号の前記合成信号との相関演算結果に基づく請求項1に記載の同期検出回路。
  6. 前記第1同期検出部および前記第2同期検出部で演算するビット数を合わせるビットシフト部をさらに有する請求項1に記載の同期検出回路。
  7. 請求項1ないし6のいずれか記載の同期検出回路を用いたマルチモード無線通信装置。
  8. 前記相関演算結果に基づき無線通信の可否を判定するエリア判断部をさらに有する請求項5に記載の同期検出回路を用いた、マルチモード無線通信装置。
  9. 前記第1のデジタル信号を前記第1同期検出部からの同期タイミングに合わせて復調する第1信号処理部と、
    前記第2のデジタル信号を前記第2同期検出部からの同期タイミングに合わせて復調する第2信号処理部と
    を有し、
    前記エリア判断部が、無線通信不可と判定した場合に、無線通信不可と判定された無線通信方式のデジタル信号を復調する前記第1信号処理部あるいは前記第2信号処理部の電源を切断する請求項8に記載のマルチモード無線通信装置。
  10. 前記第1のデジタル信号を前記第1同期検出部からの同期タイミングに合わせて復調する第1信号処理と
    前記第2のデジタル信号を前記第2同期検出部からの同期タイミングに合わせて復調する第2信号処理とのいずれか一方を含む処理を所定の条件で切り替えて行うソフトウェア信号処理部を有し、
    前記ソフトウェア信号処理部は、前記エリア判断部が無線通信可能と判定した無線通信システムに対応する前記第1信号処理と前記第2信号処理のいずれか一方の信号処理を行う請求項8に記載のマルチモード無線通信装置。
  11. 前記第1同期検出部と前記第2同期検出部の相関演算結果を比較することによって、前記ソフトウェア信号処理部の信号処理が前記第1信号処理と前記第2信号処理のいずれか一方に決定される請求項10に記載のマルチモード無線通信装置。
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