JP2003134569A - デュアルモード端末装置およびセルサーチ方法 - Google Patents

デュアルモード端末装置およびセルサーチ方法

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JP2003134569A
JP2003134569A JP2001331545A JP2001331545A JP2003134569A JP 2003134569 A JP2003134569 A JP 2003134569A JP 2001331545 A JP2001331545 A JP 2001331545A JP 2001331545 A JP2001331545 A JP 2001331545A JP 2003134569 A JP2003134569 A JP 2003134569A
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Japan
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communication system
base station
wireless communication
synchronization
code
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JP2001331545A
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Nagaaki Shu
長明 周
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Yozan Inc
Original Assignee
Yozan Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動局の位置情報を利用して、キャリア周
波数サーチとセルサーチ処理を高速化し、移動局の消費
電力を低減することが可能である。 【構成】 第1セルラー無線通信システムのための第1
セルラー無線通信システム基地局制御装置BSC1およ
び第2セルラー無線通信システムのための第2セルラー
無線通信システム基地局制御装置BSC2が設けられ、
各セルラー無線通信システムには別個のセルが定義され
ている。第1セルラー無線通信システムのセルをA1,
k、第2セルラー無線通信システムのセルをA2,k、A2,
k+1、A2,k+2とし、これらセルに設けられた基地局をB
S1,k、BS2,k、BS2,k+1、BS2,k+2とすると、基地
局をBS1,kは第1セルラー無線通信システム基地局制
御装置BSC1によって制御され、BS2,k、BS2,k+
1、BS2,k+2は第2セルラー無線通信システム基地局制
御装置BSC2によって制御される。基地局データベー
スにより、第1セルラー無線通信システムのセルIDに
基づいて、第2セルラー無線通信システムのセルIDお
よびキャリア周波数を特定し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、W−CDMAまた
はUMTS(Universal MobileTel
ecommunication System)セルラ
ー移動通信システムとGSM(Global Syst
em for Mobile Communicati
on)などのセルラーシステムまたは無線通信システム
とのデュアル・モード端末装置に関し、特に片方のシス
テムのみで待ち受けする場合において、スリープ中のシ
ステムをパワーオンした後のキャリア周波数サーチとセ
ルサーチの高速化に関する。
【0002】具体的には、PDC/UMTS、PHS/
UMTS、WLAN(Wireless LAN)/U
MTS、FWA(Fixed Wireless Ac
cess)/UMTS等のデュアル・モードあるいはト
リプル・モードの端末装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来のW−CDMA/UMTSセルラー
移動通信システムのセルサーチ方法は、(1)スロット
同期、(2)フレーム同期及びスクランブルコードグル
ープの特定、及び(3)スクランブルコードの特定、と
の3段階から構成されている(図16)。
【0004】従来技術の詳細は、参考文献(「W−CD
MAセルラ方式におけるセルサーチ特性の解析」、電子
情報通信学会論文誌、Vol.J83−B,No/9,
pp/1245・1257)の前半及び関連出願(特願
2000−307991)に記載されている。
【0005】図16において、従来の3段階セルサーチ
方法は以下の3段階の処理よりなる。
【0006】第1段階(第1同期チャネルを受信) マッチドフィルタによって第1同期チャネル(P−SC
H:PrimarySynchronization
Channel)の信号を逆拡散し、その相関値の時間
平均が最大となるピークを探索する。図17に示すよう
に、P−SCHの信号は、例えば1スロット(N=10
シンボル)単位で基地局から送信され、このスロットに
対する同期、すなわちP−SCH受信位置を確立する。
1個の基地局から送信される全てのチャネルのタイミン
グはP−SCHのタイミングと同期している。ここで得
られたP−SCH受信位置は受信したP−SCHを送信
する基地局から送信される全チャネルのスロットタイミ
ングに相当する。
【0007】第2段階(S−SCH、またはS−SCH
およびP−SCHの同時受信) 第1段階のスロット同期に基づき、スライディングコリ
レータによって、基地局が送信しているチャネルのフレ
ームタイミングを検出する。これによってスクランブル
コードグループを特定し、スクランブルコードを所定個
数(例えば8種)に絞り込む。
【0008】絞り込みに際しては、各スロットタイミン
グ毎に、スクランブルコードグループを示す第2同期コ
ードの組み合わせに含まれる第2同期コードを順次適用
して第2同期チャネルS−SCH(Secondary
Synchronization Channel)
との相関検出を行う。このとき相関値の電力和が最大と
なる第2同期コードの組み合わせによりスクランブルコ
ードグループが特定され、この相関のタイミングがフレ
ーム同期タイミングとされる。
【0009】第3段階(共通パイロットチャネルCPI
CHを受信) 第2段階で得られたスクランブルコードグループおよび
フレームタイミングに基づき、スライディングコリレー
タによって、候補スクランブルコードを順次適用して共
通パイロットチャネルCPICHとの相関を算出し、そ
の相関電力の最も大きいスクランブルコードに絞り込
む。ここに共通パイロットチャネルCPICHはスクラ
ンブルコードとチャネライゼーションコードとの2重コ
ードから構成される。但し、共通パイロットチャネル用
のチャネライゼーションコードはオール“0”またはオ
ール“1”のパターンとなっているので、逆拡散処理時
に、省略可能である。
【0010】以上のように各段階において時間平均処理
を要し、検出精度は平均化時間が長いほど良好である
が、処理時間が長くなる。従って検出精度と処理速度は
トレードオフの関係にあり、高速かつ高精度の検出の実
現が望まれていた。
【0011】また、従来のキャリア周波数サーチ方法
は、パワーオンの後、各事業者がサービスに使用してい
る周波数を設定し、受信してみて、その結果を用いて該
当キャリア周波数か否かを判定する。従って、キャリア
周波数のサーチにかなりの時間を要した。
【0012】例えば、GSM/UMTSデュアル・モー
ド端末において、GSMシステムで待受けしている場
合、UMTSシステムでの発信(発呼)、着信(着呼)
は、UMTS送受信回路のパワーオンの状態からスター
トするため、キャリア周波数サーチとセルサーチに時間
がかかり、通常のシングルモード端末あるいはデュアル
・モード端末の両システムの待受けの場合と比較する
と、応答時間が長くなるという問題がある。
【0013】従来のキャリア周波数サーチの判断基準
は、設定したキャリア周波数でのRSSI(Recei
ved Signal Strength Indic
ator)によって判定し、あるいはセルサーチ、位置
登録の成否等による判定を行っていた。しかし、いずれ
の判定方法においても、設定した周波数毎に受信の初期
処理を行わなければならない。
【0014】図15は従来のキャリア周波数サーチの処
理の例を示すフローチャートである。
【0015】図15において、最初に候補キャリア周波
数を設定し(ステップS1501)、受信のための初期
処理(ステップS1502)の後に、設定周波数と実際
のキャリア周波数が一致しているか否か判定する(ステ
ップS1503)。一致していたときは設定周波数をそ
のまま採用し、不一致のときは設定周波数を変更して
(ステップS1504)、ステップS1501に戻る。
設定周波数と実際のキャリア周波数とが一致している否
かの判断基準は、通常、設定した周波数での受信電界強
度RSSIやセルサーチ、位置登録の成否となる。従っ
て、判定基準によってはステップS1502での受信の
ための初期処理が異なってくる。
【0016】さらに自局位置検出手段を備えた移動局で
は、セルサーチのための処理量が多く、消費電力が大と
なり、また、キャリア周波数のサーチに長時間を要し
た。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点を解消すべく創案されたもので、キャリア周
波数サーチやセルサーチ時間を短縮し得るデュアル・モ
ード端末装置およびセルサーチ方法を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデュアル・
モード端末装置は、第1無線通信システムと第2無線通
信システムの基地局配置の対応関係及び使用キャリア周
波数の情報を含む基地局データベースを備え、第1無線
通信システムの基地局IDにより、該基地局データベー
スと照合することによって、地理的に対応している第2
無線通信システムのキャリア周波数に関する情報を取得
し、第2無線通信システムの無線機部のパワーオン後に
該キャリア周波数に関する情報に基づいてキャリア周波
数を周波数シンセサイザに設定し、第2無線通信システ
ムの送受信処理を開始する。これによってキャリア周波
数サーチは不要となる。
【0019】本発明に係るデュアル・モード端末装置お
よびセルサーチ方法は、第1無線通信システムの基地局
配置と第2無線通信システムの基地局配置との地理的な
対応関係及び使用キャリア周波数の情報を含む基地局デ
ータベースを備え、第2無線通信システムについて、全
ての基地局に共通の第1同期コード(サーチコード)
と、基地局を特定するスクランブルコードとを設定し、
これらスクランブルコードを複数のスクランブルコード
グループに分け、各スクランブルコードグループを特定
するための第2同期コード(サーチコード)の組み合せ
を設定し、基地局より、第1同期コードから構成される
第1同期チャネル(サーチチャネル)および第2同期コ
ードから構成される第2同期チャネル(サーチチャネ
ル)を送信し、第1無線通信システムの基地局IDに地
理的に対応している第2無線通信システムの基地局に関
する情報を取得し、受信信号と第1同期コードとの相関
演算によりスロットタイミングを検出し、共通パイロッ
トチャネルと第2無線通信システムの基地局に関する前
記情報に基づいて決められるスクランブルコードとの相
関演算により、前記スロットタイミングの中からフレー
ムタイミングを特定する。これによって、第2同期チャ
ネルとの相関演算が不要になるとともに、容易にフレー
ムタイミングが得られる。
【0020】本発明に係るデュアル・モード端末装置お
よびセルサーチ方法は、第1無線通信システムの基地局
配置と第2無線通信システムの基地局配置との地理的な
対応関係及び使用キャリア周波数の情報を含む基地局デ
ータベースを備え、第2無線通信システムについて、全
ての基地局に共通の第1同期コード(サーチコード)
と、基地局を特定するスクランブルコードとを設定し、
これらスクランブルコードを複数のスクランブルコード
グループに分け、各スクランブルコードグループを特定
するための第2同期コード(サーチコード)の組み合せ
を設定し、基地局より、第1同期コードから構成される
第1同期チャネル(サーチチャネル)および第2同期コ
ードから構成される第2同期チャネル(サーチチャネ
ル)を送信し、第1無線通信システムの基地局IDに地
理的に対応している第2無線通信システムの基地局に関
する情報を取得し、受信信号と第1同期コードとの相関
演算によりスロットタイミングを検出し、前記各々のス
ロットタイミングに同期して、スロット毎に全ての第2
同期コードまたは当該基地局に対する第2同期コードの
組み合わせに含まれる第2同期コードによる逆拡散を行
い、その結果を(第2同期コードのコード数)×(1フ
レーム内のスロット数)のマトリクスまたは(前記第2
同期コードの組み合わせに含まれる第2同期コードのコ
ード数)×(1フレーム内のスロット数)のマトリクス
に格納し、第2無線通信システムの基地局に対応するス
クランブルコードが含まれるスクランブルコードグルー
プに対応する第2同期コードの組み合わせに従い、各ス
ロットを先頭スロットと仮定し、前記マトリクスからそ
れぞれのスロット毎の相関電力を累積し、最大累積相関
電力を持つ先頭スロットをフレーム先頭とすることによ
り、フレーム同期タイミングを検出する。これによっ
て、その他のスクランブルコードグループの確認処理と
セルサーチの第3ステップ目の処理が不要になるととも
に、容易にフレームタイミングが得られる。
【0021】本発明に係るデュアル・モード端末装置お
よびセルサーチ方法は、1つのスロットタイミング候補
を用いたフレームタイミング検出が不成功だったとき
に、他のスロットタイミング候補を順次適用し、フレー
ムタイミング検出が成功するまで、フレームタイミング
検出を繰り返す。これによって確実にフレームタイミン
グを検出し得る。
【0022】本発明に係るデュアル・モード端末装置お
よびセルサーチ方法は、スロットタイミング候補はマッ
チドフィルタの相関出力の電力が大きいものから順に、
フレームタイミング検出に適用する。これによって効率
的にフレームタイミングを検出し得る。
【0023】本発明に係るデュアル・モード端末装置
は、利用可能な無線通信システムもしくは有線通信シス
テム経由で、最新の基地局情報を含む基地局データベー
スを取得して、基地局データベースを更新する。これに
よって基地局データベースを最新の状態に維持できる。
【0024】なお、本発明に係るデュアル・モード端末
装置において、基地局データベースを、第1無線通信シ
ステムの基地局によって保持し、第1無線通信システム
により、地理的に対応している第2無線通信システムの
基地局ID及びキャリア周波数を通知し、あるいは、基
地局データベースを、第1無線通信システムのネットワ
ークによって保持し、第1無線通信システムにより、地
理的に対応している第2無線通信システムの基地局ID
及びキャリア周波数を通知してもよい。
【発明の実施の形態】次に本発明に係るデュアル・モー
ド端末装置およびセルサーチ方法の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 [第1実施形態]図1は、第1実施形態のデュアル・モ
ード端末装置を示す概観図、図2は、図1のデュアル・
モード端末装置を示すのブロック図、図3は、第1実施
形態のデュアル・モード端末装置が適用される第1セル
ラーシステムと第2セルラーシステムの基地局の位置関
係を示す概念図、図4は、第1実施形態の基地局データ
ベースのデータ構造を示すテーブル、図5は、第1実施
形態のキャリア周波数検出・設定処理を示すフローチャ
ート、図6は、第1実施形態のセルサーチ方法の処理を
示すフローチャート、図7は、図6のセルサーチ処理を
実行するための回路を示すブロック図である。
【0025】図1に示すように、本発明のデュアル・モ
ード端末装置1は、第1セルラー無線機2、第2セルラ
ー無線機3、および、このデュアル・モード端末装置1
全体の制御を行うとともに、前記セルラー無線機2、3
に対する電源の投入/切断を制御する制御部4を有して
いる。制御部4は第1、第2セルラー無線機2、3の電
源を投入することができるように構成されている。
【0026】図2を参照して、本発明の第1セルラー無
線通信システムおよび第2セルラー無線通信システムに
対応したデュアル・モード端末装置1の構成について詳
細に説明する。
【0027】セルラー無線機2において、アンテナ33
2で受信されたセルラー基地局からの信号は、アンテナ
共用器342を介して受信部352に入力される。そし
て、高周波増幅器362で高周波増幅された後、受信ミ
キサ372に入力される。受信ミキサ372において周
波数シンセサイザ402からの局部発信信号により周波
数変換され、中間周波数増幅器382を介して復調器3
92にて復調される。自局に対する復調された受信信号
はベースバンド信号処理部412の受信信号処理回路4
22にて信号処理され、マルチプレクサ4021を介し
て受話器432に出力される。
【0028】一方、送話器442からの音声信号はセレ
クタ4022を介して送信信号処理回路452において
信号処理された後、送信部462に入力される。すなわ
ち、送信信号処理回路452の出力信号は変調器472
で所定の変調処理を施された後、前記周波数シンセサイ
ザ402からの信号が供給され送信ミキサ482によ
り、周波数変換された後、送信電力増幅器492により
増幅され、前記アンテナ共用器342を介して前記アン
テナ332から当該セルラー基地局に向け送信される。
【0029】セルラー無線機3において、アンテナ33
3で受信されたセルラー基地局からの信号は、アンテナ
共用器343を介して受信部353に入力される。そし
て、高周波増幅器363で高周波増幅された後、受信ミ
キサ373に入力される。受信ミキサ373において周
波数シンセサイザ403からの局部発信信号により周波
数変換され、中間周波数増幅器383を介して復調器3
93にて復調される。自局に対する復調された受信信号
はベースバンド信号処理部413の受信信号処理回路4
23にて信号処理され、マルチプレクサ4021を介し
て受話器432に出力される。
【0030】一方、セレクタ4022の出力は送信信号
処理回路453に接続され、信号が入力されたときには
送信信号処理回路453によって処理された後、送信部
463に入力される。すなわち、送信信号処理回路45
3の出力信号は変調器473で所定の変調処理を施され
た後、前記周波数シンセサイザ403からの信号が供給
され、送信ミキサ483により周波数変換された後、送
信電力増幅器493により増幅され、前記アンテナ共用
器343を介して前記アンテナ333から当該セルラー
基地局に向け送信される。
【0031】マルチプレクサ4021は受信信号処理回
路422、423の出力を択一的に受話器432に入力
し、セレクタ4022は送話器442の出力を送信信号
処理回路452または453に択一的に入力する。
【0032】制御部4において、50はこのデュアル・
モード端末装置1全体の制御を行う主中央処理装置(主
CPU)、51は制御プログラムや所定の定数などを記
憶したROM、52はワークエリアとして使用されるR
AM、53は各種パラメータやテーブル類を格納するフ
ラッシュメモリなどの電気的消去書込み可能なROM
(EEPROM)、54は、入力キー55および表示部
56へのデータ出力を行う操作部CPU、57は第1セ
ルラー無線機2に対する電源投入/切断を制御するセル
ラー受信機電源制御部、58は第2セルラー無線機3に
対する電源投入/切断を制御するセルラー無線機電源制
御部であり、これら各構成要素および前記セルラー受信
機のベースバンド信号処理部412、413は、バス5
9により相互に接続されている。
【0033】60は後述する基地局データベースであ
り、フラッシュメモリやEEPROMに格納される。6
1は該デュアル・モード端末と外部とのデータやり取り
のためのデータI/F(インターフェース)部である。
このデータI/F部61を経由して、基地局データベー
スを更新することが可能である。
【0034】そして、制御部4は、セルラー無線機2お
よび3における送受信シーケンス動作の制御、送受信信
号の変復調、送受信プロトコルの制御などの制御を行
い、セルラー無線機2、3で受信された情報あるいは操
作者に対する各種情報を前記表示部56で表示するため
の処理、入力キー55から入力する各種情報を表示部5
6で表示するための処理、入力キー55から入力された
データをセルラー無線機のベースバンド信号処理部41
2、413に出力する処理、セルラー無線機電源制御部
57、58の処理、およびその他無線通信装置全体の動
作の制御を行う。
【0035】このように、デュアル・モード端末装置1
において、セルラー無線機2、3およびそれらの電源の
投入/切断を制御する電源制御部57、58を有してお
り、使用しているセルラー無線通信システムのセルラー
無線機2または3のみ電源を投入し、他方のセルラー無
線機3または2をスリープモードとすることができる。
したがって、消費電力を大幅に節減し得る。
【0036】図3において、第1セルラー無線通信シス
テムのための第1セルラー無線通信システム基地局制御
装置BSC1および第2セルラー無線通信システムのた
めの第2セルラー無線通信システム基地局制御装置BS
C2が設けられ、各セルラー無線通信システムには別個
のセルが定義されている。第1セルラー無線通信システ
ムのセルをA1,k、第2セルラー無線通信システムのセ
ルをA2,k、A2,k+1、A2,k+2とし、これらセルに設け
られた基地局をBS1,k、BS2,k、BS2,k+1、BS2,k
+2とすると、基地局BS1,kは第1セルラー無線通信シ
ステム基地局制御装置BSC1によって制御され、BS
2,k、BS2,k+1、BS2,k+2は第2セルラー無線通信シ
ステム基地局制御装置BSC2によって制御される。
【0037】図2の60には図4に示す基地局データベ
ースが保持され、第1セルラー無線通信システムのセル
IDに基づいて、第2セルラー無線通信システムセルI
Dおよびキャリア周波数を特定し得る。
【0038】図4において、第1セルラー無線通信シス
テムの各セルIDと、これに地理的に対応した第2セル
ラー無線通信システムにおける複数のセルとの対応関係
が示される。第2セルラー無線通信システムの各セルに
ついては、セルIDおよびキャリア周波数のデータが保
持されている。図中第1セルラー無線通信システムのセ
ルIDを#1〜#Nで示し、第2セルラー無線通信シス
テムについて、セルIDを#R1、#R2、#R
3、...で示し、キャリア周波数をf1、f2、f
3、...で示している。また基地局データベースには
その他の情報も格納されている。デュアル・モード端末
装置1において第1セルラー無線機2から第2セルラー
無線機3に切り換えたときには、基地局データベースを
参照することにより、地理的に対応する、第2セルラー
無線機3のためのセルを迅速に特定し得る。これによっ
て従来のようなキャリア周波数サーチ等の処理は不要に
なる。
【0039】図3で説明すると、第1セルラー無線通信
システムのセルA1,kと地理的に対応している第2セル
ラー無線通信システムのセルはセルA2,k、A2,k+1、A
2,k+2となる。
【0040】図5において、基地局データベースによる
キャリア周波数サーチの処理においては、第1セルラー
無線通信システムのセルID(#1、#2、#
3、...等)を基地局データベースにおいて照合する
(ステップS501)。これによって第2セルラー無線
通信システムのキャリア周波数(f1、f2、f
3、...等)を検出する(ステップS502)。ここ
で検出されたキャリア周波数を第2セルラー無線機3に
設定する(ステップS503)。
【0041】基地局データベースの照合により複数種類
のキャリア周波数が検出された場合、図15に示すフロ
ーで実際のキャリア周波数と一致するまで、周波数設定
を繰り返す。但し、CDMAセルラーシステムのように
隣接セルには、同一キャリア周波数が使用されるため、
従来のキャリアサーチ処理より処理量が少ない。
【0042】図6はデュアル・モード端末装置1のセル
サーチの処理を示すフローチャートである。
【0043】ステップS601:スロットタイミング検
出に際して、複数(jmax個)のスロットタイミング
の候補を順次フレームタイミング検出に適用する。フレ
ームタイミングに適用する候補の順位を「j」とし、こ
れを順次インクリメントする。ステップS601では採
用するスロットタイミングの順位jを「1」に初期化す
る。
【0044】ステップS602:移動局においてP−S
CH(第1同期チャネル)を受信し、マッチドフィルタ
によってこれを逆拡散して、スロットタイミングの候補
を検出し、保存する(スロット同期)。
【0045】ステップS603:ステップS602のス
ロットタイミング候補の内j番目の相関電力の候補をフ
レームタイミング検出に採用する。
【0046】ステップS604:ステップS602、S
603と並行して、デュアル・モード端末装置1は基地
局データベースを参照する。
【0047】ステップS605:デュアル・モード端末
装置1は、基地局データベースにおいて、第1セルラー
無線通信システムのセルIDから地理的対応した、第2
セルラー無線通信システムのセルを検出する。
【0048】ステップS606:ステップS604とス
テップS605によって、デュアル・モード端末装置1
は信号を受信すべき基地局を特定する(スクランブルコ
ード特定)。これによって、フレームタイミング検出に
適用すべきスクランブルコードが特定される。
【0049】ステップS607:デュアル・モード端末
装置1はステップS606によって特定されたスクラン
ブルコードを用い、ステップS603で選択されたスロ
ットタイミングで、スライディングコリレータによる共
通パイロットチャネルCPICHもしくは他の制御チャ
ネルとの相関演算を行う。これによって、フレームタイ
ミングを検出する(フレーム同期)。
【0050】ステップS608:デュアル・モード端末
装置1において、ステップS607における選択された
スロットタイミングとスクランブルコードとが対応して
いたときには、フレーム同期は成功するが、対応してい
なかったときには失敗する。ステップS608ではフレ
ーム同期が成功したか否かを判定し、フレーム同期が成
功したときは、そのまま処理を終了する。
【0051】ステップS609:デュアル・モード端末
装置1において、フレーム同期が失敗であったときに
は、全てのスロットタイミング候補をフレームタイミン
グ検出に適用したか否か判断する。
【0052】ステップS610:デュアル・モード端末
装置1はステップS609において、既に全てのスロッ
トタイミング候補を適用したときは、エラーメッセージ
表示等のエラー処理を行い、処理を終了する。
【0053】ステップS611:デュアル・モード端末
装置1はステップS609において、全てのスロットタ
イミング候補の適用が為されていないときは、「j」に
「1」を加算してステップS603に戻る。
【0054】このようにデュアル・モード端末装置1
は、第2セルラー無線通信システムへの移行時に基地局
データベースに基づいて、直ちに基地局およびキャリア
周波数を特定するので、キャリア周波数決定のための処
理は、従来よりも大幅に単純かつ高速である。さらにス
クランブルコード特定と並行してスロットタイミングを
抽出し、従来のセルサーチの第2段階の処理は不要とな
るので、全体の処理速度が高速化される。
【0055】図7はデュアル・モード端末装置1のセル
サーチ部のための回路を示すブロック図である。
【0056】同回路は、W−CDMAのベースバンドの
受信信号Sin(同相成分と直交成分を含む複素成分信
号)が入力されるマッチドフィルタ301およびスライ
ディングコリレータ部302を有し、さらにセル(基地
局)特定部210からスクランブルコードの情報SCI
が入力されるスクランブルコード生成部303を備え
る。
【0057】マッチドフィルタ301は第1同期(サー
チ)チャネルP−SCHの拡散符号によって受信信号の
スロット同期を検出する。マッチドフィルタ301の出
力S01はパワー演算回路304に入力されて各チップ
(サンプル)の相関出力の信号電力が演算される。パワ
ー演算回路304の出力S02は、加算回路305に入
力され、加算回路305の出力S03はメモリ306に
入力される。メモリ306の出力S04は加算回路30
5にフィードバックされ、パワー演算回路304の出力
S02に加えられる。すなわちメモリ306には、パワ
ー演算回路304の出力S02がスロット周期で各スロ
ットの対応するチップ(サンプル)別に巡回積分され、
格納される。メモリ306は所定期間の相関信号電力積
分値あるいはその平均値S05を生成し、スロットタイ
ミング検出部307に入力する。
【0058】スロットタイミング検出部307は相関信
号電力の時間積分あるいはその平均値のピークを検出
し、このピークのタイミングによってスロット同期を検
出する。これによってスロットタイミングの複数の候補
が抽出され、これら候補Tjを、信号電力平均が大きい
ものから順に、スライディングコリレータ部302に入
力し、フレームタイミングを検出する。
【0059】各スロットタイミングには異なる基地局か
らの信号が含まれる可能性があり、セル(基地局)特定
部210によって特定された基地局と対応しないことが
ある。そこでフレームタイミング検出の成否に基づいて
スロットタイミングを特定する。
【0060】スクランブルコード生成部303は、セル
(基地局)特定部210から入力されるスクランブルコ
ードの情報に基づいてスクランブルコードを生成する。
受信信号の1フレームがnスロットよりなるものとする
と(図17)、スクランブルコード生成部はnスロット
の各タイミングで同一スクランブルコードの位相の異な
ったスクランブルコードSsc1、Ssc2、...、
Sscnを出力する。Ssc1、Ssc2、...、S
scnは第1位相〜第n位相のスクランブルコードを示
す。スライディングコリレータ部302は、これらの位
相に対応したn個のスライディングコリレータを有し、
これらスライディングコリレータによって相関演算を行
う。
【0061】第1〜第n位相のスクランブルコードに対
応する各スライディングコリレータの出力Sssc1、
Sssc2、...、Ssscnには、それぞれパワー
演算回路3101〜310nが接続され、各スライディ
ングコリレータの出力Sssc1、Sssc
2、...、Ssscnの信号電力S081〜S08n
がそれぞれ算出される。これら信号電力は加算回路30
81、3082、...、308nにそれぞれ入力さ
れ、加算回路3081〜308nの出力S061〜S0
6nは、それぞれメモリ3091〜309nに入力され
る。メモリ3091〜309nの出力S071〜S07
nは加算回路3081〜308nにフィードバックさ
れ、各パワー演算回路の出力S081〜S08nに加え
られる。すなわちメモリ3091〜903nには、信号
電力S081〜S08nが順次足し込まれた積算値(積
分値)が格納される。
【0062】第1〜第n位相の各スライディングコリレ
ータの出力Sssc1、Sssc2、...、Sssc
nは、それぞれ同相成分と直交成分を持つ複素成分信号
であり、パワー演算回路3101〜310nは、対応す
る同相成分と直交成分の2乗和演算を実行する。
【0063】メモリ3091〜309nは所定期間の相
関出力の信号電力の積分値あるいはその平均値を生成
し、これをフレームタイミング検出部311に入力す
る。フレームタイミング検出部311は、各相関出力の
信号電力(相関電力)の積算値あるいは平均値のピーク
を検出し、フレームタイミングを特定する。すなわち、
前記n個の位相のスクランブルコードの中で、最大相関
電力の積算値をもつ位相をフレームタイミングとする。
フレームタイミング検出が成功したときにはそのフレー
ムタイミングを使用するが、成功しなかったときは、他
のスロットタイミングを順次適用してフレームタイミン
グ検出を繰り返す。
【0064】フレーム同期の成否はフレームタイミング
検出部311からスロットタイミング検出部307にフ
ィードバックされる。
【0065】このように、スクランブルコードは第2セ
ルラー無線通信システムのセル(基地局)特定部210
から直接設定されるので、その処理負荷は軽く、かつ消
費電力はわずかである。
【0066】またスクランブルコード設定とスロットタ
イミング候補抽出とを独立かつ並列的に実行するので、
その処理速度は高速である。なお、本実施形態では、n
個の位相のスクランブルコードに対して、n個のスライ
ディングコリレータを使用することを説明したが、1個
以上n個以下のスライディングコリレータを用いてシリ
アル的に処理することも可能である。 [第2実施形態]図8は、第2実施形態のセルサーチの
処理を示すフローチャート、図9は、図8におけるセル
サーチ処理を実行するための回路を示すブロック図であ
る。
【0067】なお第2実施形態におけるデュアル・モー
ド端末装置は第1実施形態(図1、2)と同様であり、
基地局の位置関係は第1実施形態(図3)と同様であ
り、基地局データベースも第1実施形態(図4)と同様
であるので、図示、説明を省略する。
【0068】図8のセルサーチの処理は以下のとおりで
ある。
【0069】ステップS801:スロットタイミング検
出に際して、複数(jmax個)のスロットタイミング
の候補を順次フレームタイミング検出に適用する。フレ
ームタイミングに適用する候補の順位を「j」とし、こ
れを順次インクリメントする。ステップS801では採
用するスロットタイミングの順位jを「1」に初期化す
る。
【0070】ステップS802:移動局においてP−S
CH(第1同期チャネル)を受信し、マッチドフィルタ
によってこれを逆拡散して、スロットタイミングの候補
を検出し、保存する(スロット同期)。
【0071】ステップS803:ステップS802のス
ロットタイミング候補の内j番目の相関電力の候補をフ
レームタイミング検出に採用する。
【0072】ステップS804:ステップS802、S
803と並行して、デュアル・モード端末装置1は基地
局データベースを参照する。
【0073】ステップS805:デュアル・モード端末
装置1は、基地局データベースにおいて、第1セルラー
無線通信システムのセルIDから地理的に対応した、第
2セルラー無線通信システムのセルを検出する。
【0074】ステップS806:デュアル・モード端末
装置1は第2セルラー無線通信システムのセルに対応す
るスクランブルコードを特定する。
【0075】ステップS807:ステップS806で特
定されたスクランブルコードの属するスクランブルコー
ドグループを特定する。
【0076】ステップS808:デュアル・モード端末
装置1はステップS807によって特定されたスクラン
ブルコードのグループを表す第2同期コードの組合せを
用い、ステップS803で選択されたスロットタイミン
グで、スロット毎にスライディングコリレータによる第
2同期コードSSC[1]〜SSC[q]の相関演算を
行う(図9)。これによって、フレームタイミングを検
出する(フレーム同期)。
【0077】ステップS809:デュアル・モード端末
装置1において、ステップS803において選択された
スロットタイミングとスクランブルコードとが対応して
いたときには、フレーム同期は成功するが、対応してい
なかったときには失敗する。ステップS809ではフレ
ーム同期が成功したか否かを判定し、フレーム同期が成
功したときは、そのまま処理を終了する。
【0078】ステップS810:デュアル・モード端末
装置1において、フレーム同期が失敗であったときに
は、全てのスロットタイミング候補をフレームタイミン
グ検出に適用したか否か判断する。
【0079】ステップS811:デュアル・モード端末
装置1はステップS810において、既に全てのスロッ
トタイミング候補を適用したときは、エラーメッセージ
表示等のエラー処理を行い、処理を終了する。
【0080】ステップS812:デュアル・モード端末
装置1はステップS810において、全てのスロットタ
イミング候補の適用が為されていないときは、「j」に
「1」を加算してステップS803に戻る。
【0081】このようにデュアル・モード端末装置1
は、スクランブルコードグループ特定によりフレーム同
期を行うので、セルサーチは従来よりも大幅に単純かつ
高速である。さらにスクランブルコード特定と並行して
スロットタイミングを抽出するので、全体の処理速度が
高速化される。
【0082】図9において、図7と同一もしくは相当部
分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0083】受信信号Sin(同相成分と直交成分を含
む複素成分信号)が入力されるマッチドフィルタ301
およびスライディングコリレータ部302を有し、スラ
イディングコリレータ部には第2同期コードSSC
[1]〜SSC[q]が入力される。
【0084】マッチドフィルタ301は第1同期(サー
チ)チャネルP−SCHの拡散符号(第1同期コード)
によって受信信号のスロット同期を検出する。マッチド
フィルタ301の出力はパワー演算回路304に入力さ
れて各チップ(サンプル)の相関出力の信号電力が演算
される。パワー演算回路304の出力は、加算回路30
5に入力され、加算回路305の出力はメモリ306に
入力される。メモリ306の出力は加算回路305にフ
ィードバックされ、パワー演算回路304の出力に加え
られる。すなわちメモリ306には、パワー演算回路3
04の出力がスロット周期で各スロットの対応するチッ
プ(サンプル)別に巡回積分され、格納される。メモリ
306は所定期間の相関信号電力積分値あるいはその平
均値S05を生成し、スロットタイミング検出部307
に入力する。
【0085】スロットタイミング検出部307は相関信
号電力の時間積分あるいはその平均値のピークを検出
し、このピークのタイミングによってスロット同期を検
出する。これによってスロットタイミングの複数の候補
が抽出され、これら候補を、信号電力平均が大きいもの
から順に、スライディングコリレータ部302に入力
し、フレームタイミングを検出する。
【0086】スライディングコリレータ部302の第2
同期コードSSC[1]〜SSC[q]に対応する出力
A[1]〜A[q]は、相関電力累積演算部901に入
力され、スクランブルコードグループに対応する第2同
期コードの組み合わせの相関電力累積が算出される。同
一スクランブルコードグループに対し、該スロットを先
頭スロットと仮定して第2同期コードの組み合わせの相
関電力累積が算出される。
【0087】相関電力累積演算部901の出力はフレー
ムタイミング検出部311に入力され、相関電力累積の
最も大きい先頭スロットをフレームタイミングとし、フ
レームタイミング検出の成否に基づいてスロットタイミ
ングを特定する。
【0088】図10は、第1、第2実施形態に使用する
マッチドフィルタを示すブロック図、図11は、第1、
第2実施形態に使用するスライディングコリレータ部を
示すブロック図、図12は、図11のスライディングコ
リレータ部における1個のスライディングコリレータを
示すブロック図である。
【0089】図10において、マッチドフィルタMFは
「階層的相関シーケンスの高速相関(Fast cor
relation of hierarchical
correlation sequence)」を実行
するもので、マッチドフィルタMF1、MF2を直列接
続してなる。マッチドフィルタMF1はm個の乗算回路
M11〜M1mと、入力信号Sinを順次遅延して乗算
回路M12〜M1mに入力する遅延回路D11〜D1,
m-1と、乗算回路M11〜M1mの出力を合計する加算
回路ADD1とを備える。
【0090】一方、マッチドフィルタMF2はm個の乗
算回路M21〜M2mと、マッチドフィルタMF1の出
力を順次遅延して乗算回路M22〜M2mに入力する遅
延回路D21〜D2,m-1と、乗算回路M21〜M2m
の出力を合計する加算回路ADD2とを備える。
【0091】入力信号Sinを離散的時系列信号として
Sin(i)と表現すると、マッチドフィルタMFの出
力S01は式(1)で表現される。ここで、第1同期コ
ードPSCは階層的相関シーケンスで、シーケンスP1
〜Pm及びシーケンスC1〜Cmから構成される。なお
シーケンスP1〜PmとシーケンスC1〜Cmの周期を
同一として説明したが、異なる周期であってもよい。
【0092】
【数1】
【0093】図11はスライディングコリレータ部30
2を示すブロック図であり、受信信号Sinに対して、
複数のスライディングコリレータSC1〜SCnが並列
に接続されている。各スライディングコリレータSC1
〜SCnには拡散符号がそれぞれ設定されている。この
拡散符号は第1実施形態においてはスクランブルコード
Ssc1〜Sscnに該当し、第2実施形態においては
第2同期コードSSC[1]〜SSC[q]に該当す
る。
【0094】図12は1個のスライディングコリレータ
SC1を代表して示す。受信信号は同相成分(I成分:
SinIと表記する。)と直交成分(Q成分:SinQ
と表記する。)とよりなり、スライディングコリレータ
SC1はこれら各成分それぞれについて相関演算を行
う。
【0095】スライディングコリレータSC1は入力信
号のI成分(SinI)について乗算回路MI1と乗算
回路MI2を有し、乗算回路MI1は時系列の受信信号
SinIと拡散符号のI成分との乗算を順次実行し、乗
算回路MI2は時系列の受信信号SinIと拡散符号の
Q成分との乗算を順次実行する。
【0096】さらにスライディングコリレータSC1
は、入力信号のQ成分(SinQ)について乗算回路M
Q1と乗算回路MQ2を有し、乗算回路MQ1は時系列
の受信信号SinQと拡散符号のQ成分との乗算を順次
実行し、乗算回路MQ2は時系列の受信信号SinQと
拡散符号のI成分との乗算を順次実行する。乗算回路M
I1の出力と乗算回路MQ1の出力は、加算回路ADD
Iにより加算され、その出力は積分・ダンプ回路IND
Iに入力され、相関演算結果Sssc1Iが算出され
る。乗算回路MQ2と乗算回路MI2の出力は、減算回
路ADDQにより減算され、その出力は積分・ダンプ回
路INDQに入力され、相関演算結果Sssc1Qが算
出される。
【0097】拡散符号は第1実施形態ではスクランブル
コード生成回路303において生成されて、各乗算回路
MI1、MI2、MQ1、MQ2に入力される。なお、
第2実施形態においては、ここでいう拡散符号は第2同
期コードを指す。
【0098】図13は第2実施形態に示すフレーム同期
検出のためのスライディングコリレータ部の出力が格納
されたマトリックスを示す。出力A[1]〜A[q]
(複素データ)はそれぞれ時系列でメモリに格納され、
例えば出力A[1]については、A[1,1]〜A
[1,M]のM(=1フレーム中のスロット数)個の複
素データが格納される。このマトリックスの要素におけ
る所定の組合せによりスロット毎の相関電力を積算す
る。なお、図13のマトリックスの行数は第2同期コー
ドの数(q)と等しく、列数は1フレーム中のスロット
数(M)と同じである。
【0099】ここで、セルサーチの第2ステップの従来
のアルゴリズムを説明する。図13のマトリックスの各
要素(複素データ)のI成分とQ成分から相関電力(パ
ワー)を求め、スクランブルコードグループ順に、その
スクランブルコードグループを特定するあらかじめ決ま
っている第2同期コードの組み合わせ(スロット毎に1
個の第2同期コードから構成される。)に従って、1フ
レーム分(M個のスロット)の相関電力を累積加算す
る。そして、同じスクランブルコードグループに対し、
その第2同期コードの組み合わせ成分をスロット毎にシ
フトし、全スロット位相について同様な演算を行い、す
なわち、同じスクランブルコードグループについて、M
種の累積相関電力を求める。全スクランブルコードグル
ープについて、上記処理を行い、最大の累積相関電力を
求め、スクランブルコードグループを特定する。更に、
該最大累積相関電力をもつ第2同期コードの組み合わせ
のシフト量からフレームの先頭スロットを検出すること
ができる。従って、同時にフレーム同期を検出すること
ができる。
【0100】図14には各スクランブルコードグループ
1〜Pに対応する第2同期コードの組み合わせを示す。
図14に示すマトリックスの行数はスクランブルコード
グループ数(P)と等しく、列数は1フレーム内のスロ
ット数(M)と等しい。
【0101】本発明の第2実施形態では、すでにスクラ
ンブルコードグループが特定されているため、従来のセ
ルサーチの第2ステップ処理に比較して、スクランブル
コードグループ数分の1の処理量となる。
【0102】
【発明の効果】移動局の位置情報を利用して、キャリア
周波数サーチとセルサーチ処理を高速化し、移動局の消
費電力を低減することが可能である。セルサーチに関し
ては、従来の第3ステップ目の処理が必要なく、第2ス
テップ目の処理も大幅に簡略化することができる。
【0103】さらに本発明は位置検出のための専用の装
置を用いることなく位置情報を取得し、その位置情報に
基づいてキャリア周波数を設定するので、迅速な周波数
設定が可能である。
【0104】また本発明は以下のような用途に適用し得
る。
【0105】既存のセルラーシステムの輻輳エリアの問
題を解消するために、大都会等の通信トラフィック量の
多いエリアにおいて、無線LAN等のFWAシステムを
導入し、適宜無線通信システムを切り換える。
【0106】既存のセルラーシステムと独立に別個のセ
ルラーシステムを構築する場合、新たなシステムは当初
から広範に渡るサービスを提供することは困難である
が、当初デュアル・モード端末装置を採用することによ
り、トータルには広範なサービス提供し得る。
【0107】2つ以上の異なるセルラーシステムが共存
する地域において有効なデュアル・モード端末装置。
【0108】なお以上の実施形態では第1無線通信シス
テムから第2無線通信システムへの移行における、キャ
リア周波数検出、セルサーチについて説明したが、第2
通信システムから第1通信システムへの移行に際しても
本発明を適用し得ることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のデュアル・モード端末装置を
示す概観図である。
【図2】 図1のデュアル・モード端末装置を示すのブ
ロック図である。
【図3】 第1実施形態のデュアル・モード端末装置が
適用される第1セルラーシステムと第2セルラーシステ
ムの基地局の位置関係を示す概念図である。
【図4】 第1実施形態の基地局データベースのデータ
構造を示すテーブルである。
【図5】 第1実施形態のキャリア周波数検出・設定処
理を示すフローチャートである。
【図6】 第1実施形態のセルサーチ方法の処理を示す
フローチャートである。
【図7】 図6のセルサーチ処理を実行するための回路
を示すブロック図である。
【図8】 第2実施形態のセルサーチ方法の処理を示す
フローチャートである。
【図9】 図8におけるセルサーチ処理を実行するため
の回路を示すブロック図である。
【図10】 第1、第2実施形態に使用するマッチドフ
ィルタを示すブロック図である。
【図11】 第1、第2実施形態に使用するスライディ
ングコリレータ部を示すブロック図である。
【図12】 図11のスライディングコリレータ部にお
ける1個のスライディングコリレータを示すブロック図
である。
【図13】 第1、第2実施形態における(第2同期コ
ードのコード数)×(1フレーム内のスロット数)のマ
トリクスを示す概念図である。
【図14】 第1、第2実施形態における各スクランブ
ルコードグループとスロット毎の第2同期コードとの対
応関係を示す表である。
【図15】 従来のキャリア周波数サーチの処理を示す
フローチャートである。
【図16】 従来の3段階セルサーチ方法を示すフロー
チャートである。
【図17】 従来の3段階セルサーチ方法における送信
信号フレーム構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1 デュアル・モード端末装置 2 第1セルラー無線機 3 第2セルラー無線機 4 制御部 57 第2セルラー無線機電源制御部 58 第1セルラー無線機電源制御部 A1,k、A2,k、A2,k+1、A2,k+2 セ
ル BS1,k、BS2,k、BS2,k+1、BS2,k
+2 基地局 MF マッチドフィルタ 302 スライディングコリレータ部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 109N Fターム(参考) 5K022 EE02 EE33 EE36 5K047 AA02 BB01 GG34 HH01 HH04 HH15 MM13 MM46 5K067 AA14 AA43 BB04 BB08 BB21 CC10 DD11 DD19 EE04 EE10 FF02 JJ03 JJ52 JJ71

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1無線通信システムと第2無線通信シ
    ステムの基地局配置の対応関係及び使用キャリア周波数
    の情報を含む基地局データベースを備え、第1無線通信
    システムの基地局IDにより、該基地局データベースと
    照合することによって、地理的に対応している第2無線
    通信システムのキャリア周波数に関する情報を取得し、
    第2無線通信システムの無線機部のパワーオン後に該キ
    ャリア周波数に関する情報に基づいてキャリア周波数を
    周波数シンセサイザに設定し、第2無線通信システムの
    送受信処理を開始することを特徴とする第1無線通信シ
    ステムと第2無線通信システムに対応するデュアル・モ
    ード端末装置。
  2. 【請求項2】 第1無線通信システムの基地局配置と第
    2無線通信システムの基地局配置との地理的な対応関係
    及び使用キャリア周波数の情報を含む基地局データベー
    スを備え、 第2無線通信システムについて、全ての基地局に共通の
    第1同期コードと、基地局を特定するスクランブルコー
    ドとを設定し、これらスクランブルコードを複数のスク
    ランブルコードグループに分け、各スクランブルコード
    グループを特定するための第2同期コードの組み合せを
    設定し、基地局より、第1同期コードから構成される第
    1同期チャネルおよび第2同期コードから構成される第
    2同期チャネルを送信し、 第1無線通信システムの基地局IDに地理的に対応して
    いる第2無線通信システムの基地局に関する情報を取得
    し、 受信信号と第1同期コードとの相関演算によりスロット
    タイミングを検出し、共通パイロットチャネルと第2無
    線通信システムの基地局に関する前記情報に基づいて決
    められるスクランブルコードとの相関演算により、前記
    スロットタイミングの中からフレームタイミングを特定
    する、 ことを特徴とするデュアル・モード端末装置。
  3. 【請求項3】 第1無線通信システムの基地局配置と第
    2無線通信システムの基地局配置との地理的な対応関係
    及び使用キャリア周波数の情報を含む基地局データベー
    スを備え、 第2無線通信システムについて、全ての基地局に共通の
    第1同期コードと、基地局を特定するスクランブルコー
    ドとを設定し、これらスクランブルコードを複数のスク
    ランブルコードグループに分け、各スクランブルコード
    グループを特定するための第2同期コードの組み合せを
    設定し、基地局より、第1同期コードから構成される第
    1同期チャネルおよび第2同期コードから構成される第
    2同期チャネルを送信し、 第1無線通信システムの基地局IDに地理的に対応して
    いる第2無線通信システムの基地局に関する情報を取得
    し、 受信信号と第1同期コードとの相関演算によりスロット
    タイミングを検出し、 前記各々のスロットタイミングに同期して、スロット毎
    に全ての第2同期コードまたは当該基地局に対する第2
    同期コードの組み合わせに含まれる第2同期コードによ
    る逆拡散を行い、その結果を(第2同期コードのコード
    数)×(1フレーム内のスロット数)のマトリクスまた
    は(前記第2同期コードの組み合わせに含まれる第2同
    期コードのコード数)×(1フレーム内のスロット数)
    のマトリクスに格納し、 第2無線通信システムの基地局に対応するスクランブル
    コードが含まれるスクランブルコードグループに対応す
    る第2同期コードの組み合わせに従い、各スロットを先
    頭スロットと仮定し、前記マトリクスからそれぞれの相
    関電力を累積し、最大累積相関電力を持つ先頭スロット
    をフレーム先頭とすることにより、フレーム同期タイミ
    ングを検出することを特徴とするデュアル・モード端末
    装置。
  4. 【請求項4】 1つのスロットタイミング候補を用いた
    フレームタイミング検出が不成功だったときに、他のス
    ロットタイミング候補を順次適用し、フレームタイミン
    グ検出が成功するまで、フレームタイミング検出を繰り
    返すことを特徴とする請求項2または3に記載のデュア
    ル・モード端末装置。
  5. 【請求項5】 スロットタイミング候補はマッチドフィ
    ルタの相関出力の電力が大きいものから順に、フレーム
    タイミング検出に適用することを特徴とする請求項2乃
    至4のいずれか1項に記載のデュアル・モード端末装
    置。
  6. 【請求項6】 利用可能な無線通信システムもしくは有
    線通信システム経由で、最新の基地局情報を含む基地局
    データベースを取得して、基地局データベースを更新す
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載のデュアル・モード端末装置。
  7. 【請求項7】 基地局データベースは、第1無線通信シ
    ステムの基地局によって保持され、第1無線通信システ
    ムにより、地理的に対応している第2無線通信システム
    の基地局ID及びキャリア周波数を通知されることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデュア
    ル・モード端末装置。
  8. 【請求項8】 基地局データベースは、第1無線通信シ
    ステムのネットワークによって保持され、第1無線通信
    システムにより、地理的に対応している第2無線通信シ
    ステムの基地局ID及びキャリア周波数を通知されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    デュアル・モード端末装置。
  9. 【請求項9】 第1無線通信システムの基地局配置と第
    2無線通信システムの基地局配置の地理的な対応関係及
    び使用キャリア周波数の情報を含む基地局データベース
    を備え、 第2無線通信システムについて、全ての基地局に共通の
    第1同期コードと、基地局を特定するスクランブルコー
    ドとを設定し、これらスクランブルコードを複数のスク
    ランブルコードグループに分け、各スクランブルコード
    グループを特定するための第2同期コードの組み合せを
    設定し、基地局より、第1同期コードから構成される第
    1同期チャネルおよび第2同期コードから構成される第
    2同期チャネルを送信し、 第1無線通信システムの基地局IDに地理的に対応して
    いる第2無線通信システムの基地局に関する情報を取得
    し、 受信信号と第1同期コードとの相関演算によりスロット
    タイミングを検出し、 共通パイロットチャネルと第2無線通信システムの基地
    局に関する前記情報に基づいて決められるスクランブル
    コードとの相関演算により、前記スロットタイミングの
    中からフレームタイミングを特定する、 ことを特徴とするセルサーチ方法。
  10. 【請求項10】 第1無線通信システムの基地局配置と
    第2無線通信システムの基地局配置の地理的な対応関係
    及び使用キャリア周波数の情報を含む基地局データベー
    スを備え、 第2無線通信システムについて、全ての基地局に共通の
    第1同期コードと、基地局を特定するスクランブルコー
    ドとを設定し、これらスクランブルコードを複数のスク
    ランブルコードグループに分け、各スクランブルコード
    グループを特定するための第2同期コードの組み合せを
    設定し、基地局より、第1同期コードから構成される第
    1同期チャネルおよび第2同期コードから構成される第
    2同期チャネルを送信し、 第1無線通信システムの基地局IDに地理的に対応して
    いる第2無線通信システムの基地局に関する情報を取得
    し、 受信信号と第1同期コードとの相関演算によりスロット
    タイミングを検出し、 前記各々のスロットタイミングに同期して、全ての第2
    同期コードまたは当該基地局に対する第2同期コードの
    組み合わせに含まれる第2同期コードによる逆拡散を行
    い、その結果を(第2同期コードのコード数)×(1フ
    レーム内のスロット数)のマトリクスまたは(前記第2
    同期コードの組み合わせに含まれる第2同期コードのコ
    ード数)×(1フレーム内のスロット数)のマトリクス
    に格納し、 第2無線通信システムの基地局に対応するスクランブル
    コードが含まれるスクランブルコードグループに対応す
    る第2同期コードの組み合わせに従い、各スロットを先
    頭スロットと仮定し、前記マトリクスからそれぞれの相
    関電力を累積し、最大累積相関電力を持つ先頭スロット
    をフレーム先頭とすることにより、フレーム同期タイミ
    ングを検出する、ことを特徴とするセルサーチ方法。
  11. 【請求項11】 1つのスロットタイミングを用いたフ
    レームタイミング検出が不成功だったときに、他のスロ
    ットタイミング候補を順次適用し、フレームタイミング
    検出が成功するまで、フレームタイミング検出を繰り返
    すことを特徴とする請求項9または10に記載のセルサ
    ーチ方法。
  12. 【請求項12】 スロットタイミング候補はマッチドフ
    ィルタの相関出力の電力が大きいものから順に、フレー
    ムタイミング検出に適用することを特徴とする請求項
    9、10または11に記載のセルサーチ方法。
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