JPH09199652A - リードフレーム部品折り取り治具 - Google Patents

リードフレーム部品折り取り治具

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JPH09199652A
JPH09199652A JP2311396A JP2311396A JPH09199652A JP H09199652 A JPH09199652 A JP H09199652A JP 2311396 A JP2311396 A JP 2311396A JP 2311396 A JP2311396 A JP 2311396A JP H09199652 A JPH09199652 A JP H09199652A
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component
lead frame
storage case
component storage
plate piece
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JP2311396A
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English (en)
Inventor
Kiyokazu Saito
清和 斎藤
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Iriso Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Iriso Seimitsu Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09199652A publication Critical patent/JPH09199652A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードフレームを折り取るのが容易で、且つ
板片を部品収納ケースに容易に整列収容することが出来
る治具を提供。 【解決手段】 リードフレーム部品1を例えば9枚重ね
で把持。何れかの9枚重ねのリードフレーム1bを纏め
て繰り返し折り曲げ折り取り。摺動部材16を部品収納
ケース10側に摺動させておき、9枚重ね板片を部品挿
入開口11に挿入。板片各下端は、摺動部材の部品支承
押出部18上面で支承され、他方の9枚重ねリードフレ
ームが部品挿入開口上に顔出し。これを同様に折り取
り。これで板片1aは個々バラバラになる。部品収納ケ
ースから離れる方向に摺動部材を摺動し、部品支承押出
部を一時的に引っ込め。板片は部品収納ケース底部まで
落下。摺動部材が戻されると、板片がこの部品支承押出
部に押されて部品収納ケース内へ移動。これを最初から
繰り返すと、部品収納ケース内に板片が積層される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリードフレーム部品
折り取り治具に関し、詳しくは複数の板片が連結された
リードフレーム部品から、そのリードフレームを折り取
って、前記各板片を、人の手に触れさせることなく個々
のものに分離し、所定の部品収納ケースに収容する為の
リードフレーム部品折り取り治具に関し、特に、このよ
うなリードフレーム部品を複数枚積み重ね、これらか
ら、纏めてリードフレームを折り取って、夫々の板片を
効率良く前記部品収納ケースに収納するのに好適なリー
ドフレーム部品折り取り治具に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路等では、放熱板として、銅を素
材にした薄い板片が使用される。プレス等では、縁にバ
リが出るなどして都合が悪いから、通常は、銅板にフォ
トレジストを掛け、その後エッチングするなどして、リ
ードフレーム部品の形に形成される。
【0003】形状は、例えば図1に符号1で示すような
もので、複数の板片1aが仮接続部1cを介して両側の
リードフレーム1bに支えられている。なお、これらリ
ードフレーム部品1は一般に板厚が少ない。そこで図で
は板厚を表わさず、これらリードフレーム1等を1本の
線で表現する。なお、後述するように、これらは複数枚
重ねて処理するのが効率的である。従って、図1ではそ
の具体例として、このリードフレーム部品1を5枚重ね
た状態で示す。同じ理由で、図7でも板片1aを5枚重
ねで示す。線の間隔に限度があるので、図ではかなり厚
みがあるが、実物は重ねてももっと薄い。また図11〜
図13では、他の部分をも表わす必要があった為、これ
ら板片1aは2枚重ねで示した。
【0004】従来、この種リードフレーム部品1は、手
の脂肪などが付かぬよう白手袋をはめ、作業者が、1枚
づつこのリードフレーム部品1を手に取り、夫々のリー
ドフレーム1bを数回ずつ手で折り曲げて仮接続部1c
を破断させ、これにより夫々のリードフレーム1bを切
り離し、板片1aを個々に分離し、これを同じく作業者
が手で揃え、所定の収納ケースに収納して組み立て装置
に装填する等していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、手作業が煩雑
なのは言うまでもない。個々に分離することは勿論、分
離された板片1aを部品収納ケースに整列して収納する
という作業は大変煩雑である。また白手袋をしてはいて
も、板片1aにはどうしても手の脂肪その他の汚れが付
く。
【0006】本発明の第1の目的は、上記従来技術の欠
点を解消し、板片1aを簡単に分離することが出来、し
かも分離と同時にこれらを部品収納ケースに収納するこ
とが可能なリードフレーム部品折り取り治具を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、上記従来技術の欠
点を解消し、板片1aに手が触れる心配が無く、その清
浄度が完全に維持されるリードフレーム部品折り取り治
具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、ヘッドブロックと、該ヘッドブロックから僅
かに離間して配置され、該ヘッドブロックと協同してス
リット状の部品挿入開口を形成する開口形成用ブロック
と、該開口形成用ブロックの下部に配置され、前記ヘッ
ドブロックと協同してその開口部分が前記部品挿入開口
に続く部品挿入スリットを形成する部品収納ケースと、
前記ヘッドブロックの下部に配置され前記部品収納ケー
スに向って摺動可能な摺動部材とを備え、該摺動部材
は、前記部品収納ケースに向って適宜突出する部品支承
押出部を有し、該部品支承押出部は、前記部品収納ケー
ス側に移動した状態のとき、その上端が、前記部品挿入
スリットに挿入されたリードフレーム部品の下端を支承
して、このとき挿入されたリードフレーム部品の仮接続
部及びリードフレームを前記部品挿入開口から上方へ突
出させ、該リードフレームが折り取られ該リードフレー
ムに連結していた板片が個々の板片に分離された状態の
とき、前記摺動部材が前記部品収納ケースから離間する
方向に摺動されると、前記部品支承押出部の上面にその
下端が支承されていた前記個々の分離した板片は前記部
品収納ケースの開口部分の部品挿入スリットの底部まで
落下し、次いで前記摺動部材が前記部品収納ケースに向
って摺動されると、前記落下した個々の分離した板片が
前記部品支承押出部に押されて前記収納ケース内へ適宜
量移動するようにしている。
【0008】本発明に係る治具は例えば次のように使用
する。先ず複数枚のリードフレーム部品1、例えば9枚
を纏めて把持する。このとき板片1aに触れないよう、
リードフレーム部品1は、リードフレーム1bの部分を
持つ。何れか一方のリードフレーム1b9枚を纏めて複
数回折り曲げる。これで仮接続部1cが破断し、リード
フレーム1bが切り離される。次に摺動部材を部品収納
ケース側に摺動させておき、残りのリードフレーム1b
9枚を纏めて把持して、板片1aの側から部品挿入開口
に差し込む。挿入された板片1aの各下端は、前記摺動
部材の部品支承押出部の上面で支承される。従って、今
まで把持していたもう一方のリードフレーム1b9枚
が、丁度部品挿入開口の上に顔を出した状態で止まる。
【0009】このリードフレーム1b9枚を纏めて複数
回折り曲げて折り取る。9枚づつ重なった夫々の板片1
aは部品挿入開口内に残り、全部が個々バラバラのもの
になる。次いで部品収納ケースから離間する方向に摺動
部材を摺動させる。部品支承押出部が一時的に引っ込
み、9枚重なった夫々の板片1aが、部品収納ケースの
開口部分で形成されるところの部品挿入スリットの下部
まで落下する。このあと摺動部材が部品収納ケースに向
って戻されると、各板片1aはこの摺動部材の部品支承
押出部に押され、適宜量、部品収納ケース内へ移動す
る。そこでまた次のリードフレーム部品1を複数枚、例
えば9枚取って同じ作業を繰り返す。
【0010】このようにして、板片1aを、例えば夫々
が9枚重なった状態で、リードフレーム部品1から纏め
て簡単に折り取ることができる。また摺動部材の往復動
だけで、これら個々バラバラに分離された板片1aを、
同時に且つ簡単に部品収納ケース内に収納することがで
きる。このとき板片1aには全く人の手が触れない。従
って板片1aに手の脂肪などが付くことも無い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示実施の
形態に基いて説明する。図1はリードフレーム部品の一
例(1)を示す斜視図である。前述したように、ここで
はこのリードフレーム部品1を5枚重ねで示す。リード
フレーム部品1は、複数の板片1aと、仮接続部1cを
介してこれら各板片1aと連結されている二つのリード
フレーム1bとからなる。これらリードフレーム部品1
は、例えば薄い銅板にフォトレジストを掛け、露光をし
た後にエッチングで不要部分を取り去るなどして図1の
ような形状に仕上げられる。
【0012】図2は、本発明の実施の形態の一例たる折
り取り治具100を示す斜視図である。図3は、リード
フレーム部品1を2枚、この折り取り治具100の部品
挿入開口11に挿着した状態を示す斜視図で、一方の
(下側の)リードフレーム1bを折り取って、各板片1
aの側からこれを部品挿入開口11に挿入したものであ
る。折り取り治具100は、支持台2と、この支持台2
の上面に固定されているヘッドブロック3とを有してい
る。支持台2の上面には、ヘッドブロック3と対向する
ように保持ブロック4が固定されている。保持ブロック
4には、複数の貫通孔5が形成されている(図2〜図
4)。
【0013】ヘッドブロック3と保持ブロック4との間
には、これらの両端に続くように夫々側板6が設けられ
ている。図5および図6に明らかなように、保持ブロッ
ク4とこの側板6とで上面が開口した外ケース7が構成
される。外ケース7には、上面の開口を塞ぐようにカバ
ー部材8が設けられている。このカバー部材8は、開閉
可能なように、その一端部がヒンジ9で保持ブロック4
に取り付けられている。カバー部材8の他端には、ヘッ
ドブロック3から僅かに離間して、開口形成用ブロック
35が取着されている。この開口形成用ブロック35は
板片1aを挿入する為の部品挿入開口11を形成するも
ので、その隙間は、例えばリードフレーム部品1を9枚
重ねて挿入可能な寸法とされる。
【0014】外ケース7の内部には、複数の部品収納ケ
ース10が配置されている(図5、図11〜図13)。
支持台2には、夫々の部品収納ケース10に対応して、
それらの位置決めをする浅い落とし込みが設けられてい
る(不図示)。また支持台2の下からこれら部品収納ケ
ース10を指で押し上げられるよう、中央付近に長孔3
6が穿設されている。ヘッドブロック3と対向する部品
収納ケース10の夫々の端部10aは、ヘッドブロック
3に当接されている(図7、図11〜図13参照)。夫
々の端部10aに続く部分には、上部に切欠き12が形
成されている。これが設けられている部分が、その上の
部品挿入開口11と連なって板片1aが挿入される部品
挿入スリット38を形成する(図11〜図13)。この
隙間も、上記部品挿入開口11の隙間と同じ、例えばリ
ードフレーム部品1の9枚分の寸法とされる。
【0015】部品収納ケース10は、両端および上面が
開口されており(特に図7参照)、リードフレーム1b
から分離された例えば、9枚重ねの各板片1aが、ほぼ
垂直に立った状態で順次後端部側に押し込まれて行く。
各部品収納ケース10の後端部には、これら板片1aを
止める為の停止枠13が形成されている。部品収納ケー
ス10の内部には、複数の支持ロッド14が移動可能に
配置されている。この支持ロッド14は、保持ブロック
4の貫通孔5に摺動可能に支持されている。各支持ロッ
ド14は、後端が保持ブロック4から突出しており、こ
れらは連結棒15で連結されている。この連結棒15に
より複数の支持ロッド14が貫通孔5を摺動しながら一
体的に移動する。なお各支持ロッド14の先端は、ヘッ
ドブロック3に当接可能である。
【0016】ヘッドブロック3の下部には、部品収納ケ
ース10の方向へ摺動可能に摺動部材16が配置されて
いる(図8〜図10)。この摺動部材16には、複数の
部品支承押出部18が形成されている。これら部品支承
押出部18は、夫々が、各部品収納ケース10の部品挿
入スリット38となる部分に少し入り込んでいる。ヘッ
ドブロック3は両端が枕部分37で支えられている。こ
の枕部分37には夫々摺動孔19が形成されている。摺
動部材16の両端部には側棒20が突設されており、こ
れらが摺動孔19を貫通してヘッドブロック3の外に突
き出している(図2〜図6)。側棒20の突出部分と、
側板6に設けられたポスト21との間には、引張りスプ
リング22が張架されている。これら引張りスプリング
22は、摺動部材16を部品収納ケース10の方向へ牽
引する。
【0017】以下この折り取り治具100の使用法を説
明する。先ず摺動部材16は、引張りスプリング22に
付勢されているので、部品収納ケース10側へ移動した
状態にある。従って部品支承押出し部材18がヘッドブ
ロック3から部品収納ケース10側に突出し、部品挿入
スリット38となる部分にこれらが少し入り込んだ状態
にある。なお支持ロッド14の先端部はヘッドブロック
3に当接しておく。板片1aは、挿入されるとき支持ロ
ッド14の先端を少し押しのける。従って、このように
支持ロッド14の先端をヘッドブロック3に当接してお
いても全く問題は無い。
【0018】この状態で、例えばリードフレーム部品1
を9枚纏めて把持する。手の脂肪など付かぬよう、リー
ドフレーム1bの部分を把持する。9枚重ねのリードフ
レームの一方を、纏めて何度か繰り返し曲げ、折り取
る。折り取った方の側、即ち9枚重ねの各板片1aを、
部品挿入開口11に挿入する。各板片1aの下端は部品
支承押出部18の上面に当接する。従って仮接続部1c
と、もう一方の9枚重ねのリードフレーム1bとが部品
挿入開口11の上に顔を出した状態で止まる(図3)。
【0019】この状態で(図3)、残っているリードフ
レーム1b9枚を纏めて手で何回か繰り返し曲げて、折
り取る。折り取った直後の状態を図11、図12に示
す。但し図11はカバー部材8を取り去った状態、図1
2は更に支持ロッド14を取り去った状態である。これ
ら図に示すように、リードフレーム1bが取り去られ個
々に分離された9枚重ねの各板片1aは、支持ロッド1
4の先端とヘッドブロック3の間に挟まれ、略垂直に立
った状態で支持される。
【0020】この状態で(図11)、側棒20を部品保
持ケース10から遠ざかる方向へと指で押す。これで側
棒20と一体になっている摺動部材16が、部品収納ケ
ース10から遠ざかり、部品支承押出部18がヘッドブ
ロック3の内部に引っ込む。これで板片1aは支えが無
くなる。板片1aは、部品収納ケース10の開口端部1
0aの部分に形成されている部品挿入スリット38の底
部(部品収納ケース10の底板上)に落下する。
【0021】板片1aが下に落ちたら側棒20から手を
離す。引張りスプリング22の引張力で摺動部材16が
保持ブロック4の方向へ戻る。部品支承押出部18が部
品収納ケース10の開口部分、即ち部品挿入スリット3
8の部分に入り込み、各板片1aを支持ロッド14と共
に部品収納ケース10の内部方向へ押す。図13の状態
になる。これで最初の状態、即ちリードフレーム部品1
を挿入する前のと同じになる。例えば次のリードフレー
ム部品1を9枚纏めてとり、同じ処理を繰り返す。
【0022】このようにして、例えば1回の操作で9枚
重ねで纏めて折り取られる板片1aは、略垂直に立った
状態で夫々の部品収納ケース10内で順次重ねられ、順
々に整列収納される。このとき、板片1aの積層枚数の
増加状態は、各収納ケース10に対応してカバー部材8
に穿設された複数の穴8aから視認することが出来る。
所定数の板片1aを収納し、部品収納ケース10が一杯
になったら、支持ロッド14を最大限に引き出す(図
4)。カバー部材8を開け(図6)、支持台2に穿設さ
れている夫々の収納ケース押し上げ用長孔36に指を差
込み、各部品収納ケース10を押し上げ、これを取り出
す。停止枠13を下にして部品収納ケース10を立て
る。そして集積回路の組み立て工程などの他の工程に送
る。
【0023】部品収納ケースの変形例その1(41)を
図14に示す。この部品収納ケース41は外形的には部
品収納ケース10と変らないが、支持ロッド14の代り
に、摺動可能な単なるブロック42を内部に配置した点
がこれらと異なる。最初のリードフレーム部品1の折り
取りに際しては、このブロック42をヘッドブロック3
に当接しておく。後は上述したのと全く同じ操作をすれ
ば良い。板片1aが増えるにつれ、ブロック42は図の
左方向に少しづつ移動し、板片1aを立った状態に支え
る。
【0024】部品収納ケースの変形例その2(51)を
図15に示す。この部品収納ケース51も基本的には部
品収納ケース10と同じ外形であるが、各部品収納ケー
ス51の側面に長孔52を穿ち、ここにバー53を挿通
して摺動可能にする。これで同じく支持ロッド14を不
要とする。最初のリードフレーム部品1の折り取りに際
し、このバー53をヘッドブロック3に最も近づけてお
く。後は上述したのと全く同じ操作をすれば良く、板片
1aが増えるにつれ、バー53は図の左方向に少しづつ
移動し、板片1aを立った状態に支える。
【0025】他の変形例について述べる。上記実施の形
態例では、3つの部品収納ケース10および3つの支持
ロッド14を備えた。勿論この数に限定されるものでは
ない。寧ろこれらは多いほど良い。その方が1回の動作
で折り取れる板片1a数が増えて効率が上がる。この点
は、部品挿入開口11及び部品挿入スリット38の隙間
寸法についても同じである。この隙間寸法は任意である
が、なるべく多くした方が、一度に挿入できるリードフ
レーム1の枚数が増え、効率が上がる。
【0026】側板6やカバー部材8は、設けなくてもよ
い。カバー部材8を設けないときは、開口形成用ブロッ
ク35は支持台2その他の部材に取着する。引張りスプ
リング22は、設けなくてもよい。この場合は、摺動部
材16を手で移動する。部品収納ケース10の端部10
aはヘッドブロック3に当接しなくても良い。但しこの
場合、落下した板片1aの下端が、支持台2の上面に着
いてしまう可能性がある。これでも、板片1aは収納ケ
ース10内に押し込まれる。しかし下端が収納ケース1
0の開口部分の底部の段差(板厚)に引っ掛かる可能性
はある。そこでこのような場合は、収納ケース10の底
部を、開口側に向って板厚が薄くなるように加工し、段
差を無くしておくと良い。なおイメージ読取りで画像が
潰れないよう、各図は出来るだけ大きくした。この為、
各図の縮尺は同じではない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明リードフレ
ーム部品折り取り治具では、先ずリードフレーム一方を
繰り返し曲げてこれを折り取り、この状態のリードフレ
ーム部品を部品挿入開口に挿入し、そこで突出している
残りのリードフレームをまた繰り返し折り曲げて折り取
る。これで板片を個々のものに分離し、しかるのち、摺
動部材を摺動させてこれら個々の板片を夫々の部品収納
ケースの開口部分の部品挿入スリットに落下せしめ、そ
して摺動部材を戻し、その部品支承押出部で、個々の板
片を夫々の部品収納ケースに押し込むようにした。従っ
て、リードフレームから板片を折り取るのが容易であ
り、かつ、分離された板片が同時に部品収納ケースに整
列収納される。特に複数枚のリードフレーム部品を重ね
合せ、これらのリードフレームを纏めて折り取ると、一
層効率が上がる。
【0028】また、本発明リードフレーム部品折り取り
治具は、折り取り、収納の際に人の手が触れない。従っ
て板片が汚れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】リードフレーム部品の一例(1)を5枚重ねで
示す斜視図。
【図2】本発明の実施の形態の一例たるリードフレーム
部品折り取り治具100を示す斜視図。
【図3】一方のリードフレーム1bを折り取った2枚重
ねのリードフレーム部品1を、リードフレーム部品折り
取り治具100の部品挿入開口11に挿入した状態を示
す斜視図。
【図4】図3と同じ状態に於て支持ロッド14を引き出
した状態を示す斜視図。
【図5】リードフレーム部品折り取り治具100のカバ
ー部材8を開いた状態を示す斜視図。
【図6】リードフレーム部品折り取り治具100から部
品収納ケース10を取り出した状態を示す斜視図。
【図7】部品収納ケース10および5枚重ねの板片1a
を示す斜視図。
【図8】ヘッドブロック3及び摺動部材16を取り外し
た状態を示す一部切欠斜視図。
【図9】ヘッドブロック3の背面側を示す一部切欠斜視
図。
【図10】ヘッドブロック3の部品収納ケース10側を
示す一部切欠斜視図。
【図11】図10に、2枚重ねの板片1a、支持ロッド
14を加えて示す一部切欠斜視図。
【図12】図10に、2枚重ねの板片1aを加えて示す
一部切欠斜視図。
【図13】2枚重ねの板片1aが部品収納ケース10内
に押し込まれた状態を示す一部切欠斜視図。
【図14】収納ケースの変形例41を示す斜視図。
【図15】収納ケースの変形例51を示す斜視図。
【符号の説明】
1 リードフレーム部品 1a 板片 1b リードフレーム 1c 仮接続部 2 支持台 3 ヘッドブロック 4 保持ブロック 5 貫通孔 6 側板 7 外ケース 8 カバー部材 8a カバー部材スリット 9 ヒンジ 10 部品収納ケース 10a 部品収納ケース開口端部 11 部品挿入開口 12 部品収納ケース切欠き 13 停止枠 14 支持ロッド 15 連結棒 16 摺動部材 18 部品支承押出部 19 摺動孔 20 側棒 21 ポスト 22 引張りスプリング 35 開口形成ブロック 36 収納ケース押し上げ用長孔 37 両端の枕部分(ヘッドブロック3を支える) 38 部品挿入スリット 41 部品収納ケースの変形例その1 42 ブロック 51 部品収納ケースの変形例その2 52 長孔(バー53用) 53 バー 100 折り取り治具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドブロックと、該ヘッドブロックか
    ら僅かに離間して配置され、該ヘッドブロックと協同し
    てスリット状の部品挿入開口を形成する開口形成用ブロ
    ックと、該開口形成用ブロックの下部に配置され、前記
    ヘッドブロックと協同してその開口部分が前記部品挿入
    開口に続く部品挿入スリットを形成する部品収納ケース
    と、前記ヘッドブロックの下部に配置され前記部品収納
    ケースに向って摺動可能な摺動部材とを備え、該摺動部
    材は、前記部品収納ケースに向って適宜突出する部品支
    承押出部を有し、該部品支承押出部は、前記部品収納ケ
    ース側に移動した状態のとき、その上端が、前記部品挿
    入スリットに挿入されたリードフレーム部品の下端を支
    承して、このとき挿入されたリードフレーム部品の仮接
    続部及びリードフレームを前記部品挿入開口から上方へ
    突出させ、該リードフレームが折り取られ該リードフレ
    ームに連結していた板片が個々の板片に分離された状態
    のとき、前記摺動部材が前記部品収納ケースから離間す
    る方向に摺動されると、前記部品支承押出部の上面にそ
    の下端が支承されていた前記個々の分離した板片は前記
    部品収納ケースの開口部分の部品挿入スリットの底部ま
    で落下し、次いで前記摺動部材が前記部品収納ケースに
    向って摺動されると、前記落下した個々の分離した板片
    が前記部品支承押出部に押されて前記収納ケース内へ適
    宜量移動することを特徴とするリードフレーム部品折り
    取り治具。
  2. 【請求項2】 前記部品挿入開口及びこれに続く前記部
    品挿入スリットの隙間が、前記板片を有するリードフレ
    ーム部品を複数枚重ね合わせて一度に挿入可能な寸法と
    されていることを特徴とする請求項1記載のリードフレ
    ーム部品折り取り治具。
  3. 【請求項3】 前記摺動部材を前記部品収納ケース側に
    付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のリードフレーム部品折り取り治具。
  4. 【請求項4】 前記部品収納ケース内に配置され、前記
    板片を倒れないように支承し、前記部品ケース内に向っ
    て前記部品支承押出部で前記板片が適宜量押されたと
    き、該押された分だけ移動する板片支承手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の
    リードフレーム部品折り取り治具。
  5. 【請求項5】 前記板片支承手段は前記部品収納ケース
    に挿入されたロッドであり、該ロッドは前記部品収納ケ
    ースを挟んで前記ヘッドブロックと対向する位置に配置
    されたロッド挿通ブロックに摺動可能に支承されている
    ことを特徴とする請求項4記載のリードフレーム部品折
    り取り治具。
  6. 【請求項6】 前記板片支承手段は前記部品収納ケース
    内に配置されたブロックであり、該ブロックは前記部品
    収納ケース内で摺動自在であることを特徴とする請求項
    4記載のリードフレーム部品折り取り治具。
  7. 【請求項7】 前記板片支承手段は前記部品収納ケース
    横方向から貫通されたロッドであり、該ロッドは前記横
    方向から貫通する為に穿設された長孔に摺動可能に支承
    されていることを特徴とする請求項4記載のリードフレ
    ーム部品折り取り治具。
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CN113471114A (zh) * 2021-09-03 2021-10-01 四川明泰电子科技有限公司 半导体集成电路封装件成型设备
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