JP3151947U - カードホルダ - Google Patents
カードホルダ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3151947U JP3151947U JP2009002835U JP2009002835U JP3151947U JP 3151947 U JP3151947 U JP 3151947U JP 2009002835 U JP2009002835 U JP 2009002835U JP 2009002835 U JP2009002835 U JP 2009002835U JP 3151947 U JP3151947 U JP 3151947U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- opening
- slide plate
- cards
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 4
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
- 239000011111 cardboard Substances 0.000 description 1
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 1
- 239000002649 leather substitute Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 210000005182 tip of the tongue Anatomy 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Sheet Holders (AREA)
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Abstract
【課題】自動的にカードを1枚ずつ取り出すことを可能とし、コンパクトで操作性に優れたカードホルダを提供する。【解決手段】カードホルダとしてのホルダ本体6は、カード収容部23内において、複数枚の名刺(カード)を重なる状態で収容し、保持してなる。カード収容部23内の名刺のうち、最下段の名刺の下面には弾性部材としての板バネ12が当接され、該バネ12が収容部23内の名刺の全体を収容部23内で持ち上げられるべく付勢させている。カード収容部23内の名刺のうち最上段の名刺の上面にはスライドされる取り出し機構としてのスライド板18が備えられる。【選択図】図4
Description
本考案は、名刺その他のカードを内部に収容し、収容されたカードを1枚ずつ取り出すことを可能とするカードホルダに関する。
一般に市販される名刺入れは、革製あるいは合成樹脂製のケース内に複数枚の名刺を重ね合わせる状態で収容するものがほとんどされ、背広の内ポケットやハンドバッグなどに入れて持ち歩くようにしている。
このような構成からなる名刺入れから名刺を取り出す場合、収容され、重ね合わさせる状態にあるケース内の名刺を指で摘まむようにして1枚ずつ取り出すようにしていた。
さらに名刺入れの中には、下記特許文献1に示すように箱状の名刺入れの側面上方に名刺を1枚ずつ取り出すためのスリットを形成し、この箱の上部に長孔を形成し、該長孔の部分において、内部に重なった状態にある名刺の最上段の名刺をスリットに向けて指でスライドさせ、名刺をスリットより1枚ずつ取り出すようにしたものも存在する。
ところで出願人は、上記従来の名刺入れに対し、背広の内ポケットなどに入れて持ち運ぶことができ、コンパクトで操作性に優れ、自動的に名刺等のカードを1枚ずつ取り出すことができるカードホルダの開発を試行錯誤に基づき、行ってきたところである。
本考案は、自動的にカードを1枚ずつ取り出すことを可能とし、コンパクトで操作性に優れたカードホルダを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本考案の請求項1は、一端側にカードを出入れするための開口部を備え、該開口部の内部に複数枚のカードを重なる状態で収容し、保持可能とするカード収容部を備え、カード収容部に収容されるカードを開口部より1枚ずつ取り出すための取り出し機構を備えたカードホルダにあって、カード収容部内において重なる状態で収容されるカードのうち、最下段のカードの下面に当接され、重なるカードの全体をカード収容部内において上方に持ち上げるべく付勢される弾性部材と、カード収容部内において重なる状態で収容され、全体を弾性部材により持ち上げられるカードのうち、最上段のカードの上面と接触され、カード収容部内と開口部の外方位置との間を往復動可能に操作可能とされるスライド板と、スライド板のカード収容部内側の位置に備えられ、カード収容部内において重なるカードのうち、最上段のカードの開口部と対向する奥部側と係合可能な下方に突出する係合爪とを備え、スライド板を開口部に向けてスライド操作することにより、カード収容部内のカードのうち、最上段のカードを係合爪に係合させて開口部の外方位置へとスライド可能とし、カードを開口部より1枚ずつ取り出すことを可能とした取り出し機構と、を備えるようにしている。
また本考案の請求項2は、上記請求項1にあって、スライド板を常時はカード収容部内に位置決めされるようカード収容部に対し、間に引っ張りスプリングを介装させる状態で支持され、スライド板の開口部の外方位置へのスライド操作は、該引っ張りスプリングの引っ張り力に抗して行うこととしている。
さらに本考案の請求項3は、上記請求項1にあって、スライド板の上面に指でスライド板をスライド操作可能とするための操作体を取着させることとしている。
本考案の請求項1によれば、カード収容部に備えられる弾性部材により、カード収容部内において重なる状態で収容されるカード全体が上方に持ち上げられる状態となり、最上段に位置されるカードが常時スライド板に接触される状態でカード収容部内に収容されることとなる。こうしてカード収容部内において重なる状態で収容されるカードに対し、スライド板が収容部内において最上段のカードの上面と接触することとなり、この状態においてスライド板を開口部の外方に向けてスライド操作することにより、該最上段のカードを係合爪に係合させて開口部の外方位置へスライド可能とすることができる。開口部の外方位置にスライドされたカードは、指で摘まむようにして取り出すことが可能となり、こうして最上段のカードが取り出されたら再びスライド板をカード収容部内へスライドさせることにより、取り出されたカードの下段にあったカードが弾性部材の弾性力により上方に持ち上げられ、スライド板の下面に接触されることになる。このようにして順次カード収容部内に重なる状態で収容されるカードを、スライド板のカード収容部内と開口部の外方位置間の往復動により取り出すことが可能となり、自動的にカードを1枚ずつ取り出すことを可能とし、コンパクトで操作性に優れたカードホルダを提供することができる。
加えて請求項2の考案によれば、スライド板を常時はカード収容部内に位置決めされるようカード収容部に対し、間に引っ張りスプリングを介装させる状態で支持され、スライド板の開口部の外方位置へのスライド操作は、該引っ張りスプリングの引っ張り力に抗して行うこととしているので、スライド板を開口部の外方位置にスライドし、カードを取り出した状態のままにすれば、スライド板は自動的に引っ張りスプリングの引っ張り力により、カード収容部内にスライドすることとなり、より操作性に優れたカードホルダの提供が可能となる。
さらに請求項3の考案によれば、スライド板の上面に指でスライド板をスライド操作可能とするための操作体を取着させることとしているので、操作体を指で操作するだけでカード収容部内のカードを1枚ずつ取り出すことができ、より操作性に優れたカードホルダの提供が可能となる。
以下、本考案の実施形態に係るカードホルダを採用した名刺ホルダを図1ないし図9に基づいて説明する。名刺ホルダ1は図1に示す外観からなり、合成皮革製の外ケース2で外装されてなる。すなわち、この外ケース2は図2に示すケース開口3を舌片4で被覆可能とされ、図1に示すように舌片4の先端の係合片4aをスライド操作片5に係入することにより、ケース開口3を閉塞可能にしている。
外ケース2の内部には、ケース開口3より挿入される状態で本考案に係るカードホルダを構成するホルダ本体6が内装される。内装されるホルダ本体6は、図3に示すような扁平直方体形状の外観からなり、外ケース2に内装される状態において、ケース開口3と対応する位置に、内部に収容するカードを出入れするための開口部7を備えるようにしている。またホルダ本体6は外ケース2を外装する状態において、ホルダ本体6の上面に備えられるスライド操作片5を矢印A方向(図2参照)にスライド操作可能としてなり、このため外ケース2にはスライド操作片5を外ケース2上でスライド操作可能とするための長孔8が備えられる。
一端側にカードを出入れするための開口部7を備えるホルダ本体6は、図4に示す各部材を組合せて形成され、長方形状の金属製の底板10の上面に、底板10と平面同サイズからなる同じく金属製の下板11を被着して構成される。底板10の上面には矢印B方向に付勢される一対の金属製の板バネ12(弾性部材)が被着され、この板バネ12は、底板10の上面に下板11が被着された状態において、下板11に形成された一対の開口窓13内に位置されることとなり、図5に示すように先端部を上方に向けて矢印B方向に付勢させるようにしている。
下板11上には開口部7が形成される一端側の辺部を除き、他の3辺部分に全体金属材で形成される壁枠体14が取付けられる。これにより下板11上は、開口部7が形成される一端側を除き、周囲が壁枠体14で囲繞されることとなる。
壁枠体14には、上部に係合突起15a、15b、15c、15d、15e、15fが備えられる。一方、壁枠体14の上部には、下板11と略同サイズの平板からなる全体金属製の上板16が被着される。壁枠体14に対する上板16の被着は、上記各係合突起15a、15b、15c、15d、15e、15fを、上板16の対応する位置に形成される係合孔17a、17b、17c、17d、17e、17fに係合させることにより行われる。すなわち、壁枠体14に対する上板16の被着は、係合突起15aを係合孔17aに、係合突起15bを係合孔17bに、係合突起15cを係合孔17cに、係合突起15dを係合孔17dに、係合突起15eを係合孔17eに、係合突起15fを係合孔17fにそれぞれ係合することにより行うものとされる。
こうして下板11上において、壁枠体14を介して上板16が取着する状態において、上板16と下板11との間にはカードを収容するための直方体形状の空間が画成され、この空間をカード収容部23としている。このカード収容部23には、予めスライド板18が配設される。スライド板18は図4に示すように平面略長方形状からなる平板状のものとされ、図4の平面Y方向における各端部に鉤状突起19を備えてなる。スライド板18は、各鉤状突起19を壁枠体14のX方向(図4参照)に沿って備えられる凹溝部20に位置決めされ、この状態で壁枠体14の上部に上板16を取着することで凹溝部20にて形成されるスリットに鉤状突起19を係合させ、支持させることが可能となる。
すなわち、スライド板18は、図3に示す各部材の組立て状態において、Y方向での各端部に備えられる鉤状突起19を対応する凹溝部20からなるスリットに支持させてなり、これによりY方向に長いスリット(凹溝部20)に沿って鉤状突起19を案内させるようにし、スライド板18の全体をX方向にスライドさせることを可能にしている。
下板11のうち、開口部7側と対向する奥側の辺部には、Y方向での各端部位置にそれぞれ切り起こし部21が形成される。凹溝部20にY方向での各端部を支持されるスライド板18は、各鉤状突起19と前記下板11のX方向で対応する切り起こし部21間に引っ張りスプリング22を介装させ、スライド板18の全体をカード収容部23内に対して支持させるようにしている。すなわち、引っ張りスプリング22は、長手方向をX方向に対応させるようにして一端部を切り起こし部21に掛着させ、他端部を鉤状突起19に掛着するようにしている。この結果、カード収容部23内のスライド板18は、常時は引っ張りスプリング22の引っ張り力により、開口部7と対向するカード収容部23の奥側(図5のC方向)に引っ張られることとなり、図6に示す鉤状突起19がスリット(凹溝部20)の開口部7に対する最奥部側(図6の矢印C方向での端部)と係合するスライド端位置において位置決めされることとなる。
スライド板18のうち、Y方向での略中間位置の上面には、前記スライド操作片5が取着される。スライド操作片5は、スライド板18の上面に立ち上げられる状態で取着される、一対の筒状からなる管体24の上部位置にネジ26を用いて取着される(図4参照)。すなわち、一対の管体24は上板16においてX方向に沿って穿設される各長孔25に挿通させるようにして、上端部を上板16上に突出させ、対応する長孔25に挿通された管体24の上部に対しては長手方向をY方向に対応させたスライド操作片5をネジ26を用いて取着し、上板16の上部側にスライド操作片5が位置されるようスライド板18の上面にスライド操作片5を取着させてなる。
なお、ホルダ本体6に対して図1および図2に示すように外ケース2を外装するに際しては、各管体24をそれぞれホルダ本体6の上板16に形成される長孔25、外ケース2に形成される長孔8に挿通させた上、その上部にスライド操作片5をネジ26を用いて取着し、スライド操作片5を外ケース2の外方に位置決めさせることを可能にしている。
このようにして、上板16上に位置されるスライド片5(外ケース2の上外方でもよい)は、長孔25(外ケース2を外装させた場合は長孔8も含む)に沿って、矢印A方向にスライド操作することが可能となる。
こうして図4に示す各部材を組立てることにより形成されるホルダ本体6は、上板16と下板11間のスライド板18の下面において、図8および図9に示すように一端側(矢印D方向の側)に開口部7を備えたカード収容部23が画成されることとなり、該カード収容部23に対しては、カードとしての複数枚の名刺27を重なる状態で収容し、保持させることを可能にしている。すなわち、カード収容部23に対する名刺27の収容は、図8、図9に示すように重ね合わせた状態の名刺27を開口部7よりカード収容部23の奥側に向け、矢印C方向に挿入するようにして行う。
カード収容部23内に重なる状態で収容・保持される名刺27は、矢印C方向での奥側において、最下段の名刺27の下面に対し、矢印B方向に付勢される板バネ12(弾性部材)の先端側が当接され(図8、図9参照)、これにより上下に重なる名刺27の全体をカード収容部23内において上方に持ち上げるべく板バネ12が付勢されることになる。
さらにカード収容部23内に重なる状態で収容・保持される名刺27は、矢印C方向での奥側において、Y方向での各端部を壁枠体14のX方向での奥側に備えられ、矢印E方向に付勢される板バネ28(図4、図5参照)の先端に当接する状態で位置決めされる。
すなわち、カード収容部23内の複数枚の名刺27は、開口部7に対する奥部側(矢印C方向側)で、Y方向での各端部を板バネ28により位置決めされ、さらに板バネ12により全体が持ち上げられる状態で位置決めされることとなり、こうして全体を板バネ12により持ち上げられる名刺27のうち、最上段の名刺27の上面がスライド板18の下面に接触する状態となる。こうした接触(面接触)は、板バネ28の付勢力が及ぶカード収容部23の矢印C方向での奥部側において強い接触力の下、強く行われることとなる。
スライド板18のうち、X方向における開口部7と対向する奥部側(矢印C方向側)の端部には、Y方向での各端部において下方に突出する一対の係合爪29が備えられる。下方に突出する係合爪29の突出長さTは、名刺27の1枚の厚さより僅かに小さいものに設定され(図8、図9参照)、これによりカード収容部23内に上下重なる状態で収容・保持される名刺27のうち、最上段の名刺27の開口部7と対向する奥部側(矢印C方向側)の端部をこの係合爪29に係合させることが可能となる。
次に、図4に示す各部材を組み立てて構成され、カード収容部23に複数枚の名刺27を重ね合わせるようにしてホルダ本体6に収容、保持する名刺ホルダ1から名刺27を1枚ずつ取り出す際の取り出し機構の作動状態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように外ケース2に外装され、複数枚の名刺27をカード収容部23内に収容、保持してなるホルダ本体6において、先ずスライド操作片5の下方の一対の管体24間に係入され、この間に係合されていた舌片4の先端の係合片4aを矢印F方向に引き抜き、係合を解除するようにする。
すると、図2に示すように舌片4で被覆されていたケース開口3が外部に露出され、外ケース2内に内装されるホルダ本体6の開口7も外部に露出されることとなる。この状態で矢印A方向にスライド可能とされるスライド操作片5を、図6あるいは図8に示すスライド端位置(スライド板18の格納位置)から図7あるいは図9に示すスライド端位置(スライド板18の外方スライド位置)にスライドさせることが可能となる。すなわち、こうしたスライド操作片5の矢印A方向でのスライドにより、カード収容部23内において最上段に位置する名刺27とその下面を接するスライド板18も、矢印A方向にスライド操作することが可能となる。
スライド板18は、スライド操作片5を矢印D方向にスライドさせ、図7あるいは図9に示すそのスライド端位置において、矢印X方向における開口部7側の端部を、図6および図8に示す格納状態から開口部7の外方位置にスライドさせ、位置決めさせることが可能となる。こうしたスライド板18の開口部7の外方位置(スライド端)への位置決めは、上板16における長孔25に案内される状態でスライドされる管体24により規制される他、スライド板18のY方向での各端部に備えられ、スリット(凹溝部20)に案内される状態にある鉤状突起19によっても規制される。すなわち、スライド板18は、長孔25の矢印D方向での端部に管体24に衝合するか、スリット(凹溝部20)の矢印D方向での端部に鉤状突起19が衝合することによって、矢印D方向でのスライド端が規制される。またスライド板18は、長孔25の矢印C方向での端部に管体24が衝合するか、スリット(凹溝部20)の矢印C方向での端部に鉤状突起19が衝合するかによって、矢印C方向でのスライド端が規制される。
このように、スライド板18は、両スライド端の間をスライド操作片5の矢印A方向のスライド操作によりスライドされ、開口部7側の端部(矢印D方向での端部)をカード収容部23内(格納状態)と開口部7の外方位置との間を往復動可能とさせることが可能となる。図6および図8に示すスライド端位置(格納位置)からスライド操作片5を引っ張りスプリング22の引っ張り力に抗して矢印D方向にスライドさせると、スライド板18は図7および図9にスライド端位置(外方スライド位置)まで移動されることとなる。この状態で係合爪29に対し、矢印C方向での開口部7に対向する最奥部を係合し、カード収容部23内の最上段に位置される名刺27は、矢印D方向における開口部7側の端部を、スライド板18とその上面を接する状態で開口部7の外方位置へとスライドされることとなる。すなわち、このようにして開口部7の外方位置に、その端部がスライドされ、引き出された名刺27については、図9の矢印Gに示すように矢印D方向での端部を上下方向より摘まみ、ホルダ本体6(名刺ホルダ1)より取り出すことが可能となる。
ここで取り出し機構としてのスライド板18の開口部7側の辺部は、Y方向での略中央部が弓形凹状に湾曲され、図9に示すように略中央部において上下位置より指で名刺27の開口部7側の端部を摘まみ易いよう、スライド板18を形成させている。
こうしてカード収容部23内の最上段に位置されていた名刺27が取り出された状態において、指をスライド操作片5から離すと、スライド板18は引っ張りスプリング22の引っ張り力により、再び図6および図8に示すスライド端位置(格納位置)までスライドすることとなり、スライド板18の下面には次にカード収容部23の次の最上段に位置される名刺27の上面が接することになり、当該名刺27の矢印C方向における最奥部が係合爪29により係合されることとなる。この状態で、さらにスライド操作片5を矢印D方向にスライドさせるようにすれば、順次カード収容部23内の最上段の名刺27を開口部7の外方位置に引き出すことが可能となる。
このようにして、ホルダ本体6、あるいは名刺ホルダ1は、カード収容部23に収容される名刺27を開口部7より、スライド操作片5のスライド操作によって1枚ずつ取り出すことが可能となり、カード収容部23内の名刺27がなくなるまで順次名刺27を開口部7外へとスライドさせる操作を繰り返すことができる。
このように上記実施形態に係るホルダ本体6は、カード収容部23内において重なる状態で収容される名刺27の全体がカード収容部23の下方に備えられる板バネ12(弾性部材)により持ち上げられる状態となり、最上段に位置される名刺27が常時スライド板18の下面に接触される状態でカード収容部23内に収容されることとなる。こうしてカード収容部23内において重なる状態で収容される名刺27に対し、スライド板18が収容部23内において最上段の名刺27の上面と接触することとなり、この状態においてスライド板18を収容部23に対する格納状態から開口部7の外方に向けてスライド操作することにより、該最上段の名刺27を係合爪29に係合させて開口部7の外方位置にスライドすることができる。
開口部7の外方位置にスライドされた名刺27は、指で摘まむようにして取り出すことが可能となり、こうして最上段の名刺27が取り出されたら、再びスライド板18はカード収容部23内に引っ張りスプリング22の引っ張り力によりスライドされることとなり、取り出された名刺27の下段にあった名刺27が板バネ27(弾性部材)の弾性力により上方に持ち上げられ、スライド板18の下面に接触されることになる。このようにして順次カード収容部23内に重なる状態で収容される名刺27について、スライド板18の矢印D方向での開口部7側の端部をカード収容部23内の格納位置と開口部7の外方位置間で往復動させることで1枚ずつ取り出すことが可能となり、自動的に名刺27を1枚ずつ取り出すことを可能とし、コンパクトで操作性に優れたホルダ本体6(名刺ホルダ1)を提供することが可能となる。
しかも上記実施形態に係るホルダ本体6は、スライド板18を常時はカード収容部23内の格納位置に位置決めされるよう、カード収容部23において切り起こし部21とスライド板18の鉤状突起19の間に引っ張りスプリング22を介装させる状態で支持し、スライド板18の矢印D方向での端部の開口部7の外方位置へのスライド操作を該引っ張りスプリング22の引っ張り力に抗して行うこととしている。よって、スライド板18における矢印D方向での端部を開口部7の外方位置にスライドし、名刺27を取り出したままの状態で操作片5を解放すれば、スライド板18は引っ張りスプリング22の引っ張り力により、カード収容部23内に自動的にスライドすることとなり、より操作性に優れたホルダ本体6(名刺ホルダ1)の提供が可能となる。
さらに加えて、上記実施形態に係るホルダ本体6は、スライド板18の上面において、上板16の上方、あるいは外ケース2の外方より、指でスライド板18を矢印A方向にスライド操作するためのスライド操作片5(操作体)を取着させているため、指で操作片5をスライド操作するだけでカード収容部23内の名刺27を1枚ずつ取り出すことができ、より操作性に優れたホルダ本体6(名刺ホルダ1)の提供が可能となる。
なお、上記実施形態によれば、カード収容部23において切り起こし部21とスライド板18の鉤状突起19の間に引っ張りスプリング22を介装させるようにしているが、このような機構を用いることなく、スライド板18を単に矢印D方向での端部をカード収容部内と開口部7の外方位置との間でスライド操作するよう設定することとしてもよい。
本考案は、上記実施形態に係る名刺ホルダばかりでなく、キャッシュカード、クレジットカードなどのカード類を、複数段重ねた状態で収容するカードホルダにも採用することができ、極めて使い勝手がよいカードホルダの提供が可能となる。
1 名刺ホルダ
2 外ケース
3 ケース開口
4 舌片
4a 係合片
5 スライド操作片(操作体)
6 ホルダ本体(カードホルダ)
7 開口部
8、25 長孔
10 底板
11 下板
12、28 板バネ(弾性部材)
13 開口窓
14 壁枠体
15a、15b、15c、15d 係合突起
16 上板
17a、17b、17c、17d 係合孔
18 スライド板
19 鉤状突起
20 凹溝部
21 切り起こし部
22 引っ張りスプリング
23 カード収容部
24 管体
26 ネジ
27 名刺(カード)
29 係合爪
2 外ケース
3 ケース開口
4 舌片
4a 係合片
5 スライド操作片(操作体)
6 ホルダ本体(カードホルダ)
7 開口部
8、25 長孔
10 底板
11 下板
12、28 板バネ(弾性部材)
13 開口窓
14 壁枠体
15a、15b、15c、15d 係合突起
16 上板
17a、17b、17c、17d 係合孔
18 スライド板
19 鉤状突起
20 凹溝部
21 切り起こし部
22 引っ張りスプリング
23 カード収容部
24 管体
26 ネジ
27 名刺(カード)
29 係合爪
Claims (3)
- 一端側にカードを出入れするための開口部を備え、該開口部の内部に複数枚のカードを重なる状態で収容し、保持可能とするカード収容部を備え、カード収容部に収容されるカードを開口部より1枚ずつ取り出すための取り出し機構を備えたカードホルダにあって、
カード収容部内において重なる状態で収容されるカードのうち、最下段のカードの下面に当接され、重なるカードの全体をカード収容部内において上方に持ち上げるべく付勢される弾性部材と、
カード収容部内において重なる状態で収容され、全体を弾性部材により持ち上げられるカードのうち、最上段のカードの上面と接触され、カード収容部内と開口部の外方位置との間を往復動可能に操作可能とされるスライド板と、スライド板のカード収容部内側の位置に備えられ、カード収容部内において重なるカードのうち、最上段のカードの開口部と対向する奥部側と係合可能な下方に突出する係合爪とを備え、スライド板を開口部に向けてスライド操作することにより、カード収容部内のカードのうち、最上段のカードを係合爪に係合させて開口部の外方位置へとスライド可能とし、カードを開口部より1枚ずつ取り出すことを可能とした取り出し機構と、
を備えてなるカードホルダ。 - カード収容部内と開口部の外方位置との間を往復動可能とされるスライド板は、常時はカード収容部内に位置決めされるようカード収容部に対し、間に引っ張りスプリングを介装させる状態で支持され、スライド板の開口部の外方位置へのスライド操作は、該引っ張りスプリングの引っ張り力に抗して行うこととしてなる請求項1に記載のカードホルダ。
- カード収容部内と開口部の外方位置との間を往復動可能とされるスライド板には、上面に指でスライド板をスライド操作可能とするための操作体を取着させることとした請求項1に記載のカードホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009002835U JP3151947U (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | カードホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009002835U JP3151947U (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | カードホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3151947U true JP3151947U (ja) | 2009-07-09 |
Family
ID=54856304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009002835U Expired - Lifetime JP3151947U (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | カードホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3151947U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125538A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 磁気カードホルダー |
-
2009
- 2009-04-30 JP JP2009002835U patent/JP3151947U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125538A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 磁気カードホルダー |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5657291B2 (ja) | 名刺入れ | |
US20030173242A1 (en) | Carrying case with internal sliding-member spring clip to grasp and hold diverse portable electronic devices including personal digital assistants | |
US8861772B2 (en) | Earphone receiving assembly and portable electronic device having same | |
JP3151947U (ja) | カードホルダ | |
US20070012752A1 (en) | File folder with sequentially arranged envelopes | |
US20080142540A1 (en) | Card-holding case with a dispensing hole | |
US4173838A (en) | Compact repeating slide viewer | |
US6926143B1 (en) | Case for tool shafts | |
JP2009158401A (ja) | 電子機器 | |
US7597192B2 (en) | File folder having cascading envelopes | |
KR20190030925A (ko) | 휴대기기용 액세서리 | |
JP2007252761A (ja) | コインストッカー | |
KR200451301Y1 (ko) | 수납물 이탈 방지 기능을 갖는 서랍 구조물 | |
JP4250967B2 (ja) | 手提げ金庫 | |
JP3718217B1 (ja) | 差込口の上方にパンチを設けたクリップ装着器 | |
KR101240267B1 (ko) | 배터리 록킹장치를 갖는 휴대 단말기 | |
JP3107143U (ja) | ノック式印具 | |
JP2010148641A (ja) | カードケース | |
JP2012035517A (ja) | 名刺入れ | |
JP3217194U (ja) | 名刺入れ | |
KR100387051B1 (ko) | 메모지 케이스 | |
JP2023034135A (ja) | カードケース | |
KR200357638Y1 (ko) | 동전 저장장치 | |
JPH08198017A (ja) | カード収納装置 | |
JP3165343U (ja) | 折部自動拡開構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150617 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |