JPH09198747A - 磁気記録再生装置のテープテンション調整装置 - Google Patents
磁気記録再生装置のテープテンション調整装置Info
- Publication number
- JPH09198747A JPH09198747A JP8004466A JP446696A JPH09198747A JP H09198747 A JPH09198747 A JP H09198747A JP 8004466 A JP8004466 A JP 8004466A JP 446696 A JP446696 A JP 446696A JP H09198747 A JPH09198747 A JP H09198747A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- tension
- reel base
- adjusting device
- supply reel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転ヘッドドラムのテープ入口側のテープテ
ンションが常に一定になるように制御できるVTRのテ
ープテンション調整装置を提供する。 【解決手段】 VTRのテープテンション調整装置20
は、テープ110を走行させるキャプスタン3のキャプ
スタンモータ4等を介して回転する供給リール台5と、
基部21aに固定された支軸22を介して揺動自在に支
持されると共に、先端部21bにテープ110を供給リ
ール台5側から回転ヘッドドラム2側に案内するテープ
ガイド23が設けられたテンションアーム21と、この
テンションアーム21の揺動角度を検出する角度検出セ
ンサと、テンションアーム21を所定方向に弾性付勢す
る引張りコイルバネ26と、角度検出センサの出力に基
づいて、回転ヘッドドラム2のテープ入口IN側のテー
プテンションが常に一定になるように供給リール台5の
回転トルクを制御するモータ40等を備えている。
ンションが常に一定になるように制御できるVTRのテ
ープテンション調整装置を提供する。 【解決手段】 VTRのテープテンション調整装置20
は、テープ110を走行させるキャプスタン3のキャプ
スタンモータ4等を介して回転する供給リール台5と、
基部21aに固定された支軸22を介して揺動自在に支
持されると共に、先端部21bにテープ110を供給リ
ール台5側から回転ヘッドドラム2側に案内するテープ
ガイド23が設けられたテンションアーム21と、この
テンションアーム21の揺動角度を検出する角度検出セ
ンサと、テンションアーム21を所定方向に弾性付勢す
る引張りコイルバネ26と、角度検出センサの出力に基
づいて、回転ヘッドドラム2のテープ入口IN側のテー
プテンションが常に一定になるように供給リール台5の
回転トルクを制御するモータ40等を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオテープレ
コーダ(VTR)等の磁気記録再生装置に用いられるテ
ープテンション調整装置(テンションレギュレータ)に
関する。
コーダ(VTR)等の磁気記録再生装置に用いられるテ
ープテンション調整装置(テンションレギュレータ)に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気記録再生装置としてのビデ
オテープレコーダ(VTR)には、供給側の走行する磁
気テープのテープテンションの強弱の度合を検出し、こ
れによってバックテンションを適当に調整し、いわゆる
スキューひずみ等の不都合の発生を抑えるテープテンシ
ョン調整装置(テンションレギュレータ)が設けられて
いる。特に、ポータブル型のVTRでは、低消費電力化
及びコストダウン化を図るためにメカニカルタイプのテ
ープテンション調整装置が多く採用されている。これ
を、図6によって具体的に説明すると、符号200は、
図示しない回転ヘッドドラムに対向するように配置され
たリールシャーシである。このリールシャーシ200上
には、所定の間隔をおいて供給リール台201と巻取り
リール台202とを各支軸203,204を介して回転
自在に支持してある。この供給リール台201側には、
メカニカルタイプのテープテンション調整装置210が
設けられている。
オテープレコーダ(VTR)には、供給側の走行する磁
気テープのテープテンションの強弱の度合を検出し、こ
れによってバックテンションを適当に調整し、いわゆる
スキューひずみ等の不都合の発生を抑えるテープテンシ
ョン調整装置(テンションレギュレータ)が設けられて
いる。特に、ポータブル型のVTRでは、低消費電力化
及びコストダウン化を図るためにメカニカルタイプのテ
ープテンション調整装置が多く採用されている。これ
を、図6によって具体的に説明すると、符号200は、
図示しない回転ヘッドドラムに対向するように配置され
たリールシャーシである。このリールシャーシ200上
には、所定の間隔をおいて供給リール台201と巻取り
リール台202とを各支軸203,204を介して回転
自在に支持してある。この供給リール台201側には、
メカニカルタイプのテープテンション調整装置210が
設けられている。
【0003】このテープテンション調整装置210は、
リールシャーシ200上に支軸211を介して揺動自在
に支持されると共に、先端部にローラ状のテープガイド
212を回転自在に立設したテンションアーム213
と、一端側が該テンションアーム213にピン枢支され
ると共に他端側がリールシャーシ200にピン枢支され
て中央のブレーキライニング(摩擦帯体)214aを上
記供給リール台201の外周面201aに面接触させた
バンドブレーキ214とにより大略構成されている。そ
して、上記テンションアーム213のテープガイド21
2を介して磁気テープ221のテープテンションTを検
出し、テンションが強のときには、テンションアーム2
13の支軸211を中心としてテンションアーム213
が図6中右側(時計方向)に揺動することにより、供給
リール台201に対するバンドブレーキ214のブレー
キ力が弱まり、また、テンションが弱いときには、テン
ションアーム213が図6中左側(反時計方向)に揺動
して供給リール台201に対するバンドブレーキ214
のブレーキ力が強まることにより、バックテンションを
調整し、回転ヘッドドラムと供給リール台201間のテ
ープテンションTを一定に調整するようになっている。
リールシャーシ200上に支軸211を介して揺動自在
に支持されると共に、先端部にローラ状のテープガイド
212を回転自在に立設したテンションアーム213
と、一端側が該テンションアーム213にピン枢支され
ると共に他端側がリールシャーシ200にピン枢支され
て中央のブレーキライニング(摩擦帯体)214aを上
記供給リール台201の外周面201aに面接触させた
バンドブレーキ214とにより大略構成されている。そ
して、上記テンションアーム213のテープガイド21
2を介して磁気テープ221のテープテンションTを検
出し、テンションが強のときには、テンションアーム2
13の支軸211を中心としてテンションアーム213
が図6中右側(時計方向)に揺動することにより、供給
リール台201に対するバンドブレーキ214のブレー
キ力が弱まり、また、テンションが弱いときには、テン
ションアーム213が図6中左側(反時計方向)に揺動
して供給リール台201に対するバンドブレーキ214
のブレーキ力が強まることにより、バックテンションを
調整し、回転ヘッドドラムと供給リール台201間のテ
ープテンションTを一定に調整するようになっている。
【0004】尚、一対のリール台201,202上には
磁気テープ221を巻装した図示しないテープカセット
の供給リール220及び図示しない巻取りリールがそれ
ぞれ装着されるようになっており、また、各リール台2
01,202の外周面201a,202aにはソフトブ
レーキ205,206が摺接している。
磁気テープ221を巻装した図示しないテープカセット
の供給リール220及び図示しない巻取りリールがそれ
ぞれ装着されるようになっており、また、各リール台2
01,202の外周面201a,202aにはソフトブ
レーキ205,206が摺接している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のメカニカルタイプのテープテンション調整装置21
0を用いるポータブル型のVTRでは、(1)テープカ
セットの供給リール220の巻径差により回転ヘッドド
ラム入口側のテープテンションが変化、特に異なるサイ
ズのテープカセット対応のVTRでは、供給リール22
0の巻径差が非常に大きくなり、テープテンション差も
大きく変化したり、(2)温度や湿度等の環境変化、経
時変化によりバンドブレーキ214のブレーキライニン
グ214aの摩擦係数が変化し易いために回転ヘッドド
ラム入口側のテープテンションが変化したり、(3)供
給リール台201の振れによりバックテンションにトル
クムラが発生する等の諸問題が生じる虞れがあった。
来のメカニカルタイプのテープテンション調整装置21
0を用いるポータブル型のVTRでは、(1)テープカ
セットの供給リール220の巻径差により回転ヘッドド
ラム入口側のテープテンションが変化、特に異なるサイ
ズのテープカセット対応のVTRでは、供給リール22
0の巻径差が非常に大きくなり、テープテンション差も
大きく変化したり、(2)温度や湿度等の環境変化、経
時変化によりバンドブレーキ214のブレーキライニン
グ214aの摩擦係数が変化し易いために回転ヘッドド
ラム入口側のテープテンションが変化したり、(3)供
給リール台201の振れによりバックテンションにトル
クムラが発生する等の諸問題が生じる虞れがあった。
【0006】尚、据置型のVTRでは、供給リール台を
回転させる該供給リール台直結のモータをトルク制御す
ることにより電気的にテープテンションを調整するよう
にした機種もあるが、このタイプでは、トルク制御レン
ジが大きくなるため、消費電力が大きくなると共に、装
置全体が大型で重くなる等の問題があった。
回転させる該供給リール台直結のモータをトルク制御す
ることにより電気的にテープテンションを調整するよう
にした機種もあるが、このタイプでは、トルク制御レン
ジが大きくなるため、消費電力が大きくなると共に、装
置全体が大型で重くなる等の問題があった。
【0007】そこで、この発明は、回転ヘッドドラムの
テープ入口側のテープテンションが常に一定になるよう
に電気的に制御して小型軽量化及び低消費電力化を図り
ながら信頼性の高いテープテンションサーボを実現する
ことができる磁気記録再生装置のテープテンション調整
装置を提供するものである。
テープ入口側のテープテンションが常に一定になるよう
に電気的に制御して小型軽量化及び低消費電力化を図り
ながら信頼性の高いテープテンションサーボを実現する
ことができる磁気記録再生装置のテープテンション調整
装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】リール台側から回転ヘッ
ドドラムに供給されるテープのテープテンションを調整
する磁気記録再生装置のテープテンション調整装置にお
いて、上記テープを走行させるキャプスタンの駆動手段
を介して回転する上記リール台と、基部に固定された支
軸を介して回動自在に支持されると共に、先端部に上記
テープを上記リール台側から回転ヘッドドラム側に案内
するテープガイドが設けられたテンションアームと、こ
のテンションアームの回動角度を検出する角度検出セン
サと、上記テンションアームを所定方向に弾性付勢する
弾性体と、上記角度検出センサの出力に基づいて、上記
回転ヘッドドラムのテープ入口側のテープテンションが
常に一定になるように上記リール台の回転トルクを制御
する制御手段とを備えている。
ドドラムに供給されるテープのテープテンションを調整
する磁気記録再生装置のテープテンション調整装置にお
いて、上記テープを走行させるキャプスタンの駆動手段
を介して回転する上記リール台と、基部に固定された支
軸を介して回動自在に支持されると共に、先端部に上記
テープを上記リール台側から回転ヘッドドラム側に案内
するテープガイドが設けられたテンションアームと、こ
のテンションアームの回動角度を検出する角度検出セン
サと、上記テンションアームを所定方向に弾性付勢する
弾性体と、上記角度検出センサの出力に基づいて、上記
回転ヘッドドラムのテープ入口側のテープテンションが
常に一定になるように上記リール台の回転トルクを制御
する制御手段とを備えている。
【0009】テープ走行時(FWD時等)において、回
転ヘッドドラムのテープ入口側のテープテンションが所
定値のときに、テープガイドは弾性体の弾性付勢力によ
り基準位置にくるように設定されている。そして、リー
ルの巻径等の差によりテンションアームがテープテンシ
ョンの変動により所定方向に回動すると、このテンショ
ンアームの回動角度を角度検出センサで検出し、この角
度検出センサの出力に基づいて制御手段によりテンショ
ンアームのテープガイドが上記基準位置にくるようにリ
ール台の回転トルクが制御される。
転ヘッドドラムのテープ入口側のテープテンションが所
定値のときに、テープガイドは弾性体の弾性付勢力によ
り基準位置にくるように設定されている。そして、リー
ルの巻径等の差によりテンションアームがテープテンシ
ョンの変動により所定方向に回動すると、このテンショ
ンアームの回動角度を角度検出センサで検出し、この角
度検出センサの出力に基づいて制御手段によりテンショ
ンアームのテープガイドが上記基準位置にくるようにリ
ール台の回転トルクが制御される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態例について図面を参照して説明する。
形態例について図面を参照して説明する。
【0011】図1は、この発明の一実施形態例の磁気記
録再生装置としてのVTR(ビデオテープレコーダ)の
テープパス及び駆動構成の全体を示す。図1に示すよう
に、VTRのシャーシ1上の一端側中央には回転ヘッド
ドラム2を回転自在してあると共に、該一端の一方のコ
ーナ部の下面側にはシャーシ1上にキャプスタン3を突
設したキャプスタンモータ(駆動手段)4を取付けてあ
る。また、シャーシ1上の他端側には所定の間隔をおい
て供給リール台5及び巻取りリール台6を各支軸7,8
を介して回転自在に支持してあると共に、該シャーシ1
上の一端の他方のコーナ部側から他端の他方のコーナ部
側にかけて後述するテープテンション調整装置20を配
設してある。
録再生装置としてのVTR(ビデオテープレコーダ)の
テープパス及び駆動構成の全体を示す。図1に示すよう
に、VTRのシャーシ1上の一端側中央には回転ヘッド
ドラム2を回転自在してあると共に、該一端の一方のコ
ーナ部の下面側にはシャーシ1上にキャプスタン3を突
設したキャプスタンモータ(駆動手段)4を取付けてあ
る。また、シャーシ1上の他端側には所定の間隔をおい
て供給リール台5及び巻取りリール台6を各支軸7,8
を介して回転自在に支持してあると共に、該シャーシ1
上の一端の他方のコーナ部側から他端の他方のコーナ部
側にかけて後述するテープテンション調整装置20を配
設してある。
【0012】キャプスタンモータ4の回転軸がキャプス
タン3になっており、該キャプスタン3の下部(シャー
シ1の下面側)には一方のプーリ9が固定されている。
この一方のプーリ9には環状のタイミングベルト10の
一端側が掛けられ、このタイミングベルト10の他端側
は、巻取りリール台6寄りのシャーシ1に支軸11を介
して回転する他方のプーリ12に掛けられている。この
支軸11は軸支持部材13に固定されている。この軸支
持部材13はシャーシ1に対して支点部14で支持して
あると共に該軸支持部材13の長孔13a内に挿入され
た調整ネジ15により締結されている。この調整ネジ1
5によって上記タイミングベルト10のベルトテンショ
ンの調整ができるようになっている。
タン3になっており、該キャプスタン3の下部(シャー
シ1の下面側)には一方のプーリ9が固定されている。
この一方のプーリ9には環状のタイミングベルト10の
一端側が掛けられ、このタイミングベルト10の他端側
は、巻取りリール台6寄りのシャーシ1に支軸11を介
して回転する他方のプーリ12に掛けられている。この
支軸11は軸支持部材13に固定されている。この軸支
持部材13はシャーシ1に対して支点部14で支持して
あると共に該軸支持部材13の長孔13a内に挿入され
た調整ネジ15により締結されている。この調整ネジ1
5によって上記タイミングベルト10のベルトテンショ
ンの調整ができるようになっている。
【0013】また、上記支軸11には揺動プレート16
を揺動(回動)自在に支持してあり、該揺動プレート1
6の先端側には首振りギヤ17をピン枢支してある。こ
の首振りギヤ17は上記他方のプレート12の小径歯部
12aに噛合していると共に、供給リール台5及び巻取
りリール台6の外周歯部5A,6Aに噛合しているアイ
ドルギヤ18,19のいずれか一方に噛合するようにな
っている。即ち、この首振りギヤ17は、タイミングベ
ルト10が図1中a矢印方向(この方向が磁気テープの
FWD方向)に走行すると、図1中A矢印方向に、タイ
ミングベルト10が図1中b矢印方向(この方向が磁気
テープのREV方向)に走行すると、図1中A,B印方
向にそれぞれ揺動して各アイドルギヤ17又は18に噛
合するようになっている。尚、各アイドルギヤ17,1
8はリミッタトルク伝達構造(ヒステリシスマグネット
クラッチ機構)となっており、所定のトルクを発生させ
ながら各リール台5,6を回転駆動させるようになって
いる。
を揺動(回動)自在に支持してあり、該揺動プレート1
6の先端側には首振りギヤ17をピン枢支してある。こ
の首振りギヤ17は上記他方のプレート12の小径歯部
12aに噛合していると共に、供給リール台5及び巻取
りリール台6の外周歯部5A,6Aに噛合しているアイ
ドルギヤ18,19のいずれか一方に噛合するようにな
っている。即ち、この首振りギヤ17は、タイミングベ
ルト10が図1中a矢印方向(この方向が磁気テープの
FWD方向)に走行すると、図1中A矢印方向に、タイ
ミングベルト10が図1中b矢印方向(この方向が磁気
テープのREV方向)に走行すると、図1中A,B印方
向にそれぞれ揺動して各アイドルギヤ17又は18に噛
合するようになっている。尚、各アイドルギヤ17,1
8はリミッタトルク伝達構造(ヒステリシスマグネット
クラッチ機構)となっており、所定のトルクを発生させ
ながら各リール台5,6を回転駆動させるようになって
いる。
【0014】このテープテンション調整装置20は、図
1〜図3に示すように、供給リール台5側(即ち、供給
リール台5に装着されたテープカセット100の供給リ
ール101)から回転ヘッドドラム2に供給される磁気
テープ110のテープテンションTを電気的に調整する
ものであり、基部21aに固定された支軸22を介して
シャーシ1に対して揺動(回動)自在に支持されると共
に、先端部21bに上記磁気テープTを上記供給リール
台5側から回転ヘッドドラム2側に案内するローラ状の
テープガイド23を立設したテンションアーム21と、
このテンションアーム21の揺動(回動)角度を検出す
る角度検出センサ30と、上記テンションアーム21の
先端部21b側を供給リール台5側へ引っ張り付勢する
引張りコイルバネ(弾性体)26と、上記角度検出セン
サ30の出力に基づいて、上記回転ヘッドドラム2のテ
ープ入口(IN)側のテープテンション(T)が常に一
定になるように上記供給リール台5の回転トルクを制御
する制御手段としての小型モータ(供給リール台トルク
制御用モータ)40と、この小型モータ40に上記供給
リール台5のトルク制御指令(信号)を出力する制御回
路50とを備えている。
1〜図3に示すように、供給リール台5側(即ち、供給
リール台5に装着されたテープカセット100の供給リ
ール101)から回転ヘッドドラム2に供給される磁気
テープ110のテープテンションTを電気的に調整する
ものであり、基部21aに固定された支軸22を介して
シャーシ1に対して揺動(回動)自在に支持されると共
に、先端部21bに上記磁気テープTを上記供給リール
台5側から回転ヘッドドラム2側に案内するローラ状の
テープガイド23を立設したテンションアーム21と、
このテンションアーム21の揺動(回動)角度を検出す
る角度検出センサ30と、上記テンションアーム21の
先端部21b側を供給リール台5側へ引っ張り付勢する
引張りコイルバネ(弾性体)26と、上記角度検出セン
サ30の出力に基づいて、上記回転ヘッドドラム2のテ
ープ入口(IN)側のテープテンション(T)が常に一
定になるように上記供給リール台5の回転トルクを制御
する制御手段としての小型モータ(供給リール台トルク
制御用モータ)40と、この小型モータ40に上記供給
リール台5のトルク制御指令(信号)を出力する制御回
路50とを備えている。
【0015】図3に示すように、テンションアーム21
の基部21aに支軸22の上端が圧入により固定されて
おり、該支軸22の中央から下部にかけて上下一対のベ
アリング24,24の各内輪を嵌合してある。この上下
一対のベアリング24,24の各外輪はシャーシ1に取
付けられたベースプレート25に嵌合されている。これ
により、一対のベアリング24,24を介してテンショ
ンアーム21は図5に示す矢印R,Lの方向に揺動(回
動)自在になっている。また、テンションアーム21の
基端部21cとベースプレート25の起立部25cには
上記引張りコイルバネ(弾性体)26の両端部を係止し
てある。この引張りコイルバネ26の引っ張り力によ
り、テンションアーム21の先端部21b上に回転自在
に立設したローラ状のテープガイド23は図5に示す矢
印R方向に常に引っ張り付勢されるようになっている。
これにより、図5に示すように、テープテンションTと
引張りコイルバネ26のバネ(引っ張り)力Fが釣り合
って、テンションアーム21が所定の基準位置(図2の
実線で示す位置)に設定されるようになっている。
の基部21aに支軸22の上端が圧入により固定されて
おり、該支軸22の中央から下部にかけて上下一対のベ
アリング24,24の各内輪を嵌合してある。この上下
一対のベアリング24,24の各外輪はシャーシ1に取
付けられたベースプレート25に嵌合されている。これ
により、一対のベアリング24,24を介してテンショ
ンアーム21は図5に示す矢印R,Lの方向に揺動(回
動)自在になっている。また、テンションアーム21の
基端部21cとベースプレート25の起立部25cには
上記引張りコイルバネ(弾性体)26の両端部を係止し
てある。この引張りコイルバネ26の引っ張り力によ
り、テンションアーム21の先端部21b上に回転自在
に立設したローラ状のテープガイド23は図5に示す矢
印R方向に常に引っ張り付勢されるようになっている。
これにより、図5に示すように、テープテンションTと
引張りコイルバネ26のバネ(引っ張り)力Fが釣り合
って、テンションアーム21が所定の基準位置(図2の
実線で示す位置)に設定されるようになっている。
【0016】図2,図3に示すように、角度検出センサ
30は、上記支軸22の下部にコ字状の金具31を介し
て相対向(180°対向)するように固定された一対の
マグネット32,32と、ベースプレート25にホルダ
ー33を介して固定された基板34と、この基板34上
に固定されると共に上記一対のマグネット32,32間
に配置された磁気抵抗効果素子(DME)35とで構成
されている。
30は、上記支軸22の下部にコ字状の金具31を介し
て相対向(180°対向)するように固定された一対の
マグネット32,32と、ベースプレート25にホルダ
ー33を介して固定された基板34と、この基板34上
に固定されると共に上記一対のマグネット32,32間
に配置された磁気抵抗効果素子(DME)35とで構成
されている。
【0017】小型モータ40は、供給リール台5に所定
の負荷トルクを与えるためのものであるため、コギング
の無い偏平のコアレスモータを使用している。この小型
モータ40はシャーシ1に取付けられており、該小型モ
ータ40の回転軸41には小径のプーリ42を固定して
ある。また、小型モータ40と併設するようにシャーシ
1には支軸43を介して大径のプーリ44を回転自在に
支持してある。これら小型モータ40の小径のプーリ4
2と大径のプーリ44とにはベルト45を掛け渡してあ
り、該大径のプーリ44上に一体形成された減速ギヤ4
4Aは上記供給リール台5の外周歯部5Aに噛合してい
る。さらに、上記小型モータ40を高効率で駆動するた
めに、供給リール台5と小型モータ40間で適切な減速
比が得られるようになっている(本実施形態例の場合は
約1/15に設定されている)。そして、この減速リー
ル44Aにより磁気テープ110の走行時(FWD時)
に供給リール台5のテープ送り方向とは逆の方向に該供
給リール台5を回転させて、該供給リール台5に所定の
負荷トルクを与えるようになっている。
の負荷トルクを与えるためのものであるため、コギング
の無い偏平のコアレスモータを使用している。この小型
モータ40はシャーシ1に取付けられており、該小型モ
ータ40の回転軸41には小径のプーリ42を固定して
ある。また、小型モータ40と併設するようにシャーシ
1には支軸43を介して大径のプーリ44を回転自在に
支持してある。これら小型モータ40の小径のプーリ4
2と大径のプーリ44とにはベルト45を掛け渡してあ
り、該大径のプーリ44上に一体形成された減速ギヤ4
4Aは上記供給リール台5の外周歯部5Aに噛合してい
る。さらに、上記小型モータ40を高効率で駆動するた
めに、供給リール台5と小型モータ40間で適切な減速
比が得られるようになっている(本実施形態例の場合は
約1/15に設定されている)。そして、この減速リー
ル44Aにより磁気テープ110の走行時(FWD時)
に供給リール台5のテープ送り方向とは逆の方向に該供
給リール台5を回転させて、該供給リール台5に所定の
負荷トルクを与えるようになっている。
【0018】図5に示すように、制御回路50は、角度
検出センサ30に接続された差動アンプ51と、この差
動アンプ51とテープテンション設定部52とを接続し
た誤差アンプ53と、位相補償部54と、DCアンプ5
5と、定電流駆動部56と、この定電流駆動部56によ
りトルク制御される上記小型モータ40とで構成されて
いる。テープテンション設定部52は、テープ走行時
(FWD時)のテープテンションを例えば20gにプロ
グラム設定するものである。
検出センサ30に接続された差動アンプ51と、この差
動アンプ51とテープテンション設定部52とを接続し
た誤差アンプ53と、位相補償部54と、DCアンプ5
5と、定電流駆動部56と、この定電流駆動部56によ
りトルク制御される上記小型モータ40とで構成されて
いる。テープテンション設定部52は、テープ走行時
(FWD時)のテープテンションを例えば20gにプロ
グラム設定するものである。
【0019】尚、図1に示すように、キャプスタン3に
はピンチローラ60が磁気テープ110を介して圧接さ
れている。また、回転ヘッドドラム3のテープ入口IN
側及びテープ出口OUT側にはローディング用の各一対
のテープガイド61a,61a及び62a,62aをス
ライド移動自在に配置してあると共に、テープカセット
100内の供給側のテープガイド103から巻取り側の
テープガイド104間のテープパス系には各テープガイ
ド63〜66をそれぞれ配置してある。さらに、テープ
ガイド63とテープガイド61a間にはFEヘッド67
及びCTLヘッド68を、テープガイド62aとピンチ
ローラ60間にはCVEヘッド69を、それぞれ配置し
てある。
はピンチローラ60が磁気テープ110を介して圧接さ
れている。また、回転ヘッドドラム3のテープ入口IN
側及びテープ出口OUT側にはローディング用の各一対
のテープガイド61a,61a及び62a,62aをス
ライド移動自在に配置してあると共に、テープカセット
100内の供給側のテープガイド103から巻取り側の
テープガイド104間のテープパス系には各テープガイ
ド63〜66をそれぞれ配置してある。さらに、テープ
ガイド63とテープガイド61a間にはFEヘッド67
及びCTLヘッド68を、テープガイド62aとピンチ
ローラ60間にはCVEヘッド69を、それぞれ配置し
てある。
【0020】以上実施形態例のテープテンション調整装
置20を有したVTRによれば、供給リール台5及び巻
取りリール台6は、キャプスタンモータ4の駆動により
首振りギヤ17等を介してFWDモード時(磁気テープ
110のFWD走行時)及びREVモード時(磁気テー
プ110のREV走行時)に所定の巻取りトルクでそれ
ぞれ回転する。例えば、磁気テープ110の再生(PL
AY)時等のFWD走行時に、回転ヘッドドラム2のテ
ープ入口IN側のテープテンションTが所定の値(本実
施形態例の場合は20g(プラス0g〜3g))のとき
に、テープテンション調整装置20のテープガイド23
が引張りコイルバネ26の引っ張り力Fにより図2に示
す実線の基準位置にくる。そして、テープカセット10
0の磁気テープ110が巻かれている供給リール101
の巻径差によりテンションアーム21がテープテンショ
ンTの変動により図5に矢印で示すR.L方向に揺動す
ると、このテンションアーム21の揺動角度Δθを角度
検出センサ30で検出し、この角度検出センサ30の出
力に基づいて小型モータ40と減速ギヤ44A等により
テンションアーム21のテープガイド23が上記基準位
置(テープ入口IN側のテープテンションTが20gの
状態で引張りコイルバネ26のバネ力Fとテープテンシ
ョンTが釣り合っている位置)にくるように供給リール
台5の回転トルクが制御される。即ち、この制御状態を
図5に示す制御回路50を用いて説明すると、テンショ
ンアーム21の回転中心部に配置された角度検出センサ
30によりテンションアーム21の揺動角度(振れ角)
Δθを検出し、該テンションアーム21の振れ角Δθに
対応した電圧とテンション設定値(20g)に対応した
電圧との誤差を誤差アンプ53等で比較し、テンション
アーム21が設定中心値(テンション20g)に来るよ
うに、DCアンプ55を介して小型モータ40に電流制
御を行う。
置20を有したVTRによれば、供給リール台5及び巻
取りリール台6は、キャプスタンモータ4の駆動により
首振りギヤ17等を介してFWDモード時(磁気テープ
110のFWD走行時)及びREVモード時(磁気テー
プ110のREV走行時)に所定の巻取りトルクでそれ
ぞれ回転する。例えば、磁気テープ110の再生(PL
AY)時等のFWD走行時に、回転ヘッドドラム2のテ
ープ入口IN側のテープテンションTが所定の値(本実
施形態例の場合は20g(プラス0g〜3g))のとき
に、テープテンション調整装置20のテープガイド23
が引張りコイルバネ26の引っ張り力Fにより図2に示
す実線の基準位置にくる。そして、テープカセット10
0の磁気テープ110が巻かれている供給リール101
の巻径差によりテンションアーム21がテープテンショ
ンTの変動により図5に矢印で示すR.L方向に揺動す
ると、このテンションアーム21の揺動角度Δθを角度
検出センサ30で検出し、この角度検出センサ30の出
力に基づいて小型モータ40と減速ギヤ44A等により
テンションアーム21のテープガイド23が上記基準位
置(テープ入口IN側のテープテンションTが20gの
状態で引張りコイルバネ26のバネ力Fとテープテンシ
ョンTが釣り合っている位置)にくるように供給リール
台5の回転トルクが制御される。即ち、この制御状態を
図5に示す制御回路50を用いて説明すると、テンショ
ンアーム21の回転中心部に配置された角度検出センサ
30によりテンションアーム21の揺動角度(振れ角)
Δθを検出し、該テンションアーム21の振れ角Δθに
対応した電圧とテンション設定値(20g)に対応した
電圧との誤差を誤差アンプ53等で比較し、テンション
アーム21が設定中心値(テンション20g)に来るよ
うに、DCアンプ55を介して小型モータ40に電流制
御を行う。
【0021】このように、テープテンション調整装置2
0を有したVTRでは、据置型のVTRのようにリール
台直結モータをトルク制御するのではなく、キャプスタ
ンモータ4等によるリール台間接駆動機構をそのまま使
い、信頼性に劣る従来のメカニカルなテープテンション
調整装置(テンションレギュレータ)の代わりに、小型
モータ40の駆動による減速ギヤ44Aを供給リール台
5の外周歯部5Aに噛合させ、テンションアーム21の
揺動角度を角度検出センサ30で検出して回転ヘッドド
ラム2のテープ入口IN側のテープテンションTが常に
一定のテンションになるように、小型モータ40をトル
ク制御して供給リール台5にブレーキトルクを与えるよ
うにした、即ち供給リール台5に対して減速比を得て小
型モータ40が間接駆動されて該供給リール台5にブレ
ーキトルクを与えるようにしたため、テープカセット1
00の供給リール101のテープ巻径差により、回転ヘ
ッドドラム2のテープ入口IN側のテープテンションT
が変化することなく常に一定値を保った状態で磁気テー
プ110を走行させることができる。
0を有したVTRでは、据置型のVTRのようにリール
台直結モータをトルク制御するのではなく、キャプスタ
ンモータ4等によるリール台間接駆動機構をそのまま使
い、信頼性に劣る従来のメカニカルなテープテンション
調整装置(テンションレギュレータ)の代わりに、小型
モータ40の駆動による減速ギヤ44Aを供給リール台
5の外周歯部5Aに噛合させ、テンションアーム21の
揺動角度を角度検出センサ30で検出して回転ヘッドド
ラム2のテープ入口IN側のテープテンションTが常に
一定のテンションになるように、小型モータ40をトル
ク制御して供給リール台5にブレーキトルクを与えるよ
うにした、即ち供給リール台5に対して減速比を得て小
型モータ40が間接駆動されて該供給リール台5にブレ
ーキトルクを与えるようにしたため、テープカセット1
00の供給リール101のテープ巻径差により、回転ヘ
ッドドラム2のテープ入口IN側のテープテンションT
が変化することなく常に一定値を保った状態で磁気テー
プ110を走行させることができる。
【0022】また、回転ヘッドドラム2のテープ入口I
N側のテープテンションTが常に一定値になるように電
気的に制御することにより、従来のメカニカルなテープ
テンション調整装置の場合のように環境変化、経時変化
によるブレーキライニングの摩擦係数の変化によるテン
ション変化等がなくなり、常に一定のドラム入口テンシ
ョンで磁気テープ110を走行させることができると共
に、VTR全体の小型軽量化及び低消費電力化を図りな
がら信頼性の高いテープテンションサーボを実現するこ
とができる。
N側のテープテンションTが常に一定値になるように電
気的に制御することにより、従来のメカニカルなテープ
テンション調整装置の場合のように環境変化、経時変化
によるブレーキライニングの摩擦係数の変化によるテン
ション変化等がなくなり、常に一定のドラム入口テンシ
ョンで磁気テープ110を走行させることができると共
に、VTR全体の小型軽量化及び低消費電力化を図りな
がら信頼性の高いテープテンションサーボを実現するこ
とができる。
【0023】さらに、Rec Pause(SAVEモ
ード)時で回転ヘッドドラム2の回りのテープテンショ
ンを解除する時には、小型モータ40で供給リール台5
をテープ送り方向(供給リール台5のブレーキ方向とは
逆方向)に強制的に回すことにより実現することができ
る。このテープテンション解除の際にはメカリンク等の
他の構成部材は一切不要であるので、この点からも部品
点数を削減でき、軽量化及び低コスト化をより一段と図
ることができる。また、磁気テープ110のテープロー
ディング時及びアンテープローディング時にもテープテ
ンション制御が可能になり、磁気テープ110のテープ
ダメージを確実に防止することができる。さらにまた、
テープカセット100の一対のリール台5,6への装着
時(テープカセットダウン時)には、カセット内の緩ん
だ磁気テープ110を巻き締めることで、ガイドローラ
103,104等からの磁気テープ110の脱落を防止
することができると共に、テープカセット100を一対
のリール台5,6からエジェクトする時(テープカセッ
トアップ時)には、テープ巻き締めにより、カセット蓋
での磁気テープ110の挾み込みを確実に防止すること
ができる。
ード)時で回転ヘッドドラム2の回りのテープテンショ
ンを解除する時には、小型モータ40で供給リール台5
をテープ送り方向(供給リール台5のブレーキ方向とは
逆方向)に強制的に回すことにより実現することができ
る。このテープテンション解除の際にはメカリンク等の
他の構成部材は一切不要であるので、この点からも部品
点数を削減でき、軽量化及び低コスト化をより一段と図
ることができる。また、磁気テープ110のテープロー
ディング時及びアンテープローディング時にもテープテ
ンション制御が可能になり、磁気テープ110のテープ
ダメージを確実に防止することができる。さらにまた、
テープカセット100の一対のリール台5,6への装着
時(テープカセットダウン時)には、カセット内の緩ん
だ磁気テープ110を巻き締めることで、ガイドローラ
103,104等からの磁気テープ110の脱落を防止
することができると共に、テープカセット100を一対
のリール台5,6からエジェクトする時(テープカセッ
トアップ時)には、テープ巻き締めにより、カセット蓋
での磁気テープ110の挾み込みを確実に防止すること
ができる。
【0024】尚、前記実施形態例によれば、供給リール
台側に設けられたテープテンション調整装置について説
明したが、巻取りリール台側にテープガイドを立設した
テンションアームや巻取りリール台の歯部に噛合する減
速ギヤとベルト及び偏平モータ等から成るテープテンシ
ョン調整装置を設けてもよい。また、テンションアーム
を所定方向に弾性付勢する弾性体として引張りコイルバ
ネを用いたが、弾性体は引張りコイルバネに限らず、捩
りコイルバネ等の他の弾性体でもよい。さらに、供給リ
ール台の回転トルクを制御する制御手段としてモータと
ベルト及び減速ギヤを用いたが、制御手段はモータとベ
ルト等に限らず、モータと中間ギヤ及び減速ギヤや、モ
ータ以外の他のブレーキ機構でも良いことは勿論であ
る。
台側に設けられたテープテンション調整装置について説
明したが、巻取りリール台側にテープガイドを立設した
テンションアームや巻取りリール台の歯部に噛合する減
速ギヤとベルト及び偏平モータ等から成るテープテンシ
ョン調整装置を設けてもよい。また、テンションアーム
を所定方向に弾性付勢する弾性体として引張りコイルバ
ネを用いたが、弾性体は引張りコイルバネに限らず、捩
りコイルバネ等の他の弾性体でもよい。さらに、供給リ
ール台の回転トルクを制御する制御手段としてモータと
ベルト及び減速ギヤを用いたが、制御手段はモータとベ
ルト等に限らず、モータと中間ギヤ及び減速ギヤや、モ
ータ以外の他のブレーキ機構でも良いことは勿論であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、リー
ル台側から回転ヘッドドラムに供給されるテープのテー
プテンションを調整する磁気記録再生装置のテープテン
ション調整装置において、上記テープを走行させるキャ
プスタンの駆動手段を介して回転する上記リール台と、
基部に固定された支軸を介して回動自在に支持されると
共に、先端部に上記テープを上記リール台側から回転ヘ
ッドドラム側に案内するテープガイドが設けられたテン
ションアームと、このテンションアームの回動角度を検
出する角度検出センサと、上記テンションアームを所定
方向に弾性付勢する弾性体と、上記角度検出センサの出
力に基づいて、上記回転ヘッドドラムのテープ入口側の
テープテンションが常に一定になるように上記リール台
の回転トルクを制御する制御手段とを備えたことによ
り、上記回転ヘッドドラム入口側のテープテンションを
上記制御手段により常に一定になるように制御すること
ができる。これにより、装置全体の小型軽量化及び低消
費電力化を図りながら信頼性の高いテープテンションサ
ーボを容易且つ確実に実現することができる。
ル台側から回転ヘッドドラムに供給されるテープのテー
プテンションを調整する磁気記録再生装置のテープテン
ション調整装置において、上記テープを走行させるキャ
プスタンの駆動手段を介して回転する上記リール台と、
基部に固定された支軸を介して回動自在に支持されると
共に、先端部に上記テープを上記リール台側から回転ヘ
ッドドラム側に案内するテープガイドが設けられたテン
ションアームと、このテンションアームの回動角度を検
出する角度検出センサと、上記テンションアームを所定
方向に弾性付勢する弾性体と、上記角度検出センサの出
力に基づいて、上記回転ヘッドドラムのテープ入口側の
テープテンションが常に一定になるように上記リール台
の回転トルクを制御する制御手段とを備えたことによ
り、上記回転ヘッドドラム入口側のテープテンションを
上記制御手段により常に一定になるように制御すること
ができる。これにより、装置全体の小型軽量化及び低消
費電力化を図りながら信頼性の高いテープテンションサ
ーボを容易且つ確実に実現することができる。
【図1】この発明の一実施形態例を示すテープテンショ
ン調整装置を有したVTRの全体説明図。
ン調整装置を有したVTRの全体説明図。
【図2】上記テープテンション調整装置の拡大平面図。
【図3】上記テープテンション調整装置の一部を断面で
示す拡大側面図。
示す拡大側面図。
【図4】上記テープテンション調整装置の拡大正面図。
【図5】上記テープテンション調整装置に用いられる制
御回路図。
御回路図。
【図6】従来のメカニカルタイプのテープテンション調
整装置の説明図。
整装置の説明図。
2…回転ヘッドドラム 3…キャプスタン 4…キャプスタンモータ(駆動手段) 5…供給リール台 20…テープテンション調整装置 21…テンションアーム 21a…基部 21b…先端部 22…支軸 23…テープガイド 29…引張りコイルバネ(弾性体) 30…角度検出センサ 32,32…一対のマグネット 35…磁気抵抗効果素子 40…モータ(制御手段) 110…磁気テープ IN…テープ入口
Claims (3)
- 【請求項1】 リール台側から回転ヘッドドラムに供給
されるテープのテープテンションを調整する磁気記録再
生装置のテープテンション調整装置において、 上記テープを走行させるキャプスタンの駆動手段を介し
て回転する上記リール台と、 基部に固定された支軸を介して回動自在に支持されると
共に、先端部に上記テープを上記リール台側から回転ヘ
ッドドラム側に案内するテープガイドが設けられたテン
ションアームと、 このテンションアームの回動角度を検出する角度検出セ
ンサと、 上記テンションアームを所定方向に弾性付勢する弾性体
と、 上記角度検出センサの出力に基づいて、上記回転ヘッド
ドラムのテープ入口側のテープテンションが常に一定に
なるように上記リール台の回転トルクを制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置のテー
プテンション調整装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録再生装置のテー
プテンション調整装置において、 上記リール台を供給リール台により構成したことを特徴
とする磁気記録再生装置のテープテンション調整装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の磁気記録再生装置のテー
プテンション調整装置において、 上記角度検出センサを、上記テンションアームの支軸に
相対向するように固定された一対のマグネットと、この
一対のマグネット間に配置された磁気抵抗効果素子とで
構成したことを特徴とする磁気記録再生装置のテープテ
ンション調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8004466A JPH09198747A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 磁気記録再生装置のテープテンション調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8004466A JPH09198747A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 磁気記録再生装置のテープテンション調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09198747A true JPH09198747A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11584914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8004466A Pending JPH09198747A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 磁気記録再生装置のテープテンション調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09198747A (ja) |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP8004466A patent/JPH09198747A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2537377Y2 (ja) | ビデオテープレコーダの磁気記録及び再生装置のリール駆動用クラッチ装置 | |
JPH09198747A (ja) | 磁気記録再生装置のテープテンション調整装置 | |
JPH02154352A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH06314454A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
US4017904A (en) | Tape driving device including pinch roller and tape guide mounting means | |
JPH056580Y2 (ja) | ||
JP3491368B2 (ja) | 記録再生装置 | |
JP3141240B2 (ja) | テープローディング装置 | |
JPH087903B2 (ja) | 磁気記録再生装置の磁気テ−プ逆転駆動機構 | |
JPS62189661A (ja) | 回転体のトルク制御装置 | |
JPH07210943A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH056746B2 (ja) | ||
JPH053041B2 (ja) | ||
JPH0855386A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPS6214356A (ja) | テ−プ送り装置 | |
JP2000348406A (ja) | ピンチローラレステープ走行駆動装置 | |
JPH03203059A (ja) | リール駆動装置 | |
JPS58224457A (ja) | 磁気テ−プ装置 | |
JPH04139645A (ja) | 磁気記録再生装置のリール駆動装置 | |
JPH0414654A (ja) | テープテンション検出機構 | |
JPH0744944A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH04298847A (ja) | 記録または再生装置 | |
JPH06236599A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH10154363A (ja) | 記録再生装置 | |
JPS63234436A (ja) | 磁気記録再生装置のテ−プテンシヨン調整装置 |