JP3491368B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

Info

Publication number
JP3491368B2
JP3491368B2 JP03552995A JP3552995A JP3491368B2 JP 3491368 B2 JP3491368 B2 JP 3491368B2 JP 03552995 A JP03552995 A JP 03552995A JP 3552995 A JP3552995 A JP 3552995A JP 3491368 B2 JP3491368 B2 JP 3491368B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
reel
pair
tape
capstan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03552995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08235690A (ja
Inventor
昭浩 上竹
敏夫 間宮
勝司 秋元
昌毅 高瀬
克明 池間
和良 鈴木
克典 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP03552995A priority Critical patent/JP3491368B2/ja
Publication of JPH08235690A publication Critical patent/JPH08235690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3491368B2 publication Critical patent/JP3491368B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ等のテープ
媒体を情報記録媒体として用いる記録再生装置に関し、
特に、ローディングされたテープ媒体のテンションを制
御するテンションレギュレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、この種の記録再生装置と
しては、例えば、図4に示すようなものがある。この図
4は、磁気テープTの一部をヘッドドラム1に巻き付け
たローディング状態を示すもので、カセット筐体2内に
回転可能に収容された供給側リール3及び巻取り側リー
ル4は、横並びに配置されたリール受け台上にそれぞれ
載置されている。供給側リール3から出た磁気テープT
は、ガイドポスト5とテンションガイド7とテープガイ
ド9と傾斜ガイド11とを介してヘッドドラム1に巻き
付けられ、このヘッドドラム1を出た磁気テープTは、
傾斜ガイド12とテープガイド10を介してキャプスタ
ン13及びピンチローラ14間を通過し、更にテンショ
ンガイド8及びガイドポスト6を経て巻取り側リール4
に巻き取られている。
【0003】これら供給側リール3及び巻取り側リール
4を支持するリール受け台には、それぞれリール台ギア
15,16が一体に設けられており、更に、供給側のリ
ール受け台には磁気テープTのテンションを制御するた
めのブレーキドラム17が一体に設けられている。この
ブレーキドラム17にはブレーキバンド19が掛けられ
ており、このブレーキバンド19の一方の固定端19a
はメカデッキシャーシ21に固定され、他方の移動端1
9bはテンションアーム23に取付けられている。
【0004】テンションアーム23は、支点軸25によ
ってメカデッキシャーシ21に回動自在に支持されてお
り、このテンションアーム23の先端にテンションガイ
ド7が取付けられている。このようなテンションアーム
23は、常時はスプリング27によって側方に引っ張ら
れており、これにより磁気テープTをテンションガイド
7で開いて、テープ走行系内のキャプスタンの上流側
(テープを供給する側)に適当な大きさのテンションを
付与している。
【0005】更に、テンションアーム24は、支点軸2
6によってメカデッキシャーシ21に回動自在に支持さ
れており、このテンションアーム24の先端にテンショ
ンガイド8が取付けられている。このテンションアーム
24も、常時はスプリング28によって側方に引っ張ら
れており、これにより磁気テープTをテンションガイド
8で開いて、テープ走行系内のキャプスタンの下流側
(テープを巻取る側)に適当な大きさのテンションを付
与している。
【0006】また、供給側のリール台ギア15と巻取り
側のリール台ギア16の間には、リール用モータ29に
よって回転駆動される駆動ギア30と、この駆動ギア3
0に噛合して回転駆動される首振りギア31とが配設さ
れている。首振りギア31は首振りアーム32の先端に
回動自在に支持されており、この首振りアーム32の首
振り動作により首振りギア31が駆動ギア30の外側を
回動して、両リール台ギア15,16と選択的に噛合可
能とされている。
【0007】かくして、図4に示すように、磁気テープ
Tが実線の矢印で示すFWD方向(正方向)に走行して
いるものとすると、キャプスタン13の上流側におい
て、磁気テープTに掛かっているテンションによりテン
ションアーム23は、スプリング27のばね力に抗して
支点軸25を中心に時計方向へ回動する。これにより、
ブレーキバンド19の移動端19bが同様に時計方向に
移動するため、ブレーキバンド19によるブレーキドラ
ム17の巻締め力が弱くなり、供給側リール3の回転が
容易になって磁気テープTの繰り出し量が増加する。そ
の結果、磁気テープTのテンションが低下してテンショ
ンアーム23が反時計方向に戻り、テンションとスプリ
ング27のばね力とが釣り合う位置でテンションアーム
23が静止する。このバランス操作がテンションの増減
変化に応じて繰り返され、このようにして磁気テープT
のテンションが一定に保持される。
【0008】一方、磁気テープTが破線の矢印で示すR
EV方向(逆方向)に走行しているものとすると、同じ
く上流側において、磁気テープTに掛かっているテンシ
ョンにより、テンションアーム23が時計方向へ回動す
る。これにより、ブレーキバンド19の移動端19bが
時計方向に移動し、ブレーキバンド19によるブレーキ
ドラム17の巻締め力が弱くなり、供給側リール3の回
転が容易になるため磁気テープTの繰り出し量が増加す
る。その結果、磁気テープTのテンションが低下するた
め、テンションとスプリング27のばね力とが釣り合う
位置でテンションアーム23が静止し、このようにして
テンションの増減変化に応じてバランス操作が繰り返さ
れ、磁気テープTのテンションが一定に保持される。
【0009】このようにテンション制御される磁気テー
プTの走行方向の切り換えは、リール用モータ29の回
転方向を変えることによって行われる。即ち、リール用
モータ29の回転軸を反時計方向に回転させて駆動ギア
30を同方向に回転すると、首振りギア31が時計方向
に回転すると共に、首振りアーム32が駆動ギア30と
同方向に回動して、実線で示すように首振りギア31が
供給側のリール台ギア15に噛合する。一方、リール用
モータ29の回転軸を時計方向に回転させると、首振り
ギア31が反時計方向に回転すると共に、首振りアーム
32が駆動ギア30と同じ時計方向に回動し、二点鎖線
で示すように首振りギア31が巻取り側のリール台ギア
16に噛合する。
【0010】その結果、首振りギア31が巻取り側のリ
ール台ギア16に噛合すると、巻取り側リール4が回転
駆動されて、巻取り側リール4が磁気テープTを巻き取
るFWD方向となる一方、首振りギア31が供給側のリ
ール台ギア15に噛合すると、供給側リール3が回転駆
動されて、供給側リール3が磁気テープTを巻き取るR
EV方向となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の記録再生装置にあっては、ローディング
された磁気テープTのキャプスタンより上流のテンショ
ンを機械的なテンションレギュレータで制御し、下流の
テンション制御はリールモータに定電圧を付加すること
によって行なっている。また、リールモータなどのバラ
ツキを吸収するために合わせ込みを行ってテープテンシ
ョンを制御していたために、テンション制御の信頼性が
不安定になっているという課題があった。
【0012】具体的には、テンションレギュレータのセ
ット毎による特性のバラツキは、組立ライン上において
マイクロコンピュータ等の定数を1台毎に調整してモー
タのトルク特性のバラツキ等を吸収し、セット全体とし
て一定のテンション制御特性が得られるようにしてい
る。また、温度によるモータのトルク特性の変化等に対
しては、温度センサを装置本体内に設置して内部の温度
変化を監視し、その温度によりマイクロコンピュータ等
の出力を補正して、セット全体として一定のテンション
制御特性が得られるようにしている。
【0013】このように、テープローディングのテンシ
ョン制御に細心の注意を払っている理由は、上述したよ
うに不安定な要素のものをオープンループ方式で制御し
ようとしているからである。即ち、キャプスタン13と
ピンチローラ14で磁気テープTを挟んで走行させる
と、キャプスタン13よりも上流側(磁気テープTを巻
取る側)のテープテンションは、リール用モータ29の
駆動トルクから機械的なロスを差し引いたトルクと、そ
のときのテープの巻き半径により決定されるが、これら
の値にはバラツキが多く、環境にも非常に左右されるも
のであって、しかも時事刻々変化する巻き半径によって
も変動するからである。
【0014】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、比較的構造が簡単で調整が容易であり
ながら、テープ媒体のテンション制御を確実に行うこと
ができる記録再生装置を提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の記録再生装置
は、上述したような課題等を解決し、上記目的を達成す
るために、ローディングされた情報記録用のテープ媒体
を走行させるキャプスタンのテープ走行方向の上流側及
び下流側の双方にてテープ媒体にテンションを付与する
一対の機械式テンションレギュレータと、テープ媒体の
巻取り及び巻戻しを行う供給側リール及び巻取り側リー
ルをそれぞれ支持する一対のリール受け台に個別に設け
た一対のブレーキドラムにそれぞれ巻かれたブレーキバ
ンドの締付動作が一対の機械式テンションレギュレータ
の作動に連動して行われてブレーキ力を発生する一対の
バンドブレーキ機構と、一対の機械式テンションレギュ
レータの変動をそれぞれ検出する一対の変動量検出手段
を有し、変動量検出手段による検出結果に基づき一対の
リール受け台の回転を選択的に制御する一対の電気式テ
ンションレギュレータとを備え、キャプスタンから下流
側のテープテンションを電気式テンションレギュレータ
で制御することを特徴としている。
【0016】
【作用】本発明は、上述のように構成したことにより、
キャプスタンのテープ走行方向の下流側では電気式テン
ションレギュレータが働き、上流側では機械式テンショ
ンレギュレータとバンドブレーキ機構とが働いて、テー
プ媒体に加えられるテープテンションが一定となるよう
に制御され、ローディングされたテープ媒体のテンショ
ン制御が確実に行われることによりテープ走行の安定性
と記録再生の確実性を共に向上させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は本発明を記録再生装置の一具体例を
示すビデオテープレコーダに適用した一実施例を示すも
ので、図1はテープ媒体のローディング状態を示す平面
図、図2は図1の機械式テンションレギュレータを拡大
して示す断面図、図3は図1の機械式テンションレギュ
レータの要部を拡大して示す平面図である。尚、図1〜
図3において、従来例を示す図4と同一部分には同一の
符号を付して説明する。
【0018】図1において、ヘッドドラム1はメカデッ
キシャーシ21の奥側の中央部に配設されている。この
ヘッドドラム1は、メカデッキシャーシ21に固定され
た固定ドラムと、この固定ドラムに回転自在に保持され
た回転ドラムとからなり、回転ドラムには図示しない磁
気ヘッドが取付けられている。このヘッドドラム1を両
側から挟むように一対のスライド部材33,34が、メ
カデッキシャーシ21に設けた一対のガイド溝35,3
6にそれぞれスライド可能に係合されている。一対のス
ライド部材33,34は、それぞれテープガイド9,1
0と傾斜ガイド11,12とを有し、互いに連動してヘ
ッドドラム1に対して進退移動可能とされており、情報
記録用のテープ媒体の一具体例を示す磁気テープTをヘ
ッドドラム1に巻き付けるローディング動作と、その巻
き付けを開放するアンロード動作とを行うことができ
る。
【0019】かかる磁気テープTは、その一側が供給側
リール3に巻かれ、他側が巻取り側リール4に固定され
て、上下に重ね合わされた一対のシェルからなるカセッ
ト筐体2内に回転可能に収容されている。このようなカ
セット筐体2に収容された磁気テープTは、ローディン
グ時において、一対のスライド部材33,34のスライ
ド動作を介して一対のテープガイド9,10と傾斜ガイ
ド11,12とによってカセット筐体2から引き出さ
れ、ヘッドドラム1に巻き付けられる。
【0020】更に、ヘッドドラム1を通過した磁気テー
プTは、巻取り側リール4側に配設されたピンチローラ
14によってキャプスタン13に圧接され、このキャプ
スタン13を回転駆動するキャプスタンモータ39の回
転力により、ピンチローラ14との間に生じる摩擦力で
送り走行される。そして、キャプスタン13から送り出
された磁気テープTは、テンションガイド8及びガイド
ポスト6を経て再びカセット筐体2内に入り込み、巻取
り側リール4に巻かれている。
【0021】かくして、磁気テープTのカセット筐体2
から引き出された部分は、キャプスタン13を境として
上流側(FWD時では供給側リール3からキャプスタン
13まで、REV時では巻取り側リール4からキャプス
タン13まで)と下流側(FWD時ではキャプスタン1
3から巻取り側リール4まで、REV時ではキャプスタ
ン13から供給側リール3まで)との双方において、そ
れぞれテンションガイド7,8の移動を介して側方へ引
っ張られ、これにより適度な大きさのテンションが付与
されている。これらキャプスタン13の上流側及び下流
側双方のテープテンションは、キャプスタン13の回転
力、供給側リール3又は巻取り側リール4の回転力、テ
ンションガイド7,8の引張力等によって個別に制御さ
れる。
【0022】テンションガイド7,8を有する一対のテ
ンションアーム37,38は、くの字形に形成されたア
ームプレート37a,38aと、各アームプレート37
a,38aの長手方向の一側にカシメ等の固着手段によ
って固定された円筒状の筒軸体37b,38bとからな
り、図2に拡大して断面図示するように、各筒軸体37
b,38bには支点軸25,26がそれぞれ回動自在に
嵌合されている。これら支点軸25,26は、メカデッ
キシャーシ21にそれぞれカシメ等の固着手段によって
固定された円筒状の筒軸体40,40に圧入等の固着手
段によって同心状に固定されており、これら支点軸2
5,26及び筒軸体40,40を介してテンションアー
ム37,38がメカデッキシャーシ21にそれぞれ回動
自在に支持されている。
【0023】このテンションアーム37,38の先端に
設けられたテンションガイド7,8は、各テンションア
ーム37,38に固定されたガイド軸7a,8aと、各
ガイド軸7a,8aに回転自在に支持されたローラ7
b,8bと、各ガイド軸7a,8aの先端に固定された
蓋体7c,8cとからなり、これら蓋体7c,8cによ
ってローラ7b,8bの抜け止めがなされている。ま
た、これらテンションアーム37,38の基端である支
点軸25,26の近傍には、永久磁石からなるマグネッ
ト(電磁石でもよい。)41,42がそれぞれ固定され
ている。
【0024】このような構成を有するテンションアーム
37,38は、それぞれスプリング27,28によって
互いに離反するように外側に付勢されている。即ち、各
テンションアーム37,38の長手方向中途部にスプリ
ング27,28の一端がそれぞれ係止され、それらスプ
リング27,28の他端がメカデッキシャーシ21に固
定されている。これにより、図1において、供給側リー
ル3側のテンションガイド7はスプリング27によって
反時計方向に付勢され、巻取り側リール4側のテンショ
ンガイド8はスプリング28によって時計方向に付勢さ
れている。
【0025】また、テンションアーム37,38の支点
軸25,26の近傍であって、テンションガイド7,8
が取付けられている側にはブレーキバンド19,20の
移動側の端部(移動端)19b,20bがそれぞれ回動
自在に取付けられている。これらブレーキバンド19,
20は、帯板状のバンド本体と、このバンド本体の一面
に固着されたパッドとからなり、パッドを内側にした状
態でブレーキドラム17,18にそれぞれ巻かれてい
る。そして、各ブレーキバンド19,20の他端である
固定側の端部(固定端)19a,20aは、それぞれメ
カデッキシャーシ21に固定されている。
【0026】これらのブレーキバンド19,20が巻か
れたブレーキドラム17,18は、載置される供給側リ
ール3を保持して一体的に回動する供給側のリール受け
台47及び、同様に載置される巻取り側リール4を保持
して一体的に回動する巻取り側のリール受け台48にそ
れぞれ一体に設けられており、これらリール受け台4
7,48にはリール台ギア15,16がそれぞれ一体に
設けられている。そして、両リール台ギア15,16の
間には、これらリール台ギア15,16に対して選択的
に噛合可能なように首振りギア31が旋回移動可能に配
設されている。
【0027】この首振りギア31は、首振りアーム32
に固定された枢軸44に回転自在に支持されていると共
に、駆動ギア30に常時噛合している。また、駆動ギア
30は首振り軸45に回転自在に支持されており、この
首振り軸45には、首振りアーム32に固定された軸受
46が回転自在に嵌合されている。この軸受46と駆動
ギア30との間には、ある大きさの摩擦力を発生する摩
擦部材が介在されている。従って、駆動ギア30の回転
力がある大きさの摩擦力よりも小さいとき、首振りアー
ム32は駆動ギア30と一体的に回転し、駆動ギア30
の回転力が上記摩擦力よりも大きくなると、軸受46と
の間にスベリが生じて首振りアーム32の回動が阻止さ
れる一方、駆動ギア30はそのまま回転運動を続けて首
振りギア31を回転駆動する。
【0028】このような駆動ギア30の駆動方法として
は、専用のリール用モータ29を設けて駆動力を得るよ
うに構成してもよく、また、例えばキャプスタンモータ
39からベルト等の動力伝達媒体を介して駆動力を得る
構成としてもよい。本実施例では、リール用モータ29
の回転軸を首振り軸45として、専用のリール用モータ
29で駆動ギア30を直接回転駆動するように構成して
いる。
【0029】上記テンションアーム37,38とテンシ
ョンガイド7,8とスプリング27,28とで、磁気テ
ープTの一部をカセット筐体2から引き出してキャプス
タン13の上流側及び下流側の双方にて磁気テープTに
テンションを付与する一対の機械式テンションレギュレ
ータを構成している。また、ブレーキバンド19,20
とブレーキドラム17,18とで、ブレーキドラム1
7,18に巻いたブレーキバンド19,20を締めつけ
ることによりブレーキ力を発生する一対のバンドブレー
キ機構を構成している。
【0030】更に、各テンションアーム37,38に関
連させて、それぞれのテンションアーム37,38が回
動する際の変動量を検出する変動量検出手段51,52
を設けている。これらの変動量検出手段51,52は、
上記マグネット41,42とホール素子53,54とか
らなり、各テンションアーム37,38の回動量をマグ
ネット41,42の変動量としてホール素子53,54
でそれぞれ検出し、これらのホール素子53,54が、
マグネット41,42との間に生じている相対的な位置
関係に応じたアナログ信号をそれぞれ出力する。各ホー
ル素子53,54には、それぞれ配線55,56を介し
てA/D変換器57,58が接続されており、これらA
/D変換器57,58は、ホール素子53,54から入
力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して制御回
路60に入力する。
【0031】制御回路60は、例えば、1チップタイプ
のマイクロコンピュータにより構成され、例えば4ビッ
ト並列処理の演算処理装置(CPU)、予め所定のプロ
グラムが書き込まれている記憶装置(ROM)、情報の
書き込みが可能な記憶装置(RAM)、信号の入出力を
制御する入出力インタフェース等を備えており、A/D
変換器57,58から入力される信号に基づいて所定の
演算処理を行う。その結果、演算結果に応じた制御信号
を制御回路60が駆動回路61に出力する。この駆動回
路61は、リード用モータ29の回転方向、回転角等を
制御するための回路であり、この駆動回路61から出力
される制御信号に基づいてリード用モータ29が回転駆
動される。
【0032】上記マグネット41,42とホール素子5
3,54とA/D変換器57,58と制御回路60と駆
動回路61とによって、一対の機械式テンションレギュ
レータの変動を検出する変動量検出手段による検出結果
に基づき一対のリール受け台47,48の回転を選択的
に制御する電気式テンションレギュレータを構成してい
る。
【0033】かくして、カセット筐体2をメカデッキシ
ャーシ21上の所定位置にセットすると、供給側リール
3は供給側のリール受け台47上に載置され、巻取り側
リール4は巻取り側のリール受け台48上に載置され
て、それぞれ一体的に回転可能な状態になる。これと同
時に、一対のテンションアーム37,38が支点軸2
5,26を中心として互いに離反するように外側に回動
し、各テンションアーム37,38の先端に設けたテン
ションガイド7,8が磁気テープTの一部をそれぞれ側
方に引っ張る。これにより、一対のテープガイド9,1
0及び傾斜ガイド11,12によって磁気テープTの一
部がヘッドドラム1に巻き付けられると共に、磁気テー
プTに適度な強さのテンションが付与されて、図1に示
すようなローディング状態になる。
【0034】このような状態から、磁気テープTを正送
り(巻取りFWD方向)するか又は逆送り(巻戻しRE
V方向)するかによりリール用モータ29の回転方向を
決定して、駆動ギア30を介して首振りギア31を対応
する側のリール台ギア15又は16に噛合させる。例え
ば、供給側リール3に巻き取られている磁気テープTを
巻取り側リール4に巻き取るFWD方向の場合には、図
1において実線で示すように、首振りギア31を巻取り
側のリール台ギア16に噛合させる。
【0035】このように、駆動ギア30を実線の矢印で
示す時計方向に回転させると、駆動ギア30に噛合して
いる首振りギア31が反時計方向に回転すると同時に、
駆動ギア30と首振りアーム32との間に生ずる摩擦力
により、駆動ギア30と同様に首振りアーム32も首振
り軸45を中心として時計方向に回動する。これによ
り、首振りギア31が巻取り側のリール台ギア16に噛
合し、その回転力をリール受け台に伝達して巻取り側リ
ール4を時計方向に回転させる。
【0036】これと同時に、キャプスタンモータ39が
駆動されてキャプスタン13を回転し、ピンチローラ1
4との間の摩擦力により磁気テープTが巻取り側リール
4側に送られる。これにより、巻取り側リール4に磁気
テープTを巻き取ることができる。
【0037】このようなFWD方向へのテープ走行時、
キャプスタン13の上流側(供給側リール3からキャプ
スタン13まで)では機械式テンションレギュレータの
みが磁気テープTのテンションを制御するために働き、
その電気式テンションレギュレータは働かない。即ち、
キャプスタン13の上流側のテンションは機械式テンシ
ョンレギュレータのみによって制御され、電気式テンシ
ョンレギュレータのマグネット41とホール素子53と
で検出されたテンションアーム37の変動量に関する情
報は制御回路60によって無視され、これに関する制御
信号が制御回路60から出力されることはない。
【0038】この場合、テンションアーム37及びテン
ションガイド7は、磁気テープTに加えられているテン
ションの大きさとスプリング27のばね力とが均衡した
位置においてバランスされた状態にある。このような状
態から、例えば、磁気テープTがFWD方向に引っ張ら
れてテンションが増加すると、そのテンションの増加量
に応じてテンションガイド7及びテンションアーム37
が、スプリング27のばね力に抗して支点軸25を中心
に時計方向へ回動する。これにより、ブレーキバンド1
9の移動端19bが同様に時計方向に回動するため、ブ
レーキバンド19によるブレーキドラム17の巻締め力
が弱くなり、供給側リール3の回転が容易になる。
【0039】その結果、磁気テープTのテンションが減
少してテンションアーム37が反時計方向に戻り、この
テンションとスプリング27のばね力とが釣り合う位置
でテンションアーム37が静止する。このようなバラン
ス操作は、テンションの増減変化に応じて繰り返され、
このようにして磁気テープTのテンションが一定に制御
される。
【0040】これに対して、キャプスタン13の下流側
(キャプスタン13から巻取り側リール4まで)では、
電気式テンションレギュレータのみが磁気テープTのテ
ンションを制御するために働き、その機械式テンション
レギュレータはテープテンション制御のためには働かな
い。即ち、機械式テンションレギュレータのテンション
アーム38が反時計方向に回動してブレーキバンド20
が緩んでおり、ブレーキ力が働いていない状態にあっ
て、巻取り側リール4がリール用モータ29により駆動
されている。
【0041】この状態において、キャプスタン13の下
流側のテンションは、テンションアーム38に作用して
いる力がテープテンションとスプリング27によるばね
力のみであるため、テンションアーム38の位置を目標
位置に保持することにより一定の値に維持することがで
きる。このテンションアーム38の位置を目標位置に保
持する操作を電気式テンションレギュレータが行ってい
るのであり、この電気式テンションレギュレータの作動
を介して、磁気テープTのテンションを一定に制御する
ことができる。
【0042】この場合、キャプスタン13の下流側で
は、キャプスタン13の回転力によって磁気テープTが
ヘッドドラム1等から引き出され、引き出された磁気テ
ープTがキャプスタン13により送り出されて、テンシ
ョンガイド8及びガイドポスト6を通過して巻取り側リ
ール3に巻き取られる。このような状態から、例えば、
巻取り側リール4の巻取り力が増加して磁気テープTが
FWD方向に引っ張られてテープテンションが増加する
と、テンションアーム38がスプリング28のばね力に
抗して支点軸26を中心に矢印で示す反時計方向に回動
する。
【0043】これにより、テンションアーム38に固定
されたマグネット42とメカデッキシャーシ21に固定
されたホール素子54との間の位置関係が相対的に変化
する。その結果、テンションアーム38の回動による変
動量がホール素子54によって検出され、その検出信号
がA/D変換器58を介して制御回路60に入力され
る。この入力信号に基づいて制御回路60が演算処理を
行うことにより、テンションアーム38の回動による新
たな位置を知ることができる。
【0044】そこで、テンションアーム38を元の位置
に戻すように電圧を制御した制御信号を制御回路60か
ら出力し、その制御信号をリール用モータ29に加え
る。これにより、リール用モータ29の回転力が強弱変
更され、上記テープテンションが増加した状態では、リ
ール用モータ29の回転力が弱くなる。そのため、テー
プテンションが低くなり、スプリング28のばね力が相
対的に増加してテンションアーム38が矢印と反対側の
時計方向に回動する。このように、制御回路60の演算
結果に基づいて、制御回路60がその出力を制御してリ
ール用モータ29に加える電圧を調整することにより、
テンションアーム38を元の位置に戻すようにテープテ
ンションを制御することができる。従って、キャプスタ
ン13の下流側では、電気式テンションレギュレータに
よってテープテンションが一定の値に保持される。
【0045】また、REV方向へのテープ走行時には、
上記FWD方向へのテープ走行時とは逆に、ローディン
グされた磁気テープTの巻取り側リール4側がキャプス
タン13の上流側(巻取り側リール4からキャプスタン
13まで)となり、供給側リール3側がキャプスタン1
3の下流側(キャプスタン13から供給側リール3ま
で)となる。そして、キャプスタン13の下流側である
供給側リール3側では電気式テンションレギュレータの
みが働き、キャプスタン13の上流側である巻取り側リ
ール4側では機械式テンションレギュレータのみが働く
ことになる。
【0046】従って、供給側リール3側のテープテンシ
ョンは電気式テンションレギュレータのみによって制御
され、巻取り側リール4側のテープテンションは機械式
テンションレギュレータのみにより制御されて、電気式
テンションレギュレータのマグネット42とホール素子
54とで検出された巻取り側リール4側のテンションア
ーム38の変動量に関する情報は制御回路60によって
無視され、これに関する制御信号が制御回路60から出
力されることはない。
【0047】この場合、機械式テンションレギュレータ
及びバンドブレーキ機構並びに電気式テンションレギュ
レータの作用は、上述したFWD方向へのテープ走行時
と同様であるため、その説明は省略する。尚、このRE
V方向へのテープ走行時においては、ヘッドドラム1に
巻き付けられたテープテンションを電気式テンションレ
ギュレータで制御することになるため、テープ走行及び
記録再生の安定性を共に向上することができるという利
点がある。
【0048】かくして、キャプスタン13及びピンチロ
ーラ14を境として、磁気テープTを巻き取って引っ張
る下流側を電気式テンションレギュレータでテンション
制御すると共に、磁気テープTを送り出す上流側を機械
式テンションレギュレータでテンション制御することに
より、従来問題となっていた記録再生装置の組立セット
間の特性のバラツキや、温度特性、経時変化、テープ速
度変化等によるメカニズムロスに基づく速度依存性等を
打ち消し合って、互いに相殺させることができる。
【0049】このようなテープ走行状態においてテープ
走行を停止させる場合、本実施例によれば、従来のよう
に独立して設けたメインブレーキを用いることなく、バ
ンドブレーキ機構によるブレーキ力だけで効率良く停止
させることができる。即ち、テープ走行を停止させるた
めに、例えば、停止ボタンを操作することによってリー
ル用モータ29及びキャプスタンモータ39を停止する
と、キャプスタン13によるテープ送り及び駆動ギア3
0によるリール受け台48の回転が停止されるため、磁
気テープTのテンションが低下する。
【0050】このようにテープ走行系のテンションが低
下すると、スプリング27,28のばね力は、常にテー
プ走行系のテンションの大きさとバランスするように作
用するため、それぞれが縮む方向に働き、図1におい
て、キャプスタン13の上流側ではテンションアーム3
7を反時計方向へ回動させ、下流側ではテンションアー
ム38を時計方向へ回動させる。これにより、上流側及
び下流側の双方において、ブレーキバンド19,20の
各移動端19a,20aが互いに離反するように外側に
引っ張られるため、それらのパッドによるブレーキドラ
ム17,18の締付力がそれぞれ増加する。その結果、
各ブレーキドラム17,18と一体のリール受け台4
7,48を介して供給側リール3及び巻取り側リール4
の回転が減速されて停止される。
【0051】しかも、本実施例で示したブレーキバンド
19,20の掛け方によれば、テープ走行がFWD方向
の場合、上流側のブレーキドラム17はブレーキバンド
19の固定端19aを引っ張る方向に回転し、いわゆる
「食い込み側」の関係になっている一方、下流側のブレ
ーキドラム18はブレーキバンド20の移動端20bを
引っ張る方向に回転し、いわゆる「逃げ側」の関係にな
っている。そのため、供給側ブレーキドラム17の摩擦
力が大きく生ずる一方、巻取り側ブレーキドラム18の
摩擦力は小さく生ずることになる。
【0052】従って、テープ走行系の全体に渡って磁気
テープTが弛むことがなく、テープ走行を確実に停止す
ることができる。しかも、上流側及び下流側の双方でテ
ンションレギュレータが働いているため、上流側及び下
流側のいずれの側においても、走行を停止する瞬間に過
大なテンションが磁気テープTに加えられるのを防止す
ることができる。
【0053】次に、テープ走行をFWD方向からREV
方向に切り換え、また、これとは反対にREV方向から
FWD方向に切り換える瞬間の場合について説明する。
この切換時、リード用モータ29の回転方向を切り換え
て首振りギア31を一方のリール台ギア15(又は1
6)から切り離すと、首振りギア31が他方のリール台
ギア16(又は15)と噛み合うまでの間に、どちらの
ギア15,16とも噛み合わない期間が生ずる。この期
間内においては、首振りギア31と一方のリール台ギア
15(又は16)との噛み合いを解除すると、その瞬間
には負荷がなくなるためにリード用モータ29の回転数
が必要以上に上がってしまい、リール台ギア15(又は
16)等の慣性力も大きくなる。
【0054】その結果、リール台ギア15(又は16)
等に蓄えられた慣性エネルギが、首振りギア31が他方
のリール台ギア16(又は15)と噛み合った瞬間に磁
気テープTを引っ張る方向に作用する。しかも、この慣
性エネルギを吸収するものは磁気テープT以外にないた
め、磁気テープTには過大なテンションが掛かることに
なる。
【0055】ところが、本実施例によれば、磁気テープ
Tを引っ張る下流側の電気式テンションレギュレータの
変動量検出手段52(又は51)によってテンションア
ーム38(又は37)の変動量、即ち、そのホール素子
54(又は53)の出力を常時監視している。そのた
め、リード用モータ29の回転数が変化してテンション
アーム38(又は37)の姿勢が変化すると、ホール素
子54(又は53)の出力が変化し、その出力変化に基
づき制御回路60が、上述したようにテンションアーム
38(又は37)の姿勢を一定に保持するようにリード
用モータ29に加える電圧を制御する。
【0056】これにより、瞬間的な負荷の消滅によって
リード用モータ29の回転力が急激に変化するような場
合にも、その変化を抑制してリード用モータ29の回転
力をほぼ一定に保持することができる。その結果、テー
プの走行方向が切り換わる瞬間に過大なテンションが磁
気テープTに加えられるのを防止することができ、従っ
て、磁気テープTがテンションの変動によって影響を受
けることがなく、磁気テープTに対して非常に優しく、
薄物の磁気テープTの走行にも適している記録再生装置
を得ることができる。
【0057】以上説明してきたが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、例えば上記実施例において
は、変位量検出手段としてマグネット41,42とホー
ル素子53,54とを用いた例について説明したが、ホ
ール素子に代えて他の位置検出素子(例えば、発光ダイ
オード等)を用いることができ、例えば、発光素子と受
光素子とシャッタ(又はスリット等)等から光学式変位
量検出手段を構成し、これを用いて上記実施例と同様の
電気式テンションレギュレータを得ることができる。更
に、本発明は、情報を記録、再生する媒体としてテープ
媒体を用いる装置であれば、カセットテープレコーダ、
オーディオテープレコーダ等の各種のテープレコーダに
適用できることは勿論である。
【0058】また、上記実施例では、駆動ギア30を駆
動するために専用のリール用モータ29を設けた例につ
いて説明したが、駆動源としてキャプスタンモータ39
等の他の目的のために用いられているモータを兼用し、
その回転軸と駆動ギアの軸とをベルト等の動力伝達媒体
を用いて動力伝達可能に連絡し、そのモータの駆動力で
駆動ギア30を駆動する構成とすることもできる。更
に、上記実施例においては、一対のテンションアーム3
7,38を回動させてテープテンションを制御する例に
ついて説明したが、一対のテンションアームをスライド
可能に構成し、テンションアームのスライド動作によっ
てテンションの大きさを調整する構成とすることもでき
る。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲
で種々変更できるものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一対の機械式テンションレギュレータと一対のバンドブ
レーキ機構と一対の電気式テンションレギュレータとを
設け、キャプスタンから下流側のテープテンションを電
気式テンションレギュレータで制御する構成としたた
め、比較的簡単な構造でありながらテープ媒体のテンシ
ョン制御を確実に行うことができると共にテンション制
御の信頼性が高く、しかも、過大なテンションが磁気テ
ープに加えられるのを防止することができ、磁気テープ
に対して非常に優しく、薄物の磁気テープの走行にも適
している記録再生装置を提供することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すテープ媒体のローディ
ング状態の平面図である。
【図2】図1の機械式テンションレギュレータを拡大し
て示す断面図である。
【図3】図1の機械式テンションレギュレータの要部を
拡大して示す平面図である。
【図4】従来の記録再生装置のテープローディング状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドドラム 2 カセット筐体 3 供給側リール 4 巻取り側リール 13 キャプスタン 15,16 リール台ギア 17,18 ブレーキドラム 19,20 ブレーキバンド 21 メカデッキシャーシ 27,28 スプリング 29 リール用モータ 30 駆動ギア 31 首振りギア 37,38 テンションアーム 39 キャプスタンモータ 41,42 マグネット 47,48 リール受け台 51,52 変動量検出手段 53,54 ホール素子 57,58 A/D変換器 60 制御回路 61 駆動回路 T 磁気テープ(テープ媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 昌毅 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 池間 克明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 鈴木 和良 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 高橋 克典 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−128651(JP,A) 特開 平8−212631(JP,A) 特開 平2−276049(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/43 G11B 15/093 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローディングされた情報記録用のテープ
    媒体を走行させるキャプスタンのテープ走行方向の上流
    側及び下流側の双方にてテープ媒体にテンションを付与
    する一対の機械式テンションレギュレータと、 上記テープ媒体の巻取り及び巻戻しを行う供給側リール
    及び巻取り側リールをそれぞれ支持する一対のリール受
    け台に個別に設けた一対のブレーキドラムにそれぞれ巻
    かれたブレーキバンドの締付動作が一対の上記機械式テ
    ンションレギュレータの作動に連動して行われてブレー
    キ力を発生する一対のバンドブレーキ機構と、 一対の上記機械式テンションレギュレータの変動をそれ
    ぞれ検出する一対の変動量検出手段を有し、上記変動量
    検出手段による検出結果に基づき一対の上記リール受け
    台の回転を選択的に制御する一対の電気式テンションレ
    ギュレータとを備え、 上記キャプスタンから下流側のテープテンションを上記
    電気式テンションレギュレータで制御することを特徴と
    する記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、 一対の上記機械式テンションレギュレータ及び一対の上
    記電気式テンションレギュレータは、上記テープ媒体の
    走行方向により切り換えて使用することを特徴とする記
    録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録再生装置において、 一対の上記機械式テンションレギュレータ及び一対の上
    記電気式テンションレギュレータは、上記キャプスタン
    から上流側を機械式テンションレギュレータとし且つキ
    ャプスタンから下流側を電気式テンションレギュレータ
    とすると共に、 一対の上記リール受け台にそれぞれ設けたリール台ギア
    と選択的に噛合可能とされ且つ選択されたリール台ギア
    に回転力を伝達して上記供給側リール又は巻取り側リー
    ルを回転駆動する首振りギアを設け、 上記首振りギアが噛み合う上記リール台ギア側の上記変
    動量検出手段により上記機械式テンションレギュレータ
    の変動を検出し、その検出結果に基づきテープテンショ
    ンを一定に保持するように首振りギアの回転力を制御す
    ることを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の記録再生装置において、 一対の上記バンドブレーキ機構の各ブレーキバンドは、
    一側はシャーシ側にそれぞれ固定された固定端とすると
    共に、他側は一対の上記機械式テンションレギュレータ
    にそれぞれ接続された移動端とし、上記固定端は、上記
    供給側リール又は上記巻取り側リールが上記キャプスタ
    ンの上流側となったときには食い込み側となり且つキャ
    プスタンの下流側となったときには逃げ側となるように
    配置したことを特徴とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の記録再生装置において、 ビデオテープレコーダに適用されることを特徴とする記
    録再生装置。
JP03552995A 1995-02-23 1995-02-23 記録再生装置 Expired - Fee Related JP3491368B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03552995A JP3491368B2 (ja) 1995-02-23 1995-02-23 記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03552995A JP3491368B2 (ja) 1995-02-23 1995-02-23 記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08235690A JPH08235690A (ja) 1996-09-13
JP3491368B2 true JP3491368B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=12444271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03552995A Expired - Fee Related JP3491368B2 (ja) 1995-02-23 1995-02-23 記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3491368B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08235690A (ja) 1996-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5815854B2 (ja) テ−プ駆動装置
JP3491368B2 (ja) 記録再生装置
EP0782136B1 (en) Magnetic tape apparatus for controlling a back tension of a magnetic tape running on a rotary drum
JPS637554A (ja) 磁気記録再生装置
JPH09265690A (ja) テープテンションの異常検出処理装置、異常検出処理方法およびそれを有するテープ媒体記録再生装置
JPH1021603A (ja) テープ装置
JPH0760541B2 (ja) テンション制御装置
JP3480102B2 (ja) 巻取りテンション制御装置
JPH087903B2 (ja) 磁気記録再生装置の磁気テ−プ逆転駆動機構
JP3374645B2 (ja) テープ走行の異常検出装置、異常検出方法およびそれを有するテープ媒体記録再生装置
JPH0210499B2 (ja)
JPH08221847A (ja) 記録再生装置
JPS60106052A (ja) リ−ル台装置
JPH02166650A (ja) 磁気記録再生装置のリール制動装置
JPH04295659A (ja) 磁気記録再生装置
JPS6398862A (ja) 磁気テ−プ装置
JPS63168866A (ja) 磁気記録再生装置のテンシヨンア−ム制動機構
JPH07122942B2 (ja) テンシヨンサ−ボ装置
JPH0855386A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04313849A (ja) 磁気記録再生装置
JPH09198747A (ja) 磁気記録再生装置のテープテンション調整装置
JPH07141724A (ja) 磁気記録再生装置
JPH02166649A (ja) 磁気記録再生装置のリール制動装置
JPH0278046A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0283840A (ja) 磁気記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees