JP2537377Y2 - ビデオテープレコーダの磁気記録及び再生装置のリール駆動用クラッチ装置 - Google Patents
ビデオテープレコーダの磁気記録及び再生装置のリール駆動用クラッチ装置Info
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B15/50—Controlling, regulating, or indicating speed by mechanical linkage, e.g. clutch
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はビデオテープレコーダの
磁気記録及び再生装置の動力傳達装置に係るもので、詳
しくはプレイ又はレビューモードの場合、リールテーブ
ルのトルク変化に適合されるようにしたリール駆動用ク
ラッチ装置に関するものである。
磁気記録及び再生装置の動力傳達装置に係るもので、詳
しくはプレイ又はレビューモードの場合、リールテーブ
ルのトルク変化に適合されるようにしたリール駆動用ク
ラッチ装置に関するものである。
【０００２】
【從来の技術並びに考案が解決しようとする課題】從
来、通常のビデオテープレコーダの走行系に於いて、デ
ッキには、供給リールと巻取リールの后方側に回転ヘッ
ドドラムが設置され、そのヘッドドラムのテープ出口側
にはテープを駆動させるキャップスタンモータの軸、ピ
ンチロール及び音響コントロールヘッドが設置されてい
た。且つ、そのテープの入口側には消去ヘッド、テープ
の張力を調節するテンション調節装置、数個のガイドポ
スト及びガイドローラ等が設置されていた。
来、通常のビデオテープレコーダの走行系に於いて、デ
ッキには、供給リールと巻取リールの后方側に回転ヘッ
ドドラムが設置され、そのヘッドドラムのテープ出口側
にはテープを駆動させるキャップスタンモータの軸、ピ
ンチロール及び音響コントロールヘッドが設置されてい
た。且つ、そのテープの入口側には消去ヘッド、テープ
の張力を調節するテンション調節装置、数個のガイドポ
スト及びガイドローラ等が設置されていた。
【０００３】そして、前記走行系にテープが装架されて
走行する時には、各走行系部品に接触されながら走行す
るために磨擦力に依り負荷がかゝり、前記走行系部品が
設置された状態に從ってそのテープが巻取リール側に走
行する場合と供給リール側に走行する場合に、それぞれ
異なる負荷が掛かるように成っていた。
走行する時には、各走行系部品に接触されながら走行す
るために磨擦力に依り負荷がかゝり、前記走行系部品が
設置された状態に從ってそのテープが巻取リール側に走
行する場合と供給リール側に走行する場合に、それぞれ
異なる負荷が掛かるように成っていた。
【０００４】又、通常のビデオテープレコーダに於い
て、各走行系部品をデッキの基板に配設する場合にプレ
イモードを基準に配置するため、そのテープが巻取リー
ルに巻かれる時よりも供給リールからテープを巻き取る
場合に相対的に大きい力が要求される。從ってプレイモ
ードの場合に巻取リールに要求される巻取りトルクより
もレビューの場合に供給リールに高いトルクが必要とな
る。例えば、１／２インチＶＨＳ方式のビデオテープレ
コーダの場合、プレイモードの場合には巻取リールに約
１５０ｇ・cmの巻取トルクが必要であるが、レビューモ
ードの場合には供給リール側に約１９０ｇ・cmのトルク
が必要となる。且つ、このようにプレイ、レビューモー
ドに從い各リールのトルクが変化しなければならないこ
とはＶＨＳ方式のビデオテープレコーダだけでなく、供
給リール、巻取リールを有するすべてのビデオテープレ
コーダに於いてその大きさの差異はあるが同様なことで
ある。
て、各走行系部品をデッキの基板に配設する場合にプレ
イモードを基準に配置するため、そのテープが巻取リー
ルに巻かれる時よりも供給リールからテープを巻き取る
場合に相対的に大きい力が要求される。從ってプレイモ
ードの場合に巻取リールに要求される巻取りトルクより
もレビューの場合に供給リールに高いトルクが必要とな
る。例えば、１／２インチＶＨＳ方式のビデオテープレ
コーダの場合、プレイモードの場合には巻取リールに約
１５０ｇ・cmの巻取トルクが必要であるが、レビューモ
ードの場合には供給リール側に約１９０ｇ・cmのトルク
が必要となる。且つ、このようにプレイ、レビューモー
ドに從い各リールのトルクが変化しなければならないこ
とはＶＨＳ方式のビデオテープレコーダだけでなく、供
給リール、巻取リールを有するすべてのビデオテープレ
コーダに於いてその大きさの差異はあるが同様なことで
ある。
【０００５】かゝる理由で、ビデオテープレコーダに於
いてはモードによってリール駆動トルクの大きさに差異
があるために、供給リール側のトルクを巻取リール側の
トルクよりも大きくさせる機構が必要となり、そのため
從来は次のような二つの方式で供給リール側のトルクを
大きくさせていた。
いてはモードによってリール駆動トルクの大きさに差異
があるために、供給リール側のトルクを巻取リール側の
トルクよりも大きくさせる機構が必要となり、そのため
從来は次のような二つの方式で供給リール側のトルクを
大きくさせていた。
【０００６】即ち、 第５図に示したようにクラッチ
力が異なる巻取リール側クラッチギヤ３１と供給リール
側クラッチギヤ３２とを設置し、レビューモードの場合
にキャップスタンモータの駆動力がベルト３７により傳
達されて、プーリ３３とギヤ３３′が反時計方向に回転
し、該ギヤ３３′に噛合されたアイドラギヤ３８が時計
方向に回転してレバー３９により連結されたアイドラギ
ヤ３４が回転し、供給リール側クラッチギヤ３２に噛合
されてクラッチ力が供給リール３５に傳達されることに
依りレビューモードの場合のトルクが発生されるように
成っていた。且つ、プレイ又はキューモードの場合には
キャップスタンモータが反対方向に回転してアイドラギ
ヤ３４が巻取リール側クラッチギヤ３１に噛合され、ク
ラッチ力が巻取リール３６に傳達されることに依りプレ
イモードの場合のトルクが発生されるようになってい
た。
力が異なる巻取リール側クラッチギヤ３１と供給リール
側クラッチギヤ３２とを設置し、レビューモードの場合
にキャップスタンモータの駆動力がベルト３７により傳
達されて、プーリ３３とギヤ３３′が反時計方向に回転
し、該ギヤ３３′に噛合されたアイドラギヤ３８が時計
方向に回転してレバー３９により連結されたアイドラギ
ヤ３４が回転し、供給リール側クラッチギヤ３２に噛合
されてクラッチ力が供給リール３５に傳達されることに
依りレビューモードの場合のトルクが発生されるように
成っていた。且つ、プレイ又はキューモードの場合には
キャップスタンモータが反対方向に回転してアイドラギ
ヤ３４が巻取リール側クラッチギヤ３１に噛合され、ク
ラッチ力が巻取リール３６に傳達されることに依りプレ
イモードの場合のトルクが発生されるようになってい
た。
【０００７】 図示されていないが、供給リール３５
の直径を巻取リール３６の直径よりもやゝ大きく形成
し、供給リール３５と巻取リール３６との間に１個のク
ラッチギヤを設置して、供給リール３５と巻取リール３
６を選択的に駆動させることに依りプレイ及びレビュー
モードの場合のトルクを変化させるように成っていた。
の直径を巻取リール３６の直径よりもやゝ大きく形成
し、供給リール３５と巻取リール３６との間に１個のク
ラッチギヤを設置して、供給リール３５と巻取リール３
６を選択的に駆動させることに依りプレイ及びレビュー
モードの場合のトルクを変化させるように成っていた。
【０００８】しかしながら、前記の第項記載の方式
は、レビュー及びプレイモードの場合に、伝達されるト
ルクを変化させるためにそれぞれ専用のクラッチを使用
することになるのでその使用部品が増加し、製品の容積
が大きくなると共に製品の製造原価が上昇するという欠
点があった。且つ、第項記載の方式は供給リールと巻
取リールの直径が異なるために製品を多量生産する場合
に部品の共用化が不可能になって製造原価が上昇すると
共に、製品の小型化が難しくなるという問題があった。
は、レビュー及びプレイモードの場合に、伝達されるト
ルクを変化させるためにそれぞれ専用のクラッチを使用
することになるのでその使用部品が増加し、製品の容積
が大きくなると共に製品の製造原価が上昇するという欠
点があった。且つ、第項記載の方式は供給リールと巻
取リールの直径が異なるために製品を多量生産する場合
に部品の共用化が不可能になって製造原価が上昇すると
共に、製品の小型化が難しくなるという問題があった。
【０００９】それで、このような問題点を解決するため
本考案においては、次のような磁気記録及び再生装置の
リール駆動クラッチ装置を提供しようとするのである。
本考案においては、次のような磁気記録及び再生装置の
リール駆動クラッチ装置を提供しようとするのである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記の課題を
解決するための手段として、実用新案登録請求の範囲の
各請求項に記載された磁気記録再生装置のリール駆動用
クラッチ装置を提供する。
解決するための手段として、実用新案登録請求の範囲の
各請求項に記載された磁気記録再生装置のリール駆動用
クラッチ装置を提供する。
【００１１】
【実施例】以下、本考案に依る実施例に対し図面を用い
て詳細に説明するが、本考案は実用新案登録請求の範囲
をはずれない限り本実施例に限定されるものでないこと
は勿論である。図１乃至図４は本考案に依るリール駆動
状態並びにリール駆動用クラッチ装置を示した図面で、
図面に示したように、デッキ基板に固設された支持板１
に固定軸２が下向け垂設されている。該固定軸２の外周
面には、入力円板部１１０と中継部１２０と出力部１３
０とが配設されている。出力部１３０においては、前記
固定軸２の外周面に所定大きさの径と長さとを有する円
筒部１０が形成されると共に該円筒部１０上方側におい
てはギヤ３′が一体に重成された出力ギヤ３が回転自在
に嵌合されている。また、中継部１２０においては、前
記ギヤ３′の下方側の前記円筒部１０の外周面に、その
中心部下方側に所定の大きさの径と長さとを有する円筒
部１１が形成され、該円筒部１１の下方側所定部位に凹
溝１３と該凹溝１３に連続して傾斜面１４とが各々形成
されると共に、その上面部位にフエルト４が付着された
中継ギヤ５が回転自在に嵌合されている。又、入力円板
部１１０においては、前記中継ギヤ５の円筒部１１の下
方側の凹溝１３と傾斜面１４に各対応して選択的に係合
される矩形状の第１、第２突条１５，１６が連続してそ
の上方側に一体に形成された円筒部１２を備えており、
その中心部上方側において前記円筒部１２と一体に形成
されたプーリ８が前記円筒部１０に回転自在に嵌合され
ている。このように、円筒部１１の下方に形成された凹
溝１３及び傾斜面１４と、それらに係合する円筒部１２
の上方に形成された第１突条１５及び第２突条１６がカ
ムとして作用することになる。更に、プーリ８にはキャ
ップスタンモータの駆動力を傳達する駆動ベルト７が掛
合され、該プーリ８の上面部位と前記中継ギヤ５の下面
部位との間には前記各円筒部１１，１２の外周面にコイ
ルスプリング６が挿設付勢されることにより、前記中継
ギヤ５を前記出力ギヤ３と一体のギヤ３′にフエルト４
を介して圧着させるようになっている。尚、前記円筒部
１０の下方側端部位にはブッシング９が嵌設されてい
る。図中、１７は前記固定軸２の上方側端部に軸設され
たアイドラアームを示したもので、該アーム１７の一方
側端部には軸ピン１８が軸設され、該軸ピン１８にはア
イドラギヤ２１が軸着されて駆動力を供給リール及び巻
取リール１９，２０に傳達させるようになっている。
又、２２，２３は早送り、逆戻しモードの場合に、前記
の各ギヤ３′，５に駆動力が直接傳達されるようにし、
供給リール及び巻取リール１９，２０が高いトルクで回
転されるようにした連結レバー２２とギヤ２３を示した
ものである。
て詳細に説明するが、本考案は実用新案登録請求の範囲
をはずれない限り本実施例に限定されるものでないこと
は勿論である。図１乃至図４は本考案に依るリール駆動
状態並びにリール駆動用クラッチ装置を示した図面で、
図面に示したように、デッキ基板に固設された支持板１
に固定軸２が下向け垂設されている。該固定軸２の外周
面には、入力円板部１１０と中継部１２０と出力部１３
０とが配設されている。出力部１３０においては、前記
固定軸２の外周面に所定大きさの径と長さとを有する円
筒部１０が形成されると共に該円筒部１０上方側におい
てはギヤ３′が一体に重成された出力ギヤ３が回転自在
に嵌合されている。また、中継部１２０においては、前
記ギヤ３′の下方側の前記円筒部１０の外周面に、その
中心部下方側に所定の大きさの径と長さとを有する円筒
部１１が形成され、該円筒部１１の下方側所定部位に凹
溝１３と該凹溝１３に連続して傾斜面１４とが各々形成
されると共に、その上面部位にフエルト４が付着された
中継ギヤ５が回転自在に嵌合されている。又、入力円板
部１１０においては、前記中継ギヤ５の円筒部１１の下
方側の凹溝１３と傾斜面１４に各対応して選択的に係合
される矩形状の第１、第２突条１５，１６が連続してそ
の上方側に一体に形成された円筒部１２を備えており、
その中心部上方側において前記円筒部１２と一体に形成
されたプーリ８が前記円筒部１０に回転自在に嵌合され
ている。このように、円筒部１１の下方に形成された凹
溝１３及び傾斜面１４と、それらに係合する円筒部１２
の上方に形成された第１突条１５及び第２突条１６がカ
ムとして作用することになる。更に、プーリ８にはキャ
ップスタンモータの駆動力を傳達する駆動ベルト７が掛
合され、該プーリ８の上面部位と前記中継ギヤ５の下面
部位との間には前記各円筒部１１，１２の外周面にコイ
ルスプリング６が挿設付勢されることにより、前記中継
ギヤ５を前記出力ギヤ３と一体のギヤ３′にフエルト４
を介して圧着させるようになっている。尚、前記円筒部
１０の下方側端部位にはブッシング９が嵌設されてい
る。図中、１７は前記固定軸２の上方側端部に軸設され
たアイドラアームを示したもので、該アーム１７の一方
側端部には軸ピン１８が軸設され、該軸ピン１８にはア
イドラギヤ２１が軸着されて駆動力を供給リール及び巻
取リール１９，２０に傳達させるようになっている。
又、２２，２３は早送り、逆戻しモードの場合に、前記
の各ギヤ３′，５に駆動力が直接傳達されるようにし、
供給リール及び巻取リール１９，２０が高いトルクで回
転されるようにした連結レバー２２とギヤ２３を示した
ものである。
【００１２】このように構成された本考案に依る磁気記
録及び再生装置のリール駆動用クラッチ装置の作用効果
を詳細に説明すると次のようである。第１図乃至第４図
に示したように、キャップスタンモータの駆動力が駆動
ベルト７を介して入力円板部１１０のプーリ８に傳達さ
れ、該プーリ８が時計方向に回転すると、第４図（Ａ）
に示したようにプーリ８の第１突条１５が中継部１２０
の中継ギヤ５の凹溝１３に係合されて該中継ギヤ５が回
転し、出力部１３０の出力ギヤ３が時計方向に回転して
アイドラギヤ２１が巻取リール２０に係合されて駆動力
を傳達するようになる。この場合、巻取リール２０に傳
達されるトルクはコイルスプリング６の弾性力に依りフ
エルト４が出力ギヤ３と一体のギヤ３′に圧着して発生
される磨擦クラッチ力となる。
録及び再生装置のリール駆動用クラッチ装置の作用効果
を詳細に説明すると次のようである。第１図乃至第４図
に示したように、キャップスタンモータの駆動力が駆動
ベルト７を介して入力円板部１１０のプーリ８に傳達さ
れ、該プーリ８が時計方向に回転すると、第４図（Ａ）
に示したようにプーリ８の第１突条１５が中継部１２０
の中継ギヤ５の凹溝１３に係合されて該中継ギヤ５が回
転し、出力部１３０の出力ギヤ３が時計方向に回転して
アイドラギヤ２１が巻取リール２０に係合されて駆動力
を傳達するようになる。この場合、巻取リール２０に傳
達されるトルクはコイルスプリング６の弾性力に依りフ
エルト４が出力ギヤ３と一体のギヤ３′に圧着して発生
される磨擦クラッチ力となる。
【００１３】一方、レビューモードの場合には、キャッ
プスタンモータが逆方向に回転してプーリ８が反時計方
向に回転し、第４図（Ｂ）に示したように中継ギヤ５の
円筒部１１の傾斜面１４にプーリ８の第２突条１６が係
合されるが、その係合される過程でコイルスプリング６
に因る磨擦クラッチ力に依りその傾斜面１４部位に反力
が発生される。ところが、この場合の反力はプレイモー
ドの場合とは異なって水平及び垂直分子が発生し、その
垂直分子Ｆｙがコイルスプリング６の弾性力に加えられ
て磨擦クラッチ力が増大され、プレイモードの場合より
も一層大きいトルクを巻取リール２０に傳達するように
なる。
プスタンモータが逆方向に回転してプーリ８が反時計方
向に回転し、第４図（Ｂ）に示したように中継ギヤ５の
円筒部１１の傾斜面１４にプーリ８の第２突条１６が係
合されるが、その係合される過程でコイルスプリング６
に因る磨擦クラッチ力に依りその傾斜面１４部位に反力
が発生される。ところが、この場合の反力はプレイモー
ドの場合とは異なって水平及び垂直分子が発生し、その
垂直分子Ｆｙがコイルスプリング６の弾性力に加えられ
て磨擦クラッチ力が増大され、プレイモードの場合より
も一層大きいトルクを巻取リール２０に傳達するように
なる。
【００１４】以上、本実施例について説明したが、前記
凹溝１３及び傾斜面１４と、それら凹溝１３及び傾斜面
１４に係合される前記第１、第２突条１５，１６の形状
並びに形成個数は各円筒部１１，１２が正回転又は逆回
転する場合に各別途に係合されてトルクを変化し得る範
囲内に於いて多様に変更させて利用することができる。
凹溝１３及び傾斜面１４と、それら凹溝１３及び傾斜面
１４に係合される前記第１、第２突条１５，１６の形状
並びに形成個数は各円筒部１１，１２が正回転又は逆回
転する場合に各別途に係合されてトルクを変化し得る範
囲内に於いて多様に変更させて利用することができる。
【００１５】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本考案に
依れば從来のようにレビュー及びプレイモードの場合に
各別途の専用クラッチを使用したり、又は供給リールと
巻取リールの直径を異なるように形成して供給リールと
巻取リールに互いに異なるトルクを傳達させることな
く、簡単な機械式クラッチ装置のプーリの回転方向によ
り供給リールと巻取リールに互いに異なるトルクを傳達
させるように成っているため、部品の共用化が可能に成
って製品の原価が減少され、且つ部品の設置空間が節約
されて製品の小型化をはかり得る効果がある。
依れば從来のようにレビュー及びプレイモードの場合に
各別途の専用クラッチを使用したり、又は供給リールと
巻取リールの直径を異なるように形成して供給リールと
巻取リールに互いに異なるトルクを傳達させることな
く、簡単な機械式クラッチ装置のプーリの回転方向によ
り供給リールと巻取リールに互いに異なるトルクを傳達
させるように成っているため、部品の共用化が可能に成
って製品の原価が減少され、且つ部品の設置空間が節約
されて製品の小型化をはかり得る効果がある。
【図１】本考案に依るリール駆動の状態を示した平面図
である。
である。
【図２】本考案に依るリール駆動用クラッチ装置の構成
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図３】本考案に依るリール駆動用クラッチ装置の要部
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図４】（Ａ）（Ｂ）は本考案によるリール駆動用クラ
ッチ装置の一部作動詳細図である。
ッチ装置の一部作動詳細図である。
【図５】從来のリール駆動の状態を示した平面図であ
る。
る。
１…支持板 ２…固定軸 ３…出力ギヤ ３′…出力ギヤ ４…フエルト ５…中継ギヤ ６…コイルスプリング ７…駆動ベルト ８…プーリ １０，１１，１２…円筒部 １３…凹溝 １４…傾斜面 １５，１６…第１、第２突条 １９…供給リール ２０…巻取リール ２１…アイドラギヤ １１０…入力円板部 １２０…中継部 １３０…出力部
Claims (4)
- 【請求項１】 テープの巻取方向に従って互いに異なる
大きさのトルクをリールに伝達するようにカムが形成さ
れたクラッチ装置であって、 円筒部（１２）と、該円筒部（１２）の下方側に一体化
されたプーリ（８）とを備えていて、それによって駆動
力の伝達を受ける入力円板部（１１０）と、 該入力円板部（１１０）を回転可能に支持する固定軸
（２）と、 該固定軸（２）によって回転可能に支持され前記入力円
板部（１１０）の円筒部（１２）に係合することによっ
て連動される円筒部（１１）と、該円筒部（１１）と一
体化され上面に摩擦部材（４）を有する中継ギヤ（５）
とを備えていて前記入力円板部（１１０）からの駆動力
を垂直方向に伝達する中継部（１２０）と、 該中継部（１２０）の円筒部（１１）の内側に挿入され
前記固定軸（２）に回転可能に嵌合して支持される円筒
部（１０）と、該円筒部（１０）の上方においてそれと
一体化されてアイドラギヤ（２１）に噛み合う出力ギヤ
（３）とを備えていて、前記中継部（１２０）の駆動力
を前記アイドラギヤ（２１）に伝達し、供給リール（１
９）及び巻取リール（２０）のいずれか一方にトルクを
伝達する出力部（１３０）と、 前記入力円板部（１１０）と前記中継部（１２０）との
間において前記固定軸（２）を中心として設置され、前
記カムを形成する前記円筒部（１２）と前記円筒部（１
４）の間隔を引き離す方向に弾性力を発生する弾性部材
（６）と、 により構成されたことを特徴とする、磁気記録再生装置
のリール駆動用クラッチ装置。 - 【請求項２】 前記中継部（１２０）の円筒部（１１）
は、前記カムとして該円筒部（１１）の下方側に形成さ
れた溝（１３）と、該溝（１３）に連続して所定の角度
をもって形成された傾斜面（１４）と、を備えている請
求項１記載の磁気記録再生装置のリール駆動用クラッチ
装置。 - 【請求項３】 前記入力円板部（１１０）の円筒部（１
２）は、前記カムとして該円筒部（１２）の上方側に駆
動力伝達用の第１突条部（１５）及び第２突条部（１
６）が、前記中継部（１２０）の溝（１３）及び傾斜面
（１４）に対応 して形成されている請求項１記載の磁気
記録再生装置のリール駆動用クラッチ装置。 - 【請求項４】 前記出力部（１３０）の円筒部（１０）
は、その上方側に摩擦ギヤ（３′）が一体化され、該摩
擦ギヤ（３′）が前記中継部（１２０）の中継ギヤ
（５）上の摩擦部材（４）に接触する請求項１記載の磁
気記録再生装置のリール駆動用クラッチ装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR13554/1987 | 1987-11-30 | ||
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