JPH0919775A - 鉛複合鋼板及びその製造方法 - Google Patents
鉛複合鋼板及びその製造方法Info
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- JPH0919775A JPH0919775A JP17121795A JP17121795A JPH0919775A JP H0919775 A JPH0919775 A JP H0919775A JP 17121795 A JP17121795 A JP 17121795A JP 17121795 A JP17121795 A JP 17121795A JP H0919775 A JPH0919775 A JP H0919775A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉛−錫合金めっき層と素地鋼板の密着性を安
定させ、且つ高くすることができる鉛複合鋼板及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 素地鋼板1の一面に亜鉛めっき層2を形
成する。亜鉛めっき層2の表面に鉛−錫合金めっき層3
を設け、鉛−錫合金めっき層3の表面に鉛層4を形成す
る。亜鉛めっき層2は素地鋼板1に比して表面活性化し
易いので、フラックス処理を容易に且つ効率的におこな
うことができ、鉛−錫合金めっき層3と素地鋼板1の密
着性を安定させることができる。また亜鉛めっき層2は
素地鋼板1に比して融点が低いので、固溶層である鉛−
錫合金めっき層3の錫と亜鉛めっき層2の亜鉛とで容易
に亜鉛−錫固溶体を形成することができ、鉛−錫合金め
っき層3と素地鋼板1の密着性を高くすることができ
る。
定させ、且つ高くすることができる鉛複合鋼板及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 素地鋼板1の一面に亜鉛めっき層2を形
成する。亜鉛めっき層2の表面に鉛−錫合金めっき層3
を設け、鉛−錫合金めっき層3の表面に鉛層4を形成す
る。亜鉛めっき層2は素地鋼板1に比して表面活性化し
易いので、フラックス処理を容易に且つ効率的におこな
うことができ、鉛−錫合金めっき層3と素地鋼板1の密
着性を安定させることができる。また亜鉛めっき層2は
素地鋼板1に比して融点が低いので、固溶層である鉛−
錫合金めっき層3の錫と亜鉛めっき層2の亜鉛とで容易
に亜鉛−錫固溶体を形成することができ、鉛−錫合金め
っき層3と素地鋼板1の密着性を高くすることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建築用部材や
タンク、配管、容器などに利用され、耐食性や耐候性に
優れ、長期間に亘って安定して屋外で使用することがで
きる鉛複合鋼板及びその製造方法に関するものである。
タンク、配管、容器などに利用され、耐食性や耐候性に
優れ、長期間に亘って安定して屋外で使用することがで
きる鉛複合鋼板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉛複合鋼板を屋根や壁材等の
建築用部材として用いることがおこなわれているが、こ
の鉛複合鋼板は、素地鋼板の表面に鉛−錫合金めっきを
施して鉛−錫合金めっき層を形成し、この鉛−錫合金め
っき層の表面に鉛板を圧延被覆して形成されていた。
建築用部材として用いることがおこなわれているが、こ
の鉛複合鋼板は、素地鋼板の表面に鉛−錫合金めっきを
施して鉛−錫合金めっき層を形成し、この鉛−錫合金め
っき層の表面に鉛板を圧延被覆して形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例の鉛
複合鋼板には、溶融鉛−錫合金めっきを施す前に素地鋼
板に対しておこなうフラックス処理を容易に且つ効率よ
くおこなうことができず、従って鉛−錫合金めっき層と
素地鋼板の密着性を安定させることができないという問
題があった。また上記従来例の鉛複合鋼板には、素地鋼
板の融点が高いので、素地鋼板と鉛−錫合金めっき層中
の錫とで固溶体を容易に形成することができず、従って
鉛−錫合金めっき層と素地鋼板の密着性を高くすること
ができないという問題があった。
複合鋼板には、溶融鉛−錫合金めっきを施す前に素地鋼
板に対しておこなうフラックス処理を容易に且つ効率よ
くおこなうことができず、従って鉛−錫合金めっき層と
素地鋼板の密着性を安定させることができないという問
題があった。また上記従来例の鉛複合鋼板には、素地鋼
板の融点が高いので、素地鋼板と鉛−錫合金めっき層中
の錫とで固溶体を容易に形成することができず、従って
鉛−錫合金めっき層と素地鋼板の密着性を高くすること
ができないという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、鉛−錫合金めっき層と素地鋼板の密着性を安定さ
せ、且つ高めた鉛複合鋼板及びその製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
あり、鉛−錫合金めっき層と素地鋼板の密着性を安定さ
せ、且つ高めた鉛複合鋼板及びその製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鉛複合鋼板
は、素地鋼板1の一面に亜鉛めっき層2を形成し、亜鉛
めっき層2の表面に鉛−錫合金めっき層3を設け、鉛−
錫合金めっき層3の表面に鉛層4を形成して成ることを
特徴とするものである。また本発明に係る鉛複合鋼板の
製造方法は、素地鋼板1の一面に亜鉛めっきを施す第一
工程と、第一工程で形成される亜鉛めっき層2の表面に
鉛−錫合金めっきを施す第二工程と、第二工程で形成さ
れる鉛−錫合金めっき層3の表面に鉛板を圧延被覆して
鉛層4を形成する第三工程とを具備することを特徴とす
るものである。
は、素地鋼板1の一面に亜鉛めっき層2を形成し、亜鉛
めっき層2の表面に鉛−錫合金めっき層3を設け、鉛−
錫合金めっき層3の表面に鉛層4を形成して成ることを
特徴とするものである。また本発明に係る鉛複合鋼板の
製造方法は、素地鋼板1の一面に亜鉛めっきを施す第一
工程と、第一工程で形成される亜鉛めっき層2の表面に
鉛−錫合金めっきを施す第二工程と、第二工程で形成さ
れる鉛−錫合金めっき層3の表面に鉛板を圧延被覆して
鉛層4を形成する第三工程とを具備することを特徴とす
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の製造方法では先ず、熱延鋼板、冷延鋼板
などで形成される素地鋼板1の両面に脱脂処理を施し、
水洗後に酸洗処理を施す。この脱脂・酸洗処理は素地鋼
板1の亜鉛めっき液に対する濡れ性を向上させて確保す
るためにおこなうものであるが、これらは従来からおこ
なわれている任意の方法を採用することができ、例えば
脱脂処理としては、苛性ソーダやオルソ珪酸ソーダ液中
で陰極電解処理する方法が有効であり、また酸洗処理と
しては、通常、陰極電解酸洗を採用することができる。
する。本発明の製造方法では先ず、熱延鋼板、冷延鋼板
などで形成される素地鋼板1の両面に脱脂処理を施し、
水洗後に酸洗処理を施す。この脱脂・酸洗処理は素地鋼
板1の亜鉛めっき液に対する濡れ性を向上させて確保す
るためにおこなうものであるが、これらは従来からおこ
なわれている任意の方法を採用することができ、例えば
脱脂処理としては、苛性ソーダやオルソ珪酸ソーダ液中
で陰極電解処理する方法が有効であり、また酸洗処理と
しては、通常、陰極電解酸洗を採用することができる。
【0007】上記酸洗処理の後、酸洗処理液が残らぬよ
うに十分に素地鋼板1を水洗し、この後素地鋼板1に亜
鉛めっきを施して図1に示すように素地鋼板1の両面に
亜鉛めっき層2を形成する。この亜鉛めっき層2は続い
てめっきされる鉛−錫合金めっき層3と素地鋼板1との
密着性を十分に確保する役割を果たす。したがって亜鉛
めっき層2は素地鋼板1の表面を均一に、微小な素地露
出部分が残らないように被覆する必要があるが、過大な
亜鉛めっきを施す必要はなく、1.5g/m2程度のめ
っき量で十分な効果が発揮される。
うに十分に素地鋼板1を水洗し、この後素地鋼板1に亜
鉛めっきを施して図1に示すように素地鋼板1の両面に
亜鉛めっき層2を形成する。この亜鉛めっき層2は続い
てめっきされる鉛−錫合金めっき層3と素地鋼板1との
密着性を十分に確保する役割を果たす。したがって亜鉛
めっき層2は素地鋼板1の表面を均一に、微小な素地露
出部分が残らないように被覆する必要があるが、過大な
亜鉛めっきを施す必要はなく、1.5g/m2程度のめ
っき量で十分な効果が発揮される。
【0008】上記亜鉛めっき層2を形成することなく、
素地鋼板1に直接鉛−錫合金めっきを施して鉛−錫合金
めっき層3を形成した場合には、鉛板を複合する際の鉛
板の適正圧延率範囲が狭く、圧延率管理を非常に厳密に
おこなう必要が生じる。また鉛板と素地鋼板1との密着
力が弱く、特に鉛板を圧延接合する際の鉛板の圧下率が
低い場合(特に鉛板の当初の厚さに対して鉛板の圧延率
が35%以下の場合に顕著となる。)、切断部端面から
鉛板が剥離したり、折り曲げ試験後5%食塩水に常温で
10日間浸漬放置すると、容易に鉛板と素地鋼板1の密
着劣化が認められたりする。
素地鋼板1に直接鉛−錫合金めっきを施して鉛−錫合金
めっき層3を形成した場合には、鉛板を複合する際の鉛
板の適正圧延率範囲が狭く、圧延率管理を非常に厳密に
おこなう必要が生じる。また鉛板と素地鋼板1との密着
力が弱く、特に鉛板を圧延接合する際の鉛板の圧下率が
低い場合(特に鉛板の当初の厚さに対して鉛板の圧延率
が35%以下の場合に顕著となる。)、切断部端面から
鉛板が剥離したり、折り曲げ試験後5%食塩水に常温で
10日間浸漬放置すると、容易に鉛板と素地鋼板1の密
着劣化が認められたりする。
【0009】そこで本発明では上記のように素地鋼板1
の表面に亜鉛めっき層2を形成するようにしてある。つ
まり亜鉛めっき層2は素地鋼板1に比して表面活性化し
易いので、鉛−錫合金めっきの前処理のフラックス処理
を容易に且つ効率的におこなうことができ、従って鉛−
錫合金めっき層3と素地鋼板1の密着性を安定させるこ
とができるものであり、この結果、鉛板と素地鋼板1の
剥離や密着性の低下が発生しないようにすることができ
る。また亜鉛めっき層2は素地鋼板1に比して融点が低
い(亜鉛の融点は419.5℃)ので、固溶層である鉛
−錫合金めっき層3の錫と亜鉛めっき層2の亜鉛とで容
易に亜鉛−錫固溶体を形成することができ、従って鉛−
錫合金めっき層3と素地鋼板1の密着性を高くすること
ができるものであり、この結果、鉛板と素地鋼板1の剥
離や密着性の低下が発生しないようにすることができ
る。
の表面に亜鉛めっき層2を形成するようにしてある。つ
まり亜鉛めっき層2は素地鋼板1に比して表面活性化し
易いので、鉛−錫合金めっきの前処理のフラックス処理
を容易に且つ効率的におこなうことができ、従って鉛−
錫合金めっき層3と素地鋼板1の密着性を安定させるこ
とができるものであり、この結果、鉛板と素地鋼板1の
剥離や密着性の低下が発生しないようにすることができ
る。また亜鉛めっき層2は素地鋼板1に比して融点が低
い(亜鉛の融点は419.5℃)ので、固溶層である鉛
−錫合金めっき層3の錫と亜鉛めっき層2の亜鉛とで容
易に亜鉛−錫固溶体を形成することができ、従って鉛−
錫合金めっき層3と素地鋼板1の密着性を高くすること
ができるものであり、この結果、鉛板と素地鋼板1の剥
離や密着性の低下が発生しないようにすることができ
る。
【0010】上記亜鉛めっき工程の後、亜鉛めっき層2
の表面に塩化アンモニウム等の酸性の塩でフラックス処
理をおこない、亜鉛めっき層2の表面を活性化させる。
次にこの亜鉛めっき層2の表面に鉛−錫合金めっきを施
して鉛−錫合金めっき層3を形成する。上記亜鉛めっき
工程とこの鉛−錫合金めっき工程とは連続しておこなう
必要はないが、両めっき工程を連続化することができな
い場合には、鉛−錫合金めっき工程の直前に亜鉛めっき
層2の表面に湿式ブラッシングや希塩酸等による軽酸洗
を施すのが有効である。
の表面に塩化アンモニウム等の酸性の塩でフラックス処
理をおこない、亜鉛めっき層2の表面を活性化させる。
次にこの亜鉛めっき層2の表面に鉛−錫合金めっきを施
して鉛−錫合金めっき層3を形成する。上記亜鉛めっき
工程とこの鉛−錫合金めっき工程とは連続しておこなう
必要はないが、両めっき工程を連続化することができな
い場合には、鉛−錫合金めっき工程の直前に亜鉛めっき
層2の表面に湿式ブラッシングや希塩酸等による軽酸洗
を施すのが有効である。
【0011】鉛−錫合金めっき層3の役割は、鉛板と亜
鉛めっき層2を形成した素地鋼板1との密着力確保であ
って、亜鉛めっき層2の表面が鉛−錫合金めっき層3で
均一に被覆されることが重要である。また鉛−錫合金め
っき層3には鉛板との圧延接合の際に界面で新生面が出
てくる必要があり、1g/m2 望ましくは10g/m 2
以上が適当である。また鉛−錫合金めっき層3中の錫の
含有量は、錫の比率が上がるに伴って亜鉛めっき層2と
の密着力が改善され、鉛板を複合する際に適正圧延率範
囲が広がるという利点がある。鉛−錫合金めっき層3中
の錫含有率の制御は、電気めっきの場合には、めっき浴
中の鉛イオンと錫イオン比、電流密度を調整すればよ
い。また溶融めっきの際には浴中の鉛と錫の含有比率を
調整すればよい。また鉛−錫合金めっき層3中の錫含有
比率は特に限定されないが、数%の含有比率でも鉛単独
めっき層に比し微細結晶となり、特に鉛板圧延率を高く
できない場合程、錫比率の高いめっき層の方が密着力は
良好である。
鉛めっき層2を形成した素地鋼板1との密着力確保であ
って、亜鉛めっき層2の表面が鉛−錫合金めっき層3で
均一に被覆されることが重要である。また鉛−錫合金め
っき層3には鉛板との圧延接合の際に界面で新生面が出
てくる必要があり、1g/m2 望ましくは10g/m 2
以上が適当である。また鉛−錫合金めっき層3中の錫の
含有量は、錫の比率が上がるに伴って亜鉛めっき層2と
の密着力が改善され、鉛板を複合する際に適正圧延率範
囲が広がるという利点がある。鉛−錫合金めっき層3中
の錫含有率の制御は、電気めっきの場合には、めっき浴
中の鉛イオンと錫イオン比、電流密度を調整すればよ
い。また溶融めっきの際には浴中の鉛と錫の含有比率を
調整すればよい。また鉛−錫合金めっき層3中の錫含有
比率は特に限定されないが、数%の含有比率でも鉛単独
めっき層に比し微細結晶となり、特に鉛板圧延率を高く
できない場合程、錫比率の高いめっき層の方が密着力は
良好である。
【0012】上記鉛−錫めっき工程の後、鉛−錫めっき
層3の表面には鉛板(コイル状のものも含む)を冷間で
圧延接合して鉛層4を形成する。鉛−錫めっき層3の表
面や鉛板の表面には接合(密着)の阻害となる汚れや酸
化膜が存在しないことが重要であり、このような接合阻
害要因は物理的手段で除去するようにする。また鉛板の
冷間圧延率は特に限定されないが、圧延時に界面で新生
面が絶えず現れ、鉛−錫合金めっき層3と鉛板とが強固
に結合される必要がある。そこで圧下力、圧延率、圧延
ロール径、圧延速度等により鉛板の冷間圧延率の適正範
囲は異なるが、鉛板は素地鋼板1に比して柔らかい材料
であるために実際には素地鋼板1は圧延されず、見掛け
上、鉛板のみが延ばされる条件で十分に密着が確保さ
れ、実際には鉛板自身が30%望ましくは50%を超え
る圧延率であれば十分な接合密着力が確保される。
層3の表面には鉛板(コイル状のものも含む)を冷間で
圧延接合して鉛層4を形成する。鉛−錫めっき層3の表
面や鉛板の表面には接合(密着)の阻害となる汚れや酸
化膜が存在しないことが重要であり、このような接合阻
害要因は物理的手段で除去するようにする。また鉛板の
冷間圧延率は特に限定されないが、圧延時に界面で新生
面が絶えず現れ、鉛−錫合金めっき層3と鉛板とが強固
に結合される必要がある。そこで圧下力、圧延率、圧延
ロール径、圧延速度等により鉛板の冷間圧延率の適正範
囲は異なるが、鉛板は素地鋼板1に比して柔らかい材料
であるために実際には素地鋼板1は圧延されず、見掛け
上、鉛板のみが延ばされる条件で十分に密着が確保さ
れ、実際には鉛板自身が30%望ましくは50%を超え
る圧延率であれば十分な接合密着力が確保される。
【0013】このようにして図1に示すような鉛複合鋼
板が形成され、この鉛複合鋼板は鉛層4や鉛−錫合金め
っき層3や亜鉛めっき層2で構成される複合層で素地鋼
板1を保護して耐食性や耐候性が優れたものである。
尚、本発明では両面亜鉛めっき鋼板を用いることがで
き、この場合市販のものをそのまま用いることができ
る。もし素地鋼板1の片面のみに亜鉛めっき層2を形成
する場合は、片面亜鉛めっき鋼板が必要となるが、片面
めっき鋼板は両面めっき鋼板に比して入手が困難で高価
でもあり、経済的に不利になる恐れがある。さらに両面
亜鉛めっき鋼板を使用すれば、非鉛複合面の耐食性も亜
鉛めっき層により向上することになるので、品質的には
むしろ両面亜鉛めっき鋼板を使用する方が好ましい。ま
た溶融亜鉛めっき層と電気亜鉛めっき層の差もない。
板が形成され、この鉛複合鋼板は鉛層4や鉛−錫合金め
っき層3や亜鉛めっき層2で構成される複合層で素地鋼
板1を保護して耐食性や耐候性が優れたものである。
尚、本発明では両面亜鉛めっき鋼板を用いることがで
き、この場合市販のものをそのまま用いることができ
る。もし素地鋼板1の片面のみに亜鉛めっき層2を形成
する場合は、片面亜鉛めっき鋼板が必要となるが、片面
めっき鋼板は両面めっき鋼板に比して入手が困難で高価
でもあり、経済的に不利になる恐れがある。さらに両面
亜鉛めっき鋼板を使用すれば、非鉛複合面の耐食性も亜
鉛めっき層により向上することになるので、品質的には
むしろ両面亜鉛めっき鋼板を使用する方が好ましい。ま
た溶融亜鉛めっき層と電気亜鉛めっき層の差もない。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 (実施例1乃至6)0.4mm厚の熱延鋼板(SUS3
04、板幅200mmのコイル)を素地鋼板1として用
い、これを45℃、5%オルソ珪酸ソーダ溶液中で、該
鋼板を陰極として10A/dm2 、2秒間電解脱脂した
後、十分水洗いし、次いで55℃で15%硫酸溶液中で
20A/dm2 、5秒間電解酸洗した後、十分水洗い
し、次に亜鉛めっきを施した。
明する。 (実施例1乃至6)0.4mm厚の熱延鋼板(SUS3
04、板幅200mmのコイル)を素地鋼板1として用
い、これを45℃、5%オルソ珪酸ソーダ溶液中で、該
鋼板を陰極として10A/dm2 、2秒間電解脱脂した
後、十分水洗いし、次いで55℃で15%硫酸溶液中で
20A/dm2 、5秒間電解酸洗した後、十分水洗い
し、次に亜鉛めっきを施した。
【0015】亜鉛めっき工程 硫酸亜鉛410g/リットル、硫酸ナトリウム75g/
リットル、塩化アルミ20g/リットルよりなる浴中
で、40〜60℃、電流密度10〜30A/dm 2 の条
件下で、表1に示すように電解時間を20秒から1分と
変えることにより亜鉛めっき量を調整し、十分水洗いし
て亜鉛めっき層2を形成した。次に鉛−錫合金めっきを
施した。
リットル、塩化アルミ20g/リットルよりなる浴中
で、40〜60℃、電流密度10〜30A/dm 2 の条
件下で、表1に示すように電解時間を20秒から1分と
変えることにより亜鉛めっき量を調整し、十分水洗いし
て亜鉛めっき層2を形成した。次に鉛−錫合金めっきを
施した。
【0016】鉛−錫合金めっき工程 塩化亜鉛、塩化アンモニウムを主成分とするフラックス
(pH1.2)を亜鉛めっき鋼板に塗布し、200℃ま
で加熱して水分を蒸発させた後、67%錫−33%鉛の
共晶ハンダ浴中で235〜240℃の範囲で、表1に示
すようにめっき時間を変化させてめっき量を調整し、鉛
−錫合金めっき層3を形成した。次に鉛板を圧延被覆し
た。
(pH1.2)を亜鉛めっき鋼板に塗布し、200℃ま
で加熱して水分を蒸発させた後、67%錫−33%鉛の
共晶ハンダ浴中で235〜240℃の範囲で、表1に示
すようにめっき時間を変化させてめっき量を調整し、鉛
−錫合金めっき層3を形成した。次に鉛板を圧延被覆し
た。
【0017】鉛板の圧延被覆工程 二段冷間圧延機(ロール径300mm)を用い、上記鉛
−錫合金めっき層3の表面に、厚さ2.0mmの鋳造鉛
板(コイル状)を冷間圧延接合して鉛層4を形成し、図
1に示すような鉛複合鋼板を作成した。圧延荷重は3.
0トン/10mmとし、また鉛板の圧延率は表1に示す
ように変えた。 (比較例1、2)上記実施例において、亜鉛めっき工
程と鉛−錫合金めっき工程の両方工程を省略して、素
地鋼板の表面に鉛板の圧延被覆工程で鉛層を形成して
鉛複合鋼板を作成した。 (比較例3、4)上記実施例において、亜鉛めっき工
程を省略して、素地鋼板の表面に鉛−錫合金めっき工
程と鉛板の圧延被覆工程で鉛−錫合金めっき層及び鉛
層を形成して鉛複合鋼板を作成した。 (比較例5、6)上記実施例において、鉛−錫合金め
っき工程を省略して、素地鋼板の表面に亜鉛めっき工
程と鉛板の圧延被覆工程で亜鉛めっき層及び鉛層を形
成して鉛複合鋼板を作成した。
−錫合金めっき層3の表面に、厚さ2.0mmの鋳造鉛
板(コイル状)を冷間圧延接合して鉛層4を形成し、図
1に示すような鉛複合鋼板を作成した。圧延荷重は3.
0トン/10mmとし、また鉛板の圧延率は表1に示す
ように変えた。 (比較例1、2)上記実施例において、亜鉛めっき工
程と鉛−錫合金めっき工程の両方工程を省略して、素
地鋼板の表面に鉛板の圧延被覆工程で鉛層を形成して
鉛複合鋼板を作成した。 (比較例3、4)上記実施例において、亜鉛めっき工
程を省略して、素地鋼板の表面に鉛−錫合金めっき工
程と鉛板の圧延被覆工程で鉛−錫合金めっき層及び鉛
層を形成して鉛複合鋼板を作成した。 (比較例5、6)上記実施例において、鉛−錫合金め
っき工程を省略して、素地鋼板の表面に亜鉛めっき工
程と鉛板の圧延被覆工程で亜鉛めっき層及び鉛層を形
成して鉛複合鋼板を作成した。
【0018】このようにして得られた実施例及び比較例
を以下の試験で評価した。 (1)剥離試験 上記実施例及び比較例で25mm幅、150mm長の試
料片を作成し、180°剥離試験で素地鋼板と他の層
(複合層)の密着力を調べた。結果を表2に示す。表2
中、◎は密着強度が十分で鉛板自身が破断に至ることを
示す。△は曲げ等の加工部位で鉛層等の複合層の剥離が
若干発生していることを示す。×は複合層の剥離がはっ
きりと認められることを示す。 (2)OT曲げ試験 上記実施例及び比較例で試料片を作成し、複合層が外側
及び内側になるようにOT密着曲げを施し、素地鋼板と
複合層の剥がれを調べた。結果を表2に示す。表2中、
◎は試験前に比し異常や劣化を認められないことを示
す。△は曲げ等の加工部位で鉛層等の複合層の剥離が若
干発生していることを示す。×は複合層の剥離がはっき
りと認められることを示す。 (3)塩水浸漬試験 (2)のOT曲げ試験をおこなった後の試料片を、5%
食塩水に40℃で3週間浸漬し、端面での剥離を調べ
た。結果を表2に示す。表2中、◎は試験前に比し異常
や劣化を認められないことを示す。△は曲げ等の加工部
位で鉛層等の複合層の剥離が若干発生していることを示
す。×は複合層の剥離がはっきりと認められることを示
す。 (4)冷熱サイクルテスト 上記実施例及び比較例で製造した鉛複合鋼板から50×
150mmの試験片を作成し、120℃のシリコンオイ
ル浴に5秒間浸漬した後、室温まで冷却して5秒間保持
する操作を1サイクルとする繰り返し試験を1500回
までおこない、端面での剥がれ、鉛面のブリスター発
生、鉛層のクラック発生を調べた。次にこの試験終了後
の試験片で上記(1)の剥離試験をおこなった。結果を
表2に示す。表2中、◎は冷熱サイクル付与後の剥離試
験でも初期と同様に異常や劣化が認められないことを示
す。△は曲げ等の加工部位で鉛層等の複合層の剥離が若
干発生していることを示す。×は複合層の剥離がはっき
りと認められることを示す。
を以下の試験で評価した。 (1)剥離試験 上記実施例及び比較例で25mm幅、150mm長の試
料片を作成し、180°剥離試験で素地鋼板と他の層
(複合層)の密着力を調べた。結果を表2に示す。表2
中、◎は密着強度が十分で鉛板自身が破断に至ることを
示す。△は曲げ等の加工部位で鉛層等の複合層の剥離が
若干発生していることを示す。×は複合層の剥離がはっ
きりと認められることを示す。 (2)OT曲げ試験 上記実施例及び比較例で試料片を作成し、複合層が外側
及び内側になるようにOT密着曲げを施し、素地鋼板と
複合層の剥がれを調べた。結果を表2に示す。表2中、
◎は試験前に比し異常や劣化を認められないことを示
す。△は曲げ等の加工部位で鉛層等の複合層の剥離が若
干発生していることを示す。×は複合層の剥離がはっき
りと認められることを示す。 (3)塩水浸漬試験 (2)のOT曲げ試験をおこなった後の試料片を、5%
食塩水に40℃で3週間浸漬し、端面での剥離を調べ
た。結果を表2に示す。表2中、◎は試験前に比し異常
や劣化を認められないことを示す。△は曲げ等の加工部
位で鉛層等の複合層の剥離が若干発生していることを示
す。×は複合層の剥離がはっきりと認められることを示
す。 (4)冷熱サイクルテスト 上記実施例及び比較例で製造した鉛複合鋼板から50×
150mmの試験片を作成し、120℃のシリコンオイ
ル浴に5秒間浸漬した後、室温まで冷却して5秒間保持
する操作を1サイクルとする繰り返し試験を1500回
までおこない、端面での剥がれ、鉛面のブリスター発
生、鉛層のクラック発生を調べた。次にこの試験終了後
の試験片で上記(1)の剥離試験をおこなった。結果を
表2に示す。表2中、◎は冷熱サイクル付与後の剥離試
験でも初期と同様に異常や劣化が認められないことを示
す。△は曲げ等の加工部位で鉛層等の複合層の剥離が若
干発生していることを示す。×は複合層の剥離がはっき
りと認められることを示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】表2から判るように、実施例1乃至9はす
べての試験において良好な結果を示し、素地鋼板1と亜
鉛めっき層2と鉛−錫合金めっき層3と鉛層4の密着力
が高いことが証明された。
べての試験において良好な結果を示し、素地鋼板1と亜
鉛めっき層2と鉛−錫合金めっき層3と鉛層4の密着力
が高いことが証明された。
【0022】
【発明の効果】上記のように本発明の鉛複合鋼板は、素
地鋼板の一面に亜鉛めっき層を形成し、亜鉛めっき層の
表面に鉛−錫合金めっき層を設け、鉛−錫合金めっき層
の表面に鉛層を形成したので、亜鉛めっき層は素地鋼板
に比して表面活性化し易く、フラックス処理を容易に且
つ効率的におこなうことができ、鉛−錫合金めっき層と
素地鋼板の密着性を安定させることができるものであ
る。また亜鉛めっき層は素地鋼板に比して融点が低い、
固溶層である鉛−錫合金めっき層の錫と亜鉛めっき層の
亜鉛とで容易に亜鉛−錫固溶体を形成することができ、
鉛−錫合金めっき層と素地鋼板の密着性を高くすること
ができるものである。
地鋼板の一面に亜鉛めっき層を形成し、亜鉛めっき層の
表面に鉛−錫合金めっき層を設け、鉛−錫合金めっき層
の表面に鉛層を形成したので、亜鉛めっき層は素地鋼板
に比して表面活性化し易く、フラックス処理を容易に且
つ効率的におこなうことができ、鉛−錫合金めっき層と
素地鋼板の密着性を安定させることができるものであ
る。また亜鉛めっき層は素地鋼板に比して融点が低い、
固溶層である鉛−錫合金めっき層の錫と亜鉛めっき層の
亜鉛とで容易に亜鉛−錫固溶体を形成することができ、
鉛−錫合金めっき層と素地鋼板の密着性を高くすること
ができるものである。
【0023】また上記のように本発明の鉛複合鋼板の製
造方法は、素地鋼板の一面に亜鉛めっきを施す第一工程
と、第一工程で形成される亜鉛めっき層の表面に鉛−錫
めっきを施す第二工程と、第二工程で形成される鉛−錫
合金めっき層の表面に鉛板を圧延被覆して鉛層を形成す
る第三工程とを具備したので、亜鉛めっき層は素地鋼板
に比して表面活性化し易く、フラックス処理を容易に且
つ効率的におこなうことができ、鉛−錫合金めっき層と
素地鋼板の密着性を安定させることができるものであ
る。また亜鉛めっき層は素地鋼板に比して融点が低い、
固溶層である鉛−錫合金めっき層の錫と亜鉛めっき層の
亜鉛とで容易に亜鉛−錫固溶体を形成することができ、
鉛−錫合金めっき層と素地鋼板の密着性を高くすること
ができるものである。
造方法は、素地鋼板の一面に亜鉛めっきを施す第一工程
と、第一工程で形成される亜鉛めっき層の表面に鉛−錫
めっきを施す第二工程と、第二工程で形成される鉛−錫
合金めっき層の表面に鉛板を圧延被覆して鉛層を形成す
る第三工程とを具備したので、亜鉛めっき層は素地鋼板
に比して表面活性化し易く、フラックス処理を容易に且
つ効率的におこなうことができ、鉛−錫合金めっき層と
素地鋼板の密着性を安定させることができるものであ
る。また亜鉛めっき層は素地鋼板に比して融点が低い、
固溶層である鉛−錫合金めっき層の錫と亜鉛めっき層の
亜鉛とで容易に亜鉛−錫固溶体を形成することができ、
鉛−錫合金めっき層と素地鋼板の密着性を高くすること
ができるものである。
【図1】本発明の鉛複合鋼板の一実施例を示す断面図で
ある。
ある。
1 素地鋼板 2 亜鉛めっき層 3 鉛−錫合金めっき層 4 鉛層
Claims (2)
- 【請求項1】 素地鋼板の一面に亜鉛めっき層を形成
し、亜鉛めっき層の表面に鉛−錫合金めっき層を設け、
鉛−錫合金めっき層の表面に鉛層を形成して成ることを
特徴とする鉛複合鋼板。 - 【請求項2】 素地鋼板の一面に亜鉛めっきを施す第一
工程と、第一工程で形成される亜鉛めっき層の表面に鉛
−錫めっきを施す第二工程と、第二工程で形成される鉛
−錫合金めっき層の表面に鉛板を圧延被覆して鉛層を形
成する第三工程とを具備することを特徴とする鉛複合鋼
板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17121795A JPH0919775A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 鉛複合鋼板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17121795A JPH0919775A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 鉛複合鋼板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0919775A true JPH0919775A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15919218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17121795A Withdrawn JPH0919775A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 鉛複合鋼板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0919775A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005002373A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Nippon Steel Corp | 表面外観に優れた電気亜鉛メッキ鋼板の製造方法 |
WO2012042677A1 (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | Jfeスチール株式会社 | 高強度鋼板およびその製造方法 |
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WO2013187030A1 (ja) * | 2012-06-15 | 2013-12-19 | Jfeスチール株式会社 | 高強度鋼板および高強度溶融亜鉛めっき鋼板ならびにそれらの製造方法 |
US9598743B2 (en) | 2010-09-29 | 2017-03-21 | Jfe Steel Corporation | High strength steel sheet and method for manufacturing the same |
TWI609086B (zh) * | 2010-09-30 | 2017-12-21 | 杰富意鋼鐵股份有限公司 | 高強度鋼板及其製造方法 |
KR20190033137A (ko) * | 2017-09-21 | 2019-03-29 | 이윤재 | 축전지용 극판 제조용 도금장치 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP17121795A patent/JPH0919775A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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