JPH02255285A - 鉛複合鋼板の製造法 - Google Patents

鉛複合鋼板の製造法

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JPH02255285A
JPH02255285A JP7628989A JP7628989A JPH02255285A JP H02255285 A JPH02255285 A JP H02255285A JP 7628989 A JP7628989 A JP 7628989A JP 7628989 A JP7628989 A JP 7628989A JP H02255285 A JPH02255285 A JP H02255285A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐食性、特に屋外での耐候性に優nて長期に安
定して使用しうる鉛複合鋼板の製法にr!4Tるもので
、該鋼板は各種建築用部材等に利用される。
(従来の技術〉 屋根や壁材等に欧米では鉛板を使用されたが、我国では
溶融亜鉛めっき鋼板が使用される場合が多い。この溶融
亜鉛めっき鋼板は数年ごとに塗料を塗布してやる必要が
あるので溶融鉛−錫合金めっき鋼板が市販されている。
この溶融鉛−錫合金めっき鋼板は素地に達するきずがつ
かないことが要求されている。それは鋼板素地が1s出
すれば、めっき層は本来犠牲陽極作用を持たず、却って
素地の孔食を促進するからである。
したがって、工事施工を含めて取扱い上に欠陥がある。
更に鉛板と鋼板より成る鉛複合鋼板も公知である。更に
また、溶融鉛−錫合金めっき鋼板上に冷間圧延で鉛を被
覆したものは、(1)製造自体に大掛りの溶融めっき装
置を必要とすること、(2)普通鋼板の代わりに素材と
してステンレス鋼板を使用する場合には溶融鉛−錫合金
めっきステンレス鋼板の製造が技術的に困難であること
、【S)ステンレス鋼板ご素材に使用する場合には、用
途上非鉛檀層面はステンレス板の高級感が発揮できるが
、片面溶融鉛−錫合金めっきステンレス鋼板の製造はな
おざら困難であること、(4)原板の溶融鉛−錫合金°
めっ′I!鋼板製造時に受ける熱処理のため、素材がス
テンレス鋼板か否かにかかわらず材質の劣化を伴う欠点
がある。
(発明が解決しようとする課題) 上記に鑑みて本発明は、鉛板より高剛性で、溶融亜鉛め
っき鋼板より長命かつ保全が容易なる鉛複合鋼板を簡易
な設備で製造する方法を提供しようとする。
(課題を解決するための手段2 そこで本発明は、素地鋼板の少なくとも一面にニッケル
ーコバルト合金電気めっきを施し、続いて該めっき層上
に鉛−錫合金電気めっきを施し、更にその上に冷間で船
を重ね圧延することによりその目的を達成する@ここに
いう素地鋼板とは普通鋼板のほかステンレス鋼板を含む
ものである。
(作 用) 本発明では、溶融鉛−錫合金めっき層に替えて、鉛を複
合する面にのみ鉛と親和性良好な鉛−錫電気合金めっき
層を中間層として配置し、その中間層は多分化学的に安
定な醸化膜が該めっき層と鋼板素地の界面に残存するた
めと推察されるが鋼板には密着性が不十分なために、前
記中間層の下地めっきとして電気ニッケルーコバルト合
金めっきを施すことにより積層密層を十分にしている。
(実施例) 以下、本発明による製造法を詳記すると、脱脂#酸洗さ
れたステンレス鋼板に、ニッケル−コバルト[気合金め
っきを施T0ステンレス鋼板の脱脂Q酸洗処理は特定の
方法に限定しないが、酸洗後の鋼板の表面はめっき液に
対するぬれ性が確保されている必要がある。例えば、脱
脂としては、苛性ソーダやオルソ硅酸ソーダ液中で陰極
電解処理する方法が有効である。水洗後、通常は陰極電
解酸洗を施すが、ステンレス鋼板なのでフェライト型あ
るいはオーステナイト型、特にOr 、Ni 、Si 
、MO,O等の含有量により被酸洗性が異なる場合があ
る。酸洗されたステンレス鋼板は酸洗液が残らぬよう水
洗された後、!気ニッケル−コバルト合金めっきされる
この下層めっきは続いてめっきさnる電気鉛−錫合金め
っき層と素地のステンレス鋼板との密着性を十分に確保
Tる役割を果す。したがって、ニッケルーコバルト合金
めっき層は、鋼板表面を均一に、微少な素地露出部分が
残らないように被覆する必要があるが、過大なめっき量
の必要はなくステンレス鋼板の場合、1−5 ’/y程
度のめっき量で十分な効果が発揮された。
ニッケルーコバルト合金めっき層を施Tことなく直接ス
テンレス鋼板上に鉛−錫合金めっきをした場合、鉛を複
合する前には判然としないが、鉛を複合Tる際の鉛板の
適正圧延率範囲が狭く、圧延率管理を非常に厳密に行う
必要が生じる。更に、鉛複合後の鉛層と素地の密着力が
弱く1殊に鉛を圧W;受合する際の圧下率が低い場合(
特に当初の厚さに対し65%以下の場合に顕著となる。
〕切断部端面から鉛層が剥離したり、折り曲げ試験後5
%食塩水に常温で10日間浸漬放fltTると、容易に
鉛層と素地の密着劣化が認められたりする。
ニッケルーコバルト合金めっき層の作用機構は明確でな
いが、ステンレス鋼板上の安定な酸化膜を除去して素地
に対して密着性良好なめっき層となり、その結果、鉛−
錫合金めっき壱を下地と強固に密着するのに大きな効果
を奏する。
合金めっき層中のコバルト含有量は特に規定しないが、
僅か数%の含有比率でもニッケル単独めっき層に比し微
細結晶となり、特にNi 、or含有軍の高いステンレ
ス鋼板になるほど、コバルト比率の高いめっき層の方が
密着力は良好である。ニッケルとコバルトの含有率比の
制御は電解浴中のニッケルイオンとコバルトイオン比、
電流密度で調整するのが便利である。ニッケルーコバル
ト合金めっきはその役割から片面に施すだけでよい。電
解処理の際、非めっき面側への陽極配置を行わなければ
この目的は容易に達成される。
ニッケルーコバルト合金めっきさnた鋼板は続いて電気
鉛−錫合金めっきされる。ニッケルーコバルト合金めっ
き工程と鉛−錫合金めっき工程とは連続の必要はない。
ただし、両めっき工程を連続化出来ない場合には、鉛−
錫合金めっき直前に、ニッケルーコバルト合金めっ1m
に湿式ブラッシングや希塩酸等による軽酸洗を施工のが
有効である。電気鉛−錫合金めっき層の役割は、鉛複合
層とニッケルーコバルト合金めっき済みステンレス鋼板
との密着力確保であって、下地のニッケルーコバルトめ
っき面が鉛−錫合金めっき層で均一に被覆されることが
重要である。鉛板と圧延接合される際には界面で新生面
が出てくる必要があると推察されるが、下地のニッケル
ーコバルト合金めっき層厚に比し、必要な鉛−錫合金め
っき層厚はより大きい。
1&/イ望ましくは10g/−以上が適当である〇また
、鉛−錫合金めっき層中の錫の含有量は、錫の比率が上
がるに伴って下地との密着力が改善され、鉛複合の際の
適正圧延率範囲が広がる利点がある。錫含有率の制御は
、めっき浴中の鉛イオンと錫イオン比、電流密度を調整
Tればよい。合金めっ@層中の錫含有比率は特に規定し
ないが、数噂の含有北軍でも鉛単独めっき層に比し微細
結晶となり、特に鉛板圧延率を高くできない場合程、錫
比率の高いめっき層の方が密着力は良好である。
ニッケルーコバルト合金めっきされ、鉛−錫合金めっき
を施されたステンレス鋼板には、次に鉛板(フィル状も
含む。)を冷間で圧延接合する。めっきされたステンレ
ス鋼板表面および鉛板表面に、両材料の接着阻害の汚れ
や、鉛板の方には化学的に安定な酸化膜が存在しないこ
とが重要である。そのような密着阻害要因は物理的手段
で除去する0冷間圧延率は特に規定はない。圧延時に界
面で新生面が絶えず現れ、鉛−錫合金めっき面と複合さ
れる鉛板で強固な結合が生まれることである。圧下力、
圧延率、圧延ロール径、圧延速度等により適正範囲が異
なるが、鉛板がステンレス鋼板に比し柔らかい材料のた
めに実際にはステンレス鋼板は圧延されず、見掛は上、
鉛板のみが延ばされる条件で十分な密着が確保される。
実際、鉛板自身が50%望ましくは50%を越える圧延
率があれば十分な密着力が保証された。
本発明を実施例に基づき具体的に説明すると、0.4−
のステンレス鋼板(Sυ5604、板幅200鴫のフィ
ル2を4560.5%オルソ硅酸ソーダ溶液中で、該鋼
板を陰極として10 /awl 、 2’電解脱脂した
後、十分水洗し、次いで55°Cで15%硫酸溶液中で
20/dイ、ダミ解酸洗した後、十分水洗し1、下記条
件で電解ニッケルーコバルト合金めっきを施した。
■ ニッケルーコバルト合金めっき N 1sO4・7kL20 240 /1sooso+
*7H2゜15 /7% IL3BO330/4%Ni
804 @ 66H2O45/、、添加物少々よりなる
浴中で、5500S71を流密度5A/ai  下で、
電解時間31g〜3′ と変えることによりめっき量を
調整し、十分水洗後、下記条件で鉛−錫合金めっきを施
した。
■ 電解鉛−錫合金めっき ほうふつ他船 380g//、はうふつ化錫60g/l
 、はうふつ化水素酸 45/l、にかわ0.5 g/
lよりなる浴中で、25°C110A/dfrl下で、
電解時間30〜2 と変えることによりめっき量5:調
整し、十分水洗後、乾燥して鉛複合用鋼板とした。
■ 2設置間圧延機(ロール径300ts) E用い、
ニッケルーコバルト合金めっきを施した5US604の
冷間圧延鋼板上に、厚ざ2.0 、sの鋳造鉛板(コイ
ル状)を冷間圧延接合した。圧延荷重は10.0 )ン
/10IIIIIとした。
(比較例1) 実施例において、ニッケルーコバルト合金メっき及び電
解鉛−錫合金めっきの両方を省略し、丁なわち酸洗のみ
を実施し、鉛複合を試みた。
圧延荷重は 10.0 )ン/ 10 m。
(比較例2) 実施例1において、ニッケルーコバルト合金めっきのみ
を省略。すなわち、電解鉛−錫合金めっきのみを施した
後、鉛複合をした。圧延荷重は前記と同じ。なお、電解
鉛−錫合金めっき条件は実施例1と同じ。
(比較例3) 実施例1において、ニッケルーコバルト合金めっきのみ
を実施。すなわち、電解鉛−錫合金めっきは省略して鉛
複合をした。条件は実施例1と同一。
以上の試料を下記方法で評価した。
1)2511幅の複合鋼板(長ざ150雌。λを180
 剥離試験で複合層と讃板の密着力を調べた@ 2)07曲げ試験 複合層が外及び内側になるようにOT密着曲げを施し、
複合層と鋼板との剥がれを膚ぺた。
6)塩水浸漬試験 0T曲げを施した試験片を、5%食塩水に40°σで3
週間浸漬し、端面での1[を調ぺた。
4)冷熱サイクルテスト 50 X 150m試験片を、12(fOのシリコンオ
イル浴浸漬5′ 後、室温まで冷却保持5′を1サイク
ルとする繰り返し試験を1500回まで行い、端面での
剥がれ、鉛面のブリスター発生、鉛層のクラック発生を
調べたにの試験終了後のサンプルで1)の剥離試験をし
た。各サンプルの評価試験結果を表1に示す〇 表1中、剥離試験における◎は密着強度が十分で鉛板自
身の破断に至ることを示す。他の曲げ試験、塩水浸漬試
験における◎は試験前に比し異常や劣化を認められない
もの。Δは曲げ等の加工部位で鉛複合層の#離が若干発
生しているもの。×は複合層の剥離がはっきりと認めら
れる程度のものを示す。冷熱サイクル試験における◎は
冷熱サイクル付与後の剥離試験でも初期と同様に異常や
劣化の詔められないもの。Δは曲げ等の加工部位で鉛複
合層の剥離が若干発生しているもの。Xは剥離がはっき
りと認められる程度を示す。
(発明の効果ン 以上のように本発明によれば、鉛複合鋼板の製造方法が
確立することにより、密着力が長期に安定し保証できる
鉛複合ステンレス鋼板が工業的に提供できる特徴がある

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)素地鋼板の少なくとも一面にニッケル−コバルト
    合金めっきを施す第1工程と、続いて該めっき層上に鉛
    −錫合金めっきを施す第2工程と、該鉛−錫合金めっき
    層上に鉛を圧延被覆する第3工程から成る鉛複合鋼板の
    製造法。
  2. (2)素地鋼板がステンレス鋼板から成る請求項(1)
    記載の鉛複合鋼板の製造法。
JP7628989A 1989-03-27 1989-03-27 鉛複合鋼板の製造法 Granted JPH02255285A (ja)

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JP7628989A JPH02255285A (ja) 1989-03-27 1989-03-27 鉛複合鋼板の製造法

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JPH02255285A true JPH02255285A (ja) 1990-10-16
JPH0311875B2 JPH0311875B2 (ja) 1991-02-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1164666A2 (en) 2000-06-12 2001-12-19 Niles Parts Co., Ltd. Socket for automotive vehicles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1164666A2 (en) 2000-06-12 2001-12-19 Niles Parts Co., Ltd. Socket for automotive vehicles

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