JPH04160143A - 溶融Zn―Al合金2段メッキ法 - Google Patents

溶融Zn―Al合金2段メッキ法

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JPH04160143A
JPH04160143A JP28365890A JP28365890A JPH04160143A JP H04160143 A JPH04160143 A JP H04160143A JP 28365890 A JP28365890 A JP 28365890A JP 28365890 A JP28365890 A JP 28365890A JP H04160143 A JPH04160143 A JP H04160143A
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JP
Japan
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plating
alloy
hot dip
stage
bath
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Pending
Application number
JP28365890A
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English (en)
Inventor
Koji Fujii
孝司 藤井
Kazuhiko Takei
武井 和彦
Harutoshi Kubota
窪田 晴俊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車部品、建築材料等の分野において、A
I!を3〜10重量%(以下、%は、重量%を示す。)
含有したZn合金の溶融メッキを施行する場合のメッキ
層の剥離を防止し得、光沢のよい溶融Zn−Aj!合金
2段メッキ法に関するものである。
(従来の技術) 従来から自動車部品、建築部材等構造部材として広く利
用されている鉄鋼材料に対して材料の腐食損耗を防止す
る目的で溶融Znメッキ法あるいは電気Znメッキ法な
どによってZnをメッキすることが広〈実施されている
。しかして、最近では、Znメッキを施した後、その面
上に、塗装や別途の表面処理等を重ねて施行することに
よって付加価値を一層高めた製品が市場に提供されるこ
とが予見されるようになったばかりでなく、市場の要望
も多様化してきていて、メッキ処理層に対しても耐食性
をはじめとして、メッキ素地とメッキ層との密着性、さ
らには、メッキ層面上に施された化成処理層や塗装層と
メッキ層との密着性等についてもより優れた性能が得ら
れるようなメッキ処理方法の出現が待たれるようになっ
ている。
溶融Z0メッキについても、これまで主流とされていた
Zn単独のメッキに代って、ZnにAI!を3〜10%
含有した合金のメッキ浴を使用することによってメッキ
層の耐食性が飛躍的に向上することが知られ、今後は、
Zn単独メッキに代ってZnにA2を3〜10%添加し
た合金メッキ法を利用する例が増すものと予想される。
溶MZnメッキを行なう場合、メッキ層が素地の鉄(F
e)に付着するのは、Feとznとの間に合金化反応を
おこさせメッキ層と素地との間にFe−2n合金層を形
成することによるものである。しかしながら、Znメッ
キ浴中のARが1%を超えるとFeと2nの合金化反応
が抑制され、メッキ部材の表面にメッキ層が十分に付着
しない不メッキ部分が発生し易くなる。このような事態
の発生を避けるために、ZnにARを3〜10%含有し
た合金のメッキを施す場合には、まず、鋼材に対して、
Zn単昧、又は、Znに0.02%未満のAfを添加し
た浴を用いたメッキを施した後、必要に応じて表面をフ
ラックス処理により清浄し、その後、あらためてAlを
3〜10%含有するZn−A2合金メッキを施すことに
よって目的とする耐食性に優れたメッキ製品を製造して
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このようにして製造されたZn−AR合
金メッキ製品は、従来のZn単独のメッキ製品に比較し
て、その耐食性を大幅に向上させ得るものの、最近、主
流になっているキルト鋼板へのZn−Al!合金メッキ
では、合金の付着量の異常増大や、Fe−Zn系合金層
ができて白色化して2nがのらなくなるいわゆるヤケの
発生に伴なうZn−Al!合金メッキ後の剥離や光沢度
の減少かみられるという問題があり、改善が望まれてい
る。
本発明は、2段メッキ後のメッキ層の付着量が異常に増
大したり、光沢が減少することのない溶1Zn−Aj!
合金メッキ手段を提供することを目的とするものである
(課題を解決するための手段) 本発明者は、前記問題を解決し、前記目的を達成するた
めに鋭意研究の結果、第1段メッキ処理において、特定
量のNiを含有したZn溶融浴を使用することによって
目的を達し得ることを見出して本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明の第1の実施態様は、重量にて0
.03〜0.2%のNiを含み残部がZnと不可避不純
物よりなる組成の溶融メッキ浴で第1段メッキ処理した
後、重量にて3〜10%のARを含み残部Znと不可避
的不純物よりなる組成の溶融メッキ浴で第2段メッキ処
理する溶融Zn−Al合金2段メッキ法であり、第2の
実施態様は、重量にて0.03〜0.2%のNi及び0
.02%未満のARを含み残部Znと不可避的不純物よ
りなる組成の溶融メッキ浴で第1段メッキ処理した後、
重量にて3〜10%のAi)及びHg、Sn、In、P
bのうちの少なくとも1種類を3%未満含み残部znと
不可避的不純物よりなる組成の溶融メッキ浴で第2段メ
ッキ処理する溶融Zn−Al合金2段メッキ法である。
本発明において、第1段メッキ処理時に、Niを0.0
3〜0.2%の範囲内でZn浴中に添加した浴を使用す
るが、これは、NiによってFe−Zn合金層の成長を
抑制することや、キルド鋼、とくに、Siをo、 05
%以下含有する鋼板を一般的なZnメッキ浴で溶融メッ
キ処理を施したときにおこる光沢の減少、ヤケの発生、
メッキ層の剥離などの現象発生をなくすためにNiを添
加するものであって、添加量が0.03%未満ではその
効果が十分でなく、添加量が0.2%を超えて含有させ
てもその効果は飽和状態であるからである。なお、この
第1段のメッキ洛中に、さらにARを0.02%未満添
加すると、メッキ層の剥離などを一層効果的に防止する
効果がある。
第2段メッキ処理は、3〜10%のARを含有するZn
−Al!合金メッキ浴を使用するが、これは、AR量が
3%未満では耐食性の向上が十分でなく、10%を超え
ると浴の融点が上昇して作業性を悪くするからである。
この八でを含有する合金洛中に、)l(II、Si、I
n、 Pbのうちの少なくとも1種類を3%未満添加す
ることはメッキ層の性状を抑制するのに有効である。
これら、第1段及び第2段のメッキ処理に使用する前述
のような組成の溶融メッキ浴は、従来から行なわれてい
る通常の方法によって調製すればよく、このような溶融
メッキ浴を使用する溶融メッキ処理も従来から行なわれ
ている通常の方法によって施行することができる。
本発明におけるメッキ層の厚さは、厚い方が耐食性には
よいが、300g/rr+’程度は必要であって、これ
でJISによる塩水噴霧試験で1500時間は問題なく
クリアするので450g/d以上は付着させる必要はな
い。このようなメッキ層の厚さを得るためには、まず第
1段メッキにおいては400〜500g/rr?程度の
付着量とする。第2段メッキでは第1段メッキより流動
性のあるメッキ浴を使用し、且つ第2段メッキの際に第
1段メッキにより付着したメッキ層の外面側が溶解する
こともあって、第2段メッキ処理後におけるメッキ層の
合計付着量を350〜430g/rrI’程度とするこ
とが好ましい。
第1段メッキ処理後、第2段メッキ処理との間に相当時
間が経過し、第2段メッキ処理の仕上りが悪くなる恐れ
がある場合に、通常行なわれるようなフラックス処理を
行なうことが好ましいが、このような恐れがないような
場合でもフラックス処理を行なうことも支障がない。
このようにして得られたzn−Al合金メッキ製品は、
従来の2段メッキ製品に較べて付着量が少なく、光沢度
の減少が少ないものである。
(実施例) 次に、本発明の実施例を述べる。
実施例1 厚さ3順、幅75mm、長さ150諭の一般構造用圧延
キルト鋼板(SS41)を素地試片として、これを、6
0’Cに加熱されたオルトケイ酸ナトリウム10%水溶
液中で10分間脱脂し、ついで、15%の硫酸水溶液中
で30分間酸洗処理を施した後、70℃に加熱された3
0%塩化亜鉛アンモン複塩(ZnCj’2・3NHaC
j’)水溶液中に浸漬するフラックス処理を施した後、
450℃に保持されたZn−0,10%Ni溶融浴中に
90秒間浸漬して第1段メッキ処理を施した。その後、
水冷し、再度、前述のようなフラックス処理した後、4
40℃に保持されたZn−5%Al溶融洛中に90秒間
浸漬して第2段メッキ処理を施してメッキ材を得た。
これらのメッキ処理を3回行なって3枚のメ・ンキ材(
試片NQI〜3)を得た。
得られたメッキ材について、付着量をメッキ処理前後の
重量変化から求め、光沢度を日本電色工業■製UNIT
−03を使用して光の反射率を測定することによって求
めた。これらの結果を次表に示す。
実施例2 実施例1と同様の前処理を施した実施例1と同様な素地
試片を、450℃に保持されたZn−0,003%Al
−0,08%溶融液中に90秒浸漬して第1段メ・ツキ
処理を施した。
その後実施例1と同様な手順と条件により第2段メッキ
処理を施してメッキ材を得た。
これらメッキ処理を3回行なって3枚のメッキ材(試片
NQ4〜6)を得た。
得られたメッキ材について実施例1と同様の測定を行な
った結果を次表に示す。
比較例 実施例と同様な素地試片を実施例と同様な前処理を施し
た後、第1段メッキ処理をZn−0,003%Al溶融
浴を使用し、第2段メッキ処理をZn−5%Al溶融浴
を使用して実施例と同様にして施し、6枚のメッキ材を
得た。
得られたメッキ材について、実施例と同様にして、付着
量と光沢度とを求めた。これらの結果を次表に示す。
(発明の効果) 本発明は、第1段メッキ処理において、特定量のNi、
さらにはAlを含有した溶融Znメッキ浴を使用するよ
うにしたので、合金層の異常発達による付着量の増大に
基因するZn消費量の増大やメッキ層の剥離を防止し得
、省資源効果があり、かつ、光沢度の上昇によりきれい
な仕上りのメッキ製品を得ることができるなど、きわめ
て優れた効果が認められる。
特許出願人  住友金属鉱山株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)重量にて0.03〜0.2%のNiを含み残部がZ
    nと不可避的不純物よりなる組成の溶融メッキ浴で第1
    段メッキ処理した後、重量にて3〜10%のAlを含み
    残部Znと不可避的不純物よりなる組成の溶融メッキ浴
    で第2段メッキ処理することを特徴とする溶融Zn−A
    l合金2段メッキ法。 2)重量にて0.03〜0.2%のNi及び0.02%
    未満のAlを含み残部Znと不可避的不純物よりなる組
    成の溶融メッキ浴で第1段メッキ処理した後、重量にて
    3〜10%のAl及びMg、Sn、In、Pbのうちの
    少なくとも1種類を3%未満含み残部Znと不可避的不
    純物よりなる組成の溶融メッキ浴で第2段メッキ処理す
    ることを特徴とする溶融Zn−Al合金メッキ法。
JP28365890A 1990-10-22 1990-10-22 溶融Zn―Al合金2段メッキ法 Pending JPH04160143A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5529810A (en) * 1993-12-27 1996-06-25 Nippon Mining & Metals Co., Ltd. Hot-dip zinc plating method and its product
JP2013221197A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Denro Corp Zn−Al系合金めっき方法
JP2013221196A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Takenaka Komuten Co Ltd Zn−Al系合金めっき鉄筋及び製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013221197A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Denro Corp Zn−Al系合金めっき方法
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