JPH09195609A - スイッチ付き浮出しラッチ - Google Patents

スイッチ付き浮出しラッチ

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JPH09195609A
JPH09195609A JP33805096A JP33805096A JPH09195609A JP H09195609 A JPH09195609 A JP H09195609A JP 33805096 A JP33805096 A JP 33805096A JP 33805096 A JP33805096 A JP 33805096A JP H09195609 A JPH09195609 A JP H09195609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable body
switch
fixed cylinder
fixed
insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP33805096A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Watanabe
康二 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP33805096A priority Critical patent/JPH09195609A/ja
Publication of JPH09195609A publication Critical patent/JPH09195609A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉等を押して閉じ、また押して開けるため
に、機枠等に取付ける浮出しラッチにスイッチを組込む
ことにより、スイッチの取付位置決めの面倒さがなく、
取付ける作業性がよく、配設スペースが少なくて済むス
イッチ付き浮出しラッチを提供する。 【解決手段】 有底の固定筒1の内面に一対の固定導体
4の接触板4bを取付けるとともに、固定筒1の内面に
沿って摺動する可動体2に短絡用導体5を取付け、可動
体2を移動させることにより短絡用導体5の弾性接触片
5bで一対の接触板4bを導通状態または非導通状態に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、扉等を押して閉
じ、また押して開けるために、機枠等に取付ける浮出し
ラッチにスイッチ機能を付与したスイッチ付き浮出しラ
ッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば扉を開けたとき、内部照明が点灯
するようにする場合、従来の扉の動きによってON、O
FFするスイッチを取付けるが、通常、本体側にスイッ
チを取付け、扉の裏面でスイッチのアクチュエータを押
させる。扉は回動し、場所により押込量が変るが、アク
チュエータの好ましい押込量は限定されているので、ス
イッチの位置設定に時間と神経を使っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近の小さな扉は引手
を付けず、裏側の浮出しラッチを押して閉じ、また押し
て開ける方式が主流になっているため、内部を照明する
ためには、扉の裏側に浮出しラッチと上述したスイッチ
を別々に取付ける必要があり、そのためにスペースも大
きくしなければならない。そこで、本発明者は浮出しラ
ッチにスイッチの機能をもたせる事により、従来のスイ
ッチ位置決めの面倒さと、浮出しラッチとスイッチを別
々に取付ける諸問題を一掃し得る着想を得、これを開発
課題として捕らえた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のスイッチ付き
浮出しラッチは、有底の絶縁性固定筒と、この固定筒の
内面沿いに出入方向へ摺動する絶縁性可動体と、この絶
縁性可動体が付勢部材に抗して所定位置まで押込まれた
ときに前記絶縁性可動体をその位置に制止させ、次に前
記絶縁性可動体が前記付勢部材に抗して押込まれたとき
に前記絶縁性可動体の制止を解除するロック機構と、前
記絶縁性可動体の外端にある受圧面のまわりの挟持爪
と、前記絶縁性固定筒の内部から外部へ延出する一対の
固定導体と、前記絶縁性可動体に配設され、前記一対の
固定導体を導通状態または非導通状態にする可動導体と
を備える。そして、前記一対の固定導体は、前記絶縁性
固定筒の内面に接触板を前記絶縁性可動体の出入方向へ
延ばした状態で並設させ、前記接触板と一体のそれぞれ
の端子を前記絶縁性固定筒の外部へ延出させるのが望ま
しい。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図2、図
3に示し、この発明の特徴がよく分るように画いた分解
図を図1に示す。この発明の説明の前に、図4〜図9に
より、従来の浮出しラッチを簡単に説明する。図4〜図
9は本出願人が実開昭60−11977号公報で提案し
た浮出しラッチを作動順に画いたもので、作動機構は今
回の発明と同一である。なお、符号、名称は図1〜図3
に合わせてある。
【0006】図4は、加圧体(ストライク)Sが絶縁性
の可動体2を絶縁性の固定筒1の奥へ押込んだ状態を示
す。Aはラッチ取付板で、その穴に固定筒1を底の方か
ら挿入すると、その開放端の鍔1cと弾性爪1dとで穴
縁をくわえる。可動体2の受圧面2aのまわりの挟持爪
3は、当初図9のように開いているが、加圧体Sが受圧
面2aを押すと、図4から図5のように鍔1c内へ引込
み、加圧体Sをくわえる。
【0007】図5のように可動体2が固定筒1の奥まで
押込まれると、底の突起11が可動体2の側面のロック
用カム10を回動させる。そこで、加圧体Sの加圧力を
無くすと、コイルばね13により、可動体2が押戻さ
れ、ロック用カム10が固定筒1内面の突起12に引掛
って制止される(図6)。次に、また図7のように可動
体2を押込むと、その動きでロック用カム10が図の位
置へ回るから、押込みをやめると、図8、図9のように
可動体2がコイルばね13により押戻され、その挟持爪
3は鍔1cの外に出て弾性で開きくわえていた加圧体S
を離すのである。
【0008】さて、この発明の図1〜図3に示す実施形
態の固定筒1は底を有するコップ形後部1aと筒形前部
1bを組合せ、爪1′,1′の係合で一体化している。
可動体2は挟持爪3を持つことは従来と変りないが、周
壁に左右の欠落部6がある。また、可動体2を外方へ押
戻すコイルばね7は、可動体2の内端2bと、固定筒1
の奥の段部または底との間に収容した比較的大径のもの
である。
【0009】そして、可動体2の側面に付けるロック用
カム10の形は従来通りであるが、ロック用カム10を
回動させる従来の突起11,12は、図1〜図3の実施
形態では、ロック用カム10を付けた可動体2の側面に
沿う固定筒1の内面に設けられ、図1、図2の裏側であ
るため、図3にだけ現れている。突起11,12の取付
位置が変っても、その作用は図4〜図9のものと同じで
ある。もっともロック機構はこれに限らず自由である。
【0010】この実施形態は固定筒1側に一対の固定導
体4を取付け、可動体2側に可動導体である短絡用導体
5を嵌めて前記コイルばね7で押付けている。すなわ
ち、一対の固定導体4は図1でよく分るように、固定筒
1のコップ形後部1aの周壁の左右両隅の切込部8,8
の上に支持端4aを引掛け、接触板4bを可動体2の出
入方向へ伸びた形で壁面に背をつけて並設され、端子4
cを底の外へ貫通、露出させている。
【0011】そして、各支持端4aは、固定筒1の筒形
前部1bをコップ形後部1aに嵌め合わせて一体に組立
てたとき、筒形前部1bの突出部9によって挟圧、保持
される。なお、筒形前部1bと、コップ形後部1aに
は、嵌め合わせたときに互いに引掛り合う爪1′があ
り、この爪1′が組立て状態を維持する。この実施形態
のように固定筒1が角形であると、コップ形後部1aの
摺動案内面でない両隅部に一対の固定導体4の接触板4
bを配置でき、コイルばね7に触れる恐れが無くて好都
合である。
【0012】可動体2側にも、一対の固定導体4の位置
に合せて周壁に欠落部6を設け、可動体2の周壁と固定
筒1の周壁との摺動関係を損なわず、出入動作を妨げる
ことなく、短絡用導体5の基部である平板部5aを取付
け、その平板部5aの左右から固定導体4の接触板4
b,4bの方向に傾斜して、一対の弾性接触片5bが伸
び出ている。この各弾性接触片5bのく字形に曲がった
先端5b′は可動体2の押込み時、弾性接触片5b自身
の弾性により、固定筒1の内面の一対の接触板4bに摺
接する。なお、各弾性接触片5bは図示したように切込
みで離された二片からなる。
【0013】また、コップ形後部1aの底と可動体2の
内端2bとの間に設けたコイルばね7は可動体2の内端
2bに当てた短絡用導体5の平板部5aを直接または間
接に挟持する役割もしているが、離れないよう押してい
るだけのため、平板部5aの小突起5cを周壁端の小穴
2cに挿入して、平板部5aの外縁が可動体2の欠落部
6以外の周壁端面(内端2b)に当たるようにしてい
る。これで図2に示したように、可動体2の受圧面2a
が加圧体Sで押下げられると、可動体2の欠落部6に一
対の弾性接触片5bをのぞかせた短絡用導体5が、図2
の実線位置から鎖線で示す位置5′へと下がり、一対の
固定導体4の接触板4bに接触することになる。
【0014】このように、この実施形態では可動体2が
押込まれたとき、つまり扉が閉じたとき短絡用導体5は
固定導体4に接触してスイッチがONになり、逆に扉が
開いたときは短絡用導体5は固定導体4から離れ、スイ
ッチがOFFになる。従って、扉が閉じたときに給電す
る回路は固定導体4の端子4cに結線すればよい。ま
た、扉が開いたときに内部を照明する点灯回路などの場
合は、スイッチのOFFによりONに転換するリレーを
使用し、このリレーの回路を端子4cに結線し、点灯回
路をリレーのスイッチに接続すればよい。
【0015】勿論、固定導体4と、短絡用導体5の設計
を変え、短絡用導体5は、可動体2が押込まれたときに
固定導体4から離れ、逆に可動体2がコイルばね7で押
上げられたときに固定導体4と接触するようにしてもよ
い。以上、一実施形態によって説明したが、この発明は
その要旨を変えることなく、実施条件に合せ、設計者の
周知技術により多様に変化、応用し得ることは言うまで
もない。そして、固定筒、可動体が絶縁性というのは内
部材質を限定するのでなく、必要な表面が絶縁性という
ことである。
【0016】
【発明の効果】この発明は、従来全く別個のものであっ
た浮出しラッチとスイッチとを一体化する思想を開発
し、その具体的構成を示した。その構成は導電体を除く
主要部分を絶縁性とし、固定筒側に付けた一対の固定導
体の接触板も、絶縁性可動体側に付けた可動導体も、浮
出しラッチの動作を少しも妨げず、可動導体の一対の接
触板に対する円滑な摺動接離動作で一対の接触板を導通
状態、非導通状態にする。従って、スイッチの取付位置
決めの面倒さがなく、取付ける作業性がよく、配設スペ
ースも少なくて済むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の分解説明図である。
【図2】図1の組上がった状態の立面図である。
【図3】図1の組上がった状態のX−X断面図である。
【図4】従来技術のラッチ動作説明図である。
【図5】従来技術のラッチ動作説明図である。
【図6】従来技術のラッチ動作説明図である。
【図7】従来技術のラッチ動作説明図である。
【図8】従来技術のラッチ動作説明図である。
【図9】従来技術のラッチ動作説明図である。
【符号の説明】
1 固定筒 1a コップ形後部 1b 筒形前部 1c 鍔 1d 弾性爪 1′ 爪 2 可動体 2a 受圧面 2b 内端 2c 小穴 3 挟持爪 4 固定導体 4a 支持端 4b 接触板 4c 端子 5 短絡用導体 5a 平板部 5b 弾性接触片 5b′ 先端 5c 小突起 5′ 位置 6 欠落部 7 コイルばね 8 切込部 9 突出部 10 ロック用カム 11 突起 12 突起 13 コイルばね S 加圧体 A ラッチ取付板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底の絶縁性固定筒と、 この固定筒の内面沿いに出入方向へ摺動する絶縁性可動
    体と、 この絶縁性可動体が付勢部材に抗して所定位置まで押込
    まれたときに前記絶縁性可動体をその位置に制止させ、
    次に前記絶縁性可動体が前記付勢部材に抗して押込まれ
    たときに前記絶縁性可動体の制止を解除するロック機構
    と、 前記絶縁性可動体の外端にある受圧面のまわりの挟持爪
    と、 前記絶縁性固定筒の内部から外部へ延出する一対の固定
    導体と、 前記絶縁性可動体に配設され、前記一対の固定導体を導
    通状態または非導通状態にする可動導体と、 を備えるスイッチ付き浮出しラッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスイッチ付き浮出しラ
    ッチにおいて、 前記一対の固定導体は、前記絶縁性固定筒の内面に接触
    板が前記絶縁性可動体の出入方向へ延びた状態で並設さ
    れ、前記接触板と一体のそれぞれの端子が前記絶縁性固
    定筒の外部へ延出されている、 ことを特徴とするスイッチ付き浮出しラッチ。
JP33805096A 1996-12-18 1996-12-18 スイッチ付き浮出しラッチ Pending JPH09195609A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214105A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Nifco Inc ラッチ装置
JP2009197580A (ja) * 2009-05-08 2009-09-03 Nifco Inc ラッチ装置
JP2012167449A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Shimonishi Giken Kogyo Kk プッシュラッチ
JP2015031276A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 起亞自動車株式会社 車両用エアクリーナー

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JP2006214105A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Nifco Inc ラッチ装置
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JP2012167449A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Shimonishi Giken Kogyo Kk プッシュラッチ
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