JPH09195542A - 浴室の洗い場構造 - Google Patents

浴室の洗い場構造

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JPH09195542A
JPH09195542A JP8008562A JP856296A JPH09195542A JP H09195542 A JPH09195542 A JP H09195542A JP 8008562 A JP8008562 A JP 8008562A JP 856296 A JP856296 A JP 856296A JP H09195542 A JPH09195542 A JP H09195542A
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JP
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washing
covered
bathroom
drainage
entrance
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JP8008562A
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Satoshi Mitsuishi
聡 三石
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場に応じて出入口を任意の位置に設けるこ
とができる床パンを低コストで製造することができ、し
かも洗い場面を広く使うことができ、且つ見栄えの良い
洗い場構造を提供すること。 【解決手段】 洗い場6の浴槽8側を除く三周の内少な
くとも2つの方向の周縁部に夫々排水溝13、14を設
け、排水溝13、14の内、出入口に臨む部分の排水溝
14のみをグレーチング26…で覆った浴室1であっ
て、グレーチング26…で覆った部分以外の排水溝13
を化粧蓋27、28で覆ったことを特徴とする浴室の洗
い場構造。洗い場6の少なくとも2つの方向の周縁部に
設けられる各排水溝13、14は、夫々複数のグレーチ
ング26…、又は化粧蓋27…、28で覆った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の洗い場構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴室を設ける際に使われる床パンは、成
形型を用いて成形されるが、出入口の位置は、現場の建
築躯体に応じて左右されるため、浴槽に面する側を除く
洗い場の周縁部の三方の内のどこかに定まる。
【0003】そのため個々の出入口の位置に応じて排水
口を備えた成形型を夫々作ると、そのための型代が高く
つくため、床パン自体のコストアップにつながる。
【0004】この様な不都合を解決するために、従来は
浴槽に面する側を除く洗い場の三方の周縁部に、互いに
連通する排水溝を設け、且つ連通した排水溝の中央部に
排水トラップを設けて、左右対称の排水溝とすることに
より、1つの成形型で現場に応じて洗い場の三方の何れ
かに出入口を設ける場合に対応している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、洗い場の三方の周縁部に排水溝を設けている
ため、例え三方の周縁部に設けられた排水溝を全てグレ
ーチングで覆っても、実質的な洗い場の面積が小さくな
ってしまい、使い勝手の悪い洗い場になってしまう。
又、洗い場の三方の周縁部に設けられた排水溝をグレー
チングで覆うため、浴室自体見栄えの悪いものとなって
いた。
【0006】本発明者等は、上記従来技術が製造コスト
がかかったり、或いは製造コストに付いて解決したもの
も、洗い場を狭めてしまい、見栄えも悪いという不都合
を解消すべく、本発明を成したものである。従って本発
明は、現場に応じて出入口を任意の位置に設けることが
できる床パンを低コストで製造することができ、しかも
洗い場面を広く使うことができ、且つ見栄えの良い洗い
場構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、洗い場の浴槽側を除く三周の内
少なくとも2つの方向の周縁部に夫々排水溝を設け、排
水溝の内、出入口に臨む部分の排水溝のみをグレーチン
グで覆った浴室であって、グレーチングで覆った部分以
外の排水溝を化粧蓋で覆ったので、現場の建物躯体の状
況に応じて洗い場の浴槽側を除く三周の内少なくとも2
つの方向に出入口を設けることができる床パンを、共通
化した1つの型で成形することができる。
【0008】請求項2は、請求項1において、洗い場の
少なくとも2つの方向の周縁部に設けられる各排水溝
は、夫々複数のグレーチング、又は化粧蓋で覆ったの
で、排水溝の掃除等の際取扱い易い。
【0009】請求項3は、請求項2において、複数の排
水溝の幅を略同一寸法に形成し、複数に分割したグレー
チング、又は化粧蓋を、幅は略同一寸法で、長さが異な
る複数種のものを組合せて使用したので、グレーチン
グ、及び化粧蓋を共通化できると共に、長さの異なるも
のを組合せることにより、出入口の扉の幅の変化に容易
に対応することができる。
【0010】請求項4において、請求項1〜請求項3の
何れかにおいて、化粧蓋を洗い場面と同一の素材で形成
したので、排水溝を洗い場面と同じ素材で形成された化
粧蓋で覆うことで、洗い場が狭くならない。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を添付した図
面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例の洗
い場構造を適用した浴室の斜視図であり、浴室1は、図
示せぬ建物躯体内に床パン2を設置し、床パン2の周縁
部に形成された段差状の壁パネル載置部3上に、壁パネ
ル4…を建て並べ、壁パネル4…上に図示せぬ廻し縁を
介して天井パネルを張設した、いわゆるプレハブ式のも
のである。
【0012】床パン2は、中央部に境界部5を突設し、
図の境界部5の右側には、境界部5より低位の洗い場6
を設け、境界部5の左側には洗い場6よりも低位の浴槽
設置部7を設ける。洗い場6は、通常の洗い場よりも高
い位置に形成する。浴槽設置部7には、浴槽8を設置す
る。洗い場6に臨む壁パネル4には、湯水混合栓9を設
け、浴槽8のリム10にも湯水混合栓11を設ける。
【0013】境界部5に臨み湯水混合栓9に近い洗い場
6の隅には、洗い場6よりも一段低く排水口12を設け
る。洗い場6は、この排水口12に向って緩やかな下り
勾配に形成する。排水口12には、図示せぬ蓋を被せて
洗い場6面と略面一にする。
【0014】洗い場6の四周の内2つの方向の周縁部
に、短辺側から長辺側にかけて平面視L字型に互いに連
通する排水溝13、及び14を設ける。境界部5に臨む
排水溝13の隅には、排水口15を設ける。排水口15
と排水口12は、洗い場6の裏面側で排水管16によっ
て接続する。
【0015】排水溝13、及び14の両側には、壁パネ
ル載置部3より一段低い段差部40、及び41を設け
る。段差部40、及び41に、後述するグレーチング、
及び化粧蓋を載置する。
【0016】図2は浴室と隣室との間の出入口の斜視図
であり、浴室1と隣接する脱衣室17との間には、アル
ミサッシ等で形成した取付枠18を固定する。取付枠1
8の下枠19は、床パン2の壁パネル載置部3と、脱衣
室17の床20面の側端部との間に設ける。この下枠1
9に沿って摺動する開閉自在の引戸21を、取付枠18
の図示せぬ上枠に吊設して、洗い場6と脱衣室17との
間に出入口を設ける。
【0017】下枠19は、上面が平らな2つのレール部
22、22、及び脱衣室17の床20面と面一に設けら
れる側壁部23とを備え、レール部22、22間、及び
レール部22と側壁部23間に、係合溝24が形成され
る。この係合溝24に、引戸21の下端部に垂設された
摺動片25が摺動自在に係合して、引戸21が開閉自在
にガイドされる。
【0018】洗い場6は、下枠19の上面、及び脱衣室
17の床20面と略同一の高さに設ける。これによって
洗い場6は、下枠19、及び脱衣室17の床20面との
間に段差が無くなり、高齢者が脱衣室17から出入りす
る際、つまずく虞がなくなる。尚、引戸21は何枚で構
成しても良い。又、出入口は引戸21ではなく、ドアで
開閉するようにしても良い。又、55は、排水溝12上
に載置した目皿である。
【0019】図3は洗い場の短辺側に出入口を設けた場
合の第1実施例の平面図であり、洗い場6の短辺側に設
けられた排水溝13を、3個のグレーチング26…で覆
う。この排水溝13と、グレーチング26…を設けた側
に、出入口Eを設ける。
【0020】排水溝13をグレーチング26…で覆うこ
とにより、入浴や掃除等の際洗い場6で使用する大量の
湯水がグレーチング26…、及び化粧蓋27…の後述す
る隙間を通って、排水溝13、14から速やかに排水さ
れ、出入口Eから脱衣室17へ溢れ出さない。
【0021】洗い場6の短辺側に設けられた排水溝14
を、洗い場6と同じ素材、同じ模様で形成された4個の
化粧蓋27…で覆う。これにより洗い場6が狭くなら
ず、使い勝手が良い。
【0022】そして化粧蓋27…を洗い場6と同じ素
材、同じ模様で形成することにより、単に物理的に洗い
場6の面積が狭くならないだけでなく、心理的にも入浴
者に狭い感じを与えず、入浴者がリラックスして入浴を
楽しむことができる。又、洗い場6の排水溝13、及び
14を、夫々複数のグレーチング26…、又は化粧蓋2
7…、28で覆ったので、排水溝13、及び14の掃除
等の際取扱い易い。
【0023】図4は洗い場の長辺側に出入口を設けた場
合の第1実施例の平面図であり、洗い場6の長辺側に設
けられた排水溝14を、3個のグレーチング26…、及
び大小の化粧蓋27、28で覆う。この排水溝14と、
グレーチング26…を設けた側に出入口Eを設ける。洗
い場6の短辺側に設けられた排水溝13は、幅が略同一
で長さが異なる大小3個の化粧蓋27…、28で覆う。
長さが異なる化粧蓋27…、28を組合せて使用するこ
とにより、現場によって異なる出入口の扉の幅の変化に
容易に対応することができる。
【0024】又、洗い場6の四周の内2つの方向の周縁
部に、短辺側から長辺側にかけてL字型に排水溝13、
14、及びグレーチング26…を設けたので、脱衣室1
7との間の出入口Eを、洗い場6の短辺側、及び長辺側
の何れの側にも設けることができるから、現場の建物躯
体の状況に応じて出入口Eを設けることができる。そし
てこのように現場の建物躯体の状況に応じて出入口Eを
設けることができる床パン2を、共通化した1つの型で
成形することができるので、床パン1の成形費のコスト
ダウンを図ることができる。
【0025】図5はグレーチングの斜視図であり、グレ
ーチング26は、複数本の桟(本実施例では4本)29
…を間隔をあけて設け、桟29…同士を複数本(本実施
例では4本)のバー30…で固定した構造である。桟2
9…の上面31は、入浴者が出入りの際踏んでも痛くな
らないように、丸みをもたせて形成する。
【0026】図6は化粧蓋の斜視図であり、化粧蓋27
は、床パン2の洗い場6と同じ素材で長方形の板状に形
成され、化粧蓋27の上面32に、洗い場6と同じ模様
を形成する。化粧蓋27の2つの短辺側の上面32から
側面33にかけて、切欠部34を設ける。切欠部34
は、コーナーを丸く形成する。そして化粧蓋27の短辺
側の側面33から底面35にかけて、切欠部36を形成
する。
【0027】同様に化粧蓋27の2つの長辺側の側面3
7から底面35にかけて、3つの切欠部38…を形成す
る。切欠部38…は、何れもコーナーを丸く形成する。
切欠部36…、及び38…が、化粧蓋27を排水溝1
3、14に被せた際の水の排水路と成る。尚、化粧蓋2
8も同様の構成である。
【0028】図7は図2の7−7線断面図であり、排水
溝13の両側の段差部40、40に化粧蓋27を載置
し、化粧蓋27の上面32を洗い場6と面一に設ける。
入浴や掃除の際洗い場6で使用する大量の水は、大部分
は目皿55から排水口12へ、そしてグレーチング26
…から排水溝42、及び13を経て排水口12につなが
る排水管16へ排水されるが、残りの水は、化粧蓋27
と、段差部40、40の両側の壁部56との間の隙間5
7から切欠部38を経て排水溝13に流される。
【0029】図8は本発明の第2実施例の洗い場構造を
適用した浴室の斜視図であり、第1実施例と共通の部分
には同一符号を付して説明を省略する。第2実施例で
は、洗い場6の四周の内3つの方向の周縁部の短辺側か
ら長辺側にかけて、即ち、短辺側の図示せぬ対向する壁
パネル側、及び境界部5側(浴槽8側)に、互いに連通
する排水溝13、45、及び46を設ける。
【0030】境界部5側の排水溝45の中央部には、排
水口47を設ける。排水溝13の両側には段差部40を
設け、排水溝45の両側には段差部48を設け、同様に
排水溝46の両側には段差部49を設ける。段差部4
0、48、及び48は水平部42よりも低い高さに形成
する。洗い場6と、排水溝13、45、及び46は、排
水口47に向かって勾配を設ける。
【0031】図9は洗い場の一方の短辺側に出入口を設
けた場合の第2実施例の平面図であり、洗い場6の四周
の内3つの方向の周縁部に、短辺側から長辺側にかけ
て、そして長辺側から短辺側にかけて、排水溝13、4
5、46を設ける。洗い場6の一方の短辺側に設けられ
た排水溝13を、3個のグレーチング26…で覆う。こ
の排水溝13と、グレーチング26…を設けた側に、出
入口Eを設ける。
【0032】洗い場6の浴槽8側の排水溝45を、4個
の化粧蓋27…で覆う。又、洗い場6の他方の短辺側に
設けられた排水溝46にも、化粧蓋27…、及び小型の
化粧蓋28を被せる。これにより第1実施例同様洗い場
6が狭くならず、使い勝手が良い。
【0033】排水溝13、45、46をグレーチング2
6…、及び長さが異なる化粧蓋27、28で覆うことに
より、入浴や掃除等の際洗い場6で使用する大量の湯水
がグレーチング26…、及び化粧蓋27、28の隙間を
通って、排水溝13、45、46から速やかに排水さ
れ、出入口Eから脱衣室17へ溢れ出さない。
【0034】又、化粧蓋27…、28を洗い場6と同じ
素材、同じ模様で形成したので、単に物理的に洗い場6
の面積が狭くならないだけでなく、心理的にも入浴者に
狭い感じを与えず、入浴者がリラックスして入浴を楽し
むことができる。
【0035】更に洗い場6の排水溝13、及び45、4
6を、夫々複数のグレーチング26…、又は長さが異な
る化粧蓋27…、28で覆ったので、排水溝13、及び
45、46の掃除等の際取扱い易い。
【0036】図10は洗い場の他方の短辺側に出入口を
設けた場合の第2実施例の平面図であり、図9の場合の
出入口Eと対向する側に出入口Eを設けたものである。
洗い場6の他方の短辺側に設けられた排水溝46を、3
個のグレーチング26…で覆い、出入口Eを設ける。そ
して一方の短辺側に設けられた排水溝13に、長さの異
なる化粧蓋27…、及び化粧蓋28を被せる。排水溝4
5には、化粧蓋27…を被せる。
【0037】これにより、入浴や掃除等の際洗い場6で
使用する大量の湯水がグレーチング26…、及び化粧蓋
27、28の隙間を通って、排水溝13か、45、46
ら速やかに排水され、出入口Eから脱衣室17へ溢れ出
さない。
【0038】このように洗い場6の四周の内3つの方向
の周縁部に、短辺側から長辺側にかけて排水溝13、4
5、46、及びグレーチング26…を設けたので、出入
口Eを、洗い場6の何れの側の短辺側にも設けることが
できるから、現場の建物躯体の状況に応じて出入口Eを
設けることができる。そしてこのような床パン2を共通
化した1つの型で成形することができるので、床パン2
の成形費のコストダウンを図ることができる。
【0039】図11は本発明の第3実施例の洗い場構造
を適用した浴室の斜視図であり、第2実施例との共通部
分には同一の符号を付して説明を省略する。第3実施例
では、洗い場6の四周の周縁部に、互いに連通する排水
溝13、45、46、及び50を設ける。洗い場6と、
排水溝13、45、46、及び50は、浴槽8側の排水
溝45の中央部に設けられた排水口47に向かって勾配
を設ける。
【0040】図12は洗い場の一方の短辺側に出入口を
設けた場合の第3実施例の平面図であり、洗い場6の一
方の短辺側の排水溝13にグレーチング26…を設け
て、出入口Eを設ける。排水溝45、46、及び50
は、長さが異なる化粧蓋27、及び28で覆い、洗い場
6を広く使えるようにし、使い勝手を良くする。
【0041】図13は洗い場の他方の短辺側に出入口を
設けた場合の第3実施例の平面図であり、図12の場合
の出入口Eと対向する側に出入口Eを設けたものであ
る。排水溝13,45、及び50は、長さが異なる化粧
蓋27、及び28で覆い、洗い場6を広く使えるように
し、使い勝手を良くする。
【0042】図14は洗い場の長辺側に出入口を設けた
場合の第3実施例の平面図であり、洗い場6の浴槽8か
ら遠い長辺側の排水溝50に、グレーチング26…を3
個並べて被せて、出入口Eとし、残りの部分に化粧蓋2
7を被せる。そして化粧蓋27を被せた部分は、引戸2
1の場合、開けて引戸21を引き込んだ部分に対応す
る。排水溝13、45、及び46は、長さが異なる化粧
蓋27、及び28で覆い、洗い場6を広く使えるように
し、使い勝手を良くする。
【0043】これにより図12〜図14に示す第3実施
例においても、入浴や掃除等の際洗い場6で使用する大
量の湯水がグレーチング26…、及び化粧蓋27、28
の隙間を通って、排水溝13、45、46及び50から
速やかに排水され、出入口Eから脱衣室17へ溢れ出さ
ない。又、現場の建物躯体の状況に応じて、浴室1の浴
槽8側を除く三周の何れの側にも出入口Eを設けること
ができる床パン2を、共通化した1つの型で成形するこ
とができるので、床パン2の成形費のコストダウンを図
ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成したので、次の
様な効果を奏する。請求項1は、洗い場の浴槽側を除く
三周の内少なくとも2つの方向の周縁部に夫々排水溝を
設け、排水溝の内、出入口に臨む部分の排水溝のみをグ
レーチングで覆った浴室であって、グレーチングで覆っ
た部分以外の排水溝を化粧蓋で覆ったので、現場の建物
躯体の状況に応じて洗い場の浴槽側を除く三周の内少な
くとも2つの方向に出入口を設けることができる床パン
を、共通化した1つの型で成形することができるから、
床パンの成形費のコストダウンを図ることができる。
【0045】又、出入口に臨む部分の排水溝のみをグレ
ーチングで覆い、それ以外の排水溝を化粧蓋で覆ったの
で、洗い場が狭くならず、洗い場を広く使うことができ
るから、使い易い。更に入浴や掃除等の際洗い場で使用
する大量の湯水は、グレーチングを経て排水溝から速や
かに排水されるから、脱衣室へ溢れ出さない。
【0046】請求項2は、請求項1において、洗い場の
少なくとも2つの方向の周縁部に設けられる各排水溝
は、夫々複数のグレーチング、又は化粧蓋で覆ったの
で、排水溝の掃除等の際取扱い易い。
【0047】請求項3は、請求項2において、複数の排
水溝の幅を略同一寸法に形成し、複数に分割したグレー
チング、又は化粧蓋を、幅は略同一寸法で、長さが異な
る複数種のものを組合せて使用したので、グレーチン
グ、及び化粧蓋を共通化できると共に、長さの異なるも
のを組合せることにより、出入口の扉の幅の変化に容易
に対応することができる。
【0048】請求項4において、請求項1〜請求項3の
何れかにおいて、化粧蓋を洗い場面と同一の素材で形成
したので、排水溝の部分が洗い場面と一体となるような
機能及び外観を呈し、物理的には勿論、更に心理的にも
洗い場が狭くならず、洗い場を広く使うことができるか
ら、使い易く、見栄えも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の洗い場構造を適用した浴
室の斜視図
【図2】浴室と隣室との間の出入口の斜視図
【図3】洗い場の短辺の側に出入口を設けた場合の第1
実施例の平面図
【図4】洗い場の長辺の側に出入口を設けた場合の第1
実施例の平面図
【図5】グレーチングの斜視図
【図6】化粧蓋の斜視図
【図7】図2の7−7線断面図
【図8】本発明の第2実施例の洗い場構造を適用した浴
室の斜視図
【図9】洗い場の一方の短辺側に出入口を設けた場合の
第2実施例の平面図
【図10】洗い場の他方の短辺側に出入口を設けた場合
の第2実施例の平面図
【図11】本発明の第3実施例の洗い場構造を適用した
浴室の斜視図
【図12】洗い場の一方の短辺側に出入口を設けた場合
の第3実施例の平面図
【図13】洗い場の他方の短辺側に出入口を設けた場合
の第3実施例の平面図
【図14】洗い場の長辺側に出入口を設けた場合の第3
実施例の平面図
【符号の説明】
1…浴室,2…床パン,5…境界部,6…洗い場,8…
浴槽,12…排水口,13,14…排水溝,15…排水
口,16…排水管,17…脱衣室,20…脱衣室の床,
21…引戸,26…グレーチング,27,28…化粧
蓋,29…桟,30…バー,34,36,38…切欠
部,40,41…段差部,42…水平部,45,46…
排水溝,47…排水口,48,49…段差部,50…排
水溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗い場の浴槽側を除く三周の内少なくと
    も2つの方向の周縁部に夫々排水溝を設け、該排水溝の
    内、出入口に臨む部分の排水溝のみをグレーチングで覆
    った浴室であって、 前記グレーチングで覆った部分以外の排水溝を化粧蓋で
    覆ったことを特徴とする浴室の洗い場構造。
  2. 【請求項2】 前記洗い場の少なくとも2つの方向の周
    縁部に設けられる各排水溝は、夫々複数のグレーチン
    グ、又は化粧蓋で覆ったことを特徴とする請求項1に記
    載の浴室の洗い場構造。
  3. 【請求項3】 前記複数の排水溝の幅を略同一寸法に形
    成し、前記複数に分割したグレーチング、又は化粧蓋
    を、幅は略同一寸法で、長さが異なる複数種のものを組
    合せて使用したことを特徴とする請求項2に記載の浴室
    の洗い場構造。
  4. 【請求項4】 前記化粧蓋を洗い場面と同一の素材で形
    成したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに
    記載の浴室の洗い場構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013252638A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Toto Ltd 樹脂成形品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013252638A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Toto Ltd 樹脂成形品

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