JPH09105239A - 浴室の二重床 - Google Patents
浴室の二重床Info
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- JPH09105239A JPH09105239A JP7263909A JP26390995A JPH09105239A JP H09105239 A JPH09105239 A JP H09105239A JP 7263909 A JP7263909 A JP 7263909A JP 26390995 A JP26390995 A JP 26390995A JP H09105239 A JPH09105239 A JP H09105239A
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- bathroom
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- washing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高齢者にとって既製の浴室の段差をなくして
使い易いものとし、安全で、汚れ難く黴難く、且つ現場
での誤差を吸収し易い後付けの床を提供すること。 【解決手段】 浴槽8と洗い場6を備えた浴室1であっ
て、少なくとも洗い場6を床パン2で構成し、浴室1と
隣室13とを戸15で区画し、洗い場6と隣室13との
間に配設した取付枠14を介して設置するようにした浴
室1において、洗い場6上に床19を別置し、床19を
取付枠14の下枠16上面と略同一の高さに構成したこ
とを特徴とする浴室の二重床。床19は、戸15が設け
られた取付枠14に臨んで排水溝22を有し、排水溝2
2の上面を床19と面一のグレーチング23で覆い、排
水溝22と浴槽8側の洗い場6に設けられた排水口24
とを可撓管25で接続した。又、床19の表面に、間隔
をおいて略半球状の突起21を多数形成した。
使い易いものとし、安全で、汚れ難く黴難く、且つ現場
での誤差を吸収し易い後付けの床を提供すること。 【解決手段】 浴槽8と洗い場6を備えた浴室1であっ
て、少なくとも洗い場6を床パン2で構成し、浴室1と
隣室13とを戸15で区画し、洗い場6と隣室13との
間に配設した取付枠14を介して設置するようにした浴
室1において、洗い場6上に床19を別置し、床19を
取付枠14の下枠16上面と略同一の高さに構成したこ
とを特徴とする浴室の二重床。床19は、戸15が設け
られた取付枠14に臨んで排水溝22を有し、排水溝2
2の上面を床19と面一のグレーチング23で覆い、排
水溝22と浴槽8側の洗い場6に設けられた排水口24
とを可撓管25で接続した。又、床19の表面に、間隔
をおいて略半球状の突起21を多数形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既製の浴室に設け
る二重床に関するものである。
る二重床に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の浴室の側面図であり、浴室
100は、床パン101の外周部に壁パネル102を建
並べ、壁パネル102の上端部に図示せぬ天井を載置し
て設けられる。図の左側の壁パネル102に沿って床パ
ン101に浴槽103を設置し、床パン101の右手に
は洗い場104を設ける。又、洗い場104に臨んでカ
ウンタ105が設けられ、カウンタ105の前面に湯水
混合栓106が設けられている。洗い場104と隣室1
07との間には、取付枠108を介してドア109が取
付けられている。
100は、床パン101の外周部に壁パネル102を建
並べ、壁パネル102の上端部に図示せぬ天井を載置し
て設けられる。図の左側の壁パネル102に沿って床パ
ン101に浴槽103を設置し、床パン101の右手に
は洗い場104を設ける。又、洗い場104に臨んでカ
ウンタ105が設けられ、カウンタ105の前面に湯水
混合栓106が設けられている。洗い場104と隣室1
07との間には、取付枠108を介してドア109が取
付けられている。
【0003】上記のような従来の浴室110では、洗い
場104から浴槽103の上縁部110迄の高さは、4
20〜550mm前後、洗い場104から取付枠108
の下枠111迄の高さは60〜100mm前後で、段差
がある。そのため高齢者が、隣室107から洗い場10
4へ出入りする際に、洗い場104と下枠111との段
差でつまずく虞がある。又、入浴のため浴槽103を跨
ぐ際に、浴槽103の上縁部110が高すぎて、脚が中
々上げられず、使い難い。そこで洗い場104に後付け
の床を敷いて、取付枠108の下枠111と洗い場を略
面一にし、後付けの床から浴槽103の上縁部110迄
の高さを跨ぎ易い高さにする場合がある。
場104から浴槽103の上縁部110迄の高さは、4
20〜550mm前後、洗い場104から取付枠108
の下枠111迄の高さは60〜100mm前後で、段差
がある。そのため高齢者が、隣室107から洗い場10
4へ出入りする際に、洗い場104と下枠111との段
差でつまずく虞がある。又、入浴のため浴槽103を跨
ぐ際に、浴槽103の上縁部110が高すぎて、脚が中
々上げられず、使い難い。そこで洗い場104に後付け
の床を敷いて、取付枠108の下枠111と洗い場を略
面一にし、後付けの床から浴槽103の上縁部110迄
の高さを跨ぎ易い高さにする場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6は後付けの床を敷
いた従来の浴室の要部側断面図であり、洗い場104に
後付けの床112を敷くことで、高齢者にとって使い易
さは向上するが、後付けの床112を敷く際に、後付け
の床112の側部113と、床パン101の壁パネル載
置部114に載置された壁パネル102との間に隙間1
15ができる。隙間115を空けておくと、二重床の裏
に水がまわり、又、髪の毛やゴミ等が落ち易くなる。一
方でなるべく隙間115を小さくするために、後付けの
床112を大きくすると、今度は現場での誤差の吸収が
できなくなる。
いた従来の浴室の要部側断面図であり、洗い場104に
後付けの床112を敷くことで、高齢者にとって使い易
さは向上するが、後付けの床112を敷く際に、後付け
の床112の側部113と、床パン101の壁パネル載
置部114に載置された壁パネル102との間に隙間1
15ができる。隙間115を空けておくと、二重床の裏
に水がまわり、又、髪の毛やゴミ等が落ち易くなる。一
方でなるべく隙間115を小さくするために、後付けの
床112を大きくすると、今度は現場での誤差の吸収が
できなくなる。
【0005】そこで隙間115にシリコン116を詰め
て、二重床の裏に水がまわったり、髪の毛やゴミ等が落
ちないようにする。ところが壁パネル102と後付けの
床112との間にシリコン116があって、見た目に違
和感がある。又、シリコン116にかびが発生し、益々
見た目が悪くなる。
て、二重床の裏に水がまわったり、髪の毛やゴミ等が落
ちないようにする。ところが壁パネル102と後付けの
床112との間にシリコン116があって、見た目に違
和感がある。又、シリコン116にかびが発生し、益々
見た目が悪くなる。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、浴室の出入口において、浴室と隣室と
の間の出入口の段差によるつまずき等を未然に防止し
て、高齢者に使い易いものとし、出入口で発生し易い汚
れやかび等の発生を可及的に防止することができる後付
けの床を提供することを目的とする。又、浴室の製作誤
差や施工時の誤差を現場で容易に調整し、吸収すること
が可能である後付けの床を提供することを目的とする。
れたものであり、浴室の出入口において、浴室と隣室と
の間の出入口の段差によるつまずき等を未然に防止し
て、高齢者に使い易いものとし、出入口で発生し易い汚
れやかび等の発生を可及的に防止することができる後付
けの床を提供することを目的とする。又、浴室の製作誤
差や施工時の誤差を現場で容易に調整し、吸収すること
が可能である後付けの床を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、浴槽と洗い場を備えた浴室であ
って、少なくとも洗い場を床パンで構成し、浴室と隣室
とを戸で区画し、洗い場と隣室との間に配設した取付枠
を介して設置するようにした浴室において、洗い場上に
床を別置し、床を取付枠の下枠上面と略同一の高さに構
成したので、洗い場と隣室との間に段差がなくなり、床
から浴槽の上縁部迄の高さが床の高さの分だけ低くな
る。
に本発明の請求項1は、浴槽と洗い場を備えた浴室であ
って、少なくとも洗い場を床パンで構成し、浴室と隣室
とを戸で区画し、洗い場と隣室との間に配設した取付枠
を介して設置するようにした浴室において、洗い場上に
床を別置し、床を取付枠の下枠上面と略同一の高さに構
成したので、洗い場と隣室との間に段差がなくなり、床
から浴槽の上縁部迄の高さが床の高さの分だけ低くな
る。
【0008】請求項2は、床は、戸が設けられた取付枠
に臨んで排水溝を有し、排水溝の上面を床と面一のグレ
ーチングで覆ったので、新たな洗い場となる床で流した
洗い水がグレーチングから排水溝に流されて落ちるか
ら、隣室に溢れることはない。
に臨んで排水溝を有し、排水溝の上面を床と面一のグレ
ーチングで覆ったので、新たな洗い場となる床で流した
洗い水がグレーチングから排水溝に流されて落ちるか
ら、隣室に溢れることはない。
【0009】請求項3は、排水溝と浴槽側の洗い場に設
けられた排水口とを可撓管で接続したので、洗い水が排
水溝を経て可撓管から排水溝へ速やかに流される。
けられた排水口とを可撓管で接続したので、洗い水が排
水溝を経て可撓管から排水溝へ速やかに流される。
【0010】請求項4は、床の外周部に目地を設けたの
で、現場で床の側部と浴室の壁との間の誤差を吸収し易
い。又、見た目もすっきり納る。
で、現場で床の側部と浴室の壁との間の誤差を吸収し易
い。又、見た目もすっきり納る。
【0011】請求項5は、床の表面に、滑り止め加工を
施したので、脚腰が弱くなっている高齢者でも滑り難
い。又、床パンの交換等の大掛かりな工事をすることな
く、安全性、意匠性の向上が可能となる。
施したので、脚腰が弱くなっている高齢者でも滑り難
い。又、床パンの交換等の大掛かりな工事をすることな
く、安全性、意匠性の向上が可能となる。
【0012】請求項6は、排水溝及びグレーチングを、
取付枠の下枠に対して平面視L型に設けたので、排水溝
及びグレーチングが長方形の浴室の2つの辺に面するこ
ととなり、この2つの辺の何れの側にも隣室との出入口
を設けることができ、床の成形型の共通化が可能とな
り、レイアウト上も有利となる。
取付枠の下枠に対して平面視L型に設けたので、排水溝
及びグレーチングが長方形の浴室の2つの辺に面するこ
ととなり、この2つの辺の何れの側にも隣室との出入口
を設けることができ、床の成形型の共通化が可能とな
り、レイアウト上も有利となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を添付した図
面に基づいて説明する。図1は本発明の床を適用した浴
室の斜視図であり、浴室1は、図示せぬ建物躯体内に床
パン2を設置し、床パン2の周縁部に形成された段差状
の壁パネル載置部3上に、複数の壁パネル4を建て並
べ、壁パネル4上に図示せぬ廻し縁を介して天井パネル
を張設した、いわゆるプレハブ式のものである。
面に基づいて説明する。図1は本発明の床を適用した浴
室の斜視図であり、浴室1は、図示せぬ建物躯体内に床
パン2を設置し、床パン2の周縁部に形成された段差状
の壁パネル載置部3上に、複数の壁パネル4を建て並
べ、壁パネル4上に図示せぬ廻し縁を介して天井パネル
を張設した、いわゆるプレハブ式のものである。
【0014】床パン2は、中央部に境界部5が突設さ
れ、図の境界部5の右側に洗い場6、左側に浴槽設置部
7が設けられている。浴槽設置部7には、浴槽8が設置
されている。洗い場6と浴槽8に臨む一方の壁パネル4
に沿ってカウンタ9を設置する。そして洗い場に臨むカ
ウンタ9の前面にシャワーヘッド10を備えた湯水混合
栓11を設け、浴槽8に臨むカウンタ9の上面にも湯水
混合栓12を設ける。又、例えば境界部5に臨むカウン
タ9近傍の洗い場6には、図示せぬ排水口を設け、洗い
場6は、この排水口に向って緩やかな下り勾配に形成す
る。
れ、図の境界部5の右側に洗い場6、左側に浴槽設置部
7が設けられている。浴槽設置部7には、浴槽8が設置
されている。洗い場6と浴槽8に臨む一方の壁パネル4
に沿ってカウンタ9を設置する。そして洗い場に臨むカ
ウンタ9の前面にシャワーヘッド10を備えた湯水混合
栓11を設け、浴槽8に臨むカウンタ9の上面にも湯水
混合栓12を設ける。又、例えば境界部5に臨むカウン
タ9近傍の洗い場6には、図示せぬ排水口を設け、洗い
場6は、この排水口に向って緩やかな下り勾配に形成す
る。
【0015】浴室1と隣接する脱衣室13との間には、
アルミサッシ等で形成した取付枠14を固定する。取付
枠14には、摺動、開閉自在の間仕切り用の引戸15を
取付けて、洗い場6と脱衣室13との間を間仕切りす
る。そしてこの取付枠14の下枠16を、床パン2の壁
パネル載置部3と脱衣室13の床部17の側端部との間
に設ける。尚、引戸15は何枚で構成しても良い。
アルミサッシ等で形成した取付枠14を固定する。取付
枠14には、摺動、開閉自在の間仕切り用の引戸15を
取付けて、洗い場6と脱衣室13との間を間仕切りす
る。そしてこの取付枠14の下枠16を、床パン2の壁
パネル載置部3と脱衣室13の床部17の側端部との間
に設ける。尚、引戸15は何枚で構成しても良い。
【0016】洗い場6は、本来このままの形で使用する
ものであるが、洗い場6と下枠16との間には通常60
〜100mm前後の段差があり、洗い場6の床面から浴
槽8の上縁部18迄は420〜550mm前後の高さが
ある。そのため脚腰が弱っている高齢者にとっては、脱
衣室13からの出入りの際、洗い場6と下枠16の段差
でつまずく虞がある。又、浴槽8の上縁部18迄は高い
ので、洗い場6から浴槽8に出入りする際に、脚を高く
上げなければならず、高齢者には辛い。そこで高齢者が
使い易いようにするために、洗い場6に本発明の床19
を置く。この床19は、必要になった時に既製の浴室1
に設置する後付けの床であり、床パン2の洗い場6の上
に設置されるので、二重床を構成する。
ものであるが、洗い場6と下枠16との間には通常60
〜100mm前後の段差があり、洗い場6の床面から浴
槽8の上縁部18迄は420〜550mm前後の高さが
ある。そのため脚腰が弱っている高齢者にとっては、脱
衣室13からの出入りの際、洗い場6と下枠16の段差
でつまずく虞がある。又、浴槽8の上縁部18迄は高い
ので、洗い場6から浴槽8に出入りする際に、脚を高く
上げなければならず、高齢者には辛い。そこで高齢者が
使い易いようにするために、洗い場6に本発明の床19
を置く。この床19は、必要になった時に既製の浴室1
に設置する後付けの床であり、床パン2の洗い場6の上
に設置されるので、二重床を構成する。
【0017】床19は、後述するアジャストボルトを備
えた脚20によって高さ調節をすることができる。そし
て現場に合せて脚20を調節し、床19の高さを下枠1
6の上面と略同一にする。これによって高齢者が脱衣室
13から出入りする際、つまずく虞はなくなる。又、床
19を設置することで、洗い場6から床19迄の高さ
は、略100mm前後になるから、床19から浴槽8の
上縁部18迄の高さは、450mm前後となり、浴槽8
の上縁部18がそれだけ低くなって、高齢者にも跨ぎ易
くなる。そして床19は、浴槽8及びカウンタ9方向に
向って緩やかな下り勾配を付け、床19で使用した湯水
が流れ易くする。
えた脚20によって高さ調節をすることができる。そし
て現場に合せて脚20を調節し、床19の高さを下枠1
6の上面と略同一にする。これによって高齢者が脱衣室
13から出入りする際、つまずく虞はなくなる。又、床
19を設置することで、洗い場6から床19迄の高さ
は、略100mm前後になるから、床19から浴槽8の
上縁部18迄の高さは、450mm前後となり、浴槽8
の上縁部18がそれだけ低くなって、高齢者にも跨ぎ易
くなる。そして床19は、浴槽8及びカウンタ9方向に
向って緩やかな下り勾配を付け、床19で使用した湯水
が流れ易くする。
【0018】床19の表面には、適当な間隔をおいて、
滑り難いように例えば岩肌や石目のような模様、又は緩
やかな略半球状の微小突起21を形成する。これにより
見栄えもよくなる。又、床19は、下枠16に臨んで排
水溝22を備え、排水溝22の上面を床19と面一のグ
レーチング23で覆う。床19で流した洗い水は、グレ
ーチング23から排水溝22に流されて落ち、脱衣室1
3に溢れることはない。
滑り難いように例えば岩肌や石目のような模様、又は緩
やかな略半球状の微小突起21を形成する。これにより
見栄えもよくなる。又、床19は、下枠16に臨んで排
水溝22を備え、排水溝22の上面を床19と面一のグ
レーチング23で覆う。床19で流した洗い水は、グレ
ーチング23から排水溝22に流されて落ち、脱衣室1
3に溢れることはない。
【0019】排水溝22は、浴槽8及びカウンタ9に臨
んで床19の隅の下面に設けられた排水口24と、ホー
ス等の可撓管25で接続する。排水口24の上面は、床
19と面一の目皿26で覆う。そしてこの排水口24
は、洗い場6の図示せぬ前記排水口の真上に設けられ、
水密に接続する。これにより床19で出る洗い水は、排
水溝22を経て可撓管25から排水口24へ速やかに流
されるから、床19の裏面にかびが生える虞は少ない。
んで床19の隅の下面に設けられた排水口24と、ホー
ス等の可撓管25で接続する。排水口24の上面は、床
19と面一の目皿26で覆う。そしてこの排水口24
は、洗い場6の図示せぬ前記排水口の真上に設けられ、
水密に接続する。これにより床19で出る洗い水は、排
水溝22を経て可撓管25から排水口24へ速やかに流
されるから、床19の裏面にかびが生える虞は少ない。
【0020】床19の浴槽8側の端部には垂下壁60が
設けられ、床パン2の境界部5に形成された段差部61
上に載置される。そして床19と浴槽8の上縁部18と
の間にエプロン62が水密に取付けられ、床19で流さ
れた湯水が浴槽載置部7に流れ込まないようにしてい
る。
設けられ、床パン2の境界部5に形成された段差部61
上に載置される。そして床19と浴槽8の上縁部18と
の間にエプロン62が水密に取付けられ、床19で流さ
れた湯水が浴槽載置部7に流れ込まないようにしてい
る。
【0021】図2は本発明の床を設置した洗い場の側断
面図である。床19の脚20は、アジャストボルト27
を備えており、このアジャストボルト27を回動させる
ことで、床19の高さを調節することができる。
面図である。床19の脚20は、アジャストボルト27
を備えており、このアジャストボルト27を回動させる
ことで、床19の高さを調節することができる。
【0022】取付枠14の下枠16は、浴室1の床パン
2の壁パネル載置部3と、脱衣室13の床部17との間
に設けられる。下枠16は、鋼材で形成され、図の右側
に脱衣室13の床部17と略同じ高さの上面部29が形
成され、図の左側に段差部30が形成されている。又、
上面部29と段差部30の中間には係止部31が形成さ
れ、段差部30の下方には、床パン2の壁パネル載置部
3に支持するための支持部32が設けられている。
2の壁パネル載置部3と、脱衣室13の床部17との間
に設けられる。下枠16は、鋼材で形成され、図の右側
に脱衣室13の床部17と略同じ高さの上面部29が形
成され、図の左側に段差部30が形成されている。又、
上面部29と段差部30の中間には係止部31が形成さ
れ、段差部30の下方には、床パン2の壁パネル載置部
3に支持するための支持部32が設けられている。
【0023】取付枠14の下枠16は、カバー33で覆
われる。カバー33は、平坦部34と、左右の垂下片3
5、36とから成る。カバー33の図の右側の垂下片3
6は長めに形成されて、下枠16に被せた時、係止部3
1と係合し、左側の垂下片35は短く形成され、下枠1
6の段差部30に載置されて、カバーを略水平に保持す
る。そしてグレーチング23、カバー33及び脱衣室1
3の床部17が略面一に成る。
われる。カバー33は、平坦部34と、左右の垂下片3
5、36とから成る。カバー33の図の右側の垂下片3
6は長めに形成されて、下枠16に被せた時、係止部3
1と係合し、左側の垂下片35は短く形成され、下枠1
6の段差部30に載置されて、カバーを略水平に保持す
る。そしてグレーチング23、カバー33及び脱衣室1
3の床部17が略面一に成る。
【0024】カバー33の右側の垂下片36と、下枠1
6の上面部29の側部との間には、係合溝37が形成さ
れ、この係合溝37に引戸15の下端部に設けられた摺
動片38が摺動自在に係合して、引戸15が開閉自在に
ガイドされる。又、床19の排水溝22に、グレーチン
グ23を載置するために段差部39が形成されている。
この段差部39の外側部分が、カバー33の左側の垂下
片35と当接して、前記下枠16の段差部30に載置さ
れ、排水溝22を保持する。尚、55は脱衣室13の床
部17の根太である。
6の上面部29の側部との間には、係合溝37が形成さ
れ、この係合溝37に引戸15の下端部に設けられた摺
動片38が摺動自在に係合して、引戸15が開閉自在に
ガイドされる。又、床19の排水溝22に、グレーチン
グ23を載置するために段差部39が形成されている。
この段差部39の外側部分が、カバー33の左側の垂下
片35と当接して、前記下枠16の段差部30に載置さ
れ、排水溝22を保持する。尚、55は脱衣室13の床
部17の根太である。
【0025】図3は床の側部の断面図であり、床19の
壁パネル4に臨む側部40と、壁パネル4の間には、床
19を設置する際に現場に応じて大小の隙間41ができ
てしまう。隙間41を空けたままにしておくと、二重床
の裏に水がまわり、又、髪の毛やゴミ等が落ち易くな
る。又、シリコンを充填した場合、見た目が悪い。そこ
でこの隙間41にシリコンを充填してその上を目地やチ
ャンネル型のカバーで覆う。
壁パネル4に臨む側部40と、壁パネル4の間には、床
19を設置する際に現場に応じて大小の隙間41ができ
てしまう。隙間41を空けたままにしておくと、二重床
の裏に水がまわり、又、髪の毛やゴミ等が落ち易くな
る。又、シリコンを充填した場合、見た目が悪い。そこ
でこの隙間41にシリコンを充填してその上を目地やチ
ャンネル型のカバーで覆う。
【0026】目地42は、床19の壁パネル4側の寸法
と同寸の長尺に形成され、硬質部材で略平らに形成され
たカバー部43と、カバー部43の一側に軟質部材で一
体に水平に突出形成された目地部44とから成る。目地
部44の下面には、下方が開放した側面視左右対称形の
鞘状の脚部45が形成されている。
と同寸の長尺に形成され、硬質部材で略平らに形成され
たカバー部43と、カバー部43の一側に軟質部材で一
体に水平に突出形成された目地部44とから成る。目地
部44の下面には、下方が開放した側面視左右対称形の
鞘状の脚部45が形成されている。
【0027】床19の端部には、この目地42を取付け
る切欠部46が形成されている。この切欠部46に皿状
の目地受材47をビス48で固定し、この目地受材47
に目地42の脚部45を差込んで係合する。この状態で
カバー部43は床19の上面と略面一と成り、軟質部材
の目地部44は、壁パネル4に当接し、床19と壁パネ
ル4の間の隙間41を塞ぐ。この目地42によって、現
場で床19の側部と浴室1の壁パネル4との間の誤差を
容易に吸収することができる。又、目地の代りにチャン
ネル型のカバーを設けても、同様の効果がある。
る切欠部46が形成されている。この切欠部46に皿状
の目地受材47をビス48で固定し、この目地受材47
に目地42の脚部45を差込んで係合する。この状態で
カバー部43は床19の上面と略面一と成り、軟質部材
の目地部44は、壁パネル4に当接し、床19と壁パネ
ル4の間の隙間41を塞ぐ。この目地42によって、現
場で床19の側部と浴室1の壁パネル4との間の誤差を
容易に吸収することができる。又、目地の代りにチャン
ネル型のカバーを設けても、同様の効果がある。
【0028】図4は別実施例の浴室の平面図であり、こ
の別実施例では浴室1に、図示せぬ排水溝と、排水溝の
上に載置するグレーチング23、及び50を、取付枠1
4の下枠16に対して平面視L型に設ける。これにより
排水溝及びグレーチング23、50が、長方形の浴室1
の2つの辺に面することとなり、この2つの辺の何れの
側にも、隣室(脱衣室13)との出入口のための取付枠
14及び引戸15を設けることができる。従って出入口
の位置によらずに床19を共通化することができ、延い
ては床19の生産性を上げることができる。
の別実施例では浴室1に、図示せぬ排水溝と、排水溝の
上に載置するグレーチング23、及び50を、取付枠1
4の下枠16に対して平面視L型に設ける。これにより
排水溝及びグレーチング23、50が、長方形の浴室1
の2つの辺に面することとなり、この2つの辺の何れの
側にも、隣室(脱衣室13)との出入口のための取付枠
14及び引戸15を設けることができる。従って出入口
の位置によらずに床19を共通化することができ、延い
ては床19の生産性を上げることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成したので、次の
様な効果を奏する。請求項1は、浴槽と洗い場を備えた
浴室であって、少なくとも洗い場を床パンで構成し、浴
室と隣室とを戸で区画し、洗い場と隣室との間に配設し
た取付枠を介して設置するようにした浴室において、洗
い場上に床を別置し、床を取付枠の下枠上面と略同一の
高さに構成したので、洗い場と隣室との間に段差がなく
なり、床から浴槽の上縁部迄の高さが床の高さの分だけ
低くなるから、既設の浴室であっても、脚腰が弱ってい
る高齢者等が躓かずに浴室に出入りすることができ、浴
槽への出入りもし易く成り、高齢者にも使い易い。
様な効果を奏する。請求項1は、浴槽と洗い場を備えた
浴室であって、少なくとも洗い場を床パンで構成し、浴
室と隣室とを戸で区画し、洗い場と隣室との間に配設し
た取付枠を介して設置するようにした浴室において、洗
い場上に床を別置し、床を取付枠の下枠上面と略同一の
高さに構成したので、洗い場と隣室との間に段差がなく
なり、床から浴槽の上縁部迄の高さが床の高さの分だけ
低くなるから、既設の浴室であっても、脚腰が弱ってい
る高齢者等が躓かずに浴室に出入りすることができ、浴
槽への出入りもし易く成り、高齢者にも使い易い。
【0030】請求項2は、床は、戸が設けられた取付枠
に臨んで排水溝を有し、排水溝の上面を床と面一のグレ
ーチングで覆ったので、新たな洗い場となる床で流した
洗い水がグレーチングから排水溝に流されて落ちるか
ら、排水性が良く、隣室に溢れることはなく、又、滑る
虞もない。
に臨んで排水溝を有し、排水溝の上面を床と面一のグレ
ーチングで覆ったので、新たな洗い場となる床で流した
洗い水がグレーチングから排水溝に流されて落ちるか
ら、排水性が良く、隣室に溢れることはなく、又、滑る
虞もない。
【0031】請求項3は、排水溝と浴槽側の洗い場に設
けられた排水口とを可撓管で接続したので、洗い水が排
水溝を経て可撓管から排水溝へ速やかに流されるから、
床の裏面が水垢で汚れたり、かびが生えたりする虞が少
なく、衛生的である。
けられた排水口とを可撓管で接続したので、洗い水が排
水溝を経て可撓管から排水溝へ速やかに流されるから、
床の裏面が水垢で汚れたり、かびが生えたりする虞が少
なく、衛生的である。
【0032】請求項4は、床の外周部に目地を設けたの
で、現場で床の側部と浴室の壁との間の誤差を吸収し易
くなり、又、意匠性も向上する。
で、現場で床の側部と浴室の壁との間の誤差を吸収し易
くなり、又、意匠性も向上する。
【0033】請求項5は、床の表面に、滑り止め加工を
施したので、脚腰が弱くなっている高齢者でも滑り難
く、安全であり、又、意匠性も向上する。
施したので、脚腰が弱くなっている高齢者でも滑り難
く、安全であり、又、意匠性も向上する。
【0034】請求項6は、排水溝及びグレーチングを、
取付枠の下枠に対して平面視L型に設けたので、排水溝
及びグレーチングが長方形の浴室の2つの辺に面するこ
ととなり、この2つの辺の何れの側にも隣室との出入口
を設けられるから、出入口の位置によらずに床を共通化
することができ、延いては床の生産性を上げることがで
きる。
取付枠の下枠に対して平面視L型に設けたので、排水溝
及びグレーチングが長方形の浴室の2つの辺に面するこ
ととなり、この2つの辺の何れの側にも隣室との出入口
を設けられるから、出入口の位置によらずに床を共通化
することができ、延いては床の生産性を上げることがで
きる。
【図1】本発明の床を適用した浴室の斜視図
【図2】本発明の床を設置した洗い場の側断面図
【図3】床の側部の断面図
【図4】別実施例の浴室の平面図
【図5】従来の浴室の側面図
【図6】後付けの床を敷いた従来の浴室の要部側断面図
1…浴室,2…床パン,3…壁パネル載置部,4…壁パ
ネル,6…洗い場,8…浴槽,13…脱衣室,14…取
付枠,15…引戸,16…下枠,17…脱衣室の床部,
18…浴槽の上縁部,19…床,20…脚,21…略半
球状の突起,22…排水溝,23…グレーチング,24
…排水口,25…可撓管,26…目皿,27…アジャス
トボルト,29…下枠の上面部,30…下枠の段差部,
31…下枠の係止部,32…下枠の支持部,33…下枠
のカバー,34…カバーの平坦部,35,36…カバー
の垂下片,37…係合溝,38…引戸の摺動片,39…
排水溝の段差部,40…床の側部,41…床と壁パネル
の間の隙間,42…目地,43…目地のカバー部,44
…目地の目地部,45…目地の脚部,46…床の切欠
部,47…目地受材,50…グレーチング。
ネル,6…洗い場,8…浴槽,13…脱衣室,14…取
付枠,15…引戸,16…下枠,17…脱衣室の床部,
18…浴槽の上縁部,19…床,20…脚,21…略半
球状の突起,22…排水溝,23…グレーチング,24
…排水口,25…可撓管,26…目皿,27…アジャス
トボルト,29…下枠の上面部,30…下枠の段差部,
31…下枠の係止部,32…下枠の支持部,33…下枠
のカバー,34…カバーの平坦部,35,36…カバー
の垂下片,37…係合溝,38…引戸の摺動片,39…
排水溝の段差部,40…床の側部,41…床と壁パネル
の間の隙間,42…目地,43…目地のカバー部,44
…目地の目地部,45…目地の脚部,46…床の切欠
部,47…目地受材,50…グレーチング。
Claims (6)
- 【請求項1】 浴槽と洗い場を備えた浴室であって、少
なくとも洗い場を床パンで構成し、浴室と隣室とを戸で
区画し、該戸を洗い場と隣室との間に配設した取付枠を
介して設置するようにした浴室において、 前記洗い場上に床を別置し、該床を前記取付枠の下枠上
面と略同一の高さに構成したことを特徴とする浴室の二
重床。 - 【請求項2】 前記床は、前記戸が設けられた取付枠に
臨んで排水溝を有し、該排水溝の上面を床と面一のグレ
ーチングで覆ったことを特徴とする請求項1に記載の浴
室の二重床。 - 【請求項3】 前記排水溝と、浴槽側の洗い場に設けら
れた排水口とを可撓管で接続したことを特徴とする請求
項2に記載の浴室の二重床。 - 【請求項4】 前記床の外周部に目地を設けたことを特
徴とする請求項1に記載の浴室の二重床。 - 【請求項5】 前記床の表面に、滑り止め加工を施した
ことを特徴とする請求項1に記載の浴室の二重床。 - 【請求項6】 前記排水溝及びグレーチングを、前記取
付枠の下枠に対して平面視L型に設けたことを特徴とす
る請求項2に記載の浴室の二重床。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7263909A JPH09105239A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 浴室の二重床 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7263909A JPH09105239A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 浴室の二重床 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105239A true JPH09105239A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17395957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7263909A Pending JPH09105239A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 浴室の二重床 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09105239A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006011814A1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-02 | Glen Adrian Harley | A flood stop |
JP2012172475A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Yamaha Livingtec Corp | 衛生設備室用床およびその施工方法 |
ITPD20120312A1 (it) * | 2012-10-24 | 2014-04-25 | Stefano Doro | Guida di scorrimento da incasso per porta di box doccia |
JP2017095873A (ja) * | 2015-11-18 | 2017-06-01 | Toto株式会社 | 表皮材、洗い場床、浴槽、壁、浴室、および浴室の組み立て方法 |
JP2020112028A (ja) * | 2015-11-18 | 2020-07-27 | Toto株式会社 | 洗い場床、壁、浴室、および浴室の組み立て方法 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP7263909A patent/JPH09105239A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006011814A1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-02 | Glen Adrian Harley | A flood stop |
JP2012172475A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Yamaha Livingtec Corp | 衛生設備室用床およびその施工方法 |
ITPD20120312A1 (it) * | 2012-10-24 | 2014-04-25 | Stefano Doro | Guida di scorrimento da incasso per porta di box doccia |
JP2017095873A (ja) * | 2015-11-18 | 2017-06-01 | Toto株式会社 | 表皮材、洗い場床、浴槽、壁、浴室、および浴室の組み立て方法 |
JP2020112028A (ja) * | 2015-11-18 | 2020-07-27 | Toto株式会社 | 洗い場床、壁、浴室、および浴室の組み立て方法 |
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