JPH09194735A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH09194735A
JPH09194735A JP616696A JP616696A JPH09194735A JP H09194735 A JPH09194735 A JP H09194735A JP 616696 A JP616696 A JP 616696A JP 616696 A JP616696 A JP 616696A JP H09194735 A JPH09194735 A JP H09194735A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貯蔵安定性に優れる硬化性組成物を提供する。 【解決手段】複合金属シアン化物錯体(B)を触媒とし
て開始剤にアルキレンオキシドを重合させて得られる水
酸基含有ポリオキシアルキレン重合体(C)から誘導さ
れる、加水分解性ケイ素基を有する重合体であって、か
つイオン性不純物の総量が50ppm以下である有機重
合体(A)、分子量1000以上の高分子可塑剤(E)
および硬化触媒(F)を含有する硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湿分存在下で硬化す
る硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】加水分解によりシロキサン結合を形成
し、高分子量化しうるあるいは架橋しうる加水分解性ケ
イ素基を有するポリエーテルとしては従来いくつかの例
が知られている(たとえば、特開平3−47825、特
開平3−72527、特開平3−79627、特公昭4
6−30711、特公昭45−36319、特公昭46
−17553)。
【0003】これらのポリエーテルは、製造条件として
アルカリ条件下で有機ハロゲン化合物等と反応させる工
程をとるため、塩が副生し、それの除去が必要となる。
塩の残存は加水分解性ケイ素基を有するポリエーテルを
硬化させて得られる硬化物の吸水率を高め耐水性を悪化
させることが知られている。また、上記の反応でアルカ
リとして、たとえばアルカリ金属、アルカリ金属水酸化
物、アルカリ金属水素化物などのアルカリ金属化合物を
使用した場合、場合によっては製造された加水分解性ケ
イ素基を有するポリエーテルに、充填剤、触媒等を添加
して製造される硬化性組成物の貯蔵安定性が著しく悪く
なることがあった。
【0004】これらの塩分またはアルカリ分に由来する
イオン性成分の除去法が提案されている(たとえば特公
昭61−29371)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、加水分解性ケイ
素基を有するポリエーテルの原料である末端に水酸基を
有するポリオキシアルキレンは一般的に、触媒存在下に
て、開始剤にアルキレンオキシドを付加重合して製造さ
れるが、近年、このアルキレンオキシドの重合触媒とし
てアルカリ金属化合物以外の金属化合物を使用すること
が工業的に可能になった。
【0006】この加水分解性ケイ素基を有するポリエー
テルは、平均分子量が高く、分子量分布が狭いため、硬
化性に優れる反面、末端水酸基に加水分解性ケイ素基を
導入する際に原料ポリオキシアルキレン製造時の金属触
媒の分解物が残り、高分子可塑剤や触媒等を添加して製
造される硬化性組成物の貯蔵安定性が著しく悪くなるこ
とがあった。
【0007】加水分解性ケイ素基を有するポリエーテル
に、充填剤、触媒等を添加した組成物はシーリング剤や
接着剤等に使用されるが、貯蔵安定性の不良は経時的な
粘度の上昇やチキソ性の低下など、作業性の低下を招き
解決すべき課題であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点、特に硬化性組成物の貯蔵安定性を改良しようとする
ものであり、下記の有機重合体(A)、分子量1000
以上の高分子可塑剤(E)および硬化触媒(F)を含有
する硬化性組成物を提供する。 (有機重合体)複合金属シアン化物錯体(B)を触媒と
して開始剤にアルキレンオキシドを重合させて得られる
水酸基含有ポリオキシアルキレン重合体(C)から誘導
され、式(1)で表される加水分解性ケイ素基を有し、
かつイオン性不純物の総量が50ppm以下である有機
重合体(A)。 −R−SiXa1 3-a・・・(1) 式(1)中、Rは2価の有機基、R1 は炭素数1〜20
の置換または非置換の1価の炭化水素基、Xは水酸基ま
たは加水分解性基、aは1〜3の整数である。
【0009】
【発明の実施の形態】有機重合体(A)は、複合金属シ
アン化物錯体(B)を触媒として開始剤にアルキレンオ
キシドを重合させて得られる水酸基含有ポリオキシアル
キレン重合体(C)から誘導される。
【0010】複合金属シアン化物錯体(B)を使用する
ことにより、従来のアルカリ金属触媒を使用するよりM
w /Mn が小さく、より高分子量で、より低粘度の水酸
基含有ポリオキシアルキレン重合体(C)を得ることが
できる。
【0011】複合金属シアン化物錯体(B)としては亜
鉛ヘキサシアノコバルテートを主成分とする錯体が好ま
しく、そのエーテルおよび/またはアルコール錯体が特
に好ましい。その組成は本質的に特公昭46−2725
0に記載されているものが使用できる。エーテルとして
はエチレングリコールジメチルエーテル(グライム)、
ジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグライム)
等が好ましく、錯体の製造時の取扱からグライムが特に
好ましい。アルコールとしてはt−ブタノールが好まし
い。
【0012】開始剤としては2〜10個の活性水素を有
する化合物が好ましく、ポリヒドロキシ化合物が好まし
く、2〜8個、特に2〜4個の水酸基を有するポリヒド
ロキシ化合物が好ましい。具体的にはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリ
セリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセリン、シュークロースおよびこれらにアル
キレンオキシドを反応させて得られる目的物より低分子
量のポリオールがある。これらは1種単独使用でも2種
以上の併用でもよい。また、アリルアルコールのよう
な、不飽和基含有モノヒドロキシ化合物も使用できる。
【0013】本発明の有機重合体(A)は、イオン性不
純物の総量が50ppm以下である。特にイオン性不純
物が、(a)複合金属シアン化物錯体(B)に起因する
金属化合物、および/または、(b)アルカリ金属化合
物、を含む場合に本発明は適する。イオン性不純物は3
0ppm以下、さらには20ppm以下であることが好
ましい。
【0014】これらの金属不純物量を低減することによ
り、有機重合体(A)および本発明の硬化性組成物の貯
蔵安定性がより改善される他、硬化触媒の作用を妨げな
いため優れた硬化性が得られる。
【0015】その低減方法としては、下記の(I)〜
(III)の方法が挙げられる。複合金属シアン化物錯体
(B)に起因する金属化合物を除去する場合には、 (II
I)の方法が特に好ましい。(I)の方法がイオン性不純
物を有効に、かつ経済的に低減できるので特に好まし
い。
【0016】(I)重合体に含有されるイオン性不純物
を、重合体に本質的に不溶な塩とした後、該塩を重合体
より除去する方法。具体的にはイオン性不純物と反応し
て重合体に本質的に不溶な塩を形成しうる化合物、水お
よび必要に応じてノニオン系界面活性剤を添加した後、
脱水することにより塩を析出させ、次に該塩を除去する
方法がある。塩を形成しうる化合物としては、塩酸、硫
酸、硝酸、リン酸、ピロリン酸、酸性ピロリン酸ナトリ
ウムなどが好ましい。析出させた塩は、濾過操作や吸着
操作などにより除去できる。
【0017】(II)重合体に溶剤を添加した後、アニオ
ン交換樹脂および/またはカチオン交換樹脂と接触させ
てイオン性不純物を除去する方法。
【0018】(III)pH緩衝剤および任意にアンモニア
とキレート化剤で処理後、複合金属シアン化物錯体
(B)に起因する金属化合物を除去する方法、脂肪族ア
ルコールとキレート化剤を添加後、複合金属シアン化物
錯体(B)に起因する金属化合物を除去する方法、酸化
剤で処理後、複合金属シアン化物錯体(B)に起因する
金属化合物を除去する方法。
【0019】なお、本発明でいうイオン性不純物とは、
複合金属シアン化物錯体(B)に起因する、亜鉛イオ
ン、コバルトイオン、シアンイオン、塩素イオン等のカ
チオンおよびアニオン;有機重合体(A)を製造する工
程で不純物として混入する、ナトリウムイオン、カリウ
ムイオンのようなアルカリ金属イオン、ハロゲンイオ
ン;有機重合体(A)を製造する工程でポリオキシアル
キレンが酸化をうけて生成したカルボキシレートイオ
ン;有機重合体(A)を製造する工程でエステル結合、
カーボネート結合などを形成させるときに添加した触媒
金属塩などのすべてのアニオン、カチオンを含む。
【0020】有機重合体(A)は水酸基含有ポリオキシ
アルキレン重合体(C)の水酸基における水素原子を、
式(1)で表される基に置換したものが好ましい。
【0021】本発明に使用するポリオキシアルキレン重
合体(C)の1分子当たりの水酸基の数は2〜10個で
あることが好ましい。粘度、強度と伸び等の物性のバラ
ンスから2〜8個、特に2〜4個であることが特に好ま
しい。
【0022】好ましい重合体(C)はポリオキシプロピ
レンジオール、ポリオキシプロピレントリオールおよび
ポリオキシプロピレンテトラオールである。また、下記
(イ)や(ニ)の方法に用いる場合、ポリオキシプロピ
レングリコールモノアリルエーテルなどの不飽和基末端
ポリオキシアルキレンモノオールも使用できる。
【0023】ポリオキシアルキレン重合体(C)は水酸
基価換算分子量が5000〜30000のものが好まし
く、より好ましくは8000〜30000である。
【0024】本発明において、水酸基価換算分子量とは
末端水酸基を含有するポリオキシアルキレン重合体
(C)を製造するときに使用した開始剤の官能基数と重
合体のポリオキシアルキレンの水酸基当たりの分子量の
積で計算した分子量をいう。
【0025】有機重合体(A)は式(1)で表される加
水分解性ケイ素基を有する。 −R−SiXa1 3-a・・・(1) 式(1)中、Rは2価の有機基、R1 は炭素数1〜20
の置換または非置換の1価の炭化水素基、Xは水酸基ま
たは加水分解性基、aは1〜3の整数である。
【0026】式(1)中のRは2価の有機基である。R
1 は炭素数1〜20の置換または非置換の1価の炭化水
素基であり、好ましくは炭素数8以下のアルキル基、フ
ェニル基やフルオロアルキル基である。特に好ましく
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、シクロヘキシル基、フェニル基等である。
【0027】Xは水酸基または加水分解性基であり、加
水分解性基としては、たとえばハロゲン原子、アルコキ
シ基、アシルオキシ基、アミド基、アミノ基、アミノオ
キシ基、ケトキシメート基、ヒドリド基である。これら
のうち炭素原子を有する加水分解性基の炭素数は6以
下、特には4以下が好ましい。好ましいXとしては炭素
数4以下の低級アルコキシ基、特にメトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基などが例示できる。aは1〜3の整
数であり、2または3が好ましい。
【0028】次に有機重合体(A)の製造方法について
説明する。本発明における有機重合体(A)は、下記
(イ)〜(ニ)に述べるような方法により水酸基含有ポ
リオキシアルキレン重合体(C)の末端に加水分解性ケ
イ素基を導入できる。そのような化合物は室温で液状で
あり、かつ、硬化体が比較的低温でも柔軟性を保持し、
シーリング材、接着剤などに利用する場合、好ましい特
性を備えている。
【0029】(イ)重合体(C)の末端不飽和基導入物
(D)と式(4)で表される水素化ケイ素化合物を反応
させる方法。 HSiXa1 3-a・・・(4) ただし、式(4)中R1 、X、aは前記に同じである。
【0030】重合体(C)の末端不飽和基導入物(D)
を得る方法としては、重合体(C)の末端水酸基OHを
OM(Mはアルカリ金属)とした後、塩化アリル等の不
飽和基含有ハロゲン化炭化水素と反応させる方法あるい
は不飽和基および水酸基と反応しうる官能基を有する化
合物を重合体(C)と反応させて、エステル結合、ウレ
タン結合、カーボネート結合などにより結合させる方法
がある。
【0031】さらに、重合体(C)の製造においてアル
キレンオキシドを重合する際に、アリルグリシジルエー
テルなどの不飽和基含有アルキレンオキシドを共重合さ
せることにより側鎖に不飽和基を導入する方法や開始剤
として末端不飽和基含有モノヒドロキシ化合物を用いる
ことによっても得られる。
【0032】(ロ)イソシアネート基と式(1)で表さ
れる加水分解性ケイ素基を有する化合物と重合体(C)
を反応させる方法。
【0033】(ハ)重合体(C)とトリレンジイソシア
ネートなどのポリイソシアネート化合物を反応させてイ
ソシアネート基末端とした後、該イソシアネート基に式
(5)で表されるケイ素化合物のW基を反応させる方
法。 R1 3-a−SiXa −R5 W・・・(5) ただし、式(5)中R1 、X、aは前記に同じ、R5
2価の有機基、Wは水酸基、カルボキシル基、メルカプ
ト基およびアミノ基(1級または2級)から選ばれた活
性水素含有基である。
【0034】(ニ)重合体(C)の末端不飽和基導入物
(D)の不飽和基と、Wがメルカプト基である式(5)
で表されるケイ素化合物のメルカプト基を反応させる方
法。
【0035】イオン性不純物の除去は上記(イ)〜
(ニ)の各方法において各ケイ素化合物を反応させる
前、等の適当な段階で行うことが好ましく、その総量を
50ppm以下とする。下記(ホ)または(ヘ)の方法
が好ましい。
【0036】(ホ)重合体(C)に含有されるイオン性
不純物を、重合体(C)に本質的に不溶な塩とした後、
該塩を重合体(C)より除去することにより重合体
(C)に含有されるイオン性不純物を50ppm以下と
した後、重合体(C)に加水分解性ケイ素基を導入し、
有機重合体(A)とする。
【0037】(ヘ)重合体(C)の末端不飽和基導入物
(D)に含有されるイオン性不純物を、末端不飽和基導
入物(D)に本質的に不溶な塩とした後、該塩を末端不
飽和基導入物(D)より除去することにより末端不飽和
基導入物(D)に含有されるイオン性不純物を50pp
m以下とした後、末端不飽和基導入物(D)と式(2)
で表される水素化ケイ素化合物と反応させ、有機重合体
(A)とする。
【0038】本発明における有機重合体(A)の分子量
は、原料である重合体(C)の水酸基価換算価分子量に
基づいて算出される。該分子量は5000〜30000
が好ましい。5000より低いと硬化体が硬く、かつ伸
びが低いものとなり、30000を超えると硬化体の柔
軟性および伸びは問題ないが、該重合体自体の粘度が著
しく高くなり、実用性が低くなる。特に8000〜30
000が好ましい。
【0039】本発明における高分子可塑剤(E)として
は、ポリオキシアルキレンエーテル、ポリエステル、ポ
リ−α−メチルスチレン、ポリスチレン、ポリブタジエ
ン、アルキド樹脂、ポリクロロプレンおよびブタジエン
−アクリロニトリル共重合体から選ばれる1種以上が好
ましい。分子量は1000以上であり、好ましくは10
00〜30000のものである。
【0040】高分子可塑剤(E)は有機重合体(A)と
の相溶性が良いものが好ましい。特に、高分子可塑剤
(E)がアルキレンオキシドを重合させて得られる分子
量1000〜30000のポリオキシアルキレンであっ
て、かつ加水分解性ケイ素基を有しない有機重合体が好
ましい。
【0041】このようなポリオキシアルキレンは、有機
重合体(A)と同様な方法で製造されることが好まし
い。特に好ましくは、水酸基含有ポリオキシアルキレン
またはその重合体から誘導される重合体である。末端水
酸基の80%以上を他の有機基に変換してなる重合体が
特に好ましい。
【0042】具体的には末端水酸基をエーテル結合、エ
ステル結合、ウレタン結合などの結合を介して、アルキ
ル基、アルケニル基などの炭化水素基で封止した重合体
が特に好ましい。もっとも好ましくはエーテル結合を介
してアリル基で封止した重合体である。
【0043】高分子可塑剤(E)の使用量は、有機重合
体(A)100重量部に対して1〜150重量部が好ま
しい。
【0044】本発明では有機重合体を硬化させるために
硬化触媒(F)が必須である。硬化触媒(F)を使用し
ない場合、加水分解性ケイ素基の架橋反応は有意な反応
速度が得られない。
【0045】硬化触媒(F)としては、加水分解性ケイ
素基の加水分解および縮合反応の触媒として公知の化合
物が使用できる。すなわち、アルキルチタン酸塩、有機
ケイ素チタン酸塩、オクチル酸錫およびジブチル錫ジラ
ウレート等のごときカルボン酸の金属塩;ジブチルアミ
ン−2−エチルヘキソエート等のごときアミン塩;なら
びに他の酸性触媒および塩基性触媒を使用しうる。
【0046】硬化触媒(F)の使用量は、有機重合体
(A)100重量部に対し、0.001〜10重量部が
好ましく、0.01〜5重量部が特に好ましい。
【0047】本発明の組成物は充填剤、補強剤、タレ止
め剤、密着剤などを含有してもよい。充填剤の使用量は
有機重合体(A)に対して0〜1000重量%、特に5
0〜250重量%が好ましい。充填剤の具体例としては
以下のものが挙げられる。これらの充填剤は単独で用い
てもよく、2種以上併用してもよい。
【0048】炭酸カルシウム、フュームシリカ、沈降性
シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸およびカーボンブラッ
ク、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレ
ー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、有機ベントナ
イト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、シラスバル
ーン、木粉、パルプ、木綿チップ、マイカ、くるみ穀
粉、もみ穀粉、グラファイト、アルミニウム微粉末、フ
リント粉末等の粉体状充填剤、石綿、ガラス繊維、ガラ
スフィラメント、炭素繊維、ケブラー繊維、ポリエチレ
ンファイバー等の繊維状充填剤。
【0049】顔料としては酸化鉄、酸化クロム、酸化チ
タン等の無機顔料およびフタロシアニンブルー、フタロ
シアニングリーン等の有機顔料;タレ止め剤としては有
機酸処理炭酸カルシウム、水添ひまし油、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸亜鉛、微粉末シリカ等;密着
剤としてはアミノシラン、エポキシシラン等が挙げられ
る。
【0050】また、本発明において分子量1000未満
の低分子可塑剤を併用できる。低分子可塑剤としては、
公知の可塑剤が使用でき、具体的にはフタル酸ジオクチ
ル、フタル酸ジブチル、フタル酸ブチル等のフタル酸エ
ステル類;アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソデシ
ル、セバシン酸ジブチル、オレイン酸ブチル等の脂肪族
カルボン酸エステル;ペンタエリスリトールエステルな
どのグリコールエステル類;リン酸トリオクチル、リン
酸トリクレジル等のリン酸エステル類;エポキシ化大豆
油、エポキシステアリン酸ベンジル等のエポキシ可塑
剤;塩素化パラフィン等が単独または2種以上の混合物
で使用できる。
【0051】本発明の組成物は、さらに公知の種々の添
加剤等を含むことができる。添加剤としては、フェノー
ル樹脂、エポキシ樹脂等の接着付与剤、各種の老化防止
剤、紫外線吸収剤等が使用できる。
【0052】本発明の室温硬化性組成物は、室温で湿分
存在下で硬化し、特に弾性シーラント用、接着剤用とし
て使用できる。
【0053】
【実施例】
(ポリマーの合成)分子量1000のグリセリン−プロ
ピレンオキシド付加物を開始剤として亜鉛ヘキサシアノ
コバルテートグライム錯体を触媒として水酸基価10.
0mgKOH/gのポリオキシプロピレントリオールを
得た。このものをアルカリ存在下にて塩化アリルと反応
させ末端水酸基をアリルオキシ基に変換し、金属イオン
等の不純物を含むポリマーを得た。
【0054】(ポリマーの精製ア)金属イオン等の不純
物を含むポリマー1kgに対し、末端10%にエチレン
オキシドをブロック重合させた分子量10000のポリ
オキシプロピレン5gと水50gおよび酸性ピロリン酸
ナトリウム10gを加え、90℃で1時間撹拌した。続
いて90℃、減圧下で水を留去した後、キョウワード6
00(合成マグネシアシリケート、協和化学製)を10
g加え、90℃で1時間減圧脱水してからヘキサン2リ
ットルを加えてポリマーを溶解し、濾紙を使用して不純
物を濾過して除去した。その後ヘキサンを減圧下で留去
して精製ポリマーA1を得た。
【0055】(ポリマーの精製イ)酸性ピロリン酸ナト
リウム1gを加えたこと以外は、(ポリマーの精製ア)
と全く同様にして、精製ポリマーA2を得た。
【0056】(ポリマーの製造例1)(ポリマーの精製
ア)によって得られたポリマーA1に塩化白金酸を触媒
としてメチルジメトキシシランを付加反応させ0.17
mmol/gの加水分解性ケイ素基を末端に有するポリ
マーP1を得た。このものに含まれるイオン性不純物の
含有量を表1に示す。
【0057】(ポリマーの製造例2)(ポリマーの精製
イ)によって得られたポリマーA2に塩化白金酸を触媒
としてメチルジメトキシシランを付加反応させ0.16
mmol/gの加水分解性ケイ素基を末端に有するポリ
マーP2を得た。このものに含まれるイオン性不純物の
含有量を表1に示す。
【0058】(高分子可塑剤の製造例1)KOH触媒を
用いて合成した分子量4000のグリセリン開始ポリオ
キシプロピレンをアルカリ存在下にて塩化アリルと反応
させ末端水酸基をアリルオキシ基に変換し、塩化ナトリ
ウムを不純物として含むポリマーを得た。このもの1k
gに対し、ヘキサン1kgを加えて均一に溶解させ、p
H3の希塩酸水溶液800gを加えて室温にて30分撹
拌後、2時間静置して相分離させた。
【0059】ヘキサン相を取り出し、キョウワード50
0(合成マグネシアシリケート、協和化学製)を30g
加え、110℃で2時間減圧脱水してから、濾紙を使用
して不溶物を加圧濾過して除去し、末端の96%がアリ
ル基にて封止されたポリオキシアルキレンを得た。この
ものを高分子可塑剤PL1として使用した。
【0060】(高分子可塑剤の製造例2)(ポリマーの
合成)の項で述べた方法と同様にして、分子量1000
のペンタエリスリトール−プロピレンオキシド付加物を
開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯
体を触媒として水酸基価37.1mgKOH/gのポリ
オキシプロピレンを得た。このものをアルカリ存在下に
て塩化アリルと反応させ末端水酸基をアリルオキシ基に
変換し、金属イオン等の不純物を含むポリマーを得た。
【0061】このものを(ポリマーの精製ア)と同様に
して金属イオン等の不純物を含むポリマー1kgに対
し、末端10%にエチレンオキシドをブロック重合させ
た分子量10000のポリオキシプロピレン5gと水5
0gおよび酸性ピロリン酸ナトリウム10gを加え、9
0℃で1時間撹拌した。
【0062】続いて90℃、減圧下で水を留去した後、
キョウワード600(合成マグネシアシリケート、協和
化学製)を10g加え、90℃で1時間減圧脱水してか
らヘキサン2リットルを加えてポリマーを溶解し、濾紙
を使用して不純物を濾過して除去した。その後ヘキサン
を減圧下で留去して末端の93%がアリル化されたポリ
オキシアルキレンを得た。このものを高分子可塑剤PL
2として使用した。
【0063】(実施例および比較例)有機重合体P1ま
たはP2の100重量部に対し、膠質炭酸カルシウム1
20重量部、重質炭酸カルシウム20重量部、高分子可
塑剤PL1またはPL2を55重量部、フタル酸ジオク
チル5重量部、水添ヒマシ油3重量部、酸化チタン5重
量部およびフェノール系酸化防止剤1重量部を添加し3
本ペイントロールを用いて混練し、組成物を得た。この
組成物の粘度をB8R型粘度計(20℃、6号ロータ
ー)にて10rpmと2.5rpmにて測定し、チキソ
性比(10rpmにおける数値/2.5rpmにおける
数値の比)を調べた。
【0064】さらにこの組成物に対し、ジオクチル酸ス
ズ3重量部、ラウリルアミン0.5重量部、フタル酸ジ
オクチル6.5重量部および重質炭酸カルシウム20重
量部をあらかじめ混合して三本ペイントロールを用いて
混練したものを硬化剤として加え、20℃、65%湿度
での粘度の経時変化をB8R型粘度計(6号ローター)
にて5rpmで測定し、粘度が80万cPに至るまでの
時間を可使時間とした。さらに得られた組成物を密封し
て60℃のギアオーブン中に2週間保存した後(貯蔵安
定性試験)、同様にしてチキソ性を調べた。また上記と
同様の硬化剤を加え、可使時間を調べた。これらの結果
を表2に示す。
【0065】表2の実施例1、2に示すとおり、低イオ
ン性不純物のP1と高分子可塑剤の組合せにおいては、
初期の粘度、チキソ性および可使時間が60℃、2週間
の貯蔵安定性試験後もほぼ一定に保持されているのに対
し、比較例1、2に示す、イオン性不純物を含有するP
2を用いた同様の組合せからなる組成物は貯蔵安定性試
験後の粘度上昇、チキソ性の低下が著しく可使時間も低
下する。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【発明の効果】貯蔵安定性に優れる硬化性組成物が得ら
れる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の有機重合体(A)、分子量1000
    以上の高分子可塑剤(E)および硬化触媒(F)を含有
    する硬化性組成物。 (有機重合体)複合金属シアン化物錯体(B)を触媒と
    して開始剤にアルキレンオキシドを重合させて得られる
    水酸基含有ポリオキシアルキレン重合体(C)から誘導
    され、式(1)で表される加水分解性ケイ素基を有し、
    かつイオン性不純物の総量が50ppm以下である有機
    重合体(A)。 −R−SiXa1 3-a・・・(1) 式(1)中、Rは2価の有機基、R1 は炭素数1〜20
    の置換または非置換の1価の炭化水素基、Xは水酸基ま
    たは加水分解性基、aは1〜3の整数である。
  2. 【請求項2】高分子可塑剤(E)がアルキレンオキシド
    を重合させて得られる分子量1000〜30000のポ
    リオキシアルキレン重合体であって、かつ加水分解性ケ
    イ素基を有しない有機重合体である請求項1の硬化性組
    成物。
  3. 【請求項3】イオン性不純物が、(a)複合金属シアン
    化物錯体(B)に起因する金属化合物、および/また
    は、(b)アルカリ金属化合物、を含むイオン性不純物
    である、請求項1または2の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】有機重合体(A)が、重合体(C)に含有
    されるイオン性不純物を、重合体(C)に本質的に不溶
    な塩とした後、該塩を重合体(C)より除去することに
    より重合体(C)に含有されるイオン性不純物を50p
    pm以下とした後、重合体(C)に加水分解性ケイ素基
    を導入して得られる有機重合体である、請求項1、2ま
    たは3の硬化性組成物。
  5. 【請求項5】有機重合体(A)が、重合体(C)の末端
    不飽和基導入物(D)に含有されるイオン性不純物を、
    末端不飽和基導入物(D)に本質的に不溶な塩とした
    後、該塩を末端不飽和基導入物(D)より除去すること
    により末端不飽和基導入物(D)に含有されるイオン性
    不純物を50ppm以下とした後、末端不飽和基導入物
    (D)と式(4)で表される水素化ケイ素化合物と反応
    させることにより得られる有機重合体である、請求項
    1、2または3の硬化性組成物。 HSiXa1 3-a・・・(4) 式(4)中、R1 は炭素数1〜20の置換または非置換
    の1価の炭化水素基、Xは水酸基または加水分解性基、
    aは1〜3の整数である。
  6. 【請求項6】重合体(C)の水酸基価換算分子量が50
    00〜30000である、請求項1、2、3、4または
    5の硬化性組成物。
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