JPH09191941A

JPH09191941A - 折り畳みテーブル

Info

Publication number: JPH09191941A
Application number: JP688096A
Authority: JP
Inventors: Nobuaki Nasu; 信昭那須
Original assignee: Okamura Corp
Current assignee: Okamura Corp
Priority date: 1996-01-18
Filing date: 1996-01-18
Publication date: 1997-07-29

Abstract

(57)【要約】【課題】折り畳みテーブルにおいて、天板の回動時
に、脚柱と天板の間に手先や衣類等を挾まないように、
また常時、突出する部材に、衣類等が引っ掛からないよ
うにする。【解決手段】天板１に設けたブラケット２に脚杆４の
上端部を枢着し、かつブラケット２の前部に、後端に係
止溝１５を有し、かつ前端に押ボタン１６を有するロッ
クレバー１４を枢支し、脚杆４の上端部に、天板１が水
平時と垂直時に係止溝１５が係合する第１、第２係止ピ
ン１１、１２を突設し、さらに、前記ブラケット２に、
その外側面と前下面を覆うとともに、前下面に、押しボ
タン１６が嵌合しうる窓孔１９を有するカバー１８を、
着脱自在に係着する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、左右１対の脚杆の
上端に天板を枢支して、天板を、使用時には水平に、ま
た不使用時には垂直に回動して固定しうるようにし、し
かも、外観が良好で、容易かつ安全に操作しうる折り畳
みテーブルに関する。

【０００２】

【従来の技術】左右１対の脚杆の上端に天板を枢支し、
天板を、使用時には水平、また不使用時には垂直に固定
する折り畳みテーブルとしては、各種のものが公知であ
る。実公平１−１６４１９号公報には、天板を折り畳ん
だ状態でもがたつくことがなく、かつ１回の操作で、天
板を脚杆に確実に固定しうる係止装置が開示されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の考案
では、天板の水平状態と垂直状態において、脚杆の上部
に設けた係止部に係止して天板を固定する係止片が、ブ
ラケットの垂下片より突出しており、天板が垂直状態の
時には、脚杆の上面が露出しているため、天板を回動さ
せる時、係止部と係止片との間や脚杆と天板との間に、
天板操作者や近くにいる人の手や衣服を挾むおそれがあ
る。

【０００４】また、左右両垂下片間に係止片等の部材が
露出して見えるため、外観、特に天板を垂直とした時の
外観が損われている。

【０００５】さらに、係止部と係止片の係合を解除する
ための操作ハンドルが、ブラケットより外側方に突出し
ているため、これに、近くの人の衣服が引っ掛かるおそ
れがある。

【０００６】本発明は、天板の回動操作時に、係止部や
係止片との間や、脚杆と天板との間に、天板操作者や近
くの人が手先や衣服を挾むことのないようにし、また操
作ハンドルに衣服等が引っ掛かることがないようにし
た、安全で、しかも外観の良好な折り畳みテーブルを提
供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、天板の下面両側部に、前後方向を向く下向Ｕ字溝
状のブラケットを設け、各ブラケットの両垂下片の間に
脚杆の上端部を嵌入するとともに、これを、左右方向を
向く支軸をもって枢着し、脚杆の上端部側面要所に上下
１対の係止ピンを突設し、各ブラケットの両垂下片の前
部間に、前後方向を向き、かつ後端に係止溝を有するロ
ックレバーの中央部を枢着して、ばねにより、天板の水
平時と垂直時に、係止溝がいずれかの係止ピンに係合す
るように付勢し、さらにブラケットの少なくとも外側の
垂下片と前下面の開口部を覆うとともに、前部に上記レ
バーの前端が露出する窓孔を有するカバーを、ブラケッ
トに着脱自在に係止することにより解決される。

【０００８】

【発明の実施の形態】図面は、本発明の折り畳みテーブ
ルを示す。テーブルの天板(１)の下面両側部には、前後
方向を向く下向Ｕ字溝状のブラケト(２)が固着されてい
る。各ブラケット(２)の両垂下片(2a)には、前後方向を
向く左右１対の水平脚(３)の後部に立設した、やや前上
方に傾斜する脚杆(４)の上部が嵌入し、左右方向を向く
支軸(５)により枢支されている。

【０００９】天板(１)の下面における両ブラケット(２)
の後方に垂設した、Ｌ字形に屈曲して後方を向く枢支板
(６)の後端には、垂直をなす幕板(７)の上端が枢支され
ている。幕板(７)の下端は、リンク杆(８)により、脚杆
(４)の中段に連係されている。

【００１０】両脚杆(４)の上部における両ブラケット
(２)の直下には、棚板(９)の両端が枢支され、その両端
後部は、上記枢支板(６)の屈曲部に、リンク板(10)をも
って連係されている。

【００１１】脚杆(４)の内側面における支軸(５)の下方
と前方には、それぞれ、第１係止ピン(11)と第２係止ピ
ン(12)が突設されている。

【００１２】両ブラケット(２)の内側の垂下片(2a)の内
側における第２係止ピン(12)の前方に突設した枢支ピン
(13)には、前後方向を向くヘ字形のロックレバー(14)の
中央部が枢支されている。ロックレバー(14)の後端上面
には係止溝(15)が切設され、同じく前端下面には押ボタ
ン(16)が設けられている。

【００１３】ロックレバー(14)は、枢支ピン(13)に巻装
した捩りばね(17)により、押ボタン(16)が下方に向かう
方向に付勢され、天板(１)の使用時には、係止溝(15)が
第１係止ピン(11)に係合して、天板(１)を水平に固定し
ている。

【００１４】ブラケット(２)には、その外側面と前面開
口部を覆うカバー(18)が着脱自在に係着されている。カ
バー(18)の水平片(18a)の前部には窓孔(19)が切設さ
れ、これにより、ロックレバー(14)の押ボタン(16)が突
出している。

【００１５】上述の折り畳みテーブルにおいて、不使用
時には、押ボタン(16)を手指で押し上げれば、ロックレ
バー(14)はばね(17)に抗して若干回動し、係止溝(15)は
第１係止ピン(11)より離脱して、天板(１)は回動自在と
なる

【００１６】従って、天板(１)を矢印方向に押し上げた
後、手指で押ボタン(16)より離して、天板(１)を連続し
て、図２に示すように脚杆(４)と平行となるまで押し上
げれば、係止溝(15)は、第２係止ピン(12)に、ばね(17)
の付勢により自動的に係合して、天板(１)は固定され
る。

【００１７】同時に幕板(７)は、リンク杆(８)の作用に
より、また棚板(９)は、リンク板(10)の作用により回動
して、天板(１)と平行となって停止する。

【００１８】カバー(18)も、ブラケット(２)とともに回
動して、脚杆(４)の上端や、ブラケット(２)の前下面開
口部より露出する各部材を、体裁よく覆う。

【００１９】折り畳みテーブルは、上述同様押ボタン(1
6)を操作することにより、天板(１)を水平として、固定
することができる。

【００２０】

【発明の効果】本発明の折り畳みテーブルは、天板を回
動させる時カバーがブラケットとともに回動して、常時
ブラケット内の諸部材と脚杆の上端を覆っているので、
天板を回動させる時、脚杆と天板の間に天板操作者や近
くの人の手や衣服を挾む恐れがなく、また突出部材に衣
服が引っ掛かる恐れもなく、しかも外観が良好である。

【図面の簡単な説明】

【図１】折り畳みテーブルの使用時の側面図である。

【図２】同じく不使用時の側面図である。

【図３】同じく正面図である。

【図４】ブラケットの正面図である。

【図５】同じく平面図である。

【図６】同じく外側面図である。

【図７】カバーの正面図である。

【図８】同じく平面図である。

【図９】同じく外側面図である。

【符号の説明】

(１)天板 (２)ブラケット (2a)垂下片 (３)水平脚 (４)脚杆 (５)支軸 (６)枢支板 (７)幕板 (８)リンク杆 (９)棚板 (11)第１係止ピン (12)第２係止ピン (13)枢支ピン (14)ロックレバー (15)係止溝 (16)押ボタン (17)捩りばね (18)カバー (18a)水平片 (19)窓孔

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】天板の下面両側部に、前後方向を向く下
向Ｕ字溝状のブラケットを設け、各ブラケットの両垂下
片の間に脚杆の上端部を嵌入するとともに、これを、左
右方向を向く支軸をもって枢着し、脚杆の上端部側面要
所に上下１対の係止ピンを突設し、各ブラケットの両垂
下片の前部間に、前後方向を向き、かつ後端に係止溝を
有するロックレバーの中央部を枢着して、ばねにより、
天板の水平時と垂直時に、係止溝がいずれかの係止ピン
に係合するように付勢し、さらにブラケットの少なくと
も外側の垂下片と前下面の開口部を覆うとともに、前部
に上記レバーの前端が露出する窓孔を有するカバーを、
ブラケットに着脱自在に係止した折り畳みテーブル。