JPH091914A - 紙胴の製造方法、紙胴の支持手段 - Google Patents

紙胴の製造方法、紙胴の支持手段

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JPH091914A
JPH091914A JP15496995A JP15496995A JPH091914A JP H091914 A JPH091914 A JP H091914A JP 15496995 A JP15496995 A JP 15496995A JP 15496995 A JP15496995 A JP 15496995A JP H091914 A JPH091914 A JP H091914A
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paper
cylinder
sheet
paper cylinder
core
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JP15496995A
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English (en)
Inventor
Eiji Okawa
英治 大川
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給紙手段によって1枚ずつ搬送された印刷用紙
をくわえるとともに版胴に押圧され自身の中心軸線周り
に回転可能な前記版胴と同径の筒状の紙胴について、軽
量化をはかることのできる紙胴を提供すること。 【構成】合成樹脂のシートを筒状に熱変形して胴部材
(50)を作り、この胴部材の周囲にゴム層(52)を
形成して製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置における
紙胴の製造方法、紙胴の支持手段に関する。
【0002】
【従来の技術】この孔版印刷装置は、外周に製版済みマ
スタを装着されて自身が中心軸線周りに回転する円筒状
の版胴と、プレスローラの押圧手段と、給紙装置と、排
紙装置を有する。プレスローラは、自身の中心軸線の周
りに版胴に連れ回りされるローラである。押圧手段はプ
レスローラを含む構成を有し、印刷用紙を押圧するため
に、プレスローラを版胴に対して接離可能とする。
【0003】給紙装置は、版胴と押圧手段との間に向け
て印刷用紙を一定のタイミングで1枚ずつ搬送する。排
紙装置は印刷済みの用紙を版胴から剥離して排紙トレイ
に積載すべく搬送する。
【0004】押圧手段として使用されているプレスロー
ラとして、特開平4−185377号に開示されている
ものがある。簡単に説明する。図15、図16におい
て、プレスローラ4は、中実軸42の外周にゴム43の
層を形成している。中実軸42は両端に玉軸受41が圧
入され、この玉軸受41はアーム44に取付られてい
る。アーム44は支軸45を支点に揺動可能で、印刷に
際してはマスタ2および用紙3を介して版胴1に押圧さ
れる。符号12はマスタクランパ、符号13はインキロ
ーラをそれぞれ示す。ゴム層の形成部の外径dは16〜
20mmである。ゴム43の層を構成するのはニトリル
ゴムやクロロプレンゴムまたは、シリコンゴムであり、
このゴム層の外径Dは25〜40mmになるように外周
研磨加工されている。ゴム層部の軸方向長さは、300
〜330mmである。
【0005】このプレスローラ4(D=30mm)の重
量を測定したところ、約730gもあり、この重量が7
30gのプレスローラが最高速度時には約760rpm
で回転しながら、0.5秒に1回ずつ、版胴に向けて、
衝突動作を繰り返している。
【0006】かかる技術では、プレスローラ4が重いた
め、以下の問題がある。 非常に重量があり、そのイナーシャが大のため、印刷
開始時にプレスローラ4を回転させると、プレスローラ
がブレーキ力となって作用し、印刷用紙への画像位置が
ずれる。
【0007】版胴外周に巻かれたマスタが後方に引っ
張られて、マスタの先端を保持するクランパから少しず
つ抜けてずれる。また、マスタの耐久性も問題となる。 プレスローラ4はクランパとの衝突を回避するために
版胴表面から離れて、クランパを回避した後、再度、版
胴に衝突する。このとき、プレスローラが重いと、版胴
に衝突したときのエネルギーが大になるので、大きな衝
突音が発生してしまう。
【0008】プレスローラの版胴への衝突時にプレス
ローラが跳ね返ってバウンドしてしまい、印刷用紙の画
像先端部に画像抜けが発生してしまう。
【0009】高速印刷では、押圧手段を高速に揺動さ
せる必要があるが、プレスローラが重いと、押圧手段を
構成する印圧用のスプリングの弾性に抗して揺動させる
ときのの所要エネルギーが大になり、これが駆動モータ
のトルクを大にさせる要因となる。
【0010】最近では、プレスローラ4の外径を版胴の
外径と同一の径、例えば、直径170〜220mmにし
た孔版印刷機が市販されている。
【0011】孔版印刷機において、その印刷物の画像濃
度は、印刷速度が高速であるほど薄く、低速であるほ
ど、濃くなるという現象があって、従来の孔版印刷機の
大きな問題の一つとなっていた。
【0012】しかし、プレスローラ4の外径Dを大にす
ると、図17に示すように、その速度の違いによる画像
濃度のばらつき(差)が非常に小さくなることが、本願
発明者等の種々の実験により明確になった。特に、D=
70mmにしたものは、D=30mmとしたものや、D
=50mmとしているものに比べて、画像濃度のばらつ
きが非常に小さいという結果を得て、高速印刷時の画像
濃度の向上に大きな効果がみられ、プレスローラ4のゴ
ム層部の外径Dを70mm以上とすることが望ましいこ
とがわかった。
【0013】一方、従来の孔版印刷機の用紙の搬送方法
は、一対のゴムローラの回転によって搬送されるだけ
で、用紙先端が自由になっているので、レジスト精度に
問題がある。
【0014】これに関連して、以下、簡単に従来の孔版
印刷機の給紙機構および用紙の搬送方法について説明す
る。図21に示すように、図示されない側板に回転自在
に支持された給紙ローラ32と呼出しローラ30とがあ
り、無端ベルト37により連結されている。
【0015】給紙ローラ32の下方には、用紙の重送を
防止する分離ローラ34が圧接している。さらに、用紙
搬送方向前方には側板に回転自在に支持された一対のフ
ィードローラ33と、用紙3をフィードローラニップ部
に案内する一対のガイド板38が設けられている。
【0016】給紙ローラ32は、印刷ドラム装置と同期
して回転する図示しないカムと、このカムに係合するカ
ムフォロワを有する扇形ギヤ、ワンウェイクラッチが組
み込まれた給紙ローラギヤにより、時計回りの向きに回
転される。フィードローラ33も同様に、印刷ドラム装
置と同期して回転する図示しないカムと、このカムに係
合するカムフォロワを有する扇形ギヤ、ワンウェイクラ
ッチが組み込まれたフィードローラギヤにより、フィー
ドローラ下方側が反時計回りの向きに回転される。フィ
ードローラの用紙送り速度は、印刷ドラム装置の周速度
と同じに設定されている。
【0017】用紙3の搬送手順について説明する。給紙
ローラ32、呼出しローラ30の回転により給紙された
用紙3は、給紙ローラ32と分離ローラ34部分で重送
が防止され、最上位の1枚だけがフィードローラ33に
送られる。図18に示すように、この用紙3の先端がフ
ィードローラ33間のニップ部に衝突する。
【0018】この状態よりさらに用紙3に送りがかけら
れると、図19に示すように上方に所定量のわん曲たる
み39が形成される。この時点で、給紙ローラ32と呼
出しローラ30は停止する。その後、カムにより所定タ
イミングでフィードローラ33が回転すると、図20に
示すように用紙3のわん曲たるみは消滅する。ワンウェ
イクラッチが組み込まれて用紙搬送方向に回転可能な給
紙ローラ32と呼出しローラ30も、フィードローラ3
3による用紙3の送りにより従動回転させられ、用紙は
プレスローラ4に送られる。
【0019】図21に示すように、フィードローラ33
によって、用紙3がプレスローラ33と版胴1との間に
送られると同時に、プレスローラ4は印刷ドラム装置の
外周面に押圧される。
【0020】このように、図20に示す状態から図21
に示す状態に移行し、用紙3が搬送される際、給紙ロー
ラ32にはワンウェイクラッチが組み込まれ従動回転し
ているとはいえ、用紙3への負担となるし、分離ローラ
34は回転しないので、これも用紙3への負担となる。
【0021】この結果、用紙3の先端が自由なのでフィ
ードローラ33の部分ですべり、用紙送り方向での位置
精度、いわゆるレジスト位置がばらついてしまうことと
なるのである。
【0022】しかし、プレスローラ4の外径Dを版胴1
の外径と同一の径にし、この大径のプレスローラを紙胴
と称し、図22に符号20で示すものとすると、版胴1
が1回転したとき紙胴20も1回転するので、用紙3の
先端を保持できる用紙くわえ爪21をプレスローラ20
上に設けることが可能となる。これにより、用紙3のす
べりのばらつきを小さくすることができた。
【0023】また、図22に示すように、用紙先端をく
わえ爪21に保持させて(イ)、(ロ)、(ハ)の各回
動態位を経て回動させると、(ハ)の位置でくわえ爪2
1は開き、用紙3が排出されるために、用紙3がインキ
の粘性で版胴1に巻き上がらないという利点もある。こ
の利点により、最近ではプレスローラ4の外径を版胴の
外径と同一の、170〜220mmにした紙胴式の孔版
印刷装置が市販されるようになっている。このような版
胴と同じ径のプレスローラを紙胴と称する。
【0024】図23(a)に示すように、中空軸23
は、外径15〜20mm、肉厚3〜5mmで、中央部に
版胴1の外径と同じ外径の版胴20を固定し、その両端
に圧入された玉軸受41を介して揺動カム56に回転自
在に支持されている。
【0025】この紙胴20は版胴1上にあるマスタクラ
ンパが衝突しないように図23(b)に示すように円周
の一部を欠いた形状で、その外径D1が170〜220
mmのアルミニウムの押出し材を使用している。また、
この紙胴20は、胴肉厚tが4〜5mm、リブ22の肉
厚tが4〜5mm、全長が300〜330mmある。
【0026】このような寸法、材質の版胴20の重量を
測定したところ、約4200gもあり、この重量の紙胴
20が最高速度時には約120rpmの速度で回転しな
がら、0.5秒に1回ずつ、版胴1に向けて衝突動作を
繰り返すこととなる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このように紙胴式の孔
版印刷装置では、レジスト位置のばらつきは解消するも
のの、紙胴20が重いため、上記の〜の問題がその
まま適合してしまう。
【0028】本発明は、これら〜の問題、つまり、
印刷用紙への画像位置ずれ、マスタの耐久性低下、
衝突音の発生、印刷用紙の画像先端部での画像抜
け、駆動モータのトルク増大、などの問題を解消する
ことのできる紙胴の製造方法、紙胴の支持手段を提供す
ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、 (1)外周に製版済みマスタを装着した状態で自身の中
心軸線周りに回転する円筒状の版胴と、給紙手段によっ
て1枚ずつ搬送された印刷用紙を前記版胴に押圧シ、自
身の中心軸線周りに回転可能な前記版胴と同径の筒状の
紙胴を有する孔版印刷装置に使用する前記紙胴を、中子
に、繊維強化をした合成樹脂のシートを巻装した上で筒
状に熱変形して胴部材を作り、この胴部材の周囲に形成
したゴム層を形成して紙胴を製造することとした(請求
項1)。
【0030】(2)(1)記載の紙胴の製造方法におい
て、筒状の胴部材の内径部に合成樹脂製のリング状部材
を嵌合させ、このリング状部材と前記胴部材とを接着材
により一体的に形成して紙胴を製造することとした(請
求項2)。
【0031】(3)外周に製版済みマスタを装着した状
態で自身の中心軸線周りに回転する円筒状の版胴と、給
紙手段によって1枚ずつ搬送された印刷用紙を前記版胴
に押圧し、自身の中心軸線周りに回転可能な前記版胴と
同径の筒状の紙胴を有する孔版印刷装置に使用する前記
紙胴の製造方法として、中子に合成樹脂のシートを巻着
した上で、これらの中子およびシートを筒状の外型に挿
入してこの状態で加熱し、中子と外型とは線膨張係数の
違う材質のため前記シートを介して前記外型の内径部に
前記中子を押し付け、前記シートを前記外型の内径部お
よび前記中子の外径部にそれぞれ倣う形状に熱整形させ
た後、前記シートを前記外型および前記中子から取り外
してできた中間体を使用して紙胴を製造することとした
(請求項3)。
【0032】(4)外周に製版済みマスタを装着した状
態で自身の中心軸線周りに回転する円筒状の版胴と、給
紙手段によって1枚ずつ搬送された印刷用紙を前記版胴
に押圧し、自身の中心軸線周りに回転可能な前記版胴と
同径の筒状の紙胴を有する孔版印刷装置に使用する前記
紙胴の製造方法であって、中子に合成樹脂のシートを巻
着した上で、これらの中子およびシートを筒状の外型に
挿入してこの状態で加熱し、中子と外型とは線膨張係数
の違う材質のため前記シートを介して前記外型の内径部
に前記中子を押し付け、前記シートを前記外型の内径部
および前記中子の外径部にそれぞれ倣う形状に熱整形さ
せた後、前記シートを前記外型および前記中子から取り
外して筒状の中間体を製造し、この筒状の中間体の周面
の一部をエッジ部が形成されるように切除して溝状開口
部を有する略C字形状のわん曲部材を形成し、この溝状
開口部を前記わん曲部材の内側から塞ぐように矩形のく
わえ爪取付板を嵌合させるとともに、前記わん曲部材の
軸方向両端部の各内径部に嵌合させて合成樹脂製のリン
グ状部材を配した後、これら各部材の接触部に接着材を
介在させた上で、これらわん曲部材、くわえ爪取付板、
リング状部材からなる組立体を前記外型に入れ、前記わ
ん曲部材の外形部分を前記外型の内径部に密着させて、
これらわん曲部材、くわえ爪取付板、リング状部材を相
互に接着した後、前記外型から取り外したものを用いて
紙胴を製造することとした(請求項4)。
【0033】(5)(2)記載の紙胴または(4)記載
の紙胴の製造方法により製造された紙胴の支持手段であ
って、前記紙胴の軸方向の両端部に設けられたリング状
部材の内径部にその外径が嵌合する形に軸受を配し、前
記紙胴を版胴に接離させるべく揺動可能なアーム部材に
固定した軸の他端側をそれぞれ前記リング状部材に設け
た軸受に回転自在に支持させることにより前記アーム部
材に前記紙胴を支持させた(請求項5)。
【0034】
【作用】紙胴の構成部材が軽量化される。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明する。 (1)孔版印刷装置の全体概略 図2に紙胴の押圧手段とともに、孔版印刷装置の全体概
略図を示す。図2において、版胴1は多孔構造の円筒体
を有し、この円筒体の外周にメッシュスクリーンを巻着
して構成されている。この版胴1の外周部には、版胴1
の軸線と平行に回転自在なマスタクランパ12が設けら
れている。このマスタクランパ12は図示されない開閉
装置により駆動力を伝達されて、所定位置にて開閉され
る。マスタクランパ12には、マスタ2の一端が挾持さ
れ、他端側が版胴1の外周面に巻着されている。
【0036】マスタ2は、図2における版胴1の右側に
ある製版書き込み装置6の中にある図示しないサーマル
ヘッドにより原稿の情報を基に穿孔された後、版胴1に
向けて送り出され、版胴1に巻着される。また、図2に
おける版胴1の左側には排版装置7があり、すでに版胴
1に巻着されている使用済みマスタを剥離し、格納す
る。
【0037】版胴1は図示しない駆動装置により時計回
りの向きに回転する。版胴1の内部には、該版胴1と同
方向に同期して回転するインキローラ13と、このイン
キローラ13の外周面と僅かに隙間を設けて配置された
ドクターローラ15により、インキ溜り16のインキを
14をインキローラ13の外周面に供給する。
【0038】インキ14は軸パイプ11の穴より楔状空
間のインキ溜り16に供給される。さらに、インキロー
ラ13の外周面に供給されたインキは、版胴1内周面と
インキローラ13外周面との間に僅かな隙間があるの
で、版胴内周面に供給される。
【0039】版胴1の下方には、インキローラ13に対
向する紙胴20−1の軸23が、支点軸24を中心に回
転自在なアーム25に支持されており、該アーム25の
揺動に応じて版胴1に対して接離自在である。紙胴20
−1は版胴1との押圧位置が回転毎に同じになるように
無端ベルトで連結されていて、図2で反時計回りの向き
に回転するようになっている。
【0040】紙胴20−1は、版胴1上のマスタクラン
パ12との衝突を避けるために、当該紙胴20−1の外
周の一部切り落した如き形状とし、つまり、外形より内
側に平坦部を設けて、所謂D型形状をしている。この平
坦部には、用紙3の先端を紙胴20−1に保持するくわ
え爪21が回転自在に設けてある。
【0041】くわえ爪21は、図示されないカムにより
所定のタイミングで開き、用紙3をくわえた後、閉じて
紙胴20−1に用紙3を保持し、排紙爪29の位置に至
ると再び開き、用紙3を解放して該用紙3を排紙搬送装
置35に送り出す。
【0042】また、紙胴20−1は用紙3の搬送ミス時
の対処として、また、製版時に版胴1に対して紙胴20
−1が押圧されないように、版胴1と同期して回転する
カム(図示なし)を設け、このカムにより、所定のタイ
ミングで版胴1より紙胴20−1を離すようにしてい
る。そして、搬送ミスがない場合には、再び、用紙3を
保持した紙胴20−1が印圧スプリング26により版胴
20−1が版胴1の外周面に押圧されることとなる。搬
送ミスが発生した場合には、紙胴20−1は圧胴1に押
圧されず、図示しない印圧解除装置により圧解除され
る。
【0043】版胴1の左下方には、印刷後(インキ塗布
後)の用紙3を紙胴20−1から剥離するための排紙爪
29と、剥離した用紙3を搬送する排紙搬送装置35
と、排紙搬送装置35により搬送された用紙3を蓄えて
おく排紙台36がある。
【0044】図2において、版胴1の右下方には、多数
の用紙3を積載することのできるエレベータ方式の給紙
台31と、紙胴20−1に用紙3を給送する給紙装置が
設けられている。この給紙台31は図示されない駆動装
置により、積載された用紙3の最上位が、常に呼出しロ
ーラ30に適切な範囲(用紙3が搬送可能な範囲)の押
圧力で接触する状態を保持しつつ、昇降する。
【0045】給紙装置は、回転自在に支持された給紙ロ
ーラ32と、呼出しローラ30を有し、これらのローラ
は無端ベルトにより連結されている。給紙ローラ32の
下方には、用紙の重送送りを防止する分離ローラ34が
圧接している。さらに、用紙搬送方向前方には、回転自
在に支持された一対のフィードローラ33と、用紙3を
フィードローラニップ部に案内する一対のガイド板38
が設けられている。
【0046】給紙ローラ32は、版胴1と同期して回転
する図示しないカムと、このカムに係合するカムフォロ
ワを有する扇形ギヤ、ワンウェイクラッチが組み込まれ
た給紙ローラギヤにより、時計回りの向きに回転され
る。
【0047】フィードローラ33も同様に、版胴1と同
期して回転する図示しないカムと、このカムに係合する
カムフォロワを有する扇形ギヤ、ワンウエイクラッチが
組み込まれたフィードローラギヤなどにより、フィード
ローラ下方側が反時計回りの向きに回転される。フィー
ドローラ33の用紙送り速度は、印刷ドラム装置の周速
と同じに設定されている。
【0048】(2)用紙の搬送手順 図2において、給紙ローラ32、呼出しローラ30の回
転により給紙された用紙3は、給紙ローラ32と分離ロ
ーラ34部分で重送が防止され、最上位の1枚だけがフ
ィードローラ33に送られる。この用紙3の先端がフィ
ードローラ33間のニップ部に衝突し、さらに搬送させ
ると、図22に示すように上方に所定量のわん曲たるみ
が形成される。このわん曲たるみが形成された時点で、
給紙ローラ32と呼出しローラ30は回転を停止する。
【0049】その後、カムにより所定のタイミングでフ
ィードローラ33が回転し、用紙3のわん曲たるみが消
滅し、ワンウェイクラッチが組み込まれて用紙搬送方向
に回転可能な給紙ローラ32と呼出しローラ30も、用
紙3の搬送によって従動回転させられつつ、用紙3は紙
胴20−1に向けて搬送される。このタイミングに合わ
せ、紙胴20−1中のくわえ爪21は開き、用紙3をく
わえた後、くわえ爪21は閉じ、版胴20−1に用紙3
が保持されたまま、紙胴20−1は回転し、版胴1と紙
胴20−1とのニップ部に用紙3が送り込まれる。
【0050】図2において、版胴1と紙胴20−1との
ニップ部は、緊縮性の印圧スプリング26の力により加
圧されており、用紙3は版胴1の外周面に押圧される。
この押圧の際に、インキローラ13により、版胴1の外
周面に取り付けられているマスタ2の穿孔部を通過して
きたインキが転写され、印刷が行われる。
【0051】インキが転写された用紙3は、さらに紙胴
20−1が回転することにより、排紙爪29の手前でく
わえ爪21が開き、排紙爪29により剥離され、排紙搬
送装置35によって排紙台36に搬送され、排紙台36
上に積載され、印刷を終了する。
【0052】(3)第1実施例 (a)紙胴の構造 本例は主として、請求項1記載の発明に対応する。図1
に紙胴20−1の構造を示す。図3に紙胴20−1の支
持構造を示す。図4に図3の右側の側面図を示す。これ
らの図において、紙胴20−1はD型形状をした胴部材
としての支持チューブ50と、この支持チューブ50の
両側開放端を塞ぐようにして設けた円板状部材であって
中心部に軸23貫通用の穴が開いているため、以下、リ
ング状部材と称される部材51、51’と、支持チュー
ブ50の外周をさらに覆うようにして設けたゴムシート
52とを有する。かかる構造では、従来のアルミニウム
押出し加工による紙胴20と比べ、リブがないので、大
変軽量である。
【0053】支持チューブ50は、カーボン繊維強化樹
脂シートまたはガラス繊維強化樹脂シートをチューブ状
に成形したものから作られている。カーボン繊維強化樹
脂シートまたはガラス繊維強化樹脂シートは、一方向配
列の炭素繊維(カーボンファイバー)またはガラス繊維
(ガラスファイバー)をエポキシ系樹脂等で厚さ0.0
3〜0.5mm(通常は0.1〜0.2mm)程度のシ
ート状に成形したもので、市販商品を使用する場合は、
商品名:プリプレグシートFORCA(東燃(株)製)
を用いることができる。
【0054】このシートの機械的性質は、弾性率が13
0GPa(アルミニウムの約2倍)、比重が約1.5
(アルミニウムの約1/2)、曲げ強度150MPaに
もなり、重量比強度がアルミニウムと比較して非常に大
であるため、支持チューブ50は非常に軽量ながら、高
強度である。
【0055】支持チューブ50はその軸方向から見た形
状がD型のパイプであり、このD型を構成する平坦部の
一部を残し、その周囲をゴムシート52で覆われてい
る。D型部には、図1に示すように、予め成形されたゴ
ムシート52の各端部がかかるようにして接着材で接着
され、一体化されている。この接着の後、ゴムシート5
2の外周はその外形が版胴1の外形と同一径となるよう
に研磨加工される。
【0056】一方、支持チューブ50のD型部には、支
持チューブの軸線方向と平行に用紙をくわえるくわえ爪
21が設けられる。このくわえ爪21は、支持チューブ
50のD型部に固定されているブラケット53に回転自
在に支持され、図示されないカムにより所定のタイミン
グで開閉するようになっている。
【0057】(b)支持チューブの製造方法 本例は、主として、請求項2に対応する例である。図5
において、紙胴を構成する胴部材としての支持チューブ
50は、プリプレグシート54を、軸直角断面が略D型
をした棒状のマスタ芯金55の外周に何層も巻き付けて
から、熱成形して製作するという方法が採用されてい
る。このため、その支持チューブ50の外形寸法精度は
あまり良くないが、内径寸法精度は±0.05mmと高
精度に製造することができる。
【0058】また、支持チューブ50の曲げ強度を確保
するためには、繊維配列方向を支持チューブ50の軸線
方向と平行にして数層から10層巻きつけて、さらに、
ラジアル方向の強度も与えているために、上記と繊維配
列方向が直交する方向に数層、プリプレグシート54を
巻いて成形するとよい。あるいは、繊維が斜め方向にな
るように巻くこともある。
【0059】炭素繊維強化プリプレグシートとガラス繊
維強化プリプレグシートは、それぞれ単独で使用しても
よいが、炭素繊維強化プリプレグシートの方が高強度、
高価格であることから、両方を組み合わせて巻き付けて
支持チューブ50を製造することも可能である。
【0060】マスタ芯金55は、軟鋼製の中実軸である
が、版胴1上のマスタクランパ12との衝突を避けるた
めに、支持チューブ50の一部に外径より内側に平坦部
を設ける必要があり、前記したように、軸方向から見た
とき、D型形状になっている。
【0061】図3に示したリング状部材51、51’
は、紙胴20−1全体の軽量化の点から合成樹脂成形品
である。リング状部材51、51’は図1に示すように
リブを用いない薄肉成形品でも、紙胴20−1の強度は
十分であり、このことは、試作機において確認済みで、
リブのない分、さらに軽量化することができる。
【0062】リング状部材51には、用紙3が通紙され
る以外、例えば、電源オフ時やサーマルヘッドでマスタ
を穿孔している時、および、マスタを版胴1に巻着して
いる時は、紙胴20−1が版胴1に押圧されないよう
に、紙胴20−1を版胴1から離間させるように上記所
定の離間のタイミングを制御するための揺動カム56が
設けられている。リング状部材51’についてもリング
状部材51におけると全く同様の揺動カム56’が設け
られている。
【0063】これらの揺動カム56、56’はリング状
部材51、51’の各内径部近傍に設けられ、該リング
状部材51、51’と一体に形成された合成樹脂成形品
である。リング状部材51、51’の各外形は支持チュ
ーブ50の両端側に密着して固定できるように、該支持
チューブ50の端部内径部の形状に合わせ、一部が平坦
なD型形状となっている。
【0064】支持チューブ50とリング状部材51、5
1’との固定は、接着材による。接着材としては、商品
名:ハードロックG−55(DENKA(株)製)が適
当である。
【0065】このように、支持チューブ50と一体化し
た状態にあるリング状部材51、51’の内径部に軸2
3を圧入貫通することにより、図3に示すような紙胴2
0−1が構成される。軸23は、中空の材料を使用して
軽量化を狙ったものである。
【0066】(c)版胴に対する紙胴の押圧機構 紙胴20−1を版胴1に繰り返し押圧動作させる構造と
なっており、この押圧を解除する紙胴の押圧機構につい
て説明する。図3に示すように、紙胴20−1は、軸2
3により貫通されて、かつ、この貫通部でリング状部材
51、51’に固定された上、該軸23の両端をそれぞ
れアーム25、25’により保持されている。軸23は
アーム25、25’を貫通し、該貫通部分は、軸受5
7、57’を介して回転自在に支持されている。
【0067】各アーム25、25’の基端側は、軸受6
0、60’を介して支点軸24に支持されている。支点
軸24の一端側は軸受62を介して側板5に支持され、
他端側は軸受62’を介して側板5’に支持されてい
る。側板5’を貫通して外側に出た支点軸24の端部に
はプーリー61が固定されている。
【0068】このように、一対のアーム25、25’に
より紙胴20−1を支持させたのは、紙胴20−1の版
胴1に対する押圧力を軸長手方向上に均一に働かせるた
めで、これらアーム25、25’の自由端側と、当該印
刷装置本体側との間には、それぞれ緊縮性の印圧スプリ
ング26、26’が掛けてある。これら印圧スプリング
26、26’は、アーム25、25’の各自由端に作用
して紙胴20−1を版胴1に向けて押し付ける印圧力を
発生させる。
【0069】支点軸24の片側軸端に設けたプーリー6
1は、図示されないメインモータからの駆動を伝える。
図3、図4に示すように、支点軸24上であって、側板
5’とアーム25’との間には紙胴20−1に回転力を
伝える支点軸プーリー59が固定されている。一方、軸
23の片側軸端にも紙胴プーリー58が固定されてい
て、これら紙胴プーリー58、支点軸プーリー59間
は、無端ベルト63により連結されている。これによ
り、プーリー61から取り込まれるメインモータの動力
は、プーリー61→支点軸24→支点軸プーリー59→
無端ベルト63→紙胴プーリー58、の順に伝達され、
紙胴20−1は回転されることとなる。
【0070】紙胴20−1は支点軸24の回転と同期し
て版胴1に対する繰り返し押圧動作をする。この繰り返
し押圧動作は、図3において、紙胴20−1の両端部の
リング状部材51、51’が有する揺動カム56、5
6’により制御される。
【0071】図4に示すように、側板5、5’にはそれ
ぞれカムフォロワ64、64’(但し、カムフォロワ6
4’は図の関係で示されていない。)が回転自在に支持
されている。なお、図3にはこれらのカムフォロワ6
4、64’は図の関係で示されていない。これらのカム
フォロワ64、64’に揺動カム56、56’がそれぞ
れ印圧スプリング26、26’の弾性により押圧させら
れている。
【0072】かかる構成により、紙胴20−1は該紙胴
20−1とともに回転する揺動カム56、56’の回転
に応じて、支点軸24を中心にして、繰り返し版胴1に
対して押圧動作を行うこととなる。
【0073】図3、図4において、アーム25、25’
の自由端側には段部25a、25’aが形成されてい
る。この段部25a、25’aに係脱自在にして、フッ
クレバー65’が設けられている。このフックレバー6
5’は、側板5’に固定された軸66’の周りに回転自
在であり、通常は緊縮性の戻しばね67’で引かれるこ
とにより、該フックレバー65’の自由端に形成された
鉤部が段部25’aと係合することで紙胴20−1を版
胴1から離間させた揺動アーム25’の揺動態位を保持
している。
【0074】これらフックレバー65’、戻しばね6
7’などからなる構成は、アーム25についても設けら
れており、その構成部材をダッシュの付されていない符
号により示している。なお、アーム25’側のフックレ
バー65’については、戻しばね67’でフックレバー
65’を引く向きと逆向きにフックレバー65’を引く
ようにしてソレノイド68が側板5’に設けられてい
る。そして、各アーム25、25’間はステー69で連
結されている。ここで、ステー69は、軽量化をはかる
ため、厚さが0.6から0.8mmの薄板を溝板状に曲
げたもので十分である。
【0075】ステー69は、ソレノイド68がない側の
フックレバー65にソレノイド68の動作を伝える働き
をする。このように各フックレバー65、65’はステ
ー69で連結されていることにより、同じタイミングで
揺動動作を行い、また、このステー69により、一つの
ソレノイド68で、押圧動作の解除を行うことができ
る。
【0076】用紙が搬送されると、ソレノイド68が作
動して、該フックレバー65、65’を揺動させ、上記
フックレバー65、65’とアーム25、25’の段部
25a、25’aとの係合を解除する。すると、紙胴2
0−1の回転に同期して回転する揺動カム56、56’
が印圧スプリング26、26’の力によりカムフォロワ
64、64’に圧接させられ、揺動カム56、56’の
カム形状に倣いつつ、アーム25、25’が揺動して、
紙胴20−1が所定のタイミングで版胴1に押圧させら
れる。
【0077】また、揺動カム56、56’の回動によ
り、アーム25、25’の段部25a、25’aがフッ
クレバー65,65’に係合可能な位置でソレノイド6
8をオフにすれば、戻しばね67’の力で、アーム2
5、25’はその段部25a、25’aがフックレバー
65、65’の先端鉤部に係止される。これにより、紙
胴20−1が版胴1より離れ、押圧が解除される。
【0078】このように構成される紙胴20−1の重量
と印圧音を測定した結果を表1に示す。
【0079】
【表1】
【0080】この表1からわかることは、紙胴20−1
を合成樹脂製(CFRP製)にすることで、重量はアル
ミニウム押出し材の40%程度に低減することができ、
なおかつ、印圧音は約2db(A)も低減できることが
わかった。
【0081】しかし、上記第1実施例では以下の4つの
問題がある。 (i)図5、図6に示すように紙胴20−1の胴部を構
成する支持チューブ50は、マスタ芯金55に合成樹脂
であるCFRPシートを巻いて成形ものであり、外形部
分の形状が規制されるものでないために、本例のように
円筒部の一部にD型の平坦部を設ける形状の場合、この
平坦部と円形部との教会に形成されるエッジ部50aが
丸みをおびてしまう。このため、この部分を版胴1に押
圧しても画像がでないことになり、その結果、規定の面
積を出すために、この丸みをおびてエッジ部をなさない
エッジ部50aを印刷に寄与する部分とさせず、避けな
ければならず、そのためには、紙胴20−1の径をエッ
ジ部が明確に形成されると仮定したときの径に比べて大
きくする必要がある。すると、版胴1の径も紙胴20−
1に合わせて、本体必要とする径よりも大きくしなけれ
ばならず、重くなってしまう。
【0082】(ii)マスタ芯金55にプリプレグシー
ト54を巻いて成形するため、芯金側(支持チューブ5
0の内側)は0.05mmの精度を出すことができる
が、外側は、精度を出すようになっていない周面にゴム
シート52を接着した後、軸23を中心とする円形に研
磨加工が必要になる。このため、コスト高になってしま
う。
【0083】(iii)マスタ芯金55にプリプレグシ
ート54を巻いて成形するため、平坦部の形状を複雑に
することができない。すなわち、ゴムシートを固定する
ねじ穴等を成形することができず、どうしてもゴムシー
トを接着するしかなく、コスト高となる。
【0084】(iV)軸23として中空パイプを使用し
ているが、紙胴20−1の中まで貫通しているので重
い。
【0085】これらの問題を解決したのが、以下に説明
する第2実施例である。
【0086】(4)第2実施例 (a)紙胴の構造 本例は、請求項3に関係する実施例である。
【0087】図7に第2実施例の紙胴20−2の構造を
示す。図8はこの紙胴20−2の支持構造を説明したも
のである。これらの図において、紙胴20−2は。周面
の一部および両側が開口しているとともに、周面の一部
に形成された溝状開口部を有するC字状のわん曲部材7
1と、このわん曲部材71の両側開口に嵌合されてこれ
らの開口を塞ぐようにして設けたリング状部材72、7
2’と、これらリング状部材72、72’上に架橋状に
設けられるとともに、前記溝状開口部71bに嵌合され
たくわえ爪取付部材73と、くわえ爪取付部材71の外
周部に巻き付けられるゴムシート74などからなる。こ
こで、くわえ爪取付部材73は、その上部にくわえ爪を
保持するとともに、ゴムシート74の両端部を保持する
機能を有する。
【0088】わん曲部材71はカーボン繊維強化樹脂シ
ートまたはガラス繊維強化樹脂シートをチューブ状に成
形したものから作られている。カーボン繊維強化樹脂シ
ートまたはガラス繊維強化樹脂シートは、一方向配列の
炭素繊維(カーボンファイバー)またはガラス繊維(ガ
ラスファイバー)をエポキシ系樹脂などで厚さ0.03
〜0.5mm(通常は0.1〜0.2mm)程度のシー
ト状に成形したもので、例えば、商品名:プリプレグシ
ートFORCA(東燃(株)製)が使用される。このプ
リプレグシートFORCAの機械的性質は、弾性率が1
30CPa(アルミニウムの約2倍)、比重が約1.5
(アルミニウムの約1/2)、曲げ強度150MPaに
なり、重量比強度がアルニウムと比較しても非常に大で
あるため、わん曲部材71は非常に軽量ながら高強度で
ある。
【0089】リング状部材72、72’は紙胴20−2
全体の軽量化の点から合成樹脂成形品である。リング状
部材72、72’は、図7に示すように、リブを用いな
い薄肉成形品でも、紙胴20−2の強度は十分であるこ
とは試作機において確認済みで、リブのない分、さらに
軽量化を果たすことができる。
【0090】また、用紙が通紙される以外、例えば、電
源オフ時やサーマルヘッドでマスタ2に穿孔していると
き、および、マスタを版胴1に巻着するときは、紙胴2
0−2が版胴1に押圧されないように、押圧を解除する
機構として図8に示す揺動カム56、56’をリング状
部材72、72’と一体的に設けている。これら揺動カ
ム56、56’は、リング状部材72、72’と一体の
合成樹脂成形品として形成することもできる。さらに
は、メインモータの駆動を紙胴20−2に伝えるための
プーリー75も、リング状部材72’と一体の合成樹脂
成形品として形成することができる。
【0091】くわえ爪取付部材73も紙胴20−2全体
の軽量化の点から合成樹脂成形品である。このくわえ爪
取付部材73は成形品のため、複雑な形状に作ることが
可能である。よって、図7に示すように、わん曲部材7
1の軸線方向と平行に用紙をくわえるくわえ爪(図1に
符号21で示したものに準ずる)を回転自在に自在に支
持できるようにする一対のブラケット73aやゴムシー
ト74の両端部を固定するための4つのねじ穴73b、
また、軽量化のための穴73cなどを設けることができ
る。くわえ爪は、図示されないカムにより所定タイミン
グで開閉できるようになっている。
【0092】一方、くわえ爪取付部材73は、わん曲部
材71の一部が溝状開孔部71bとして開口しているた
め、端部に版胴1が押圧されると変形して圧力がかから
なくなる。このような変形により圧力がかからなくなる
ことを防止するため、この端部を補強する必要がある。
このため、くわえ爪取付部材73のラジアル方向での端
部73dと支持チューブ71のラジアル方向での端部7
1aとがオーバーラップするようにくわえ爪取付部材7
3の端部73dをラジアル方向に延ばしてある。このオ
ーバーラップした部分は、わん曲部材71の内径に沿う
曲率を有した帯状の領域(この領域を説明の都合上、断
面ではないが、ハッチングを施して示す。)の一部であ
り、この帯状部分にねじ穴73bが形成されている。
【0093】(b)紙胴20−2の製造方法 本例は、請求項4に対応する実施例である。本例は、第
1実施例におけるように、ただ芯金にプリプレグシート
を巻くだけのものではない。製造方法について、図9〜
図14により説明する。図7に示すようなわん曲部材7
1を製造する。そのため、図9に示すように、プリプレ
グシート54を中子82の外周に何層にもなるように巻
き付ける。プリプレグシート54が巻き付けられた中子
82を筒状をした外型81に入れ、さらに、この外型8
1の軸長手方向の両側部を外型83、83’で蓋をす
る。
【0094】このような構成のもとで、図10に示すよ
うに外型81、83、83’の外部から熱84を加えて
熱成形するが、外型81と中子82とは材質を異なるも
のを使用している。つまり、外型81の鉄に対し、中子
82はアルミニウムを使用している。アルミニウムは鉄
よりも線膨張係数が高いために同じ熱を加えてもアルミ
ニウムの方がより大きく膨張する。よって、プリプレグ
シート54が巻かれている中子82が膨張し、プリプレ
グシート54を介して外型81の内径部に中子82が押
し付けられてわん曲部材71の素材としての中間体が成
形されることになる。
【0095】外型81の内径精度は±0.05mmと高
精度に製造することができるため、わん曲部材71の中
間体も外径精度を±0.05mmと高精度に成形でき
る。よって、この中間体から製造されるわん曲部材71
にゴムシート74を巻着しても追加の研磨加工が不要に
なり、大きなコストダウンを図ることができる。
【0096】わん曲部材71の曲げ強度を確保するため
には、繊維配列方向をわん曲部材71の軸線方向と平行
にして数層から10数層、巻き付けて、さらに、ラジア
ル方向の強度も与えるために、上記と繊維配列方向が直
交する方向に数層、プリプレグシート54を巻いて成形
するとよい。また、繊維が斜め方向になるように巻くこ
ともある。
【0097】炭素繊維強化プリプレグシートとガラス繊
維強化プリプレグシートは、それぞれ単独で使用しても
よいが、炭素繊維強化プリプレグシートの方が高強度で
あるものの、高価格であることから、両方を組み合わせ
て巻き付けてわん曲部材71を製造することも可能であ
る。
【0098】こうしてできたわん曲部材71の素材とし
ての筒状の中間体を、図11に示すように、版胴1に押
圧される以外の部分について、つまり、符号71bで示
す周面一部を溝状開孔部71bが形成されるようにカッ
タで切除する。これにより、わん曲部材71ができる。
このわん曲部材71のラジアル方向の端部71aは、第
1実施例における、図6で示したように丸みをおびず、
角部を残したエッジの状態にすることができる。よっ
て、このエッジの部を残すようにしてくわえ爪取付部材
73をわん曲部材71の内側から塞ぐ。これにより、印
刷時に該エッジ部まで版胴1に押圧させて規定の面積の
画像を得ることができる。
【0099】次に、図12に示すように、わん曲部材7
1にリング状部材72、72’、くわえ爪取付部材7
3、などの部材を相互の接触部に接着材を塗布して組み
立て、組立体を作る。この組立体は、リング状部材7
2、72’の外周の平坦部に形成した段部に、くわえ爪
取付部材73と取付後の長手方向端部を係合させた状態
のものを、わん曲部材71に係合させた如きものであ
る。
【0100】このような組立体を、外型81の中に入れ
る。この入れた状態を図13に示す。こうして、外型8
1に入れ、外型83で蓋をする。これにより、わん曲部
材71の外形精度を保ったままで各部品同士が接着す
る。接着材が硬化した後、前記組立体を外型81、8
3、83’から取り出すことにより、図14に示すよう
な紙胴20−2ができあがる。
【0101】こうして出来上がった紙胴20−2は、外
形の研磨加工も必要なければ、支持チューブ71の端部
71aも角部を残したエッジ部を有しているので、この
エンジ部までを版胴1への押圧部として利用でき、紙胴
20−2を最小径にすることができる。図8に示すよう
に、この紙胴20−2に、取付穴の開いているゴムシー
ト74を巻着して、くわえ爪取付部材73のねじ穴にね
じ止めすることにより、紙胴20−2は完成する。
【0102】(c)紙胴20−2の支持構造 本例は、請求項5に対応する実施例である。紙胴20−
1についても同様であるが、以下には、紙胴20−2に
ついて説明する。図8に示すように、リング状部材7
2、72’の内径寸法精度は成形品なので、高精度に製
造することができる。そこで、この内径を利用して、玉
軸受76、76’の外輪を嵌合する。これにより、玉軸
受76は円滑な回転を実現する高精度の嵌合状態を得る
ことができる。
【0103】玉軸受76、76’の内輪には紙胴20−
2を支持する軸77、77’を嵌合させ、これら軸7
7、77’の他端は、アーム25、25’に固定する。
つまり、軸受76の内輪には軸77に圧入されており、
外輪はリング状部材72、72’の内径にシメシロを有
する嵌合関係によりしっくり嵌合されている。又は軽圧
入でもよい。また、軸77はアーム25、25’を貫通
した上で、ねじ78により固定されている。
【0104】このように軸77、77’は、それ自身が
回転する必要がなく、紙胴20−2を貫通する軸として
構成する必要がないため、紙胴20−2の重量をさらに
減少させることができる。
【0105】その他の押圧機構や、支持機構は、第1実
施例と同じであるので、説明を省略する。但し、メイン
駆動の回転力を伝える機構が一部変更になっているの
で、この点を説明する。
【0106】図8において、支点軸24から紙胴20−
2に回転力を伝えるのに無端ベルト63を使うが、この
例では、リング状部材72’にプーリー75も一体的に
成形しているので、リング状部材72’内のプーリー7
5と支持軸24に固設されている支点軸プーリー59の
間に無端ベルト63を設け、回転力を伝えるようにして
いる。その他の構成は、図3におけると同一の符号を付
した部材の構成に準ずる。このようにしてできた紙胴2
0−2の重量と印圧音を測定した結果を表2に示す。
【0107】
【表2】
【0108】この表2において、紙胴の主要部をCFR
P製など合成樹脂製とした第2実施例では、重量はアル
ミニウム押出し材の30%にすることができ、第1実施
例における85%にすることができた。印圧音は約2d
b(A)も低減するが、印刷の機能、性能は、第1実施
例との差がないことがわかった。
【0109】(5)各実施例の利点 請求項1に対応する実施例では、紙胴自身の強度を低下
させることなく、紙胴を非常に軽量にすることができる
ので、印刷時の版胴に対する衝突エネルギーを減少させ
ることができる。その結果として、印刷時騒音が下が
り、紙胴の回転の立上りが早くなるから、印刷用紙や版
胴外周に巻かれたマスタに無理な力が作用しない。その
ため、先端部での画像抜けや画像位置ずれや、クランパ
からのマスタの抜けや、マスタの耐久性不足のような不
具合が発生することがなくなる。また、紙胴を揺動させ
るための所要のエネルギーも少なくて済む。
【0110】請求項2に対応する実施例では、紙胴の回
転体部分が中空の構造となるので、外形が大きい紙胴に
おいても、重量の増加を抑えることができ、安定画像の
印刷を低騒音、省エネルギーで実現できる。また、リン
グ状部材が成形品なので、安価となる。
【0111】請求項3に対向する実施例では、中間対の
外形寸法精度を高精度に成形することができるために、
後工程での研磨加工が必要なくなり、安価となる。ま
た、外形精度が高精度であるので、ゴムシートを巻くだ
けで済み、接着しなくてもよいので、組み付け性がよく
安価になる。
【0112】請求項4に対応する実施例では、溝状開口
部にエッジ部ができるので、前記開孔部以外は全て版胴
に押圧させ得、よって、紙胴の径を小さくすることがで
き、紙胴や版胴の径を小さくでき、軽量化を図ることが
でき、また、製版するマスタの長さも短くて済る。さら
に、製版するマスタの長さが短いと製版する時間も短く
できるし、紙胴の径が小さくなると給紙の版胴速度が遅
くなるので、搬送用のモータのトルク変動が小さくな
る。組立体を3種類の部材にすることで、クランパ、つ
まり、くわえ爪を逃げるための平坦部の形状を複雑にす
ることができ、くわえ爪を保持するブラケットを一体に
成形できるなど、組立性が向上し、安価になる。
【0113】請求項5に対応する実施例では、紙胴を支
持する軸が紙胴を貫く構成となっておらず、紙胴の両端
部においてのみ軸部を有する構成にできるので、より紙
胴の軽量化を図ることができる。また、構造が簡単にな
るので、高精度の組立を簡易に実現できる。
【0114】
【発明の効果】各請求項に記載の発明では、それぞれ紙
胴を軽量化できるので、印刷用紙への画像位置ずれ、
マスタの耐久性低下、衝突音の発生、印刷用紙の
画像先端部での画像抜け、駆動モータのトルク増大、
などの問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる紙胴1の構成を説明した分解斜
視図である。
【図2】本発明の実施に適する孔版印刷装置の概略構成
の説明図である。
【図3】本発明にかかる紙胴の支持構造を説明した正面
図である。
【図4】本発明にかかる紙胴の支持構造を説明した側面
図である。
【図5】本発明にかかる紙胴の製造過程を説明した図で
ある。
【図6】本発明にかかる紙胴の構成部材たる支持チュー
ブの部分断面図である。
【図7】本発明にかかる紙胴の分解斜視図である。
【図8】本発明にかかる紙胴の他の支持構造を説明した
正面図である。
【図9】本発明にかかる紙胴の製造過程を説明した図で
ある。
【図10】本発明にかかる紙胴の製造過程を説明した図
である。
【図11】本発明にかかる紙胴の構成部材を説明した斜
視図である。
【図12】本発明にかかる紙胴の分解斜視図である。
【図13】本発明にかかる紙胴の製造過程を説明した図
である。
【図14】本発明にかかる紙胴の製造過程を説明したで
ある。
【図15】従来技術にかかるプレスローラの支持構造を
説明した図である。
【図16】従来技術にかかるプレスローラの作動状況を
説明した正面図である。
【図17】プレスローラの大きさと画像濃度との関係を
説明した図である。
【図18】印刷に際しての給紙過程を説明した図であ
る。
【図19】印刷に際しての給紙過程を説明した図であ
る。
【図20】印刷に際しての給紙過程を説明した図であ
る。
【図21】印刷に際しての給紙過程を説明した図であ
る。
【図22】紙胴の働きを作動態様とともに説明した図で
ある。
【図23】紙胴の支持構造および断面形状を説明した図
である。
【符号の説明】
20−1 版胴 20−2 版胴 25 アーム部材 25’ アーム部材 50 (胴部材としての)支持チューブ 51 リング状部材 51’ リング状部材 52 (ゴム層を構成する)ゴムシート 54 (合成樹脂のシートとしての)プリプレグシ
ート 71 わん曲部材 71b 溝状開口部 73 くわえ爪取付板 76 玉軸受 76’ 玉軸受 77 軸 77’ 軸 81 外型 82 中子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に製版済みマスタを装着した状態で自
    身の中心軸線周りに回転する円筒状の版胴と、給紙手段
    によって1枚ずつ搬送された印刷用紙を前記版胴に押圧
    し、自身の中心軸線周りに回転可能な前記版胴と同径の
    筒状の紙胴を有する孔版印刷装置に使用する前記紙胴の
    製造方法であって、 中子に、繊維強化をした合成樹脂のシートを巻装した上
    で筒状に熱変形して胴部材を作り、この胴部材の周囲に
    ゴム層を形成して紙胴を製造することを特徴とする紙胴
    の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の紙胴の製造方法において、
    筒状の胴部材の内径部に合成樹脂製のリング状部材を嵌
    合させ、このリング状部材と前記胴部材とを接着材によ
    り一体的に形成したことを特徴とする紙胴の製造方法。
  3. 【請求項3】外周に製版済みマスタを装着した状態で自
    身の中心軸線周りに回転する円筒状の版胴と、給紙手段
    によって1枚ずつ搬送された印刷用紙を前記版胴に押圧
    し、自身の中心軸線周りに回転可能な前記版胴と同径の
    筒状の紙胴を有する孔版印刷装置に使用する前記紙胴の
    製造方法であって、 中子に合成樹脂のシートを巻着した上で、これらの中子
    およびシートを筒状の外型に挿入してこの状態で加熱
    し、中子と外型とは線膨張係数の違う材質のため前記シ
    ートを介して前記外型の内径部に前記中子を押し付け、
    この状態で加熱し、前記シートを前記外型の内径部およ
    び前記中子の外径部にそれぞれ倣う形状に熱整形させた
    後、前記シートを前記外型および前記中子から取り外し
    てできた中間体を使用することを特徴とする紙胴の製造
    方法。
  4. 【請求項4】外周に製版済みマスタを装着した状態で自
    身の中心軸線周りに回転する円筒状の版胴と、給紙手段
    によって1枚ずつ搬送された印刷用紙を前記版胴に押圧
    し、自身の中心軸線周りに回転可能な前記版胴と同径の
    筒状の紙胴を有する孔版印刷装置に使用する前記紙胴の
    製造方法であって、 中子に合成樹脂のシートを巻着した上で、これらの中子
    およびシートを筒状の外型に挿入してこの状態で加熱
    し、中子と外型とは線膨張係数の違う材質のため前記シ
    ートを介して前記外型の内径部に前記中子を押し付け、
    この状態で加熱し、前記シートを前記外型の内径部およ
    び前記中子の外径部にそれぞれ倣う形状に熱整形させた
    後、前記シートを前記外型および前記中子から取り外し
    て筒状の中間体を製造し、この筒状の中間体の周面の一
    部をエッジ部が形成されるように切除して溝状開口部を
    有する略C字形状のわん曲部材を形成し、この溝状開口
    部を前記わん曲部材の内側から塞ぐように矩形のくわえ
    爪取付板を嵌合させるとともに、前記わん曲部材の軸方
    向両端部の各内径部に嵌合させて合成樹脂製のリング状
    部材を配した後、これら各部材の接触部に接着材を介在
    させた上で、これらわん曲部材、くわえ爪取付板、リン
    グ状部材からなる組立体を前記外型に入れ、前記わん曲
    部材の外形部分を前記外型の内径部に密着させて、これ
    らわん曲部材、くわえ爪取付板、リング状部材を相互に
    接着した後、前記外型から取り外したものを用いて製造
    することを特徴とする紙胴の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項2または請求項4記載の紙胴の製造
    方法により製造された紙胴の支持手段であって、前記紙
    胴の軸方向の両端部に設けられたリング状部材の内径部
    にその外径が嵌合する形に軸受を配し、前記紙胴を版胴
    に接離させるべく揺動可能なアーム部材に固定した軸の
    他端側をそれぞれ前記リング状部材に設けた軸受に回転
    自在に支持させることにより前記アーム部材に前記紙胴
    を支持させたことを特徴とする紙胴の支持構造。
JP15496995A 1995-06-21 1995-06-21 紙胴の製造方法、紙胴の支持手段 Pending JPH091914A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5931090A (en) * 1997-06-09 1999-08-03 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Printer
US6019036A (en) * 1997-01-16 2000-02-01 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Stencil printer
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JP2002310135A (ja) * 2001-04-10 2002-10-23 Nippon Oil Corp 搬送用ロール素管および該素管を備えた搬送用ロール
JP2009073199A (ja) * 2008-12-04 2009-04-09 Tohoku Ricoh Co Ltd 両面印刷装置

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