JPH09188679A - アザビシクロ化合物の製造方法 - Google Patents

アザビシクロ化合物の製造方法

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JPH09188679A
JPH09188679A JP9023114A JP2311497A JPH09188679A JP H09188679 A JPH09188679 A JP H09188679A JP 9023114 A JP9023114 A JP 9023114A JP 2311497 A JP2311497 A JP 2311497A JP H09188679 A JPH09188679 A JP H09188679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は痴呆症の治療に有効な新規アザビシ
クロ化合物の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の製造方法は、式(I)、化1、 【化1】 〔式中、R1 は、化2、 【化2】 (式中、p、q、r、sおよびtは本明細書中の式
(I)において定義したとおりである)の基を表し、R
2 およびR3 は本明細書中の式(I)において定義した
とおりである〕の化合物またはその製薬的に許容出来る
塩の製造方法において、式(XII)、化3、 【化3】 (式中、R1 およびR3 ′は本明細書中の式(XII)
において定義したとおりである)の化合物を、そのヒド
ロキシル基を式(I)において定義したとおりのR2
転換するように反応させ、その後に場合により、R3
がR3 以外である場合はR3 ′をR3 に転換させ、場合
により製薬的に許容出来る塩を形成することからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薬理作用を有するア
ザビシクロ化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許第0257741号および第0
338723号明細書(ビーチャム、グループ、ピー、
エル、シー)には或る種のアザビシクロ化合物が開示さ
れているが、これは、中枢神経系内のムスカリン系の受
容体における作用を介してアセチルコリンの機能を高め
るものである。欧州特許第0316718号明細書(フ
エロサン)には、アザビシクロ系のムスカリン型コリン
作動性化合物が開示されている。それらの欧州特許には
それらのアザビシクロ化合物の製造方法が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】医薬的に有用な化合物
であるアザビシクロ化合物が見い出され、それを首尾よ
く製造する方法の開発が望まれる。
【0004】
【課題を解決するための手段】中枢神経系内のムスカリ
ン系の受容体に作用することによってアセチルコリンの
機能を高める効果を有する一群の新規化合物が今や発見
された。したがってこれは、哺乳類の痴呆症の治療およ
び/または予防薬としての潜在的価値を有する。その化
合物の製造方法も開発された。
【0005】本発明は、一般式(I)、化4、
【0006】
【化4】
【0007】〔ここにR1 は次式(A)または(B)、
化5、
【0008】
【化5】
【0009】(ここにpおよびqの各々はそれぞれ個別
的に2〜4の整数を表し、rは2〜4の整数を表し、s
は1または2を表し、tは0または1を表す)の基を表
し、
【0010】R2 はOR4 基(但し、R4 はC1-4 アル
キル基、C2-4 アルケニル基、C2-4アルキニル基を表
す)、OCOR5 基(但し、R5 は水素またはR4 を表
す)、NHR6 基またはNR7 8 基(但し、R6 、R
7 およびR8 はそれぞれ個別的にC1-2 アルキル基を表
す)を表し、
【0011】R3 は塩素、弗素、臭素、シクロプロピル
基、C1-3 アルキル基(該アルキル基は1個、2個また
は3個のハロゲン原子で置換されたものである)を表
し、あるいはR3 は(CH2 )nR9 基を表し、R9
−CN、−OH、−OCH3 、−SH、−SCH3 、−
C≡CHまたは−CH=CH2 を表し、nは0または1
であり、但し、nが0である場合には、R9 は−OHま
たは−SHではない〕の化合物、またはその薬学的に許
容される塩の製造方法を提供する。
【0012】本発明による上記式(I)の化合物の製造
方法は、式(XII)、化6、
【0013】
【化6】
【0014】(式中、R1 は式(I)において定義した
とおりであり、R3 ′はR3 またはトリメチルシリルエ
チニルを表し、R3 は式(I)において定義したとおり
である)の化合物を、そのヒドロキシル基を式(I)に
おいて定義したとおりのR2 に転換するように反応さ
せ、そしてその後に、場合に応じてR3 ′がR3 以外で
ある場合はR3 ′をR3 に転換させ、そして場合に応じ
て製薬的に許容出来る塩を形成することを特徴とする。
【0015】本発明において出発物質として使用される
式(XII)の化合物は式(II)、化7、
【0016】
【化7】 (式中、R1 は式(I)において定義したとおりであ
り、R3 ′は式(XII)において定義したとおりであ
る)の化合物と、式(III)、化8、
【0017】
【化8】HO−NH2 (III)
【0018】と反応させることによって製造することが
出来る。
【0019】用語“ハロゲン”は臭素、塩素、弗素およ
び沃素を包含して意味し、好ましくは弗素である。
【0020】式(I)の化合物は種々の立体異性体の形
で存在し得、たとえば幾何異性体(たとえばシン形およ
びアンチ形)が存在し得、また、或る種の化合物ではエ
ナンチオマーが存在し得る。本発明はこれらの立体異性
体の各々、およびその混合物(ラセミ体を包含する)を
すべて包含する。立体異性体の場合には、1つの異性体
を他の異性体から常法に従って分離でき、あるいは、あ
る特定の異性体を、立体合成すなわち不斉合成によって
製造することもできる。
【0021】式(I)において、基−C(R3 )=NR
2 と(CH2 )s架橋とが、二つのブリッジヘッド原子
および前記の基に結合した環状炭素原子を含有する分子
の平面の同じ側に存在する立体化学構造(立体配置)を
持つ二つの不斉中心を有する化合物は以下においてエキ
構造(立体配置)を持つと称される。
【0022】式(I)の化合物は、薬学的に許容される
周知の酸によって酸付加塩を形成でき、しかして該酸の
例には塩酸、臭化水素酸、燐酸、酢酸、フマル酸、サリ
チル酸、くえん酸、乳酸、マンデル酸、酒石酸、しゅう
酸、メタンスルホン酸があげられる。
【0023】用語“薬学的に許容される塩”は溶媒和物
および水和物の両者を包含する。すなわち、式(I)の
化合物またはその薬学的に許容される塩が溶媒和物また
は水和物を形成する場合には、該溶媒和物および水和物
もまた本発明の範囲内に入る。
【0024】好ましくは、pおよびqの各々は個別的に
2または3を表し、最も好ましくは、pは2を表し、q
は2または3を表す。
【0025】数(r,s,t)の好ましい組合わせは、
(2,2,0)、(2,1,1)、(3,1,1)、
(2,1,0)および(3,1,0)を包含し、最も好
ましくは(2,2,0)である。
【0026】R2 基中のR4 およびR5 は、好ましくは
メチル基、エチル基、アリル基およびプロパルギル基か
らなる群から選択される。R6 、R7 およびR8 は好ま
しくはメチル基である。好ましいR2 の例にはメトキシ
基、エトキシ基、アリルオキシ基、プロパルギルオキシ
基、アセトキシ基、ジメチルアミノ基があげられ、一層
好ましくはメトキシ基である。
【0027】好ましいR3 の例にはシクロプロピル基、
塩素、弗素、臭素があげられる。R3 が(CH2 )nR
9 基でありそしてnが0である場合には、適当なR9
例には−CN、−OCH3 、−C≡CHがあげられ、好
ましくは−CNである。nが1である場合には、R9
例にはCNがあげられる。
【0028】式(II)の化合物と式(III)の化合
物との反応は、メタノールまたはエタノールのごときヒ
ドロキシル系溶媒(hydroxylic solve
nt)中で室温または所望に応じて高温において実施す
るのが有利である。
【0029】式(I)中の化合物中のR2 がOCOR5
基である場合には、式(II)の化合物と式(III)
の化合物と反応させて得られた式(XII)のオキシム
をその後にアシルハライド(たとえばアセチルクロライ
ド)のごとき適当なアシル化剤でアシル化することによ
って製造できる。
【0030】式(II)の化合物は、次式(VI)、化
9、
【0031】
【化9】
【0032】の中間体から製造できる。上式において、
Lは塩素、臭素またはC1-4 アルコキシ基のごとき離脱
可能基(leaving group)であり、R1
式(I)の定義のときに述べた意味と同じ意味を有す
る。式(VI)の化合物(ここにLは好ましくは塩素ま
たは臭素である)とN,O−ジメチルヒドロキシルアミ
ンとを反応させ、その結果得られるN−メトキシ−N−
メチルカルボキサミド誘導体を式(V)、化10、
【0033】
【化10】M−R3 ′ (V)
【0034】〔式中、M−R3 ′はグリニャール試薬で
あるかあるいは、Mは、M−R3 ′がR3 ′親核性基
(但し、R3 ′はR3 またはトリメチルシリルエチニル
を表す)を生成することが出来るようなアルカリ金属で
ありそしてR3 は式(I)において定義したとおりであ
る〕の化合物(好ましくは有機リチウムまたはグリニャ
ール試薬)と反応させることによって、式(II)の化
合物が製造できる。R3 がエチニル基である場合には、
これは式(V)の化合物〔好ましくはリチウム(トリメ
チルシリル)アセチレン〕の中で保護しておくのが好ま
しい。保護基であるトリメチルシリル基は、式(II)
の化合物と式(III)の化合物との反応の後に水酸化
ナトリウム水溶液で処理することによって除去するのが
好ましい。
【0035】R3 がシクロプロピル基である場合には、
式(VI)の化合物(ここにLは好ましくは塩素または
臭素である)は、ジクロロメタン中で三塩化アルミニウ
ムの存在下にシクロプロピルトリメチルシランで処理で
きる。
【0036】R3 がCH2 CNである場合には、式(V
I)の化合物(ここにLはC1-4 アルコキシ基である)
は、適当な有機リチウムまたはグリニャール試薬で処理
でき、たとえば、アセトニトリルとジイソプロピルアミ
ドリチウムとの反応生成物で処理できる。容易に理解さ
れるように、その結果得られる式(II)の化合物は、
リチウムエノレート塩の形のものである。
【0037】式(VI)の化合物〔ここにR1 は基
(A)を表す〕は、次の方法によって有利に製造でき、
すなわち、次式(VII)、化9、
【0038】
【化9】
【0039】〔ここに、(i)AはCOClに変換し得
る基を表し、Bは−(CH2)j 1 を表し、L1 は離脱
可能基を表す。あるいは、AとL1 が一緒になって−C
OO−を表す。j、kおよびl(エル)のうちの1つは
1を表し、他の2つはそれぞれ個別的に2〜4の整数を
表す。R10は水素またはN−保護基を表す〕の化合物を
環化することによって、次式(VIIa)、化10、
【0040】
【化10】
【0041】(ここに、XはCOClまたはCOBrに
変換し得る基を表し、Z- はアニオンであり、他の記号
は既述の意味を有する)の化合物が製造できる。
【0042】あるいは、(ii)Aは電子除去基を表
し、Bは水素を表し、R10は−(CH2)j 2 を表し、
2 は離脱可能基を表し、kおよびl(エル)のうちの
1つは1であり、他の1つおよびjはそれぞれ個別的に
2〜4の整数を表す。この場合には、式(VIIb)、
化11、
【0043】
【化11】
【0044】(ここにWは電子除去基またはXを表し、
残りの記号は既述の意味を有する)の化合物が得られ
る。
【0045】その後に、任意的に、または必要に応じて
10すなわちN−保護基を除去し、WをXに変換させ、
そしてXをCOClまたはCOBrに変換させる。
【0046】前記の保護基の除去、その変換および相互
変換(interconversion)の各段階は、
任意の適当な順序で行うことができる。
【0047】離脱可能基L1 およびL2 の例には臭素ま
たは塩素のごときハロ基、トシルオキシ基、メシルオキ
シ基があげられる。
【0048】R10がN−保護基である場合には、その例
にはベンジル基および置換ベンジル基があげられる。
【0049】AおよびXがCOClまたはCOBrに変
換し得る基である場合には、その例にはC1-4 アルコキ
シカルボニル基、ベンジルオキシカルボキニル基および
シアノ基があげられる。
【0050】前記の環化反応は求核的置換反応であっ
て、これは、基AおよびBに適した慣用反応条件下に実
施できる。たとえば、Bが(CH2)j Br基であり、A
がC1-4 アルコキシカルボキニル基である場合には、前
記環化反応はトルエンまたはエーテルのごとき不活性溶
媒中で高温下に実施できる。Bが(CH2)j OTos基
または(CH2)j OMes基である場合には、(CH2)
j OH基をピリジンのごとき塩基の中で塩化メシルまた
は塩化メシルのごとき適当な薬剤で処理することによっ
て前記の所望基が得られる。しかしてこの場合の環化反
応は室温または高温においてトルエンのごとき不活性溶
媒中で実施できる。AおよびL1 が一緒になって−CO
O−を表す場合には、前記の環化反応はエタノールのご
とき低級アルカノール中で臭化水素のごとき酸性物質の
存在下に実施できる。その結果得られる式(VIIa)
の化合物において、Xは、環化反応に使用された低級ア
ルカノールに相当するアルコキシカルボニル基である。
【0051】R10がベンジル基のごときN−保護基であ
る場合には、該基は公知水素化反応によって除去でき、
該反応はPd/Cのごとき適当な触媒の存在下に行うの
が好ましい。
【0052】Aが電子除去基であるときには、該基の例
にはC1-4 アルコキシカルボニル基およびシアノ基があ
げられる。
【0053】AがC1-4 アルコキシカルボニル基のごと
き電子除去基であり、Bが水素であり、R10が−(CH
2)j 2 であり、L2 がたとえば塩素である場合には、
前記の環化反応は、式(VII)の化合物をリチウムジ
イソプロピルアミドで処理することによって実施でき
る。
【0054】式(VII)の化合物は常法によって製造
できる。AがC1-4 アルコキシカルボニル基であり、B
が(CH2)j 1 であり、R10が水素またはN−保護基
である場合には、式(VII)の化合物は次の方法によ
って製造できる。次式(IX)、化12、
【0055】
【化12】
【0056】(ここに、R11はC1-4 アルキル基であ
り、他の記号は既述の意味を有する)の化合物を、リチ
ウムジイソプロピルで処理する(該リチウム化合物は、
ジイソプロピルアミンおよびn−ブチルリチウムを用い
てその場で生成させたものである)。次いで、化合物L
5 (CH2)j 1 (ここにL5 は離脱可能基である)と
反応させる。この反応は、エーテルのごとき不活性溶媒
中で低温ないし高温下に実施できる。L1 およびL5
好ましくは臭素である。
【0057】AおよびL1 が一緒になって−COO−を
表し、そしてjが2である場合には、式(VII)の化
合物は次の方法によって製造でき、すなわち、予めリチ
ウムジイソプロピルアミドで処理された式(IX)の化
合物と、エチレンオキサイドとを、エーテルのごとき不
活性溶媒中で低温ないし高温下に反応させることによっ
て製造できる。
【0058】あるいは、AおよびL1 とが一緒になって
−COOを表し、jが2であり、kが2であり、l(エ
ル)が1(イチ)である場合には、式(VII)の化合
物は下記の1,3−ダイポーラー(dipolar)シ
クロ付加反応によって製造できる。該反応は、次式
(X)、化13、
【0059】
【化13】
【0060】の化合物と、次式(XI)、化14、
【0061】
【化14】
【0062】(ここに、R10はN−保護基である)の化
合物とを、触媒量のトリフルオロ酢酸の存在下に反応さ
せることを含むものである。
【0063】AがC1-4 アルコキシカルボニル基のごと
き電子除去基、Bが水素、そしてR10が(CH2)j 2
である場合には、式(VII)の化合物は、式(IX)
の化合物(ここにR10は水素である)と、化合物L
5 (CH2)j 2 (ここにL5 は既述の意味を有する)
とを、アセトンのごとき溶媒中で炭酸カリウムのごとき
塩基の存在下に反応させることによって製造できる。離
脱可能基であるL5 は好ましくは臭素であり、L2 は好
ましくは塩素である。
【0064】式(IX)の化合物は公知化合物であり、
あるいはこれは、公知化合物の製法と類似の方法によっ
て製造できるものである。たとえば式(IX)の化合物
(ここにkは2であり、l(エル)は1(イチ)であ
り、R10はベンジル基である)は、ジ−C1-4 アルキル
イタコネートを適当なアルカノール中でベンジルアミン
の存在下に高温において環化し、かくして得られたピロ
リジン環の2−位置のオキソ基をテトラヒドロフラン中
で室温ないし高温下にBH3 で還元することによって製
造できる。
【0065】式(III)の化合物は公知化合物であ
り、あるいは該公知化合物の製法と類似の方法によって
製造できるものである。式(III)の化合物は、市場
で入手できる。
【0066】式(X)および(XI)の化合物は常法に
よって製造できる。たとえば式(X)の化合物は、γ−
ブチロラクトンと蟻酸エチルとを水素化ナトリウムのご
とき塩基の存在下に反応させ、これによって得られたホ
ルミル誘導体(エノール塩)をその後にホルムアルデヒ
ドと反応させることによって製造できる。式(XI)の
化合物は、第1アミンR10NH2 をクロロメチルトリメ
チルシランおよびホルムアルデヒドと順次反応させ、次
いでメタノールおよび無水炭酸カリウムと反応させるこ
とによって製造できる。
【0067】もし所望ならば、エキソ異性体は、それに
対応するエンド異性体のエピメル化によって製造でき、
また、逆の反応も可能である。エピメル化反応は、本発
明方法の適当な段階において標準的な実施方法に従って
実施できる。
【0068】式(I)の化合物の立体異性体において、
1つの種類の異性体を別の異性体から分離する操作は、
クロマトグラフィー等の常法に従って実施できる。エナ
ンチオマー(左右像異性体)は、(S)−(+)−およ
び(R)−(−)−1,1′−ビナフチル−2,2′−
ジイル−水素ホスフェートのごときキラル分離剤(Ch
iral resolving agents)を用い
て分離でき、あるいはキラルクロマトグラフィーによっ
て分離できる。また、所望の異性体を立体特異性合成ま
たは非対称合成操作によって得ることも可能である。
【0069】式(I)の化合物の薬学的に許容される塩
類は、常法に従って適当な酸〔たとえば式(I)の説明
の文節中に記載された酸〕との反応を行うことによって
製造できる。
【0070】本発明によって製造される化合物は、中枢
神経系内のムスカリン性受容体への作用を通じてアセチ
ルコリンの機能を高める効果を奏し、したがってこれは
痴呆症の治療および/または予防のための薬剤としての
効果が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 471/08 C07D 471/08 487/08 487/08 (72)発明者 バリー・シドニー・オーレック イギリス国,エセックス州シーエム19・5 エイディ,ハーロー,フォースアベニュ ー,ザピナクルズ,コールドハーバーロー ド,ビーチャムファーマシューチカルズ (番地なし) (72)発明者 スティーブン・マーク・ブロミッジ イギリス国,エセックス州シーエム19・5 エイディ,ハーロー,フォースアベニュ ー,ザピナクルズ,コールドハーバーロー ド,ビーチャムファーマシューチカルズ (番地なし) (72)発明者 スティーブン・ダブズ イギリス国,エセックス州シーエム19・5 エイディ,ハーロー,フォースアベニュ ー,ザピナクルズ,コールドハーバーロー ド,ビーチャムファーマシューチカルズ (番地なし)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)、化1、 【化1】 〔式中、R1 は次式(A)または(B)、化2、 【化2】 (式中、pおよびqの各々はそれぞれ個別的に2〜4の
    整数を表し、rは2〜4の整数を表し、sは1または2
    を表し、tは0または1を表す)の基を表し、R2 はO
    4 基(ここでR4 はC1-4 アルキル基、C2-4 アルケ
    ニル基、C2-4アルキニル基を表す)、OCOR5
    (ここでR5 は水素またはR4 を表す)、NHR6 基ま
    たはNR7 8 基(ここでR6 、R7 およびR8 はそれ
    ぞれ個別的にC1-2 アルキル基を表す)を表し、そして
    3 は塩素、弗素、臭素、シクロプロピル基、C1-3
    ルキル基(該アルキル基は1個、2個または3個のハロ
    ゲン原子で置換されたものである)を表し、あるいはR
    3 は(CH2 )nR9 基を表し、(ここでR9 は−C
    N、−OH、−OCH3 、−SH、−SCH3 、−C≡
    CHまたは−CH=CH2 を表す)そしてnは0または
    1である。但し、nが0である場合には、R9 は−OH
    または−SHではない〕の化合物、またはその薬学的に
    許容される塩の製造方法において、式(XII)、化
    3、 【化3】 (式中、R1 は式(I)において定義したとおりであ
    り、R3 ′はR3 またはトリメチルシリルエチニルを表
    し、R3 は式(I)において定義したとおりである)の
    化合物を、そのヒドロキシル基を式(I)において定義
    したとおりのR2 に転換するように反応させ、そしてそ
    の後に、場合に応じてR3 ′がR3 以外である場合はR
    3 ′をR3 に転換させ、そして場合に応じて製薬的に許
    容出来る塩を形成することを特徴とする、上記式(I)
    の化合物またはその製薬的に許容出来る塩の製造方法。
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