JPH09183469A - 時限式殺虫剤容器 - Google Patents
時限式殺虫剤容器Info
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- JPH09183469A JPH09183469A JP7353993A JP35399395A JPH09183469A JP H09183469 A JPH09183469 A JP H09183469A JP 7353993 A JP7353993 A JP 7353993A JP 35399395 A JP35399395 A JP 35399395A JP H09183469 A JPH09183469 A JP H09183469A
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- JP
- Japan
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- container body
- peripheral wall
- container
- stem
- top plate
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/14—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
- B65D83/16—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
- B65D83/26—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operating automatically, e.g. periodically
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セットした者が噴霧剤を吸い込まないように
する。 【解決手段】 第1容器体2と、該容器体内へ遊挿状態
に収納させた、下部に透孔14を有する第2容器体10と、
該容器体の下方へ収納させた、吸水により次第に膨張す
る圧縮体20と、第2容器体内の上向き段部15に底面外周
部を載置したエアゾール缶21と、第1容器体上面を閉塞
する蓋体23とからなり、該蓋体の頂板24下面から、エア
ゾール缶のステム22に嵌合する係止筒25を、また第2周
壁12上部へ位置決め可能に嵌合する短筒27をそれぞれ垂
下し、かつ上記係止筒が囲む頂板部分中心にステム外径
より小径の噴霧孔35を穿設した蓋体23とからなり、圧縮
体20の膨張によりステム22に対してエアゾール缶21を所
定長押し上げ、噴出可能に形成した。
する。 【解決手段】 第1容器体2と、該容器体内へ遊挿状態
に収納させた、下部に透孔14を有する第2容器体10と、
該容器体の下方へ収納させた、吸水により次第に膨張す
る圧縮体20と、第2容器体内の上向き段部15に底面外周
部を載置したエアゾール缶21と、第1容器体上面を閉塞
する蓋体23とからなり、該蓋体の頂板24下面から、エア
ゾール缶のステム22に嵌合する係止筒25を、また第2周
壁12上部へ位置決め可能に嵌合する短筒27をそれぞれ垂
下し、かつ上記係止筒が囲む頂板部分中心にステム外径
より小径の噴霧孔35を穿設した蓋体23とからなり、圧縮
体20の膨張によりステム22に対してエアゾール缶21を所
定長押し上げ、噴出可能に形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時限式殺虫剤容器
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平6ー25183号公報に
は、容器体頂壁の裏面に弁箱を固着させ、該弁箱内から
容器体内底部へ流出パイプを垂下すると共に、その弁箱
内から上記頂壁を貫通してステムを上方付勢状態に起立
し、かつステムには、該ステムを噴射位置に保持するス
テム押下げ位置保持装置を付設した時限式殺虫剤容器に
おいて、上記容器体胴部の下部内へ隔板を水密に、かつ
下降可能に嵌合させて、該隔板下方の胴部内を高圧無害
噴射剤充填の第1室に、かつ上方胴部内を高圧殺虫噴出
剤充填の第2室に、それぞれ形成すると共に、隔板上面
に開口する目塞り穴内へ、上記流出パイプ下端部を水密
にかつ抜出し可能に嵌合させ、又容器体底壁に細孔を穿
設して、該細孔を引抜き可能な栓で密閉した時限式殺虫
剤容器が記載されている。該時限式殺虫剤容器は栓引抜
き後から一定時間が過ぎると、噴霧が開始されるので、
セット者が殺虫剤を吸い込む危険がなく便利である。
は、容器体頂壁の裏面に弁箱を固着させ、該弁箱内から
容器体内底部へ流出パイプを垂下すると共に、その弁箱
内から上記頂壁を貫通してステムを上方付勢状態に起立
し、かつステムには、該ステムを噴射位置に保持するス
テム押下げ位置保持装置を付設した時限式殺虫剤容器に
おいて、上記容器体胴部の下部内へ隔板を水密に、かつ
下降可能に嵌合させて、該隔板下方の胴部内を高圧無害
噴射剤充填の第1室に、かつ上方胴部内を高圧殺虫噴出
剤充填の第2室に、それぞれ形成すると共に、隔板上面
に開口する目塞り穴内へ、上記流出パイプ下端部を水密
にかつ抜出し可能に嵌合させ、又容器体底壁に細孔を穿
設して、該細孔を引抜き可能な栓で密閉した時限式殺虫
剤容器が記載されている。該時限式殺虫剤容器は栓引抜
き後から一定時間が過ぎると、噴霧が開始されるので、
セット者が殺虫剤を吸い込む危険がなく便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た時限式殺虫剤容器では、容器体内を隔壁により上下に
二分しなければならないために組立が難しく製造コスト
が高くなるという問題があった。
た時限式殺虫剤容器では、容器体内を隔壁により上下に
二分しなければならないために組立が難しく製造コスト
が高くなるという問題があった。
【0004】本発明は、一般のエアゾール容器を使用
し、かつ組立を簡単にした安価な、しかも使用後には簡
単に分別廃棄できる時限式殺虫剤容器を提供することを
目的とする。
し、かつ組立を簡単にした安価な、しかも使用後には簡
単に分別廃棄できる時限式殺虫剤容器を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段としては、底壁3外周から第1周壁4を
起立する第1容器体2と、該容器体内へ遊挿状態に収納
された、底板11外周から第2周壁12を起立する第2容器
体10と、該第2容器体の下部内へ収納させた、吸水によ
り次第に膨張する圧縮体20と、該圧縮体上方の第2周壁
内へ嵌合させて第2容器体内へ収納させた、頂壁中央部
からステム22を上方付勢させて起立するエアゾール缶21
と、上記第1周壁4上端部へ着脱自在に頂板24の外周部
を嵌合させて、第1容器体上面を閉塞する蓋体23とから
なり、該蓋体には、上記頂板24中央部下面からステム22
の上部外面に嵌合させて係止筒25を垂下すると共に、該
係止筒が囲む頂板部分中心に、ステム外径より小径の噴
霧孔26を穿設し、更に頂板24からは上記第2周壁12上部
へ位置決め可能に嵌合させて短筒27を垂下し、また第2
容器体10には、その底壁部分ないし周壁下部に、単数又
は複数の透孔14を穿設しておき、第1容器体2内への給
水による上記圧縮体20の膨張で、ステム22に対してエア
ゾール缶21が押上げられて、ステム22から噴出した霧が
上記噴霧孔26を通って噴出可能に形成した。
に、第1の手段としては、底壁3外周から第1周壁4を
起立する第1容器体2と、該容器体内へ遊挿状態に収納
された、底板11外周から第2周壁12を起立する第2容器
体10と、該第2容器体の下部内へ収納させた、吸水によ
り次第に膨張する圧縮体20と、該圧縮体上方の第2周壁
内へ嵌合させて第2容器体内へ収納させた、頂壁中央部
からステム22を上方付勢させて起立するエアゾール缶21
と、上記第1周壁4上端部へ着脱自在に頂板24の外周部
を嵌合させて、第1容器体上面を閉塞する蓋体23とから
なり、該蓋体には、上記頂板24中央部下面からステム22
の上部外面に嵌合させて係止筒25を垂下すると共に、該
係止筒が囲む頂板部分中心に、ステム外径より小径の噴
霧孔26を穿設し、更に頂板24からは上記第2周壁12上部
へ位置決め可能に嵌合させて短筒27を垂下し、また第2
容器体10には、その底壁部分ないし周壁下部に、単数又
は複数の透孔14を穿設しておき、第1容器体2内への給
水による上記圧縮体20の膨張で、ステム22に対してエア
ゾール缶21が押上げられて、ステム22から噴出した霧が
上記噴霧孔26を通って噴出可能に形成した。
【0006】第2の手段としては、第1の手段の構成を
有すると共に、上記蓋体の短筒27と第2容器体の第2周
壁12との位置決めは螺合により行うよう設けた。
有すると共に、上記蓋体の短筒27と第2容器体の第2周
壁12との位置決めは螺合により行うよう設けた。
【0007】第3の手段としては、底壁3外周から第1
周壁4を起立する第1容器体2と、該容器体内へ遊挿状
態に収納された、第2周壁下部に単数又は複数の透孔14
を穿設した第2容器体10と、上記第2容器体内下方へ収
納させた、吸水により次第に膨張する圧縮体20と、該圧
縮体上方の第2周壁内へ嵌合させて第2容器体内へ収納
させた、頂壁中央部からステム22を上方付勢させて起立
するエアゾール缶21と、上記第1周壁4上端面に載置し
たフランジ状頂壁51内周縁から第1周壁4上部内面へ、
位置決め可能に嵌合させて装着筒52を垂下し、かつ該装
着筒下面を頂板24で閉塞した蓋体23とからなり、該蓋体
には上記頂板24中央部下面から、ステム22の上部外面に
嵌合させて係止筒25を垂下して、該係止筒が囲む頂板部
分中心にステム外径より小径の噴霧孔26を穿設すると共
に、該噴霧孔を囲む頂板部分上面から、ほぼ装着筒上端
部の高さまでノズル33を起立し、又ノズル外方の頂板部
分に単数又は複数の注水孔50をそれぞれ穿設すると共
に、頂板24から第2周壁12上部に嵌合させて短筒27を垂
下しておき、上記蓋体の注水孔50から注入された水の吸
水による上記圧縮体20の膨張で、ステム22に対してエア
ゾール缶21が押上げられて、ステム22から噴出した霧が
上記ノズル33を通って噴出可能に形成した。
周壁4を起立する第1容器体2と、該容器体内へ遊挿状
態に収納された、第2周壁下部に単数又は複数の透孔14
を穿設した第2容器体10と、上記第2容器体内下方へ収
納させた、吸水により次第に膨張する圧縮体20と、該圧
縮体上方の第2周壁内へ嵌合させて第2容器体内へ収納
させた、頂壁中央部からステム22を上方付勢させて起立
するエアゾール缶21と、上記第1周壁4上端面に載置し
たフランジ状頂壁51内周縁から第1周壁4上部内面へ、
位置決め可能に嵌合させて装着筒52を垂下し、かつ該装
着筒下面を頂板24で閉塞した蓋体23とからなり、該蓋体
には上記頂板24中央部下面から、ステム22の上部外面に
嵌合させて係止筒25を垂下して、該係止筒が囲む頂板部
分中心にステム外径より小径の噴霧孔26を穿設すると共
に、該噴霧孔を囲む頂板部分上面から、ほぼ装着筒上端
部の高さまでノズル33を起立し、又ノズル外方の頂板部
分に単数又は複数の注水孔50をそれぞれ穿設すると共
に、頂板24から第2周壁12上部に嵌合させて短筒27を垂
下しておき、上記蓋体の注水孔50から注入された水の吸
水による上記圧縮体20の膨張で、ステム22に対してエア
ゾール缶21が押上げられて、ステム22から噴出した霧が
上記ノズル33を通って噴出可能に形成した。
【0008】第4の手段としては、第1,第2又は第3
の手段の構成を有すると共に、上記第2周壁12下部内面
に上向き段部15を形成し、該上向き段部にエアゾール缶
21の底面外周部を載置させた。
の手段の構成を有すると共に、上記第2周壁12下部内面
に上向き段部15を形成し、該上向き段部にエアゾール缶
21の底面外周部を載置させた。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明時限式殺虫剤
容器1の第1実施形態を示す。該時限式殺虫剤容器は、
第1容器体と、第2容器体と、圧縮体と、エアゾール
缶、及び蓋体とからなり、上記第1,第2容器体と蓋体
とを合成樹脂材で成形している。
容器1の第1実施形態を示す。該時限式殺虫剤容器は、
第1容器体と、第2容器体と、圧縮体と、エアゾール
缶、及び蓋体とからなり、上記第1,第2容器体と蓋体
とを合成樹脂材で成形している。
【0010】第1容器体2は、底壁3外周から第1周壁
4を起立してなる。該第1周壁下部内面には、突条5が
周設されており、該突条は第1容器体2内への最低給水
量を示すマークとして使用される。なお、本実施形態で
は第1周壁下部内面に突条5を周設したが、該突条の代
わりに凹条を形成してもよい。また図示例では上記底壁
3を平らな平板部3aと、該平板部外周から斜上外方へ
突出させた傾斜板部3bとで形成し、第1容器体2内に
給水された水が底壁中央部に寄るようにしている。また
上記傾斜板部下面からは、後述する蓋体上部に嵌合する
嵌合用短筒6を垂下しており、該短筒は時限式殺虫剤容
器1を積み重ねて保管する時に、これらが倒壊しないよ
うにする。
4を起立してなる。該第1周壁下部内面には、突条5が
周設されており、該突条は第1容器体2内への最低給水
量を示すマークとして使用される。なお、本実施形態で
は第1周壁下部内面に突条5を周設したが、該突条の代
わりに凹条を形成してもよい。また図示例では上記底壁
3を平らな平板部3aと、該平板部外周から斜上外方へ
突出させた傾斜板部3bとで形成し、第1容器体2内に
給水された水が底壁中央部に寄るようにしている。また
上記傾斜板部下面からは、後述する蓋体上部に嵌合する
嵌合用短筒6を垂下しており、該短筒は時限式殺虫剤容
器1を積み重ねて保管する時に、これらが倒壊しないよ
うにする。
【0011】符号10は下面を底板11で閉塞した第2周壁
12で形成した第2容器体であり、該第2容器体は第2周
壁12と第1周壁4との間に間隙をあけて、上記第1容器
体2内へ収納されている。上記第2周壁の上端部外面に
は、位置決め用の螺条13を周設している。上記底板11な
いし上向き段部下方の第2周壁部分に、単数又は複数の
透孔14を穿設しており、該透孔は第2容器体10内と第1
容器体2内とを連通する。なお、本実施形態では、図1
に破線で示すように第2周壁12に4個の矩形の透孔14
を、また図2が示すように上記底板11を十字形状とする
ことで、第2容器体10の底壁部分に4個の扇形の透孔14
を形成したが、これらの透孔14の形状及びサイズは適宜
変更してもよく、該変更により後述する圧縮体の膨張を
速めたり、遅くしたりすることができる。
12で形成した第2容器体であり、該第2容器体は第2周
壁12と第1周壁4との間に間隙をあけて、上記第1容器
体2内へ収納されている。上記第2周壁の上端部外面に
は、位置決め用の螺条13を周設している。上記底板11な
いし上向き段部下方の第2周壁部分に、単数又は複数の
透孔14を穿設しており、該透孔は第2容器体10内と第1
容器体2内とを連通する。なお、本実施形態では、図1
に破線で示すように第2周壁12に4個の矩形の透孔14
を、また図2が示すように上記底板11を十字形状とする
ことで、第2容器体10の底壁部分に4個の扇形の透孔14
を形成したが、これらの透孔14の形状及びサイズは適宜
変更してもよく、該変更により後述する圧縮体の膨張を
速めたり、遅くしたりすることができる。
【0012】符号20は吸水により次第に膨張する圧縮体
を示す。該圧縮体は上記底板11上に載置させて、第2容
器体の下部内へ収納されている。該圧縮体は膨張によ
り、後述するエアゾール缶をステムに対して徐々に押上
げ、エアゾール缶を開弁させるものである。上記膨張が
主として厚み方向に発現するように、圧縮体の外周面を
第2周壁内面へ近接させた状態で、第2容器体10内へ圧
縮体20を収納することが好ましい。
を示す。該圧縮体は上記底板11上に載置させて、第2容
器体の下部内へ収納されている。該圧縮体は膨張によ
り、後述するエアゾール缶をステムに対して徐々に押上
げ、エアゾール缶を開弁させるものである。上記膨張が
主として厚み方向に発現するように、圧縮体の外周面を
第2周壁内面へ近接させた状態で、第2容器体10内へ圧
縮体20を収納することが好ましい。
【0013】符号21は圧縮体20上に載置し、かつ第2周
壁内へ嵌合させた状態で、第2容器体内へ収納させた、
内部に殺虫剤を装填したエアゾール缶を示す。エアゾー
ル缶は公知であるから、構造及び作用を簡単に説明す
る。上記エアゾール缶21は頂壁中央部から、吐出弁を下
端部に有するステム22を上方付勢させて起立している。
該ステム22は付勢に抗して一定長押下げられると、上記
吐出弁が開弁し、エアゾール缶21内の殺虫剤がステム22
から噴出する。該ステム22の押下げが解除されて上昇す
ると、上記吐出弁が閉弁して殺虫剤の噴出が停止する。
壁内へ嵌合させた状態で、第2容器体内へ収納させた、
内部に殺虫剤を装填したエアゾール缶を示す。エアゾー
ル缶は公知であるから、構造及び作用を簡単に説明す
る。上記エアゾール缶21は頂壁中央部から、吐出弁を下
端部に有するステム22を上方付勢させて起立している。
該ステム22は付勢に抗して一定長押下げられると、上記
吐出弁が開弁し、エアゾール缶21内の殺虫剤がステム22
から噴出する。該ステム22の押下げが解除されて上昇す
ると、上記吐出弁が閉弁して殺虫剤の噴出が停止する。
【0014】蓋体23は、上記第1周壁4上端部へ着脱自
在に、頂板24の外周部を嵌合させて、第1容器体上面を
閉塞する。上記頂板24は、中央部下面からステム22の上
部外面に嵌合する係止筒25を垂下し、かつ該係止筒が囲
む頂板中心部分に、ステム外径より小径の噴霧孔26を穿
設すると共に、外周部下面から上記第2周壁12上部へ位
置決め可能に嵌合させて短筒27を垂下している。該短筒
の内面に螺条28を周設しており、該螺条を第2周壁の螺
条13に螺合することで、第2容器体10は第1容器体2に
対して吊り下げた状態で、蓋体23に固定される。なお、
図示例では第2容器体10を第1容器体2に対して若干浮
かせたが、第2容器体10の底面を第1容器体の底壁3に
当接してもよい。また図示例では、短筒の螺条28と第2
周壁の螺条13との螺合により、短筒27を第2周壁12に対
して位置決めしたが、これらを凹凸の係止手段を介して
位置決めしてもよい。
在に、頂板24の外周部を嵌合させて、第1容器体上面を
閉塞する。上記頂板24は、中央部下面からステム22の上
部外面に嵌合する係止筒25を垂下し、かつ該係止筒が囲
む頂板中心部分に、ステム外径より小径の噴霧孔26を穿
設すると共に、外周部下面から上記第2周壁12上部へ位
置決め可能に嵌合させて短筒27を垂下している。該短筒
の内面に螺条28を周設しており、該螺条を第2周壁の螺
条13に螺合することで、第2容器体10は第1容器体2に
対して吊り下げた状態で、蓋体23に固定される。なお、
図示例では第2容器体10を第1容器体2に対して若干浮
かせたが、第2容器体10の底面を第1容器体の底壁3に
当接してもよい。また図示例では、短筒の螺条28と第2
周壁の螺条13との螺合により、短筒27を第2周壁12に対
して位置決めしたが、これらを凹凸の係止手段を介して
位置決めしてもよい。
【0015】図示例では、頂板24の外周から、外面を第
1周壁上端部内面へ嵌合させて短内筒30を起立し、該内
筒上端から外向きフランジ31を介して、第1周壁上端部
外面へ嵌合する短外筒32を垂下しており、上記内,外両
短筒で第1周壁上端部を挟持することで、蓋体23が第1
容器体2から容易に離脱しないようにしている。また、
頂板24中央部上面から、上記噴霧孔26を囲むように、か
つ該噴霧孔と同内径のノズル33を起立している。
1周壁上端部内面へ嵌合させて短内筒30を起立し、該内
筒上端から外向きフランジ31を介して、第1周壁上端部
外面へ嵌合する短外筒32を垂下しており、上記内,外両
短筒で第1周壁上端部を挟持することで、蓋体23が第1
容器体2から容易に離脱しないようにしている。また、
頂板24中央部上面から、上記噴霧孔26を囲むように、か
つ該噴霧孔と同内径のノズル33を起立している。
【0016】既述圧縮体20の押上げ能力について、圧縮
タオルを一例に挙げて、以下説明する。該圧縮タオル
は、縦31cm×横31cmの綿100%のタオル地
を、ほぼ厚み22.0mm,直径44.8mmの円柱形
状にプレス加工したものて、円板状のラベルを2枚封入
した状態でシュリンクフイルムで包装し、TOWOL
PETIT〔(商品名)発売元:サンドライ株式会社,
製造元:オーミケンシ株式会社〕として販売されてい
る。このTOWOL PETITの12個について、厚
み及び直径を測定した。その測定データは下記の表1に
示す。
タオルを一例に挙げて、以下説明する。該圧縮タオル
は、縦31cm×横31cmの綿100%のタオル地
を、ほぼ厚み22.0mm,直径44.8mmの円柱形
状にプレス加工したものて、円板状のラベルを2枚封入
した状態でシュリンクフイルムで包装し、TOWOL
PETIT〔(商品名)発売元:サンドライ株式会社,
製造元:オーミケンシ株式会社〕として販売されてい
る。このTOWOL PETITの12個について、厚
み及び直径を測定した。その測定データは下記の表1に
示す。
【0017】
【表1】
【0018】上記圧縮タオルの膨張力と、膨張後の厚み
を測定するテスト装置を、図7に示す。該テスト装置
は、上面開口の浅底容器35と、圧縮タオルの外径とほぼ
同内径であって、透孔36を穿設した隔壁37を有し、かつ
該隔壁下方に切欠き38を形成した筒体40と、該筒体内に
昇降自在にプレート41と、膨張力を測定するプッシュプ
ルゲージ42とからなる。膨張力は上記隔壁37とプレート
41との間に圧縮タオルを介在させ、しかる後に浅底容器
35内へ50ccの水を注入し、プレート41が3mm押上
げられた位置で、プッシュプルゲージ42により測定し
た。また膨張後の厚みはプッシュプルゲージ42を取り去
り、放置して測定した。これらの測定データは下記の表
2に示す。なお、参考例として、厚み方向の中間から切
断して、厚みを1/2にした圧縮タオルについても同様
な測定をした。
を測定するテスト装置を、図7に示す。該テスト装置
は、上面開口の浅底容器35と、圧縮タオルの外径とほぼ
同内径であって、透孔36を穿設した隔壁37を有し、かつ
該隔壁下方に切欠き38を形成した筒体40と、該筒体内に
昇降自在にプレート41と、膨張力を測定するプッシュプ
ルゲージ42とからなる。膨張力は上記隔壁37とプレート
41との間に圧縮タオルを介在させ、しかる後に浅底容器
35内へ50ccの水を注入し、プレート41が3mm押上
げられた位置で、プッシュプルゲージ42により測定し
た。また膨張後の厚みはプッシュプルゲージ42を取り去
り、放置して測定した。これらの測定データは下記の表
2に示す。なお、参考例として、厚み方向の中間から切
断して、厚みを1/2にした圧縮タオルについても同様
な測定をした。
【0019】
【表2】
【0020】ここで、一般のエアゾール缶は、ステムが
約0.1mm〜約1.0mm押下げられたときに開弁す
るよう設けられており、またステムの付勢力が約1.0
kg〜約1.5kgであることから、上記測定結果によ
ると、圧縮タオルは少なくとも約1.0kgのエアゾー
ル缶を押上げて開弁させる能力がある。実際に圧縮タオ
ル、自重約0.3kgのエアゾール缶10を容器体2に装
填して吸水させたところ、注水後、しばらくしてから噴
霧が開始した。また参考例もエアゾール缶を開弁させる
能力があることからわかるように、圧縮タオルは若干の
形状変更が許容される。なお、圧縮体20としては、上記
圧縮タオルの他、プレス加工して嵩を圧縮した織物や、
吸水により数倍以上に膨張する合成樹脂等であってもよ
い。
約0.1mm〜約1.0mm押下げられたときに開弁す
るよう設けられており、またステムの付勢力が約1.0
kg〜約1.5kgであることから、上記測定結果によ
ると、圧縮タオルは少なくとも約1.0kgのエアゾー
ル缶を押上げて開弁させる能力がある。実際に圧縮タオ
ル、自重約0.3kgのエアゾール缶10を容器体2に装
填して吸水させたところ、注水後、しばらくしてから噴
霧が開始した。また参考例もエアゾール缶を開弁させる
能力があることからわかるように、圧縮タオルは若干の
形状変更が許容される。なお、圧縮体20としては、上記
圧縮タオルの他、プレス加工して嵩を圧縮した織物や、
吸水により数倍以上に膨張する合成樹脂等であってもよ
い。
【0021】上記構成の時限式殺虫剤容器1は、図1が
示す状態から、第1周壁4から頂板24外周部を離脱さ
せ、蓋体23と共に第2容器体10を上方へ引き上げて、こ
れらを第1容器体2から取り出す。この後、第1容器体
2内へ、突条5が水没するまで注水し、しかる後に第1
容器体2内へ第2容器体10を挿入して、蓋体23を装着す
る。
示す状態から、第1周壁4から頂板24外周部を離脱さ
せ、蓋体23と共に第2容器体10を上方へ引き上げて、こ
れらを第1容器体2から取り出す。この後、第1容器体
2内へ、突条5が水没するまで注水し、しかる後に第1
容器体2内へ第2容器体10を挿入して、蓋体23を装着す
る。
【0022】該状態では第2容器体10下部が水没してお
り、圧縮体20は第1容器体2内の水を透孔14を介して徐
々に吸水する。該吸水により圧縮体20は上下方向に次第
に伸長し、エアゾール缶21を第2容器体10内で上方へ押
上げる。
り、圧縮体20は第1容器体2内の水を透孔14を介して徐
々に吸水する。該吸水により圧縮体20は上下方向に次第
に伸長し、エアゾール缶21を第2容器体10内で上方へ押
上げる。
【0023】このとき、ステム22上端は頂板24に当接し
ているので、上記エアゾール缶21の押上げにより、ステ
ム22は図3が示すように開弁位置まで、エアゾール缶21
内に押込まれることになり、よって、エアゾール缶21内
の殺虫剤はステム22を介して噴霧孔26から噴出する。
ているので、上記エアゾール缶21の押上げにより、ステ
ム22は図3が示すように開弁位置まで、エアゾール缶21
内に押込まれることになり、よって、エアゾール缶21内
の殺虫剤はステム22を介して噴霧孔26から噴出する。
【0024】使用後、廃棄するときには、蓋体23を上方
へ引き上げて、第2容器体10を第1容器体2から取り出
す。該状態で、第2容器体10に対し蓋体23を回動して螺
合を解除し、これらを分離する。これにより、エアゾー
ル缶21及び圧縮体20を第2容器体10内から簡単に取り出
すことができるので、時限式殺虫剤容器1は上記したよ
うに、第1容器体2,第2容器体10,蓋体23,エアゾー
ル缶21及び圧縮体20に容易に分解できる。
へ引き上げて、第2容器体10を第1容器体2から取り出
す。該状態で、第2容器体10に対し蓋体23を回動して螺
合を解除し、これらを分離する。これにより、エアゾー
ル缶21及び圧縮体20を第2容器体10内から簡単に取り出
すことができるので、時限式殺虫剤容器1は上記したよ
うに、第1容器体2,第2容器体10,蓋体23,エアゾー
ル缶21及び圧縮体20に容易に分解できる。
【0025】図4は本発明時限式殺虫剤容器1の第2実
施形態を示す。なお、本実施形態の構成は上記第1実施
形態と略同様であるから、同様な部材に同一符号を用
い、以下、異なる構成について説明する。上記第2周壁
12の下部内面に上向き段部15を形成し、該上向き段部15
の下方の第2周壁部分内へ、圧縮体20を収納させると共
に、上向き段部15にエアゾール缶21の底面外周部を載置
させている。このため、圧縮体20の外面と第2周壁12の
内面とを接触させて、圧縮体20の膨張を厚み方向限定さ
せることができ、また圧縮体20の厚み方向の製造誤差に
左右されずに、エアゾール缶21を第2容器体10内の一定
位置に収納させることができる。
施形態を示す。なお、本実施形態の構成は上記第1実施
形態と略同様であるから、同様な部材に同一符号を用
い、以下、異なる構成について説明する。上記第2周壁
12の下部内面に上向き段部15を形成し、該上向き段部15
の下方の第2周壁部分内へ、圧縮体20を収納させると共
に、上向き段部15にエアゾール缶21の底面外周部を載置
させている。このため、圧縮体20の外面と第2周壁12の
内面とを接触させて、圧縮体20の膨張を厚み方向限定さ
せることができ、また圧縮体20の厚み方向の製造誤差に
左右されずに、エアゾール缶21を第2容器体10内の一定
位置に収納させることができる。
【0026】図5は本発明時限式殺虫剤容器1の第3実
施形態を示す。該時限式殺虫剤容器は上記いずれの実施
形態とは異なり、蓋体23を第1容器体2から離脱させる
ことなく、蓋体の注水孔50から第1容器体2内へ注水
し、殺虫剤を噴出するようにしたものである。
施形態を示す。該時限式殺虫剤容器は上記いずれの実施
形態とは異なり、蓋体23を第1容器体2から離脱させる
ことなく、蓋体の注水孔50から第1容器体2内へ注水
し、殺虫剤を噴出するようにしたものである。
【0027】第2容器体10は図5が示すように下面が開
口しており、その第2周壁12上端部を蓋体23の短筒27内
へ着脱自在に嵌合させ、かつ第2周壁12下端面を第1容
器体の底壁3に載置させた状態で、第1容器体2内に収
納している。また圧縮体20は、第1容器体の底壁3に直
に載置している。なお図示例では第2容器体10は下面を
開口したが、有底であってもよい。
口しており、その第2周壁12上端部を蓋体23の短筒27内
へ着脱自在に嵌合させ、かつ第2周壁12下端面を第1容
器体の底壁3に載置させた状態で、第1容器体2内に収
納している。また圧縮体20は、第1容器体の底壁3に直
に載置している。なお図示例では第2容器体10は下面を
開口したが、有底であってもよい。
【0028】蓋体23は、第1周壁4上端面に載置したフ
ランジ状頂壁51内周縁から第1周壁4上部内面へ、位置
決め可能に嵌合させて装着筒52を垂下し、かつ該装着筒
下面を頂板24で閉塞して、その上面に凹部53を形成し、
該凹部に水を溜められるようにしている。なお、上記凹
部53の内容積は、圧縮体20の最大吸水量より、若干大き
くするとよい。また既述ノズル33は、該上端をほぼ装着
筒上端部の高さまで、頂板部分上面から起立すること
で、凹部53内に注水したときに、ノズル33の上端が水没
しないようにしている。
ランジ状頂壁51内周縁から第1周壁4上部内面へ、位置
決め可能に嵌合させて装着筒52を垂下し、かつ該装着筒
下面を頂板24で閉塞して、その上面に凹部53を形成し、
該凹部に水を溜められるようにしている。なお、上記凹
部53の内容積は、圧縮体20の最大吸水量より、若干大き
くするとよい。また既述ノズル33は、該上端をほぼ装着
筒上端部の高さまで、頂板部分上面から起立すること
で、凹部53内に注水したときに、ノズル33の上端が水没
しないようにしている。
【0029】またノズル33の外方の頂板部分には単数な
いし複数の注水孔50をそれぞれ穿設しており、凹部53内
へ注水された水は、上記注水孔50から第1容器体2内に
流入する。なお、注水孔50の形状は周方向に沿う長孔で
あってもよい。図示例では、第1容器体の第1周壁4の
上端部外面へ螺条4aを周設し、かつ上記フランジ状頂
壁51外周から垂下した外筒部54内面に螺条54aを周設
し、これらを螺合することで、第1容器体2と蓋体23と
を位置決め可能に係止し、圧縮体20が膨張したとき、蓋
体23が外れないようにしている。
いし複数の注水孔50をそれぞれ穿設しており、凹部53内
へ注水された水は、上記注水孔50から第1容器体2内に
流入する。なお、注水孔50の形状は周方向に沿う長孔で
あってもよい。図示例では、第1容器体の第1周壁4の
上端部外面へ螺条4aを周設し、かつ上記フランジ状頂
壁51外周から垂下した外筒部54内面に螺条54aを周設
し、これらを螺合することで、第1容器体2と蓋体23と
を位置決め可能に係止し、圧縮体20が膨張したとき、蓋
体23が外れないようにしている。
【0030】上記構成の時限式殺虫剤容器1によれば、
蓋体の凹部53に水が注がれると、注水孔50から水が第1
容器体内へ流入する。この後、圧縮体20は第2周壁の透
孔14を介して吸水し、エアゾール缶21を押上げ、開弁す
る。該開弁により、エアゾール缶21内の殺虫剤はステム
22、ノズル33を通って噴出する。
蓋体の凹部53に水が注がれると、注水孔50から水が第1
容器体内へ流入する。この後、圧縮体20は第2周壁の透
孔14を介して吸水し、エアゾール缶21を押上げ、開弁す
る。該開弁により、エアゾール缶21内の殺虫剤はステム
22、ノズル33を通って噴出する。
【0031】図6は本発明時限式殺虫剤容器1の第4実
施形態を示す。該時限式殺虫剤容器は第3実施形態の第
2周壁下部内面に、エアゾール缶21の底面外周部を載置
する上向き段部15を形成し、圧縮体20の膨張を厚み方向
に限定してエアゾール缶21の押上げ効率を良くしたもの
である。
施形態を示す。該時限式殺虫剤容器は第3実施形態の第
2周壁下部内面に、エアゾール缶21の底面外周部を載置
する上向き段部15を形成し、圧縮体20の膨張を厚み方向
に限定してエアゾール缶21の押上げ効率を良くしたもの
である。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明は既述構成とするも
ので、第1容器体2内へ給水したとき、圧縮体20は透孔
14を介して徐々に吸水して次第に膨張し、ステム22に対
してエアゾール缶21を押上げることになるから、透孔14
の総面積を適宜に定めることで、セット完了から噴霧が
開始されるまでの時間を充分設けることができ、従って
セット者が殺虫剤を吸い込むおそれがない。また圧縮体
20、エアゾール缶21の順に装填した第2容器体10を第1
容器体2内へ遊挿し、第1容器体上面を蓋体23で閉塞し
たとき、蓋体の頂板下面から垂下した短筒27が、第2周
壁12上部へ位置決め可能に嵌合し、また噴霧孔26を囲む
頂板部分下面から垂下した係止筒25がステム22に嵌合し
て、エアゾール缶21を第2容器体内上部に固定する簡単
な構造にしたから組立が簡単となり、よって製造コスト
を安価にすることができる。
ので、第1容器体2内へ給水したとき、圧縮体20は透孔
14を介して徐々に吸水して次第に膨張し、ステム22に対
してエアゾール缶21を押上げることになるから、透孔14
の総面積を適宜に定めることで、セット完了から噴霧が
開始されるまでの時間を充分設けることができ、従って
セット者が殺虫剤を吸い込むおそれがない。また圧縮体
20、エアゾール缶21の順に装填した第2容器体10を第1
容器体2内へ遊挿し、第1容器体上面を蓋体23で閉塞し
たとき、蓋体の頂板下面から垂下した短筒27が、第2周
壁12上部へ位置決め可能に嵌合し、また噴霧孔26を囲む
頂板部分下面から垂下した係止筒25がステム22に嵌合し
て、エアゾール缶21を第2容器体内上部に固定する簡単
な構造にしたから組立が簡単となり、よって製造コスト
を安価にすることができる。
【0033】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明の既述効果を有すると共に、、蓋体の短筒27と第
2容器体の第2周壁12との嵌合を螺合により行うよう設
けたから、使用後、蓋体23と第2容器体10との螺合を解
除することで、第2容器体10内からエアゾール缶21及び
圧縮体20とを簡単に取り出すことができるから、よって
時限式殺虫剤容器1を廃棄するときに、合成樹脂材、金
属材、可燃物に容易に分別することができる。
の発明の既述効果を有すると共に、、蓋体の短筒27と第
2容器体の第2周壁12との嵌合を螺合により行うよう設
けたから、使用後、蓋体23と第2容器体10との螺合を解
除することで、第2容器体10内からエアゾール缶21及び
圧縮体20とを簡単に取り出すことができるから、よって
時限式殺虫剤容器1を廃棄するときに、合成樹脂材、金
属材、可燃物に容易に分別することができる。
【0034】請求項3記載の発明は既述構成とするもの
で、蓋体23に注水孔50を穿設したから、水を注ぐだけの
簡単な操作でセットでき、しかもセット完了から所定の
時間経過後に噴霧が開始されるので、使用者が殺虫剤を
吸い込むことがない。またノズル33を装着筒上端部の高
さまで起立したから、凹部53内に注水したときにノズル
孔内に水が入ることがないので、殺虫剤と共に水が飛散
することもない。
で、蓋体23に注水孔50を穿設したから、水を注ぐだけの
簡単な操作でセットでき、しかもセット完了から所定の
時間経過後に噴霧が開始されるので、使用者が殺虫剤を
吸い込むことがない。またノズル33を装着筒上端部の高
さまで起立したから、凹部53内に注水したときにノズル
孔内に水が入ることがないので、殺虫剤と共に水が飛散
することもない。
【0035】また請求項4記載の発明は、請求項1,2
又は3記載の発明の既述効果を有すると共に、上記第2
周壁12下部内面に上向き段部15を形成し、該上向き段部
にエアゾール缶21の底面外周部を載置させたから、圧縮
体20の厚み方向の誤差に左右されずに、エアゾール缶21
を第2容器体10内の一定位置に収納させることができ、
よってステム22の上部外面と頂板の係止筒25とをより安
定した状態で嵌合させることができる。
又は3記載の発明の既述効果を有すると共に、上記第2
周壁12下部内面に上向き段部15を形成し、該上向き段部
にエアゾール缶21の底面外周部を載置させたから、圧縮
体20の厚み方向の誤差に左右されずに、エアゾール缶21
を第2容器体10内の一定位置に収納させることができ、
よってステム22の上部外面と頂板の係止筒25とをより安
定した状態で嵌合させることができる。
【図1】時限式殺虫剤容器の第1実施形態を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】図1に示すA−A線断面図である。
【図3】図1の時限式殺虫剤容器の噴霧状態を示す縦断
面図である。
面図である。
【図4】時限式殺虫剤容器の第2実施形態を示す縦断面
図である。
図である。
【図5】時限式殺虫剤容器の第3実施形態を示す縦断面
図である。
図である。
【図6】時限式殺虫剤容器の第4実施形態を示す縦断面
図である。
図である。
【図7】圧縮タオルの膨張力、及び吸水後の厚みを測定
する装置を示す図である。
する装置を示す図である。
1 時限式殺虫剤容器 20 圧縮体 21 エアゾール缶 23 蓋体
Claims (4)
- 【請求項1】 底壁3外周から第1周壁4を起立する第
1容器体2と、該容器体内へ遊挿状態に収納された、底
板11外周から第2周壁12を起立する第2容器体10と、該
第2容器体の下部内へ収納させた、吸水により次第に膨
張する圧縮体20と、該圧縮体上方の第2周壁内へ嵌合さ
せて第2容器体内へ収納させた、頂壁中央部からステム
22を上方付勢させて起立するエアゾール缶21と、上記第
1周壁4上端部へ着脱自在に頂板24の外周部を嵌合させ
て、第1容器体上面を閉塞する蓋体23とからなり、該蓋
体には、上記頂板24中央部下面からステム22の上部外面
に嵌合させて係止筒25を垂下すると共に、該係止筒が囲
む頂板部分中心に、ステム外径より小径の噴霧孔26を穿
設し、更に頂板24からは上記第2周壁12上部へ位置決め
可能に嵌合させて短筒27を垂下し、また第2容器体10に
は、その底壁部分ないし周壁下部に、単数又は複数の透
孔14を穿設しておき、第1容器体2内への給水による上
記圧縮体20の膨張で、ステム22に対してエアゾール缶21
が押上げられて、ステム22から噴出した霧が上記噴霧孔
26を通って噴出可能に形成したことを特徴とする時限式
殺虫剤容器。 - 【請求項2】 上記蓋体の短筒27と容器体の第2周壁12
との位置決めは螺合により行われていることを特徴とす
る請求項1記載の時限式殺虫剤容器。 - 【請求項3】 底壁3外周から第1周壁4を起立する第
1容器体2と、該容器体内へ遊挿状態に収納された、第
2周壁下部に単数又は複数の透孔14を穿設した第2容器
体10と、上記第2容器体内下方へ収納させた、吸水によ
り次第に膨張する圧縮体20と、該圧縮体上方の第2周壁
内へ嵌合させて第2容器体内へ収納させた、頂壁中央部
からステム22を上方付勢させて起立するエアゾール缶21
と、上記第1周壁4上端面に載置したフランジ状頂壁51
内周縁から第1周壁4上部内面へ、位置決め可能に嵌合
させて装着筒52を垂下し、かつ該装着筒下面を頂板24で
閉塞した蓋体23とからなり、該蓋体には上記頂板24中央
部下面から、ステム22の上部外面に嵌合させて係止筒25
を垂下して、該係止筒が囲む頂板部分中心にステム外径
より小径の噴霧孔26を穿設すると共に、該噴霧孔を囲む
頂板部分上面から、ほぼ装着筒上端部の高さまでノズル
33を起立し、又ノズル外方の頂板部分に単数又は複数の
注水孔50をそれぞれ穿設すると共に、頂板24から第2周
壁12上部に嵌合させて短筒27を垂下しておき、上記蓋体
の注水孔50から注入された水の吸水による上記圧縮体20
の膨張で、ステム22に対してエアゾール缶21が押上げら
れて、ステム22から噴出した霧が上記ノズル33を通って
噴出可能に形成したことを特徴とする時限式殺虫剤容
器。 - 【請求項4】 上記第2周壁12下部内面に上向き段部15
を形成し、該上向き段部にエアゾール缶21の底面外周部
を載置させたことを特徴とする請求項1,2又は3記載
の時限式殺虫剤容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7353993A JPH09183469A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 時限式殺虫剤容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7353993A JPH09183469A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 時限式殺虫剤容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09183469A true JPH09183469A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18434597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7353993A Pending JPH09183469A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 時限式殺虫剤容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09183469A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006044416A3 (en) * | 2004-10-12 | 2006-09-21 | Johnson & Son Inc S C | Automatic spray device |
WO2017131197A1 (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社ダイゾー | 吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP7353993A patent/JPH09183469A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006044416A3 (en) * | 2004-10-12 | 2006-09-21 | Johnson & Son Inc S C | Automatic spray device |
WO2017131197A1 (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社ダイゾー | 吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品 |
US20190047777A1 (en) * | 2016-01-29 | 2019-02-14 | Daizo Corporation | Ejection member and aerosol product using same |
US10625930B2 (en) | 2016-01-29 | 2020-04-21 | Daizo Corporation | Ejection member and aerosol product using same |
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