JPH09182528A - 育苗箱搬送システム及び該育苗箱搬送システム用の専用パレット及び連結台車 - Google Patents
育苗箱搬送システム及び該育苗箱搬送システム用の専用パレット及び連結台車Info
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- JPH09182528A JPH09182528A JP7353662A JP35366295A JPH09182528A JP H09182528 A JPH09182528 A JP H09182528A JP 7353662 A JP7353662 A JP 7353662A JP 35366295 A JP35366295 A JP 35366295A JP H09182528 A JPH09182528 A JP H09182528A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Greenhouses (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、育苗箱の積載作業から発芽室への移
動、発芽室から育苗ハウスへの移動及び箱配置作業から
なる水稲等をはじめとする各種植物種の一連の育苗作業
をシステム化し育苗作業の効率を大幅に向上し得る育苗
箱搬送システムを提供する。 【解決手段】本発明は、各種植物種、例えば水稲の種が
播種された育苗箱５を搬送する育苗箱搬送システムであ
って、育苗箱供給装置から専用パレット６に載せた状態
で供給される水稲等の種が播種された育苗箱５を、フォ
ークリフト７により搬出して発芽室８に備えた播種日別
に相互に連結された複数台の連結台車１０上に移動して
各々複数段積みの状態で積載し、この発芽室８におい
て、各育苗箱５に播種された水稲等の種を発芽させた
後、トラクターにより、前記専用パレット６が積載され
相互に連結されている複数台の連結台車１０を牽引して
発芽室８から育苗ハウスに牽引し、育苗ハウスにおい
て、フォークリフト７により前記育苗箱５を載せた専用
パレット１０毎に箱配置作業を行うようにしたものであ
る。
動、発芽室から育苗ハウスへの移動及び箱配置作業から
なる水稲等をはじめとする各種植物種の一連の育苗作業
をシステム化し育苗作業の効率を大幅に向上し得る育苗
箱搬送システムを提供する。 【解決手段】本発明は、各種植物種、例えば水稲の種が
播種された育苗箱５を搬送する育苗箱搬送システムであ
って、育苗箱供給装置から専用パレット６に載せた状態
で供給される水稲等の種が播種された育苗箱５を、フォ
ークリフト７により搬出して発芽室８に備えた播種日別
に相互に連結された複数台の連結台車１０上に移動して
各々複数段積みの状態で積載し、この発芽室８におい
て、各育苗箱５に播種された水稲等の種を発芽させた
後、トラクターにより、前記専用パレット６が積載され
相互に連結されている複数台の連結台車１０を牽引して
発芽室８から育苗ハウスに牽引し、育苗ハウスにおい
て、フォークリフト７により前記育苗箱５を載せた専用
パレット１０毎に箱配置作業を行うようにしたものであ
る。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、育苗箱搬送システ
ム及び該育苗箱搬送システム用の専用パレット及び連結
台車に関する。
ム及び該育苗箱搬送システム用の専用パレット及び連結
台車に関する。
【従来の技術】従来、農業水稲播種に関する分野におけ
る育苗箱搬送システムにおいては、例えば、水稲の種が
播種された育苗箱の積載作業から育苗ハウスへの展開作
業まで殆ど手作業で行っているのが通常である。また、
このような育苗箱搬送システムにおいては、育苗箱供給
装置から発芽室ヘ育苗箱を移動するために台車が用いら
れているが、この台車は専ら育苗箱供給装置から発芽室
の間でのみ使用される台車であった。更に、従来の育苗
箱搬送システムにおいても、育苗箱を積載するパレット
が使用されているが、このパレットも前記台車の場合と
同様専ら育苗箱供給装置から発芽室の間でのみ使用され
るものであった。即ち、従来の育苗箱搬送システム手作
業への依存度が高く、低効率であり、また、―連の育苗
箱搬送システムに対応する専用パレット、台車が無いの
が実情であった。
る育苗箱搬送システムにおいては、例えば、水稲の種が
播種された育苗箱の積載作業から育苗ハウスへの展開作
業まで殆ど手作業で行っているのが通常である。また、
このような育苗箱搬送システムにおいては、育苗箱供給
装置から発芽室ヘ育苗箱を移動するために台車が用いら
れているが、この台車は専ら育苗箱供給装置から発芽室
の間でのみ使用される台車であった。更に、従来の育苗
箱搬送システムにおいても、育苗箱を積載するパレット
が使用されているが、このパレットも前記台車の場合と
同様専ら育苗箱供給装置から発芽室の間でのみ使用され
るものであった。即ち、従来の育苗箱搬送システム手作
業への依存度が高く、低効率であり、また、―連の育苗
箱搬送システムに対応する専用パレット、台車が無いの
が実情であった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、育苗箱の積載作業から発芽
室への移動、発芽室から育苗ハウスへの移動及び箱配置
作業からなる一連の水稲育苗作業をシステム化し育苗作
業の効率を大幅に向上することができる育苗箱搬送シス
テム及び該育苗箱搬送システムの効率向上に寄与する専
用パレット及び連結台車を提供するものである。
鑑みてなされたものであり、育苗箱の積載作業から発芽
室への移動、発芽室から育苗ハウスへの移動及び箱配置
作業からなる一連の水稲育苗作業をシステム化し育苗作
業の効率を大幅に向上することができる育苗箱搬送シス
テム及び該育苗箱搬送システムの効率向上に寄与する専
用パレット及び連結台車を提供するものである。
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
播種機により植物の種が播種された育苗箱を搬送する育
苗箱搬送システムであって、育苗箱供給装置から専用パ
レットに載せた状態で供給される植物の種が播種された
育苗箱を、育苗箱搬送装置により搬出して発芽室に備え
た播種日別に相互に連結された複数台の連結台車上に移
動して各々複数段積みの状態で積載し、該発芽室におい
て、各育苗箱に播種された種を発芽させた後、牽引装置
により、複数段積みの専用パレットが積載され相互に播
種日別に連結されている複数台の連結台車を牽引して発
芽室から引き出し更に育苗ハウスに牽引し、育苗ハウス
において、育苗箱搬送装置により前記育苗箱を載せた専
用パレット毎に箱配置作業を行うことを特徴とするもの
である。請求項２記載の発明は、植物の種が播種された
育苗箱を搬送する育苗箱搬送システムに用いる育苗箱載
置用の専用パレットであって、上面に前記育苗箱を積載
可能な平坦部を有するとともに、側面部に前記育苗箱搬
送装置の搬送アームが挿入可能な挿入穴を備えたことを
特徴とするものである。請求項３記載の発明は、植物の
種が播種された育苗箱を搬送する育苗箱搬送システムに
用いる育苗箱搬送用の連結台車であって、上面に育苗箱
を積載する専用パレットが載置可能な平坦部を有し、相
対向する両側面部に隣り合うもの同士を連結するフック
及びシャッフルを備え、下面部にキャスターを備えたこ
とを特徴とするものである。以下に請求項１記載の発明
に係る育苗箱搬送システムの作用を説明する。この育苗
箱搬送システムによれば、育苗箱供給装置により、植物
の種が播種された育苗箱が専用パレットに載せた状態で
供給される。この専用パレットは、育苗箱搬送装置によ
り、搬出され発芽室に備えた播種日別に相互に連結され
た複数台の連結台車上に移動され、各々複数段積みの状
態で積載される。そして、前記発芽室において、各育苗
箱に播種された種を発芽させた後、複数段積みの専用パ
レットが積載され相互に播種日別に連結されている複数
台の連結台車が牽引装置により牽引されて発芽室から引
き出され更に育苗ハウスに移送される。更に、育苗ハウ
スにおいて、育苗箱搬送装置により前記育苗箱を載せた
専用パレット毎に箱配置作業が行われる。このような作
業工程を採用することにより、育苗箱の積載作業から発
芽室への移動、発芽室から育苗ハウスへの移動及び箱配
置作業からなる一連の水稲等の育苗作業をシステム化し
育苗作業の効率を大幅に向上することができる。請求項
２記載の発明に係る育苗箱搬送システムに用いる育苗箱
載置用の専用パレットによれば、上面に前記育苗箱を積
載可能な平坦部を有するとともに、側面部に前記育苗箱
搬送装置の搬送アームが挿入可能な挿入穴を備えたこと
により、―連の育苗箱搬送システムに対応する専用パレ
ットを提供でき、育苗箱搬送システムの効率向上に寄与
し得る。請求項３記載の発明に係る育苗箱搬送システム
に用いる連結台車によれば、上面に育苗箱を積載する専
用パレットが載置可能な平坦部を有し、相対向する両側
面部に隣り合うもの同士を連結するフック及びシャッフ
ルを備え、下面部にキャスターを備えたので、播種日毎
の連結台車同士の連結又は連結解除が容易で且つ牽引作
業も簡略となり、―連の育苗箱搬送システムに対応する
連結台車を提供でき、育苗箱搬送システムの効率向上に
寄与し得る。
播種機により植物の種が播種された育苗箱を搬送する育
苗箱搬送システムであって、育苗箱供給装置から専用パ
レットに載せた状態で供給される植物の種が播種された
育苗箱を、育苗箱搬送装置により搬出して発芽室に備え
た播種日別に相互に連結された複数台の連結台車上に移
動して各々複数段積みの状態で積載し、該発芽室におい
て、各育苗箱に播種された種を発芽させた後、牽引装置
により、複数段積みの専用パレットが積載され相互に播
種日別に連結されている複数台の連結台車を牽引して発
芽室から引き出し更に育苗ハウスに牽引し、育苗ハウス
において、育苗箱搬送装置により前記育苗箱を載せた専
用パレット毎に箱配置作業を行うことを特徴とするもの
である。請求項２記載の発明は、植物の種が播種された
育苗箱を搬送する育苗箱搬送システムに用いる育苗箱載
置用の専用パレットであって、上面に前記育苗箱を積載
可能な平坦部を有するとともに、側面部に前記育苗箱搬
送装置の搬送アームが挿入可能な挿入穴を備えたことを
特徴とするものである。請求項３記載の発明は、植物の
種が播種された育苗箱を搬送する育苗箱搬送システムに
用いる育苗箱搬送用の連結台車であって、上面に育苗箱
を積載する専用パレットが載置可能な平坦部を有し、相
対向する両側面部に隣り合うもの同士を連結するフック
及びシャッフルを備え、下面部にキャスターを備えたこ
とを特徴とするものである。以下に請求項１記載の発明
に係る育苗箱搬送システムの作用を説明する。この育苗
箱搬送システムによれば、育苗箱供給装置により、植物
の種が播種された育苗箱が専用パレットに載せた状態で
供給される。この専用パレットは、育苗箱搬送装置によ
り、搬出され発芽室に備えた播種日別に相互に連結され
た複数台の連結台車上に移動され、各々複数段積みの状
態で積載される。そして、前記発芽室において、各育苗
箱に播種された種を発芽させた後、複数段積みの専用パ
レットが積載され相互に播種日別に連結されている複数
台の連結台車が牽引装置により牽引されて発芽室から引
き出され更に育苗ハウスに移送される。更に、育苗ハウ
スにおいて、育苗箱搬送装置により前記育苗箱を載せた
専用パレット毎に箱配置作業が行われる。このような作
業工程を採用することにより、育苗箱の積載作業から発
芽室への移動、発芽室から育苗ハウスへの移動及び箱配
置作業からなる一連の水稲等の育苗作業をシステム化し
育苗作業の効率を大幅に向上することができる。請求項
２記載の発明に係る育苗箱搬送システムに用いる育苗箱
載置用の専用パレットによれば、上面に前記育苗箱を積
載可能な平坦部を有するとともに、側面部に前記育苗箱
搬送装置の搬送アームが挿入可能な挿入穴を備えたこと
により、―連の育苗箱搬送システムに対応する専用パレ
ットを提供でき、育苗箱搬送システムの効率向上に寄与
し得る。請求項３記載の発明に係る育苗箱搬送システム
に用いる連結台車によれば、上面に育苗箱を積載する専
用パレットが載置可能な平坦部を有し、相対向する両側
面部に隣り合うもの同士を連結するフック及びシャッフ
ルを備え、下面部にキャスターを備えたので、播種日毎
の連結台車同士の連結又は連結解除が容易で且つ牽引作
業も簡略となり、―連の育苗箱搬送システムに対応する
連結台車を提供でき、育苗箱搬送システムの効率向上に
寄与し得る。
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。図１、図２は、本実施の形態を水稲の育
苗に使用する育苗箱搬送システムに適用した場合の概略
構成を示すものであり、この育苗箱搬送システムは、水
稲播種プラント１を構成する育苗培土張り込みホッパー
２及び育苗培土供給装置３、播種機９、育苗箱パレタイ
ザー４を備えている。そして、育苗培土張り込みホッパ
ー２に収納した育苗培土を、播種機９に培土が供給さ
れ、播種、灌水、覆土がされた育苗箱５が育苗箱パレタ
イザー４に送られ、専用パレット６の上に５枚ずつ積載
される。なお、前記育苗箱パレタイザー４としては、本
願出願人が既に開発している育苗積層装置（特願平５−
８１２３７号参照）を使用する。次に、育苗培土が収納
された育苗箱５を積み、育苗箱パレタイザー４により搬
送される専用パレット６は、育苗箱搬送装置であるフォ
ークリフト７により育苗箱パレタイザー４から取り出さ
れ、発芽室８へと搬送される。発芽室８内には、播種日
別に相互に必要台数ずつ連結された詳細は後述する連結
台車１０が予め配置されている。図３は本実施の形態に
おける育苗箱５を積載した連結台車１０の連結状態を示
す側面図である。そして、発芽室８において、連結台車
１０上に１段で例えば１００個の育苗箱５を２段積みし
て一台の連結台車１０上に２段で合計２００個の育苗箱
５を積載し、各育苗箱５に播種された種を発芽させた
後、２段積みの専用パレット６が積載され、相互に播種
日別に連結されている複数台の連結台車１０を牽引装置
であるトラクター１２より牽引して、発芽室８から引き
出し更に育苗ハウス１１へ移送する。更に、育苗ハウス
１１において、図２に示すように、育苗箱搬送装置であ
るフォークリフト７や本願出願人が既に開発した箱配置
ロボット（特願平４−１４８３００号参照／商品名「ア
グロボ」）４０により前記各々の育苗箱５を載せた専用
パレット６毎に箱配置作業が行われる。このような作業
工程を採用することにより、育苗箱５の積載作業から発
芽室８への移動、発芽室８から育苗ハウス１１への移動
及び育苗ハウス１１での箱配置作業からなる一連の水稲
育苗作業をシステム化し、この育苗作業の効率を大幅に
向上することができる。ここで、前記専用パレット６及
び連結台車１０の構成について説明する。前記専用パレ
ット６は、図１０、図１１に示すように、全体として、
直方体状に枠組みされたパレット本体２１を具備し、こ
のパレット本体２１の上面に前記育苗箱５を積載可能な
平坦部２１ａを有するとともに、パレット本体２１の長
手方向の側面部に前記育苗箱搬送装置であるフォークリ
フト７の一対の搬送アーム７ａが挿入可能な一対の挿入
穴２２を設けている。この一対の挿入穴２２は、前記育
苗箱パレタイザー４にも対応するものである。このよう
な専用パレット６を用いることにより、前記フォークリ
フト７を使用して、育苗箱５の積載作業から発芽室８へ
の移動、発芽室８から育苗ハウス１１への移動及び育苗
ハウス１１での箱配置作業からなる一連の水稲育苗作業
がシステム化され、大幅な労働力の削減が可能となる。
前記連結台車１０は、図５乃至図９に示すように、前記
パレット本体２１よりも若干大きめ寸法となるように、
全体として直方体状に枠組みされた台車本体３１を具備
し、該台車本体３１の上面に、前記育苗箱５を積載する
前記専用パレット６が載置可能な平坦部３１ａを有し、
また、相対向する短手方向の両側面部に、隣り合うもの
同士を連結する各々２個ずつのフック３２及びシャッフ
ル（引っ掛け金具）３３を備え、下面４箇所にフック３
２側に２個、シャッフル側に２個、合計４個のキャスタ
ー３４を備えたものである。フック３２側のキャスター
３４は、自在キャスターとし、シャッフル側にキャスタ
ー３４は固定可能な固定キャスターとしている。そし
て、一方の隣り合う連結台車１０側のシャッフル３３に
対し、他方の連結台車１０側のフック３２を係合するだ
けの簡略な操作で、隣り合う連結台車１０同士を相互に
連結可能とし、また、フック３２のシャッフル３３に対
する係合を解くことで、隣り合う連結台車１０同士の切
り離しを簡略に行うことが可能となっている。このよう
な連結台車１０を所要個数毎にブロック化（例えば１０
台毎にブロック化）して使用し、且つ、前記専用パレッ
ト６を併用することで、前記育苗箱５の発芽室８への先
入れ、先出し作業をブロック単位で実行でき、従来のよ
うに高温多湿な発芽室８内で台車（例えば一台の連結台
車に２パレット、２００枚積載）を―台づつ全て手作業
で動かしていた作業を無くすことができる。本発明は、
上述した実施の形態にかぎらず、本発明の要旨の範囲内
で種々の変形が可能である。例えば、上述した実施の形
態では、植物の種として水稲の種を用いる場合について
説明したが、この他本発明は、野菜その他の各種植物の
種が播種された育苗箱に対する育苗箱搬送システムにも
適用可能である。
細に説明する。図１、図２は、本実施の形態を水稲の育
苗に使用する育苗箱搬送システムに適用した場合の概略
構成を示すものであり、この育苗箱搬送システムは、水
稲播種プラント１を構成する育苗培土張り込みホッパー
２及び育苗培土供給装置３、播種機９、育苗箱パレタイ
ザー４を備えている。そして、育苗培土張り込みホッパ
ー２に収納した育苗培土を、播種機９に培土が供給さ
れ、播種、灌水、覆土がされた育苗箱５が育苗箱パレタ
イザー４に送られ、専用パレット６の上に５枚ずつ積載
される。なお、前記育苗箱パレタイザー４としては、本
願出願人が既に開発している育苗積層装置（特願平５−
８１２３７号参照）を使用する。次に、育苗培土が収納
された育苗箱５を積み、育苗箱パレタイザー４により搬
送される専用パレット６は、育苗箱搬送装置であるフォ
ークリフト７により育苗箱パレタイザー４から取り出さ
れ、発芽室８へと搬送される。発芽室８内には、播種日
別に相互に必要台数ずつ連結された詳細は後述する連結
台車１０が予め配置されている。図３は本実施の形態に
おける育苗箱５を積載した連結台車１０の連結状態を示
す側面図である。そして、発芽室８において、連結台車
１０上に１段で例えば１００個の育苗箱５を２段積みし
て一台の連結台車１０上に２段で合計２００個の育苗箱
５を積載し、各育苗箱５に播種された種を発芽させた
後、２段積みの専用パレット６が積載され、相互に播種
日別に連結されている複数台の連結台車１０を牽引装置
であるトラクター１２より牽引して、発芽室８から引き
出し更に育苗ハウス１１へ移送する。更に、育苗ハウス
１１において、図２に示すように、育苗箱搬送装置であ
るフォークリフト７や本願出願人が既に開発した箱配置
ロボット（特願平４−１４８３００号参照／商品名「ア
グロボ」）４０により前記各々の育苗箱５を載せた専用
パレット６毎に箱配置作業が行われる。このような作業
工程を採用することにより、育苗箱５の積載作業から発
芽室８への移動、発芽室８から育苗ハウス１１への移動
及び育苗ハウス１１での箱配置作業からなる一連の水稲
育苗作業をシステム化し、この育苗作業の効率を大幅に
向上することができる。ここで、前記専用パレット６及
び連結台車１０の構成について説明する。前記専用パレ
ット６は、図１０、図１１に示すように、全体として、
直方体状に枠組みされたパレット本体２１を具備し、こ
のパレット本体２１の上面に前記育苗箱５を積載可能な
平坦部２１ａを有するとともに、パレット本体２１の長
手方向の側面部に前記育苗箱搬送装置であるフォークリ
フト７の一対の搬送アーム７ａが挿入可能な一対の挿入
穴２２を設けている。この一対の挿入穴２２は、前記育
苗箱パレタイザー４にも対応するものである。このよう
な専用パレット６を用いることにより、前記フォークリ
フト７を使用して、育苗箱５の積載作業から発芽室８へ
の移動、発芽室８から育苗ハウス１１への移動及び育苗
ハウス１１での箱配置作業からなる一連の水稲育苗作業
がシステム化され、大幅な労働力の削減が可能となる。
前記連結台車１０は、図５乃至図９に示すように、前記
パレット本体２１よりも若干大きめ寸法となるように、
全体として直方体状に枠組みされた台車本体３１を具備
し、該台車本体３１の上面に、前記育苗箱５を積載する
前記専用パレット６が載置可能な平坦部３１ａを有し、
また、相対向する短手方向の両側面部に、隣り合うもの
同士を連結する各々２個ずつのフック３２及びシャッフ
ル（引っ掛け金具）３３を備え、下面４箇所にフック３
２側に２個、シャッフル側に２個、合計４個のキャスタ
ー３４を備えたものである。フック３２側のキャスター
３４は、自在キャスターとし、シャッフル側にキャスタ
ー３４は固定可能な固定キャスターとしている。そし
て、一方の隣り合う連結台車１０側のシャッフル３３に
対し、他方の連結台車１０側のフック３２を係合するだ
けの簡略な操作で、隣り合う連結台車１０同士を相互に
連結可能とし、また、フック３２のシャッフル３３に対
する係合を解くことで、隣り合う連結台車１０同士の切
り離しを簡略に行うことが可能となっている。このよう
な連結台車１０を所要個数毎にブロック化（例えば１０
台毎にブロック化）して使用し、且つ、前記専用パレッ
ト６を併用することで、前記育苗箱５の発芽室８への先
入れ、先出し作業をブロック単位で実行でき、従来のよ
うに高温多湿な発芽室８内で台車（例えば一台の連結台
車に２パレット、２００枚積載）を―台づつ全て手作業
で動かしていた作業を無くすことができる。本発明は、
上述した実施の形態にかぎらず、本発明の要旨の範囲内
で種々の変形が可能である。例えば、上述した実施の形
態では、植物の種として水稲の種を用いる場合について
説明したが、この他本発明は、野菜その他の各種植物の
種が播種された育苗箱に対する育苗箱搬送システムにも
適用可能である。
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果を奏する。請求項１記載の発明によれば、育苗箱の積
載作業から発芽室への移動、発芽室から育苗ハウスへの
移動及び箱配置作業からなる一連の水稲等々の育苗作業
をシステム化し育苗作業の効率を大幅に向上することが
できる育苗箱搬送システムを提供することができる。請
求項２記載の発明によれば、―連の育苗箱搬送システム
全般に対応し、その効率向上に寄与し得る専用パレット
を提供できる。請求項３記載の発明によれば、―連の育
苗箱搬送システム全般に対応し、その効率向上に寄与し
得る連結台車を提供することができる。
果を奏する。請求項１記載の発明によれば、育苗箱の積
載作業から発芽室への移動、発芽室から育苗ハウスへの
移動及び箱配置作業からなる一連の水稲等々の育苗作業
をシステム化し育苗作業の効率を大幅に向上することが
できる育苗箱搬送システムを提供することができる。請
求項２記載の発明によれば、―連の育苗箱搬送システム
全般に対応し、その効率向上に寄与し得る専用パレット
を提供できる。請求項３記載の発明によれば、―連の育
苗箱搬送システム全般に対応し、その効率向上に寄与し
得る連結台車を提供することができる。
【図１】本発明の育苗箱搬送システムの実施の形態の作
業工程を示す概略平面図である。
業工程を示す概略平面図である。
【図２】本発明の育苗箱搬送システムの実施の形態にお
ける育苗箱配置工程を示す平面図である。
ける育苗箱配置工程を示す平面図である。
【図３】本実施の形態における育苗箱を積載した連結台
車の連結状態を示す側面図である。
車の連結状態を示す側面図である。
【図４】本実施の形態における育苗箱を積載した連結台
車の発芽室内の状態を示す正面図である。
車の発芽室内の状態を示す正面図である。
【図５】本実施の形態における連結台車の平面図であ
る。
る。
【図６】本実施の形態における連結台車の正面図であ
る。
る。
【図７】本実施の形態における連結台車の側面図であ
る。
る。
【図８】本実施の形態における連結台車のフックを示す
拡大図である。
拡大図である。
【図９】本実施の形態における連結台車のシャッフルを
示す拡大図である。
示す拡大図である。
【図１０】本実施の形態における専用パレットの平面図
である。
である。
【図１１】本実施の形態における専用パレットの正面図
である。
である。
１ 水稲播種プラント ２ 育苗培土張り込みホッパー ３ 育苗培土供給装置 ４ 育苗箱パレタイザー ５ 育苗箱 ６ 専用パレット ７ フォークリフト ８ 発芽室 １０ 連結台車 １２ トラクター ２１ パレット本体 ２２ 挿入穴 ３１ 台車本体 ３２ フック ３３ シャッフル ４０ 箱配置ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｇ 47/57 Ｂ６５Ｇ 57/24 57/24 Ｂ６２Ｂ 3/00 Ｅ
Claims (3)
- 【請求項１】播種機により植物の種が播種された育苗箱
を搬送する育苗箱搬送システムであって、 育苗箱供給装置から専用パレットに載せた状態で供給さ
れる植物の種が播種された育苗箱を、育苗箱搬送装置に
より搬出して発芽室に備えた播種日別に相互に連結され
た複数台の連結台車上に移動して各々複数段積みの状態
で積載し、 前記発芽室において、各育苗箱に播種された種を発芽さ
せた後、 牽引装置により、複数段積みの専用パレットが積載され
相互に播種日別に連結されている複数台の連結台車を牽
引して前記発芽室から引き出し更に育苗ハウスに牽引
し、 前記育苗ハウスにおいて、育苗箱搬送装置により前記育
苗箱を載せた専用パレット毎に箱配置作業を行うことを
特徴とする育苗箱搬送システム。 - 【請求項２】植物の種が播種された育苗箱を搬送する育
苗箱搬送システムに用いる育苗箱載置用の専用パレット
であって、 上面に前記育苗箱を積載可能な平坦部を有するととも
に、側面部に前記育苗箱搬送装置の搬送アームが挿入可
能な挿入穴を備えたことを特徴とする育苗箱搬送システ
ム用の専用パレット。 - 【請求項３】植物の種が播種された育苗箱を搬送する育
苗箱搬送システムに用いる育苗箱搬送用の連結台車であ
って、 上面に育苗箱を積載する専用パレットが載置可能な平坦
部を有し、相対向する両側面部に隣り合うもの同士を連
結するフック及びシャッフルを備え、下面部にキャスタ
ーを備えたことを特徴とする育苗箱搬送システム用の連
結台車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353662A JPH09182528A (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 育苗箱搬送システム及び該育苗箱搬送システム用の専用パレット及び連結台車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353662A JPH09182528A (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 育苗箱搬送システム及び該育苗箱搬送システム用の専用パレット及び連結台車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09182528A true JPH09182528A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18432370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7353662A Pending JPH09182528A (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 育苗箱搬送システム及び該育苗箱搬送システム用の専用パレット及び連結台車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09182528A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100788233B1 (ko) * | 2007-06-19 | 2007-12-26 | 김경탁 | 작물순환 시스템을 이용한 작물의 집적 재배방법 |
| KR100788234B1 (ko) * | 2007-06-19 | 2007-12-26 | 김경탁 | 집적재배 시스템의 작물순환설비 |
| KR20200012180A (ko) * | 2018-07-26 | 2020-02-05 | 정지현 | 육묘상자 파레트 적재장치 |
| CN113291735A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-08-24 | 重庆市农业科学院 | 一种蔬菜无人化播种、输送、育苗设备及使用方法 |
| CN114802395A (zh) * | 2022-06-06 | 2022-07-29 | 山东艺苑园林工程有限公司 | 一种大理石转移设备 |
-
1995
- 1995-12-29 JP JP7353662A patent/JPH09182528A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100788233B1 (ko) * | 2007-06-19 | 2007-12-26 | 김경탁 | 작물순환 시스템을 이용한 작물의 집적 재배방법 |
| KR100788234B1 (ko) * | 2007-06-19 | 2007-12-26 | 김경탁 | 집적재배 시스템의 작물순환설비 |
| KR20200012180A (ko) * | 2018-07-26 | 2020-02-05 | 정지현 | 육묘상자 파레트 적재장치 |
| CN113291735A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-08-24 | 重庆市农业科学院 | 一种蔬菜无人化播种、输送、育苗设备及使用方法 |
| CN114802395A (zh) * | 2022-06-06 | 2022-07-29 | 山东艺苑园林工程有限公司 | 一种大理石转移设备 |
| CN114802395B (zh) * | 2022-06-06 | 2023-09-19 | 山东艺苑园林工程有限公司 | 一种大理石转移设备 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050323 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050713 |