JPH0917694A - チップ型アルミニウム電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

チップ型アルミニウム電解コンデンサの製造方法

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JPH0917694A
JPH0917694A JP7184832A JP18483295A JPH0917694A JP H0917694 A JPH0917694 A JP H0917694A JP 7184832 A JP7184832 A JP 7184832A JP 18483295 A JP18483295 A JP 18483295A JP H0917694 A JPH0917694 A JP H0917694A
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JP
Japan
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lead wire
lead wires
seat plate
electrolytic capacitor
aluminum electrolytic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7184832A
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English (en)
Inventor
Osamu Taguchi
修 田口
Kaname Kurihara
要 栗原
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Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工数および材料コストをより削減し得る
ようにしたチップ型アルミニウム電解コンデンサの製造
方法を提供する。 【構成】 原始的に長さの異なる陽極リード線12と陰
極リード線13とを有するリード線同一方向型のアルミ
ニウム電解コンデンサ10をそのリード線の長さに基づ
いて極性判別した後、各リード線12,13の長さをそ
のままとした状態で、一対のリード挿通孔を有する座板
6を各リード線12,13に挿通しながらアルミニウム
電解コンデンサ10に取り付けるとともに、各リード線
12,13を座板6の底面に沿って互いに反対方向に折
り曲げ、しかる後、各リード線12,13の座板6より
突出している部分を所定長さに切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップ型アルミニウム電
解コンデンサの製造方法に関し、さらに詳しく言えば、
製造工数および材料コストを削減し得るようにしたチッ
プ型アルミニウム電解コンデンサの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】チップ型アルミニウム電解コンデンサ
は、リード線同一方向型(ディスクリート型)のアルミ
ニウム電解コンデンサに座板を取り付け、他のチップ部
品と同様にプリント基板に対して表面実装可能としたも
ので、図2に基づいてその製造工程を説明する。
【0003】同図(a)には、これからチップ化しよう
とするアルミニウム電解コンデンサ1が示されている。
このアルミニウム電解コンデンサ1は、コンデンサ素子
が内蔵された外装ケース2を有し、同外装ケース2から
は図示しないゴム封口体を貫通して上記コンデンサ素子
の陽極リード線3と陰極リード4とが引き出されてい
る。
【0004】陽極リード線3と陰極リード4は原始的に
長さが異なっており、これにより極性を判別するように
している。通常は、陽極リード線3が長く、陰極リード
4の方が短い。なお、各リード線3,4はハンダメッキ
銅被覆鋼線からなり、一般にはCP線と呼ばれている。
【0005】このようにして極性を判別した後、図2
(b)に示されているように、各リード線3,4が短く
同一寸法となるように切断される。次に、同図(c)に
示されているように、各リード線3,4が帯板状となる
ようにプレス加工が行なわれる。このプレス加工は、例
えばリード線3,4間にダイ5を差し込み、その両側か
らプレスすることにより行なわれる。
【0006】しかる後、図2(d)に示されているよう
に、座板6が取り付けられる。座板6は耐熱性の合成樹
脂から形成され、図示されていないが一対のリード挿通
孔が穿設されている。また、この座板6の上面側の四隅
には外装ケース2の一部分が嵌合される凹部を囲む突起
6a,6bが設けられているとともに、同座板6の底面
には帯板状とされたリード線3,4の収納ガイド溝(図
示省略)が形成されている。
【0007】なお、突起6aと6bは高さが異なり、座
板6にリード線3,4を挿通しながら同座板6を外装ケ
ース2の一端側に取り付けるにあたって、高さの低い方
の突起6aが陽極側に配向される。
【0008】次に、図2(e)に示されているように、
リード線3,4が座板6の底面に形成されている上記収
納ガイド溝に沿って互いに反対方向に折り曲げられる。
そして、同図(f)に示されているように、リード線
3,4の座板6から出っ張っている部分が切断される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、最終
的にチップ型アルミニウム電解コンデンサが得られるの
であるが、これには次のような欠点がある。すなわち、
図2(a)からも分かるように、チップ化する前の段階
で、各リード線3,4ともにきわめて長く、実寸で言う
と、直径4mmのアルミニウム電解コンデンサで、陽極
リード線3が例えば26mmであり、短い方の陰極リー
ド線4でも例えば19mmの長さを有している。このた
め、ワーク供給時にそのリード線の交差もしくは曲りな
どにより、ワーク同士が絡み合ってしまうことがある。
【0010】また、このような長さのままであると、そ
の後の例えばプレス工程や座板取付け工程で、その取り
扱いに支障を来すため、極性判別後に図2(b)のよう
に各リード線3,4をともに例えば5mm程度にあらか
じめ短く切断(プレカット)するようにしているが、こ
れによるとリード線の多くの部分が捨てられることにな
り、これは材料費を捨てることに等しく好ましくない。
【0011】さらには、リード線の切断工程は、本来図
2(f)の最終工程1回で済むのであるが、各リード線
3,4が上記のように長いため、図2(b)のプレカッ
ト工程を必要とし、その分余計な工程が増えることにな
る。
【0012】本考案は、このような従来の欠点を解決す
るためになされたもので、その目的は、製造工数および
材料コストをより削減し得るようにしたチップ型アルミ
ニウム電解コンデンサの製造方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、原始的に長さの異なる陽極リード線と陰
極リード線とを有するリード線同一方向型のアルミニウ
ム電解コンデンサをそのリード線の長さに基づいて極性
判別する第1の工程と、上記各リード線の長さをそのま
まとした状態で、一対のリード挿通孔を有する座板を上
記各リード線に挿通しながら上記アルミニウム電解コン
デンサに取り付ける第2の工程と、上記各リード線を上
記座板の底面に沿って互いに反対方向に折り曲げる第3
の工程と、上記各リード線の上記座板より突出している
部分を所定長さに切断する第4の工程とを備えているこ
とを特徴としている。
【0014】この場合、上記陽極リード線および陰極リ
ード線の原始的に長さは、ともに10mm以下であるこ
とが好ましく、このような長さ寸法であれば、各リード
線をプレカットすることなく、そのままプレス工程、座
板取付け工程に入ることが可能になり、したがって、リ
ード線の切断は上記第4の工程の最終工程でのみ行なえ
ばよいことになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図1に示された実施例に基づ
いて説明する。同図(a)には、これからチップ化しよ
うとするアルミニウム電解コンデンサ10が示されてい
る。このアルミニウム電解コンデンサ10は、コンデン
サ素子が内蔵された外装ケース11を有し、同外装ケー
ス11からは図示しないゴム封口体を貫通して上記コン
デンサ素子の陽極リード線12と陰極リード13とが引
き出されている。
【0016】陽極リード線12と陰極リード13は原始
的に長さが異なっており、これにより極性を判別し得る
ようになっているが、本発明の場合、それらの長さは従
来に比べてかなり短くされている。この実施例では、直
径4mmのアルミニウム電解コンデンサが用いられてお
り、その陽極リード線12は7mm、陰極リード13は
4mmとされている。なお、各リード線12,13には
従来と同様、CP線すなわちハンダメッキ銅被覆鋼線が
用いられている。
【0017】本発明でもリード線12,13の長短にて
極性を判別するが、本発明の場合、各リード線12,1
3が上記のように従来に比べて短くされているため、リ
ード線12,13をプレカット(図2(b)の工程)す
ることなく、次の工程として図1(b)に示されている
ように、各リード線12,13を帯板状とするプレス加
工が行なわれる。このプレス加工自体は、従来の図2
(c)と同様、例えばリード線12,13間にダイ5を
差し込み、その両側からプレスすることにより行なわれ
てよい。
【0018】次に、図1(c)に示されているように、
座板6を取り付けた後、続いて同図(d)に示されてい
るように、リード線12,13がその座板6の底面に沿
って互いに反対方向に折り曲げられる。
【0019】この座板取付け工程およびリード線の折り
曲げ工程において、座板6の構成、その取付け方法およ
びリード線の折り曲げ方法は従来と同様であり、しかる
後図1(e)に示されているように、リード線12,1
3の座板6から出っ張っている部分が切断される。
【0020】このように、本発明ではリード線12,1
3が当初から短く形成されているため、図1(d)のリ
ード線折り曲げ工程まで、同リード線12,13はカッ
トされないが、その当初長さの最小寸法は座板6の大き
さとの関係で決められる。
【0021】すなわち、図1(d)の工程で各リード線
12,13を座板6の底面に沿ってほぼ90度に折り曲
げるのであるが、スプリングバックを見込んで、実際に
は90度以上の角度に折り曲げる必要があり、その際の
掴みしろを考慮して各リード線12,13の当初長さの
最小寸法が決められるとよい。他方、各リード線12,
13の最大長さ寸法は、ワーク供給時などにおいて、従
来問題となっていたリード線同士の絡みなどが生じない
程度の長さとされる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アルミニウム電解コンデンサに座板を取付けて表面実装
可能なチップ型とするにあたり、当初からリード線を短
くしたアルミニウム電解コンデンサを用いるようにした
ことにより、リード線のプレカット工程が不要となるば
かりでなく、リード線の無駄なコスト、すなわち捨てら
れる部分を最小限に抑えることができる。また、ワーク
供給時におけるリード線同士の絡みによるワーク詰まり
などの問題も併せて解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ型アルミニウム電解コンデンサ
の製造方法の一実施例をその工程順に示した工程図。
【図2】従来のチップ型アルミニウム電解コンデンサの
製造方法の一例をその工程順に示した工程図。
【符号の説明】
6 座板 10 アルミニウム電解コンデンサ10 11 外装ケース 12 陽極リード線 13 陰極リード線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明は,このような従来の欠点を解決す
るためになされたもので、その目的は、製造工数および
材料コストをより削減し得るようにしたチップ型アルミ
ニウム電解コンデンサの製造方法を提供することにあ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原始的に長さの異なる陽極リード線と陰
    極リード線とを有するリード線同一方向型のアルミニウ
    ム電解コンデンサをそのリード線の長さに基づいて極性
    判別する第1の工程と、上記各リード線の長さをそのま
    まとした状態で、一対のリード挿通孔を有する座板を上
    記各リード線に挿通しながら上記アルミニウム電解コン
    デンサに取り付ける第2の工程と、上記各リード線を上
    記座板の底面に沿って互いに反対方向に折り曲げる第3
    の工程と、上記各リード線の上記座板より突出している
    部分を所定長さに切断する第4の工程とを備えているこ
    とを特徴とするチップ型アルミニウム電解コンデンサの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 上記陽極リード線および陰極リード線の
    原始的に長さは、ともに10mm以下であることを特徴
    とする請求項1に記載のチップ型アルミニウム電解コン
    デンサの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記第1の工程の後、上記各リード線を
    帯板状にプレスすることを特徴とする請求項1または2
    に記載のチップ型アルミニウム電解コンデンサの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記第4の工程で上記各リード線が同じ
    寸法に切断されることを特徴とする請求項1、2または
    3に記載のチップ型アルミニウム電解コンデンサの製造
    方法。
JP7184832A 1995-06-28 1995-06-28 チップ型アルミニウム電解コンデンサの製造方法 Withdrawn JPH0917694A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105845742A (zh) * 2016-05-24 2016-08-10 中国电子科技集团公司第十三研究所 梁式引线太赫兹肖特基二极管
CN109659167A (zh) * 2019-01-17 2019-04-19 深圳江浩电子有限公司 一种固态铝电容器装座板的精准控制方法

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Effective date: 20020903