JPH0514501Y2 - - Google Patents
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- JPH0514501Y2 JPH0514501Y2 JP1986037229U JP3722986U JPH0514501Y2 JP H0514501 Y2 JPH0514501 Y2 JP H0514501Y2 JP 1986037229 U JP1986037229 U JP 1986037229U JP 3722986 U JP3722986 U JP 3722986U JP H0514501 Y2 JPH0514501 Y2 JP H0514501Y2
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- lead terminal
- capacitor body
- lead
- capacitor
- external electrode
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Links
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は同一方向に2本のリード端子部を有す
るモールド型フイルムコンデンサに関する。
るモールド型フイルムコンデンサに関する。
[従来の技術]
今日、第5図に示す様に同一方向に2本のリー
ド端子部25を有し、コンデンサ本体をエポキシ
等の合成樹脂製外装11で被覆したモールド型フ
イルムコンデンサ10が小型軽量にして信頼性が
高い故、数多く使用される様になつている。
ド端子部25を有し、コンデンサ本体をエポキシ
等の合成樹脂製外装11で被覆したモールド型フ
イルムコンデンサ10が小型軽量にして信頼性が
高い故、数多く使用される様になつている。
このモールド型フイルムコンデンサ10は、プ
ラスチツクフイルムを誘電体とし、該プラスチツ
クフイルムの表面にコンデンサ電極としての金属
を真空蒸着した金属化フイルムを用い、該金属化
フイルムの帯状のものを巻重ねた後、扁平楕円型
と成し、該楕円柱体の両端へ第6図に示す様にメ
タリコンを施して外部電極16を形成し、コンデ
ンサ本体15としている。
ラスチツクフイルムを誘電体とし、該プラスチツ
クフイルムの表面にコンデンサ電極としての金属
を真空蒸着した金属化フイルムを用い、該金属化
フイルムの帯状のものを巻重ねた後、扁平楕円型
と成し、該楕円柱体の両端へ第6図に示す様にメ
タリコンを施して外部電極16を形成し、コンデ
ンサ本体15としている。
そして、該コンデンサ本体15にリード端子部
25を設けるには、第7図に示す様にリード端子
部25と称する長さ1cm乃至2cm、幅約0.5mm等
の細線をコンデンサ本体15の幅に略一致させた
間隙にフレーム部21の一側方へ並べた形状とし
たリードフレーム20を、厚さ約0.25mmの鋼合金
板等から打ち抜き、該リードフレーム20のリー
ド端子部25の間隙にコンデンサ本体15を挟む
様に挿入し、リード端子部25をコンデンサ本体
15の外部電極16であるメタリコンへ溶接電極
によつて両側から圧接しつつ溶接を行い、然る
後、モールドによる樹脂製外装11を施して、リ
ード端子部25をフレーム部21から切断し、以
て同一方向に2本のリード端子部25を有するモ
ールド型フイルムコンデンサ10としていた。
25を設けるには、第7図に示す様にリード端子
部25と称する長さ1cm乃至2cm、幅約0.5mm等
の細線をコンデンサ本体15の幅に略一致させた
間隙にフレーム部21の一側方へ並べた形状とし
たリードフレーム20を、厚さ約0.25mmの鋼合金
板等から打ち抜き、該リードフレーム20のリー
ド端子部25の間隙にコンデンサ本体15を挟む
様に挿入し、リード端子部25をコンデンサ本体
15の外部電極16であるメタリコンへ溶接電極
によつて両側から圧接しつつ溶接を行い、然る
後、モールドによる樹脂製外装11を施して、リ
ード端子部25をフレーム部21から切断し、以
て同一方向に2本のリード端子部25を有するモ
ールド型フイルムコンデンサ10としていた。
[考案が解決しようとする問題点]
モールド型フイルムコンデンサ10は、上述の
様に両端に外部電極16を形成したコンデンサ本
体15をリードフレーム20のリード端子部25
の間隙に挿入し、リード端子部25を外部電極1
6であるメタリコンに圧接しつつ溶接を行うもの
であるも、該コンデンサ本体15の挿入に際し、
リード端子部25相互の間隙をコンデンサ本体1
5の幅よりも広くしてコンデンサ本体15の挿入
を容易とするとリード端子部25と外部電極16
との間に間隙が広く生じることとなり、リード端
子部25を外部電極16を圧接するのに比較的大
きな力が必要となり、且つ、該圧接力を取り除い
て樹脂製外装11を施す等の次行程加工を施す
際、溶接によるリード端子部25と外部電極16
との接続力が小さい場合にはリード端子部25の
弾性復元力によりリード端子部25がガイド電極
16から剥離する虞れが有り、又、溶接が強固な
場合には外部電極16が金属化フイルムから剥離
する虞れが有る。従つて、リード端子部25相互
の間隙をコンデンサ本体15の幅よりも余り広く
してコンデンサ本体15の挿入を容易とすること
はできなかつた。しかし、コンデンサ本体15の
端面となりメタリコンの表面には、小さな凹凸や
バリが有り、且つ、コンデンサ本体15の幅が数
mmと一般に小さい故、コンデンサ本体15を余裕
の少ないリード端子部25の間隙に挿入すること
は困難な作業であり、且つ、挿入時にリード端子
部25の先端26と外部電極16であるメタリコ
ンとの接触によりコンデンサ本体15のリード端
子部25への挿入取り付けを失敗したり、又は、
外部電極16に部分的欠落を生じさせる場合や、
外部電極16全体が金属化フイルムから剥離して
しまう等の欠点が有つた。
様に両端に外部電極16を形成したコンデンサ本
体15をリードフレーム20のリード端子部25
の間隙に挿入し、リード端子部25を外部電極1
6であるメタリコンに圧接しつつ溶接を行うもの
であるも、該コンデンサ本体15の挿入に際し、
リード端子部25相互の間隙をコンデンサ本体1
5の幅よりも広くしてコンデンサ本体15の挿入
を容易とするとリード端子部25と外部電極16
との間に間隙が広く生じることとなり、リード端
子部25を外部電極16を圧接するのに比較的大
きな力が必要となり、且つ、該圧接力を取り除い
て樹脂製外装11を施す等の次行程加工を施す
際、溶接によるリード端子部25と外部電極16
との接続力が小さい場合にはリード端子部25の
弾性復元力によりリード端子部25がガイド電極
16から剥離する虞れが有り、又、溶接が強固な
場合には外部電極16が金属化フイルムから剥離
する虞れが有る。従つて、リード端子部25相互
の間隙をコンデンサ本体15の幅よりも余り広く
してコンデンサ本体15の挿入を容易とすること
はできなかつた。しかし、コンデンサ本体15の
端面となりメタリコンの表面には、小さな凹凸や
バリが有り、且つ、コンデンサ本体15の幅が数
mmと一般に小さい故、コンデンサ本体15を余裕
の少ないリード端子部25の間隙に挿入すること
は困難な作業であり、且つ、挿入時にリード端子
部25の先端26と外部電極16であるメタリコ
ンとの接触によりコンデンサ本体15のリード端
子部25への挿入取り付けを失敗したり、又は、
外部電極16に部分的欠落を生じさせる場合や、
外部電極16全体が金属化フイルムから剥離して
しまう等の欠点が有つた。
[問題を解決するための手段]
本考案は、同一方向に2本のリード端子部を有
するモールド型フイルムコンデンサに於て、2本
のリード端子部のコンデンサ本体周縁下端相当位
置に幅狭部分が形成されると共に、該幅狭部分の
直近下方にコンデンサ本体が載置される内方突出
部が形成され、且つ、モールド内に位置するリー
ド端子部先端の内側が八の字形状に先開きとされ
たリード端子部を、コンデンサ本体の外部電極に
接続させたことを特徴とするものである。
するモールド型フイルムコンデンサに於て、2本
のリード端子部のコンデンサ本体周縁下端相当位
置に幅狭部分が形成されると共に、該幅狭部分の
直近下方にコンデンサ本体が載置される内方突出
部が形成され、且つ、モールド内に位置するリー
ド端子部先端の内側が八の字形状に先開きとされ
たリード端子部を、コンデンサ本体の外部電極に
接続させたことを特徴とするものである。
[作用]
本考案のモールド型フイルムコンデンサにおい
ては、リード端子部のコンデンサ本体周縁下端相
当位置を幅狭部分とした故、該幅狭部分はリード
端子部において剛性の小さい弱点部となり、変形
し易く、従つてリード端子部の弾性復元力を小さ
くすることとなり、溶接に際しての外部電極への
圧接力を溶接終了後に除去した場合における弾性
復元力によるリード端子部の剥離又は外部電極の
剥離を生じさせる虞れを減少させることができ
る。又、リード端子部の弾性復元力を幅狭部分に
よつて小さくできる故、リードフレームに設けら
れる2本のリード端子部相互間の間隙を多少広
げ、以てコンデンサ本体の幅に対し多少の余裕を
有するリード端子部間隙とすることが可能とな
り、従つて、コンデンサ本体をリードフレームの
リード端子部相互間に挿入することを容易とする
ことができる。
ては、リード端子部のコンデンサ本体周縁下端相
当位置を幅狭部分とした故、該幅狭部分はリード
端子部において剛性の小さい弱点部となり、変形
し易く、従つてリード端子部の弾性復元力を小さ
くすることとなり、溶接に際しての外部電極への
圧接力を溶接終了後に除去した場合における弾性
復元力によるリード端子部の剥離又は外部電極の
剥離を生じさせる虞れを減少させることができ
る。又、リード端子部の弾性復元力を幅狭部分に
よつて小さくできる故、リードフレームに設けら
れる2本のリード端子部相互間の間隙を多少広
げ、以てコンデンサ本体の幅に対し多少の余裕を
有するリード端子部間隙とすることが可能とな
り、従つて、コンデンサ本体をリードフレームの
リード端子部相互間に挿入することを容易とする
ことができる。
しかも、幅狭部分の直近下方にコンデンサ本体
が載置される内方突出部が形成されていてコンデ
ンサ本体が該内方突出部上に載置されるまでコン
デンサ本体を挿入することにより、コンデンサ本
体の周縁下端をリード端子部の幅狭部分へと容易
に一致する様に挿入できるので、リード端子部の
先端を内側方向に押圧しつつ溶接を行うと、リー
ド端子部先端は僅かにコンデンサ本体の外部電極
に食い込む様にリード端子部が幅狭部分で折れ曲
り、弾性復元力を殺されて外部電極と一体に接続
される。尚、内方突出部の存在により、リード端
子部がモールド型フイルムコンデンサの樹脂製外
装から抜けることも防止される。
が載置される内方突出部が形成されていてコンデ
ンサ本体が該内方突出部上に載置されるまでコン
デンサ本体を挿入することにより、コンデンサ本
体の周縁下端をリード端子部の幅狭部分へと容易
に一致する様に挿入できるので、リード端子部の
先端を内側方向に押圧しつつ溶接を行うと、リー
ド端子部先端は僅かにコンデンサ本体の外部電極
に食い込む様にリード端子部が幅狭部分で折れ曲
り、弾性復元力を殺されて外部電極と一体に接続
される。尚、内方突出部の存在により、リード端
子部がモールド型フイルムコンデンサの樹脂製外
装から抜けることも防止される。
更に、該リード端子部の先端内側を八の字形状
に先開きとしている故、コンデンサ本体をリード
端子部間に挿入するに際し、外部電極がリード端
子部と接触しても、上記リード端子部が幅狭部分
により変形容易とされていることと、該リード端
子部の先端が先開き形状とされていることによ
り、コンデンサ本体とリード端子部とが接触して
もリード端子部の間隙が押し広げられてコンデン
サ本体が挿入されることとなり、コンデンサ本体
とリード端子部との微小な位置誤差が生じた場合
でも挿入可能であり、コンデンサ本体の挿入を一
層容易とすることができる。そして、リード端子
部先端の内側を先開きとしている故、リード端子
部とコンデンサ本体の外部電極との接触に際し、
従来の如くリード端子部の隅角による接触と異な
り、角が立つことがなく、外部電極の部分的欠落
又は外部電極全体の剥離が防止されることにな
る。
に先開きとしている故、コンデンサ本体をリード
端子部間に挿入するに際し、外部電極がリード端
子部と接触しても、上記リード端子部が幅狭部分
により変形容易とされていることと、該リード端
子部の先端が先開き形状とされていることによ
り、コンデンサ本体とリード端子部とが接触して
もリード端子部の間隙が押し広げられてコンデン
サ本体が挿入されることとなり、コンデンサ本体
とリード端子部との微小な位置誤差が生じた場合
でも挿入可能であり、コンデンサ本体の挿入を一
層容易とすることができる。そして、リード端子
部先端の内側を先開きとしている故、リード端子
部とコンデンサ本体の外部電極との接触に際し、
従来の如くリード端子部の隅角による接触と異な
り、角が立つことがなく、外部電極の部分的欠落
又は外部電極全体の剥離が防止されることにな
る。
[実施例]
本考案の一実施例は、第1図に示すように、銅
合金の薄板から打ち抜かれるリードフレーム20
の形状として、フレーム部21の一側方に2本1
組のリード端子部25が多数形成される形状とさ
れている。
合金の薄板から打ち抜かれるリードフレーム20
の形状として、フレーム部21の一側方に2本1
組のリード端子部25が多数形成される形状とさ
れている。
而して、各リード端子部25はその先端26に
おいて各1組毎に先端26の内側を外開きとする
様に八の字形状に切り欠かれると共に、該先端2
6から一定の距離の位置において各リード端子部
25の幅を局部的に細くする切り欠きによる幅狭
部分27が形成され、更に、2本1組のリード端
子部25の内側にして、各リード端子部25の幅
狭部分27の直近下方に内方突出部29が形成さ
れている。
おいて各1組毎に先端26の内側を外開きとする
様に八の字形状に切り欠かれると共に、該先端2
6から一定の距離の位置において各リード端子部
25の幅を局部的に細くする切り欠きによる幅狭
部分27が形成され、更に、2本1組のリード端
子部25の内側にして、各リード端子部25の幅
狭部分27の直近下方に内方突出部29が形成さ
れている。
この様に先端26の内側が八の字形状に先開き
とされ、且つ、幅狭部分27を有する2本1組の
リード端子部25の間に、金属化フイルムを巻重
ねてメタリコンにより外部電極16を形成した第
6図に示す様なコンデンサ本体15を内方突出部
29上に載置されるまで挿入し、コンデンサ本体
15の周縁下端をリード端子部25の幅狭部分2
7へ一致させる。その後、リード端子部25の先
端26を内側方向に押圧しつつ溶接を行うと、リ
ード端子部先端26は僅かにコンデンサ本体15
の外部電極16に食い込む様にリード端子部25
が幅狭部分27で折れ曲り、弾性復元力を殺され
て外部電極16と一体に接続される。
とされ、且つ、幅狭部分27を有する2本1組の
リード端子部25の間に、金属化フイルムを巻重
ねてメタリコンにより外部電極16を形成した第
6図に示す様なコンデンサ本体15を内方突出部
29上に載置されるまで挿入し、コンデンサ本体
15の周縁下端をリード端子部25の幅狭部分2
7へ一致させる。その後、リード端子部25の先
端26を内側方向に押圧しつつ溶接を行うと、リ
ード端子部先端26は僅かにコンデンサ本体15
の外部電極16に食い込む様にリード端子部25
が幅狭部分27で折れ曲り、弾性復元力を殺され
て外部電極16と一体に接続される。
そして、第2図に示す通り、フレーム部21と
一体のリード端子部25へ接続一体化したコンデ
ンサ本体15に、更にエポキシ樹脂等により所定
の形状とするモールドを施して、例えば第5図に
示す如き樹脂製外装11を形成し、以て、湿気等
からコンデンサ10を保護すると共に、外部応力
によりコンデンサ本体15の外部電極16とリー
ド端子部25との接続部等に無理な力が加わらな
い様にし、その後、リード端子部25をフレーム
部21から切断してモールド型フイルムコンデン
サ10とする。
一体のリード端子部25へ接続一体化したコンデ
ンサ本体15に、更にエポキシ樹脂等により所定
の形状とするモールドを施して、例えば第5図に
示す如き樹脂製外装11を形成し、以て、湿気等
からコンデンサ10を保護すると共に、外部応力
によりコンデンサ本体15の外部電極16とリー
ド端子部25との接続部等に無理な力が加わらな
い様にし、その後、リード端子部25をフレーム
部21から切断してモールド型フイルムコンデン
サ10とする。
尚、上記内方突出部29は、モールド型フイル
ムコンデンサ10の樹脂製外装11からリード端
子部25が抜けることを防止する作用効果をも有
するものである。
ムコンデンサ10の樹脂製外装11からリード端
子部25が抜けることを防止する作用効果をも有
するものである。
又、各リード端子部25の幅狭部分27の直近
下方に内方突出部29を設ける場合は、第3図に
示す様に該内方突出部29より下方のリード端子
部25の相互間を、内方突出部29より上方のリ
ード端子部25相互間の間隙より狭くし、以てモ
ールド型フイルムコンデンサ10の幅に対して引
出線であるリード端子部25の間隙を狭く変化さ
せる場合が有り、又、第4図に示す様にリード端
子部25を鉤形として内方への段差を設け、以て
内方突出部29を形成する場合も有る。
下方に内方突出部29を設ける場合は、第3図に
示す様に該内方突出部29より下方のリード端子
部25の相互間を、内方突出部29より上方のリ
ード端子部25相互間の間隙より狭くし、以てモ
ールド型フイルムコンデンサ10の幅に対して引
出線であるリード端子部25の間隙を狭く変化さ
せる場合が有り、又、第4図に示す様にリード端
子部25を鉤形として内方への段差を設け、以て
内方突出部29を形成する場合も有る。
[考案の効果]
本考案は、上記の如き構成及び作用を有するも
ので、リード端子部のコンデンサ本体の周縁下端
相当位置を幅狭部分とした故、該リード端子部は
変形し易く、従つてリード端子部の弾性復元力を
小さくすることとなり、溶接に際しての外部電極
への圧接力を溶接終了後に除去した場合における
弾性復元力によるリード端子部の剥離又は外部電
極の剥離を生じさせる虞れを減少させることがで
きる。又、リードフレームに設けられる2本のリ
ード端子部相互間の間隙を多少広げ、以てコンデ
ンサ本体の幅に対し多少の余裕を有するリード端
子部間隙とすることが可能となり、従つて、コン
デンサ本体をリードフレームのリード端子部相互
間に容易に挿入することができる。
ので、リード端子部のコンデンサ本体の周縁下端
相当位置を幅狭部分とした故、該リード端子部は
変形し易く、従つてリード端子部の弾性復元力を
小さくすることとなり、溶接に際しての外部電極
への圧接力を溶接終了後に除去した場合における
弾性復元力によるリード端子部の剥離又は外部電
極の剥離を生じさせる虞れを減少させることがで
きる。又、リードフレームに設けられる2本のリ
ード端子部相互間の間隙を多少広げ、以てコンデ
ンサ本体の幅に対し多少の余裕を有するリード端
子部間隙とすることが可能となり、従つて、コン
デンサ本体をリードフレームのリード端子部相互
間に容易に挿入することができる。
しかも、幅狭部分の直近下方にコンデンサ本体
が載置される内方突出部が形成されていてコンデ
ンサ本体が該内方突出部上に載置されるまでコン
デンサ本体を挿入することにより、コンデンサ本
体の周縁下端をリード端子部の幅狭部分へと容易
に一致する様に挿入できるので、リード端子部の
先端を内側方向に押圧しつつ溶接を行うと、リー
ド端子部先端は僅かにコンデンサ本体の外部電極
に食い込む様にリード端子部が幅狭部分で折れ曲
り、弾性復元力が殺されて外部電極と一体に接続
可能である。尚、この内方突出部の存在により、
リード端子部がモールド型フイルムコンデンサの
樹脂製外装から抜けることも防止できるものであ
る。
が載置される内方突出部が形成されていてコンデ
ンサ本体が該内方突出部上に載置されるまでコン
デンサ本体を挿入することにより、コンデンサ本
体の周縁下端をリード端子部の幅狭部分へと容易
に一致する様に挿入できるので、リード端子部の
先端を内側方向に押圧しつつ溶接を行うと、リー
ド端子部先端は僅かにコンデンサ本体の外部電極
に食い込む様にリード端子部が幅狭部分で折れ曲
り、弾性復元力が殺されて外部電極と一体に接続
可能である。尚、この内方突出部の存在により、
リード端子部がモールド型フイルムコンデンサの
樹脂製外装から抜けることも防止できるものであ
る。
更に、リード端子部の先端内側を八の字形状に
先開きとしている故、コンデンサ本体をリード端
子部間に挿入するに際し、外部電極がリード端子
部と接触しても、上記リード端子部が幅狭部分に
より変形容易とされていることと、該リード端子
部の先端が先開き形状とされていることにより、
コンデンサ本体とリード端子部とが接触してもリ
ード端子部の間隙が押し広げられてコンデンサ本
体が挿入されることとなり、コンデンサ本体とリ
ード端子部との間に微小な位置誤差が生じた場合
でも、コンデンサ本体を容易に挿入することがで
きる。
先開きとしている故、コンデンサ本体をリード端
子部間に挿入するに際し、外部電極がリード端子
部と接触しても、上記リード端子部が幅狭部分に
より変形容易とされていることと、該リード端子
部の先端が先開き形状とされていることにより、
コンデンサ本体とリード端子部とが接触してもリ
ード端子部の間隙が押し広げられてコンデンサ本
体が挿入されることとなり、コンデンサ本体とリ
ード端子部との間に微小な位置誤差が生じた場合
でも、コンデンサ本体を容易に挿入することがで
きる。
そして、リード端子部先端の内側を先開きとし
ている故、リード端子部とコンデンサ本体の外部
電極との接触に際し、従来の如くリード端子部の
隅角による接触と異なり、角が立つことがなく、
外部電極の部分的欠落又は外部電極全体の剥離が
防止できる。
ている故、リード端子部とコンデンサ本体の外部
電極との接触に際し、従来の如くリード端子部の
隅角による接触と異なり、角が立つことがなく、
外部電極の部分的欠落又は外部電極全体の剥離が
防止できる。
第1図は本考案の実施例に係るリードフレーム
のリード端子部の形状及び該リード端子部にコン
デンサ本体を取り付けた図、第2図はモールドを
施しリードフレームから切断したモールド型フイ
ルムコンデンサを示す図、第3図及び第4図はそ
れぞれ内方突出部の変形例を示す図、第5図はモ
ールド型フイルムコンデンサの外観を示す斜視
図、第6図はコンデンサ本体を示す図、第7図は
従来のリード端子部の形状を示すと共に該リード
端子部にコンデンサ本体を取り付けた状態を示す
図である。 10……モールド型フイルムコンデンサ、11
……樹脂製外装、15……コンデンサ本体、16
……外部電極、20……リードフレーム、21…
…フレーム部、25……リード端子部、26……
リード端子部先端、27……リード端子部幅狭部
分、29……内方突出部。
のリード端子部の形状及び該リード端子部にコン
デンサ本体を取り付けた図、第2図はモールドを
施しリードフレームから切断したモールド型フイ
ルムコンデンサを示す図、第3図及び第4図はそ
れぞれ内方突出部の変形例を示す図、第5図はモ
ールド型フイルムコンデンサの外観を示す斜視
図、第6図はコンデンサ本体を示す図、第7図は
従来のリード端子部の形状を示すと共に該リード
端子部にコンデンサ本体を取り付けた状態を示す
図である。 10……モールド型フイルムコンデンサ、11
……樹脂製外装、15……コンデンサ本体、16
……外部電極、20……リードフレーム、21…
…フレーム部、25……リード端子部、26……
リード端子部先端、27……リード端子部幅狭部
分、29……内方突出部。
Claims (1)
- 同一方向に2本のリード端子部を有するモール
ド型フイルムコンデンサに於て、2本のリード端
子部のコンデンサ本体周縁下端相当位置に幅狭部
分が形成されると共に、該幅狭部分の直近下方に
コンデンサ本体が載置される内方突出部が形成さ
れ、且つ、モールド内に位置するリード端子部先
端の内側が八の字形状に先開きとされたリード端
子部を、コンデンサ本体の外部電極に接続させた
ことを特徴とするモールド型フイルムコンデン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986037229U JPH0514501Y2 (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986037229U JPH0514501Y2 (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62149838U JPS62149838U (ja) | 1987-09-22 |
JPH0514501Y2 true JPH0514501Y2 (ja) | 1993-04-19 |
Family
ID=30848372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986037229U Expired - Lifetime JPH0514501Y2 (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514501Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2022085516A1 (ja) * | 2020-10-23 | 2022-04-28 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5948027B2 (ja) * | 1976-11-04 | 1984-11-22 | 日本ゼオン株式会社 | アクリロニトリル系樹脂組成物の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5899827U (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-07 | 石塚電子株式会社 | 電子部品のリ−ドフレ−ム |
JPS5948027U (ja) * | 1982-09-21 | 1984-03-30 | 日通工株式会社 | コンデンサのリ−ドフレ−ム |
-
1986
- 1986-03-14 JP JP1986037229U patent/JPH0514501Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5948027B2 (ja) * | 1976-11-04 | 1984-11-22 | 日本ゼオン株式会社 | アクリロニトリル系樹脂組成物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62149838U (ja) | 1987-09-22 |
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