JPH09176693A - ガラス磨き剤 - Google Patents

ガラス磨き剤

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JPH09176693A
JPH09176693A JP33682995A JP33682995A JPH09176693A JP H09176693 A JPH09176693 A JP H09176693A JP 33682995 A JP33682995 A JP 33682995A JP 33682995 A JP33682995 A JP 33682995A JP H09176693 A JPH09176693 A JP H09176693A
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JP
Japan
Prior art keywords
organic acid
glass
alumina powder
salt
chelating agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP33682995A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Furukawa
尋士 古川
Toshitake Kashimoto
利武 樫本
Yoshiharu Kakehi
芳治 筧
Yoshiaki Sakurai
芳昭 櫻井
Kazuteru Natsukawa
一輝 夏川
Takashi Yotsuya
任 四谷
Yukihiro Sato
幸弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Prefecture
Original Assignee
Osaka Prefecture
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Publication date
Application filed by Osaka Prefecture filed Critical Osaka Prefecture
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  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の主な目的は、風呂や温泉に設置されて
いる鏡に付着した強固な汚れであっても簡単に除去する
ことのできるガラス磨き剤を提供することにある。 【解決手段】有機酸、有機酸塩及びキレート剤の少なく
とも一種、並びにアルミナ粉末を含有することを特徴と
するガラス磨き剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス磨き剤に関
し、特に、風呂や温泉に設置されている鏡に付着した強
固な汚れの除去に有効なガラス磨き剤に関する。
【0002】
【従来の技術】風呂や温泉に設置されている鏡には、水
滴と共に、水滴に含まれる各種の成分が付着して汚れの
原因となりやすい。特に、水分中にSi化合物が含まれ
る場合には、これが水滴と共に鏡に付着した後、水分が
蒸発すると、Si化合物の強固な層が鏡の表面に形成さ
れて、鏡の曇りの原因となる。このSi化合物の層は、
非常に強固に鏡に付着しており、有機酸や有機溶剤を有
効成分とする従来公知のガラス磨き剤では、簡単には除
去することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
風呂や温泉に設置されている鏡に付着した強固な汚れで
あっても簡単に除去することのできるガラス磨き剤を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ガラスに付着し
た汚れの付着力を低下させる成分として、有機酸、有機
酸塩及びキレート剤から選ばれた少なくとも一種の成分
を含有し、更に、この成分をアルミナ粉末と組合わせて
配合したガラス磨き剤によれば、Si化合物の強固な層
が付着した鏡であっても、該組成物を鏡につけて布など
で拭くだけで簡単に汚れを除去することができることを
見出し、ここに本発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、有機酸、有機酸塩及びキ
レート剤の少なくとも一種、並びにアルミナ粉末を含有
することを特徴とするガラス磨き剤に係る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の組成物において、有機
酸、有機酸塩及びキレート剤から選ばれた少なくとも一
種の成分は、ガラスに付着した汚れの付着力を低下させ
る働きをするものと考えられる。有機酸としては、オキ
シカルボン酸が好ましく、例えば、クエン酸、アセト酢
酸、酒石酸、グリオキシル酸等を特に好適に用いること
ができる。有機酸塩としては、上記した有機酸の水溶性
塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩等を用いることができ、特にオキシカルボン酸の塩が
好ましい。また、キレート剤としては、エチレンジアミ
ン四酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、ジエチレン
トリアミン五酢酸、及びこれらのナトリウム塩、カリウ
ム塩、アンモニウム塩等の水溶性塩等を好適に用いるこ
とができる。
【0007】本発明では、有機酸、有機酸塩及びキレー
ト剤から選ばれた少なくとも一種の成分を用いれば良い
が、これらの成分の内で、オキシカルボン酸又はその塩
を用いることが好ましく、特にクエン酸又はその塩を用
いることが好ましい。
【0008】本発明のガラス磨き剤では、上記した有機
酸、有機酸塩及びキレート剤から選ばれた少なくとも一
種の成分をアルミナ粉末と組み合わせて用いることが必
要であり、これによって、強固な汚れを簡単に除去する
ことができる。アルミナ粉末としては、平均粒径が0.
1〜100μm程度のものが好ましく、5〜80μm程
度のものがより好ましい。粒径が小さすぎると汚れを除
去する効果が不十分であり、一方、大きすぎるとガラス
を傷つけるおそれがあるので好ましくない。
【0009】本発明のガラス磨き剤は、有機酸、有機酸
塩及びキレート剤から選ばれた少なくとも一種の成分、
並びにアルミナ粉末に、水を加えて十分に混合すること
によって得ることができ、通常ペースト状である。各成
分の混合の順序は任意であるが、例えば、アルミナ粉末
を水に分散した分散液に、有機酸、有機酸塩及びキレー
ト剤から選ばれた少なくとも一種の成分を加えて混合す
ればよい。該ガラス磨き剤における各成分の配合量は、
通常、アルミナ粉末の含有量を10〜80重量%程度と
し、有機酸、有機酸塩及びキレート剤から選ばれた少な
くとも一種の成分の含有量を10〜50重量%程度とす
ることが好ましく、アルミナ粉末の含有量を、25〜7
0重量%程度とし、有機酸、有機酸塩及びキレート剤か
ら選ばれた少なくとも一種の成分の含有量を15〜30
重量%程度とすることがより好ましい。
【0010】本発明のガラス磨き剤では、更に、必要に
応じて、界面活性剤を配合することによって、アルミナ
粉末の分散性をより向上させて、均一性に優れた組成物
とすることができ、これにより、汚れの除去効果を一層
向上させることができる。界面活性剤としては、ノニオ
ン系界面活性剤及びアニオン系界面活性剤の少なくとも
一種を用いることができ、このうちでノニオン系界面活
性剤が好ましい。
【0011】界面活性剤の配合量は、3〜40重量%程
度とすることが好ましく、5〜20重量%程度とするこ
とがより好ましい。
【0012】本発明のガラス磨き剤の内で、特に、有機
酸、有機酸塩及びキレート剤から選ばれた少なくとも一
種の成分としてオキシカルボン酸又はその塩を用い、ア
ルミナ粉末として、平均粒径が5〜80μm程度のもの
を用い、界面活性剤として、ノニオン系界面活性剤を用
いたものが好ましく、この場合の各成分の配合量は、オ
キシカルボン酸又はその塩15〜30重量%程度、アル
ミナ粉末25〜70重量%程度、界面活性剤5〜20重
量%程度とすることが好ましい。
【0013】本発明のガラス磨き剤によれば、汚れの状
態に応じて、適量のガラス磨き剤をガラス面に直接つけ
て、布、ティッシュペーパーなどで拭くことによって、
ガラスに付着した汚れを簡単に除去することができる。
【0014】本発明のガラス磨き剤は、処理対象とする
ガラスには特に限定はなく、窓ガラス、自動車のガラス
部分、鏡などの各種のガラスの汚れを除去するために用
いることができる。特に、本発明のガラス磨き剤は、従
来のガラス磨き剤では除去することが困難であった、風
呂や温泉等に設置されている鏡に強固に付着したSi化
合物等からなる汚れを簡単に除去することができるの
で、鏡の汚れ除去剤として非常に有用性が高い。
【0015】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説
明する。
【0016】実施例1 クエン酸17.7重量%、アルミナ粉末(平均粒径10
μm)27.2重量%、水35.4重量%及びノニオン
系界面活性剤19.7重量%を混合してペースト状のガ
ラス磨き剤を調製した。このガラス磨き剤を、ゴルフ場
の浴室に設置されたSi化合物が付着して曇化した鏡の
汚れが付着した部分に塗布し、ティッシュペーパーで十
分にこすった後、拭きとった。その結果、鏡に付着した
汚れを、簡単に、ほぼ完全に除去することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3/20 C11D 3/20 7/26 7/26 (72)発明者 樫本 利武 京都府京都市上京区西堀川通元誓願寺上る 竪門前町414番地西陣団地314号 (72)発明者 筧 芳治 大阪府河内長野市市町1047−1 (72)発明者 櫻井 芳昭 奈良県橿原市久米町473 (72)発明者 夏川 一輝 大阪府堺市赤坂台5−28−5 (72)発明者 四谷 任 大阪府堺市赤坂台5−9−6 (72)発明者 佐藤 幸弘 兵庫県尼崎市猪名寺1−32−1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機酸、有機酸塩及びキレート剤の少なく
    とも一種、並びにアルミナ粉末を含有することを特徴と
    するガラス磨き剤。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のガラス磨き剤に、更に、
    ノニオン系界面活性剤及びアニオン系界面活性剤の少な
    くとも一種を配合したガラス磨き剤。
  3. 【請求項3】有機酸、有機酸塩及びキレート剤の少なく
    とも一種の成分が、オキシカルボン酸又はその塩である
    請求項1又は2に記載のガラス磨き剤。
  4. 【請求項4】アルミナ粉末の平均粒径が0.1〜100
    μmである請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラス
    磨き剤。
JP33682995A 1995-12-25 1995-12-25 ガラス磨き剤 Pending JPH09176693A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33682995A JPH09176693A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 ガラス磨き剤

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JP33682995A JPH09176693A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 ガラス磨き剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500278A (ja) * 2007-05-30 2010-01-07 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド ガラス及びガラス上セラミックエナメルの接着用処理方法
JP2010275440A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Murakami Corp 親水性回復剤および親水性回復方法
EP2607467A1 (de) * 2011-12-22 2013-06-26 Saint-Gobain Glass France Reinigungsmittel zur Entfernung von Grauschleier auf Glasscheiben

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500278A (ja) * 2007-05-30 2010-01-07 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド ガラス及びガラス上セラミックエナメルの接着用処理方法
JP2010275440A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Murakami Corp 親水性回復剤および親水性回復方法
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