JP2587117B2 - 塗装面用の洗浄剤 - Google Patents

塗装面用の洗浄剤

Info

Publication number
JP2587117B2
JP2587117B2 JP1277719A JP27771989A JP2587117B2 JP 2587117 B2 JP2587117 B2 JP 2587117B2 JP 1277719 A JP1277719 A JP 1277719A JP 27771989 A JP27771989 A JP 27771989A JP 2587117 B2 JP2587117 B2 JP 2587117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning agent
acids
alkyl
organic acid
painted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1277719A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03139600A (ja
Inventor
荘三郎 大原
徹男 木島
生悟 篠原
起宜 岡村
信昭 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP1277719A priority Critical patent/JP2587117B2/ja
Publication of JPH03139600A publication Critical patent/JPH03139600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587117B2 publication Critical patent/JP2587117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/02Anionic compounds
    • C11D1/12Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof
    • C11D1/22Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof derived from aromatic compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塗装面用の洗浄剤に関し、さらに詳しくは、
塗装面に悪影響を与えることなく自動車等の塗装面から
汚れを効果的に除去することのできる塗装面用の洗浄剤
に関する。
[従来の技術および発明が解決すべき課題] 従来、自動車その他の塗装面の汚れを除去する洗浄剤
として、高級脂肪酸のアルカノールアミン、ノニルフェ
ノールエーテル等の非イオン系界面活性剤、高級脂肪酸
のアルカリ金属塩、アルキル硫酸のアルカリ金属塩、ア
ルカノールアミン塩、アルキルアリルエーテルスルフォ
ン酸塩等のアニオン系界面活性剤などを主成分とし、さ
らに研磨剤等を配合したものが使用されている。
また、カーシャンプーの商品名で市販されている洗浄
剤として、たとえば特開平1-163280号公報に開示されて
いるように、シリコーンオイルにカチオン性界面活性や
非イオン性界面活性剤を配合したものも知られている。
これらの洗浄剤は優れた洗浄効果が得られる反面、塗
装面に与える影響が大きく、たとえばJIS-K-2399「くも
り止め剤の塗装に対する影響」についての試験方法に基
いて、洗浄剤を滴下した塗装板を45℃の恒温槽内に2時
間も放置すると、塗膜に明らかなスポットや膨れが生じ
たり、塗膜が変色したりする。
このため、上記洗浄剤は使用に際して希釈したり、洗
浄後は念入りな水洗が必要になるなどの、作業性に劣る
問題があった。
また、自動車のボデーに生じる汚れとして、所謂「水
あか」がある。この水あかは、走行中に付着する砂塵の
他に排気ガスに含まれる酸性成分の油煙によるものであ
る。
この「水あか」を除去するために研磨剤入りのアルカ
リ成分を含む洗浄剤を用いると、塗膜がアルカリ成分に
よって劣化したり、研磨剤によって傷ついたりするの
で、塗装面は粗面化し、かえって汚れの付着を助長する
結果になる。
本発明は上記事情を改善するためになされたものであ
る。
すなわち、本発明の目的は、自動車等の塗装面から汚
れを塗装面に悪影響を与えることなく効果的に除去する
ことのできる洗浄剤を提供することにある。
[前記課題を解決するための手段] 請求項1の発明は、有効成分として、N−アシルアミ
ノ酸、アルキルエーテルカルボン酸、アルキルスルホカ
ルボン酸、及びアルキルベンゼンスルホン酸から選択さ
れた有機酸のアンモニウム塩の水溶液を含有することを
特徴とする塗装面用の洗浄剤であり、 請求項2の発明は、N−アシルアミノ酸、アルキルエ
ーテルカルボン酸、アルキルスルホカルボン酸、及びア
ルキルベンゼンスルホン酸から選択された有機酸の、ア
ンモニアで弱アルカリ性にした水溶液を有効成分とする
ことを特徴とする塗装面用の洗浄剤である。
以下、本発明を詳細に説明する。
(洗浄剤の組成) 本発明の請求項1の洗浄剤は、N−アシルアミノ酸、
アルキルエーテルカルボン酸、アルキルスルホカルボン
酸、及びアルキルベンゼンスルホン酸から選択された有
機酸のアンモニウム塩の水溶液を有効成分とする。
これらの中でも、アルキルベンゼンスルホン酸、モノ
またはジアルキルスルホコハク酸、ラウロイルサルコシ
ン、およびアルキルエーテル酢酸よりなる群から選択さ
れる少なくとも一種の有機酸が好ましい。
なお、これらのアンモニウム塩は一種に限らず、二種
以上を組み合わせて使用することができる。
上記水溶液中における上記アンモニウム塩の濃度は、
通常20重量%以下、好ましくは5〜10重量%の範囲であ
る。
この濃度が20重量%を超えると、塗装面を劣化させる
等の悪影響を与えるので、本発明では好ましくない。
また、本発明の請求項2の洗浄剤は、N−アシルアミ
ノ酸、アルキルエーテルカルボン酸、アルキルスルホカ
ルボン酸、及びアルキルベンゼンスルホン酸から選択さ
れた有機酸を含み、かつアンモニアで弱アルカリ性にし
た水溶液を有効成分とする。
この洗浄剤における有機酸については前記と同じであ
り、一種に限らず二種以上を組合わせて用いることがで
きる。
この洗浄剤は、有機酸を水に溶解するとともに、アン
モニアを、通常アンモニア水の形で加えて、弱アルカリ
性すなわちpH7〜11程度に調製してなるものである。な
お、有機酸を含有する水溶液にアンモニアガスを吹き込
んでその水溶液のpHを前記範囲内の値になるように調整
しても良い。
この洗浄剤中の上記有機酸の濃度は、前記アンモニウ
ム塩と同様の理由で20重量%以下、好ましくは5〜10重
量%である。
一方、本発明のいずれの洗浄剤(請求項1および2)
においても、上記必須成分の他に、さらに任意成分とし
て、塗装面に悪影響を与えない限りにおいて、洗浄性を
高めたり価格等を調整する目的でアルコール類および/
またはビルダー類を適宜添加することができる。
そのアルコール類としては、たとえばメタノール、エ
タノール、プロパノール等の低級アルコール、エチレン
グリコール、グリセリン、ポリグリセリン等の多価アル
コール等の一種または二種以上を用いることができる。
これらのアルコール類は前記洗浄剤に通常、10%を超
えない範囲で添加することができる。
また、ビルダー類としては、たとえば燐酸ナトリウ
ム、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウム等の弱アルカリ
性物質の一種または二種以上を用いることができる。
これらのビルダー類は、通常、5%を超えない範囲で
前記洗浄剤に添加することができる。
(洗浄法、洗浄作用) 本発明の洗浄剤を用いて洗浄するには、自動車等の塗
装面に対し、洗浄剤を手作業で付着させてからスポンジ
やウエス等で拭き取る方法を用いても良いし、あるいは
洗浄剤をポンプ付き容器に封入し、ポンプを作動して洗
浄剤を噴出させたり、洗浄剤をLPG、DME(ジメチルエー
テル)等の噴射剤とともに圧力容器に封入し、エアゾー
ルとして噴出させてから、スポンジやウエス等で拭き取
る方法を用いても良い。また、洗浄剤を液状ではなく、
泡状にして塗装面にスプレーする方法も好ましい。この
ように泡状にして塗装面にスプレーする方法を採用する
と、塗装面の汚れが洗浄剤の泡に包み込まれ、膨潤して
柔らかくなり、泡の表面に浮かび上がるので、後は軽く
拭き取るだけで汚れを除去することができるので、作業
性に優れる。
本発明の洗浄剤は、上記特定の有機酸のアンモニウム
塩の水溶液が有効成分として作用するか、または上記特
定の有機酸を含みかつアンモニアで弱アルカリ性とした
水溶液が有効成分として作用するので、特に酸性汚れで
ある自動車等の「水あか」を始め塗装面の汚れを効果的
に除去することができる。
そして、本発明の洗浄剤はアンモニア性アルカリであ
るから、洗浄時には塗膜を劣化させる恐れがないし、ま
た塗膜に膨れやスポット、変色等が生じる心配もない。
しかも洗浄後は、アンモニア成分が速やかに揮散してし
まうので、本発明の洗浄剤が長期間にわたって残留する
ことがなく、したがって、残留した洗浄液で塗装面に悪
影響を与えることもない。
したがって、使用に際しては特に希釈する必要も無い
し、洗浄後も念入りな水洗を必要としないので、作業性
に優れている。
[実施例] 次に実施例と比較例とを示して本発明をさらに具体的
に説明する。
(実施例1〜7および比較例1〜5) 第1表に示す配合組成にしたがって12種の洗浄剤を調
製した。
次に、これらの洗浄剤を用いて、下記の要領で洗浄性
と塗膜への影響とについて試験を行なった。
その結果を第2表に示す。
(イ)洗浄性 洗浄剤を含浸したスポンジを汚染塗装板の表面に5往
復させることにより、汚染塗装板表面の汚れを拭き取っ
た。拭き取り後の塗装板表面の状態を、自動車ボデイ用
洗浄剤[ボデイークリン:タイホー工業(株)製]を用
いて同様にして得られた塗装板表面の状態と比較した。
ボデイークリンによるのと同等の表面状態になったも
のを○、ボデイークリンによるよりもやや劣る表面状態
になったものを△、汚れが殆ど除去できない状態を×と
した。
なお、汚染塗装板としては、白色塗装車(アルキッド
樹脂塗装されたニッサンサニー)を3ケ月実走行させ
(その間、洗浄をせず。)、汚染した車体の側面部を利
用した。
なお、実施例5,6,7については、第1表に示す組成に
噴射剤としてLPGを添加してエアゾール型の洗浄剤に
し、そのエアゾール型の洗浄剤を、前記汚染した車体の
側面部に噴射し、生じた泡をスポンジで拭き取った。そ
の場合、洗浄結果は第1表に示すのと同様であり、しか
もスポンジでの拭き取り操作が円滑で操作性に優れてい
た。
(ロ)塗膜に対する影響 塗装板に洗浄剤を約0.5ml滴下してから、この塗装板
をJIS-K-2399の「塗膜に対する影響」の方法に準じて45
℃の恒温槽中に2時間放置し、その後に水洗した後の塗
膜の状態を観察した。
観察の結果、塗膜に膨れや変色の無いものを○、塗膜
に薄く変色の見られるものを△、塗膜に明らかな膨れや
変色のあるものを×とした。
なお、塗装板としては、ブルーメタリック塗装された
乗用車(60年式トヨタカローラー)のボンネット部分か
ら5×20cmの大きさに切断したものを使用した。
[発明の効果] 本発明の洗浄剤は、上記特定の有機酸のアンモニウム
塩の水溶液を有効成分にし、あるいは、上記特定の有機
酸を含み、かつアンモニアで弱アルカリ性にした水溶液
を有効成分にするので、 (1)特に酸性汚れである自動車等の「水あか」を始め
塗装面の汚れを効果的に除去することができ、 (2)洗浄の際に、塗膜が洗浄液に侵されることがな
く、 (3)洗浄液が塗装面における隙間等に残留したとして
も短時間の内に揮散するから、洗浄液により塗膜寿命が
短期化することがない、 と言う優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−18596(JP,A) 特開 昭50−10804(JP,A) 特開 昭56−76500(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有効成分として、N−アシルアミノ酸、ア
    ルキルエーテルカルボン酸、アルキルスルホカルボン
    酸、及びアルキルベンゼンスルホン酸から選択された有
    機酸のアンモニウム塩の水溶液を含有することを特徴と
    する塗装面用の洗浄剤。
  2. 【請求項2】N−アシルアミノ酸、アルキルエーテルカ
    ルボン酸、アルキルスルホカルボン酸、及びアルキルベ
    ンゼンスルホン酸から選択された有機酸の、アンモニア
    で弱アルカリ性にした水溶液を有効成分とすることを特
    徴とする塗装面用の洗浄剤。
JP1277719A 1989-10-25 1989-10-25 塗装面用の洗浄剤 Expired - Lifetime JP2587117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1277719A JP2587117B2 (ja) 1989-10-25 1989-10-25 塗装面用の洗浄剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1277719A JP2587117B2 (ja) 1989-10-25 1989-10-25 塗装面用の洗浄剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03139600A JPH03139600A (ja) 1991-06-13
JP2587117B2 true JP2587117B2 (ja) 1997-03-05

Family

ID=17587368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1277719A Expired - Lifetime JP2587117B2 (ja) 1989-10-25 1989-10-25 塗装面用の洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587117B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226898A (ja) * 1999-01-13 2002-08-14 Nisshin Kagaku Kk スプレー用洗浄剤

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018596A (ja) * 1983-07-12 1985-01-30 トヨタ自動車株式会社 燃料系部品清浄剤組成物
JPS6088097A (ja) * 1983-10-21 1985-05-17 積水化学工業株式会社 起泡性液体洗浄剤組成物
JPS62185796A (ja) * 1986-02-12 1987-08-14 第一工業製薬株式会社 車両用洗浄剤組成物
JP2678315B2 (ja) * 1989-06-14 1997-11-17 川研ファインケミカル株式会社 硬質表面洗浄剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03139600A (ja) 1991-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1149255A (en) Spray cleaner for transportation vehicle bodies
US4670171A (en) Surface cleaner composition
EP0337576A2 (en) Heavy duty hard surface liquid detergent
US6984269B2 (en) Cleaning surfaces
US5415811A (en) Cleaning composition and method for utilizing same
GB2220950A (en) Liquid detergent composition
US20050256025A1 (en) Metal brightener and surface cleaner
JP3769710B2 (ja) 自動車用洗浄剤組成物
CA3129654C (en) High foaming liquid alkaline cleaner concentrate composition
JP2587117B2 (ja) 塗装面用の洗浄剤
JPH11152497A (ja) 洗車用洗浄剤組成物
EP1287099B1 (en) Cleaning surfaces
JPH09502759A (ja) 洗浄組成物
JPH07119440B2 (ja) 自動車用洗浄剤組成物
JPH07505182A (ja) 硬質表面用,特にガラス用清浄組成物
JP2005514493A6 (ja) 運搬手段の外部表面の洗浄剤
JP2005514493A (ja) 運搬手段の外部表面の洗浄剤
JPH11269486A (ja) ガラス用洗浄剤組成物
JP2000290686A (ja) 洗車用洗浄剤組成物
JPH03232000A (ja) 自動車用洗浄剤
JP3174658B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP3567029B2 (ja) 水アカ用の洗浄剤組成物
JPS62257994A (ja) ガラスクリ−ナ−組成物
JP2001262384A (ja) 水性液体金属洗浄剤
JP4077734B2 (ja) 乗り物用洗浄剤組成物及び該洗浄剤組成物を用いた乗り物の洗浄方法