JP2001335722A - 樹脂溶解剤 - Google Patents
樹脂溶解剤Info
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- JP2001335722A JP2001335722A JP2000200170A JP2000200170A JP2001335722A JP 2001335722 A JP2001335722 A JP 2001335722A JP 2000200170 A JP2000200170 A JP 2000200170A JP 2000200170 A JP2000200170 A JP 2000200170A JP 2001335722 A JP2001335722 A JP 2001335722A
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- JP
- Japan
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- resin
- monomethyl ether
- skin
- glycol monomethyl
- solvent
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮膚や爪への影響を最小限にし、皮膚や爪に
やさしく、かつ、充分な除去性能を持つ樹脂溶解剤を提
供する。 【解決手段】 アルキレンオキシドとアルコールの反応
から合成された有機化合物に、エタノール、モノテルペ
ン類化合物、ホホバオイル及び界面活性剤を混合してな
る。
やさしく、かつ、充分な除去性能を持つ樹脂溶解剤を提
供する。 【解決手段】 アルキレンオキシドとアルコールの反応
から合成された有機化合物に、エタノール、モノテルペ
ン類化合物、ホホバオイル及び界面活性剤を混合してな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手などの皮膚ある
いは爪等に付着したマニキュア、油性インク、ペイント
等の樹脂の汚れを除去する樹脂溶解剤に関する。
いは爪等に付着したマニキュア、油性インク、ペイント
等の樹脂の汚れを除去する樹脂溶解剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガムなどの頑固な汚れが床面や路
面に付着した場合及び作業中にマニキュア、油性イン
ク、ペイント等の樹脂が手などの皮膚、爪あるいは衣類
に付着した場合、これら樹脂を除去するための樹脂溶解
剤として、クロルベンゼン、エチルクレゾール、ベンゼ
ン、トリクレン、メチレンクロライド、アルコール、二
流化炭素などの溶剤と、界面活性剤とを組み合わせたも
の、あるいは、ピロリドン系有機溶剤と界面活性剤をベ
ースにし、テルペン類を含有したものなどが知られてい
る。
面に付着した場合及び作業中にマニキュア、油性イン
ク、ペイント等の樹脂が手などの皮膚、爪あるいは衣類
に付着した場合、これら樹脂を除去するための樹脂溶解
剤として、クロルベンゼン、エチルクレゾール、ベンゼ
ン、トリクレン、メチレンクロライド、アルコール、二
流化炭素などの溶剤と、界面活性剤とを組み合わせたも
の、あるいは、ピロリドン系有機溶剤と界面活性剤をベ
ースにし、テルペン類を含有したものなどが知られてい
る。
【0003】上記クロルベンゼン、エチルクレゾール、
ベンゼン、トリクレン、メチレンクロライド、アルコー
ル、二流化炭素などの溶剤及びピロリドン系有機溶剤
は、溶解能力が非常に高いため、床面や路面に付着した
ガムなどの頑固な汚れ、皮膚、爪あるいは衣類に大量に
付着したマニキュア、油性インク、ペイント等の樹脂を
落とすには有効である。
ベンゼン、トリクレン、メチレンクロライド、アルコー
ル、二流化炭素などの溶剤及びピロリドン系有機溶剤
は、溶解能力が非常に高いため、床面や路面に付着した
ガムなどの頑固な汚れ、皮膚、爪あるいは衣類に大量に
付着したマニキュア、油性インク、ペイント等の樹脂を
落とすには有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マニキュア、
油性インク、ペイント等が、特に皮膚や爪など人体に直
接付着した場合、これらを除去しようとすると、どうし
ても溶解能力の高い溶剤が皮膚や爪に直接塗布されるこ
ととなるので、皮膚表面が痺れたり爪表面が荒れたりす
る。さらに、上記マニキュア、油性インク、ペイント等
の樹脂は、日常生活あるいは作業中において継続的に皮
膚や爪などに付着することが多く、上記溶剤を多用する
こととなるため、皮膚炎などをおこす原因となり、爪が
割れるなどの危険があった。
油性インク、ペイント等が、特に皮膚や爪など人体に直
接付着した場合、これらを除去しようとすると、どうし
ても溶解能力の高い溶剤が皮膚や爪に直接塗布されるこ
ととなるので、皮膚表面が痺れたり爪表面が荒れたりす
る。さらに、上記マニキュア、油性インク、ペイント等
の樹脂は、日常生活あるいは作業中において継続的に皮
膚や爪などに付着することが多く、上記溶剤を多用する
こととなるため、皮膚炎などをおこす原因となり、爪が
割れるなどの危険があった。
【0005】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
み、継続的に使用しても、皮膚や爪への影響が最小限で
あり、皮膚や爪にやさしく、かつ、充分な除去性能を持
つ樹脂溶解剤を提供する。
み、継続的に使用しても、皮膚や爪への影響が最小限で
あり、皮膚や爪にやさしく、かつ、充分な除去性能を持
つ樹脂溶解剤を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はアルキレンオキシドとアルコールの反応か
ら合成された有機化合物に、エタノール、モノテルペン
類化合物、ホホバオイル及び界面活性剤を混合した。
に、本発明はアルキレンオキシドとアルコールの反応か
ら合成された有機化合物に、エタノール、モノテルペン
類化合物、ホホバオイル及び界面活性剤を混合した。
【0007】
【作用】上記のように構成された樹脂溶解剤は、マニキ
ュア、油性インク、ペイント等の樹脂が付着した皮膚上
あるいは爪上に本発明の樹脂溶解剤を塗布することで、
当該マニキュア、油性インク、ペイント等の樹脂を除去
することができる。
ュア、油性インク、ペイント等の樹脂が付着した皮膚上
あるいは爪上に本発明の樹脂溶解剤を塗布することで、
当該マニキュア、油性インク、ペイント等の樹脂を除去
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例により、本発明を詳
細に説明する。アルキレンオキシドとアルコールの反応
から合成された有機化合物に、エタノール、モノテルペ
ン類化合物、ホホバオイル及び界面活性剤を混合するこ
とにより、本発明の樹脂溶解剤を得ることができた。
細に説明する。アルキレンオキシドとアルコールの反応
から合成された有機化合物に、エタノール、モノテルペ
ン類化合物、ホホバオイル及び界面活性剤を混合するこ
とにより、本発明の樹脂溶解剤を得ることができた。
【0009】上記有機化合物は、マニキュア、油性イン
ク、ペイント等の樹脂であれば充分な溶解性を示すもの
で、本発明では、ポリエチレングリコールモノメチルエ
ーテルと、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
と、エチレングリコールモノメチルエーテルとを混合し
たものを用いた。
ク、ペイント等の樹脂であれば充分な溶解性を示すもの
で、本発明では、ポリエチレングリコールモノメチルエ
ーテルと、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
と、エチレングリコールモノメチルエーテルとを混合し
たものを用いた。
【0010】上記ポリエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノメチルエーテルのグリコールエー
テル類は、他の溶剤に比べ人体に及ぼす影響が極めて少
ない溶剤であり、ポリエチレングリコールモノメチルエ
ーテル0%〜10%、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル0%〜10%、エチレングリコールモノメチル
エーテル5%〜30%の範囲内でそれぞれ所定の割合で
混合することで皮膚への負担を最小限にし、かつ、充分
な溶解性を確保することができる。
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノメチルエーテルのグリコールエー
テル類は、他の溶剤に比べ人体に及ぼす影響が極めて少
ない溶剤であり、ポリエチレングリコールモノメチルエ
ーテル0%〜10%、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル0%〜10%、エチレングリコールモノメチル
エーテル5%〜30%の範囲内でそれぞれ所定の割合で
混合することで皮膚への負担を最小限にし、かつ、充分
な溶解性を確保することができる。
【0011】上記エタノールは水溶性が高く前記ポリエ
チレングリコールモノメチルエーテルと、ジエチレング
リコールモノメチルエーテルと、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルとよく混合する。50%〜70%の範
囲内で用いることにより、より良く混合する。
チレングリコールモノメチルエーテルと、ジエチレング
リコールモノメチルエーテルと、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルとよく混合する。50%〜70%の範
囲内で用いることにより、より良く混合する。
【0012】上記モノテルペン類化合物は、柑橘系の芳
香を有するとともに油分を溶かす働きを併せ持ってお
り、シトロネラール、D−リモネン、メントール、ショ
ウノウ、ピネンなどがある。本発明においては、前記ポ
リエチレングリコールモノメチルエーテルと、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテルと、エチレングリコー
ルモノメチルエーテルと混合しやすく、本発明の効果が
最も期待できるD−リモネンを5%〜30%の範囲内で
用いた。
香を有するとともに油分を溶かす働きを併せ持ってお
り、シトロネラール、D−リモネン、メントール、ショ
ウノウ、ピネンなどがある。本発明においては、前記ポ
リエチレングリコールモノメチルエーテルと、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテルと、エチレングリコー
ルモノメチルエーテルと混合しやすく、本発明の効果が
最も期待できるD−リモネンを5%〜30%の範囲内で
用いた。
【0013】皮膚の組織を整え、活性化させる働きを有
するホホバオイル0%〜4%と、洗浄力、殺菌力を有す
る界面活性剤0%〜5%とをそれぞれの範囲内で混合す
ることで、より皮膚にやさしい樹脂溶解剤を提供するこ
とができる。
するホホバオイル0%〜4%と、洗浄力、殺菌力を有す
る界面活性剤0%〜5%とをそれぞれの範囲内で混合す
ることで、より皮膚にやさしい樹脂溶解剤を提供するこ
とができる。
【0014】ペイントを少量手の甲の皮膚上に付着さ
せ、乾燥させたのち、上記の割合で混合された本発明の
樹脂溶解剤を当該皮膚上に塗布し、ペイントを除去し
た。手の甲の皮膚上の同じ箇所でこれを12時間おきに
1週間続けたが、ペイント付着部の皮膚はもちろんその
周辺部の皮膚もまったく異常がなかった。
せ、乾燥させたのち、上記の割合で混合された本発明の
樹脂溶解剤を当該皮膚上に塗布し、ペイントを除去し
た。手の甲の皮膚上の同じ箇所でこれを12時間おきに
1週間続けたが、ペイント付着部の皮膚はもちろんその
周辺部の皮膚もまったく異常がなかった。
【0015】
【発明の効果】以上説明により、本発明にあっては次ぎ
に列挙する効果が得られる。 (1)アルキレンオキシドとアルコールの反応から合成
された有機化合物に、エタノール、モノテルペン類化合
物、ホホバオイル及び界面活性剤を混合しているので、
手などの皮膚上または爪に付いたマニキュア、油性イン
ク、ペイント等の樹脂の汚れを安全確実に除去すること
ができるとともに、適度な柑橘系の芳香性を有している
ので、樹脂除去後であっても爽快感が残る。 (2)(1)により、継続的に多用することによる皮膚
炎や爪割れなどの心配がない。
に列挙する効果が得られる。 (1)アルキレンオキシドとアルコールの反応から合成
された有機化合物に、エタノール、モノテルペン類化合
物、ホホバオイル及び界面活性剤を混合しているので、
手などの皮膚上または爪に付いたマニキュア、油性イン
ク、ペイント等の樹脂の汚れを安全確実に除去すること
ができるとともに、適度な柑橘系の芳香性を有している
ので、樹脂除去後であっても爽快感が残る。 (2)(1)により、継続的に多用することによる皮膚
炎や爪割れなどの心配がない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 71/02 C08L 71/02 91/00 91/00 C11D 7/24 C11D 7/24 7/26 7/26 7/44 7/44 7/50 7/50 17/08 17/08
Claims (2)
- 【請求項1】 アルキレンオキシドとアルコールの反応
から合成された有機化合物に、エタノール、モノテルペ
ン類化合物、ホホバオイル及び界面活性剤を混合したこ
とを特徴とする樹脂溶解剤。 - 【請求項2】 ポリエチレングリコールモノメチルエー
テル0%〜10%、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル0%〜10%、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル5%〜30%からなる有機化合物と、エタノール
50%〜70%と、D−リモネン5%〜30%と、ホホ
バオイル0%〜4%と、界面活性剤0%〜5%とをそれ
ぞれの範囲内において所定の割合で混合したことを特徴
とする前記請求項1の樹脂溶解剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200170A JP2001335722A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 樹脂溶解剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200170A JP2001335722A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 樹脂溶解剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001335722A true JP2001335722A (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=18698073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000200170A Pending JP2001335722A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 樹脂溶解剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001335722A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2940658A1 (fr) * | 2008-12-29 | 2010-07-02 | Victor Seita | Utilisation de l'huile de jojoba comme agent de traitement de surfaces dures |
CN105328975A (zh) * | 2014-08-07 | 2016-02-17 | 3M新设资产公司 | 电子装置的重工装置、重工方法以及重工溶液 |
JP2020066603A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 学校法人五島育英会 | ジェルネイル用除去剤 |
-
2000
- 2000-05-29 JP JP2000200170A patent/JP2001335722A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2940658A1 (fr) * | 2008-12-29 | 2010-07-02 | Victor Seita | Utilisation de l'huile de jojoba comme agent de traitement de surfaces dures |
CN105328975A (zh) * | 2014-08-07 | 2016-02-17 | 3M新设资产公司 | 电子装置的重工装置、重工方法以及重工溶液 |
JP2020066603A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 学校法人五島育英会 | ジェルネイル用除去剤 |
JP7174403B2 (ja) | 2018-10-25 | 2022-11-17 | 学校法人五島育英会 | ジェルネイル用除去剤 |
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