JPS6042840B2 - 清浄剤 - Google Patents
清浄剤Info
- Publication number
- JPS6042840B2 JPS6042840B2 JP10744677A JP10744677A JPS6042840B2 JP S6042840 B2 JPS6042840 B2 JP S6042840B2 JP 10744677 A JP10744677 A JP 10744677A JP 10744677 A JP10744677 A JP 10744677A JP S6042840 B2 JPS6042840 B2 JP S6042840B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polyvinyl alcohol
- cleaning agent
- polyvinylpyrrolidone
- weight
- Prior art date
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- Expired
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- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は手などの汚れを除去するために使用する清浄
剤に関し、更に詳述すれば、手などの汚れた部分に塗布
し、擦り合せて被膜を形成すると共に、この被膜を単に
擦り取るだけで、水洗を行う必要なく汚れを取ることが
できる清浄剤に関する。
剤に関し、更に詳述すれば、手などの汚れた部分に塗布
し、擦り合せて被膜を形成すると共に、この被膜を単に
擦り取るだけで、水洗を行う必要なく汚れを取ることが
できる清浄剤に関する。
従来、手などについた機械油等の汚れを除去する清浄
剤として、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールなど
の被膜形成物質を界面活性剤、水溶性塩素、ホウ酸、ラ
テックス、シリコンオイル等と共に水、エタノール等の
溶剤に配合したものが知られている(特公昭45−30
703号、特公昭46−5820号、特公昭46−58
21号、特公昭50−14653号、特公昭50−15
006号)。
剤として、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールなど
の被膜形成物質を界面活性剤、水溶性塩素、ホウ酸、ラ
テックス、シリコンオイル等と共に水、エタノール等の
溶剤に配合したものが知られている(特公昭45−30
703号、特公昭46−5820号、特公昭46−58
21号、特公昭50−14653号、特公昭50−15
006号)。
これら清浄剤は、いずれもこれを手などの汚れた部分に
塗布して被膜を形成し、この被膜に機械油等の汚れを吸
着させると共に、この被膜を擦り取ることにより、同時
に汚れを除去するようにしたものであり、非常に簡便に
使用し得るものであるが、従来のこの種の清浄剤は、塗
布時などにべたつき感があつて使用感に劣る場合があり
、また時に被膜を摩擦除去する際、剥離性に劣り、被膜
が容易に除去し得ない場合がある等の問題を有していた
。 本発明者は上記事情に鑑み、被膜の剥離性が良好で
使用感も良く、かつ清浄化効果の優れた清浄剤を得るた
めに種々検討を行つた結果、被膜形成物質としてポリビ
ニルアルコールとポリビニルピロリドンとを併用すると
共に、剥離剤として総分子中のエチレンオキシドが45
%以下でかつポリプロピレングリコールの分子量が20
00以下のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
ブロック重合型界面活性剤(プルロニツク、商品名)を
配合した清浄剤が、これを手などに塗布し、また擦り合
わせる際にべとついたりせず、さつばりとした良好な使
用域を有し、しかも機械油等に対する浸透、吸着性に優
れ、洗浄作用が良好であると共”に、特に被膜剥離効果
がきわめて良く、被膜が残つたりする不都合がなく、き
れいにかつ簡単に摩擦除去することができることを知見
し、本発明をなすに至つたものである。
塗布して被膜を形成し、この被膜に機械油等の汚れを吸
着させると共に、この被膜を擦り取ることにより、同時
に汚れを除去するようにしたものであり、非常に簡便に
使用し得るものであるが、従来のこの種の清浄剤は、塗
布時などにべたつき感があつて使用感に劣る場合があり
、また時に被膜を摩擦除去する際、剥離性に劣り、被膜
が容易に除去し得ない場合がある等の問題を有していた
。 本発明者は上記事情に鑑み、被膜の剥離性が良好で
使用感も良く、かつ清浄化効果の優れた清浄剤を得るた
めに種々検討を行つた結果、被膜形成物質としてポリビ
ニルアルコールとポリビニルピロリドンとを併用すると
共に、剥離剤として総分子中のエチレンオキシドが45
%以下でかつポリプロピレングリコールの分子量が20
00以下のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
ブロック重合型界面活性剤(プルロニツク、商品名)を
配合した清浄剤が、これを手などに塗布し、また擦り合
わせる際にべとついたりせず、さつばりとした良好な使
用域を有し、しかも機械油等に対する浸透、吸着性に優
れ、洗浄作用が良好であると共”に、特に被膜剥離効果
がきわめて良く、被膜が残つたりする不都合がなく、き
れいにかつ簡単に摩擦除去することができることを知見
し、本発明をなすに至つたものである。
即ち、本発明は所定の溶剤に被膜形成物質とし、てポ
リビニルアルコール5〜15重量%とポリビニルピロリ
ドンとをポリビニルアルコールとポリビニルピロリドン
との配合割合が重量比で9:1〜2:1となるように配
合すると共に、剥離剤として総分子中のエチレンオキシ
ドが45%以下でかつポリプロピレングリコールの分子
量が2000以下のポリオキシエチレン◆ポリオキシプ
ロピレンブロック重合型界面活性剤1〜3重量%を配合
してなることを特徴とする清浄剤を提供するものである
。
リビニルアルコール5〜15重量%とポリビニルピロリ
ドンとをポリビニルアルコールとポリビニルピロリドン
との配合割合が重量比で9:1〜2:1となるように配
合すると共に、剥離剤として総分子中のエチレンオキシ
ドが45%以下でかつポリプロピレングリコールの分子
量が2000以下のポリオキシエチレン◆ポリオキシプ
ロピレンブロック重合型界面活性剤1〜3重量%を配合
してなることを特徴とする清浄剤を提供するものである
。
以下、本発明につき詳しく説明する。
本発明は、被膜形成物質ξしてポリビニルアルコールと
ポlノビニルピロリドンとを併用するもので、ポリビニ
ルアルコールとポリビニルピロリドンとの併用により、
被膜形剥離性の良好なかつ使用感に優れた清浄剤が得ら
れる。
ポlノビニルピロリドンとを併用するもので、ポリビニ
ルアルコールとポリビニルピロリドンとの併用により、
被膜形剥離性の良好なかつ使用感に優れた清浄剤が得ら
れる。
この場合、ポリビニルアルコール又はポリビニルピロリ
ドンを単独使用しても、剥離性の良好な清浄剤は得られ
ず、本発明の目的は達成されない。また、ポリビニルア
ルコールの代りにプロピルヒドロキシセルロース、ポリ
ビニルメチルエーテル等の樹脂を使用しても、剥離性が
悪く、まtこ使用感も悪い。ポリビニルアノヒコールと
しては、剥離性の点で重合度の?いものを用いることが
好ましく、具体的には重合度1000以上、特に150
0以上3000以下のものを使用することが望ましいJ
重合度が1000より小さいポリビニルアルコールは、
被膜剥離性に劣る場合があり、本発明の目的を十分には
達成し得?いgまた、ポリビニルアルコールのケン化度
は50〜90モル%、特に80モル%前後であることが
好ましく、ケン化度の高すぎるもの(90モル%以上の
もの)は、溶剤として水とエタノールとの混合溶剤を使
用する場合、において、この含水エタノール溶剤に溶か
した場合、室温に長期保存するとゲル比を起し易く、逆
にケン化度が低いもの(50モル%以下のもの)は含水
エタノール溶剤に不溶となるため(ポリビニルアルコ―
ルとしてはケン化麿が上記範囲にあるものを使用するこ
とが好まし、い。ポリビーニルピロリドーンは、ポリぐ
ニルアルコー.ルと組合せて使用することに、より、被
膜の擦りかすの禎つきを抑え、被膜を力を入れて擦り合
せなくとも簡単に除去し得ようとするξ共に、使用後に
、$つぱりとし左感じを与えるもので、ポリビニルピロ
リドンの品種としてぱ特に限定されない−が、分子量1
0000〜400000のものを用いることが好ましい
。
ドンを単独使用しても、剥離性の良好な清浄剤は得られ
ず、本発明の目的は達成されない。また、ポリビニルア
ルコールの代りにプロピルヒドロキシセルロース、ポリ
ビニルメチルエーテル等の樹脂を使用しても、剥離性が
悪く、まtこ使用感も悪い。ポリビニルアノヒコールと
しては、剥離性の点で重合度の?いものを用いることが
好ましく、具体的には重合度1000以上、特に150
0以上3000以下のものを使用することが望ましいJ
重合度が1000より小さいポリビニルアルコールは、
被膜剥離性に劣る場合があり、本発明の目的を十分には
達成し得?いgまた、ポリビニルアルコールのケン化度
は50〜90モル%、特に80モル%前後であることが
好ましく、ケン化度の高すぎるもの(90モル%以上の
もの)は、溶剤として水とエタノールとの混合溶剤を使
用する場合、において、この含水エタノール溶剤に溶か
した場合、室温に長期保存するとゲル比を起し易く、逆
にケン化度が低いもの(50モル%以下のもの)は含水
エタノール溶剤に不溶となるため(ポリビニルアルコ―
ルとしてはケン化麿が上記範囲にあるものを使用するこ
とが好まし、い。ポリビーニルピロリドーンは、ポリぐ
ニルアルコー.ルと組合せて使用することに、より、被
膜の擦りかすの禎つきを抑え、被膜を力を入れて擦り合
せなくとも簡単に除去し得ようとするξ共に、使用後に
、$つぱりとし左感じを与えるもので、ポリビニルピロ
リドンの品種としてぱ特に限定されない−が、分子量1
0000〜400000のものを用いることが好ましい
。
一゛− 〜−ポリビ子,ルアノヒーコ
ーーノヒとず4りビニルピロリドンとの併用割合は、重
量比として9:1〜2:1、等に6:1〜3:1とする
ことが好ましく、この範囲の割合でポリビニルアルコー
ルとポリビニルピロリドンを併用することにより、被膜
剥離性、使用感並びに洗浄性の点で最良の効果を発揮す
る。
ーーノヒとず4りビニルピロリドンとの併用割合は、重
量比として9:1〜2:1、等に6:1〜3:1とする
ことが好ましく、この範囲の割合でポリビニルアルコー
ルとポリビニルピロリドンを併用することにより、被膜
剥離性、使用感並びに洗浄性の点で最良の効果を発揮す
る。
また、ポリビニルアルコールの配合量は、清浄剤全体の
5〜15重量%とすることが好適であり、5重量%以下
の配合量では被膜の塗擦剥離時間が長く必要となり、ま
た被膜の擦りかすが小さ過ぎて清浄力が劣る場合があり
、15重量%以上の1配合量ではポリビニルアルコール
が溶剤に溶解しにくくなる。一方、ポリビニルピロリド
ンの配合量は1〜5重量?とすることが好ましい。本発
明は、上述したような被膜形成物質としてポリビニルア
ルコールとポリビニルピロリドンとを併用すると共に、
剥離性としてポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンブロック重合型界面活性剤(以下、“POE−POP
活性剤゛と称する。
5〜15重量%とすることが好適であり、5重量%以下
の配合量では被膜の塗擦剥離時間が長く必要となり、ま
た被膜の擦りかすが小さ過ぎて清浄力が劣る場合があり
、15重量%以上の1配合量ではポリビニルアルコール
が溶剤に溶解しにくくなる。一方、ポリビニルピロリド
ンの配合量は1〜5重量?とすることが好ましい。本発
明は、上述したような被膜形成物質としてポリビニルア
ルコールとポリビニルピロリドンとを併用すると共に、
剥離性としてポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンブロック重合型界面活性剤(以下、“POE−POP
活性剤゛と称する。
)を配合する。この場合、POE−POP活性剤として
は、総分子中のエチレンオキシドが45%以゛下でかつ
ポリプロピレングリコーノヒの分子量が2000以下の
もの、好ましくは総分子中のエチレンオキシドが40%
以下でポリプロピレングリコールの分子量が1750以
下のものを使用する。具体的にはプルロニツクL3l(
アメリカWyandOtteChemjcals社の商
品名、以下同じ)、L44、L6l、L62、L6歌特
にL−31、L−4歌L−61を使用する(図面参照)
。而して、上記したPOE−POP活性剤をポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドンと共に使用すること
により、被膜剥離性を著しく向上させ、かつ機械油等の
汚れに良好に作用し、優れた洗浄効果を付与すると共に
、良好な使用感を与える。これに対し、総分子中にエチ
レンオキシドが45%以上のもの、例えばプルロニツク
F68(総分子中のエチレンオキシド80%、ポリプロ
ピレングリコール分子量1750)、或いはポリプロピ
レングリコー4レ分子量が2000以上のもの、例えば
プルロニツクLlOl、PlO3(いずれもポリプロピ
レングリ已−ル分子量は3250.総分子中のエーチレ
ンすキシドは前者10%、後者30%)を配合したもの
は、いずれも剥隣時において、かなりの力をいれて塗擦
しないと被膜が剥離されず、或いは完全に被膜が剥離除
去されずに残る等の問題が生じ、不適当である。また、
POE−P9P活性剤として、上述した好適な範囲のも
のを使用しても、ポリビニルアルコール、又はポリビニ
ルピロリドンを単独で使用する場合には、同様に被膜剥
離性が悪く、本発明の目的を達成し得ない。なおまた、
上?0E−POP活性剤の代りにポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル(ツイーン系活性剤)、或いは
ゾルビタン脂肪酸エステル(スパン系活性剤)を使用し
たり、多価アルコール、脂肪族アルコール、高級脂肪酸
、ラノリン類等を配合しても剥離効果はなく、また若干
の剥離効果があつても、使用感が悪いか、特異な臭いが
あつたりするため、これら添加剤は使用し得ない。前記
POE−POP活性剤の配合量は、清浄剤全体の1〜3
重量%とすることが好ましい。
は、総分子中のエチレンオキシドが45%以゛下でかつ
ポリプロピレングリコーノヒの分子量が2000以下の
もの、好ましくは総分子中のエチレンオキシドが40%
以下でポリプロピレングリコールの分子量が1750以
下のものを使用する。具体的にはプルロニツクL3l(
アメリカWyandOtteChemjcals社の商
品名、以下同じ)、L44、L6l、L62、L6歌特
にL−31、L−4歌L−61を使用する(図面参照)
。而して、上記したPOE−POP活性剤をポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドンと共に使用すること
により、被膜剥離性を著しく向上させ、かつ機械油等の
汚れに良好に作用し、優れた洗浄効果を付与すると共に
、良好な使用感を与える。これに対し、総分子中にエチ
レンオキシドが45%以上のもの、例えばプルロニツク
F68(総分子中のエチレンオキシド80%、ポリプロ
ピレングリコール分子量1750)、或いはポリプロピ
レングリコー4レ分子量が2000以上のもの、例えば
プルロニツクLlOl、PlO3(いずれもポリプロピ
レングリ已−ル分子量は3250.総分子中のエーチレ
ンすキシドは前者10%、後者30%)を配合したもの
は、いずれも剥隣時において、かなりの力をいれて塗擦
しないと被膜が剥離されず、或いは完全に被膜が剥離除
去されずに残る等の問題が生じ、不適当である。また、
POE−P9P活性剤として、上述した好適な範囲のも
のを使用しても、ポリビニルアルコール、又はポリビニ
ルピロリドンを単独で使用する場合には、同様に被膜剥
離性が悪く、本発明の目的を達成し得ない。なおまた、
上?0E−POP活性剤の代りにポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル(ツイーン系活性剤)、或いは
ゾルビタン脂肪酸エステル(スパン系活性剤)を使用し
たり、多価アルコール、脂肪族アルコール、高級脂肪酸
、ラノリン類等を配合しても剥離効果はなく、また若干
の剥離効果があつても、使用感が悪いか、特異な臭いが
あつたりするため、これら添加剤は使用し得ない。前記
POE−POP活性剤の配合量は、清浄剤全体の1〜3
重量%とすることが好ましい。
また、本発明においては、溶剤として水、脂肪族低級ア
ルコール、エーテル類を使用することができるが、特に
水とエタノールを使用することが好ましい。
ルコール、エーテル類を使用することができるが、特に
水とエタノールを使用することが好ましい。
エタノールの配合は、その揮発性により被膜の形成を容
易とし、塗擦時間を短かくすると共に、清浄性を向上さ
せ、かつ清涼感を与えて不快臭もなく、使用域を良好な
ものとする。水とエタノールとの混合溶剤を使用する場
合、その配合比は重量比として4:1〜3:7とするこ
とが好ましく、これにより殺菌力を強めることができる
。更に、イソプロピルアルコールを配合することもでき
る。なお、本発明では、前記成分以外に香料や着色料、
更に必要により他の被膜形成物質や手荒れ防止剤、脱臭
剤、ホルモン類等、通常清浄剤中に添加される種々添加
剤を配合しても差支えない。
易とし、塗擦時間を短かくすると共に、清浄性を向上さ
せ、かつ清涼感を与えて不快臭もなく、使用域を良好な
ものとする。水とエタノールとの混合溶剤を使用する場
合、その配合比は重量比として4:1〜3:7とするこ
とが好ましく、これにより殺菌力を強めることができる
。更に、イソプロピルアルコールを配合することもでき
る。なお、本発明では、前記成分以外に香料や着色料、
更に必要により他の被膜形成物質や手荒れ防止剤、脱臭
剤、ホルモン類等、通常清浄剤中に添加される種々添加
剤を配合しても差支えない。
而して、本発明に係る清浄剤は、前記溶剤にポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、POE−POP活
性剤、更に必要により種々の成分を添加、溶解すること
によつて製造する。得られた清浄剤は比較的粘稠な液体
であり、これは手等の汚れた部分に塗布し、その塗布部
分を擦り合せることによつて使用する。そして、このよ
うに塗布し、擦り合せるうちに、溶剤の揮発によつて被
膜が形成され、機械油等の汚れは被膜に吸着される。更
に、この被膜を擦り合せると、被膜は垢状乃至は消ゴム
のかす状になつて剥離され、この被膜の剥離除去により
、同時に汚れも除去され、従つて水洗を行つたり、石け
んを使用したりする必要もなく、また使用後にタオルで
手などをぬぐう必要もなく、簡単に機械油等で汚れた手
などを清浄化することができる。この場合、本発明の清
浄剤は、被膜形成物質としてポリビニルアルコールとポ
リビニルピロリドンを併用し、かつ剥離剤として総分子
中のエチレンオキシドが45%以下でポリプロピレング
リコールの分子量が2000以下のPOE●POP活性
剤を配合していることにより、清浄剤が機械油等の汚れ
に対し良好に浸透すると共にこの汚れを被膜に強固に付
着乃至は吸着させ、また、剥離性が非常に良いので被膜
は小さなりで摩擦するだけで、例えば爪のはえ際等の通
常除去し離い箇所を含めて、隅々まて簡単かつ短時間で
剥離され、しかも擦りかすは比較的大きく、かつ軟らか
く、べたつきもないので、容易かつ確実に汚れを伴つて
被膜を除去することができ、このように手などの汚れを
きわめて簡単に除去して清浄化し得る。
アルコール、ポリビニルピロリドン、POE−POP活
性剤、更に必要により種々の成分を添加、溶解すること
によつて製造する。得られた清浄剤は比較的粘稠な液体
であり、これは手等の汚れた部分に塗布し、その塗布部
分を擦り合せることによつて使用する。そして、このよ
うに塗布し、擦り合せるうちに、溶剤の揮発によつて被
膜が形成され、機械油等の汚れは被膜に吸着される。更
に、この被膜を擦り合せると、被膜は垢状乃至は消ゴム
のかす状になつて剥離され、この被膜の剥離除去により
、同時に汚れも除去され、従つて水洗を行つたり、石け
んを使用したりする必要もなく、また使用後にタオルで
手などをぬぐう必要もなく、簡単に機械油等で汚れた手
などを清浄化することができる。この場合、本発明の清
浄剤は、被膜形成物質としてポリビニルアルコールとポ
リビニルピロリドンを併用し、かつ剥離剤として総分子
中のエチレンオキシドが45%以下でポリプロピレング
リコールの分子量が2000以下のPOE●POP活性
剤を配合していることにより、清浄剤が機械油等の汚れ
に対し良好に浸透すると共にこの汚れを被膜に強固に付
着乃至は吸着させ、また、剥離性が非常に良いので被膜
は小さなりで摩擦するだけで、例えば爪のはえ際等の通
常除去し離い箇所を含めて、隅々まて簡単かつ短時間で
剥離され、しかも擦りかすは比較的大きく、かつ軟らか
く、べたつきもないので、容易かつ確実に汚れを伴つて
被膜を除去することができ、このように手などの汚れを
きわめて簡単に除去して清浄化し得る。
更に、本発明に係る清浄剤は、剥離性並びに清浄化作用
が優れている上、これを塗布し、擦り合せる場合に上述
したようにべとつき感がなく、また塗擦も軽やかな感じ
で行うことができ、使用後もさつぱりとして良好な使用
感を有し、しかもPOE−POP活性剤は毒性がきわめ
て少いため、使用上非常に安全性の高いものである。次
に実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
が優れている上、これを塗布し、擦り合せる場合に上述
したようにべとつき感がなく、また塗擦も軽やかな感じ
で行うことができ、使用後もさつぱりとして良好な使用
感を有し、しかもPOE−POP活性剤は毒性がきわめ
て少いため、使用上非常に安全性の高いものである。次
に実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例
常法により、下記組成の清浄剤を製造し、その約0.3
〜0.5gを片方の掌に塗布した後、両掌で擦り合せる
ことにより、その剥離性の程度を官能試験によつて調べ
、第1表に示す結果を得た。
〜0.5gを片方の掌に塗布した後、両掌で擦り合せる
ことにより、その剥離性の程度を官能試験によつて調べ
、第1表に示す結果を得た。
なお、POE−POP活性剤としては第1表に示すもの
を使用した。(これらPOE−POP活性剤の総分子中
のエチレンオキシド量とポリプロピレングリコール分子
量との関係を図面に示す。)ポリビニルアルコール(重
合度15001ケン化度80%)
8J重量%ポリビニルピロリドン(平均分子
量360000) 1
.5〃JPOEIPOP活性剤 2.0
〃イソプロピルアルコール 5.0〃エタノ
ール 52.25〃水
31.25〃
100.00〃更に、比較のため、上記組成
においてPOE・POP活性剤としてプルロニツクL−
31を使用し、かつ被膜形成物質としてポリビニルアル
コール又はポリビニルピロリドンのみを9.5重量%配
合した清浄剤(比較例4、5)、ポリビニルアルコール
に代りプロピルヒドロキシセルロース、或いはポリビニ
ルメチルエーテルを8.0重量配合し、ポリビニルピロ
リドンと併用した清浄剤(比較例6、7)、POE−P
OP活性剤の代りにステアリン酸等の第1表に示す種々
の添加剤を配合した清浄剤(比較例8〜14)をそれぞ
れ製造し、同様にその剥離性を調べた。
を使用した。(これらPOE−POP活性剤の総分子中
のエチレンオキシド量とポリプロピレングリコール分子
量との関係を図面に示す。)ポリビニルアルコール(重
合度15001ケン化度80%)
8J重量%ポリビニルピロリドン(平均分子
量360000) 1
.5〃JPOEIPOP活性剤 2.0
〃イソプロピルアルコール 5.0〃エタノ
ール 52.25〃水
31.25〃
100.00〃更に、比較のため、上記組成
においてPOE・POP活性剤としてプルロニツクL−
31を使用し、かつ被膜形成物質としてポリビニルアル
コール又はポリビニルピロリドンのみを9.5重量%配
合した清浄剤(比較例4、5)、ポリビニルアルコール
に代りプロピルヒドロキシセルロース、或いはポリビニ
ルメチルエーテルを8.0重量配合し、ポリビニルピロ
リドンと併用した清浄剤(比較例6、7)、POE−P
OP活性剤の代りにステアリン酸等の第1表に示す種々
の添加剤を配合した清浄剤(比較例8〜14)をそれぞ
れ製造し、同様にその剥離性を調べた。
結果を第1表に併記する。なお第1表中、◎印は被膜形
成後、小さなりで数回擦り合せることにより被膜を剥離
除去できた場合でかつ使用後にべとつきもなく、さつぱ
りとしていた場合、O印は剥離寸前にわずかに塗擦力が
大きくなつた場合、Δは小さなりで10〜12回程度擦
り合せることにより除去できたが使用域が悪かつた場合
、×印は剥離寸前で塗擦力がかなり大きくなつたり、か
なりの力で十数回擦り合せることにより除去された場合
乃至は殆んど剥離しなかつたり、若干の樹脂(被膜)が
掌に残つた場合を示す。
成後、小さなりで数回擦り合せることにより被膜を剥離
除去できた場合でかつ使用後にべとつきもなく、さつぱ
りとしていた場合、O印は剥離寸前にわずかに塗擦力が
大きくなつた場合、Δは小さなりで10〜12回程度擦
り合せることにより除去できたが使用域が悪かつた場合
、×印は剥離寸前で塗擦力がかなり大きくなつたり、か
なりの力で十数回擦り合せることにより除去された場合
乃至は殆んど剥離しなかつたり、若干の樹脂(被膜)が
掌に残つた場合を示す。
図面は各種ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
ブロック重合型界面活性剤(プルロニック)の総分子中
のエチレンオキシド量とポリプロピレングリコール分子
量との関係を示すグラフである。
ブロック重合型界面活性剤(プルロニック)の総分子中
のエチレンオキシド量とポリプロピレングリコール分子
量との関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 所定の溶剤に被膜形成物質としてポリビニルアルコ
ール5〜15重量%とポリビニルピロリドンとをポリビ
ニルアルコールとポリビニルピロリドンとの配合割合が
重量比で9:1〜2:1となるように配合すると共に、
剥離剤として総分子中のエチレンオキシドが45%以下
でかつポリプロピレングリコールの分子量が2000以
下のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロッ
ク重合型界面活性剤1〜3重量%を配合してなることを
特徴とする清浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10744677A JPS6042840B2 (ja) | 1977-09-07 | 1977-09-07 | 清浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10744677A JPS6042840B2 (ja) | 1977-09-07 | 1977-09-07 | 清浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5440810A JPS5440810A (en) | 1979-03-31 |
JPS6042840B2 true JPS6042840B2 (ja) | 1985-09-25 |
Family
ID=14459347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10744677A Expired JPS6042840B2 (ja) | 1977-09-07 | 1977-09-07 | 清浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6042840B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59189200A (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-26 | 株式会社日本触媒 | 物体表面の清浄化法 |
JPH05279694A (ja) * | 1992-03-31 | 1993-10-26 | Pentel Kk | クリーナー液 |
DE19947684A1 (de) * | 1999-10-05 | 2001-04-12 | Henkel Kgaa | Filmbildendes Hautreinigungsmittel |
TWI519575B (zh) * | 2011-04-01 | 2016-02-01 | Nippon Synthetic Chem Ind | A method for producing a polyvinyl alcohol film and a polyvinyl alcohol film, and a method for producing the same, |
-
1977
- 1977-09-07 JP JP10744677A patent/JPS6042840B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5440810A (en) | 1979-03-31 |
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