JPS624791A

JPS624791A - 液体洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPS624791A
Application number: JP60142250A
Authority: JP
Inventors: 石松　哲夫; 弘毅野村; 幸一山田
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1985-06-28
Filing date: 1985-06-28
Publication date: 1987-01-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】艮亙分災本発明は液体洗浄剤組成物に関し、詳しくは、家庭用の
レンジ周辺、料理用オーブン、換気扇、台所周辺の壁、
合板、ガラス、冷蔵庫等に付着した有機汚れ、特に油が
熱および酸化により変質した強固な汚れに対して好適な
液体洗浄剤組成物に関する。

丈末例夜権レンジ、オーブン、換気扇や台所まわりの汚れには、調
理の際に用いた油や食物中に含まれる油が加熱時に微粒
子となって舞い上がり付着したものが多い。これらの油
を長時間放置しておくと、熱や空気中の酸素による酸化
作用など受けて、褐色の粘着性樹脂物に変質する。

この変質油は強固な汚れであり、これを除去するために
は強力な化学的もしくは機械的な処理が必要となる。こ
のような処理のために用いられる化学物質としては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの苛性アルカリが
従来から知られている。

しかしながら、苛性アルカリを単独で、あるいはさらに
界面活性剤と併用して用いただけでは、変質油に対して
十分な洗浄力が得られないのが実状である。

また、使い勝手の観点から、液体洗浄剤にトリガースプ
レー容器を用いることが行われているが、苛性アルカリ
あるいはこれと界面活性剤とを組合せただけでは、豊か
でクリーミイな発泡が得られないばかりか、多量のミス
トが飛散し安全性の面でも問題がある。

見匪旦且姐本発明は、変質油汚れに対して優れた除去力を有し、し
かも、トリガースプレー容器を用いた場合に豊かでクリ
ーミイな泡が得られる液体洗浄剤組成物を提供するもの
である。

見匪列直衣本発明の液体洗浄剤組成物は、以下の（Ａ）〜（Ｃ）成
分を含有することを特徴とする。

（Ａ）水酸化ナトリウムおよび／または水酸化カリウム
二０．５〜５，０重量％。

（８）下記一般式（Ｉ）で示される水溶性溶剤：１．０
〜９０．０重量％Ｃ４Ｈ９（○Ｃ，Ｈ，）。ＯＨ（Ｉ）（式中、ｎ＝１〜３である）（Ｃ）陰イオン系界面活性剤を少なくとも１種以上含む
界面活性剤＝０．５〜１０．０重量％以下、本発明につ
いてさらに詳細に説明する。

（Ａ）成分の水酸化ナトリウムおよび／または水酸化カ
リウムは、変質油をケン化し、その除去を促進する作用
を有するものであり、その配合量は０．５〜５讐ｔ％、
好ましくは１．０〜４．０ｗｔ％である。配合量が０，
５ｗｔ％では変質油をケン化する力が劣り、十分な洗浄
力が得られない。一方、配合量が５　、０ｗｔ％を越え
ても効果は大きく向上せず、しかも安全性も低下するの
で好ましくな、い。

（Ｂ）成分の前記一般式（Ｉ）で示される水溶性溶剤は
、変質油の分子相互間の結合を柔らげ、さらに分子間に
浸入して（Ａ）成分が変質油をケン化するのを促進する
。また、（Ｂ）成分の水溶性溶剤を使用することにより
、本発明の液体洗浄剤組成物をトリガースプレー容器で
使用した場合に、クリーミイで豊かな泡立ちを得ること
ができる。（Ｂ）成分の配合量は１．０〜９０．０ｗｔ
％、好ましくは５．０〜５０．０ｗｔ％である。配合量
が１．０％Ｉｔ％未満では（Ａ）成分のケン化作用を助
長する効果が小さく十分な洗浄が得られず、しかも、ト
リガースプレー容器を用いた場合に泡のクリーミイ感が
低下し、ミストも増加するため好ましくない。

（Ｃ）成分の界面活性剤は、組成物中に０．５〜１０．
０すｔ％、好ましくは２．０〜８．０ｗｔ％の範囲で配
合される。配合量が０．５νｔ％未満では拭き取り後の
ベタ付きを改善する効果が乏しく、しかも、トリガース
プレーを使用した場合に泡立ちが悪くなる。一方、１０
．０ｗｔ％を越えて配合しても効果は向上せず、経済的
でないので好ましくない。

（Ｃ）成分の界面活性剤中には、少なくとも１種の陰イ
オン系界面活性剤が含まれる。陰イオン系界面活性剤は
、（Ｃ）界面活性剤中の２０〜１００ｗｔ％を占めるの
が好適であり、さらに好ましくは５０〜１００％Ｉｔ％
である。陰イオン界面活性剤としては、たとえば、直鎖
または分枝鎖アルキル（Ｃ１ｌ〜Ｃ２□）ベンゼンスル
ホン酸塩、長鎖アルキル（Ｃ，Ｃ，□）スルホン酸塩、
長鎖オレフィン（Ｃ，Ｃ２□）スルホン酸塩、長鎖アル
キル（Ｃ８〜Ｃ２□）硫酸エステル塩、ポリオキシエチ
レン（Ｉ〜６モル）長鎖アルキル（Ｃ８〜Ｃ２□）エー
テル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン（Ｉ〜１０モ
ル）アルキル（ＣＩｌ〜Ｃ工、）フェニルエーテル硫酸
エステル塩などが挙げられる。

これらの陰イオン系界面活性剤は単独で用いてもよいし
２種以上組合せて用いてもよく、さらに非イオン界面活
性剤と組合せて界面活性剤系を構成してもよい。

本発明においては、前記必須成分の他に、任意成分とし
て他の添加剤を配合することができ、たとえば、低温ま
たは高温での液性を保持するために低級アルコール、低
級アルキルベンゼンスルホン酸などのハイドロトロープ
剤を配合したり、商品イメージを高めるために香料ある
いは色素などを配合することも可能であり、残部は水で
バランスすることができる。

見匪立羞來本発明によれば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウ
ムと、界面活性剤と、特定の水溶性剤とを併用すること
により、台所周辺の変質油汚れ等を容易に除去すること
ができ、しかも、トリガースプレーにより発泡させた際
にミストの飛散がほとんどなく、クリーミイで豊かな泡
立ちを得ることができる。

実施例第１表に示した各液体洗浄剤組成物を調製し、以下の手
法により洗浄力、拭き取り後のベタツキ、発泡量および
泡のクリーミイ感、ミストの状態を評価した。

叉土左サラダ油を１８０〜２２０℃で５時間加熱したものをス
テンレス板に均一に塗布し、室内に１〜２ケ月放置し、
油が黄褐色の樹脂状になったものを汚垢板として用いた
。

これに液体洗浄剤を塗布した後、綿メリヤスに５００ｇ
の荷重をかけて５回往復することにより洗浄し、汚れの
状態を次の基準により目視判定した。

○・・・汚れ落ち良好 Δ・・・汚れ落ちにむらがあるＸ・・・殆ど汚れが除去できないき取り　のベタつきサラダ油を高温で長時間加熱して粘稠化した油を合板に
塗布し、室内に長時間放置した後、油が黄褐色の樹脂状
になったものを汚垢板として用いた。これを前記洗浄力
試験と同様の方法で５回洗浄した後、水を含浸させたし
ぼり率１５０％の綿メリアスで５往復し、洗浄剤を拭き
、取り、拭き取り面を手で触り、下記の基準にょリベタ
つきを評価した。

Ｏ・・・ベタつきが感じられない Δ・・・若干ベタつく ×・・・かなりベタっく溌３Ｌｌトリガースプレー容器を用いて３回発泡塗布した際の泡
量を目視判定する。

Ｏ・・・豊かな泡立ち Δ・・・やや発泡する ×・・・殆ど発泡せず゛のクリーミイ。

トリガースプレー容器を用いて３回発泡塗布した際の泡
のクリーミイ感を肉眼でＩｌ！察する。

○・・・きめ細かく粘りのあるクリーミイな泡立ち Δ・・・ややきめ粗く粘りの少ない泡立ち×・・・きめ
粗く粘りのない泡立ちユ辷ス）１羽（腹トリガースプレー容器を用いて３回発泡塗布した際のミ
スト飛散をｌｌ！察する。

Ｏ・・・殆どミスト飛散せず Δ・・・ややミスト飛散あり ×・・・かなリミスト飛散あり（以下余白）手続補正書昭和６０年７月１９日特許庁長官　宇　賀　道　部　殿 ■、　事件の表示昭和６０年６月２８日付特許願（５）２、発明の名称液体洗浄剤組成物３、　補正をする者事件との関係　　特許出願人東京都墨田区本所１丁目３番７号（６７６）ライオン株式会社代表者　小　林　　　敦４、代理人東京都千代田区二番町１５番１号一番町フェニックスビル５、補正の対象明細書の「発明の詳細な説明」の欄６、補正の内容（Ｉ）明細書第４頁７行にｒＯ，５ｗｔ％」とあるのを
、［ｉ’０，５ｗｔ％未満」に訂正する。

以上

Claims

【特許請求の範囲】１、（Ａ）水酸化ナトリウムおよび／または水酸化カリ
ウム：０．５〜５．０重量％、（Ｂ）下記一般式（ I ）で示される水溶性溶剤：１．
０〜９０．０重量％Ｃ＿４Ｈ＿９（ＯＣ＿２Ｈ＿４）＿ｎＯＨ（ I ）（式
中、ｎ＝１〜３である）（Ｃ）陰イオン系界面活性剤を少なくとも１種以上含む
界面活性剤：０．５〜１０．０重量％を含有することを
特徴とする液体洗浄剤組成物。