JPH08127799A - 洗浄剤 - Google Patents

洗浄剤

Info

Publication number
JPH08127799A
JPH08127799A JP26413194A JP26413194A JPH08127799A JP H08127799 A JPH08127799 A JP H08127799A JP 26413194 A JP26413194 A JP 26413194A JP 26413194 A JP26413194 A JP 26413194A JP H08127799 A JPH08127799 A JP H08127799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
water
polyvinyl alcohol
cleaning agent
methylpolysiloxane copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26413194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takasugi
宏 高杉
Kazumasa Nachi
一正 名智
Naohiko Kawamata
尚彦 川俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP26413194A priority Critical patent/JPH08127799A/ja
Publication of JPH08127799A publication Critical patent/JPH08127799A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水などによる洗い流し、布などによる拭き取
りが不要で、しかも手荒れや環境破壊の心配がない洗浄
剤を得る。 【構成】 エチルアルコール15.0〜42.0重量
%、ポリビニルアルコール7.0〜10.0重量%、ポ
リオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体2.
0〜10.0重量%、残部が水からなる洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄剤に係り、特に水
洗い、拭き取り不要な主として手洗い用の洗浄剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、手などに付着した汚れを落とす
には、適量の洗浄剤を用い、水で洗い流した後、布、紙
等で拭き取っている。そして、汚れ落としのための従来
の洗浄剤には、界面活性剤等が必須の成分として含まれ
ており、手荒れ等を防ぐために水でよく洗い流すことが
必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の洗
浄剤では、水などの液体で洗い流し、また布、紙等で拭
き取ること等が必要不可欠であり、例えばアウトレジャ
ーにあっては、多量の水を確保できない場合や環境破壊
等の問題から使用に不都合を生じる場合があった。ま
た、従来の洗浄剤には界面活性剤等の成分が必須成分と
して含まれているので、手荒れ、環境破壊を生じるおそ
れがあった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、水などによる洗い流し、布などによる拭
き取りが不要で、しかも手荒れや環境破壊の心配が全く
ない洗浄剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、低級アルコール15.0〜
42.0重量%、ポリビニルアルコール7.0〜10.
0重量%、ポリオキシアルキレン・メチルポリシロキサ
ン共重合体2.0〜10.0重量%、残部が水により洗
浄剤を構成した。
【0006】請求項2に係る発明は、エチルアルコール
15.0〜42.0重量%、ポリビニルアルコール7.
0〜10.0重量%、ポリオキシエチレン・メチルポリ
シロキサン共重合体2.0〜10.0重量%、残部が水
により洗浄剤を構成した。
【0007】また、請求項3に係る発明は、エチルアル
コール20.0重量%、ポリビニルアルコール8.0重
量%、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重
合体4.0重量%、残部が水により洗浄剤を構成した。
【0008】
【作用】本発明において、上記各請求項に係る洗浄剤の
各成分は化粧品原材料基準(いわゆる粧原基)を満たす
ものである。そして、エチルアルコールは、使用中に、
汚れを溶かしてポリビニルアルコールの中に汚れが混ざ
り込み易くなる作用をなす。エチルアルコールを含有さ
せることは、水溶性の汚れはもちろんのこと、マジック
インキ等の油性の汚れについても洗浄作用を発揮する。
また、エチルアルコールは、蒸発速度が速いために、す
ばやく手アカ状になり易い。エチルアルコールが15.
0重量%未満であると、液体の蒸発速度が遅くなり、汚
れを落とすのに時間がかかってしまう。エチルアルコー
ルはできるだけ多量に入れたいが、他成分の必要量、す
なわちポリビニルアルコール7.0〜10.0重量%、
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
2.0〜10.0重量%、およびポリビニルアルコール
を溶解するために、約7倍以上(重量比)の水が必要と
されることから、エチルアルコールの量は42重量%以
下となる。このエチルアルコールは、変性エチルアルコ
ールであっても良い。
【0009】ポリビニルアルコールは、水溶性高分子材
料で、水やエチルアルコールが蒸発した後、汚れを取り
込んでおく作用をなす。ポリビニルアルコールが7.0
重量%未満であると、十分に汚れを取り込むことができ
なくなってしまう。一方、ポリビニルアルコールが1
0.0重量%を越えると、粘度が高くなりすぎるので、
掌でクリーム状にのびなく(ひろがらなく)て使い勝手
が悪くなり使用上の問題が生じる。
【0010】汚れと一体となったポリビニルアルコール
は手アカ状になってもネバネバしていて手から落ちな
い。ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合
体は、それをポロポロと落とし易くする作用をなし、ま
た汚れを落とした後に手の表面に若干残り、保湿作用や
サラリとした感触を残す作用をなす。ポリオキシエチレ
ン・メチルポリシロキサン共重合体が2.0重量%未満
であると、上記作用を発揮することができない。一方、
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体が
10.0重量%を越えると、溶解限度を越え、洗浄剤が
2層となるような分離が生じるので好ましくない。
【0011】水は、溶剤としての作用をなし、それ自体
では固体(粉末状)であるポリビニルアルコールの粘度
を適当に調整することができる。ポリビニルアルコール
の水への溶解限度が約15重量%であるので、ポリビニ
ルアルコールの必要含有量(成分量)が決まれば、その
約7倍の重量以上の水が必要となる。
【0012】本発明の洗浄剤により、例えば手を洗浄す
るには、洗浄剤を掌に適量取り、両手でこすり合わせ
る。すると、溶解、浮遊した汚れが洗浄剤中に混ざり込
み、液体成分が蒸発(10数秒で蒸発)した後、汚れを
取り込んだ消しゴムのカス状のものがポロポロと落ち
る。なお、本発明の洗浄剤は、各成分が化粧品原材料基
準を満たすものであるから人体にも安全である。
【0013】
【実施例】
(実施例1) 〈ポリビニルアルコールと水との混合〉まず、溶解槽に
所定の常温水を680g仕込み、攪拌下でポリビニルア
ルコール80gを徐々に加え、十分に分散させた。さら
に攪拌しながら、焦げつきに注意し、80℃以上で30
分以上加熱してポリビニルアルコールを溶解させた。こ
こで、水分の蒸発が多ければ、水を加えて所定重量(割
合)に戻し、ポリビニルアルコールと水とが混合した溶
液A760gを得た。
【0014】〈エチルアルコールとポリオキシエチレン
・メチルポリシロキサン共重合体との混合〉混合槽に所
定の常温エチルアルコール200gを仕込み、攪拌下で
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体4
0gを徐々に加え、溶解させ、溶液B240gを得た。
なお、ここで香料を使用する場合には、所定量の香料を
加えてもよい。
【0015】〈溶液Aと溶液Bとの混合〉混合槽に上記
のようにして得た溶液A760gを仕込み、攪拌下で溶
液B240gを徐々に加えて混合し、比重が約1.0の
クリーム状粘度の洗浄剤(完成品)1kgを得た。この
とき、一度に多量の溶液Bを加えると混合不良となるの
で注意を要する。
【0016】このようにして得た本実施例の洗浄剤約
0.3ccを掌に取り、汚れを落とすために両手をこす
る合わせた。すると、洗浄剤中の液体成分が次第に蒸発
し、汚れを含んだ消しゴムのカス状のものができ、それ
を払い落とすことによって洗浄を完了した。洗浄に要し
た時間は約30秒であった。
【0017】本実施例によれば、水などによる洗い流し
や、布などによる拭き取りが不要で、手荒れや環境破壊
をおこすことなく、汚れをきれいに落とすことができ
た。
【0018】(実施例2〜8)実施例1と同様の製造方
法により、表1に示すような組成の洗浄剤を得た。
【0019】
【表1】
【0020】実施例2〜8の洗浄剤についても、実施例
1と同様にして洗浄試験を行ったところ、同様に良好な
洗浄結果が得られた。なお、比較例として本発明の組成
を成分的または配合割合的に逸脱する洗浄剤を製造し、
上記実施例1と同様に洗浄試験を行ったところ、水など
による洗い流し等は不要なものの、良好な洗浄を行うこ
とができなかった。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の洗浄剤によれ
ば、水などによる洗い流しや、布などによる拭き取りが
不要となり、しかも手荒れをおこすことなく、また環境
破壊を生じるおそれもない。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低級アルコール15.0〜42.0重量
    %、ポリビニルアルコール7.0〜10.0重量%、ポ
    リオキシアルキレン・メチルポリシロキサン共重合体
    2.0〜10.0重量%、残部が水からなる洗浄剤。
  2. 【請求項2】 エチルアルコール15.0〜42.0重
    量%、ポリビニルアルコール7.0〜10.0重量%、
    ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
    2.0〜10.0重量%、残部が水からなる洗浄剤。
  3. 【請求項3】 エチルアルコール20.0重量%、ポリ
    ビニルアルコール8.0重量%、ポリオキシエチレン・
    メチルポリシロキサン共重合体4.0重量%、残部が水
    からなる洗浄剤。
JP26413194A 1994-10-27 1994-10-27 洗浄剤 Withdrawn JPH08127799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26413194A JPH08127799A (ja) 1994-10-27 1994-10-27 洗浄剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26413194A JPH08127799A (ja) 1994-10-27 1994-10-27 洗浄剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08127799A true JPH08127799A (ja) 1996-05-21

Family

ID=17398897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26413194A Withdrawn JPH08127799A (ja) 1994-10-27 1994-10-27 洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08127799A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013150582A1 (ja) * 2012-04-02 2013-10-10 株式会社徳重 皮膚用汚れ除去剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013150582A1 (ja) * 2012-04-02 2013-10-10 株式会社徳重 皮膚用汚れ除去剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB1603047A (en) Cleaners containing d-limonene
JPH0753352A (ja) 無水ハンド・クレンザー含浸の研磨手清浄化品
JPS5838799A (ja) 前しみ抜き用低溶剤洗濯組成物
JP2002506924A (ja) 液体多相洗剤
JPH08509719A (ja) テルペン溶剤及びコーンミールスクラバー含有の皮膚用洗浄剤
KR100443217B1 (ko) 순한성질을부여하는공중합체활성물질함유바아조성물
US5204016A (en) Non-caustic oven cleaner, method for making and method of use
WO1999046319A1 (en) Abrasion resistant polymeric foam and stain receivers made therefrom
JPS6114296A (ja) 研磨材含有液体洗浄剤組成物
US6071865A (en) Nail polish remover
JPH08127799A (ja) 洗浄剤
JPS63501363A (ja) クリ−ニング用組成物
US3296147A (en) Cleaner for food residues
JPS60170679A (ja) 洗浄艶出し剤
JP2950561B2 (ja) かつら用エアゾール型清浄剤
JPS6042840B2 (ja) 清浄剤
JPS624791A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH0823040B2 (ja) 汚垢除去洗浄剤
JP2003268400A (ja) 手洗用発泡性洗浄液
JPS63159500A (ja) ゲル状洗浄剤
JPH02289698A (ja) 繊維前処理のための液体洗剤組成物
JP2920288B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP3273289B2 (ja) 染み抜き用組成物
JPH10219291A (ja) 水性樹脂処理剤
JPS62164798A (ja) 洗浄液

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115