JPH09176304A - ポリフェニレンエーテル誘導体 - Google Patents

ポリフェニレンエーテル誘導体

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JPH09176304A
JPH09176304A JP35468895A JP35468895A JPH09176304A JP H09176304 A JPH09176304 A JP H09176304A JP 35468895 A JP35468895 A JP 35468895A JP 35468895 A JP35468895 A JP 35468895A JP H09176304 A JPH09176304 A JP H09176304A
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JP
Japan
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polyphenylene ether
methyl
general formula
formula
poly
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Application number
JP35468895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Harada
弘 原田
Yukihiko Hotei
之彦 布袋
Yoshiisa Nonaka
義功 野中
Koji Kamata
晃爾 鎌田
Hidenori Fujikura
秀紀 藤倉
Hideyuki Muranaka
秀幸 村仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 胆汁酸吸着作用を有しコレステロール低下剤
として有用なポリフェニレン樹脂の製造中間体として有
用なポリフェニレン誘導体を提供する。 【構成】 一般式 【化1】 (式中のAはアルキル基であり、Zはスルフィド基また
はスルホニル基であり、Xは塩素原子、臭素原子または
ヨウ素原子であり、nは10〜1,000,000の整
数であり、但しZがスルフィド基である場合、Xは塩素
原子である)で示されるポリフェニレンエーテル誘導体
を製造中間体として用いることにより、胆汁酸吸着作用
を有しコレステロール低下剤として有用であるポリフェ
ニレンエーテル樹脂を効率よく製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般式
【0002】
【化2】
【0003】(式中のAは炭素数1〜3のアルキル基で
あり、Zはスルフィド基またはスルホニル基であり、X
は塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子であり、nは1
0〜1,000,000の整数であり、但しZがスルフ
ィド基である場合、Xは塩素原子である)で示されるポ
リフェニレンエーテル誘導体に関するものである。
【0004】さらに詳しく述べれば、本発明は顕著な胆
汁酸吸着能を有する、一般式
【0005】
【化3】
【0006】〔式中のR,R,Rは同じでも異な
っていてもよく、それぞれ炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数3〜15のシクロアルキル基、炭素数4〜1
5のシクロアルキルアルキル基、炭素数9〜15のアラ
ルキル基または水素原子(但し、R,R,Rの2
個以上が同時に水素原子であることはない)であるか、
またはR,R,Rのいずれか1個が炭素数1〜1
2のアルキル基または水素原子であり、他の2個がそれ
らの結合する窒素原子と一緒になって、さらに1つ以上
のヘテロ原子を有してもよい飽和環を形成するものであ
り、Aは炭素数1〜3のアルキル基であり、Yは薬理
学的に許容される酸残基である〕で示される構造単位お
よび一般式
【0007】
【化4】
【0008】(式中のR,Rは同じでも異なってい
てもよく、それぞれ炭素数1〜12のアルキル基、炭素
数3〜15のシクロアルキル基、炭素数4〜15のシク
ロアルキルアルキル基または炭素数9〜15のアラルキ
ル基であるか、またはそれらの結合する窒素原子と一緒
になって、さらに1つ以上のヘテロ原子を有してもよい
飽和環を形成するものであり、Aは炭素数1〜3のアル
キル基であり、qは3〜20の整数であり、Yは薬理
学的に許容される酸残基である)で示される構造単位に
よって構成され、一般式(II)の構造単位が96〜4
0モル%であり、一般式(III)の構造単位が60〜
4モル%であるポリフェニレンエーテル樹脂の製造中間
体として有用な一般式(I)で示されるポリフェニレン
エーテル誘導体に関するものである。
【0009】
【従来の技術】本発明の前記一般式(I)で示されるポ
リフェニレンエーテル誘導体は新規な化合物であり、化
学技術文献等に全く記載されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、胆汁酸吸着
作用を示し、医薬品として有用であるポリフェニレンエ
ーテル樹脂の製造中間体として有用なポリフェニレンエ
ーテル誘導体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、胆汁酸吸
着作用を示し、医薬品として有用であるポリフェニレン
エーテル樹脂を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、前記
一般式(II)及び(III)を構造単位とするポリフ
ェニレンエーテル樹脂が、胆汁酸吸着作用を有し、しか
も側鎖上の第4級アンモニウム基が安定でありアミンの
分解遊離がなく、不溶性で極めて安全性が高く、コレス
テロール低下剤として有用であり、更に、本発明の前記
一般式(I)で示されるポリフェニレンエーテル誘導体
を製造中間体とすることにより、このように医薬品とし
て有用な前記のポリフェニレンエーテル樹脂が容易に製
造できることを見出し、本発明を成すに至った。
【0012】本発明の前記一般式(I)において、炭素
数1〜3のアルキル基とはメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基を示す。
【0013】本発明の前記一般式(I)で示されるポリ
フェニレンエーテル誘導体において、Zがスルフィド基
であるポリフェニレンエーテル誘導体、即ち、一般式
【0014】
【化5】
【0015】(式中のAおよびnは前記と同じ意味をも
つ)で示される2−(5−クロロ−2−チアペンチル)
ポリフェニレンエーテル誘導体は、例えば、一般式
【0016】
【化6】
【0017】(式中のAおよびnは前記と同じ意味をも
つ)で示される2−(クロロメチル)ポリフェニレンエ
ーテル誘導体をトリメチレンスルフィド中で反応させる
ことにより製造することができる。
【0018】また、本発明の前記一般式(I)で示され
るポリフェニレンエーテル誘導体において、Zがスルホ
ニル基であるポリフェニレンエーテル誘導体、即ち、一
般式
【0019】
【化7】
【0020】(式中のA、Xおよびnは前記と同じ意味
をもつ)で示される2−(3−ハロゲノプロピルスルホ
ニルメチル)ポリフェニレンエーテル誘導体は、前記一
般式(Ia)で示される2−(5−クロロ−2−チアペ
ンチル)ポリフェニレンエーテル誘導体を適当な酸化
剤、例えば、m−クロロ過安息香酸で酸化した後、必要
に応じ、臭化カリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化カリウ
ム、ヨウ化ナトリウム等のハロアルカリ金属塩によりハ
ロゲン交換することにより製造することができる。
【0021】前記製造方法において、出発原料として用
いられる一般式(IV)で示される(2−クロロメチ
ル)ポリフェニレンエーテル誘導体は、一般式
【0022】
【化8】
【0023】(式中のAは前記と同じ意味をもつ)で示
されるフェノール誘導体を、3級アミン類、例えば、ピ
リジンおよび遷移金属塩、例えば、塩化銅(I)の存在
下に酸化重合させることにより、一般式
【0024】
【化9】
【0025】(式中のAおよびnは前記と同じ意味をも
つ)で示されるポリフェニレンエーテル誘導体を製造
後、クロル化剤、例えば、塩化スルフリル等でメチル基
をクロル化することにより製造することができる。
【0026】上記製造方法において、出発原料となる一
般式(V)で示されるフェノール誘導体は市販品として
入手するか、または公知の方法またはそれと類似の方法
により容易に製造することができる。
【0027】本発明の前記一般式(I)で示されるポリ
フェニレンエーテル誘導体から、医薬品として有用な前
記のポリフェニレンエーテル樹脂を製造するには、例え
ば、前記一般式(Ia)で示される2−(5−クロロ−
2−チアペンチル)ポリフェニレンエーテル誘導体を前
記一般式(Ib)で示される2−(3−ハロゲノプロピ
ルスルホニルメチル)ポリフェニレンエーテル誘導体に
変換した後、このポリフェニレンエーテル誘導体を有機
溶媒、例えば、クロロホルム、N,N−ジメチルホルム
アミド又はトルエンに溶解し、一般式
【0028】
【化10】
【0029】(式中のR、Rおよびqは前記と同じ
意味をもつ)で示されるジアミンを加え、水、0.1〜
0.2当量の無機塩、例えば、炭酸カリウムおよび層間
移動触媒、例えば、テトラブチルアンモニウムヨージド
の存在下、必要に応じ、γ−シクロデキストリンまたは
ポリビニルピロリドンの存在下、室温〜150℃、好ま
しくは80〜110℃で、必要に応じ封管中で、数時間
〜数日間反応させ架橋させた後、次いで一般式
【0030】
【化11】
【0031】(式中のR、RおよびRは前記と同
じ意味をもつ)で示されるアミンと室温〜150℃、好
ましくは80〜110℃で、必要に応じ封管中で、数時
間〜数日間反応させた後、必要に応じ所望の酸で対イオ
ン交換することにより製造することができる。
【0032】このようにして得られたポリフェニレンエ
ーテル樹脂は、優れた胆汁酸吸着能を示す。即ち、グリ
ココール酸ナトリウムまたはタウロデオキシコール酸ナ
トリウムを用いた胆汁酸吸着量測定試験において、前記
のポリフェニレンエーテル樹脂はコレスチラミン(ダウ
エックス 1×2 乾燥樹脂)とほぼ同等の吸着能を示
し、しかも側鎖上の第4級アンモニウム基が安定であり
アミンの分解遊離がなく、更に、アンモニウム基におい
て架橋している点に特徴を有し不溶性で極めて安全性が
高いという効果を奏するものである。
【0033】
【発明の効果】本発明の前記一般式(I)で示されるポ
リフェニレンエーテル誘導体は文献未記載の新規化合物
であり、このポリフェニレンエーテル誘導体を製造中間
体として容易に製造できる前記のポリフェニレンエーテ
ル樹脂は、胆汁酸吸着作用を示し、しかも側鎖上の第4
級アンモニウム基が安定でありアミンの分解遊離がな
く、不溶性で極めて安全性が高く医薬品として有用であ
るポリフェニレンエーテル樹脂を効率よく製造すること
ができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の内容を以下の参考例及び
実施例により更に詳細に説明する。ただし、これは実施
態様を示したものであり、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0035】
【実施例】
参考例 1 ポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル ピリジン(744ml)にベンゼン(728ml)、塩
化銅(I)(4.8g)を加え窒素ガスで置換した。
2,6−ジメチルフェノール(61.1g)を加え、空
気を吹き込みながら室温で12時間攪拌した。反応混合
物を濃塩酸(1.56L)、メタノール(2.44L)
の混合溶媒中にあけて再沈殿させ、上澄みを留去した
後、濃塩酸(500ml)、メタノール(1.5L)の
混合溶媒で洗浄し、さらにメタノール(1.5L)で3
回洗浄した。クロロホルム(1.3L)に溶解させた後
にメタノールで再沈殿させて精製後、一晩減圧加熱乾燥
を行い、ポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレン
エーテル(55.9g)を得た。
【0036】上記と同様にして得られたポリ−2,6−
ジメチル−1,4−フェニレンエーテル(100g)を
クロロホルム(3.5L)、メタノール(1.5L)の
溶液に加え、4時間還流後放冷し、上清をデカンテーシ
ョンした。残渣に再びクロロホルム(3.5L)、メタ
ノール(1.5L)の溶液に加え、4時間還流後放冷
し、上清をデカンテーションした。残渣をクロロホルム
(1.3L)に溶解させた後にメタノールで再沈殿させ
て濾取した後、一晩減圧加熱乾燥を行い、ポリ−2,6
−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル(85.0
g)を得た。
【0037】 H−NMR(400MHz,CDCl) δ ppm:2.09,6.47 IR(film):750,1190,1310,14
80,1610cm−1
【0038】参考例 2 ポリ−2−クロロメチル−6−メチル−1,4−フェニ
レンエーテル 四塩化炭素(2.1L)にポリ−2,6−ジメチル−
1,4−フェニレンエーテル(42.0g)を加えて、
還流させながら3時間アルゴンガスをバブリングした。
さらに90℃で150Wの白熱電灯2個で光を当てて遮
光した滴下ロートを用いて塩化スルフリル(88ml)
を2滴/秒の速度で滴下した。滴下終了後さらに5分間
攪拌した後放冷した。ヘキサン(10L)で再沈殿させ
て、沈殿したポリマーを濾取し、ヘキサンで2回洗浄し
た後、一晩減圧加熱乾燥を行うことにより、ポリ−2−
クロロメチル−6−メチル−1,4−フェニレンエーテ
ル(54.4g)を得た。
【0039】 H−NMR(400MHz,CDCl) δ ppm:1.9−2.4,4.3−4.8,6.3
−7.2 IR(film):750,1200,1310,14
80,1610cm−1
【0040】実施例 1 ポリ−2−(5−クロロ−2−チアペンチル)−6−メ
チル−1,4−フェニレンエーテル ポリ−2−クロロメチル−6−メチル−1,4−フェニ
レンエーテル(8.00g)にトリメチレンスルフィド
(100ml)を加え、70℃で85時間攪拌した。反
応液をヘキサン(3L)で再沈洗浄した後、乾燥するこ
とにより、ポリ−2−(5−クロロ−2−チアペンチ
ル)−6−メチル−1,4−フェニレンエーテル(1
1.5g)を得た。
【0041】 H−NMR(400MHz,CDCl) δ ppm:1.7−2.4,2.4−2.9,3.4
−3.9,6.1−7.2
【0042】実施例 2 ポリ−2−(3−クロロプロピルスルホニル)メチル−
6−メチル−1,4−フェニレンエーテル ポリ−2−(5−クロロ−2−チアペンチル)−6−メ
チル−1,4−フェニレンエーテル(10.0g)をク
ロロホルム(200ml)に溶解し、m−クロロ過安息
香酸(22.7g)を加え、室温で5時間攪拌した。反
応液を濾過し、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を遠沈
させて分取した。次いで、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。メタノールで洗浄した後、乾燥す
ることにより、ポリ−2−(3−クロロプロピルスルホ
ニル)メチル−6−メチル−1,4−フェニレンエーテ
ル(8.48g)を得た。
【0043】 H−NMR(270MHz,CDCl) δ ppm:1.5−2.5,3.0−3.4,3.6
−3.8,4.0−4.4,6.1−7.3 IR(film):750,1120,1200,13
10,1480,1600cm−1
【0044】参考例 3 ポリ−2−(3−クロロプロピルスルホニル)メチル−
6−メチル−1,4−フェニレンエーテル(300m
g)にクロロホルム(3ml)、蒸留水(2ml)を加
えた後、テトラブチルアンモニウムヨージド(42.5
mg)、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,8−
ジアミノオクタン(4.38mg)を加え、60℃で2
日間撹拌した。さらにN,N−ジメチルシクロヘキシル
アミン(439mg)、ヨウ化ナトリウム(172m
g)を加え、封管中100℃で1日間攪拌した。蒸留水
を加えて撹拌した後に水層を留去し、メタノール、1N
塩酸、アセトンでそれぞれ2回ずつ洗浄、遠沈し、ろ過
して乾燥させることにより目的物(352mg)を得
た。
【0045】参考例 4 ポリ−2−(3−クロロプロピルスルホニル)メチル−
6−メチル−1,4−フェニレンエーテル(300m
g)にクロロホルム(3ml)、蒸留水(2ml)を加
えた後、テトラブチルアンモニウムヨージド(42.5
mg)、N,N,N′,N′−テトラメチル.1,8−
ジアミノオクタン(8.76mg)を加え、60℃で2
日間撹拌した。さらにN,N−ジメチルシクロヘキシル
アミン(439mg)、ヨウ化ナトリウム(172m
g)を加え、封管中100℃で1日間攪拌した。蒸留水
を加えて攪拌した後に水層を留去し、メタノール、1N
塩酸、アセトンでそれぞれ2回ずつ洗浄、遠沈し、ろ過
して乾燥させることにより目的物(351mg)を得
た。
【0046】参考例 5 ポリ−2−(3−クロロプロピルスルホニル)メチル−
6−メチル−1,4−フェニレンエーテル(300m
g)にクロロホルム(3ml)、蒸留水(2ml)を加
えた後、テトラブチルアンモニウムヨージド(42.5
mg)、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,8−
ジアミノオクタン(17.5mg)を加え、60℃で2
日間撹拌した。さらにN,N−ジメチルシクロヘキシル
アミン(439mg)、ヨウ化ナトリウム(172m
g)を加え、封管中100℃で1日間攪拌した。蒸留水
を加えて攪拌した後に水層を留去し、メタノール、1N
塩酸、アセトンでそれぞれ2回ずつ洗浄、遠沈し、ろ過
して乾燥せることにより目的物(347mg)を得た。
【0047】参考例 6 ポリ−2−(3−クロロプロピルスルホニル)メチル−
6−メチル−1,4−フェニレンエーテル(300m
g)にクロロホルム(3ml)、蒸留水(1ml)を加
えた後、テトラブチルアンモニウムヨージド(42.5
mg)、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,8−
ジアミノオクタン(17.5mg)を加え、60℃で2
日間撹拌した。さらにトリメチルアミン(28%)水溶
液(728ml)、ヨウ化ナトリウム(172mg)を
加え、封管中100℃で1日間攪拌した。蒸留水を加え
て撹拌した後に水層を留去し、メタノール、1N塩酸、
アセトンでそれぞれ2回ずつ洗浄、遠沈し、ろ過して乾
燥させることにより目的物(277mg)を得た。
【0048】参考例 7 ポリ−2−(3−クロロプロピルスルホニル)メチル−
6−メチル−1,4−フェニレンエーテル(300m
g)にクロロホルム(3ml)、蒸留水(1ml)を加
えた後、テトラブチルアンモニウムヨージド(42.5
mg)、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,8−
ジアミノオクタン(17.5mg)を加え、60℃で2
日間撹拌した。さらにN,N−ジメチルシクロヘキシル
メチルアミン(487mg)、ヨウ化ナトリウム(17
2mg)を加え、封管中100℃で1日間撹拌した。蒸
留水を加えて攪拌した後に水層を留去し、メタノール、
1N塩酸、アセトンでそれぞれ2回ずつ洗浄、遠沈し、
ろ過して乾燥させることにより目的物(328mg)を
得た。
【0049】参考例 8 ポリ−2−(3−クロロプロピルスルホニル)メチル−
6−メチル−1,4−フェニレンエーテル(300m
g)にクロロホルム(3ml)、蒸留水(1ml)を加
えた後、テトラブチルアンモニウムヨージド(42.5
mg)、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,8−
ジアミノオクタン(17.5mg)を加え、60℃で2
日間撹拌した。さらにN,N−ジメチル−3−フェニル
プロピルアミン(563mg)、ヨウ化ナトリウム(1
72mg)を加え、封管中100℃で1日間攪拌した。
蒸留水を加えて攪拌した後に水層を留去、メタノール、
1N塩酸、アセトンでそれぞれ2回ずつ洗浄、遠沈し、
ろ過して乾燥させることにより目的物(379mg)を
得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 晃爾 長野県松本市大字島内4363−1 フレグラ ンスメロディA101 (72)発明者 藤倉 秀紀 長野県松本市大字島内5000−3 サンライ フ犬飼A202 (72)発明者 村仲 秀幸 長野県南安曇郡穂高町大字柏原4509 キッ セイ第三青友寮

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中のAは炭素数1〜3のアルキル基であり、Zはス
    ルフィド基またはスルホニル基であり、Xは塩素原子、
    臭素原子またはヨウ素原子であり、nは10〜1,00
    0,000の整数であり、但しZがスルフィド基である
    場合、Xは塩素原子である)で示されるポリフェニレン
    エーテル誘導体。
JP35468895A 1995-12-25 1995-12-25 ポリフェニレンエーテル誘導体 Pending JPH09176304A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224440A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Japan Organo Co Ltd 電気式脱イオン水製造装置
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