JPH09173175A - 自動車用のシート構造体 - Google Patents

自動車用のシート構造体

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JPH09173175A
JPH09173175A JP8320082A JP32008296A JPH09173175A JP H09173175 A JPH09173175 A JP H09173175A JP 8320082 A JP8320082 A JP 8320082A JP 32008296 A JP32008296 A JP 32008296A JP H09173175 A JPH09173175 A JP H09173175A
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joint
displacement
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シルヴァン・ハリー
Bernard Perier
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Compagnie Europeenne de Sieges pour Automobiles CESA
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C I S A Co Uuropeeenu De Shieejiyu Pour Automob
Compagnie Europeenne de Sieges pour Automobiles CESA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート構造体において、背もたれの関節部の
係止解除を制御する手段へのアクセスを最適にする。 【解決手段】 シート構造体は、背もたれ12と、該背
もたれ12の傾動を可能にする関節部の係止解除を制御
する手段72、74とを備える。背もたれ12は、関節
部によってシート構造体10の残りの部分に回動可能に
取り付けられている。制御手段は、2つの制御レバー7
2、74を備えている。これら制御レバー72、74
は、弾性部材によって休止位置へと偏倚されている。制
御レバー72、74は、この休止位置と、関節部の係止
を解除するための解除位置との間を動き得るようになさ
れている。制御レバー72、74は、シート構造体の別
個の部分12、16にそれぞれ個別に関節接続されてい
る。2つの制御レバー72、74の上記2つの位置およ
び2つの制御レバーの作動は、それぞれ互いに独立して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背もたれの関節部
の制御に改良を加えた、自動車用のシート構造体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用のシート構造体にして、背もた
れであって、横軸線を有する係止可能な関節部によりシ
ート構造体の別の部分に回動可能に取り付けられた背も
たれと、該関節部の係止解除を制御する制御手段とを備
える型式の自動車用のシート構造体は、当該技術分野に
て既に公知である。
【0003】仏国特許第2,687,621号(FR−
92 02 172)の明細書には、例えば、単一スペ
ース(monospace)の乗物内に取り付け得るよ
うにしたこの型式のシート構造体が開示されている。
【0004】このシート構造体は、運転用の形態とされ
た通常のシート構造体、リラックス用シート構造体、ベ
ッド、又は小形のテーブルを形成し得るように異なる選
択随意的な形態にて配置することができる。所望であれ
ば、このシート構造体は、乗客コンパートメントから引
き出すこともできる。
【0005】背もたれの関節部の係止を解除し且つこの
背もたれを関節部の横軸線を中心として旋回させること
により、このシート構造体の各種の形態が選択される。
【0006】従来、この背もたれの関節部の係止解除
は、そのシート構造体の側方部分に担持された制御部材
によって制御されていた。
【0007】現在、シート構造体の形態を変更しようと
するユーザにとって、特に、該ユーザがコンパートメン
トの後方部分を通って該コンパートメントに入るとき、
制御部材が取り付けられているところのシート構造体の
部分に手を届かせることは、必ずしも容易であるとは限
らない。
【0008】米国特許第4,913,494号の明細書
には、背もたれであって、横軸線を有する係止可能な関
節部によりシート構造体の別の部分に回動可能に取り付
けられた背もたれと、該関節部の係止解除を制御する制
御手段であって、シート構造体の2つの別個の部分に個
別に関節接続された2つの制御レバーを有する制御手段
と、を備え、前記2つの制御レバーが、該制御レバーが
弾性的に偏倚されるところの休止位置と、前記関節部の
係止を解除するための位置と、の間を可動であり、該2
つの制御レバーのこれらの位置が互いに独立している型
式の自動車用のシート構造体が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、背も
たれの関節部の係止解除のための制御手段へのアクセス
を最適にすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
は、上記の米国特許第4,913,494号の明細書に
開示された型式の自動車用のシート構造体であって、係
止解除のための前記制御手段が制御ピンを含み、該制御
ピンが、弾性的に偏倚される位置であるところの、前記
関節部を係止するための位置と、前記関節部の係止を解
除するための位置との間を回転して変位可能であり、前
記制御ピンの前記弾性的な偏倚により加えられる力に抗
して前記制御ピンを変位させるよう前記制御レバーによ
って操作される変位手段を更に備え、該変位手段が、前
記制御ピンと共に回転可能なように接続されたロッカー
と、2つの制御レバーによりそれぞれ操作される2つの
変位レバーとを備え、前記2つの変位レバーが、前記ロ
ッカーの両端の2つのアームとそれぞれ協働して、前記
ロッカーを、前記制御ピンの、前記関節部の係止を解除
するための位置に向けて同じ回転方向に変位させ得るよ
うになされていることを特徴とする、シート構造体を提
供する。
【0011】本発明のその他の特徴は、次の通りであ
る。
【0012】前記変位レバーの一方と、該変位レバーの
該一方を作動させる前記制御レバーとが、制御アームお
よび変位アームが設けられた単一で且つ同一のレバーを
形成すること。
【0013】前記変位レバーの一方が、ボーデン型式の
ケーブルを介して該変位レバーの該一方を操作する前記
制御レバーに接続されていること。
【0014】前記制御レバーの一方が前記背もたれの後
方部分に関節接続されていること。
【0015】前記制御レバーの一方がシート構造体のシ
ートの側方部分に関節接続されていること。
【0016】前記シート構造体に長手方向への衝撃力が
加わったとき、前記制御レバーのいずれか一方がその係
止解除位置に向かって慣性力により動くことによって、
前記制御ピンが意図せずにその係止解除位置に向かって
変位するのを妨害する安全手段を備えること。
【0017】前記安全手段が、前記制御ピンの軸線に対
して略平行な軸線を中心として回動可能に取り付けられ
た慣性部材を備え、該慣性部材は、前記シート構造体に
長手方向の衝撃が加わったとき、慣性力により変位し
て、前記制御ピンと共に回転し得るように接続された要
素から離間した位置であって前記慣性部材が弾性的に偏
倚される方向にある位置と、前記要素に接する位置であ
って、前記慣性部材が、相補的なストッパの協働作用に
より、前記関節部の係止を解除する方向に向かって前記
制御ピンが回転するのに抵抗する位置との間を可動であ
ること。
【0018】
【発明の実施の形態】添付図面に関連して単に一例とし
て掲げた、以下の説明から、本発明は一層良く理解され
よう。
【0019】図1に図示したものは、全体として参照符
号10で示す、自動車用の本発明によるシート構造体で
ある。
【0020】従来通り、このシート構造体10は、ヘッ
ドレスト14がその頂部に取り付けられた背もたれ12
と、シート16と、その一方のみを図1に図示するアー
ムレスト18とを備えている。
【0021】背もたれの後方部分は、剛性な殻体(シェ
ル)20により画成されている。背もたれの前面部分は
パッド材22により画成されている。
【0022】シートの下方部分、及びシートの側方部分
の一部は、剛性な殻体24により画成されている。シー
トの上方部分は、パッド材26により画成されている。
【0023】シート構造体10は、公知の方法で固定さ
れる脚部28、例えば、自動車の床30に着脱可能に取
り付けられる脚部28を更に備えている。
【0024】背もたれ12は、図2に一部を図示する横
軸線を有する従来の係止可能な関節部34により、図2
に一部を図示するシート構造体の固定されたフレーム3
2に回動可能に取り付けられている。
【0025】この関節部34は、仏国特許第2,68
7,621号の明細書に開示された型式のものである。
この関節部34は、側壁(関節部を担持し且つ図示しな
い背もたれのフレームに接続されている)を形成する2
つの部材36、38の間に配置されている。
【0026】これらの側壁36、38は、従来のスペー
サ手段(図示せず)により横方向に沿って離間されてい
る。
【0027】図2には、3つの開口部42、44、46
内に回転可能に取り付けられた、背もたれの関節部の枢
着ピン40が図示されている。これらの開口部は、軸受
を形成し、側部36、38及びフレーム32に形成され
ている。
【0028】また、図2には、枢着ピン40の軸線に対
して平行な軸線を有する、関節部34の係止解除を制御
するための制御ピン48が図示されている。この制御ピ
ンは、側壁36に設けられて軸受を形成する開口部50
内に回転可能に取り付けられている。
【0029】制御ピン48の端部はカム52を担持して
いる。
【0030】図2には、関節部34の2つの部材54、
56も図示されている。これらの部材は、それぞれ2つ
の側壁36、38に設けられて軸受を形成する2つの開
口部60、62内に回転可能に取り付けられたピン58
に接続されている。
【0031】部材54は歯64を形成する。部材56
は、カム52と関係付けられたカム従動子66を画成す
る。
【0032】係止解除を制御するピン48は、角運動作
用を与える戻りばね68によって、図4に図示するよう
な、関節部34を係止するための位置に向けて弾性的に
偏倚されている。この位置にあるとき、カム52及びカ
ム従動子66は、互いに接触している。関節部34は、
その一部のみを図示され且つ説明されていることに留意
すべきである。この型式の関節部を構成する全ての要
素、及びその正確な作用については、仏国特許第2,6
87,621号の明細書に記載されている。
【0033】このシート構造体10は、後述するよう
な、関節部34の係止解除を制御する手段70を更に備
えている。この制御手段70は、シート構造体の2つの
別個の部分に個別に関節接続された2つの制御レバー7
2、74を備えている。
【0034】第一の制御レバー72は、殻体20に形成
された開口部76を通してアクセス可能であるよう、背
もたれ12の後方部分上にて、シート構造体の横軸線回
りを回動可能なように関節接続されている。第二の制御
レバー74は、シート16の側方部分上にて、シート構
造体の横軸線回りを回動可能なように関節接続されてい
る。また、該第二の制御レバー74は、殻体24の側縁
部に沿って略長手方向に伸長している(図1参照)。
【0035】第一の制御レバー72は、特に図2及び図
3に詳細に図示されている。
【0036】これらの図面において、第一の制御レバー
72は、板状の全体形状をしたアーム78を備えてい
る。該アーム78の一端は、レバー72の関節部のピン
80に接続され、その他端は、湾曲した接続部材84に
より制御ノブ82に接続されている。
【0037】簡略化のため、制御ノブ82および接続部
材84は、図2には図示されていない。
【0038】関節接続ピン80は、その一つのみを図2
に示した開口部86内に回転可能に取り付けられてい
る。これらの開口部は、側部36と、背もたれのフレー
ムに接続された部材88とにそれぞれ形成されている。
【0039】これらの制御レバー72、74は、休止位
置(これらの制御レバーが弾性的に偏倚される位置)と
関節部34の係止を解除するための位置との間で変位可
能である。これらの2つの制御レバーの上記2つの位置
は、互いに独立している。
【0040】第一の制御レバー72は、角運動作用を与
えるばね90によってその休止位置に向けて弾性的に偏
倚されていることに留意すべきである。
【0041】これらの制御レバー72、74は、図2及
び図3に示した、制御ピン48を変位する変位手段を作
動させ得るようになされている。
【0042】これらの変位手段は、制御ピン48に加わ
る弾性的なばね偏倚による復帰力に対抗し得るようにさ
れており、また、該変位手段は、ピン48と共に回転可
能に接続されたロッカー(rocker)92を備えて
いる。
【0043】該ロッカー92は、ピン48の端部に担持
されている。該ピン48は、カム52から遠方の位置に
あり、側部36に形成された開口部50を通して伸長し
ている。
【0044】この変位手段は、それぞれ2つの制御レバ
ー72、74により操作される2つの変位レバーを更に
備えている。これらの変位レバーは、それぞれロッカー
92の両端の2つのアーム92A、92Bと協働して、
制御ピン48の、関節部の係止を解除するための位置に
向けて同じ回転方向にロッカーを変位させる。
【0045】第一の変位レバーと該第一の変位レバーを
作動させる制御レバー72とは、制御アーム78及び変
位アーム94が設けられた単一で且つ同一のレバーを形
成する。変位アーム94は、全体として、制御アーム7
8に対して略垂直な板の形状を有している。
【0046】変位アーム94の自由端には、ロッカーの
第一のアーム92Aの端部と協働し得るようにしたスタ
ッド96が設けられている。
【0047】第二の変位レバー98は、制御ピン48を
中心として回動し得るように、この制御ピン48と同軸
状に側壁36に回動可能に取り付けられている。
【0048】この第二の変位レバー98の第一の端部
は、ロッカー92のアーム92Bの曲げ端部分と協働し
得るようにされた突起100を形成するよう伸長されて
いる。
【0049】変位レバー98のこの端部分は、ボーデン
(Bowden)型式の従来の可撓性ケーブル102に
よって第二の制御レバー74に接続されている。
【0050】このケーブル102は、スリーブ104
(その一端は、側壁36に対して剛接されたシート10
8に当接するストッパリング106により固定された状
態で示してある)内に摺動可能に取り付けられている。
【0051】第二の変位レバー98は、該第二の変位レ
バー98を作動させる第二の制御レバー74の休止位置
に対応する休止位置へと、引張ばね110の弾性力によ
り復帰され、すなわち偏倚されている。該引張ばね11
0は、第二の変位レバー98の第二の端部をフック11
2に接続させている。該フック112は、側壁38に固
定された部材114を切り欠いて形成してある。
【0052】変位レバー72、98が休止位置にあると
き、スタッド96及び突起100は、関節部34の係止
解除方向に関してロッカー92の下流側、またはロッカ
ー92の対応するアーム92A、92Bを越えた側に配
置されている。これらスタッド96及び突起100がこ
れらのアーム92A、92Bから離間されているからで
ある。
【0053】図2及び図4に図示したものは安全手段1
16であり、この安全手段116は、シート構造体に長
手方向への衝撃力が加わったとき、関節部の係止を解除
するための位置へと制御ピン48が意図せずに、すなわ
ち不用意に移動する動作を妨害する。
【0054】制御レバーの何れか一方が、関節部を係止
するための位置に向かって慣性力により変位することに
より、衝撃力が加わったときに、この意図しない変位動
作が生ずることがある。
【0055】こうした安全手段116は、慣性部材を構
成する板118を備えている。この板118は、制御ピ
ン48の軸線に対して略平行な軸線を中心として回動可
能に取り付けられている。また、この板118は、シー
ト構造体10に長手方向の衝撃力が加わったとき、慣性
力により、図4に実線で示した、カム52から離間した
位置と、図4に破線で示した、カム52と接触した位置
との間で変位可能である。
【0056】この慣性部材118は、角運動作用を与え
る戻りばね120によって、カム52から離間した位置
に向けて偏倚されている。この位置において、慣性部材
118は部材114の一部に当接する。
【0057】慣性部材118がカム52と接触した位置
にあるとき、この慣性部材118は、該慣性部材の縁部
及びカム52にそれぞれ設けられた相補的なストッパ1
22、124間のの協働により、このカム52が、関節
部の係止を解除する方向に回転するのを妨害する。
【0058】関節部の係止解除を制御するための制御手
段70は、次のように作用する。
【0059】最初に、制御レバー72、74及びこれら
の制御レバーで操作する変位手段は、図1及び図3に図
示した休止位置にある。
【0060】制御レバー72、74の休止位置は、シー
ト構造体に従来の方法で配置されたストッパ(図示せ
ず)により設定される。
【0061】この場合、ノブ82は、開口部76の外側
輪郭部と同一高さとされることに注目すべきである。
【0062】関節部34は、図4に図示するように、係
止されている。
【0063】第一の制御レバー72によって、この関節
部34を係止解除状態とするためには、図5に示すよう
に、ノブ82を殻体20から離れる方向に引っ張るよう
に操作する。
【0064】すると、スタッド96がロッカー92の第
一のアーム92Aと接触し、この第一のアーム92A
を、関節部の係止を解除する方向に対応する時計方向
(図5で見た場合)に付勢する。第二の変位レバー98
は、静止したままである。
【0065】カム52は、図6に示すように、カム従動
子66から離れる方向にロッカー92と共に回転し、仏
国特許第2,687,621号の明細書に開示された関
節部の作用に従って関節部34の係止を解除する。
【0066】ノブ82を解放したならば、制御レバー7
2は、ばね90によってその休止位置に向けて弾性力に
より戻る。これと同時に、カム52は、ばね68によっ
て、関節部を係止する位置へと弾性力により戻る。
【0067】第二の制御レバー74によって関節部34
の係止を解除させるためには、該第二の制御レバーを持
ち上げる。これは、図7に示すように、ケーブル102
を介して第二の変位レバー98を時計方向に駆動し、関
節部の係止を解除させる効果がある。
【0068】次に、突起(ラグ)100がロッカー92
の第二のアーム92Bと接触し、第一の制御レバー72
を操作したときに上述した効果と同じ効果を、ロッカー
92及び係止解除ピン48に生じさせる。
【0069】第二の制御レバー74が操作されるとき、
第一の制御レバー72は静止したままであることに注目
すべきである。
【0070】第二の制御レバー74を解放したならば、
第二の変位レバー98は、ばね110により、その休止
位置に戻る。
【0071】第二の制御レバー74に直接接続された追
加的な戻りばね(図示せず)が、第二の制御レバー74
を休止位置に向けて偏倚させる。
【0072】本発明には、多数の利点がある。
【0073】特に、2つの制御レバー(一方は背もたれ
の後方部分に関節接続され、他方はシートの側方部分に
関節接続されている)が容易にアクセス可能であり、シ
ート構造体に関するユーザの位置に関係なく、ユーザが
背もたれの関節部の係止解除を制御することを可能にす
る。
【0074】更に、それぞれの制御レバーの動作は、互
いに独立している。
【0075】更に、これらの制御レバーの休止位置は、
関節部の各種の要素の位置、特に、関節部の制御ピンの
位置と独立しているため、こうした制御レバーの休止位
置は、関節部の各種要素の製造許容公差及びその摩耗に
よる影響を受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用の本発明によるシート構造体の斜視図
である。
【図2】図1に示したシート構造体の背もたれの関節部
の分解斜視図である。
【図3】関節部が係止された図2の矢印3の方向に見た
図である。
【図4】関節部が係止された図2の矢印4の方向に見た
図である。
【図5】背もたれの後方部分に関節接続された制御レバ
ーの操作力の作用によって、関節部が係止解除された、
図3と同様の図である。
【図6】図5と同一状態における、図4と同様の図であ
る。
【図7】シート構造体のシートの側部分に関節接続され
た制御レバーの操作力の作用により、関節部が係止解除
された、図3と同様の図である。
【符号の説明】
10 シート構造体 12 シート構造
体の背もたれ 14 背もたれのヘッドレスト 16 シート構造
体のシート 18 シート構造体のアームレスト 20、24 殻体 22、26 パッ
ド部材 28 シート構造体の脚部 30 自動車の床 32 フレーム 34 関節部 36、38 側壁 40 枢着ピン 42、44、46 開口部 48 ピン 50 側部の開口部 52 カム 54、56 関節部の部材 58 ピン 60、62 開口部 64 歯 66 カム従動子 68 戻りばね 70 制御手段 72 第一の制御
レバー 74 第二の制御レバー 76 開口部 78 制御アーム 80 関節接続ピ
ン 82 制御ノブ 84、88、接続
部材 86 開口部 90 ばね 92 ロッカー 92A ロッカー
の第一のアーム 92B ロッカーの第二のアーム 94 変位アーム 96 スタッド 98 第二の変位
レバー 100 突起 102 可撓性ケ
ーブル 104 スリーブ 106 ストッパ
リング 108 シート 110 張力ばね 112 フック 114 部材 116 安全手段 118 慣性部材 120 戻りばね 122、124
ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シルヴァン・ハリー フランス共和国45290 ノジェ・スュー ル・ヴェルニソン,アブニュー・ジョルジ オ・バンネール 65 (72)発明者 ベルナール・ペリエ フランス共和国45290 ノジェ・スュー ル・ヴェルニソン,アブニュー・ジョルジ オ・バンネール 65

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用のシート構造体にして、 背もたれであって、横軸線を有する係止可能な関節部に
    よりシート構造体の別の部分に回動可能に取り付けられ
    た背もたれと、 該関節部の係止解除を制御する制御手段であって、シー
    ト構造体の2つの別個の部分に個別に関節接続された2
    つの制御レバーを有する制御手段と、 を備え、 前記2つの制御レバーが、該制御レバーが弾性的に偏倚
    されるところの休止位置と、前記関節部の係止を解除す
    るための位置と、の間を可動であり、該2つの制御レバ
    ーのこれらの位置が互いに独立している、 シート構造体において、 係止解除のための前記制御手段が制御ピンを含み、該制
    御ピンが、弾性的に偏倚される位置であるところの、前
    記関節部を係止するための位置と、前記関節部の係止を
    解除するための位置との間を回転して変位可能であり、
    前記制御ピンの前記弾性的な偏倚により加えられる力に
    抗して前記制御ピンを変位させるよう前記制御レバーに
    よって操作される変位手段を更に備え、 該変位手段が、前記制御ピンと共に回転可能なように接
    続されたロッカーと、2つの制御レバーによりそれぞれ
    操作される2つの変位レバーとを備え、前記2つの変位
    レバーが、前記ロッカーの両端の2つのアームとそれぞ
    れ協働して、前記ロッカーを、前記制御ピンの、前記関
    節部の係止を解除するための位置に向けて同じ回転方向
    に変位させ得るようになされていることを特徴とする、
    シート構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート構造体にして、
    前記変位レバーの一方と、該変位レバーの該一方を作動
    させる前記制御レバーとが、制御アームおよび変位アー
    ムが設けられた単一で且つ同一のレバーを形成すること
    を特徴とするシート構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のシート構造体に
    して、前記変位レバーの一方が、ボーデン型式のケーブ
    ルを介して該変位レバーの該一方を操作する前記制御レ
    バーに接続されていることを特徴とするシート構造体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかの項に記載のシ
    ート構造体にして、前記制御レバーの一方が前記背もた
    れの後方部分に関節接続されていることを特徴とするシ
    ート構造体。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかの項に記載のシ
    ート構造体にして、前記制御レバーの一方がシート構造
    体のシートの側方部分に関節接続されていることを特徴
    とするシート構造体。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかの項に記載のシ
    ート構造体にして、前記シート構造体に長手方向への衝
    撃力が加わったとき、前記制御レバーのいずれか一方が
    その係止解除位置に向かって慣性力により動くことによ
    って、前記制御ピンが意図せずにその係止解除位置に向
    かって変位するのを妨害する安全手段を備えることを特
    徴とするシート構造体。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のシート構造体にして、
    前記安全手段が、前記制御ピンの軸線に対して略平行な
    軸線を中心として回動可能に取り付けられた慣性部材を
    備え、該慣性部材は、前記シート構造体に長手方向の衝
    撃が加わったとき、慣性力により変位して、前記制御ピ
    ンと共に回転し得るように接続された要素から離間した
    位置であって前記慣性部材が弾性的に偏倚される方向に
    ある位置と、前記要素に接する位置であって、前記慣性
    部材が、相補的なストッパの協働作用により、前記関節
    部の係止を解除する方向に向かって前記制御ピンが回転
    するのに抵抗する位置との間を可動であることを特徴と
    するシート構造体。
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