JPH09167179A - ソフトウェアの販売装置 - Google Patents

ソフトウェアの販売装置

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JPH09167179A
JPH09167179A JP32936295A JP32936295A JPH09167179A JP H09167179 A JPH09167179 A JP H09167179A JP 32936295 A JP32936295 A JP 32936295A JP 32936295 A JP32936295 A JP 32936295A JP H09167179 A JPH09167179 A JP H09167179A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のソフトウェアを記録媒体に書き込むこ
とにより、当該ソフトウェアをオンラインの端末で販売
する装置において、端末自身に清算機能を省き、端末装
置の構成を簡素化する。 【解決手段】 ソフトウェアが記憶された主記憶部10
3を有するサーバ10と、配信されたソフトウェアを記
憶するための副記憶部203を備える少なくとも1以上
の端末20とを具備し、端末20の各々は、ソフトウェ
アを購入する旨の事項を購入者に入力させるとともに、
付加情報が購入者を特定し得るものとするか否かを設定
するタッチパネル22と、入力事項および付加情報を、
他者が認識し得る形式で出力するプリンタ206と、付
加情報が入力された場合であって、かつ、特殊フォーマ
ットのFDが挿入された場合に、副記憶部203からソ
フトウェアを読み出して当該FDに書き込むFDD20
5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、販売店に設置され
た端末を購入者が操作することによって、所望のソフト
ウェアを購入することが可能なソフトウェアの販売装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン等のように、CPUを用
いた応用機器の普及に伴い、プログラムやデータ等のソ
フトウェアが各種大量に販売されている。かかるソフト
ウェアは、一般に、機種等によって異なる媒体が要求さ
れるため、媒体の種類に応じた品揃えが要求される。し
たがって、ソフトウェア供給会社から見ると、どのソフ
トウェアがどれだけ売れるのかをメディア毎に正確に予
測しなければならず、在庫管理することについて種々の
問題があった。また、販売店から見ると、同一ソフトウ
ェアでもメディア、対応機種毎に分類して購入者にわか
りやすいように店頭に並べる必要があった。
【0003】そこで、近年、販売店に設置された端末装
置によりソフトウェアを販売する方法が一部において採
用されている。かかる方法では、端末装置にコピー機能
と現金等の清算機能を持たせるとともに、各種ソフトウ
ェアがサーバから端末装置に配信されて記憶される一
方、購入者が端末装置に対して所定の操作を行ない、か
つ所定の金額を投入すると、当該端末装置において配信
された所望のソフトウェアが所望のメディアでコピーさ
れて購入者に提供されるようになっている。これによ
り、ソフトウェア供給会社では、ソフトウェアを市場に
流通させる必要性がなくなるので在庫管理する必要がな
くなり、また、販売店では、ソフトウェアを店頭に陳列
する必要がなくなるので、店舗面積の効率化を図ること
が可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記販
売では、端末装置に清算機能を持たせている関係上、ソ
フトウェア供給会社は、各端末装置を巡回して現金を回
収しなければならないという問題があった。また、これ
に関連して、清算機能を実現するための構成に、現金を
扱うため信頼性や安全性が要求されるとともに、釣銭返
却等のための付加機能も必要となり、装置全体の肥大
化、複雑化を招くという問題もある。さらに、複数のソ
フトウェアの販売を前提とする装置を、単一のソフトウ
ェアのみを大量に販売する場合に適用した場合、端末に
対する操作性も問題となる。本発明は、上述した問題に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、現金
回収の手間を省くことができるとともに、端末装置の構
成を簡素化し、さらに、複数のソフトウェアの販売を前
提とする構成であっても、端末に対する操作性を簡易化
したソフトウェアの販売装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために請求項1に記載の発明にあっては、ソフトウェア
が記憶された第1の記憶手段を有するサーバと、このサ
ーバとデータの授受を行ない、前記サーバから配信され
たソフトウェアを記憶するための第2の記憶手段を備え
る少なくとも1以上の端末とを具備するソフトウェアの
販売装置であって、前記端末の各々は、ソフトウェアを
購入する旨の事項を購入者に入力させるための入力手段
と、入力された事項とともに付加情報を、他者が認識し
得る形式で出力する出力手段と、前記付加情報が購入者
を特定し得るものとするか否かを設定する設定手段と、
前記付加情報が入力された場合であって、かつ、特定の
記録媒体が挿入された場合に、前記第2の記憶手段から
ソフトウェアを読み出して当該特定の記録媒体に書き込
む書込手段とを備えることを特徴としている。請求項2
に記載の発明にあっては、複数のソフトウェアが記憶さ
れた第1の記憶手段を有するサーバと、このサーバとデ
ータの授受を行ない、前記サーバから配信された複数の
ソフトウェアを記憶するための第2の記憶手段を備える
少なくとも1以上の端末とを具備するソフトウェアの販
売装置であって、前記端末の各々は、購入者に対し、複
数のソフトウェアのうち所望のものを少なくとも1つ以
上選択させる選択手段と、選択されたソフトウェアを示
す選択情報とともに付加情報を、他者が認識し得る形式
で出力する出力手段と、前記付加情報が購入者を特定し
得るものとするか否かを設定する設定手段と、前記選択
情報および前記付加情報を記憶する第3の記憶手段と、
前記付加情報が入力された場合であって、かつ、特定の
記録媒体が挿入された場合に、入力された付加情報に対
応する選択情報を前記第3の記憶手段から読み出すとと
もに、当該選択情報で示されるソフトウェアを前記第2
の記憶手段から読み出して当該特定の記録媒体に書き込
む書込手段とを備えることを特徴としている。請求項3
に記載の発明にあっては、ソフトウェアが記憶された第
1の記憶手段を有するサーバと、このサーバとデータの
授受を行ない、前記サーバから配信されたソフトウェア
を記憶するための第2の記憶手段を備える少なくとも1
以上の端末とを具備するソフトウェアの販売装置であっ
て、前記端末の各々は、ソフトウェアを購入する旨の事
項を購入者に入力させるための入力手段と、入力された
事項とともにパスワードを他者が認識し得る形式で出力
する出力手段と、パスワードが購入者を特定し得るもの
とするか否かを設定する設定手段と、前記パスワードが
正しく入力された場合であって、かつ、特定の記録媒体
が挿入された場合に、前記第2の記憶手段からソフトウ
ェアを読み出して当該特定の記録媒体に書き込む書込手
段とを備えることを特徴としている。請求項4に記載の
発明によれば、請求項1〜3にいずれか一に記載の発明
において、付加情報あるいはパスワードが購入者を特定
し得ないものと設定された場合に、前記設定手段は、さ
らに当該ソフトウェアの販売数も設定し、前記書込手段
が、当該ソフトウェアを設定された販売数だけ書き込み
を行なうと、当該付加情報あるいは当該パスワードを消
去することを特徴としている。請求項5に記載の発明に
よれば、請求項1〜4にいずれか一に記載の発明におい
て、付加情報あるいはパスワードが購入者を特定し得な
いものと設定された場合に、前記設定手段は、さらに当
該付加情報あるいはパスワードの有効期限も設定し、設
定された有効期限が経過すると、当該付加情報あるいは
当該パスワードを消去することを特徴としている。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、購入者
が、入力手段に対してソフトウェアを購入する旨の事項
を入力すると、入力された事項と付加情報とが出力手段
によって出力される。購入者は、特定の記録媒体に書き
込むことにより、所望のソフトウェアを得ることになる
が、この書込には、付加情報の入力と特定の記録媒体の
挿入とが条件とされる。このため、購入者が所望のソフ
トウェアを得るには、端末に対し購入する旨の事項を入
力した後、何らかの形で特定の記録媒体を得て、再び端
末に対し付加情報を入力する必要がある。ここで、購入
者が特定の付加情報を得るには、例えば、出力手段によ
る出力を購入者がレジに持っていき、そこで、当該出力
に記載された入力事項に基づいて清算を済ませて、特定
の記録媒体を購入者に渡すことなどが考えられる。すな
わち、特定の記録媒体を得る過程において、端末以外に
おいて現金授受の余地が生まれるので、端末自身に清算
機能を持たせる必要がなくなる。
【0007】ここで、付加情報が購入者を特定し得るも
のとする場合、付加情報から入力事項の対応付けするこ
とにより、付加情報の入力のみで入力事項に基づく書込
が可能となる。一方、付加情報が購入者を特定し得えな
いものとする場合、付加情報から入力事項の対応付けが
できないため、付加情報の入力から入力事項に基づく書
込は不可能となるが、各購入者に対して異なる付加情報
を付与して管理する必要がない。むしろ、単一のソフト
ウェアのみを販売する場合には、それで十分である。付
加情報をどのように設定するかについては、設定手段に
より選択可能であるので、状況に応じて適切に設定する
ことが可能となる。
【0008】このような場合、購入者にとって、複数あ
るソフトウェアの中から所望のものをいくつか選択でき
るようにするのが望ましい。請求項2に記載の発明によ
れば、選択手段により選択された所望のソフトウェアを
示す選択情報が、付加情報とともに記憶される。そし
て、特定の記録媒体が入力された場合であって、付加情
報が入力された場合には、入力された付加情報に対応す
る選択情報が読み出され、当該選択情報により示される
ソフトウェアが当該特定の記録媒体に書き込まれる。し
たがって、購入者が選択したソフトウェアが、特定の記
録媒体に書き込まれることとなる。また、購入者を特定
し得る付加情報としては、請求項3に記載の発明のよう
に、購入者を特定する固有のパスワードが望ましい。こ
の場合、書込手段は、特定の記録媒体が挿入されたこと
と、正しいパスワードが入力されたこととの2つを条件
として、ソフトウェアが特定の記録媒体に書き込まれる
こととなる。ここで、付加情報あるいはパスワードが購
入者を特定しえないものと設定された場合、請求項4に
記載の発明にあっては、セットされた販売数だけ書き込
みが行なわれなければ、また、請求項5に記載にあって
は、セットされた有効期限が経過しなければ、それぞれ
当該付加情報あるいは当該パスワードが消去されないの
で、ぞれに対応するソフトウェアの書き込みを再度行な
うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
1:システム構成 以下、本発明による実施の形態につき図面を参照して説
明する。図1は、この実施形態に係るソフトウェア販売
装置の全体構成を示すブロック図である。この図におい
て、符号201、202、……、20mは、それぞれ、サ
ーバ10とISDN等の高速電話回線網Nを介して接続
される端末であり、ソフトウェアの販売店等に設置さ
れ、購入者および販売店等の店員により操作される。こ
こで、mは整数であり、この図では、サーバ10にm台
の端末20が接続されていることを示す。なお、端末を
特定しないで一般的に説明する場合には、端末の符号を
単に20とする。符号30は、ソフトウェア供給会社の
売上処理を行なうホストであり、専用回線Lを介して接
続されたサーバ10から、後述するように、売上げデー
タを回収して、端末20の設置された販売店等に対する
請求書発行等の処理を行なうものである。
【0010】1−1:サーバの構成 ここで、サーバ10の電気的構成を図2(a)に示す。
この図において、符号100はCPUであり、バスB1
を介して各部を制御する。符号101はROMであり、
CPU100で用いられるデータ等を格納する。符号1
02はRAMであり、プログラム実行時に発生するデー
タや初期プログラム等を一時記憶する。符号103は、
HDD(ハードディスクドライブ)から構成される主記
憶部であり、ソフトウェア供給会社が販売するプログラ
ムやデータ等のソフトウェアのほか、サーバ10におけ
る主プログラム等を格納する。符号104はモデムであ
り、高速電話回線網Nに接続されて、各端末20とデー
タの授受を行なう。
【0011】1−2:端末の構成 次に、各端末20の外観構成について図3を参照して説
明する。この図に示すように、端末20は、その前面に
各種の情報や操作者に入力を促す画面を表示する表示部
21を備え、さらにその表示面にはタッチパネル22を
備える。これにより、操作者にとって、入力を視点移動
することなく、かつ簡易に行なえるようになっている。
正面から見て表示部21の左下方には、FDスロット2
3が設けられ、ここに購入者が、清算後に渡されるFD
(フロッピィディスク)を挿入する。FDスロット23
の下方には、プリンタ用紙排出口24が設けられ、端末
20に内蔵されたプリンタにより印字された用紙が排出
される。一方、表示部21の左右上方には、スピーカ2
5L、25Rがそれぞれ設けられ、後述するように選択
した曲を試聴できるようになっている。
【0012】ここで、かかる端末20の電気的構成につ
いて図2(b)を参照して説明する。この図において、
符号200はCPUであり、バスB2を介して各部を制
御する。符号201はROMであり、CPU200で用
いられる初期プログラムやデータ等を格納する。符号1
02はRAMであり、プログラム実行時に発生するデー
タ等を一時記憶する。符号203は、HDDから構成さ
れる副記憶部であり、サーバ100により配信されたソ
フトウェアのほか、端末20における主プログラム等を
格納する。符号204はモデムであり、サーバ10とデ
ータの授受を行なう。なお、このモデム204には、サ
ーバ10からの指令によってソフト的に電源のオン/オ
フを行なう機能も有する。また、表示部21はCPU2
00の制御の下、各種表示を行ない、タッチパネル22
は、操作者によって入力された情報をCPU200に通
知する。符号205はFDD(フロッピィディスクドラ
イブ)であり、FDスロット23(図3参照)に挿入さ
れたFDに、CPU200の制御の下、読出/書込を行
なう。符号206はプリンタであり、CPU200の制
御により印字を行なう。なお、印字された用紙はプリン
タ用紙排出口24から排出される。また、特に、図示は
しないが、この端末20には、CPU200の制御の
下、各種楽音を生成する音源回路が設けられている。そ
して、かかる音源回路により生成された信号は、スピー
カ25L、25Rにより発音されるようになっている。
【0013】2:動作 次に、上述した実施形態に係るソフトウェア販売装置の
動作について説明する。なお、サーバ10および端末2
0の各主体は、厳密に言えば、それぞれCPU100お
よび200であるが、以下の説明では特に区別はしな
い。本装置において、ソフトウェア供給会社は、販売す
べきプログラムやデータ等のソフトウェアをサーバ10
の主記憶部103に格納させる一方、端末20の設置さ
れた販売店等の店員は、営業時間外において、端末20
に対して所定の操作を行なう。また。購入者は、営業時
間内において端末20に対し所定の操作を行なって、所
望のソフトウェアを購入する。そして、深夜、サーバ1
0は各端末20から所定の情報を回収する一方、各端末
20に向けて新規のデータや、広告情報を供給するもの
である。そこで、本装置における動作について、1日の
動きを例にとって時系列に説明する。なお、本装置で
は、プログラムのようなソフトウェア一般の販売が可能
であるが、この実施形態では、説明の便宜上、電子楽器
その他に用いられる演奏データ等のミュージックデータ
を主に販売することとする。
【0014】2−1:電源オンから始業時間まで まず、店員が端末20に電源を投入した後、始業時間前
までの動作について図4を参照して説明する。はじめ
に、店員は、端末20の電源を投入する(ステップSa
1)。これにより、端末20のCPU200は副記憶部
203から主プログラムをロードして実行を開始する。
次に、CPU200は、ステップSa2において、深夜
にサーバ10から営業用のPOPや、カタログ、新譜等
のデータが配信されたのであれば、副記憶部203にお
いて格納されているこれらのデータに基づき、POPの
ビラや、カタログ、新譜情報をプリンタ206に印字さ
せる。あるいは、これらを補充するのであれば、所定の
操作によってプリンタ206に印字させる。なお、これ
ら印字された用紙等は、購入者の目のつきやすい場所に
載置されるのが望ましい。
【0015】そして、ステップSa3において、CPU
200は、プリンタ206にセットされた用紙やインク
(プリンタ206がページプリンタであるならばトナ
ー)等の消耗品が一定量以上であるかを、自己診断機能
により判別し、一定量以下であるならば、それを補充す
べき旨を表示部21に表示させる。この判別は、店員自
ら確認する構成としても良い。一定量以上であるなら
ば、次のステップSa4において、端末20は、表示部
21に特殊パスワードをセットするか否かを尋ねる表示
を行なわせる。
【0016】特殊パスワードなるものについては、説明
の便宜上、後述するので、ここでは、特殊パスワードを
セットしない場合について説明する。ステップSa4に
おいて特殊パスワードをセットしない旨の操作が店員等
によりなされると、ステップSa5において、端末20
が店員等の操作により運用状態にセットされる。なお、
ステップSa3の判別がOKであって、特殊パスワード
をセットしない旨の設定がなされれば、CPU200が
自動的に運用状態にセットする構成としても良い。ここ
で、運用状態とは、購入者による端末操作を許可する状
態をいい、これにより、端末20の表示部21には、後
述するメインメニュー画面が表示されることとなる。こ
のように、電源オンから開店までの期間において、各端
末20は、それぞれ動作モードがセットされるととも
に、運用状態にセットされて、あとは開店して購入者に
よる操作を待つばかりとなる。
【0017】2−2:営業時間 そこで、次に営業時間において行なわれる購入動作につ
いて図5を参照し説明する。なお、ここでは、説明の便
宜上、1人の購入者による動作について説明する。ま
ず、購入者は、端末20の設置された販売店に来店する
と、ステップSb1において、当該端末20の表示部2
1に表示されているメインメニュー画面にしたがって、
所望のソフトを適宜選択する。かかる選択動作では、購
入者が、図9〜図14に示す画面にしたがって所望の演
奏データを、データタイプ、機種、購入形態等に応じて
階層的に、細かく指示して選択できるようになってい
る。なお、この選択指示については後述する。そして、
この選択が終了して、その選択内容が購入者によって確
認されると、ステップSb2において、商品オーダーシ
ートがプリンタ206により印字されて、プリンタ用紙
排出口24から排出される。ここで、商品オーダーシー
トSには、図15に示すように、購入者が選択した商品
の一覧が領域41に、購入者固有のパスワードが領域4
2に、設置された販売店(店舗)の控えが領域43にそ
れぞれ記載される。ここで、パスワードは、選択内容と
購入者との関連付けるために、端末20において生成さ
れて付与されるものである。また、販売店控えが記され
た領域43には、商品一覧等がコード化されたバーコー
ド44も記される。この際、当該端末20では、商品オ
ーダーシートSの印字とともに、選択された商品内容が
副記憶部203に格納される。このように、商品オーダ
ーシートSは、選択されたソフトウェアを示す選択情報
とともに、購入者を特定し得る購入者特有の付加情報
が、他者によって認識し得る形式で出力される一方、そ
の商品内容およびパスワードが組となって副記憶部20
3に格納されることとなる。
【0018】次に、購入者はこの商品オーダーシートS
を、端末20が設置された販売店のレジに提出する。す
ると、ステップSb3において、レジの店員等は、この
商品オーダーシートに記載された商品一覧により、購入
者に対し商品金額を請求する一方、購入者は清算を済ま
す。なお、この際、店員等は、商品オーダーシートSに
記されたバーコードをレジのバーコードスキャナ等によ
り読み込んで金額を請求することとしても良い。そし
て、店員等は商品オーダーシートSにおいて販売店の控
えが記された領域43を切り取って、それ以外の部分を
購入者に戻す。このようにして、清算が完了すると、ス
テップSb4において店員等は、FDとFDケースとを
購入者に渡し、購入者はこれらを受領する。このFD
は、先に購入者が選択したソフトウェアをコピーするた
めのものであり、一般のパソコン等では再現できないよ
うな特殊形式で初期化(フォーマット)されている。
【0019】そして、購入者は、このFDに対し、選択
したソフトウェアをコピーすべく端末20に戻って次の
ように操作する。すなわち、ステップSb5において、
購入者は、商品オーダーシートSに記載されたパスワー
ドを入力する。すると、ステップSb6において、端末
20は、入力されたパスワードに対応する商品内容を副
記憶部203から読み出し、その商品内容を表示部21
に表示して、購入者に対し内容確認を行なわせる。ここ
で、端末20は表示部21によって購入者に対しFDの
挿入を促す一方、OKでないならば端末20における表
示部21の表示はメインメニュー画面に戻る。
【0020】そして、ステップSb7において、購入者
がFDを実際にFDスロット23に挿入し、内容確認の
結果がOKである旨の操作をすると、ステップSb9に
おいて、端末20は、挿入されたFDが特殊形式でフォ
ーマットされているのを確認した後、入力されたパスワ
ードに対応する商品オーダーシートSの内容を副記憶部
203から読み出すとともに、その内容の商品一覧に記
載されたソフトウェアを同副記憶部203から読み出し
て、挿入されたFDにコピーする。かかるコピーの際、
端末20は、特殊形式のフォーマットを、一般のパソコ
ン等で読み出し可能な形式なフォーマットに変換した
後、当該ソフトウェアを書き込む。同時に、端末20
は、書き込んだソフトウェアの一覧を記したFD用ラベ
ルや、その取扱説明書等をプリンタ206により印字さ
せ、プリンタ用紙排出口24から排出させる。さらに端
末20は、書き込んだソフトウェアの一覧を、後の請求
において用いるため、書込に係るパスワードが特殊パス
ワードでなければ、これを消去した後、副記憶部203
に格納する。
【0021】このように、本実施形態におけるソフトウ
ェアの販売は、通常は、まず第1に、購入者が端末20
を操作して所望のものを選択して、パスワードを付した
商品オーダーシートSを得て、第2に、商品オーダーシ
ートSにより販売店等のレジで清算して、これと引き換
えにFD等を得て、第3に、購入者が再び端末20を操
作し、端末20が正しいパスワードの入力と、特殊形式
で初期化されたFDの挿入とを条件に、当該FDにソフ
トウェアをコピーすることにより行なわれる。
【0022】ところで、端末20は、通常、ソフトウェ
アの販売店に設置されるため、多くの購入者が端末20
を操作することを前提としなければならない。このた
め、上述したように、購入者に対して互いに異なるパス
ワードを付与し、当該パスワードをもって購入者を特定
し、特定した購入者の入力事項(選択したソフトウェア
の一覧情報)を呼び出すようにしていた。一方、端末2
0がホールや会場において設置されるような場合、その
ような場所で行なわれた演奏会やリサイタルの演奏に係
る演奏データをリサイタル後にソフトウェアとして販売
するような使い方も考えられる。このような場合、販売
するソフトウェアはその演奏データに限られることが圧
倒的に多い。逆に言えば、購入者が異なっても販売対象
となるソフトウェア(演奏データ)は同一である。した
がって、このような場合に、購入者を特定する必要性は
乏しい。さらに、購入者一人一人が同じように端末操作
して、このようなソフトウェアを選択するのは極めて効
率が悪い。そこで、本実施形態では、このような場合
に、次のようにして、特殊パスワードを発行して、同一
ソフトウェアを販売することとしている。
【0023】すなわち、図4におけるステップSa4に
おいて、特殊パスワードをセットする旨の操作がなされ
ると、端末20は、ステップSa5において、特殊パス
ワードに係るソフトウェアの販売条件をセットするよう
に店員等に促し、店員等はこれをセットする。ここで、
販売条件とは、具体的には、演奏会やリサイタルの演奏
に係る演奏データのようなソフトウェアのほか、その販
売数などをいう。端末20は、販売条件がセットされる
と、特殊パスワードを生成するとともに、その特殊パス
ワードとセットされたソフトウェアとを関連付けて副記
憶部203に格納させる。なお、セットされるソフトウ
ェアの内容は、複数あるソフトウェアの中から選択され
るが、この選択については、後述するステップSb1に
おける選択指示と同様な順番で行なわれる。
【0024】そして、販売条件がセットされると、ステ
ップSa7において端末20は、セットされたソフトウ
ェアを商品として記載した商品オーダーシートであっ
て、その特殊パスワードが付与された商品オーダーシー
トを、セットされた販売数だけプリントアウトするよう
にプリンタ206に指令する。ここでプリントアウトさ
れた商品オーダーシートは、当該ソフトウェアの購入希
望者に配布される。なお、この後、端末20は、ステッ
プSa5において運用状態にセットされることとなる。
【0025】したがって、特殊パスワードが付与された
商品オーダーシートを手にする購入者は、上記ステップ
Sb1およびSb2を経ることなく、ステップSb3に
おいて清算を済ますだけで、特殊形式のFDを手にする
こととなる。以降、この購入者は、上記ステップSb5
〜Sb9によりソフトウェアを入手して購入することと
なる。この場合において、端末20は、ステップSb8
でFDにソフトウェアを書き込む毎に、セットされた販
売数を「1」だけデクリメントするとともに、デクリメ
ントした数がゼロとなった場合に、当該特殊パスワード
を消去することとする。これにより、特殊パスワード
は、セットされた販売数だけFDへの書込が終了しない
限り、原則として消去されない。特殊パスワードが付与
された商品オーダーシートは、ステップSa8において
セットされた販売数だけプリントアウトされていること
との関連で、このような構成となっている。ただし、特
殊パスワードが付与された商品オーダーシートを手にし
た者でも、清算しないで、そのまま放置する場合も当然
にあり得るので、特殊パスワードに有効期限を設け、当
該特殊パスワードに係る商品オーダーシートにその旨を
記載するのが望ましい。この場合、有効期限は、ステッ
プSa6において販売条件とともに設定することとして
も良いし、販売数に応じて自動的に設定することととし
ても良い。そして、特殊パスワード発行後に有効期限が
経過すると、端末20は、当該特殊パスワードを無条件
に消去することとする。
【0026】なお、このような特殊パスワードは、上記
ステップSb2において付与される通常のパスワードと
形式が異なるようにして付与される。例えば、桁数や、
生成アルゴリズムが変更されて付与される。また、この
ような特殊パスワードは、ステップSa6を繰り返して
実行すれば、それに対応して異なって付与される。
【0027】2−2−1:ステップSb1における選択
指示 次に、上述したソフトウェアの販売過程におけるソフト
ウェア選択(ステップSb1)の流れついて図8を参照
して、また、選択指示の各段階における表示については
図9〜図14を参照して、それぞれ両者を並行して説明
する。はじめに、端末20が運用状態にセットされる
と、図8のステップSb101において、表示部21に
はメインメニュー画面が表示される。かかるメインメニ
ュー画面の表示を図9(1)に示す。図示のように、こ
の画面における領域400には、現時点における選択指
示の段階を示す表示とともに、購入者に対するメッセー
ジが表示される。以下、各段階においても、同様であ
る。また、このメインメニュー画面における領域401
には種類選択ボタンが表示され、販売すべき演奏データ
の種類を選択する際に、購入者の便宜に供する。ここで
ボタンとは、表示部21に表示される項目であって、当
該表示項目を触れるとタッチパネル22により選択情報
がCPU200に供給されて、あたかも機械的なボタン
スイッチの如く作用するものである。なお、メインメニ
ュー画面における領域402には「!パスワード入力」
ボタンが、領域403には「商品コード入力」ボタンが
それぞれ表示されるが、前者については清算が済んだ後
に選択するものであるので、また、後者ついては説明の
便宜上、それぞれ後述することとする。
【0028】さて、メインメニュー画面の種類選択にお
いて、購入者が、例えば「エレクトーン」(指定商品が
電子ピアノに係る登録商標)ボタンを触れると、CPU
200は、演奏データの種類としてエレクトーンが選択
されたと認識して、その種類における機種の選択を購入
者に促す段階に移行させる(図8のステップSb10
3)。この機種選択における表示部21の表示を図9
(2)に示す。図示のように、この画面における領域4
04には「EL−A」〜「EL−H」ボタンが、領域4
05には「メインメニューに戻る」ボタンがそれぞれ表
示される。前者については、通常は(ここでは)エレク
トーンの具体的機種に対応して、購入者の選択を促すも
のであり、また、後者については、選択の訂正等のため
に、選択指示の段階を前画面であるメインメニュー画面
に戻すボタンである。
【0029】この機種選択画面において、購入者が領域
404のいずれかのボタンを触れると、CPU200
は、触れた領域に対応する機種が選択されたと認識し
て、当該機種におけるデータタイプの選択を促す段階に
移行させる(図8のステップSb103)。このデータ
タイプ選択における表示部21の表示を図9(3)に示
す。図示のように、この画面における領域406にはデ
ータタイプにそれぞれ対応する各種ボタンが、領域40
5には「メインメニューに戻る」ボタンが、また、領域
407には「前画面に戻る」ボタンが、それぞれ表示さ
れる。このうち、「メインメニュー画面」とは、選択の
訂正等のために、選択指示の段階を最初の画面であるメ
インメニュー画面に戻すボタンである。
【0030】このデータタイプ選択画面において、購入
者が領域406のいずれかのボタンを触れると、CPU
200は、触れた領域に対応するデータタイプが選択さ
れたと認識し、次に、当該データタイプに対応して、購
入商品の選択形態を促す段階に移行させる(図8のステ
ップSb104)。この段階における表示部21の表示
を図9(4)に示す。図示のように、購入商品の選択形
態は、本願にあっては、アルバムで購入する形態と自由
選曲で購入する形態との2通りを想定しており、領域4
08に、これら形態に対応するボタンがそれぞれ表示さ
れる。なお、アルバムで購入とは、一般のレコードやC
Dのように予め定められた複数の曲が収められたアルバ
ム形式での購入をいい、自由選曲で購入とは、購入する
演奏データの曲を購入者自身が任意に選択して購入する
ことをいう。
【0031】この購入商品の選択形態を促す画面におい
て、購入者が「アルバムで購入」ボタンを触れると、C
PU200は、この選択を認識して、次に、(アルバム
の)シリーズの選択を促す段階に移行させる(図8のス
テップSb105)。この段階における表示部21の表
示を図10(1)に示す。なお、購入者が「自由選曲で
購入」ボタンを触れた場合については後述する。図10
(1)に示すようにこの画面において、領域409に
は、シリーズに対応する各種ボタンが、領域405には
「メインメニューに戻る」ボタンが、また、領域407
には「前画面に戻る」ボタンが、それぞれ表示される。
【0032】このシリーズの選択を促す画面において、
購入者が所望するシリーズに対応するボタンを触れる
と、CPU200は、触れた領域に対応するシリーズが
選択されたと認識して、次に、当該シリーズに該当する
アルバム名の一覧表示を行なって、購入商品の選択を促
す段階に移行させる(図8のステップSb106)。こ
の段階における表示部21の表示を図10(2)に示
す。この図に示すように、この画面における領域410
には、前段階で選択されたシリーズに対応するアルバム
名が、当該アルバムに関する商品情報とあわせてボタン
化されて表示される。また、領域410の右方には、一
度にアルバム名等を表示できない場合に当該一覧表示を
上下にスクロールさせるためのボタンが、それぞれ領域
411、412に表示される。
【0033】このアルバム名一覧表示の画面において、
購入者が所望するアルバム名に対応するボタンを触れる
と、CPU200は、この操作を認識して、触れたボタ
ンの表示色を変更する処理を行なう(図8のステップS
b107)。さらに、購入者が領域413の「確認」ボ
タンを触れると、CPU200は、この操作を認識し
て、次に、アルバム内容の確認を促す段階に移行させる
(図8のステップSb108)。この段階における表示
部21の表示を図10(3)に示す。図示のように、こ
の画面における領域410には、前段階で選択されたア
ルバムの名前が領域414に表示されるとともに、選択
されたアルバムの内容が領域415に表示される。ここ
で、領域416に表示される「いいえ」ボタンは、内容
確認において、選択したアルバムが所望のものとは異な
る場合等に、選択指示の段階を上記シリーズ選択の段階
(ステップSb105)まで戻すためのものである。一
方、領域417に表示される「はい」ボタンは、選択し
たアルバム内容でOKとする場合に、この選択指示を終
了して次段階に移行するためのボタンである。
【0034】すなわち、購入者が「はい」ボタンを触れ
ると、CPU200はこの操作を認識して、選択確認さ
れたアルバムを商品として記載した商品オーダーシート
をプリントアウトする段階(図5あるいは図8に示すス
テップSb2)に移行させる。このプリントアウトにお
ける表示部21の表示を図10(4)に示す。図示のよ
うに、この画面では、購入者に対し、これ以後に行なう
べき操作が指示される。
【0035】さて、上述した購入商品の選択の段階(流
れは図8のステップSb104、画面は図9(4))に
おいて、購入者が「自由選曲で購入」ボタンを触れる
と、CPU200は、この選択を認識して、次に、購入
曲数の選択を促す段階に移行させる(図8のステップS
b109)。この段階における表示部21の表示を図1
1(1)に示す。図示のように、領域418には、購入
曲数がその値段とともにボタン化されて表示される。こ
の購入曲数の選択を促す画面において、購入者が所望す
る購入曲数に対応するボタンを触れると、CPU200
は、この選択を認識して、次に、選曲方法の選択を促す
段階に移行させる(図8のステップSb110)。この
段階における表示部21の表示を図11(2)に示す。
図示のように、選曲方法は、本願にあっては、コード入
力して選曲する方法と文字列で検索して選曲するで方法
との2通りを想定しており、領域419に、これら方法
に対応するボタンがそれぞれ表示される。
【0036】この選曲方法の選択を促す画面において、
購入者が「コード入力形式で選曲」ボタンを触れると、
CPU200は、この選択を認識して、次に、曲名コー
ドの入力を促す段階に移行させる(図8のステップSb
111)。この段階における表示部21の表示を図11
(3)に示す。なお、購入者が「一覧表示形式で選曲」
ボタンを触れた場合については後述する。図11(3)
に示す画面において、領域419には、コードを入力す
るためのテンキーボタンが表示され、領域420には、
誤って入力したコードを取り消すための「取消」ボタン
が表示される。なお、コードは、副記憶部203に格納
される曲に対応して予め付与されるものであり、曲名と
コードとの対応関係は、予め端末20の近傍にそれを記
載したカタログを備えたり、一覧表を掲示することなど
により、購入者に知らされる。
【0037】さて、曲名コード入力画面において、購入
者が所望の曲名に対応するコードをテンキーボタンによ
り入力すると、入力されたコードが領域421において
実際に表示される。ここで、購入者が、コード入力後に
領域422の「選択曲確認」ボタンを触れると、CPU
200は、すでに登録された全曲名の確認段階(図8の
ステップSb114)に移行させる。が、これについて
後述する。また、購入者が、コード入力後に領域423
の「確認」ボタンを触れると、CPU200は、入力さ
れたコードに対応する曲名に関する情報を示す段階に移
行させる(図8のステップSb112)。この段階にお
ける表示部21の表示を図11(4)に示す。
【0038】この図に示すように、領域424には、入
力されたコードに対応する曲名等の情報が表示される。
ここで、購入者が領域425の「聴いてみる」ボタンを
触れると、CPU200は、当該曲名に対応する演奏デ
ータを副記憶部203から読み出して、図示せぬ音源回
路に転送する。これより、スピーカ25R、25Lから
は当該曲名に対応する楽音が流れて、購入者が選択した
曲名を試聴できるようになっている。また、購入者が、
領域426の「いいえ」ボタンを触れると、CPU20
0は、この操作を認識して、選択指示の段階を曲名コー
ドの入力を促す段階に戻す。一方、購入者が領域426
の「はい」ボタンを触れると、CPU200は、コード
入力された曲を登録する。この際、CPU200は、登
録された曲数が上記購入曲数を選択する段階で選択され
た曲数未満であるか否かを判別し、未満の場合には、領
域400に表示されるnを1だけインクリメントし、そ
の旨のメッセージを表示させて、選択指示の段階を曲名
コード入力段階(図8のステップSb111)に戻す。
これにより、登録された曲数が、ステップSb109に
おいて選択された購入曲数分となるまで、選択指示の段
階がステップSb111〜Sb113を巡回するように
なっている。一方、CPU200は、登録された曲数が
上記購入曲数を選択する段階で選択された曲数と一致す
るならば、次に、登録された曲名等を一覧させて確認さ
せる段階に移行する(図8のステップSb114)。こ
の段階における表示部21の表示を図12(1)に示
す。この図に示すように、この画面における領域428
には、前段階で登録されたすべての曲名等が表示され
る。また、領域428の右方には、一度に曲名等を表示
できない場合に当該一覧表示を上下にスクロールさせる
ためのボタンが、それぞれ領域429、430に表示さ
れる。ここで、購入者が領域431の「はい」ボタンを
触れると、CPU200はこれを認識して、登録された
すべての曲名を商品として記載する商品オーダーシート
をプリントアウトする段階(図5あるいは図8に示すス
テップSb2)に移行させる。
【0039】一方、購入者が領域432の「いいえ」ボ
タンを触れると、CPU200はこれを認識して、図1
2(2)に示す取り止め画面を表示させる。この画面に
は、領域433において、選択の取り止めに伴う警告メ
ッセージが表示されるとともに、領域434には「は
い」ボタンが、領域435には「いいえ」ボタンがそれ
ぞれ表示される。ここで、購入者が「はい」ボタンを触
れると、CPU200はこれを認識して、いままで登録
した曲名を破棄して、選択指示の段階を、上述した購入
曲数の選択段階まで戻す一方、購入者が「いいえ」ボタ
ンが触れると、元の選択登録された曲名等を一覧させて
確認させる段階に戻す。
【0040】さて、上述した選曲方法の選択の段階(流
れは図8のステップSb110、画面は図11(2))
において、購入者が「一覧表示形式で選曲」ボタンを触
れると、CPU200は、この選択を認識して、次にシ
リーズの選択を促す段階に移行させる(図8のステップ
Sb115)。この段階における表示部21の表示を図
13(1)に示す。この図に示すように、領域436に
は、シリーズに対応する各種ボタンが表示される。そし
て、このシリーズの選択を促す画面において、購入者が
所望するシリーズに対応するボタンを触れると、CPU
200は、触れた領域に対応するシリーズが選択された
と認識して、次に、所望とする曲名を検索するための文
字(キーワード)の入力を促す段階に移行させる(図8
のステップSb116)。この段階における表示部21
の表示を図13(2)に示す。この図に示すように、領
域437には、キーワードを入力するための各種キーボ
タンが表示される。このキーボタンにより文字が入力さ
れると、領域438にその文字が購入者に示される。な
お、領域439の「取消」ボタンを触れることによっ
て、入力された文字が破棄されるようになっている。ま
た、領域440〜442には、「アーティストで検索」
ボタン、「作曲者で検索」ボタンおよび「曲名で検索」
ボタンが、入力されたキーワードのカテゴリーを選択す
るためにそれぞれ表示される。
【0041】そして、購入者がキーボタンによりキーワ
ードを入力した後、領域443の「検索実行」ボタンを
触れると、CPU200は、副記憶部203に格納され
たデータのうち、選択されたシリーズ・カテゴリー内
で、入力されたキーワードを満足させる曲名等の演奏デ
ータを検索する。この際、CPU200は、検索の結
果、該当するデータが存在しない場合には、その旨のメ
ッセージの表示後、再び、キーワードの入力を促す段階
(図8のステップSb116)に戻す一方、該当するデ
ータが存在する場合には、その曲名等の一覧表示を行な
う段階(図8のステップSb117)に移行させ、購入
商品の選択を促す。この段階における表示部21の表示
を図13(3)に示す。この図に示すように、この画面
における領域444には、前段階で検索された曲名等が
ボタン化されて表示される。また、領域444の右方に
は、一度に曲名等を表示できない場合に当該一覧表示を
上下にスクロールさせるためのボタンが、それぞれ領域
445、446に表示される。
【0042】さて、この検索曲の一覧表示画面におい
て、購入者が所望の曲名等を触れると、CPU200
は、これを認識して、触れたボタンの表示色を変更する
処理を行なうとともに、選択された曲名の確認を促すメ
ッセージを表示させる(図8のステップSb118、1
19)。この段階における表示部21の表示を図13
(4)に示す。この図に示すように、領域400には、
選択された曲名の確認を促すメッセージが表示される。
この画面において、購入者が領域448の「聴いてみ
る」ボタンを触れると、CPU200は、当該曲名に対
応する演奏データを音源回路に転送する。これより、ス
ピーカ25R、25Lからは当該曲名に対応する楽音が
流れて、購入者が選択した曲名を試聴できるようになっ
ている。
【0043】そして、購入者が領域449の「確認」ボ
タンを触れると、CPU200は、この操作を認識し
て、選択された曲を登録する。この際、CPU200
は、登録された曲数が選択された曲数未満であるか否か
を判別し、未満の場合には、領域400に表示されるn
を1だけインクリメントしたメッセージを表示させて、
選択指示の段階をシリーズ選択段階(図8のステップS
b115)に戻す。これにより、登録された曲数が、ス
テップSb109において選択された購入曲数分となる
まで、選択指示の段階がステップSb115〜Sb11
9を巡回するようになっている。一方、CPU200
は、登録された曲数が選択された曲数と一致するなら
ば、次に、選択登録された曲名を一覧させて確認する段
階に移行させる(図8のステップSb114)。これ以
降の段階については上述した通りである。
【0044】ところで、メインメニュー画面からは、ア
ルバムの選択において、当該コードを直接入力して行な
うこともできるようになっている。この選択は、図9
(1)に示すメインメニュー画面における領域403の
「商品コード入力」ボタンを購入者が触れることにより
行なわれる。このボタンを購入者が触れると、CPU2
00は、この操作を認識して、選択指示の段階を、アル
バムコードの直接入力を行なう段階に移行させる(図8
のステップSb120、121)。この段階における表
示部21の表示を図14(1)に示す。図示のように、
この画面の領域450には、所望のアルバムに対応する
コードを入力するための各種キーボタンが表示される。
【0045】ここで、購入者が各種キーボタンを触れて
コードを入力すると、入力したコードが領域451に確
認的に表示される。そして、コード入力後「確認」ボタ
ン(正確には、この段階の前の画面にて表示されるた
め、この図では図示されない。)を触れると、当該コー
ドに対応するアルバムに関する情報が領域452に示さ
れる。この段階で、購入者が、画面の領域453の「い
いえ」ボタンを触れると、CPU200は、選択指示の
段階を上記メインメニュー画面の表示段階(ステップS
b101)まで戻す。一方、購入者が領域454の「は
い」を触れると、CPU200は、入力されたコードに
対応するアルバムの内容確認の段階に移行させる(図8
のステップSb122)。この内容確認の画面を図14
(2)に示す。この図に示すように、入力されたコード
に対応するアルバムのタイトルが領域455に表示さ
れ、そのアルバムの内容が領域456に一覧表示され
る。なお、領域456の右方には、一度にアルバム内容
を表示できない場合に当該表示を上下にスクロールさせ
るためのボタンが、それぞれ領域457、458に表示
される。
【0046】また、領域459には、領域425と同様
な「聴いてみる」ボタンが表示され、これを触れると、
CPU200は、当該曲名に対応するデータを音源回路
に転送し、これより、スピーカ25R、25Lからは当
該曲名に対応する楽音が流れて、購入者が選択した曲名
を試聴できるようになっている。さて、購入者が、領域
460の「いいえ」ボタンを触れると、CPU200
は、この操作を認識して、選択指示の段階をアルバムコ
ードの入力を促す段階(ステップSb120)に戻す。
一方、購入者が領域461の「はい」ボタンを触れる
と、CPU200は、この操作を検出して、コード入力
されたアルバムを商品として記載する商品オーダーシー
トをプリントアウトする段階(図5あるいは図8に示す
ステップSb2)に移行させる。これ以降については、
上述した通りである。
【0047】このように、図5ステップSb1における
選択指示の段階は、メインメニュー画面から階層的に画
面を選択することによって、所望の商品を選択できるよ
うになっており、ステップSb2において、購入者固有
のパスワードと、その商品内容とが記載された商品オー
ダーシートSが得られるようになっている。
【0048】2−2−2:ステップSb5〜Sb9(パ
スワード入力から商品完成まで) 次に、商品プリントアウト時に表示されるメッセージに
したがって、購入者がレジで清算し、FDを受け取った
以後に表示される画面について図16を参照して説明す
る。上述したように、運用状態がセットされた当初の画
面はメインメニュー画面(図9(1)参照)である。こ
の画面において、FDを受け取った購入者が領域402
の「!パスワード」ボタンを触れると、CPU200
は、表示部21の画面を図16(1)のパスワード入力
画面とする。図に示す画面では、購入者がすべき行動が
領域400に表示されるとともに、パスワードを入力す
るためのテンキーボタンが領域471に表示される。ま
た、テンキーボタンを用いて入力されたパスワードが領
域472に確認的に表示されるほか、入力したパスワー
ドを破棄するための「取消」ボタンも領域473に表示
される。
【0049】さて、購入者が商品オーダーシートSに記
載されたパスワードをテンキーボタンを用いて入力し、
領域474の「確認」ボタンを触れると(図5のステッ
プSb5)、CPU200は、表示部21の画面を図1
6(2)の画面にして、購入者がすべき行動を領域40
0に表示させるとともに、当該パスワードに対応する商
品内容を領域475に表示させる(図5のステップSb
6)。この表示を見た購入者が、清算時に渡されたFD
をFDスロット23に挿入して(図5のステップSb
7)、領域476の「実行」ボタンを触れる。すると、
CPU200は、(むろん、特殊形式のフォーマットの
確認後)パスワードに対応する商品、すなわちソフトウ
ェアたる演奏データの書込等を行なわせる一方で、表示
部21の画面を図16(3)の商品作成画面にする(図
5のステップSb8)。すなわち、CPU200は、現
時点の段階を示すメッセージと注意メッセージとをそれ
ぞれ領域400、477に表示させる。
【0050】そして、この段階における書込等が終了す
ると(図5のステップSb9)、CPU200は、表示
部21の画面を、図16(4)の商品完成画面にする。
これにより購入者には、商品完成したことが知らされ
る。なお、この商品完成画面は一定期間経過すると、メ
インメニュー画面となって、次の操作に備えるようにな
っている。このように購入者は、清算後においてはパス
ワードの入力や、FDの挿入、商品の確認等の最低限の
操作で所望のソフトウェアがコピーされたFDを得るこ
ととなる。なお、商品オーダーシートが出力されたが、
レジで清算しない客が存在する可能性があるので、特殊
パスワードと同様にパスワードに有効期限を設けて、そ
の期間経過後では当該パスワードを抹消するのが望まし
い。
【0051】2−3:閉店から電源オフまで 次に、本装置における閉店から電源オフまでの動作につ
いて図6を参照し説明する。まず、端末20が設置され
ている販売店等の営業が終了すると、ステップSc1に
おいて、店員等が、端末20のタッチパネル22により
所定の操作を行なうと、当該端末20は、運用状態を解
除する。そして、次のステップSc2において、当該端
末20は、副記憶部203において格納されている本日
分の実績から売上明細書を作成してプリンタ206に印
字させる。この後、当該端末20は、電源オフにする。
このように、販売店等の閉店後では、当該端末の運用状
態が解除され、売上明細書が作成されて、電源がオフに
されるのみであり、購入者たる客がどのソフトウェアを
コピーしたかなどの情報はサーバ10へは送出されな
い。かかる情報の送出を含む通信は、本実施形態では、
次に説明するように、深夜行なうこととしているためで
ある。
【0052】2−4:サーバと端末との通信 さて、閉店後に端末20の電源がオフにされると、サー
バ10は、その日にコピーしたソフトウェアの明細の情
報を、各端末20から回収する必要がある。また、ソフ
トウェア供給会社にとっては、新たなソフトウェア(本
実施形態では販売対象を演奏データ等に絞っているた
め、新譜データ等)を販売対象に追加すべく各端末に配
信してそれぞれ副記憶部203に格納させる必要もあ
る。すなわち、サーバ10および各端末20間では定期
的かつ双方向に通信を行なう必要がある。かかる通信
を、本実施形態では電話回線の状態が比較的良好な深夜
の時間帯に行なうようにしている。
【0053】以下、かかる通信の動作について図7を参
照して説明する。まず、図におけるステップSd1で
は、サーバ10が回収すべき端末を特定する。この特定
は、各端末20に付された固有の番号を指定することに
より行なわれ、ステップSd1では、第1番目の端末2
1を指定する。次に、サーバ10は、ステップSd2
において、特定した端末20の電源をオンする指令を当
該端末に向けて送出した後、ステップSd3において、
その日にコピーしたソフトウェアの明細を作成する指令
を送出する。これにより、指令を受信した端末20の電
源がオンにされ(ステップSd11)、当該端末20
は、その日にコピーしたソフトウェアとその数量とを示
す明細を、副記憶部203に格納されたデータから作成
して(ステップSd12)、サーバ10に向けて送出す
る(ステップSd13)。この結果、サーバ10は、ス
テップSd4において、当該端末20がその日にコピー
したソフトウェアの明細を当該端末を特定する情報とと
もに得ることとなる。
【0054】次に、サーバ10は、ステップSd5にお
いて、新譜や営業用の各種データ等の有無を判別する。
ここで、各種データは、ソフトウェア供給会社によりサ
ーバ10の主記憶部103にセットされるデータであっ
て、POPのビラや、カタログ、新譜情報等に関するデ
ータである。なお、送出済みのデータは、端末20の副
記憶部203に格納されるから、ここでは、新たなデー
タだけが差分的に送出することとしても良い。この判別
結果が「No」であるならば、処理手順は後述のステッ
プSd8にスキップする一方、判別結果が「Yes」な
らば、サーバ10は次のステップSd6において各種デ
ータを当該端末20に向けて送出する。当該端末20
は、送出された各種データを受信すると(ステップSd
14)、受信完了通知をサーバ10に返送した後(ステ
ップSd15)、受信した各種データを副記憶部203
に格納する(ステップSd16)。なお、格納された各
種データのうち、新譜データ以外のPOP等のデータに
ついては、翌日、上述したステップSa2において、店
員等により電源がオンとされた直後に出力されることと
なる。
【0055】さて、サーバ10は、端末20から受信完
了通知を受信した(ステップSd7)後、あるいは、ス
テップSd5の判別結果が「No」であるならば、ステ
ップSd8において、当該端末20に向けて電源をオフ
する指令を当該端末に向けて送出する。これを受けて、
当該端末20では、ステップSd17において実際に電
源がオフされる。一方、サーバ10は、端末20に電源
オフ指令を送出した後、ステップSd9において、上記
明細を回収していない端末が存在するか否かを判別す
る。具体的には、ステップSd9では、現時点において
特定している端末固有番号が、接続された端末数まで達
しているか否かが判別される。達していないのであれ
ば、他の端末に対しても同様に上記ステップSd2〜S
d8の処理を行なうべく、ステップSd9において、端
末固有番号を「1」だけインクリメントした後、処理手
順がステップSd2に戻る一方、達したのであれば、回
収動作が終了する。
【0056】このような回収動作によれば、サーバ10
は、ステップSd2〜Sd8の処理を、まず端末201
に対して実行し、次に端末202に行なって、以下、端
末20mまで繰り返し実行することとなる。この結果、
サーバ10は、接続されたすべての端末20からその日
にコピーしたソフトウェアの明細を端末毎に回収し主記
憶部103に格納するようになっている。
【0057】2−5:販売店への請求 さて、各端末20は、購入者に対しソフトウェアのコピ
ーを行なったが、その対価である現金の徴収は、端末が
設置されている販売店内のレジにより店員等を介して行
なわれている。すなわち、ソフトウェア供給会社は、こ
の時点では直接現金を受領してはいない。そこで、サー
バ10は、例えば毎日、月末毎とか、いわゆる5、10
日毎のように定期的に、その期間においてコピーしたソ
フトウェアの明細を端末毎に、専用回線Lを介してホス
ト30へ送信する。一方、この明細を受信したホスト3
0は、商品オーダーシートに基づいてその期間に清算さ
れた金額の累計を請求する旨の請求書(および納品書)
を販売店毎に作成する。この請求書等は、郵送により発
送しても良いし、サーバ10を介して各端末20に配信
して各プリンタ206により出力する構成としても良
い。そして、請求を受けた販売店等は、一般と同様に、
請求金額を銀行振り込み等によりソフトウェア供給会社
に収めることとなる。
【0058】このような実施形態によれば、端末20自
身では現金の清算機能を有しないで済むため、端末自体
の構成を簡略化できる。また、一般のパソコン等では再
現できないような特殊形式でフォーマットされたFDの
みを受け入れ可能とすることにより、レジの清算を経ず
にソフトがFDにコピーされるのを防止することができ
る。くわえて、動作モードにおいて、ソフトウェアを書
き込んだ後、書込に係るパスワードを消去する場合にあ
っては、パスワードによりソフトウェアの選択情報を呼
び出すことが可能となるが、同一ソフトウェアを大量に
複写して販売するような場合には、いちいち所望のソフ
トウェアを選択したパスワードの取得が必要となるた
め、煩雑となるが、このようなソフトウェアに対しては
特殊パスワードを発行すれば、端末への操作を簡易化す
ることが可能である。したがって、本実施形態によれ
ば、端末の端末の設置状態や販売形態に合わせ、適切
に、ソフトウェアを複写して販売することができる。
【0059】3:その他 上述した実施形態では、以下の変形や追加、変更等が可
能である。 実施形態では、ソフトウェアの種類を演奏データ等
のミュージックデータに限ったが、本願では、各種アプ
リケーションプログラムや、各種のデータ等のようにソ
フトウェア一般に広く適用可能である。ただし、あまり
広いと所望のものを選択するときに不便となるので、こ
れらの体系を整理するとともに、選択段階でのユーザイ
ンターフェイスを改良する必要はある。 実施形態では、サーバ10とホスト30との両者が
互いに別法人により管理されること、さらに、複数のソ
フトウェア供給会社が加わることを念頭においたため、
両者を敢えて区別したが、その必要がないのであれば、
両者を区別することなく一体とする構成でも良い。 実施形態では、特殊形式でフォーマットされたFD
を手渡すことにより、通常のFDとは区別するようにし
たが、本願はこれに限られず、FDの形状を、通常のF
Dのそれとは異ならせる特殊形状とするとともに、挿入
されたFDの形状をFDD205自身が検出して、特殊
形状のFDでなければ、当該FDに対する書込が許可さ
れないような構成にしても良い。 実施形態では、媒体(メディア)をFDに限定した
が、本願はこれに限られず、例えば、ICカードや、光
磁気ディスク、ROMカートリッジ等であっても良く、
また、FDと併設することとしても良い。この場合、ソ
フトウェアの選択段階で、所望のメディアを選択させる
項目を追加し、選択されたメディアも商品オーダーシー
トに記載して、清算後にそのメディアを渡すこととす
る。 実施形態では、各端末20からのソフトウェア明細
からは、請求書が作成されるのみであったが、特に、販
売対象となるソフトウェアを演奏データに絞った場合に
は、当該演奏データの印税処理を行なう必要もある。そ
こで、ソフトウェアの明細から請求書とともに、財団や
作曲者等に著作権料などの印税の支払書を作成すること
としても良い。 実施形態では、端末201〜20mはいずれも平等で
あったが、設置される場所、販売実績等に応じて端末2
1〜20mに優先順位をつけ、この優先順位にしたがっ
て新譜データの配信順序を変更したり、供給する演奏デ
ータのジャンルに偏りを持たせるようにしても良い。 また、購入者それぞれに、演奏データのタイプや、
機種等の情報を予め含ませたユーザIDカード等を発行
し、端末にはこのカードの情報を読み取る構成を付加し
て、ソフトウェアの選択において、演奏データのタイプ
や、機種等の選択を、かかるユーザIDカードの挿入で
済ますようにしても良い。 くわえて、実施形態における端末20では、運用状
態の解除により電源がオフされる一方、サーバ10から
の電源オン指令により端末20の電源がオンされる状態
を基本としたが、端末20における電源は、運用状態に
拘わらずオン状態のままとしても良い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、端
末により、所望のソフトウェアを端末において記録媒体
に書き込むことにより、当該ソフトウェアを販売する装
置において、端末以外において現金授受の余地が生まれ
る結果、端末自身に清算機能を持たせる必要がなくなる
ので、端末装置の構成を簡素化することが可能となる。
また、複数のソフトウェアの販売を前提とする構成であ
っても、端末の設置状態や、販売形態により、単一のソ
フトウェアのみを大量に販売する際に、端末に対する操
作性を簡易化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るソフトウェア販売装
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 (a)は、同実施形態におけるサーバの電気
的構成を示すブロック図であり、(b)は、同実施形態
における端末の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態における端末の外観構成を示す斜
視図である。
【図4】 同実施形態に係るソフトウェア販売装置の動
作のうち、電源オンから始業時間前までの動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】 同実施形態に係るソフトウェア販売装置の動
作のうち、営業時間内における動作を示すフローチャー
トである。
【図6】 同実施形態に係るソフトウェア販売装置の動
作のうち、終業時間後から電源オフまでの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】 同実施形態に係るソフトウェア販売装置の動
作のうち、端末とサーバとの通信動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】 同実施形態に係るソフトウェア販売装置の動
作のうち、ソフトウェアの選択指示の段階を示すフロー
チャートである。
【図9】 (1)〜(4)は、それぞれ同実施形態に係
るソフトウェア販売装置の動作において表示部21に表
示される画面の一例である。
【図10】 (1)〜(4)は、それぞれ同実施形態に
係るソフトウェア販売装置の動作において表示部21に
表示される画面の一例である。
【図11】 (1)〜(4)は、それぞれ同実施形態に
係るソフトウェア販売装置の動作において表示部21に
表示される画面の一例である。
【図12】 (1)および(2)は、それぞれ同実施形
態に係るソフトウェア販売装置の動作において表示部2
1に表示される画面の一例である。
【図13】 (1)〜(4)は、それぞれ同実施形態に
係るソフトウェア販売装置の動作において表示部21に
表示される画面の一例である。
【図14】 (1)および(2)は、それぞれ同実施形
態に係るソフトウェア販売装置の動作において表示部2
1に表示される画面の一例である。
【図15】 商品オーダーシートの一例を示す図であ
る。
【図16】 (1)〜(4)は、それぞれ同実施形態に
係るソフトウェア販売装置の清算後の動作において表示
部21に表示される画面の一例である。
【符号の説明】
10……サーバ、201〜20m……端末、22……タッ
チパネル(選択手段)、100……CPU(発行手
段)、103……主記憶部(第1の記憶手段)、200
……CPU(作成手段)、203……副記憶部(第2お
よび第3の記憶手段)、204……モデム(送信手
段)、205……FDD(書込手段)、206……プリ
ンタ(出力手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェアが記憶された第1の記憶手
    段を有するサーバと、 このサーバとデータの授受を行ない、前記サーバから配
    信されたソフトウェアを記憶するための第2の記憶手段
    を備える少なくとも1以上の端末とを具備するソフトウ
    ェアの販売装置であって、 前記端末の各々は、 ソフトウェアを購入する旨の事項を購入者に入力させる
    ための入力手段と、 入力された事項とともに付加情報を、他者が認識し得る
    形式で出力する出力手段と、 前記付加情報が購入者を特定し得るものとするか否かを
    設定する設定手段と、 前記付加情報が入力された場合であって、かつ、特定の
    記録媒体が挿入された場合に、前記第2の記憶手段から
    ソフトウェアを読み出して当該特定の記録媒体に書き込
    む書込手段とを備えることを特徴とするソフトウェアの
    販売装置。
  2. 【請求項2】 複数のソフトウェアが記憶された第1の
    記憶手段を有するサーバと、 このサーバとデータの授受を行ない、前記サーバから配
    信された複数のソフトウェアを記憶するための第2の記
    憶手段を備える少なくとも1以上の端末とを具備するソ
    フトウェアの販売装置であって、 前記端末の各々は、 購入者に対し、複数のソフトウェアのうち所望のものを
    少なくとも1つ以上選択させる選択手段と、 選択されたソフトウェアを示す選択情報とともに付加情
    報を、他者が認識し得る形式で出力する出力手段と、 前記付加情報が購入者を特定し得るものとするか否かを
    設定する設定手段と、 前記選択情報および前記付加情報を記憶する第3の記憶
    手段と、 前記付加情報が入力された場合であって、かつ、特定の
    記録媒体が挿入された場合に、入力された付加情報に対
    応する選択情報を前記第3の記憶手段から読み出すとと
    もに、当該選択情報で示されるソフトウェアを前記第2
    の記憶手段から読み出して当該特定の記録媒体に書き込
    む書込手段とを備えることを特徴とするソフトウェアの
    販売装置。
  3. 【請求項3】 ソフトウェアが記憶された第1の記憶手
    段を有するサーバと、 このサーバとデータの授受を行ない、前記サーバから配
    信されたソフトウェアを記憶するための第2の記憶手段
    を備える少なくとも1以上の端末とを具備するソフトウ
    ェアの販売装置であって、 前記端末の各々は、 ソフトウェアを購入する旨の事項を購入者に入力させる
    ための入力手段と、 入力された事項とともに、パスワードを他者が認識し得
    る形式で出力する出力手段と、 パスワードが購入者を特定し得るものとするか否かを設
    定する設定手段と、 前記パスワードが正しく入力された場合であって、か
    つ、特定の記録媒体が挿入された場合に、前記第2の記
    憶手段からソフトウェアを読み出して当該特定の記録媒
    体に書き込む書込手段とを備えることを特徴とするソフ
    トウェアの販売装置。
  4. 【請求項4】 付加情報あるいはパスワードが購入者を
    特定し得ないものと設定された場合に、前記設定手段
    は、さらに当該ソフトウェアの販売数も設定し、 前記書込手段が、当該ソフトウェアを設定された販売数
    だけ書き込みを行なうと、当該付加情報あるいは当該パ
    スワードを消去することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一記載のソフトウェアの販売装置。
  5. 【請求項5】 付加情報あるいはパスワードが購入者を
    特定し得ないものと設定された場合に、前記設定手段
    は、さらに当該付加情報あるいはパスワードの有効期限
    も設定し、 設定された有効期限が経過すると、当該付加情報あるい
    は当該パスワードを消去することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか一記載のソフトウェアの販売装置。
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