JPH10177392A - 楽譜情報配布システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 必要とする楽譜の検索と注文を同時に行うこ
とができる楽譜情報配布システム。 【解決手段】 楽譜データと識別情報を記憶する楽譜情
報記憶手段１と、楽譜データに対応する楽譜付随情報及
び楽曲特徴情報を検索項目として持ち、且つアドレス情
報を有する検索情報記憶手段２と、検索手段４により取
得された楽譜データの一部を提示する内容提示手段６
と、目的のものか否かの確認を与える内容確認手段７
と、各識別情報毎の課金計算を行う課金計算手段８と、
課金情報に対し受領側でクレジットカード番号及びその
カード名義人情報を含む課金引落の承認を与える承認手
段１０と、承認情報を供給側に提示し記録する承認提示
手段１１と、読み出された楽譜データをファイルとして
格納する楽譜データ格納手段１２とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、楽譜情報を効率的に検
索し、且つ配布するシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】楽譜を入手しようとする場合、店頭に出
向いて欲する楽譜をさがし、購入することが一般的であ
る。最近では、楽譜の内容を電子データ形式にしてＦＤ
やＣＤ−ＲＯＭに書き込み、本の代わりにこのような電
子媒体形式で取り引きされるケースも見受けられるよう
になった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、何れの場合
も、欲する楽譜がどの本やＦＤ、ＣＤ−ＲＯＭに納めら
れているかがはっきりしている場合以外は、店頭で楽譜
内容をいちいち確認してから購入するか、一旦何らかの
方法でそれを調べてから別の機会に注文を行わなければ
ならず、不便を強いることになる。特に時間的な余裕の
ない人や遠隔地に住む人には、目的の楽譜が入手しにく
くなると言う問題があった。また通常これまで楽譜集と
して楽譜が複数掲載された形式（ＣＤ−ＲＯＭやＦＤ格
納形式の場合も同じ）で提供され、その中の１乃至少数
曲のみ欲しいといった場合でも、高価な楽譜集としてし
かそれを入手することができないといった問題もあっ
た。更にこれらの楽譜集や上記電子媒体に納められた楽
譜は、内容が固定されたまま配布され、従って内容の更
新は事実上不可能であるため、新譜を求めている場合、
新たな入荷を待つしかなく、速やかな入手は不可能であ
った。

【０００４】本発明は従来技術の以上のような問題に鑑
み創案されたもので、必要とする楽譜の検索と注文を同
時に行え、或いはそのような検索と該当する楽譜の入手
を同時にでき、必要ならば同時に決済まで可能な楽譜情
報配布システムを提供せんとするものである。また楽譜
の更新も自由にでき、従って欲する新譜情報も即座に得
られるようにすると共に、必要とする譜面のみ配布し、
費用も高価にならないようにできる構成を本システムに
よって提供せんとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そのため本発明の楽譜情
報配布システムは、楽譜データ（通常の譜面をデータ化
した譜面データ及び／又はＭＩＤＩデータなどを含む）
と該データ毎の識別情報（後に行う課金計算時に課金テ
ーブルから該当する楽譜データの課金情報を抽出するた
めに必要な識別のための情報）を記憶する楽譜情報記憶
手段と、各楽譜データに対応する楽譜付随情報及びその
楽曲の特徴をなす楽曲特徴情報を検索項目として持ち、
且つ前記楽譜情報記憶手段における対応する楽譜データ
のアドレス情報を併せて有する検索情報記憶手段と、楽
譜付随情報及び／又は楽曲特徴情報を検索項目として入
力する検索項目入力手段と、前記検索項目入力手段で入
力された検索項目に応じて、前記検索情報記憶手段から
該当する検索項目を検索し、該当する検索項目がヒット
した場合に、対応するアドレス情報を取得する検索手段
と、前記検索手段からアドレス情報を取得して、それに
基づき前記楽譜情報記憶手段から楽譜データと識別情報
を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段で読み出
された楽譜データの少なくとも一部を提示する内容提示
手段と、前記内容提示手段で提示された楽譜データの内
容に対し、それが目的のものか否かの確認を与える内容
確認手段と、各識別情報毎の課金情報を課金テーブルと
して備え、前記内容確認手段により目的のものの確認が
なされた場合に、前記読み出し手段により読み出された
識別情報に基づき前記課金テーブルから課金情報を抽出
し、それに基づき課金計算を行う課金計算手段と、前記
課金計算手段により計算された課金情報を表示する課金
情報表示手段と、注文フォームをデフォルトで備え、該
フォームに注文内容及び送付先を書き込むことが可能な
注文書き込み手段と、前記注文書き込み手段により書き
込まれた注文情報及び送付先情報を記憶する注文情報記
憶手段と、該注文情報及び送付先情報を前記注文書き込
み手段乃至注文情報記憶手段から取り込み表示する注文
情報表示手段と前記読み出し手段により読み出された楽
譜データを楽譜として紙媒体にプリントアウトする、或
いは該楽譜データを電子記憶媒体に記憶させる媒体出力
手段とを有することを基本的特徴としている。

【０００６】上記構成では、検索項目入力手段を使用し
て、作曲者、作詩者などの楽譜付随情報(断片的である
か否かを問わない形式が望ましい)や楽曲が持つフレー
ズの断片などの楽曲特徴情報が検索項目として入力され
ると、検索手段により検索情報記憶手段から、目的とす
る楽曲の楽譜が検索される。この検索で該当する楽譜が
あった場合、それを欲している側に、内容提示手段によ
り少なくとも楽譜データの一部を提示し、内容確認手段
により、その楽譜が目的のものであるか否かを確認させ
る。それが目的のものであると確認された場合は、課金
計算手段によりその楽譜の課金計算（複数ある場合はそ
の合計）がなされ、該課金情報が課金情報表示手段を介
して表示される。その検索結果及び課金情報に基づいて
楽譜の入手を行う場合は、上記注文書き込み手段により
目的とする楽譜の注文と送付先とを書き込んで注文す
る。注文を受けた側は、課金情報相当額の注文者からの
入金を確認後、媒体出力手段によりプリントアウトされ
た楽譜或いは楽譜データが格納されたＦＤやＣＤ−ＲＯ
Ｍなどの電子記憶媒体をその送付先に送付すればよい。
なお、プリントアウトされた楽譜や電子記憶媒体の代わ
りとして、目的とする楽譜の入った楽譜集（データ形式
で電子記憶媒体に記憶された楽譜集の場合も含む）を配
布してもよい。また楽譜乃至楽譜集或いはデータ形式で
記憶された電子記憶媒体の配布については、宅配便のよ
うなサービスを使って行うことも可能である。更に目的
の楽譜乃至楽譜集をＦＡＸで送付してもよい。加えて媒
体出力手段によるプリントアウト処理乃至電子記憶媒体
に記憶させる処理を行う場合は、著作権処理（例えば日
本音楽著作権協会へのライセンス申し込み及び費用の送
付など）を自動的に行なってくれるシステムとの連携を
図ることも可能である。

【０００７】他方、請求項２及び４記載のシステムで
は、リアルタイムで楽譜の入手を行えるようにするもの
で、具体的には次のような構成からなる。即ち、楽譜デ
ータと該データ毎の識別情報を記憶する楽譜情報記憶手
段と、各楽譜データに対応する楽譜付随情報及びその楽
曲の特徴をなす楽曲特徴情報を検索項目として持ち、且
つ前記楽譜情報記憶手段における対応する楽譜データの
アドレス情報を併せて有する検索情報記憶手段と、楽譜
付随情報及び／又は楽曲特徴情報を検索項目として入力
する検索項目入力手段と、前記検索項目入力手段で入力
された検索項目に応じて、前記検索情報記憶手段から該
当する検索項目を検索し、該当する検索項目がヒットし
た場合に、対応するアドレス情報を取得する検索手段
と、前記検索手段からアドレス情報を取得して、それに
基づき前記楽譜情報記憶手段から楽譜データと識別情報
を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段で読み出
された楽譜データの少なくとも一部を提示する内容提示
手段と、前記内容提示手段で提示された楽譜データの内
容に対し、それが目的のものか否かの確認を与える内容
確認手段と、各識別情報毎の課金情報を課金テーブルと
して備え、前記内容確認手段により目的のものの確認が
なされた場合に、前記読み出し手段により読み出された
識別情報に基づき前記課金テーブルから課金情報を抽出
し、それに基づき課金計算を行う課金計算手段と、前記
課金計算手段により計算された課金情報を表示する課金
情報表示手段と、前記読み出し手段により読み出された
楽譜データをファイルとして格納する楽譜データ格納手
段とを有することを特徴としている。

【０００８】上記構成では、前記読み出し手段により読
み出された楽譜データを楽譜データ格納手段にファイル
として格納することで、楽譜を欲する者はリアルタイム
で目的とする楽譜を得ることができるようになる。この
場合、課金情報に基づく清算は、事後に行われることに
なるが、クレジットカード決済などで行えるようにする
とよい。そのため請求項４の構成では、承認手段によ
り、課金情報に対し、該楽譜データの受領側でクレジッ
トカード番号及びそのカード名義人情報を含む課金引落
の承認を与え、且つその承認情報を、承認提示手段によ
り楽譜データの供給側に提示し記録する構成とし、クレ
ジットカードの決済前或いは決済後に、前記承認手段で
与えられた承認情報に基づき、読み出し手段により読み
出された楽譜データを楽譜データ格納手段にファイルと
して格納する構成としている。尚、前述と同様、楽譜デ
ータのファイル格納処理を行う場合は、著作権処理を自
動的に行なってくれるシステムとの連携を図ると良い。

【０００９】また請求項３及び５の構成では、データ受
領側の選択により、オフラインで楽譜データの供給を受
ける場合と、オンラインで楽譜データの供給を受ける場
合の選択ができるようにした構成であり、具体的には、
楽譜データの提供をオフラインで受けるかオンラインで
受けるかの選択を行うことができる提供選択手段と、前
記提供選択手段によりオフラインでデータの提供を受け
る旨の選択がなされた場合に、前記読み出し手段により
読み出された楽譜データを楽譜として紙媒体にプリント
アウトする、或いは該楽譜データを電子記憶媒体に記憶
させる媒体出力手段と、前記提供選択手段によりオンラ
インでデータの提供を受ける旨の選択がなされた場合
に、前記読み出し手段により読み出された楽譜データを
ファイルとして格納する楽譜データ格納手段とを備え、
請求項３の構成では、課金情報表示手段で課金情報の提
示がなされた後、上記提供選択手段による選択に従った
媒体出力手段によるプリントアウト処理や電子記憶媒体
格納処理、或いは楽譜データ格納手段によるファイルの
格納処理がなされることになる。また請求項５の構成で
は、承認提示手段による承認情報の提示記録後、上記提
供選択手段による選択に従った媒体出力手段によるプリ
ントアウト処理や電子記憶媒体格納処理、或いは楽譜デ
ータ格納手段によるファイルの格納処理がなされること
になる。

【００１０】更に上記のようなクレジットカードの清算
では、場合により楽譜データの提供側が、課金情報に相
当する額が得られない場合も考えられる。そこで、請求
項６の構成では、楽譜データの提供と共に、リアルタイ
ムでその決済を行うことができるようにするものであ
る。即ち、各人に夫々備えられた電子的価値格納用の電
子ワレットと、楽譜データと該データ毎の識別情報を記
憶する楽譜情報記憶手段と、各楽譜データに対応する楽
譜付随情報及びその楽曲の特徴をなす楽曲特徴情報を検
索項目として持ち、且つ前記楽譜情報記憶手段における
対応する楽譜データのアドレス情報を併せて有する検索
情報記憶手段と、楽譜付随情報及び／又は楽曲特徴情報
を検索項目として入力する検索項目入力手段と、前記検
索項目入力手段で入力された検索項目に応じて、前記検
索情報記憶手段から該当する検索項目を検索し、該当す
る検索項目がヒットした場合に、対応するアドレス情報
を取得する検索手段と、前記検索手段からアドレス情報
を取得して、それに基づき前記楽譜情報記憶手段から楽
譜データと識別情報を読み出す読み出し手段と、前記読
み出し手段で読み出された楽譜データの少なくとも一部
を提示する内容提示手段と、前記内容提示手段で提示さ
れた楽譜データの内容に対し、それが目的のものか否か
の確認を与える内容確認手段と、各識別情報毎の課金情
報を課金テーブルとして備え、前記内容確認手段により
目的のものの確認がなされた場合に、前記読み出し手段
により読み出された識別情報に基づき前記課金テーブル
から課金情報を抽出し、それに基づき課金計算を行う課
金計算手段と、前記課金計算手段により計算された課金
情報を表示する課金情報表示手段と、前記課金情報表示
手段で表示された課金情報に対し、該楽譜データの受領
側で課金引落の承認を与える承認手段と、前記承認手段
により承認が与えられた場合に、前記課金情報に相当す
る電子的価値を前記受領側の電子ワレットから差し引く
と共に、データ供給側の電子ワレットへ同額の電子的価
値を加算する決済手段と、前記承認手段で与えられた承
認情報に基づき、前記読み出し手段により読み出された
楽譜データをファイルとして格納する楽譜データ格納手
段とを有することを特徴としている。

【００１１】上記構成では、データの受領側と供給側に
夫々電子通貨などの電子的価値をストアしておける電子
ワレットを備え、受領側から承認手段により承認が与え
られた場合に、決済手段により前記課金情報に相当する
電子的価値を前記受領側の電子ワレットから差し引くと
共に、データ供給側の電子ワレットへ同額の電子的価値
を加算することで、決済をリアルタイムで行えるように
したものである。その場合請求項７記載の構成では、前
記データ受領側の電子ワレットからデータ供給側の電子
ワレットへの電子的価値の移動により、決済が行なわれ
るようにしており、そのような構成によれば、本システ
ムのもとでより明快且つ簡便な取引が実行されることに
なる。

【００１２】上記構成では、前記課金計算手段による課
金計算時に、複数の課金情報に基づき課金計算を行うこ
ととすることもでき、そのようにすることによって、１
回の取引で、目的とする複数の楽譜を受領者は得ること
ができるようになる。

【００１３】また前記検索項目入力手段から検索手段へ
の検索項目データの送出、前記読み出し手段から内容提
示手段への楽譜データの転送、前記内容確認手段から課
金計算手段への確認情報の転送、前記課金計算手段から
課金情報表示手段への課金情報の転送、前記承認手段か
らデータ供給側の承認提示手段及び読み出し手段への承
認情報の転送、前記承認手段からデータ供給側の決済手
段への承認情報の転送、及びデータ供給側の電子ワレッ
トと受領側の電子ワレット間の電子的価値の移動、前記
読み出し手段から楽譜データ格納手段への楽譜データの
転送を、インターネットやパソコン通信、ＶＡＮやＷＡ
Ｎなどの有線送受信、或いは通常の無線送受信や衛星を
使った無線送受信で行うことも可能であることは言うま
でもない。なお、請求項２乃至１３の構成における内容
確認手段により与えられた確認情報、及び／又は請求項
４乃至１３の構成における承認手段により与えられた承
認情報につき、これらの情報を少なくともデータ供給側
で記憶する確認情報記憶手段や承認情報記憶手段を設け
ておくと、不慮の事故に遭遇した場合に、これらの情報
の履歴から、その事故原因の究明が可能になることがあ
り、このシステムのセキュリティを高める上で、有効で
ある。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下本発明の具体的実施形態の構
成を図面を使って説明する。図１は、インターネット上
に構築された本願請求項４に係る楽譜情報配布システム
の一実施形態構成を示す説明図である。図中１は楽譜情
報記憶手段、２は検索情報記憶手段、３は検索項目入力
手段、４は検索手段、５は読み出し手段、６は内容提示
手段、７は内容確認手段、８は課金計算手段、９は課金
情報表示手段、１０は承認手段、１１は承認提示手段、
１２は楽譜データ格納手段を各示す。そして楽譜情報記
憶手段１、検索情報記憶手段２、検索手段４、読み出し
手段５、課金計算手段８、課金情報表示手段９、及び承
認提示手段１１は、データ供給（サーバー）側の構成で
あり、サーバーとなるメインフレームやワークステーシ
ョン及びそれらのオペレーティングシステムとデータベ
ースアプリケーションソフトウェアなどからなる。但し
これらの構成は、夫々別のメインフレームやワークステ
ーション及びそれらのオペレーティングシステムとデー
タベースアプリケーションソフトウェアなどで構成され
る分散型の処理システムとすることも可能である（例え
ば楽譜情報記憶手段１や検索情報記憶手段２、検索手段
４を別々の構成としても良い）。また検索項目入力手段
３、内容提示手段６、内容確認手段７、課金情報表示手
段９、承認手段１０、及び楽譜データ格納手段１２は、
データ受領（ユーザ、或いはクライアント）側の構成で
あり、クライアントとなるパソコンやワークステーショ
ン及びそれらのオペレーティングシステムとブラウザな
どのアプリケーションソフトウェアからなる。

【００１５】前記楽譜情報記憶手段１は、データ供給側
に備えられたハードディスクなどの外部記憶装置上に設
定された特定の記憶領域からなり、楽譜内容を電子デー
タ形式にした譜面データ及びＭＩＤＩデータなどを含む
楽譜データと該データ毎に付与された識別情報（後に行
う課金計算時に課金テーブルから該当する楽譜データの
課金情報を抽出するために必要な識別のための情報）を
記憶している。

【００１６】前記検索情報記憶手段２は、同じくデータ
供給側に備えられたハードディスクなどの外部記憶装置
上に設定された特定の記憶領域からなり、各楽譜データ
に対応する作曲者、作詩者などの楽譜付随情報及びその
楽曲が持つフレーズの断片などの楽曲特徴情報を検索項
目として有しており、且つ前記楽譜情報記憶手段１にお
ける対応する楽譜データのアドレス情報を併せて有して
いる。

【００１７】前記検索項目入力手段３は、データ受領側
において楽譜付随情報及び楽曲特徴情報を検索項目とし
て表示するＣＲＴ、キーボードやマウスなどの入力装置
を上記のデータ受領側の基本構成に更に付加して構成さ
れており、楽譜付随情報及び／又は楽曲特徴情報を検索
項目として入力することができるようになっている。

【００１８】前記検索手段４は、データ供給側に備えら
れた上記基本構成（特にデータベースアプリケーション
ソフトウェア）で構成され、検索項目入力手段３で入力
された検索項目に応じて、前記検索情報記憶手段２から
該当する検索項目を検索し、該当する検索項目がヒット
した場合に、対応するアドレス情報を検索情報記憶手段
２から取得する。

【００１９】前記読み出し手段５は、データ供給側に備
えられた上記基本構成（特にＣＰＵとデータベースアプ
リケーションソフトウェア）及びレジスタ乃至ＲＡＭの
内部記憶装置などから構成され、検索手段４からアドレ
ス情報を取得して、それに基づき前記楽譜情報記憶手段
２から楽譜データとその識別情報を読み出す。

【００２０】前記内容提示手段６は、データ受領側に備
えられたＣＲＴやプリンタなどの出力装置及びＣＰＵや
オペレーティングシステムからなり、上記読み出し手段
５により読み出された楽譜データの一部を提示する（Ｍ
ＩＤＩデータ等の提示も含む）。

【００２１】前記内容確認手段７は、データ受領側にお
いて確認(ＯＫ)アイコンやボタン等として表示するＣＲ
Ｔと、キーボードやマウスなどの入力装置と、ＣＰＵ及
びオペレーティングシステム、更にブラウザとその他必
要なアプリケーションソフトウェアなどから構成され、
前記内容提示手段６で提示された楽譜データの内容に対
し、それが目的のものか否かの確認を与える構成であ
る。

【００２２】前記課金計算手段８は、データ供給側にお
いて、課金テーブル８ａを構成する外部記憶装置と課金
計算を行うＣＰＵ及び必要なオペレーティングシステム
やアプリケーションソフトウェアなどから構成され、該
課金テーブル８ａに各識別情報毎の課金情報が備えら
れ、前記内容確認手段７により目的のものの確認がなさ
れた場合に、前記読み出し手段５により読み出された識
別情報に基づいて、前記ＣＰＵが前記課金テーブル８ａ
から課金情報を抽出し、それに基づき課金計算を行う。
この課金計算は、データ受領側が一度に複数の楽譜デー
タを収得することを可能にするため、複数の課金情報に
基づき課金計算を行うことができる構成としている。

【００２３】前記課金情報表示手段９は、データ供給側
とデータ受領側に備えられたＣＲＴやプリンタなどの出
力装置及びＣＰＵやオペレーティングシステムからな
り、課金計算手段８により計算された課金情報を表示す
る。

【００２４】前記承認手段１０は、データ受領側におい
て承認(ＯＫ)アイコンやボタン等として表示するＣＲＴ
と、キーボードやマウスなどの入力装置と、ＣＰＵ及び
オペレーティングシステム、更にブラウザとその他必要
なアプリケーションソフトウェアなどから構成され、課
金情報表示手段７で表示された課金情報に対し、該楽譜
データの受領側で入力したクレジットカード番号及びそ
のカード名義人情報を含む課金引落の承認を与える(例
えばＯＫアイコンやボタン等をクリックすることによ
り)。

【００２５】前記承認提示手段１１は、データ供給側に
備えられた上記基本構成の他、ＣＲＴ及びハードディス
クなどの外部記憶装置から構成され、承認手段１０で与
えられた承認情報を、楽譜データの供給側に上記ＣＲＴ
で提示し、且つその履歴を残す（後にクレジットカード
による取引き情報の問い合わせや確認を行うためにその
履歴が必要になる）ため、該承認情報を外部記憶装置に
記録する。

【００２６】前記楽譜データ格納手段１２は、データ受
領側に備えられたハードディスクなどの外部記憶装置上
に設定された特定の記憶領域からなり、前記承認手段１
０で与えられた承認情報に基づき、読み出し手段５によ
り読み出された楽譜データをファイルとして格納する。

【００２７】上記構成では、図２に示すように、ユーザ
が、データ受領側の構成である検索項目入力手段３を使
用して、作曲者、作詩者などの楽譜付随情報や楽曲が持
つフレーズの断片などの楽曲特徴情報を、検索項目とし
て入力する(Ｓ１)。すると、検索手段４が、検索情報記
憶手段２から、目的とする楽曲の検索項目を検索する
(Ｓ２)。その検索の結果検索項目がない場合はその旨を
表示してスタート側に戻るが、検索項目がヒットすれ
ば、対象となる楽譜データのアドレス情報が取得され
(Ｓ３)、該アドレス情報に基づいて、読み出し手段５に
より楽譜情報記憶手段１から該楽譜データと識別情報の
読み出しがなされる(Ｓ４)。この時これらの楽譜データ
などがない場合はその旨を表示して処理を終了するかス
タート側に戻るが、楽譜データ等が読み出された場合
は、該楽譜データの一部は、内容提示手段６によりデー
タ受領側となるユーザに提示され(Ｓ５)、該ユーザは、
前記内容確認示手段７を使用して、提示された楽譜デー
タの内容に対し、それが目的のものか否かの確認を与え
る。その確認情報がない場合はその旨を表示して処理を
終了するかスタート側に戻るが、確認情報があった場
合、前記読み出し手段５から識別情報が課金計算手段８
に送られ(Ｓ６)、該識別情報に相当する課金情報を課金
テーブル８ａから読み出して課金計算する(Ｓ７)。該計
算に基づく課金情報はデータ供給側及びデータ受領（ユ
ーザ）側の課金情報表示手段９に送られて表示される
(Ｓ８)。この表示された課金情報に対し、データ受領側
がそれを拒否した（承認しなかった）場合は、その旨を
表示して処理を終了するかスタート側に戻るが、データ
受領側で特にその課金情報に問題がなければ、前記承認
手段１０を使って、該データ受領側のクレジットカード
番号とカード名義人情報を入力して、承認を与え、且つ
その承認情報を送って（この時特殊な暗号情報を主体と
したセキュリティ技術を使用して送った方がより良
い）、承認提示手段１１により楽譜データの供給側に提
示し記録させる(Ｓ９)。この場合、課金情報に基づく清
算は、事後クレジットカード決済などで行われる(Ｓ１
０)。そして、この承認情報(ＯＫ)に基づき、該楽譜デ
ータは楽譜データ格納手段１２にファイルとして格納さ
れる(Ｓ１１)。このようにして楽譜を欲するユーザは、
リアルタイムで目的とする楽譜を得ることができるよう
になる。

【００２８】図３は、同じくインターネット上に構築さ
れた本願請求項６に係る楽譜情報配布システムの一実施
形態構成を示す説明図である。図中前記図１の構成と同
じ構成は、説明が重複するため、同じ番号で示してい
る。また本構成では、前記実施形態構成と異なり、課金
についての清算を該電子的価値によって行うため、デー
タ供給側とデータ受領側に夫々、電子的価値（所謂電子
通貨或いはDigital Cash）を格納できる電子ワレット１
３ａ及び１３ｂの構成（ＲＡＭなどの内部記憶装置とＨ
Ｄなどの外部記憶装置から構成されている）が備えられ
ると共に、データ供給側とデータ受領側に決済手段１４
ａ及び１４ｂの構成が装備されている。これらの構成
は、サーバー（データ供給側の構成）となるメインフレ
ームやワークステーション及びそれらのオペレーティン
グシステムと、クライアント（データ受領側の構成）と
なるパソコンやワークステーション及びそれらのオペレ
ーティングシステム、更にこれらサーバー側及びクライ
アント側で使用される電子通貨システム用アプリケーシ
ョンソフトウェアなどからなる。更に承認手段１０によ
る承認は課金引き落としの承認だけで、クレジット番号
等の情報は含まれない。

【００２９】本構成での特徴は、まさに課金に対する清
算を行う段階での処理にあり、図４に示すように、前記
承認手段１０による承認情報がない場合はその旨を表示
して処理を終了するかスタート側に戻るが、該承認が与
えられた場合に、決済手段１４ｂは、前記課金情報に相
当する電子的価値を前記受領側の電子ワレット１３ｂか
ら差し引く（Ｓ１２）と共に、決済手段１４ａはデータ
供給側の電子ワレット１３ａへ同額の電子的価値を加算
する処理を行う（Ｓ１３）。この時、インターネット上
で該電子的価値の移動を伴うようにすると、実際の貨幣
のやり取りと同じ作業が電子的に行われ、リアルタイム
で決済が行われることになる。もちろんその場合インタ
ーネット上での電子的価値の移動には、特殊な暗号情報
を主体としたセキュリティ技術が用いられなければなら
ない。この決済が終了した後直ちに、楽譜データ格納手
段１２は、読み出し手段５により読み出された楽譜デー
タをファイルとして格納することになる（Ｓ１４）。

【００３０】

【発明の効果】本発明の構成によれば、必要とする楽譜
の検索と注文を同時に行え、或いはそのような検索と該
当する楽譜の入手を同時にでき、必要ならば同時に決済
まで可能であるため、店頭で楽譜内容をいちいち確認し
てから購入したり、一旦何らかの方法でそれを調べてか
ら別の機会に注文を行わなければならないといった不便
さが解消されることになる。特に時間的な余裕のない人
や遠隔地に住む人にも、目的の楽譜が入手し易くなると
いった利点がある。またこれまでのような本或いは電子
媒体の形式で楽譜集として楽譜が複数掲載されて提供さ
れる場合とは異なり、必要とする楽譜のみを配布しても
らうことができ、費用も少額で済むことになる。更にこ
れらの楽譜集や上記電子媒体に納められた楽譜とは異な
り、楽譜情報記憶手段及び検索情報記憶手段の内容を更
新すれば、いつでもどこでも欲する新譜情報が即座に得
られるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】インターネット上に構築された本願請求項４に
係る楽譜情報配布システムの一実施形態構成を示す説明
図である。

【図２】上記構成の作業フローを示す説明図である。

【図３】同じくインターネット上に構築された本願請求
項６に係る楽譜情報配布システムの一実施形態構成を示
す説明図である。

【図４】上記構成の作業フローを示す説明図である。

【符号の説明】

１ 楽譜情報記憶手段 ２ 検索情報記憶手段 ３ 検索項目入力手段 ４ 検索手段 ５ 読み出し手段 ６ 内容提示手段 ７ 内容確認手段 ８ 課金計算手段 ８ａ 課金テーブル ９ 課金情報表示手段 １０ 承認手段 １１ 承認提示手段 １２ 楽譜データ格納手段 １３ａ、１３ｂ 電子ワレット １４ａ、１４ｂ 決済手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｇ１０Ｇ 3/04 Ｇ０６Ｆ 15/21 ３３０ // Ｇ１０Ｈ 1/00 １０２ 15/40 ３１０Ｆ (72)発明者 澄田 錬 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 中野 誠至 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 日野 鉄夫 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 大場 厚始 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 山内 毅久郎 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 坪井 秀樹 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 楽譜データと該データ毎の識別情報を記
   憶する楽譜情報記憶手段と、 各楽譜データに対応する楽譜付随情報及びその楽曲の特
   徴をなす楽曲特徴情報を検索項目として持ち、且つ前記
   楽譜情報記憶手段における対応する楽譜データのアドレ
   ス情報を併せて有する検索情報記憶手段と、 楽譜付随情報及び／又は楽曲特徴情報を検索項目として
   入力する検索項目入力手段と、 前記検索項目入力手段で入力された検索項目に応じて、
   前記検索情報記憶手段から該当する検索項目を検索し、
   該当する検索項目がヒットした場合に、対応するアドレ
   ス情報を取得する検索手段と、 前記検索手段からアドレス情報を取得して、それに基づ
   き前記楽譜情報記憶手段から楽譜データと識別情報を読
   み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段で読み出された楽譜データの少なくと
   も一部を提示する内容提示手段と、 前記内容提示手段で提示された楽譜データの内容に対
   し、それが目的のものか否かの確認を与える内容確認手
   段と、 各識別情報毎の課金情報を課金テーブルとして備え、前
   記内容確認手段により目的のものの確認がなされた場合
   に、前記読み出し手段により読み出された識別情報に基
   づき前記課金テーブルから課金情報を抽出し、それに基
   づき課金計算を行う課金計算手段と、 前記課金計算手段により計算された課金情報を表示する
   課金情報表示手段と、 楽譜の受領者側で注文フォームをデフォルトで備え、該
   フォームに注文内容及び送付先を書き込むことが可能な
   注文書き込み手段と、 前記注文書き込み手段により書き込まれた注文情報及び
   送付先情報を記憶する注文情報記憶手段と、 前記注文書き込み手段乃至注文情報記憶手段から該注文
   情報及び送付先情報を取り込み表示する注文情報表示手
   段と、 前記読み出し手段により読み出された楽譜データを楽譜
   として紙媒体にプリントアウトする、或いは該楽譜デー
   タを電子記憶媒体に記憶させる媒体出力手段とを有する
   ことを特徴とする楽譜情報配布システム。
2. 【請求項２】 楽譜データと該データ毎の識別情報を記
   憶する楽譜情報記憶手段と、 各楽譜データに対応する楽譜付随情報及びその楽曲の特
   徴をなす楽曲特徴情報を検索項目として持ち、且つ前記
   楽譜情報記憶手段における対応する楽譜データのアドレ
   ス情報を併せて有する検索情報記憶手段と、 楽譜付随情報及び／又は楽曲特徴情報を検索項目として
   入力する検索項目入力手段と、 前記検索項目入力手段で入力された検索項目に応じて、
   前記検索情報記憶手段から該当する検索項目を検索し、
   該当する検索項目がヒットした場合に、対応するアドレ
   ス情報を取得する検索手段と、 前記検索手段からアドレス情報を取得して、それに基づ
   き前記楽譜情報記憶手段から楽譜データと識別情報を読
   み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段で読み出された楽譜データの少なくと
   も一部を提示する内容提示手段と、 前記内容提示手段で提示された楽譜データの内容に対
   し、それが目的のものか否かの確認を与える内容確認手
   段と、 各識別情報毎の課金情報を課金テーブルとして備え、前
   記内容確認手段により目的のものの確認がなされた場合
   に、前記読み出し手段により読み出された識別情報に基
   づき前記課金テーブルから課金情報を抽出し、それに基
   づき課金計算を行う課金計算手段と、 前記課金計算手段により計算された課金情報を表示する
   課金情報表示手段と、 前記読み出し手段により読み出された楽譜データをファ
   イルとして格納する楽譜データ格納手段とを有すること
   を特徴とする楽譜情報配布システム。
3. 【請求項３】 楽譜データと該データ毎の識別情報を記
   憶する楽譜情報記憶手段と、 各楽譜データに対応する楽譜付随情報及びその楽曲の特
   徴をなす楽曲特徴情報を検索項目として持ち、且つ前記
   楽譜情報記憶手段における対応する楽譜データのアドレ
   ス情報を併せて有する検索情報記憶手段と、 楽譜付随情報及び／又は楽曲特徴情報を検索項目として
   入力する検索項目入力手段と、 前記検索項目入力手段で入力された検索項目に応じて、
   前記検索情報記憶手段から該当する検索項目を検索し、
   該当する検索項目がヒットした場合に、対応するアドレ
   ス情報を取得する検索手段と、 前記検索手段からアドレス情報を取得して、それに基づ
   き前記楽譜情報記憶手段から楽譜データと識別情報を読
   み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段で読み出された楽譜データの少なくと
   も一部を提示する内容提示手段と、 前記内容提示手段で提示された楽譜データの内容に対
   し、それが目的のものか否かの確認を与える内容確認手
   段と、 楽譜データの提供をオフラインで受けるかオンラインで
   受けるかの選択を行うことができる提供選択手段と、 各識別情報毎の課金情報を課金テーブルとして備え、前
   記内容確認手段により目的のものの確認がなされた場合
   に、前記読み出し手段により読み出された識別情報に基
   づき前記課金テーブルから課金情報を抽出し、それに基
   づき課金計算を行う課金計算手段と、 前記課金計算手段により計算された課金情報を表示する
   課金情報表示手段と、 前記提供選択手段によりオフラインでデータの提供を受
   ける旨の選択がなされた場合に、前記読み出し手段によ
   り読み出された楽譜データを楽譜として紙媒体にプリン
   トアウトする、或いは該楽譜データを電子記憶媒体に記
   憶させる媒体出力手段と、 前記提供選択手段によりオンラインでデータの提供を受
   ける旨の選択がなされた場合に、前記読み出し手段によ
   り読み出された楽譜データをファイルとして格納する楽
   譜データ格納手段とを有することを特徴とする楽譜情報
   配布システム。
4. 【請求項４】 楽譜データと該データ毎の識別情報を記
   憶する楽譜情報記憶手段と、 各楽譜データに対応する楽譜付随情報及びその楽曲の特
   徴をなす楽曲特徴情報を検索項目として持ち、且つ前記
   楽譜情報記憶手段における対応する楽譜データのアドレ
   ス情報を併せて有する検索情報記憶手段と、 楽譜付随情報及び／又は楽曲特徴情報を検索項目として
   入力する検索項目入力手段と、 前記検索項目入力手段で入力された検索項目に応じて、
   前記検索情報記憶手段から該当する検索項目を検索し、
   該当する検索項目がヒットした場合に、対応するアドレ
   ス情報を取得する検索手段と、 前記検索手段からアドレス情報を取得して、それに基づ
   き前記楽譜情報記憶手段から楽譜データと識別情報を読
   み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段で読み出された楽譜データの少なくと
   も一部を提示する内容提示手段と、 前記内容提示手段で提示された楽譜データの内容に対
   し、それが目的のものか否かの確認を与える内容確認手
   段と、 各識別情報毎の課金情報を課金テーブルとして備え、前
   記内容確認手段により目的のものの確認がなされた場合
   に、前記読み出し手段により読み出された識別情報に基
   づき前記課金テーブルから課金情報を抽出し、それに基
   づき課金計算を行う課金計算手段と、 前記課金計算手段により計算された課金情報を表示する
   課金情報表示手段と、 前記課金情報表示手段で表示された課金情報に対し、該
   楽譜データの受領側でクレジットカード番号及びそのカ
   ード名義人情報を含む課金引落の承認を与える承認手段
   と、 前記承認手段で与えられた承認情報を、楽譜データの供
   給側に提示し記録する承認提示手段と、 前記承認手段で与えられた承認情報に基づき、前記読み
   出し手段により読み出された楽譜データをファイルとし
   て格納する楽譜データ格納手段とを有することを特徴と
   する楽譜情報配布システム。
5. 【請求項５】 楽譜データと該データ毎の識別情報を記
   憶する楽譜情報記憶手段と、 各楽譜データに対応する楽譜付随情報及びその楽曲の特
   徴をなす楽曲特徴情報を検索項目として持ち、且つ前記
   楽譜情報記憶手段における対応する楽譜データのアドレ
   ス情報を併せて有する検索情報記憶手段と、 楽譜付随情報及び／又は楽曲特徴情報を検索項目として
   入力する検索項目入力手段と、 前記検索項目入力手段で入力された検索項目に応じて、
   前記検索情報記憶手段から該当する検索項目を検索し、
   該当する検索項目がヒットした場合に、対応するアドレ
   ス情報を取得する検索手段と、 前記検索手段からアドレス情報を取得して、それに基づ
   き前記楽譜情報記憶手段から楽譜データと識別情報を読
   み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段で読み出された楽譜データの少なくと
   も一部を提示する内容提示手段と、 前記内容提示手段で提示された楽譜データの内容に対
   し、それが目的のものか否かの確認を与える内容確認手
   段と、 楽譜データの提供をオフラインで受けるかオンラインで
   受けるかの選択を行うことができる提供選択手段と、 各識別情報毎の課金情報を課金テーブルとして備え、前
   記内容確認手段により目的のものの確認がなされた場合
   に、前記読み出し手段により読み出された識別情報に基
   づき前記課金テーブルから課金情報を抽出し、それに基
   づき課金計算を行う課金計算手段と、 前記課金計算手段により計算された課金情報を表示する
   課金情報表示手段と、 前記課金情報表示手段で表示された課金情報に対し、該
   楽譜データの受領側でクレジットカード番号及びそのカ
   ード名義人情報を含む課金引落の承認を与える承認手段
   と、 前記承認手段で与えられた承認情報を、楽譜データの供
   給側に提示し記録する承認提示手段と、 前記提供選択手段によりオフラインでデータの提供を受
   ける旨の選択がなされた場合に、前記承認手段で与えら
   れた承認情報に基づき、前記読み出し手段により読み出
   された楽譜データを楽譜として紙媒体にプリントアウト
   する、或いは該楽譜データを電子記憶媒体に記憶させる
   媒体出力手段と、 前記提供選択手段によりオンラインでデータの提供を受
   ける旨の選択がなされた場合に、前記承認手段で与えら
   れた承認情報に基づき、前記読み出し手段により読み出
   された楽譜データをファイルとして格納する楽譜データ
   格納手段とを有することを特徴とする楽譜情報配布シス
   テム。
6. 【請求項６】 各人に夫々備えられた電子的価値格納用
   の電子ワレットと、 楽譜データと該データ毎の識別情報を記憶する楽譜情報
   記憶手段と、 各楽譜データに対応する楽譜付随情報及びその楽曲の特
   徴をなす楽曲特徴情報を検索項目として持ち、且つ前記
   楽譜情報記憶手段における対応する楽譜データのアドレ
   ス情報を併せて有する検索情報記憶手段と、 楽譜付随情報及び／又は楽曲特徴情報を検索項目として
   入力する検索項目入力手段と、 前記検索項目入力手段で入力された検索項目に応じて、
   前記検索情報記憶手段から該当する検索項目を検索し、
   該当する検索項目がヒットした場合に、対応するアドレ
   ス情報を取得する検索手段と、 前記検索手段からアドレス情報を取得して、それに基づ
   き前記楽譜情報記憶手段から楽譜データと識別情報を読
   み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段で読み出された楽譜データの少なくと
   も一部を提示する内容提示手段と、 前記内容提示手段で提示された楽譜データの内容に対
   し、それが目的のものか否かの確認を与える内容確認手
   段と、 各識別情報毎の課金情報を課金テーブルとして備え、前
   記内容確認手段により目的のものの確認がなされた場合
   に、前記読み出し手段により読み出された識別情報に基
   づき前記課金テーブルから課金情報を抽出し、それに基
   づき課金計算を行う課金計算手段と、 前記課金計算手段により計算された課金情報を表示する
   課金情報表示手段と、 前記課金情報表示手段で表示された課金情報に対し、該
   楽譜データの受領側で課金引落の承認を与える承認手段
   と、 前記承認手段により承認が与えられた場合に、前記課金
   情報に相当する電子的価値を前記受領側の電子ワレット
   から差し引くと共に、データ供給側の電子ワレットへ同
   額の電子的価値を加算する決済手段と、 前記承認手段で与えられた承認情報に基づき、前記読み
   出し手段により読み出された楽譜データをファイルとし
   て格納する楽譜データ格納手段とを有することを特徴と
   する楽譜情報配布システム。
7. 【請求項７】 請求項６記載の楽譜情報配布システムに
   おいて、前記データ受領側の電子ワレットからデータ供
   給側の電子ワレットへの電子的価値の移動により、前記
   決済手段による決済を行うことを特徴とする請求項６記
   載の楽譜情報配布システム。
8. 【請求項８】 請求項１乃至７記載の楽譜情報配布シス
   テムにおいて、前記課金計算手段による課金計算時に、
   複数の課金情報に基づき課金計算を行うことを特徴とす
   る請求項１乃至７記載の楽譜情報配布システム。
9. 【請求項９】 請求項１乃至８記載の楽譜情報配布シス
   テムにおいて、前記検索項目入力手段から検索手段への
   検索項目データの送出、前記読み出し手段から内容提示
   手段への楽譜データの転送、前記内容確認手段から課金
   計算手段への確認情報の転送、前記課金計算手段から課
   金情報表示手段への課金情報の転送を、有線送受信乃至
   無線送受信で行うことを特徴とする請求項１乃至８記載
   の楽譜情報配布システム。
10. 【請求項１０】 請求項２乃至９記載の楽譜情報配布シ
    ステムにおいて、前記読み出し手段から楽譜データ格納
    手段への楽譜データの転送を、有線送受信乃至無線送受
    信で行うことを特徴とする請求項２乃至９記載の楽譜情
    報配布システム。
11. 【請求項１１】 請求項４乃至５及び８乃至１０記載の
    楽譜情報配布システムにおいて、前記承認手段からデー
    タ供給側の承認提示手段及び読み出し手段への承認情報
    の転送を、有線送受信乃至無線送受信で行うことを特徴
    とする請求項４乃至５及び８乃至１０記載の楽譜情報配
    布システム。
12. 【請求項１２】 請求項６乃至１０記載の楽譜情報配布
    システムにおいて、前記承認手段からデータ供給側の決
    済手段への承認情報の転送を、有線送受信乃至無線送受
    信で行うことを特徴とする請求項６乃至１０記載の楽譜
    情報配布システム。
13. 【請求項１３】 請求項６乃至１０及び１２記載の楽譜
    情報配布システムにおいて、データ供給側の電子ワレッ
    トと受領側の電子ワレット間の電子的価値の移動を、有
    線送受信乃至無線送受信で行うことを特徴とする請求項
    ６乃至１０及び１２記載の楽譜情報配布システム。