JP3053614B2 - 音楽情報販売処理装置、音楽情報販売処理システム、音楽情報販売処理方法、および機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

音楽情報販売処理装置、音楽情報販売処理システム、音楽情報販売処理方法、および機械読み取り可能な記録媒体

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JP3053614B2
JP3053614B2 JP32707798A JP32707798A JP3053614B2 JP 3053614 B2 JP3053614 B2 JP 3053614B2 JP 32707798 A JP32707798 A JP 32707798A JP 32707798 A JP32707798 A JP 32707798A JP 3053614 B2 JP3053614 B2 JP 3053614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンビニエンスス
トアに代表される店舗に設置され、音楽情報を販売する
音楽情報販売処理に係る音楽情報販売処理装置、音楽情
報販売処理システム、音楽情報販売処理方法、および機
械読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽の流通手段としては、たとえ
ばCD(Compact Disk)が主たる媒体として流通してお
り、消費者は、CD等の媒体を購入することにより、希
望の音楽を楽しむ方法が一般的である。
【0003】消費者がCD等の媒体を購入する店舗とし
ては、専門店や、コンビニエンスストア等があり、多数
の在庫が揃えられた大型専門店であれば、希望の音楽を
幅広く選択することができる。また、コンビニエンスス
トアにおいては、24時間営業の店舗等があるために、
一般的な専門店が営業しない時間においてもCDを購入
することができ、消費者にとっては便利であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コンビニエ
ンスストア等の比較的小型の店舗では、多数の在庫を抱
えることは大きな負担となってしまうので、幅広い種類
の音楽を揃えることは困難であった。このため、消費者
がコンビニエンスストアにおいて購入できる音楽は、多
くの販売数が見込まれるものに限定されたり、予約販売
に限られるなど、利便性が損なわれることが多かった。
また、専門店においても揃えることのできる在庫数は限
られており、さらに、発売開始より相当期間が経過した
CDなど、生産が中止されてしまった音楽については、
販売・購入とも非常に困難であった。
【0005】一方、販売される店舗に関わらず、CD等
の媒体によって販売される音楽は、たとえば10曲入り
のCDのように、複数の曲が納められたパッケージとし
て販売されている。このため、消費者の希望にあわせて
1曲ずつ販売することはできないので、消費者は所望の
曲以外の曲も含まれるパッケージを購入しており、希望
の音楽(楽曲)のみを購入することはできないという問
題があった。そして、複数のパッケージを購入する場合
には、希望の楽曲以外の楽曲は相当数に上り、消費者の
経済的およびその他の負担が増していた。
【0006】上記の課題を解決するため、本発明の目的
は、コンビニエンスストアなどの店舗に設置することが
可能で、且つ、消費者の希望にあわせて楽曲を提供する
ことが可能であり、店舗側の負担を増大させることな
く、消費者の利便性を大きく高めることが可能な音楽情
報販売処理装置や音楽情報販売処理システム等を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明の音楽情報処理装置は、 (a)音楽情報と、音楽情報を識別するための識別情報
と、音楽情報に応じて課金を行うための課金情報とをそ
れぞれ対応づけて格納する音楽情報格納手段と、前記音
楽情報格納手段に格納された識別情報の中から所望の識
別情報を指示選択する指示選択手段と、前記指示選択手
段により指示選択された識別情報を適宜切り替えて表示
する表示手段と、前記音楽情報格納手段に格納された識
別情報に対応づけられ、入力される音声に対応した音声
辞書を格納する音声辞書格納手段と、利用者の音声を入
力する音声入力手段と、前記音声入力手段によって入力
された音声内容に含まれる識別情報を、前記音声辞書格
納手段に格納された音声辞書に基づいて識別する音声識
別手段と、前記音声識別手段によって識別された識別情
報に対応する音楽情報および課金情報、または、前記指
示選択手段により指示選択された識別情報に対応する音
楽情報および課金情報を前記音楽情報格納手段から抽出
する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された音楽情
報を、所定の情報記録媒体に書き込む音楽情報書込手段
と、前記抽出手段により抽出された課金情報を出力する
課金情報出力手段と、を備える音楽情報販売処理装置、
或いは、 (b)音楽情報と、音楽情報を識別するための識別情報
と、音楽情報に応じて課金を行うための課金情報とをそ
れぞれ対応づけて格納する音楽情報格納手段と、前記音
楽情報格納手段に格納された識別情報の中から所望の識
別情報を指示選択する指示選択手段と、前記指示選択手
段により指示選択された識別情報を適宜切り替えて表示
する表示手段と、所定の範囲を撮像して撮像画像を出力
する撮像手段と、前記指示選択手段によって指示選択さ
れた識別情報に対応する音楽情報および課金情報を前記
音楽情報格納手段から抽出する抽出手段と、前記撮像手
段から出力された撮像画像を解析することにより、前記
所定の範囲に利用者が現れたことを検知すると、前記表
示手段における識別情報の表示を開始させるとともに、
前記抽出手段による抽出結果を前記表示手段に表示出力
する抽出結果表示出力手段と、前記抽出手段により抽出
された音楽情報を、所定の情報記録媒体に書 き込む音楽
情報書込手段と、前記抽出手段により抽出された課金情
報を出力する課金情報出力手段と、を備える音楽情報販
売処理装置、 において、 利用者によりセットされた所定
の情報記録媒体に記録されている情報を読み込む情報読
込手段をさらに備え、前記抽出手段は、前記情報読込手
段により読み込まれた情報に前記識別情報が含まれる場
合には、当該識別情報に対応する音楽情報および課金情
報を前記音楽情報格納手段から抽出することを特徴とし
ている。
【0008】ここで、所定の情報記録媒体とは、容易に
持ち運ぶことができ、かつ、各種装置に対して着脱可能
な記録媒体であり、例として、MD(Mini Disc )、F
D(Floppy Disk )、CD−R(Compact Disc-Recorda
ble)、CD−RW(CompactDisc-Rewritable)、DV
D−R(Digital Video Disc-Recordable)、DVD−
RAM(Digital Video Disc-Random Access Memory )
等のディスク型の記録媒体や、メモリカード、ICカー
ド等のカード型の記録媒体が挙げられる。中でも、特
に、MD、FD、CD−RW、DVD−RAM、メモリ
カード、ICカード等、データの消去・書込が複数回実
行可能なものが望ましい。即ち、利用者が識別情報を記
録媒体に書き込み、この記録媒体に対してさらに音楽情
報の書込を行うためには、記録されているデータの消去
および複数回のデータ書込が実行可能であることが必要
である。また、CD−R、DVD−R等のように、1回
のみ書込可能な記録媒体を使用し、利用者が識別情報を
記録した記録媒体とは別の記録媒体に対して音楽情報を
書込んで販売することも可能であるが、上記のようにデ
ータ消去・再書込が可能な記録媒体を用いることが望ま
しく、その場合、利用者の利便性をより一層高めること
ができる。
【0009】また、さらに、記録媒体とデータ通信機能
とを内蔵する情報端末装置との間でデータを送受信する
データ通信手段をさらに備え、前記抽出手段は、前記デ
ータ通信手段に対して前記情報端末装置がセットされ、
前記情報端末装置から識別情報を含む情報が送信された
場合には、当該識別情報に対応する音楽情報および課金
情報を前記音楽情報格納手段から抽出し、前記データ通
信手段は、前記抽出手段により抽出された音楽情報を前
記情報端末装置に対して送信するように構成してもよ
い。
【0010】ここで、情報端末装置としては、個人のス
ケジュール管理、住所録管理等を行う端末装置や、携帯
型のゲーム機等の、表示装置、演算処理装置、記録媒体
および各種のデータ通信手段を備えるPDA(Personal
Digital Assistant:個人情報端末)と呼ばれるもの
や、ノート型コンピュータ等がある。
【0011】この情報端末装置が備えるデータ通信手段
は、接触型あるいは非接触型のデータ通信を行うことが
可能な入出力インターフェイス部を備え、接触型として
は、RS232C、各種SCSI−I/F(インタ−フ
ェース)、IEEE1394、PS/2、各種PCMC
IA−I/F、モジュラジャック等の各種通信用I/
F、ビデオ・オーディオ用ピン型接続端子、ビデオ・オ
ーディオ用S型接続端子等に対応した各種接続部分が挙
げられる。また、非接触型としては、たとえばIrDA
(Infrared Data Association )による赤外線通信規格
に準じた赤外線通信を行うための赤外線通信部、あるい
は、所定の無線電波信号を送受信する無線通信部等が挙
げられる。
【0012】また本発明は、請求項1からのいずれか
に記載の音楽情報販売処理装置と、販売管理装置と、を
通信回線を介して接続してなる音楽情報販売処理システ
ムにおいて、前記販売管理装置は、音楽情報と、音楽情
報を識別するための識別情報と、音楽情報に応じて課金
を行うための課金情報と、を入力するための情報入力手
段と、前記情報入力手段により入力された、音楽情報
と、識別情報と、課金情報と、をそれぞれ対応づけて格
納する情報格納手段と、前記情報格納手段に格納された
情報の中から特定の情報を指定するための指定手段と、
前記指定手段により指定された情報を前記情報格納手段
から抽出する情報抽出手段と、前記情報抽出手段により
抽出された情報を前記通信回線を介して前記音楽情報販
売処理装置に送信する送信手段と、を備えるように構成
し、前記音楽情報販売処理装置は、前記販売管理装置が
有する前記送信手段によって送信された情報を受信する
受信手段と、前記受信手段により受信された情報を前記
音楽情報格納手段に格納する受信情報処理手段と、をさ
らに備えるように構成することを特徴とする。
【0013】なお、この場合に、販売管理装置から音楽
情報販売処理装置に対して、特定の音楽情報および課金
情報を音楽情報格納手段から削除する旨の指示を送信
し、音楽情報販売処理装置において、送信された指示に
基づいて音楽情報および課金情報の削除を行うものとし
ても良い。この場合には、利用者からの需要がほとんど
無い音楽情報等の情報を適宜削除する事により、音楽情
報格納手段の記憶容量を効率よく利用することができ
る。
【0014】またこの場合、 前記音楽情報販売処理装置
は、前記抽出手段によって抽出すべき音楽情報および課
金情報が前記音楽情報格納手段に格納されていない場合
に、当該音楽情報および課金情報の送信を要求する送信
要求信号を前記通信回線を介して前記販売管理装置に送
信する要求送信手段をさらに備え、 前記販売管理装置
は、前記音楽情報販売処理装置が有する前記要求送信手
段によって送信された送信要求信号を受信する要求受信
手段をさらに備え、要求受信手段により受信された送信
要求信号によって送信要求された音楽情報および課金情
報を、前記情報抽出手段により前記情報格納手段から抽
出して、前記送信手段により前記通信回線を介して前記
音楽情報販売処理装置に送信することとしてもよい。
【0015】なお、この場合、音楽情報販売処理装置
は、販売管理装置から送信された情報を音楽情報格納手
段に格納するか否かを、当該音楽(楽曲)の販売頻度に
応じて決定しても良い。この場合、利用客によって指示
選択されることが非常に希な楽曲の音楽情報は格納しな
いので、音楽情報格納手段を有効に利用することができ
る。また、予め音楽情報格納手段に格納されていない音
楽(楽曲)で、販売頻度が多い音楽(楽曲)の情報は、
音楽情報格納手段に格納するので、通信コストを節約す
ることができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る商品販売情報
処理システムの実施の形態例を図1から図18に基づい
て説明する。図1〜図18は、本発明を適用した商品販
売情報処理システムの一実施の形態を示す図である。
【0042】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態における商品販売情報処理システム1の全体構成を
示すとともに、本商品販売情報処理システム1における
情報のやりとりを概念的に示した図である。この図1に
示すように、商品販売情報処理システム1は、販売管理
センターB、および店舗Aにより構成される。販売管理
センターBと店舗Aとは、専用回線、またはISDN
(Integrated Services Digital Network )等の公衆回
線を利用して接続されており、各地に点在するコンビニ
エンスストアに代表される店舗Aには、販売管理センタ
ーBから音楽、映像、ゲーム、チケット等のコンテンツ
情報が随時送信されて蓄積される。
【0043】また、販売管理センターBは、CS(Comm
unication Satellite :通信衛星)等による衛星通信を
介して広告映像等を含む各種コンテンツ情報を配信する
ことも可能であり、各地に点在する店舗Aは、専用のア
ンテナとチューナによって販売管理センターBから配信
される情報を受信し、店内に設置される商品販売情報処
理端末装置4の表示画面に表示するなどして来店した客
に対してコンテンツ情報を提供する。
【0044】また、店舗Aに設置される商品販売情報処
理端末装置4における商品の販売状況を示す販売データ
が商品販売情報管理装置3に対して送信される他、店舗
Aと販売管理センターBとの間では、後述する販売情
報、各種コンテンツ情報、および音声認識辞書学習処理
に関する音声データ等が送受信される。
【0045】図2は、商品販売情報処理システム1を構
成する販売管理センターB、および店舗Aに設置される
各装置の接続関係を示すブロック図である。この図2に
示すように、商品販売情報処理システム1は、ネットワ
ーク2に対して、販売管理センターBに設置されるネッ
トワークサーバとしての商品販売情報管理装置3、およ
び各店舗Aに設置されるネットワーククライアントとし
ての複数の商品販売情報処理端末装置4が、相互に接続
されることにより構成されている。ネットワーク2は、
専用回線によって構成されるもの、ISDN等の公衆回
線によって構成されるもの、あるいは無線通信によって
構成されるもの等の様々な回線形態を適用することが可
能であるが、情報管理の信頼性の観点から、セキュリテ
ィの確保されているネットワークであることが好まし
い。
【0046】次に、商品販売情報処理システム1を構成
する各装置について詳細に説明する。図3は、図2に示
す商品販売情報管理装置3の概略内部構成を示すブロッ
ク図である。
【0047】この図3において、商品販売情報管理装置
3は、CPU31、入力装置32、表示装置33、通信
装置34、RAM35、およびHDドライブ36によっ
て構成され、各部はバス37によって接続されている。
【0048】CPU(Central Processing Unit )31
は、HDドライブ36に記憶されている当該商品販売情
報管理装置3に対応する各種アプリケーションプログラ
ムの中から指定されたアプリケーションプログラム、入
力装置32から入力される各種指示あるいはデータをR
AM35内のワークエリアに格納し、この入力指示およ
び入力データに応じてRAM35内に格納したアプリケ
ーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処
理結果をRAM35内のワークエリアに格納するととも
に、表示装置33に表示する。そして、ワークエリアに
格納した処理結果を入力装置32から入力指示されるH
Dドライブ36内の保存先に保存する。
【0049】入力装置32は、カーソルキー、数字入力
キーおよび各種機能キー等を備えたキーボードと、ポイ
ンティングデバイスであるマウスと、を備え、キーボー
ドで押下されたキーの押下信号をCPU31に出力する
とともに、マウスによる操作信号をCPU31に出力す
る。
【0050】表示装置33は、CRT(Cathode Ray Tu
be)、液晶表示装置等により構成され、CPU31から
入力される表示データに基づいて画面表示を行う。
【0051】通信装置34は、モデム(MODEM:MO
dulator/DEModulator )、ターミナルアダプタ(TA:
Terminal Adapter)、またはルータ等によって構成さ
れ、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信
回線を介してネットワーク2に接続される複数の商品販
売情報処理端末装置4のそれぞれとの通信を行うための
通信制御を行う。また、衛星アンテナ、およびデコーダ
を備えることによって図1に示したようなCS等との間
で衛星通信が可能である。
【0052】RAM(Random Access Memory)35は、
指定されたプログラム、入力指示、入力データおよび処
理結果等を格納するワークエリアを有する。
【0053】HDドライブ36には当該商品販売情報管
理装置3に対応する商品販売情報管理プログラム、サー
バーアプリケーションプログラム、音声認識辞書学習処
理プログラム、およびこれらのプログラムで処理された
データ等を記憶する。
【0054】図4は、図2の商品販売情報処理端末装置
4を示す概略斜視図であり、この商品販売情報処理端末
装置4は、操作台部41の上面奥方に起立部42を一体
に有する本体形状をなして、コンビニエンスストアに代
表される店に設置する什器として好適なものである。た
とえば、操作台部41の幅と奥行きは90cm×55c
m程度、操作台部41の上面の高さは一般的な利用客の
腰付近の高さで、起立部42の上面までの高さは150
cm程度のものとされている。
【0055】この商品販売情報処理端末装置4は、図2
のネットワーク2に接続されるが、このネットワーク2
は、マルチメディアネットワーク、音楽著作権ネットワ
ーク等と接続されても良いし、また、店内に設置される
POSシステム(Point Of Sales System :販売時点情
報管理システム)の端末機と接続されても良い。
【0056】この商品販売情報処理端末装置4は、図示
のように、操作台部41の上面に、メニュー画面やコン
テンツ情報等の表示情報が表示される表示画面兼用のタ
ッチパネル43が備えられて、その奥方の起立部41の
前面に、音声入力部である左右のマイク44,44とそ
の間の記録媒体挿入・排出部45が備えられる一方、操
作台部41の前面上部に、横方向一列に並ぶ3個の出力
部46,47,48が備えられている。
【0057】さらに、商品販売情報処理端末装置4にお
いては、操作台部41上面のタッチパネル43による入
力操作部に加えて、起立部42前面にマイク44,44
による音声入力部と記録媒体挿入・排出部45からなる
簡易式入力部が備えられている。
【0058】マイク44,44は、固定のものでも、有
線または無線による着脱可能なものでも良く、その形状
も円形に限らず何でも良いが、左右にマイク44,44
を設けたことで、少なくとも一方が利用客の音声入力に
利用されるものとなる。
【0059】記録媒体挿入・排出部45は、RAMカー
ドやICカード等のカード型記録媒体を挿入して、内蔵
するメモリカードドライブ416(図5参照)にセット
し、あるいはセットされたカード型記録媒体を排出する
ための挿入・排出口である。この記録媒体挿入・排出部
45から利用客によりカード型記録媒体が挿入されてメ
モリカードドライブ416にセットされると、その記録
媒体に書込まれた所定のゲームデータや楽曲名データ等
の各種コンテンツ情報の読み出しや、利用客により購入
要求された各種コンテンツ情報の当該記録媒体への新規
書込や書き換えが行われ、これらのコンテンツ情報の読
み出しおよび書込が行われた後でカード型記録媒体は排
出される。
【0060】また、この記録媒体挿入・排出部45は、
PDA(Personal Digital Assistant:個人情報端末)
と呼ばれる、各種の携帯型端末機器との間で、接触型あ
るいは非接触型のデータ通信を行うことが可能な入出力
インターフェイス部を備えている。この入出力インター
フェイス部には、接触型としては、PDAを接続して当
該PDAとの間でデータの送受信を行うための、RS2
32C、各種SCSI−I/F(インタ−フェース)、
IEEE1394、PS/2、各種PCMCIA−I/
F、モジュラジャック等の各種通信用I/F、ビデオ・
オーディオ用ピン型接続端子、ビデオ・オーディオ用S
型接続端子等に対応した各種接続部分を備えている。ま
た、非接触型としては、たとえばIrDA(Infrared D
ata Association )による赤外線通信規格に準じた赤外
線通信を行うための赤外線通信部、あるいは、所定の無
線電波信号を送受信する無線通信部等を備え、これらの
接触型および非接触型の入出力インターフェイス部は、
PDA接続部418(図5参照)に接続されている。
【0061】さらに、PDA接続部418には、これら
の接触型および非接触型の入出力インターフェイスに応
じたデータの符号化を行うエンコーダ、および符号化デ
ータの復号化を行うデコーダ等も備えている。
【0062】利用客によって、記録媒体挿入・排出部4
5に備えた入出力インターフェイス部にPDAが接触型
で接続され、あるいは、非接触型で通信準備が可能にな
ったことを検知すると、CPU401から入力されるP
DAとの間のデータ送受信指示に基づいて、PDAとの
間で所定の通信手順によりデータ書込に必要な情報(P
DAに内蔵された各種記録媒体のメモリ容量や各種コン
テンツのヘッダ情報等)を読み出してCPU401に通
知し、利用客によって購入指定された各種コンテンツ情
報がCPU401から入力されると、このコンテンツ情
報をPDAに対して伝送して、PDAに内蔵された各種
記録媒体に各種コンテンツ情報を書き込む。ここで使用
されるPDAとしては、スケジュール管理や住所録管理
に用いられる電子手帳や、携帯型のゲーム機等が挙げら
れる。
【0063】出力部46,47,48は、たとえば、左
から順に、歌詞カード等の商品排出口、MD等の記録媒
体挿入・排出部、レシート排出口となっている。商品排
出口46からは、内部に備えたプリンタ415(図5参
照)、チケット・マニュアル発行部410(図5参照)
において印刷された印刷物や、その他の商品が排出され
る。また、記録媒体挿入・排出部47は、たとえば、M
D(Mini Disc )、FD(Floppy Disk )、CD−R
(Compact Disc-Recordable )、CD−RW(Compact
Disc-Rewritable )、DVD−R(Digital Video Disc
-Recordable )、DVD−RAM(Digital Video Disc
-Random Access Memory )等のディスク型記録媒体を、
内蔵するディスクメディアドライブ417(図5参照)
にセットし、あるいはセットされたディスク型記録媒体
を排出するための挿入・排出口である。この記録媒体挿
入・排出口47から利用客によりディスク型記録媒体が
挿入されて内蔵するディスクメディアドライブ417に
セットされると、利用客により購入要求された各種コン
テンツ情報の当該記録媒体への新規書込や書き換えが行
われ、これらのコンテンツ情報の書込が行われた後でデ
ィスク型記録媒体は排出される。そして、レシート排出
口48からは、内蔵するレシート発行部409(図5参
照)において、利用客に対する請求金額や、店舗Aのレ
ジにおいて支払いを行うためのバーコード等が印刷され
たレシートが排出される。
【0064】なお、記録媒体挿入・排出口45から挿入
され、メモリカードドライブ416において書込等の処
理が行われた記録媒体や、記録媒体挿入・排出口47か
ら挿入され、ディスクメディアドライブ417において
書込等の処理が行われた記録媒体は、そのまま記録媒体
挿入・排出口45,47から排出される構成としても良
い。すなわち、記録媒体挿入・排出口45,47と、メ
モリカードドライブ416およびディスクメディアドラ
イブ417とを一体として備えることによって、記録媒
体を搬送する搬送機構を省略する構成としても良く、ま
た、メモリカードドライブ416およびディスクメディ
アドライブ417を備える位置についても、上記の構成
とは逆の構成としてもよく、特に限定されるものではな
い。
【0065】また、商品販売情報処理端末装置4は、2
4時間営業のコンビニエンスストアに設置された場合、
POSシステム端末機も24時間稼働しており、このP
OSシステム端末機と通信回線を介して接続されるPO
S管理センターあるいは、商品販売情報処理端末装置4
を直接管理する管理センターも24時間稼働している。
このため、商品販売情報処理端末装置4では、タッチパ
ネル43に表示するメニュー画面のメニュー情報、ゲー
ム、音楽、映像、チケット等の商品販売のために商品販
売情報処理端末装置4内に設置される大容量記憶装置
(たとえば、ハードディスク装置等)に記憶される各種
コンテンツ情報等は、ユーザが操作をしていない空き時
間を利用して、商品販売情報管理装置3からリアルタイ
ムに書き換えることが可能である。
【0066】これによって、商品販売情報処理端末装置
4では、ユーザのニーズに合った各種コンテンツ情報を
常に蓄積することが可能となり、ユーザのニーズに迅速
に対応することが可能となる。さらに、この場合、商品
販売情報処理端末装置4では、ユーザのニーズに合った
各種コンテンツ情報が常に自己の大容量記憶装置に蓄積
されるため、そのコンテンツ情報の販売に際して、ネッ
トワーク2を介して商品販売情報管理装置3からダウン
ロードするよりも、ユーザは迅速に所望のコンテンツ情
報を取得することが可能となる。
【0067】また、たとえば、非常に古い楽曲に関する
データなど、商品販売情報処理端末装置4内のHDドラ
イブ413内に格納されていない楽曲に関するデータ
や、チケット販売時に取り扱われるデータなど、商品販
売情報管理装置3においてコンテンツ情報がHDドライ
ブ36に入力されてから迅速に利用客に伝達されるべき
コンテンツ情報については、利用客が商品販売情報処理
端末装置4において操作を行った際に、ネットワーク2
を介して商品販売情報管理装置3から商品販売情報処理
端末装置4に対して関連のデータを送信する。これによ
って、商品販売情報処理端末装置4は、商品販売情報管
理装置3からダウンロードしたコンテンツを利用客に対
してすぐに提供することができる。
【0068】以上において、記録媒体挿入・排出部45
と出力部46,47,48は、図示のような開口形状の
ままでも良いが、各々の開口部を開閉する蓋体としてス
ライド式のシャッター45a,46a,47a,48a
をそれぞれ設けて、そのシャッター45a,46a,4
7a,48aの各々を、使用時だけ開いて不使用時には
閉じるようにそれぞれ制御するものが望ましい。
【0069】なお、起立部42の前面において、その中
央の上下にマイク44,44を設けたり、任意の位置に
3個以上のマイク44,44,44,…を設けたり、ま
た、記録媒体挿入・排出部45を複数個として、中央上
下や左右など任意にレイアウトしても良い。
【0070】さらに、本実施の形態では、図示したよう
に、他の機能部が備えられている。すなわち、操作台部
41の上面には、タッチパネル43の横に、操作台部4
1に内蔵したスキャナ414やプリンタ415への用紙
挿入・排出部50が設けられるとともに、タッチパネル
43の手前側左右に、音声応答部としての指向性スピー
カ51,51が設けられている。
【0071】なお、用紙挿入・排出部50は、図示例で
は、挿入口と排出口が並んだものであるが、挿入口と排
出口が共通のものでも良い。また、用紙挿入・排出部5
0においては、プリンタ415およびレシート発行部4
09において使用される印刷用紙を補充するだけでな
く、後述するように、チケット・マニュアル発行部41
0において使用する高画質プリント用の印画紙や、媒体
格納部420に格納される各種記録媒体の補充を行うこ
とができる。
【0072】指向性スピーカ51,51からは、マイク
44,44への入力音声に対応する応答音声が利用者に
向けて出力され、これにより、利用者から入力された指
示が正確に受け付けられたか否か、および、選択された
商品が目的物に相違ないか否かを利用者が確認すること
ができる。
【0073】なお、タッチパネル43は、矢印で示した
ように、一側部のヒンジ部43aにより回動自在となっ
ており、操作台部41に内蔵するスキャナ414(図5
参照)の読み取り面(図示省略)を開閉するカバーを兼
ねたものとなっている。このスキャナ414に対して
は、スキャナ414に読みとらせたい用紙を用紙挿入・
排出部50から挿入して読みとらせることが可能であ
る。
【0074】また、起立部42の前面には、マイク4
4,44の間で記録媒体挿入・排出部45の上側に位置
する案内表示部53と、その上部中央の撮像部54と、
その左右の推奨表示部55,55とが設けられている。
【0075】案内表示部53は、販売促進用等のため
に、特定の商品または各種コンテンツを案内する広告用
のもので、商品映像またはコンテンツを紹介する表示画
面や、広告等の紙面を入れておけるホルダでも良い。
【0076】撮像部54は、利用客を撮影するためのも
ので、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等
のデジタルカメラ407(図5参照)の撮影レンズ部が
露出して形成されるものである。この撮像部54は、利
用客を撮影して画像データとして取り込んで、写真とし
て出力したり、ユーザ層分析や防犯用のために記憶す
る。また、写真撮影として用いる場合、画質、拡大縮小
率、白黒カラー等の選択機能があるものが望ましい。
【0077】推奨表示部55,55は、現在ヒット中の
特定の商品または情報を紹介するもので、映像紹介する
表示画面や、タイトル等の紙面を入れておけるホルダで
も良く、左右の推奨表示部55,55で別々のものを推
奨しても良い。
【0078】なお、操作台部41の前面には、上部の横
一列の出力部46,47,48の下側に予備の出力部5
6,57,58が備えられている。
【0079】この予備の出力部56,57,58は、他
の機能付加に応じて使用時に外観に表れるもので、不要
時は図示のように外観に表れないよう外皮によりカバー
されている。
【0080】また、操作台部41の側面には、その手前
側の上部に物掛け部60が備えられている。この物掛け
部60は、図示例では、買い物袋や傘等の手荷物を掛け
ておけるような多目的フックであるが、他の形状のもの
でも良い。
【0081】そして、タッチパネル43、マイク44,
44、記録媒体挿入・排出部45、出力部46,47,
48、用紙挿入・排出部50、指向性スピーカ51,5
1および撮像部54の近傍には、各々の処理中表示部6
3,64,64,65,66,67,68,70,7
1,71,74が設けられている。この処理中表示部6
3,64,64,65,66,67,68,70,7
1,71,74は、各々の機能部が処理中であることを
表示するためのもので、その処理中に点灯したり点滅す
るLEDに代表されるランプである。
【0082】図5は、図2に示す商品販売情報処理端末
装置4の概略内部構成を示す図である。
【0083】この図5において、商品販売情報処理端末
装置4は、CPU401、入力部402、メイン表示部
403、サブ表示部404、音声認識部405、音声合
成部406、デジタルカメラ407、通信制御部40
8、レシート発行部409、チケット・マニュアル発行
部410、ROM411、RAM412、HDドライブ
413、スキャナ414、プリンタ415、メモリカー
ドドライブ416、ディスクメディアドライブ417、
PDA接続部418、予備ドライブ419,419およ
び媒体格納部420によって構成されており、各部はバ
ス421によって接続されている。なお、予備ドライブ
419,419は、特に1個または2個に限定されず、
商品販売情報処理端末装置4に複数の予備ドライブ41
9,419,…を備える構成とすることも勿論可能であ
る。
【0084】CPU401は、ROM411、あるいは
HDドライブ413に記憶されている当該商品販売情報
処理端末装置4に対応するプログラムの中から指定され
たプログラム、入力部402から入力される各種指示あ
るいはデータをRAM412内のワークエリアに格納
し、この入力指示および入力データに応じてRAM41
2内に格納したプログラムに従って各種処理を実行し、
その処理結果をRAM412内のワークエリアに格納す
るとともに、メイン表示部403やサブ表示部404に
表示する。そして、RAM412内のワークエリアに格
納した処理結果をHDドライブ413内の所定の保存先
に保存する。
【0085】また、CPU401は、表示に係る処理と
して、タッチパネル43と一体的に構成されたメイン表
示部403に対するメニューや各種コンテンツ情報の表
示処理、および、サブ表示部404(案内表示部53)
に対する特定の商品または各種コンテンツ情報を案内す
る広告用の商品映像または各種コンテンツ情報を紹介す
る映像情報の表示処理等を実行する。また、CPU40
1は、音声入力に係る処理として、利用客によるマイク
44,44からの入力音声を音声認識部405により認
識させ、その音声認識結果から入力音声に対応する各種
商品名や各種コンテンツ名、指示内容等を、HDドライ
ブ413に格納される音声辞書に基づいて解析する音声
認識処理、その音声認識結果から得られる音声内容に対
応する応答音声データを、HDドライブ413に格納さ
れる音声応答ファイルから読み出して音声合成部406
により応答させる音声応答処理を実行する。
【0086】また、CPU401は、各種コンテンツ情
報の販売に係るコンテンツ販売処理として、媒体格納部
420内に格納された各種記録媒体、記録媒体挿入・排
出部45から挿入されるカード型記録媒体、あるいは、
記録媒体挿入・排出部47から挿入されるディスク型記
録媒体に対して、各種コンテンツ情報を書き込むデータ
書込処理を実行する。すなわち、CPU401は、デー
タ書込処理において、利用客によりメイン表示部403
に表示されるメニューから選択操作されて購入要求され
た各種コンテンツ情報、あるいは利用客によりマイク4
4,44から音声入力されて購入要求された各種コンテ
ンツ情報に対応して、HDドライブ413に格納された
当該コンテンツ情報に対応するデータを読み出し、記録
媒体挿入・排出部45から挿入されてメモリカードドラ
イブ416にセットされたカード型記録媒体あるいは記
録媒体挿入・排出部47から挿入されてディスクメディ
アドライブ417にセットされたディスク型記録媒体
に、読み出したデータを書き込む処理を実行する。
【0087】ここで、上記のカード型記録媒体あるいは
ディスク型記録媒体等の記録媒体として、媒体格納部4
20に格納された記録媒体を、利用客の指定に応じてメ
モリカードドライブ416またはディスクメディアドラ
イブ417に搬送して処理を行うことが可能である。こ
の場合には、利用客に対して提供したコンテンツととも
に記録媒体を販売することになる。
【0088】さらに、CPU401は、その他の処理と
して、デジタルカメラ407(撮像部54)により撮像
される映像データから利用客を識別する利用客識別処
理、メニュー情報、ゲーム、音楽、映像、チケット等の
商品販売のための各種コンテンツ情報等を、商品販売情
報管理装置3からダウンロードする際の通信制御部40
8における通信制御処理、商品販売や各種コンテンツ情
報の販売に際してのレシート発行部409におけるレシ
ート発行処理、商品販売や各種コンテンツ販売時の付録
印刷物のチケット・マニュアル発行部410による高画
質印刷処理、各種コンテンツチケット予約時のチケット
・マニュアル発行部410におけるチケット発行処理、
用紙挿入・排出部50から挿入されて搬送される写真や
原稿の印刷面の画像をスキャナ414により読み取らせ
る画像読み取り処理、このスキャナ414で読み取られ
た画像データのチケット・マニュアル発行部410やプ
リンタ415における印刷処理を実行する。
【0089】入力部402は、表示画面と一体となって
備えられたタッチパネル43を有し、タッチパネル43
上において利用客が押圧操作を実行すると、押圧操作さ
れた部分の座標位置データをCPU401に対して出力
する。
【0090】メイン表示部403は、CRT(Cathode
Ray Tube)、あるいはカラー液晶表示装置等により構成
され、その表示画面部がタッチパネル43と一体的に構
成され、CPU401から入力される表示データ(メニ
ューや各種コンテンツ情報)に基づいて画面表示を行
う。
【0091】サブ表示部404(案内表示部53)は、
CRT、あるいはカラー液晶表示装置等により構成さ
れ、CPU401から入力される表示データ(商品また
は各種コンテンツを案内する広告用の商品映像または各
種コンテンツを紹介する映像情報)に基づいて画面表示
を行う。
【0092】音声認識部405は、マイク44,44と
接続され、マイク44,44から入力される利用客の音
声信号からその内容を認識し、その認識結果をCPU4
01に出力する。音声合成部406は、指向性スピーカ
51,51と接続され、CPU401から指示入力され
る応答音声信号を音声合成して指向性スピーカ51,5
1から出力する。
【0093】デジタルカメラ407は、CCD(Charge
Coupled Device )等の半導体撮像素子を内蔵し、この
撮像素子と所定のレンズ群とから構成される光学系の撮
影レンズ部が、図4の起立部42に形成された撮像部5
4に露出し、この撮像部54の正面の所定範囲に撮像領
域を設定し、主に商品販売情報処理端末装置4の前に立
つ利用客に焦点を合わせて撮影し、その撮影した画像デ
ータをCPU401に出力する。
【0094】通信制御部408は、専用回線あるいは公
衆回線である図2のネットワーク2と接続され、CPU
401からの通信要求に応じてネットワーク2を介して
商品販売情報管理装置3との間で、販売情報、各種コン
テンツ情報、および音声認識辞書学習処理に関する音声
データ等を送・受信するための通信制御機能を有する。
【0095】レシート発行部409は、商品販売や各種
コンテンツ情報の販売に際してCPU401から入力さ
れる販売情報、およびレシート発行指示に基づいてレシ
ートを発行し、その発行したレシートを図4の操作台部
41に設けられたレシート排出口48から排出する。
【0096】チケット・マニュアル発行部410は、チ
ケット販売に際してCPU401から入力されるチケッ
ト情報、およびチケット発行指示に基づいてチケットを
発行し、その発行したチケットを図4の操作台部41に
設けられた商品排出口46から排出する。また、各種コ
ンテンツ販売時に発行するマニュアルや付録印刷物の印
刷指示および印刷情報がCPU401から入力されるこ
とにより、印刷を実行する。
【0097】ここで、チケット・マニュアル発行部41
0は、ドットプリンタ等によって構成される通常のチケ
ット即時発行システムとは異なり、高画質カラー印刷が
可能な印刷装置を備えている。この印刷装置は、インク
ジェット方式等を用いた従来のカラープリンタであって
も良いが、スチル写真と同等の高画質を実現することが
可能で、かつ、一般的な銀塩写真に用いられる現像液、
定着液等の化学薬品を用いることなく、印刷物を即時に
発行することが可能なものが望ましい。
【0098】このような印刷装置の一例として、たとえ
ば、サイカラーメディア(商標名)と呼ばれる感光性用
紙を用いた高画質印刷を実行する印刷装置が挙げられ
る。このサイカラーメディアとは、薄膜状のポリエステ
ル等によってなる支持体に、発色物質と光反応開始剤と
を含んだマイクロカプセル状のサイリス(商標名)が多
数配置されてなる印画紙である。そして、このサイカラ
ーメディアは、赤・緑・青の3色の光を照射することに
よって感光し、感光後に圧力を加えることによって発色
し、通常のカラープリンタに比べて高画質のカラー印刷
物を、通常の銀塩写真のような現像・定着用薬剤を用い
ることなく、安価に、かつ、即時に得ることができる。
なお、この印刷装置は、上記のサイカラーメディア(商
標名)に限定されるものではなく、デジタルプリントが
可能な印刷装置など、上述の条件を満たすものであれば
特に限定されるものではない。
【0099】チケット・マニュアル発行部410は、こ
のような高画質印画紙を用いて印刷を行うことが可能で
あり、たとえば、アーチストの写真が掲載されたコンサ
ートチケットや、写真が掲載された映画の前売り券、店
頭でパッケージ販売されているものと同品質のマニュア
ルや音楽ジャケットを印刷して発行することができる。
その他、このチケット・マニュアル発行部410は、デ
ジタルカメラ407によって撮影された利用客の映像な
ど、高画質の印刷を必要とする場合に、CPU401か
ら入力される印刷指示および印刷情報に従って印刷を実
行する。
【0100】ROM(Read Only Memory)411は、C
PU401が商品販売情報処理端末装置4内の各部を制
御するシステムプログラム等を格納する。RAM412
は、指定されたプログラム、入力指示、入力データおよ
び処理結果等を格納するワークエリアを有する。
【0101】HD(Hard Disk )ドライブ413は、C
PU401により商品販売情報管理装置3からダウンロ
ードされるメニュー情報、および各種コンテンツ情報を
格納し、メイン表示部403におけるメニュー画面表示
の切り換えに際して、CPU401により必要なメニュ
ー情報が読み出されるとともに、各種コンテンツ情報の
販売に際して、CPU401により対応するコンテンツ
情報が読み出される。また、利用者によって音声で指示
された内容を解析するために、音声と、HDドライブ4
13内に格納されたメニュー情報やコンテンツ情報とに
対応した音声辞書を格納する。
【0102】さらに、HDドライブ413は、各種コン
テンツ情報の販売に係る管理情報を格納する販売情報管
理テーブル413aを格納し、この販売情報管理テーブ
ル413aの構成を図6に示す。
【0103】図6(a)は、販売情報管理テーブル41
3aを示す図であり、(b)は、音楽データ販売情報管
理テーブル413bを示す図である。図6(a)に示す
販売情報管理テーブル413aでは、コンテンツ情報毎
に設定された「コンテンツコード」と、各種コンテンツ
情報の内容を示す「コンテンツ内容」と、販売された日
時を示す「販売日時」と、コンテンツ情報を販売した利
用客に係る情報(性別や年齢層等)を示す「ユーザ情
報」と、販売したコンテンツ情報の販売額を示す「課金
情報」と、を対応づけて記憶するように構成されてい
る。
【0104】また、図6(b)に示す音楽データ販売管
理情報テーブルには、販売した楽曲の「楽曲コード」
と、「曲名」および、当該楽曲に関する著作権を有する
権利者の「権利者名」と、販売を行った店舗Aのコード
番号や名称を示す「販売店名」と、販売された日時を示
す「販売日時」と、販売した楽曲の販売額を示す「課金
情報」と、を対応づけて記憶する。
【0105】この音楽データ販売情報管理テーブル41
3b内に記録されたデータを、商品販売情報処理端末装
置4において、所定の時間毎、たとえば毎日午前6時に
集計を実行し、集計した結果を、後述するように商品販
売情報管理装置3に対して送信する。商品販売情報管理
装置3においては、送信されたデータをもとに、音楽に
関する著作権を管理し、著作権料を徴収する機関に送信
する。そして、著作権を管理する機関からの請求に応じ
て、商品販売情報処理端末装置4が設置された店舗A、
あるいは、商品販売情報管理装置3が設置された販売管
理センターB(図1)から著作権料を支払うことによ
り、著作権を確実に保護することができる。
【0106】スキャナ414は、操作台部41に内蔵さ
れ、用紙挿入・排出部50から挿入されて搬送され、或
いは、タッチパネル43を開閉して読み取り面に配置さ
れた写真や原稿の印刷面の画像を読み取り面で読み取
り、その読み取った画像データをCPU401に出力す
る。プリンタ415は、操作台部41に内蔵され、CP
U401から入力される画像データを予め収納された印
刷用紙に印刷して用紙挿入・排出部50から排出すると
ともに、タッチパネル43に表示されるメニュー画面が
ユーザにより操作されて画像コンテンツの印刷出力が選
択された場合、情報コンテンツを記憶する内蔵ハードデ
ィスク装置から入力される当該選択された画像コンテン
ツデータを予め収納された印刷用紙に印刷して用紙挿入
・排出部50から排出する。
【0107】また、タッチパネル43におけるメニュー
操作が不得手な子供や高齢者に対しては、スキャナーを
入力ツールとして利用してコンテンツを注文する操作方
法が考えられる。
【0108】すなわち、タッチパネル43においてコン
テンツの選択操作が行われず、用紙挿入・排出部50か
ら、コンテンツの名称等が記入された注文票に相当する
適当な用紙が挿入されてスキャナ414の読み取り面に
搬送された場合、CPU401は、スキャナ414で読
み取られる画像データのプリンタ415への出力を無効
とし、その注文票用紙に記入されたコンテンツの名称等
を示すキャラクタ(文字)を読み取らせ、この読み取ら
れたキャラクタからコンテンツの名称を認識する。そし
て、この認識したコンテンツの名称に対応して当該コン
テンツの販売処理を実行することも可能である。
【0109】このことにより、商品販売情報処理端末装
置4では、タッチパネル43におけるメニュー操作が不
得手な子供や高齢者に対しても、良好な操作環境を提供
することが可能となる。
【0110】メモリカードドライブ416は、利用客に
よって指定され、媒体格納部420から搬送されたRA
MカードやICカード等のカード型記録媒体、および、
利用客によって記録媒体挿入・排出部45から挿入され
た上記記録媒体が、当該メモリカードドライブ416に
セットされると、CPU401から入力されるデータ読
み出し指示に応じて、そのカード型記録媒体に書込まれ
た所定のゲームデータや楽曲名データ等の各種コンテン
ツ情報を読み出してCPU401に出力し、また、利用
客により購入要求された各種コンテンツ情報の当該記録
媒体への新規書込や書き換えが指示が行われて、CPU
401から入力されるデータ書き換え指示やデータ書込
指示に応じて、そのカード型記録媒体に、CPU401
によりHDドライブ413から読み出されるコンテンツ
情報を書き込み、これらのコンテンツ情報の読み出しお
よび書込が終了した後で、そのカード型記録媒体を記録
媒体挿入・排出部45から排出させる。
【0111】ディスクメディアドライブ417は、利用
客により記録媒体挿入・排出部47からMD、FD、C
D−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM等の
ディスク型記録媒体が挿入されて当該ディスクメディア
ドライブ417にセットされると、利用客により購入要
求された各種コンテンツ情報の当該記録媒体への新規書
込や書き換え指示が行われて、CPU401から入力さ
れるデータ書き換え指示やデータ書込指示に応じて、そ
のディスク型記録媒体に対して、CPU401によりH
Dドライブ413から読み出されるコンテンツ情報によ
る書き換えや書込を行い、これらのコンテンツ情報の書
き換えおよび書込が終了した後で、そのディスク型記録
媒体を記録媒体挿入・排出部47から排出させる。
【0112】また、ディスクメディアドライブ417に
おいて書込が実行される各種ディスク型記録媒体は、上
記メモリカードドライブ416と同様に、媒体格納部4
20内に格納された記録媒体の中から利用客によって指
定された記録媒体が、ディスクメディアドライブ417
内に搬送されたものであっても良い。
【0113】PDA接続部418は、記録媒体挿入・排
出部45に備えた入出力インターフェース部を介してP
DAとの間でデータの送受信を実行するための各種機
器、IRDA(InfraRed Data Association :赤外線通
信規格)によって定められた規格に準じた赤外線通信を
行うための発光部、受光部、エンコーダおよびデコーダ
等を備えている。利用客によって、記録媒体挿入・排出
部45に備えた入出力インターフェイス部にPDAが接
続され、あるいは、赤外線通信が可能な状態にされたこ
とを検知すると、CPU401から入力されるデータ送
信指示に基づいて、利用客によって購入指定された各種
コンテンツ情報を、接続されたPDAに対して伝送す
る。
【0114】予備ドライブ419,419は、その他の
カード型記録媒体を利用可能とするその他のメモリカー
ドドライブや、その他のディスク型記録媒体を利用可能
とするその他のディスクメディアドライブ等を増設する
ために設けられており、図4の予備の出力部56,5
7,58部分に搭載される。また、予備ドライブ41
9,419には、その他のPDAに対応する入出力イン
ターフェイス部として、新たに定義された規格に準じた
接続端子等を増設することも可能である。
【0115】媒体格納部420は、内部に用紙挿入・排
出部50から補充される各種カード型、ディスク型記録
媒体を多数格納する格納部である。この媒体格納部42
0からは、各種記録媒体に書き込む方法で販売されるコ
ンテンツの販売時において、記録媒体を利用客が持参し
ていない場合に、利用客の選択入力に応じてCPU40
1から入力される搬送指示に従って、該当する種類の記
録媒体を、メモリカードドライブ416またはディスク
メディアドライブ417に対して搬送する。
【0116】次に、本実施の形態における具体的な動作
について説明する。図7は、商品販売情報処理端末装置
4における動作を示すゼネラルフローであり、図8は、
図7に示す処理において表示されるメインメニュー画面
の一例を示す図である。
【0117】店舗A内に設置された商品販売情報処理端
末装置4は、通常時の動作として、サブ表示制御部40
4に広告や販売する音楽データの新着情報、各アーティ
ストのコンサート情報、話題の新作についての情報など
を表示するとともに、メイン表示部403の画面にも表
示画面の焼き付き防止を兼ねるために常時変化するコン
テンツ情報を表示する。
【0118】そして、監視用を兼ねたデジタルカメラ4
07により、常時、その撮像レンズ部が露出する撮像部
54によって、所定の撮像範囲の被写体画像が所定の時
間毎に取り込まれる。所定の撮像範囲としては、通常、
商品販売情報処理端末装置4の操作台部41前が設定さ
れ、操作台部41の前に利用客が近づくと、これを検知
することが可能である。
【0119】操作台部41前の範囲において、デジタル
カメラ407によって得られた画像をCPU401によ
って解析し(ステップS101)、特に利用客が近づい
たことを検知しない場合には(ステップS102;N
o)、現在時刻が、予め設定された時刻に達したか否か
を確認する(ステップS106)。この所定の時刻と
は、商品販売情報処理端末装置4においてコンテンツを
販売した記録を、商品販売情報管理装置3において掌握
するために設定される時刻であり、たとえば12時間毎
であっても良いし、24時間毎と設定しても良い。
【0120】なお、このステップS101およびステッ
プS102において実行される、利用客の姿を検知する
ための一連の処理は、デジタルカメラ407によって撮
影された画像の取り込みに限らず、たとえば、CCD
(Charge Coupled Device :電荷結合素子)センサや、
その他のセンサを備え、これらのセンサによって、利用
客が所定の位置に近づいたことを検知する構成としても
良い。
【0121】所定の時刻に達していなければ(ステップ
S106;No)、ステップS101に戻り、デジタル
カメラ407による画像取り込み処理を行い、所定時刻
に達していれば(ステップS106;Yes)、HDド
ライブ413内の販売情報管理テーブル413a(図6
(a))および音楽データ販売情報管理テーブル413
b(図6(b))に記録されたデータを集計する(ステ
ップS107)。そして、得られた集計結果を通信制御
部408によって商品販売情報管理装置3に送信する
(ステップS108)。この集計結果は、商品販売情報
管理装置3によって処理されることによって商品の売れ
行き等を管理する目的で使用されるとともに、商品販売
情報管理装置3が設置された販売管理センターB(図
1)から、商品販売情報処理端末装置4において販売さ
れた楽曲に関する著作権を管理する機関に伝達される。
これによって、販売管理センターBや、商品販売情報処
理端末装置4が設置された店舗Aから著作権料が確実に
納付される。
【0122】操作台部41の前に利用客が近づき、デジ
タルカメラ407の撮像部54において、ピント合焦範
囲内で画像が取り込まれたと判断すると(ステップS1
02;Yes)、CPU401はHDドライブ413か
らメインメニューデータを読み出して、メイン表示部4
03に対してメインメニュー表示データを出力し、メイ
ンメニュー画面を表示させる。
【0123】図8は、ステップS103において実行さ
れる表示の一例を示す図である。この図8に示すよう
に、コンテンツメニュー画面においては、商品販売情報
処理端末装置4において販売・提供することが可能な各
種コンテンツが表示される。
【0124】この図8に示すコンテンツメニュー画面が
表示された状態において、利用客は、希望のコンテンツ
を、音声またはタッチパネル43の操作によって選択す
る。ここで、CPU401は、利用客によって発声され
た音声をマイク44,44によって検知して音声認識部
405において解析させた解析結果や、タッチパネル4
3において利用客が触れた部分に表示されている内容を
取り込むことによって、利用客によって選択されたコン
テンツを判断し(ステップS104)、各コンテンツの
販売処理を実行して(ステップS105)、ステップS
106の処理に移行する。
【0125】なお、本実施の形態においては、ステップ
S104において、利用客によって音楽データの購入が
選択されたものとして、以下、図9、図14〜図16に
示すフローチャートおよび図10〜図13に従って、商
品販売情報処理端末装置4による音楽データ販売処理に
ついて説明する。
【0126】ステップS104(図7)において、利用
客によって音楽データの購入を指示する入力が行われる
と、CPU401は、HDドライブ413からメインメ
ニューデータを読み出して、メイン表示部403に対し
てメインメニュー表示データを出力し、メインメニュー
画面を表示させる(ステップS201)。
【0127】そして、CPU401は、メインメニュー
画面を表示させるとともに、利用客によって、音楽デー
タを書き込むための記録媒体が、記録媒体挿入・排出部
45または記録媒体挿入・排出部47にセットされてい
るか否かを確認する(ステップS202)。記録媒体挿
入・排出部45および記録媒体挿入・排出部47のいず
れにおいても記録媒体がセットされていないことを確認
すると(ステップS202;No)、利用客による入力
部402であるタッチパネル43に対する指示入力、あ
るいは、音声認識部405であるマイク44,44に対
する音声入力を待機する状態に移行する(ステップS2
05)。
【0128】また、既に記録媒体がセットされている場
合には(ステップS202;Yes)、メモリカードド
ライブ416またはディスクメディアドライブ417に
よって、セットされた記録媒体内に記録されているデー
タを読み込み、記録媒体内に、希望する曲の曲名やJA
Nコード(Japan Article Number:POSシンボルマー
ク標準化委員会により規定された共通商品コード用バー
コードシンボル)の番号、アーティスト名、希望の曲が
収録されているアルバムの名称など、楽曲を指定するよ
うな楽曲指定情報が記録されているか否かを確認する
(ステップS203)。
【0129】既にセットされた記録媒体内において、楽
曲指定情報が発見された場合には(ステップS203;
Yes)、CPU401は、HDドライブ413内に格
納された各種メニュー画面に関するデータを読み出し、
楽曲指定情報に該当する次のメニュー画面を表示するた
めの表示データをメイン表示部403に出力し、タッチ
パネル43の表示画面上に表示させる。また、セットさ
れた記録媒体内に楽曲指定情報が記録されていない場合
には(ステップS203;No)、ステップS205に
移行する。
【0130】なお、このステップS202〜ステップS
203における一連の処理において、メモリカードドラ
イブ416またはディスクメディアドライブ417にセ
ットされた各種記録媒体と同様に、PDA接続部418
に対してセットされた、利用客持参のPDAに記録され
ている楽曲指定情報を読み込んで、この楽曲指定情報に
基づく処理を実行する構成とすることも可能である。こ
の場合、利用客は、PDAにおける入力操作等によりP
DA内部の記録媒体(内蔵HD等)に、楽曲指定情報を
記録しておいて、PDA接続部418にPDAを接続す
ればよい。
【0131】ステップS205で、タッチパネル43か
らの指示入力および、マイク44,44からの音声によ
る指示入力に対して待機状態に移行すると、CPU40
1は、随時、利用客によるタッチパネル43の操作また
は音声による指示入力の有無を確認する(ステップS2
06、ステップS207)。そして、CPU401は、
利用客からの音声をマイク44,44によって検知する
と(ステップS206;Yes)、音声認識部405に
おいて当該入力音声に対する音声認識処理を実行させ、
その音声認識結果を取得する(ステップS207)。
【0132】この音声認識処理においては、利用者の音
声をマイク44,44によって取得すると、この音声を
音声人式部405において、HDドライブ413内に格
納されている音声辞書に基づいて解析し、利用者によっ
て音声で指示された内容を、たとえば、文字コードに変
換するとともに、利用者によって指定されたメニュー項
目または楽曲指定情報を特定する。
【0133】また、タッチパネル43に対して利用客か
ら指示入力が行われたことを検知すると(ステップS2
08;Yes)、タッチパネル43におけるメニュー操
作に対応する処理として、指示入力があった箇所のタッ
チパネル43上に表示されたメニュー項目を検出し、検
出内容を取得する(ステップS209)。
【0134】次いで、CPU401は、ステップS20
7で取得した音声による指示入力の内容、および、ステ
ップS209で取得したタッチパネル43に対する指示
入力の内容から、利用客によって入力された指示がメニ
ュー項目であるか否かを判別する(ステップS21
0)。メニュー項目である場合には(ステップS21
0;Yes)、該当する項目に対応する次のメニュー画
面を表示するため、HDドライブ413から当該メニュ
ー表示データを読み出して、メイン表示部403に表示
する(ステップS212)。また、入力された指示内容
がメニュー項目でない場合には(ステップS210;N
o)、指示内容が楽曲指定情報に該当するか否かを確認
する(ステップS211)。この楽曲指定情報とは、楽
曲を直接指定することが可能な情報であり、たとえば、
前述の楽曲に付されるコード番号や、楽曲名である。
【0135】指示内容が楽曲指定情報に該当する場合に
は(ステップS211;Yes)、ステップS204に
移行して、楽曲指定情報に対応する次のメニュー画面を
タッチパネル43に表示する。
【0136】また、指示内容が楽曲指定情報でない場合
には(ステップS211;No)、CPU401は、利
用客によって入力された内容が音楽データ販売処理に適
切でないと判断する。そして、再度の入力を促す案内を
するためのデータをHDドライブ413から読み出して
音声合成部406に出力し、指向性スピーカ51,51
から音声によって案内を行うとともに、表示画面に案内
をするためのデータをメイン表示部403に出力して、
表示画面に案内表示を行った後(ステップS213)、
ステップS205の入力待機状態に移行する。
【0137】図10〜図13は、上記の音楽データ選択
処理においてメイン表示部403によって表示画面上に
実行される表示の具体例を示す図である。
【0138】図10は、ステップS201において表示
画面上に表示されるメインメニューの具体例を示す図で
ある。図10に示すように、メインメニュー画面におい
ては、利用客が希望の楽曲を選択する選択方法が表示さ
れている。ここで、利用客によって「ヒットチャートで
選ぶ」が選択されると、図11に示すように、各種のヒ
ットチャートを選択するための選択画面が表示画面上に
表示される。すなわち、この「ヒットチャートで選ぶ」
項目は、ステップS210(図9)において述べたメニ
ュー項目に該当する。
【0139】そして、利用客は、図11に示す選択画面
に表示された項目のうちいずれかの項目を選択すると、
選択したチャートが表示される。たとえば、図11の選
択画面において「全国チャート」が選択されると、図1
2に示すように、国内のヒットチャートが表示される。
そして、利用客は、この図12に示す画面において、楽
曲を選択する操作を行い、楽曲を指定することができ
る。
【0140】また、図10に示すメインメニュー画面に
おいて、「曲名で選ぶ」が選択されると、図13に示す
ように、楽曲名を直接入力することによって、楽曲を指
定することができる。このように、さらに次のメニュー
画面を選択するのではなく、直接楽曲を指定することが
可能な入力が行われた場合に、CPU401は、当該入
力を楽曲指定情報(ステップS211)と判断する。
【0141】すなわち、ステップS210(図9)にお
いて、利用客が音声によって曲名を指定すると、CPU
401は、音声認識部405によって認識した指示内容
に基づき、当該音声による入力は曲名の指定であり、メ
ニュー項目ではないと判断する(ステップS210;N
o)。そして、ステップS211において、楽曲指定情
報であることを確認すると、該当する楽曲指定情報(曲
名)を入力するメニュー画面(図13)をメイン表示部
403に表示するとともに、音声によって指定された曲
名が既に入力されたものとして処理する。
【0142】同様に、ステップS203(図9)におい
て、利用客によって挿入された記録媒体内に、曲名や、
JANコード、アーティスト名などの楽曲指定情報が含
まれていた場合には(ステップS203;Yes)、曲
名を入力するメニュー画面(図13)を表示するととも
に、記録媒体内に記録されていた楽曲が指定されたもの
として処理を行う。
【0143】なお、ここでは図示しないが、メイン表示
部403においては、JANコードを入力する画面を表
示することが可能な構成とすれば、利用客が音声または
タッチパネル43の操作によってJANコードを入力す
ることが可能である。さらに、利用客は、JANコード
等がバーコードによって記載された紙片をスキャナ41
4によって読みとらせることによって、希望の楽曲を指
定入力することが可能である。
【0144】入力内容に応じたメニュー画面を表示した
後、当該メニュー画面において希望する楽曲が、利用客
によって指定される(ステップS214:図14)。そ
して、利用客によって、希望する全ての楽曲の指定が完
了した旨が入力されたか否かを確認し(ステップS21
5)。指定が完了した旨の入力が無ければ(ステップS
215;No)、ステップS214の処理に戻り、指定
が完了した旨の入力が行われると(ステップS215;
Yes)、指定された楽曲の音楽データについて、その
データ量を確認する(ステップS216)。
【0145】続いて、CPU401は、音楽データを書
き込む記録媒体を選択するよう、音声合成部406に接
続された指向性スピーカ51,51およびメイン表示部
403の表示画面において案内する(ステップS21
7)。ここで利用客は、たとえば、持参した記録媒体を
使用する旨を指示する操作を行ったり、あるいは、媒体
格納部420内に格納された記録媒体を使用する旨の入
力操作を行う。
【0146】そして、利用客が持参した記録媒体を使用
する場合には(ステップS217;Yes)、利用客に
対して、記録媒体をセットするよう要求する(ステップ
S218)。
【0147】CPU401は、記録媒体がセットされた
ことを検知すると(ステップS219;Yes)、セッ
トされた記録媒体が音楽データ書込処理に適しているか
否かを確認する(ステップS220)。たとえば、デジ
タルカメラに主に使用され、市販のオーディオ機器にお
いて音楽用記録媒体として使用されていない記録媒体が
記録媒体挿入・排出部45または記録媒体挿入・排出部
47に挿入されている場合には、CPU401はこの記
録媒体を不適と判断する。また、記録媒体挿入・排出部
45と記録媒体挿入・排出部47との両方にそれぞれ異
なる記録媒体がセットされている場合には、音楽データ
記録の目的に適した記録媒体を使用することとして、適
切と判断し、記録媒体挿入・排出部45および記録媒体
挿入・排出部47にセットされた複数の記録媒体がいず
れも音楽データ記録に適さない場合には、不適と判断す
る。
【0148】なお、上記の記録媒体の適・不適判別処理
(ステップS210)においては、オーディオ機器等の
各種機器の新製品発表や、各種市場の動向に応じて適宜
設定を変更することが可能である。その変更方法として
は、商品販売情報処理端末装置4において直接操作を行
っても良いし、商品販売情報管理装置3からネットワー
ク2を介して設定状況を更新するためのデータを送信
し、商品販売情報処理端末装置4内の設定を変更する構
成としても良い。
【0149】CPU401は、セットされた記録媒体が
不適であると判断した場合には(ステップS210;N
o)、再度記録媒体をセットするように、指向性スピー
カ51,51およびタッチパネル43の表示画面上にお
いて利用客に対する案内を実行し(ステップS22
6)、ステップS217に移行する。
【0150】セットされた記録媒体が適切な記録媒体で
ある場合には(ステップS210;Yes)、当該記録
媒体において、新たにデータを書き込むことが可能な容
量を確認し、ステップS214において指定された全楽
曲のデータを書き込むことが可能か否かを判断する(ス
テップS221)。
【0151】また、利用客によって選択された記録媒体
が、利用客自身が持参した記録媒体ではない場合には
(ステップS217;No)、選択された記録媒体がP
DAであるか否かを確認する(ステップS227)。P
DAが選択されていれば(ステップS227;Ye
s)、CPU401は、利用客に対してPDAをセット
する旨を指向性スピーカ51,51およびタッチパネル
43の表示画面において案内する(ステップS22
8)。そして、CPU401は、記録媒体挿入・排出部
45に備えたインターフェイス部においてPDAが接続
されている(データの送受信可能な状態にある)ことを
検知すると(ステップS229;Yes)、ステップS
221に移行して、PDA内に備えられた記録媒体に対
して音楽データを記録可能な容量を確認する。
【0152】CPU401は、セットされた記録媒体に
おいて、音楽データを書き込むことが可能な容量を確保
する事ができないと判断した場合には、セットされてい
る記録媒体内に記録されているデータを消去するか、あ
るいは、新たな記録媒体をセットするかのいずれかの操
作を実行するように利用客に対して案内する(ステップ
S222)。そして、利用客によってデータ消去が選択
されたことを検知すると(ステップS223;Ye
s)、セットされている記録媒体内のデータを一覧表示
する(ステップS224)。利用客によって消去するデ
ータが選択されると、選択されたデータを消去し(ステ
ップS225)、ステップS221へ戻って再度、記録
媒体内の容量を確認する。
【0153】また、利用客によって、ステップS214
で選択された楽曲の音楽データを書き込む記録媒体とし
て選択された媒体が、持参した記録媒体およびPDAの
いずれでもない場合には(ステップS227;No)、
CPU401は、利用客に対して、媒体格納部420内
に格納されている複数種類の記録媒体の中から希望の記
録媒体を選択するよう案内する(ステップS230)。
そして、選択された記録媒体を媒体格納部420からメ
モリカードドライブ416またはディスクメディアドラ
イブ417に搬送する。
【0154】以上の処理によって、音楽データを書き込
むことが可能な記録媒体がセットされた後、CPU40
1は、図15に示す音楽データ書込処理を実行する。
【0155】まず、ステップS214において選択され
た楽曲の音楽データがHDドライブ413内に格納され
ているか否かを確認する(ステップS232)。ここ
で、当該音楽データがHDドライブ413内に格納され
ていない場合には(ステップS232;No)、CPU
401は、通信制御部408によってネットワーク2を
介してダウンロード要求信号を商品販売情報管理装置3
に対して送信し(ステップS233)、商品販売情報管
理装置3から当該音楽データをダウンロードするととも
に、ダウンロード中であることを、音声合成部406に
よって指向性スピーカ51,51から音声で案内し、さ
らにタッチパネル43に備えた表示画面上において表示
による案内を実行する(ステップS234)。
【0156】商品販売情報管理装置3からの音楽データ
のダウンロードが終了したことを検知した場合(ステッ
プS235;Yes)、および、ステップS214で選
択された楽曲の音楽データが既にHDドライブ413内
に格納されていた場合(ステップS232;Yes)に
は、CPU401は、当該音楽データをHDドライブ4
13から読み出して、セットされた記録媒体内に書込を
実行する(ステップS236)。ここで、記録媒体に対
して書込処理を実行している間は、書込処理実行中であ
ることを指向性スピーカ51,51から音声によって利
用客に案内し、タッチパネル43に備えた表示画面にお
いても案内表示を行う(ステップS237)。
【0157】記録媒体への音楽データ書込処理が終了し
たことを検知すると(ステップS238;Yes)、書
込が終了したことを音声および表示によって利用客に通
知し(ステップS239)、その後、記録媒体に書込を
行った楽曲の歌詞カードを発行可能であることを案内表
示するとともに、指向性スピーカ51,51から音声に
よる案内を実行し(ステップS240)、発行するか否
かの選択入力を受け付ける(ステップS241)。な
お、ここでは、歌詞カードの他、レコードやCDのジャ
ケット(表紙)を模した写真やステッカーなど、音楽デ
ータの付録としての印刷物を発行することが可能であ
る。
【0158】そして、利用客から歌詞カードを発行する
旨の入力が行われると(ステップS246)、チケット
・マニュアル発行部410において、内部に格納した印
画紙や用紙に前述の高画質印刷(たとえば、上述のサイ
カラーメディアを用いた印刷)を実行し、出力部46か
ら出力する。また、利用客から、歌詞カードを発行しな
い旨の指示が入力された場合には(ステップS241;
No)、歌詞カードを後日発行するためのサービスカー
ドについて、表示および音声によって案内し(ステップ
S243)、記録媒体に書込んだ楽曲の曲名やJANコ
ードに対応するバーコードを印刷して、出力部46より
発行する。
【0159】このサービスカードとは、曲名やデータを
記録することが可能なものであり、たとえばバーコード
が印刷された紙片である。このサービスカードに、ステ
ップS236において記録媒体に書込を行った楽曲の曲
名やJANコードを示すバーコードをチケット・マニュ
アル発行部410またはプリンタ415によって印刷し
ておき、このサービスカードを商品販売情報処理端末装
置4に挿入してスキャナ414によって読みとらせるこ
とにより、当該楽曲の歌詞カードの発行を受けることが
可能な構成とする。これによって、音楽データ書込販売
時に歌詞カードの発行を希望しなかった利用客も、後
日、改めて歌詞カードを受け取ることができる。また、
このサービスカードの裏面に、サービスカードにバーコ
ードとして記載された内容を説明書きとして記載しても
良い。また、コピーなどの手段による複製を防止するた
めに、一般的な複写手段によって複写される際に感光す
る感光性シール等を貼付しても良い。
【0160】なお、ここで使用されるサービスカードと
しては、バーコードが印刷された紙片に限定されず、楽
曲名や楽曲のJANコード等のデータを記録することが
可能なものであれば良い。たとえば、磁気的にデータを
記録することが可能な、一面に磁性体が定着された紙片
を磁気カードとして利用し、商品販売情報処理端末装置
4に磁気カードのデータの読み取り・書込を行う装置を
備える構成としても良いし、より低コストで容易に実現
可能な記録媒体を使用することは勿論可能である。
【0161】さらに、上記のサービスカードのように、
音楽データを書込んだ記録媒体とは別に何らかの記録媒
体を発行する構成のほか、音楽データを書込んだ記録媒
体に対して、歌詞カード等の付録物に関する付加価値情
報を記録する構成としても良い。
【0162】さらに、音楽データを書込んだ記録媒体に
おいて、書込まれた楽曲に対応して歌詞カードを発行し
なかった旨を記録しておき、利用客が、後日、この記録
媒体を商品販売情報処理端末装置4に挿入することによ
って歌詞カードを受け取ることが可能な構成としても良
い。
【0163】歌詞カード(ステップS242)、あるい
は、サービスカード(ステップS244)を発行した
後、CPU401は、利用客に対し、記録媒体に書込ん
だ楽曲に対応するアーティストのコンサート情報や新曲
情報が記載された情報紙の発行を、音声および表示画面
において案内する(ステップS245)。ここで、発行
を希望する旨の指示が入力された場合には(ステップS
246;Yes)、CPU401はHDドライブ413
内に格納された情報紙に関するデータを読み出してプリ
ンタ415に出力し、印刷を実行させる。そして、ステ
ップS138において音楽データを書込んだ記録媒体を
排出する(ステップS248)。また、情報紙の発行を
希望しない旨の指示が入力された場合には(ステップS
246;No)、そのまま記録媒体を排出する(ステッ
プS248)。
【0164】その後、CPU401は、記録媒体が排出
されたことを確認し(ステップS249)、記録媒体が
記録媒体挿入・排出部45または記録媒体挿入・排出部
47に残っている場合には(ステップS249;N
o)、記録媒体を受け取るように利用客に対して音声お
よび表示画面上において案内を実行し(ステップS25
0)、ステップS249に戻る。
【0165】記録媒体が排出されたことを確認すると
(ステップS249;Yes)、一連の音楽データ書込
販売処理が終了した旨を、音声合成部406により指向
性スピーカ51,51から音声によって案内し、同時
に、メイン表示部403によりタッチパネル43に備え
た表示画面において案内表示を行う(ステップS25
1)。
【0166】そして、記録媒体に書込んだ音楽データに
関する請求金額と、媒体格納部420に格納された記録
媒体を使用した場合には当該記録媒体とに関する請求金
額とが記載されたレシートを、レシート発行部409に
よって発行する(ステップS252)とともに、店舗A
のレジにおける支払いについて、音声および表示画面に
おいて案内を行う(ステップS253)。
【0167】なお、商品販売情報処理装置4において、
音楽データの販売処理が終了した時点で、利用客が購入
した音楽データに対応するアーティスト(演奏者)のコ
ンサートチケットの販売処理に移行する事も可能であ
る。即ち、利用客は、所望のアーティストの音楽(楽
曲)を購入するとともに、該アーティストのコンサート
チケットを購入する事ができる。
【0168】その後、CPU401は、HDドライブ4
13内の販売情報管理テーブル413aに、音楽データ
を販売した楽曲名等の販売情報を記録し(ステップS2
54)、通信制御部408から当該販売情報を商品販売
情報管理装置3に対してネットワーク2を介して送信し
(ステップS255)、処理を終了する。
【0169】また、CPU401は、HDドライブ41
3内の販売管理テーブルに記録された各種のデータを、
設置店舗AのPOSシステムに対して送信することも可
能であり、これによって、商品販売情報処理端末装置4
による各種商品の販売状況を店舗Aにおいて容易に把握
することができ、より効率的な商品管理が可能となる。
【0170】以上のように、本発明の実施の形態として
の商品販売情報処理システム1によれば、商品販売情報
処理端末装置4において、HDドライブ413内に格納
した音楽データの中から、利用客が希望する音楽データ
を各種記録媒体に書込んで販売するので、利用客は、所
望の曲のみを購入することができ、複数の曲がパッケー
ジされている場合に比べて、不要な金銭的負担を感じる
ことなく、手軽に音楽を購入する事ができる。また、商
品販売情報処理端末装置4を設置する店舗Aにおいて
は、在庫を準備する必要が無いので、在庫負担を大きく
軽減し、容易に多種多様な音楽を販売することができ
る。また、HDドライブ413内に格納されていない楽
曲に関する音楽データについては、販売管理センターB
に設置された商品販売情報管理装置3内のHDドライブ
36に格納されたデータをネットワーク2を介してダウ
ンロードする事によって利用客に提供することができ、
利用客は、より多種多様な選択肢の中から所望の音楽を
選択することが可能である。また、商品販売情報管理装
置3においてHDドライブ36内に格納されたばかりの
音楽データを、ネットワーク2を介して迅速に商品販売
情報処理端末装置4に送信することができるので、従来
のCDに代表される有形の記録媒体と比較して、流通の
ための時間が不要な分、利用客は、より新しい音楽デー
タを容易に得ることができる。
【0171】さらに、商品販売情報処理端末装置4にお
いては、媒体格納部420内に各種記録媒体を格納し、
この記録媒体をメモリカードドライブ416およびディ
スクメディアドライブ417に搬送して使用することが
可能であるので、記録媒体を持参しない利用客も音楽デ
ータを購入することが可能であり、利用客の利便性をよ
り一層向上させるとともに、設置店舗Aにおいては、販
売機会を逃すことが少なく、より一層の販売効果を挙げ
ることができる。
【0172】そして、商品販売情報処理端末装置4にお
いては、内部に備えたチケット・マニュアル発行部41
0において、非常に高画質の印刷を行うことができるの
で、たとえばパッケージされたCDに付属する歌詞カー
ド等を、写真に近い高画質で印刷して発行することがで
きるので、パッケージされた媒体を購入した場合と同様
の付録印刷物を提供することができる。これによって、
利用客は、より便利な方法で従来と同等のサービスを受
けることができる。
【0173】この商品販売情報処理端末装置4において
使用可能な記録媒体としては、各種カード型記録媒体お
よび各種ディスク型記録媒体の他、PDAを使用するこ
とも可能であり、利用客は自宅に設置された音楽機器に
あわせた記録媒体を用いて音楽データを購入する事がで
きるので、より便利である。
【0174】また、商品販売情報処理端末装置4は、コ
ンビニエンスストアに代表される店舗Aに設置する目的
に好適なものであり、利用客の利便性をより一層高める
ことができる。マイク44,44によって取得した音声
を音声認識部405において解析することによって利用
客の入力を受け付けることが可能であり、さらに、紙片
等に手書きで所望の楽曲を書き込み、用紙挿入・排出部
50から挿入することにより、スキャナ414によって
当該紙片の文字を判別して利用客の入力を受け付けるこ
とが可能である。これによって、タッチパネル43にお
ける入力操作が苦手な人であっても、困難を感じること
なく操作を行うことができる。
【0175】なお、本発明の実施の形態としての商品販
売情報処理システム1においては、図4の商品販売情報
処理端末装置4の概観斜視図に示したマイク44,4
4、記録媒体挿入・排出部45、出力部46(商品排出
口),47(記録媒体挿入・排出部),48(レシート
排出口)、用紙挿入・排出部50、指向性スピーカ5
1,51、および撮像部54の各部の配置関係やレイア
ウト、各部の形状は、あくまでも一例であり、店舗Aに
設置する際の設置環境や、利用客の操作性等を考慮して
適宜変更可能である。また、その他の各部の配置関係や
レイアウト、形状についても、勿論変更可能である。
【0176】また、図4の商品販売情報処理端末装置4
の概観斜視図に示したように、その概観を決定する操作
台部41と起立部42のレイアウトや形状も同様に一例
であり、そのレイアウトや形状も、店舗Aに設置する際
の設置環境や、利用客の操作性等を考慮して、多種多様
の形態のものが適用可能であることは勿論である。
【0177】さらに、図4の商品販売情報処理端末装置
4の概観斜視図に示した各種商品および各種コンテンツ
情報の販売に係る各機能は、店舗Aに設置する際の設置
環境や、利用客の操作性等を考慮して、機能の一部を削
除あるいは追加変更するようにしてもよい。
【0178】また、上記実施の形態において、図4の商
品販売情報処理端末装置4の概観斜視図に示した撮像部
54、およびその撮像部54に対応して図5の概略内部
構成に示したデジタルカメラ407は、商品販売情報処
理端末装置4の前に立つ利用客の有無を判別するために
も利用することを説明したが、単純に利用客の有無を判
別するために利用するものである場合は、撮像部54を
赤外線センサの発光/受光窓とし、デジタルカメラ40
7を赤外線送受信部としてもよい。
【0179】また、上記実施の形態において、マイク
(音声入力部)とスピーカ(音声応答部)を別個に設け
たが、有線電話機のハンドセットや無線電話機を備える
ようにしても良い。すなわち、図4の商品販売情報処理
端末装置4に対して、操作台部41の右側面にハンドセ
ット49を備えた商品販売情報処理端末装置100の変
形例を示した図17のように、商品販売情報処理端末装
置100は、上記図4に示した商品販売情報処理端末装
置4の操作台部41の右側面に、新たにハンドセット4
9と、フック49aとを備えた構成としても良い。ま
た、この場合の商品販売情報処理端末装置100の概略
内部構成を図18に示す。この図18において、ハンド
セット49は、音声認識部405と、音声合成部406
とに接続されており、音声認識部405は、ハンドセッ
ト49と、マイク44、44とを、音声合成部406
は、ハンドセット49と、指向性スピーカ51、51と
を、ハンドセット49の状態に応じて切り換えて接続す
る。
【0180】このため、ハンドセット49が利用客によ
り取り上げられると、ハンドセット49により垂下され
ていたフック49aによりハンドセット49が利用状態
となったことが検知され、マイク44、44と、指向性
スピーカ51、51による音声入力と応答音声の出力
が、音声認識部405及び音声合成部406により、ハ
ンドセット49に切り替わる。このため、利用客は、ハ
ンドセット49のみによる音声入力や応答音声の聴聞が
できるため、利用客のプライバシーを保護することがで
きる。また、周囲に音声が漏れることがないため、商品
販売情報処理端末装置100が設置されるコンビニエン
スストア等の他の利用客に迷惑とならずに、商品販売情
報処理端末装置100を利用することができる。なお、
このハンドセット49は、操作台部41の右側面に備え
ることとして説明したが、左側面や操作台部41の台
上、起立部42の前面等に備えることとしても良い。
【0181】
【発明の効果】本発明によれば、利用者が、あらかじめ
MD等の所定の情報記録媒体に、希望する音楽情報に対
応する識別情報を記録しておき、この記録媒体を持参し
て音楽情報販売処理装置にセットすることにより、指示
選択する手間を省くことができるので、利用者の利便性
をより一層高めることができる。
【0182】また、利用者は、携帯型情報端末装置にお
ける入力操作等により、情報端末装置内の記録媒体に、
予め、所望の音楽情報に関する識別情報を格納しておく
ことによって、音楽情報販売処理装置が有する指示選択
手段による指示選択を行う必要がない。これにより、不
慣れな指示選択入力手段による入力を行う必要が無く、
手間を省くことができ、利便性をより一層高めることが
できる。また、音楽情報を情報端末装置に対して送信す
るので、情報端末装置とは別に記録媒体を使用する必要
がない。
【0183】また、本発明の音楽情報販売処理システム
によれば、音楽情報販売処理装置の音楽情報格納手段内
に格納される音楽情報、識別情報および課金情報を、販
売管理装置における操作によって、容易に追加すること
ができるため、たとえば、多数の音楽情報販売処理装置
を設置した場合にも、音楽情報の追加等の管理を容易に
行うことができ、人件費や労力負担の増加を防ぐことが
できる。また、発売直後の新曲など、利用者が希望する
音楽(楽曲)を速やかに販売することができ、利用者の
利便性を高めることができる。
【0184】また、音楽情報販売処理装置において、利
用者が所望の音楽(楽曲)に関する音楽情報が音楽情報
格納手段に格納されていない場合であっても、販売管理
装置に対して送信要求を行うことにより、該当する音楽
情報および課金情報を販売管理装置から受信して、音楽
情報の販売を行うことができる。これによって、利用者
の所望の音楽が、非常に珍しい、あるいは、発売されて
から非常に時間が経過している音楽であっても、販売を
行うことが可能であり、利用者の利便性を大きく向上さ
せることが可能であり、また、販売機会を逸することが
ない。
【0185】さらに、販売管理装置から音楽情報販売処
理装置に送信された音楽情報および課金情報は、音楽情
報格納手段に格納されるので、同じ楽曲が、利用客によ
って再度指示選択されても、音楽情報管理装置とデータ
の送受信を行うことなく当該音楽情報を販売することが
できる。
【0186】
【0187】
【0188】
【0189】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての商品販売情報処理
システムの全体構成を示す図である。
【図2】図1に示す商品販売情報処理システムを構成す
る各装置の接続移管形を示すブロック図である。
【図3】図2に示す商品販売情報処理装置の概略内部構
成を示すブロック図である。
【図4】図2に示す商品販売情報処理端末装置を示す概
略斜視図である。
【図5】図2に示す商品販売情報処理端末装置の概略内
部構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示すHDドライブ内に格納されるデータ
の一例を示す図であり、(a)は販売情報管理テーブル
413aの構成を模式的に示す図であり、(b)は音楽
データ販売情報管理テーブル413bの構成を模式的に
示す図である。
【図7】図2に示す商品販売情報処理端末装置によって
実行される通常時の動作を示すフローチャートである。
【図8】図7に示す処理において、表示画面上に表示さ
れるメインメニュー画面の一例を示す図である。
【図9】図2に示す商品販売情報処理端末装置によって
実行される音楽データ販売処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】図9に示す処理において、表示画面上に実行
される表示の一例を示す図である。
【図11】図9に示す処理において、表示画面上に実行
される表示の一例を示す図である。
【図12】図9に示す処理において、表示画面上に実行
される表示の一例を示す図である。
【図13】図9に示す処理において、表示画面上に実行
される表示の一例を示す図である。
【図14】図2に示す商品販売情報処理端末装置によっ
て実行される音楽データ販売処理を示すフローチャート
である。
【図15】図2に示す商品販売情報処理端末装置によっ
て実行される音楽データ販売処理を示すフローチャート
である。
【図16】図2に示す商品販売情報処理端末装置によっ
て実行される音楽データ販売処理を示すフローチャート
である。
【図17】図4の商品販売情報処理端末装置4に対し
て、操作台部41の右側面にハンドセット49を備えた
変形例である商品販売情報処理端末装置100を示した
概観斜視図である。
【図18】図17に示す商品販売情報処理端末装置10
0の概略内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 商品販売情報処理システム 2 ネットワーク 3 商品販売情報管理装置 31 CPU 32 入力装置 33 表示装置 34 通信装置 35 RAM 36 HDドライブ 37 バス 4、100 商品販売情報処理端末装置 41 操作台部 42 起立部 43 タッチパネル 44,44 マイク 45 記録媒体挿入・排出部 45a,46a,47a,48aシャッター 46 出力部(商品排出口) 47 出力部(記録媒体挿入・排出部) 48 出力部(レシート排出口) 49 ハンドセット 49a フック 50 用紙挿入・排出部 51,51 指向性スピーカ 53 案内表示部 54 撮像部 55,55 推奨表示部 56,57,58予備の出力部 60 物掛け部 63,64,64,65,66,67,68,70,7
1,71,74処理中表示部 401 CPU 402 入力部 403 メイン表示部 404 サブ表示制御部 405 音声認識部 406 音声合成部 407 デジタルカメラ 408 通信制御部 409 レシート発行部 410 チケット・マニュアル発行部 411 ROM 412 RAM 413 HDドライブ 414 スキャナ 415 プリンタ 416 メモリカードドライブ 417 ディスクメディアドライブ 418 PDA接続部 419,419予備ドライブ 420 媒体格納部 421 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−202940(JP,A) 特開 平7−334972(JP,A) 特開 平2−247885(JP,A) 特開 平2−151900(JP,A) 特開 平2−204797(JP,A) 特開 平9−265731(JP,A) 特開 昭62−241068(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 17/00 - 17/42 G07F 1/00 - 3/04 G07F 5/00 - 9/10 102 G07F 11/00 - 11/72 G07F 13/00 - 15/12 G07B 1/00 - 9/02 G07B 11/00 - 17/04 G06F 15/20 - 15/20 102 G06F 15/21 - 15/21 360 G06F 15/24 - 15/28 G07C 1/00 - 15/00 G06F 3/16 - 3/16 340 G06F 15/40 - 15/419 G11B 27/00 - 27/08 G11B 27/10 - 27/34 G10L 3/00 301 G01L 3/02 301 G01L 5/06 G01L 7/08 G01L 9/00 - 9/20 301 G10L 3/00 - 9/20 G07D 1/00 - 1/08 G07D 3/00 - 3/16 G07D 9/00 - 9/06 G09G 1/00 301 - 321 G09G 5/00 - 5/22 A61B 5/06 - 5/22 G10K 15/00 - 15/06 H04H 1/00 - 1/14 H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22 H04B 1/06 H04B 1/16 G11B 31/00 G11B 20/00 - 202/04 101 G11B 20/20 - 20/24 G11B 20/10 - 20/16 301 G06F 15/30 - 15/30 360

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音楽情報と、音楽情報を識別するための識
    別情報と、音楽情報に応じて課金を行うための課金情報
    とをそれぞれ対応づけて格納する音楽情報格納手段と、 前記音楽情報格納手段に格納された識別情報の中から所
    望の識別情報を指示選択する指示選択手段と、 前記指示選択手段により指示選択された識別情報を適宜
    切り替えて表示する表示手段と、 前記音楽情報格納手段に格納された識別情報に対応づけ
    られ、入力される音声に対応した音声辞書を格納する音
    声辞書格納手段と、 利用者の音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段によって入力された音声内容に含まれ
    る識別情報を、前記音声辞書格納手段に格納された音声
    辞書に基づいて識別する音声識別手段と、 前記音声識別手段によって識別された識別情報に対応す
    る音楽情報および課金情報、または、前記指示選択手段
    により指示選択された識別情報に対応する音楽情報およ
    び課金情報を前記音楽情報格納手段から抽出する抽出手
    段と、 前記抽出手段により抽出された音楽情報を、所定の情報
    記録媒体に書き込む音楽情報書込手段と、 前記抽出手段により抽出された課金情報を出力する課金
    情報出力手段と、 を備える音楽情報販売処理装置において、 利用者によりセットされた所定の情報記録媒体に記録さ
    れている情報を読み込む情報読込手段をさらに備え、 前記抽出手段は、前記情報読込手段により読み込まれた
    情報に前記識別情報が含まれる場合には、当該識別情報
    に対応する音楽情報および課金情報を前記音楽情報格納
    手段から抽出することを特徴とする音楽情報販売処理装
    置。
  2. 【請求項2】音楽情報と、音楽情報を識別するための識
    別情報と、音楽情報に応じて課金を行うための課金情報
    とをそれぞれ対応づけて格納する音楽情報格納手段と、 前記音楽情報格納手段に格納された識別情報の中から所
    望の識別情報を指示選択する指示選択手段と、 前記指示選択手段により指示選択された識別情報を適宜
    切り替えて表示する表示手段と、 所定の範囲を撮像して撮像画像を出力する撮像手段と、 前記指示選択手段によって指示選択された識別情報に対
    応する音楽情報および課金情報を前記音楽情報格納手段
    から抽出する抽出手段と、 前記撮像手段から出力された撮像画像を解析することに
    より、前記所定の範囲に利用者が現れたことを検知する
    と、前記表示手段における識別情報の表示を開始させる
    とともに、前記抽出手段による抽出結果を前記表示手段
    に表示出力する抽出結果表示出力手段と、 前記抽出手段により抽出された音楽情報を、所定の情報
    記録媒体に書き込む音楽情報書込手段と、 前記抽出手段により抽出された課金情報を出力する課金
    情報出力手段と、 を備える音楽情報販売処理装置において、 利用者によりセットされた所定の情報記録媒体に記録さ
    れている情報を読み込む情報読込手段をさらに備え、 前記抽出手段は、前記情報読込手段により読み込まれた
    情報に前記識別情報が含まれる場合には、当該識別情報
    に対応する音楽情報および課金情報を前記音楽情報格納
    手段から抽出することを特徴とする音楽情報販売処理装
    置。
  3. 【請求項3】記録媒体とデータ通信機能とを内蔵する情
    報端末装置との間でデータを送受信するデータ通信手段
    をさらに備え、 前記抽出手段は、前記データ通信手段に対して前記情報
    端末装置がセットされ、前記情報端末装置から識別情報
    を含む情報が送信された場合には、当該識別情報に対応
    する音楽情報および課金情報を前記音楽情報格納手段か
    ら抽出し、 前記データ通信手段は、前記抽出手段により抽出された
    音楽情報を前記情報端末装置に対して送信することを特
    徴とする請求項1または2に記載の音楽情報販売処理装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の音楽情
    報販売処理装置と、販売管理装置と、を通信回線を介し
    て接続してなる音楽情報販売処理システムにおいて、 前記販売管理装置は、 音楽情報と、音楽情報を識別するための識別情報と、音
    楽情報に応じて課金を行うための課金情報と、を入力す
    るための情報入力手段と、 前記情報入力手段により入力された、音楽情報と、識別
    情報と、課金情報と、をそれぞれ対応づけて格納する情
    報格納手段と、 前記情報格納手段に格納された情報の中から特定の情報
    を指定するための指定手段と、 前記指定手段により指定された情報を前記情報格納手段
    から抽出する情報抽出手段と、 前記情報抽出手段により抽出された情報を前記通信回線
    を介して前記音楽情報販売処理装置に送信する送信手段
    と、を備え、 前記音楽情報販売処理装置は、 前記販売管理装置が有する前記送信手段によって送信さ
    れた情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された情報を前記音楽情報格納
    手段に格納する受信情報処理手段と、をさらに備えるこ
    とを特徴とする音楽情報販売処理システム。
  5. 【請求項5】前記音楽情報販売処理装置は、 前記抽出手段によって抽出すべき音楽情報および課金情
    報が前記音楽情報格納手段に格納されていない場合に、
    当該音楽情報および課金情報の送信を要求する送信要求
    信号を前記通信回線を介して前記販売管理装置に送信す
    る要求送信手段をさらに備え、 前記販売管理装置は、 前記音楽情報販売処理装置が有する前記要求送信手段に
    よって送信された送信要求信号を受信する要求受信手段
    をさらに備え、要求受信手段により受信された送信要求
    信号によって送信要求された音楽情報および課金情報
    を、前記情報抽出手段により前記情報格納手段から抽出
    して、前記送信手段により前記通信回線を介して前記音
    楽情報販売処理装置に送信することを特徴とする請求項
    4記載の音楽情報販売処理システム。
  6. 【請求項6】音楽情報と、音楽情報を識別するための識
    別情報と、音楽情報に応じて課金を行うための課金情報
    とをそれぞれ対応づけて格納する工程と、 前記格納された識別情報の中から所望の識別情報を指示
    選択させる工程と、 前記指示選択された識別情報を適宜切り替えて表示する
    工程と、 前記格納された識別情報に対応づけられ、入力される音
    声に対応した音声辞書を格納する工程と、 利用者の音声を入力させる工程と、 前記入力された音声内容に含まれる識別情報を、前記格
    納された音声辞書に基づいて識別する工程と、 前記識別された識別情報に対応する音楽情報および課金
    情報、または、前記指示選択された識別情報に対応する
    音楽情報および課金情報を前記格納された音楽情報およ
    び課金情報の中から抽出する工程と、 前記抽出された音楽情報を、所定の情報記録媒体に書き
    込む工程と、 前記抽出された課金情報を出力する工程と、 を含む音楽情報販売処理方法であって、 利用者によりセットされた所定の情報記録媒体に記録さ
    れている情報を読み込む工程と、 前記識別情報に対応する音楽情報および課金情報を抽出
    する工程において、前記読み込まれた情報に当該識別情
    報が含まれる場合には、当該識別情報に対応する音楽情
    報および課金情報を、前記格納された音楽情報および課
    金情報の中から抽出する工程と、 をさらに含むことを特徴とする音楽情報販売処理方法。
  7. 【請求項7】音楽情報と、音楽情報を識別するための識
    別情報と、音楽情報に応じて課金を行うための課金情報
    とをそれぞれ対応づけて格納する工程と、 前記格納された識別情報の中から所望の識別情報を指示
    選択させる工程と、 前記指示選択された識別情報を適宜切り替えて表示する
    工程と、 所定の範囲を撮像して撮像画像を出力する工程と、 前記指示選択された識別情報に対応する音楽情報および
    課金情報を前記格納された音楽情報および課金情報の中
    から抽出する工程と、 前記出力された撮像画像を解析することにより、前記所
    定の範囲に利用者が現れたことを検知すると、前記識別
    情報の表示を開始させるとともに、前記抽出結果を表示
    出力する工程と、 前記抽出された音楽情報を、所定の情報記録媒体に書き
    込む工程と、 前記抽出された課金情報を出力する工程と、 を含む音楽情報販売処理方法であって、 利用者によりセットされた所定の情報記録媒体に記録さ
    れている情報を読み込む工程と、 前記識別情報に対応する音楽情報および課金情報を抽出
    する工程において、前記読み込まれた情報に当該識別情
    報が含まれる場合には、当該識別情報に対応する音楽情
    報および課金情報を、前記格納された音楽情報および課
    金情報の中から抽出する工程と、 をさらに含むことを特徴とする音楽情報販売処理方法。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載の音楽情報販売処理
    方法であって、 記録媒体とデータ通信機能とを内蔵する情報端末装置と
    の間でデータを送受信する工程をさらに含み、 前記識別情報に対応する音楽情報および課金情報を抽出
    する工程は、前記情報端末装置がセットされ、前記情報
    端末装置から識別情報を含む情報が送信された場合に
    は、当該識別情報に対応する音楽情報および課金情報
    を、前記格納された音楽情報および課金情報の中から抽
    出し、 前記データの送受信を行う工程は、前記抽出された音楽
    情報を前記情報端末装置に対して送信する工程であるこ
    とを特徴とする音楽情報販売処理方法。
  9. 【請求項9】請求項6から8のいずれかに記載の音楽情
    報販売処理方法を実施する音楽情報販売処理装置と、販
    売管理装置とが所定の通信回線を介して接続された音楽
    情報販売処理システムにおける音楽情報販売処理方法で
    あって、 前記販売管理装置において、音楽情報と、音楽情報を識
    別するための識別情報と、音楽情報に応じて課金を行う
    ための課金情報と、を入力させる工程と、 前記販売管理装置において、前記入力された、音楽情報
    と、識別情報と、課金情報と、をそれぞれ対応づけて格
    納する工程と、 前記販売管理装置において、前記格納された情報の中か
    ら特定の情報を指定させる工程と、 前記販売管理装置において、前記指定された情報を前記
    格納された音楽情報と、識別情報と、課金情報との中か
    ら抽出する工程と、 前記販売管理装置において、前記抽出された情報を前記
    通信回線を介して前記音楽情報販売処理装置に送信する
    工程と、 前記音楽情報販売処理装置において、前記販売管理装置
    から送信された情報を受信する工程と、 前記音楽情報販売処理装置において、前記受信された情
    報を格納する工程と、 を含むことを特徴とする音楽情報販売処理方法。
  10. 【請求項10】前記音楽情報販売処理装置において、前
    記識別情報に対応する音楽情報および課金情報を抽出す
    る際に、抽出されるべき音楽情報および課金情報が格納
    されていない場合に、当該音楽情報および課金情報の送
    信を要求する送信要求信号を前記通信回線を介して前記
    販売管理装置に送信する工程と、 前記販売管理装置において、前記音楽情報販売処理装置
    から送信された送信要求信号を受信する工程と、 前記販売管理装置において、前記受信された送信要求信
    号によって送信要求された音楽情報および課金情報を、
    前記格納された音楽情報と、識別情報と、課金情報との
    中から抽出して、前記通信回線を介して前記音楽情報販
    売処理装置に送信する工程と、 をさらに含むことを特徴とする請求項9記載の音楽情報
    販売処理方法。
  11. 【請求項11】音楽情報と、音楽情報を識別するための
    識別情報と、音楽情報に応じて課金を行うための課金情
    報とをそれぞれ対応づけて格納するプログラムコード
    と、 前記格納された識別情報の中から所望の識別情報を指示
    選択させるプログラムコードと、 前記指示選択された識別情報を適宜切り替えて表示する
    プログラムコードと、 前記格納された識別情報に対応づけられ、入力される音
    声に対応した音声辞書を格納するプログラムコードと、 利用者の音声を入力させるプログラムコードと、 前記入力された音声内容に含まれる識別情報を、前記格
    納された音声辞書に基づいて識別するプログラムコード
    と、 前記識別された識別情報に対応する音楽情報および課金
    情報、または、前記指示選択された識別情報に対応する
    音楽情報および課金情報を前記格納された音楽情報およ
    び課金情報の中から抽出するプログラムコードと、 前記抽出された音楽情報を、所定の情報記録媒体に書き
    込むプログラムコードと、 前記抽出された課金情報を出力するプログラムコード
    と、 を含む処理プログラムを記録した機械読み取り可能な記
    録媒体であって、 利用者によりセットされた所定の情報記録媒体に記録さ
    れている情報を読み込むプログラムコードと、 前記識別情報に対応する音楽情報および課金情報を抽出
    する際に、前記読み込まれた情報に当該識別情報が含ま
    れる場合には、当該識別情報に対応する音楽情報および
    課金情報を、前記格納された音楽情報および課金情報の
    中から抽出するプログラムコードと、 をさらに含む処理プログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
  12. 【請求項12】音楽情報と、音楽情報を識別するための
    識別情報と、音楽情報に応じて課金を行うための課金情
    報とをそれぞれ対応づけて格納するプログラムコード
    と、 前記格納された識別情報の中から所望の識別情報を指示
    選択させるプログラムコードと、 前記指示選択された識別情報を適宜切り替えて表示する
    プログラムコードと、 所定の範囲を撮像して撮像画像を出力するプログラムコ
    ードと、 前記指示選択された識別情報に対応する音楽情報および
    課金情報を前記格納された音楽情報および課金情報の中
    から抽出するプログラムコードと、 前記出力された撮像画像を解析することにより、前記所
    定の範囲に利用者が現れたことを検知すると、前記識別
    情報の表示を開始させるとともに、前記抽出結果を表示
    出力するプログラムコードと、 前記抽出された音楽情報を、所定の情報記録媒体に書き
    込むプログラムコードと、 前記抽出された課金情報を出力するプログラムコード
    と、 を含む処理プログラムを記録した機械読み取り可能な記
    録媒体であって、 利用者によりセットされた所定の情報記録媒体に記録さ
    れている情報を読み込むプログラムコードと、 前記識別情報に対応する音楽情報および課金情報を抽出
    する際に、前記読み込まれた情報に当該識別情報が含ま
    れる場合には、当該識別情報に対応する音楽情報および
    課金情報を、前記格納された音楽情報および課金情報の
    中から抽出するプログラムコードと、 をさらに含む処理プログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
  13. 【請求項13】請求項11または12記載の記録媒体で
    あって、 記録媒体とデータ通信機能とを内蔵する情報端末装置と
    の間でデータを送受信するプログラムコードをさらに含
    む処理プログラムを記録し、 前記識別情報に対応する音楽情報および課金情報を抽出
    するプログラムコードは、前記情報端末装置がセットさ
    れ、前記情報端末装置から識別情報を含む情報が送信さ
    れた場合には、当該識別情報に対応する音楽情報および
    課金情報を、前記格納された音楽情報および課金情報の
    中から抽出し、 前記データの送受信を行うプログラムコードは、前記抽
    出された音楽情報を前記情報端末装置に対して送信する
    プログラムコードであることを特徴とする記録媒体。
  14. 【請求項14】請求項11から13のいずれかに記載の
    記録媒体からプログラムを読み出して実行する音楽情報
    販売処理装置と、販売管理装置とが所定の通信回線を介
    して接続された音楽情報販売処理システムにおける音楽
    情報を販売処理するための処理プログラムを記録した機
    械読み取り可能な記録媒体であって、 前記販売管理装置において、音楽情報と、音楽情報を識
    別するための識別情報と、音楽情報に応じて課金を行う
    ための課金情報と、を入力させるプログラムコードと、 前記販売管理装置において、前記入力された、音楽情報
    と、識別情報と、課金情報と、をそれぞれ対応づけて格
    納するプログラムコードと、 前記販売管理装置において、前記格納された情報の中か
    ら特定の情報を指定させるプログラムコードと、 前記販売管理装置において、前記指定された情報を前記
    格納された音楽情報と、識別情報と、課金情報との中か
    ら抽出するプログラムコードと、 前記販売管理装置において、前記抽出された情報を前記
    通信回線を介して前記音楽情報販売処理装置に送信する
    プログラムコードと、 前記音楽情報販売処理装置において、前記販売管理装置
    から送信された情報を受信するプログラムコードと、 前記音楽情報販売処理装置において、前記受信された情
    報を格納するプログラムコードと、 をさらに含む処理プログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
  15. 【請求項15】前記音楽情報販売処理装置において、前
    記識別情報に対応する音楽情報および課金情報を抽出す
    る際に、抽出されるべき音楽情報および課金情報が格納
    されていない場合に、当該音楽情報および課金情報の送
    信を要求する送信要求信号を前記通信回線を介して前記
    販売管理装置に送信するプログラムコードと、 前記販売管理装置において、前記音楽情報販売処理装置
    から送信された送信要求信号を受信するプログラムコー
    ドと、 前記販売管理装置において、前記受信された送信要求信
    号によって送信要求された音楽情報および課金情報を、
    前記格納された音楽情報と、識別情報と、課金情報との
    中から抽出して、前記通信回線を介して前記音楽情報販
    売処理装置に送信するプログラムコードと、 をさらに含む処理プログラムを記録したことを特徴とす
    る請求項14記載の記録媒体。
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