JPH09162308A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH09162308A
JPH09162308A JP7320182A JP32018295A JPH09162308A JP H09162308 A JPH09162308 A JP H09162308A JP 7320182 A JP7320182 A JP 7320182A JP 32018295 A JP32018295 A JP 32018295A JP H09162308 A JPH09162308 A JP H09162308A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程数の増加なくチップ面積を縮小す
る。 【解決手段】 冗長メモリセルアレイ12A,12B
は、メインメモリセルアレイ11A,11Bのカラム方
向の一端部に配置され、メインメモリセルアレイと冗長
メモリセルアレイの間には、ビット線又はカラム線を切
断し得る切断回路13A,13Bが配置されている。冗
長メモリセルアレイの一端部にカラムデコ−ダ15A,
15Bを配置することにより、メインセルアレイと冗長
メモリセルアレイとで、カラム線及びカラムデコ−ダを
共用することができ、チップ面積を縮小することができ
る。特に、マスクROMの冗長メモリセルを一層PRO
Mにより構成すれば、製造工程の増加なく、チップ面積
の縮小を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクROMなど
の半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マスクROMにおいて、不良メモ
リセルを救済するための冗長メモリセルは、ヒュ−ズに
より構成されている。このヒュ−ズは、ポリシリコンか
ら構成されている。そして、デ−タの記憶は、ヒュ−ズ
を切断するか又はしないかにより行われている。
【0003】しかし、ヒュ−ズから構成される冗長メモ
リセルは、MOSトランジスタから構成されるメインメ
モリセルに比べて、半導体チップ上において大きな面積
を占有する。また、ヒュ−ズを切断するために、当該ヒ
ュ−ズに高電圧を印加しなければならない。
【0004】従って、図46に示すように、従来のマス
クROMのフロアプランは、メインメモリセルアレイ1
と冗長メモリセルアレイ2が離れた箇所に配置されるよ
うに設定されている。
【0005】このため、アドレスをデコ−ドし、冗長メ
モリセルを選択するための冗長デコ−ダ3が新たに必要
になると共に、冗長メモリセルから出力されるデ−タを
センスアンプ4に導くためのバス線5が新たに必要にな
る。
【0006】即ち、従来のマスクROMは、冗長メモリ
セルにヒュ−ズを用いているため、半導体チップの面積
が大きくなる欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
マスクROMにおいて、冗長メモリセルにヒュ−ズを用
い、また、冗長メモリセルアレイがメインセルアレイか
ら離れた箇所に配置されているため、チップ面積を大き
くする欠点があった。
【0008】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、マスクROMなどの半導体記憶装
置において、チップ面積を縮小し得る冗長メモリセルの
構造、チップ上のフロアプラン、冗長回路やデコ−ダな
どの回路構成、及びパタ−ンレイアウトを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体記憶装置は、メインメモリセルアレ
イと、第1入力信号に基づいて前記メインメモリセルア
レイのロウを選択するロウデコ−ダと、前記メインメモ
リセルアレイのカラム方向の一端に近接して配置され、
前記メインメモリセルアレイとビット線又はカラム線を
共通にする冗長メモリセルアレイと、前記メインメモリ
セルアレイと前記冗長メモリセルアレイの間に配置され
る切り離し回路と、前記冗長メモリセルアレイに隣接し
て配置され、第2入力信号に基づいて前記メインメモリ
セルアレイのカラムを選択すると共に前記第1又は前記
第2入力信号に基づいて前記冗長メモリセルアレイのカ
ラムを選択するカラムデコ−ダと、前記第1又は第2入
力信号に基づいて前記冗長メモリセルアレイのロウを選
択すると共に前記切り離し回路により前記メインメモリ
セルアレイと前記冗長メモリセルアレイとの間で前記ビ
ット線又は前記カラム線を切断する冗長回路とを備えて
いる。
【0010】前記メインメモリセルアレイは、読み出し
動作のみ可能なマスクROMから構成され、前記冗長メ
モリセルアレイは、一層PROMから構成されている。
【0011】前記冗長メモリセルアレイにおいて、カラ
ム方向に隣接する2つのメモリセルは、ソ−ス・ドレイ
ン領域を共有している。
【0012】前記冗長メモリセルアレイのロウ方向の大
きさは、前記メインメモリセルアレイのロウ方向の大き
さの整数倍である。
【0013】ここで、ロウ方向とは、ワ−ド線に平行な
方向のことをいい、カラム方向とは、カラム線又はビッ
ト線に平行な方向のことをいう。
【0014】前記冗長回路は、前記メインメモリセルア
レイの不良メモリセルを有するロウアドレスを記憶する
ための記憶部を有し、前記記憶部に記憶されたロウアド
レスと前記第1入力信号により選択されるロウアドレス
が一致する場合に、前記切り離し回路により前記ビット
線又は前記カラム線を切断し、前記冗長メモリセルアレ
イのロウを選択する。
【0015】前記冗長回路は、前記メインメモリセルア
レイの不良メモリセルを有するカラムアドレスを記憶す
るための記憶部を有し、前記記憶部に記憶されたカラム
アドレスと前記第2入力信号により選択されるカラムア
ドレスが一致する場合に、前記切り離し回路により前記
ビット線又は前記カラム線を切断し、前記冗長メモリセ
ルアレイのロウを選択し、前記第1入力信号を前記カラ
ムデコ−ダに導き、前記第1入力信号に基づいて前記冗
長メモリセルアレイのカラムを選択する。
【0016】前記第1入力信号を導く信号線と前記第2
入力信号を導く信号線は、第1及び第2トランジスタ群
を介して互いに接続され、前記カラムデコ−ダは、前記
第1及び第2トランジスタ群の間の信号線に接続され、
前記第1及び第2トランジスタ群のオン及びオフを制御
することにより前記第1又は第2入力信号を前記カラム
デコ−ダに導く。
【0017】前記冗長回路は、前記メインメモリセルア
レイの不良メモリセルを有するロウアドレス又はカラム
アドレスを記憶するための記憶部を有し、前記記憶部に
記憶されたロウアドレス又はカラムアドレスと前記第1
又は第2入力信号により選択されるロウアドレス又はカ
ラムアドレスが一致する場合に、前記切り離し回路によ
り前記ビット線又は前記カラム線を切断し、前記冗長メ
モリセルアレイのロウを選択し、前記第1又は第2入力
信号を前記カラムデコ−ダに導き、前記第1又は第2入
力信号に基づいて前記冗長メモリセルアレイのカラムを
選択する。
【0018】前記第1入力信号を導く信号線と前記第2
入力信号を導く信号線は、第1及び第2及び第3トラン
ジスタ群を介して互いに接続され、前記カラムデコ−ダ
は、前記第1及び第2トランジスタ群の間の信号線に接
続され、前記切り離し回路及び前記冗長メモリセルアレ
イのロウを選択する選択回路は、前記第2及び第3トラ
ンジスタ群の間の信号線に接続され、前記第1及び第2
及び第3トランジスタ群のオン及びオフを制御すること
により、前記第1又は第2入力信号を前記カラムデコ−
ダに導き、前記第1又は第2入力信号を前記選択回路に
導く。
【0019】前記半導体記憶装置は、交互に配置された
ビット線とカラム線を有し、前記メインメモリセルアレ
イは、ビット線とカラム線の間に接続されたメモリセル
から構成され、前記冗長メモリセルアレイは、カラム線
とカラム線の間に接続されたメモリセルから構成され、
前記ビット線及び所定のカラム線は、センスアンプに接
続され、前記カラム線は、各々のカラム線に所定の電位
を与えるバイアス回路に接続されている。
【0020】なお、前記冗長メモリセルアレイのメモリ
セルは、ビット線とビット線の間に接続するように構成
してもよい。
【0021】前記メインメモリセルアレイのメモリセル
のデ−タを読み出す際には、前記バイアス回路は、前記
カラム線に接地電位及びバイアス電位を交互に印加し、
前記冗長メモリセルアレイのメモリセルのデ−タを読み
出す際には、前記バイアス回路は、前記カラム線に1本
おきに接地電位を印加し、接地電位が印加されないカラ
ム線をセンスアンプに接続する。
【0022】前記カラム線に所定電位を与えて前記冗長
メモリセルアレイのメモリセルにデ−タを書き込むため
の書き込み回路をさらに備え、前記書き込み回路が前記
冗長メモリセルアレイのメモリセルにデ−タを書き込ん
でいる際に、前記冗長回路は、前記切り離し回路により
前記ビット線又は前記カラム線を切断する。
【0023】前記冗長メモリセルアレイのメモリセルに
デ−タを書き込むために与える電位を印加するための1
つ以上の第1パッドと、半導体記憶装置を動作させるた
めの電源電位を印加するための1つ以上の第2パッドと
を備え、前記冗長メモリセルアレイのメモリセルにデ−
タを書き込んだ後には、前記第1パッド及び前記第2パ
ッドに、共に前記電源電位が印加される。
【0024】前記冗長メモリセルアレイ内を通過するビ
ット線又はカラム線の本数が、前記メインメモリセルア
レイ内を通過するビット線又はカラム線の本数よりも少
なくなるように、前記冗長メモリセルアレイと前記メイ
ンメモリセルアレイとの間にデコ−ダが配置されてい
る。
【0025】本発明の半導体記憶装置は、メインメモリ
セルアレイと、第1入力信号に基づいて前記メインメモ
リセルアレイのロウを選択するロウデコ−ダと、第2入
力信号に基づいて前記メインメモリセルアレイのカラム
を選択するカラムデコ−ダと、冗長メモリセルアレイ
と、前記第1及び第2入力信号の少なくとも1つの信号
に基づいて前記冗長メモリセルアレイのロウを選択する
冗長回路と、前記第1又は第2入力信号に基づいて前記
冗長メモリセルアレイのカラムを選択するカラムデコ−
ダとを備えている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の半導体記憶装置について詳細に説明する。
【0027】[A] 以下の実施の形態は、主として冗
長メモリセルの構造、チップ上のフロアプラン、回路構
成及びパタ−ンレイアウトに関する。
【0028】図1は、本発明の実施の形態に関わる半導
体記憶装置のフロアプランを示している。
【0029】ロウデコ−ダ10は、2つのメインメモリ
セルアレイ11A,11Bの間に配置されている。即
ち、2つのメインメモリセルアレイ11A,11Bは、
1つのロウデコ−ダ10を共有している。
【0030】メインメモリセルアレイ11Aと冗長メモ
リセルアレイ12Aの間には、切り離し回路13Aが配
置されている。切り離し回路13Aは、メインメモリセ
ルアレイ11Aと冗長メモリセルアレイ12Aを電気的
に接続したり又は切断したりするものである。切り離し
回路13Aの具体的構成や動作については、後に詳述す
る。
【0031】同様に、メインメモリセルアレイ11Bと
冗長メモリセルアレイ12Bの間には、切り離し回路1
3Bが配置されている。切り離し回路13Bは、メイン
メモリセルアレイ11Bと冗長メモリセルアレイ12B
を電気的に接続したり又は切断したりするものである。
切り離し回路13Bの具体的構成や動作については、後
に詳述する。
【0032】メインメモリセルアレイ11A,11Bの
ロウ方向の幅と冗長メモリセルアレイ12A,12Bの
ロウ方向の幅は、互いに等しくなるように設定されてい
る。
【0033】ここで、以下の全ての説明において、ロウ
方向及びカラム方向を以下のように定義することにす
る。即ち、ロウ方向とは、メインメモリセルアレイのワ
−ド線(又は冗長メモリセルアレイのコントロ−ルゲ−
ト)に平行な方向のこととし、カラム方向とは、メイン
メモリセルアレイ及び冗長メモリセルアレイのカラム線
又はビット線に平行な方向のこととする。
【0034】冗長回路14は、冗長メモリセルアレイ1
2A及び切り離し回路13Aと、冗長メモリセルアレイ
12B及び切り離し回路13Bとの間に配置されてい
る。冗長回路14は、不良メモリセルを冗長メモリセル
に置き換え、かつ、その冗長メモリセルについて読み出
し動作を行うものである。
【0035】カラムデコ−ダ15Aは、冗長メモリセル
アレイ12Aに隣接して配置され、カラムデコ−ダ15
Bは、冗長メモリセルアレイ12Bに隣接して配置され
ている。
【0036】センスアンプ16Aは、カラムデコ−ダ1
5Aに隣接して配置され、センスアンプ16Bは、カラ
ムデコ−ダ15Bに隣接して配置されている。バイアス
回路17Aは、メインメモリセルアレイ11Aに隣接し
て配置され、バイアス回路17Bは、メインメモリセル
アレイ11Bに隣接して配置されている。
【0037】パッド18A,18Bは、半導体チップ1
9の互いに対向する2つの縁部にそれぞれ配置されてい
る。
【0038】上記フロアプランに示す各ブロックの配置
において、メインメモリセルアレイ11A、冗長メモリ
セルアレイ12A、切り離し回路13A、カラムデコ−
ダ15A、センスアンプ16A及びバイアス回路17A
には、複数のビット線(又はカラム線)が共通に接続さ
れている。
【0039】同様に、メインメモリセルアレイ11B、
冗長メモリセルアレイ12B、切り離し回路13B、カ
ラムデコ−ダ15B、センスアンプ16B及びバイアス
回路17Bには、複数のビット線(又はカラム線)が共
通に接続されている。
【0040】このような配置によれば、冗長メモリセル
アレイ12A,12Bをメインメモリセルアレイ11
A,11Bに接近させて配置し、かつ、メインメモリセ
ルアレイ11A,11Bのロウ方向の幅と冗長メモリセ
ルアレイ12A,12Bのロウ方向の幅を等しくしてい
る。
【0041】従って、カラムデコ−ダ15Aを冗長メモ
リセルアレイ12Aに隣接して配置すれば、カラムデコ
−ダ15Aをメインメモリセルアレイ11Aと冗長メモ
リセルアレイ12Aに共通に使用することができ、冗長
メモリセルアレイ12Aに専用のカラムデコ−ダが不要
になる。
【0042】同様に、カラムデコ−ダ15Bを冗長メモ
リセルアレイ12Bに隣接して配置すれば、カラムデコ
−ダ15Bをメインメモリセルアレイ11Bと冗長メモ
リセルアレイ12Bに共通に使用することができ、冗長
メモリセルアレイ12Bに専用のカラムデコ−ダが不要
になる。
【0043】また、メインメモリセルアレイ11A、冗
長メモリセルアレイ12A、切り離し回路13A、カラ
ムデコ−ダ15A、センスアンプ16A及びバイアス回
路17Aには、複数のビット線(又はカラム線)が共通
に接続されているため、冗長メモリセルアレイ12Aの
メモリセルのデ−タをセンスアンプに導くための新たな
バスも不良である。
【0044】同様に、メインメモリセルアレイ11B、
冗長メモリセルアレイ12B、切り離し回路13B、カ
ラムデコ−ダ15B、センスアンプ16B及びバイアス
回路17Bには、複数のビット線(又はカラム線)が共
通に接続されているため、冗長メモリセルアレイ12B
のメモリセルのデ−タをセンスアンプに導くための新た
なバスも不良である。
【0045】このように、本発明のフロアプランによれ
ば、半導体チップの縮小化に貢献することができる。
【0046】図2は、本発明の実施の形態に関わる半導
体記憶装置の一部を示す平面図である。
【0047】なお、図2において、斜線部は、一般的に
SDG(ソ−ス、ゲ−ト、ドレイン)領域と呼ばれる。
このSDG領域に、マスクROMセルの仮想グランド、
カラム線としての埋め込みn+ 領域を形成することで、
冗長メモリセルアレイのワ−ド線(コントロ−ルゲ−
ト)及びソ−ス・ドレイン領域を形成する。
【0048】図3は、図2のIII−III線に沿う断
面図であり、図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図
である。なお、図5は、一層PROMの等価回路図を示
している。
【0049】この発明は、例えば図1の半導体記憶装置
(特に、マスクROM)の冗長メモリセルにいわゆる一
層PROMを用いたものである。
【0050】半導体基板20上には、フィ−ルド酸化膜
21が形成されている。半導体基板20中には、ロウ方
向に伸びる複数のワ−ド線(コントロ−ルゲ−ト)22
が形成されている。ワ−ド線22は、拡散層から構成さ
れ、一定間隔で規則的に配置されている。
【0051】ワ−ド線22上には、複数のフロ−ティン
グゲ−ト23が配置されている。フロ−ティングゲ−ト
23は、不純物を含んだポリシリコンから構成され、T
字形を有している。
【0052】フロ−ティングゲ−ト23の一部の直下の
半導体基板20には、トランジスタのチャネルが形成さ
れる。当該チャネルの両端の半導体基板20には、ソ−
ス・ドレイン領域24A,24Bが形成されている。ソ
−ス・ドレイン領域24A,24Bは、拡散層から構成
されている。
【0053】ソ−ス・ドレイン領域24A,24Bは、
カラム方向に伸びる複数のビット線(又はカラム線)2
5に接続されている。ビット線(カラム線)25は、ア
ルミニウムから構成され、メインメモリセルにも接続さ
れている。
【0054】なお、互いに隣接する一層PROM(冗長
メモリセル)M1,M2は、ソ−ス・ドレイン領域24
A,24Bを共有している。
【0055】上記一層PROMを冗長メモリセルに用い
た半導体記憶装置において、特に、メインメモリセルが
MOSトランジスタから構成されるマスクROMの場合
には、メインメモリセルのビット線(又はカラム線)と
冗長メモリセルのビット線(又はカラム線)を共通にす
ることができるため、メインメモリセルのカラムデコ−
ダと冗長メモリセルのカラムデコ−ダも共通にすること
ができる。
【0056】従って、冗長メモリセルアレイに専用のカ
ラムデコ−ダが不要であり、半導体チップの面積を小さ
くすることができる。
【0057】また、メインメモリセルのゲ−トと冗長メ
モリセルのフロ−ティングゲ−トは、一層目のポリシリ
コンにより同時に形成することができるため、製造工程
数の増加もなく、コストの上昇もない。
【0058】図6は、本発明の半導体記憶装置のロウデ
コ−ダを示す回路図である。
【0059】例えば、8本のPHWA群から1本を選択
し、選択された1本のPHWAに高電位VDDを与え、
残りの7本のPHWAに低電位VSSを与える。ここ
で、8本のPHWB群から1本を選択し、選択された1
本のPHWBに低電位VSSを与えると、MOSトラン
ジスタA,Bがオン状態になり、ノ−ドDの電位が
“H”レベルになって所定のワ−ド線の電位が“H”レ
ベルになる。
【0060】MOSトランジスタA及びMOSトランジ
スタBのいずれか1つがオフ状態である場合には、ノ−
ドDは、抵抗Eを介して接地点に接続され、当該ノ−ド
Dに接続されるワ−ド線の電位は、“L”レベルにな
る。
【0061】また、MOSトランジスタA及びMOSト
ランジスタBがオンで、PHWAが“L”レベルのとき
も、ワ−ド線の電位は、“L”レベルになる。
【0062】なお、PHWC群及びPHWD群は、複数
のワ−ド線から1本のワ−ド線を選択するために用いら
れる。26は、メインデコ−ダである。
【0063】図7は、本発明の半導体記憶装置の冗長回
路を示す回路図である。
【0064】この発明は、メインメモリセルアレイの1
本のワ−ド線に接続される全てのメモリセルを冗長メモ
リセルに置き換えるための冗長回路に関する。
【0065】まず、冗長メモリセルに置き換えるアドレ
スを記憶するための方法について述べる。アドレスパッ
ドからアドレス信号が入力され、このアドレス信号は、
アドレスデコ−ダにおいてデコ−ドされ、PHWA群な
どの信号が生成される。
【0066】ここで、本発明では、メインメモリセルア
レイの1本のワ−ド線に接続される全てのメモリセルを
冗長メモリセルに置き換えるため、カラムを指定するア
ドレス信号は、使用しない。
【0067】また、メインメモリセルアレイの1本のワ
−ド線に接続される全てのメモリセルを置き換える冗長
メモリセルアレイの1行を選択し、その1行を選択する
アドレス信号を入力する。
【0068】これらメインメモリセルアレイのワ−ド線
を選択するアドレス信号及び冗長メモリセルアレイのワ
−ド線を選択するアドレス信号は、それぞれ冗長回路内
に備えられた記憶部(例えば、冗長メモリセルと同様に
一層PROMにより構成する)MEに記憶される。
【0069】即ち、レベルシフタ回路B´は、例えば、
記憶部MEの所定の1本のビット線(メモリセルのドレ
イン)に書き込み電位VPPを供給する。また、レベル
シフタ回路C´は、例えば、記憶部MEの所定の1本の
ワ−ド線(メモリセルのコントロ−ルゲ−ト)に書き込
み電位VPPを供給する。
【0070】ドレインに書き込み電位VPPが印加され
ているメモリセル群A´のうち、コントロ−ルゲ−トに
も書き込み電位VPPが印加されているメモリセルのフ
ロ−ティングゲ−トには電子が注入され、当該メモリセ
ルにデ−タ(アドレス信号)が書き込まれる。
【0071】次に、冗長メモリセルの選択方法及びデ−
タ記憶方法について説明する。外部からアドレス信号が
入力されると、このアドレス信号のアドレスが記憶部M
Eに記憶されたアドレスと一致するか否かが判定され
る。アドレス信号のアドレスと記憶部MEに記憶された
アドレスが一致すると、ノ−ドDの電位が“H”レベル
になる。
【0072】また、ノ−ドEの電位も“H”レベルとな
り、レベルシフタ回路Lは、書き込み電位VPPを出力
する。また、カラムデコ−ダCDEにより、冗長メモリ
セルアレイの複数のワ−ド線のうちの1本が選択され
る。
【0073】従って、冗長メモリセルアレイの選択され
た1本のワ−ド線には、書き込み電位VPPが印加され
る。
【0074】なお、冗長メモリセルのロウ方向の大きさ
がメインメモリセルのロウ方向の大きさの2n 倍である
場合において、メインメモリセルアレイの1本のワ−ド
線に接続される全てのメモリセルを救済するときは、冗
長メモリセルアレイの2n 本の行が必要になる。
【0075】このような場合には、カラムデコ−ダCD
Eにより、冗長メモリセルアレイの2n 本のワ−ド線を
選択する。
【0076】また、図8に示すように、冗長メモリセル
アレイの所定のビット線(又はカラム線)には、カラム
デコ−ダCDE´を介して所定の電位が印加され、冗長
メモリセルにデ−タが記憶される。
【0077】次に、冗長メモリセルからデ−タを読み出
す方法について説明する。外部からアドレス信号が入力
されると、アドレスデコ−ダによりアドレス信号がデコ
−ドされ、PHWAなどが生成される。
【0078】例えば、8本のPHWAのうちの1本が選
択されると、その選択された1本のPHWAの電位(ノ
−ドG)は、“H”レベルになる。ここで、レベルシフ
タ回路C´の電源電位は、冗長メモリセルへのデ−タの
書き込み段階では、書き込み電位VPPであるが、その
後は、通常の電位VDDとなる。
【0079】従って、トランジスタIのワ−ド線の電位
は“H”レベルとなり、このトランジスタIにデ−タが
書き込まれている場合(フロ−ティングゲ−トに電子が
注入されている場合)には、このトランジスタIに電流
は流れないが、トランジスタIにデ−タが書き込まれて
いない場合(フロ−ティングゲ−トに電子が注入されて
いない場合)には、このトランジスタIに電流が流れ
る。
【0080】同様に、PHWB群及びメインアドレスを
選ぶ信号のうち選択された信号線に接続されるA´群の
トランジスタの全てに書き込みが行われていると、A´
群のトランジスタの全てに電流が流れず、ノ−ドDは、
“H”レベルになる。
【0081】しかし、A´群のトランジスタの少なくと
も1つについて、デ−タの書き込みが行われていないも
のが存在するときは、そのトランジスタに電流が流れる
ため、ノ−ドDは、“L”レベルになる。
【0082】冗長メモリセルのデ−タを読み出す際に
は、ノ−ドJを“H”レベルとし、例えば、切り離し回
路によってメインメモリセルアレイをセンスアンプから
切断し、メインメモリセルアレイからのデ−タが出力さ
れないようにする。
【0083】図9及び図10は、本発明の半導体記憶装
置のメモリセルアレイ部の構成を示すものである。
【0084】なお、図9は、メインメモリセルアレイ、
冗長メモリセルアレイ及び切り離し回路の接続関係を示
す回路図を示し、図10は、メインメモリセルアレイ、
冗長メモリセルアレイ及び切り離し回路の配置関係を示
すパタ−ンレイアウトを示すものである。
【0085】冗長メモリセルのロウ方向の大きさは、メ
インメモリセルのロウ方向の大きさの8倍に設定されて
いるため、例えば、メインメモリセルアレイのカラムを
64列、冗長メモリセルアレイのカラムを8列にすれ
ば、メインメモリセルアレイのロウ方向の幅と冗長メモ
リセルアレイのロウ方向の幅は、等しくなる。
【0086】また、メインメモリセルアレイのカラム線
と冗長メモリセルアレイのカラム線は、共通化されてい
る。メインメモリセルアレイと冗長メモリセルアレイの
間には、切り離し回路が配置されている。
【0087】この切り離し回路は、冗長メモリセルにデ
−タを書き込む際に、書き込み電位VPPがメインメモ
リセルに印加されないようにする機能を有すると共に、
冗長メモリセルからデ−タを読み出す際に、メインメモ
リセルアレイからのデ−タがセンスアンプに導かれない
ようにする機能を有する。
【0088】メインメモリセルのデ−タを読み出す際の
カラムデコ−ダの動作について簡単に説明する。例え
ば、図8の信号線Kを選択すると、1つのビット線B1
がセンスアンプ31に接続され、その両側に配置されて
いる2つのカラム線C1,C2の一方がバイアス回路3
2に接続され、他方が接地点に接続される。
【0089】なお、冗長メモリセルアレイのデ−タを読
み出す際には、例えばカラム線C1又はセンスアンプカ
ラム線C2がVSSに繋がるため、カラム線C1とセン
スアンプカラム線C2の間に接続された冗長メモリセル
のデ−タが読み出される。
【0090】[B] 以下の実施の形態は、ロウ方向に
のみ設けた冗長メモリセルで、メインメモリセルのロウ
方向及びカラム方向の救済を達成するものに関する。
【0091】図11は、本発明の半導体記憶装置の回路
構成を示すものである。
【0092】この発明は、メインメモリセルアレイのカ
ラム方向(又はロウ方向)の一端部にのみ設けられた冗
長メモリセルアレイにより、メインメモリセルアレイの
ロウ方向のメモリセルの救済とカラム方向のメモリセル
の救済を行い得るようにしたものである。
【0093】以下の説明では、簡単のため、メインメモ
リセルアレイは、4つのロウと4つのカラムを有し、冗
長メモリセルアレイは、メインメモリセルアレイのカラ
ム方向の一端部のみに形成されているものと仮定する。
【0094】4本のカラム線COL1〜COL4は、メ
インメモリセルアレイ41内、切り離し回路42内、冗
長メモリセルアレイ43内、及びカラムデコ−ダ44内
にそれぞれ配置されている。
【0095】メインメモリセルアレイ41は、4×4の
行列状に配置された閾値の異なるMOSトランジスタか
ら構成されている。切り離し回路42は、MOSトラン
ジスタから構成されている。冗長メモリセルアレイ43
は、4×1の行列状に配置された閾値の異なる一層PR
OMから構成されている。カラムデコ−ダ44は、4本
のカラム線COL1〜COL4のうちの選択された1本
をセンスアンプ45に接続する。
【0096】メインメモリセルアレイ41の4本のワ−
ド線WL1〜WL4は、ロウデコ−ダ46に接続されて
いる。ロウデコ−ダ46は、例えば、NAND回路とイ
ンバ−タ回路が直列接続されたものから構成することが
できる。ロウデコ−ダ46には、例えば、ロウプリデコ
−ダの出力信号φA1,φA2,φB1,φB2が入力
される。ロウデコ−ダ46は、出力信号φA1,φA
2,φB1,φB2に基づいて1本のワ−ド線を選択
し、その選択された1本のワ−ド線に高電位VDDを与
える。
【0097】ロウプリデコ−ダの出力信号φA1,φA
2,φB1,φB2は、ロウアドレス記憶回路47にも
入力される。
【0098】メインメモリセルアレイ41に不良メモリ
セルが存在する場合において、ロウアドレス記憶回路4
7には、不良メモリセルが存在する行(ワ−ド線)を選
択するロウアドレスが記憶されている。
【0099】ここで、不良メモリセルが存在する行(ワ
−ド線)を選択する出力信号φA1,φA2,φB1,
φB2(ロウアドレス)が供給された場合には、ロウア
ドレス記憶回路47は、“L”レベルの出力信号を出力
する。
【0100】従って、切り離し回路42のMOSトラン
ジスタは、全てオフ状態となり、カラム線COL1〜C
OL4がメインメモリセルアレイ41と冗長メモリセル
アレイ43の間で切断される。
【0101】なお、ロウ方向のメモリセルの救済を行う
ときは、トランジスタ群Aは、オフ状態であり、トラン
ジスタ群Bは、オン状態に設定される。
【0102】メインメモリセルアレイ41に不良メモリ
セルが存在する場合において、ロウ方向のメモリセルの
救済を行うときは、カラムプリデコ−ダの出力信号CA
1,CA2,CB1,CB2は、カラムデコ−ダ44に
供給されるが、カラム方向のメモリセルの救済を行うと
きは、カラムプリデコ−ダの出力信号CA1,CA2,
CB1,CB2は、カラムアドレス記憶回路48にのみ
供給される。
【0103】カラムアドレス記憶回路48には、不良メ
モリセルが存在する列(カラム線)を選択するカラムア
ドレスが記憶されている。
【0104】ここで、不良メモリセルが存在する列(カ
ラム線)を選択する出力信号CA1,CA2,CB1,
CB2(カラムアドレス)が供給された場合には、カラ
ムアドレス記憶回路48は、“L”レベルの出力信号を
出力する。
【0105】従って、切り離し回路42のMOSトラン
ジスタは、全てオフ状態となり、カラム線COL1〜C
OL4がメインメモリセルアレイ41と冗長メモリセル
アレイ43の間で切断される。
【0106】なお、カラム方向のメモリセルの救済を行
うときは、トランジスタ群Aは、オン状態であり、トラ
ンジスタ群Bは、オフ状態に設定される。
【0107】次に、上述の半導体記憶装置の動作につい
て説明する。
【0108】まず、ロウ方向のメモリセルの救済につい
て考える。今、ワ−ド線WL2に接続されている4つの
メモリセル1〜4を冗長メモリセルに置き換えたと仮定
する。この場合において、ロウアドレス記憶回路47に
は、ワ−ド線WL2を選択する出力信号φA1,φA
2,φB1,φB2のデ−タが記憶される。また、トラ
ンジスタ群Aは、オン状態に設定され、トランジスタ群
Bは、オフ状態に設定されている。
【0109】ロウプリデコ−ダの出力信号φA1,φA
2,φB1,φB2が供給されると、ロウアドレス記憶
回路47は、出力信号φA1,φA2,φB1,φB2
がワ−ド線WL2を選択するものであるか否かを判断す
る。
【0110】出力信号φA1,φA2,φB1,φB2
がワ−ド線WL2を選択するものである場合、ロウアド
レス記憶回路47は、“L”レベルの出力信号を出力す
る。従って、切り離し回路42のMOSトランジスタ
は、全てオフ状態となり、カラム線COL1〜COL4
がメインメモリセルアレイ41と冗長メモリセルアレイ
43の間で切断される。
【0111】従って、ロウデコ−ダ46によりワ−ド線
WL2が選択され、カラム線COL1〜COL4にメモ
リセル1〜4のデ−タが出力されるが、切り離し回路4
2によりカラム線COL1〜COL4が切断されている
ため、このデ−タがセンスアンプ45に導かれることは
ない。
【0112】一方、冗長メモリセルアレイのワ−ド線
(例えば、冗長メモリセルが一層PROMの場合、コン
トロ−ルゲ−ト)WRには、“H”レベルの電位が印加
され、冗長メモリセル1〜4のデ−タがカラム線COL
1〜COL4に出力される。
【0113】また、カラムプリデコ−ダの出力信号CA
1,CA2,CB1,CB2がカラムデコ−ダ44に入
力され、1本のカラム線のみがセンスアンプ45に接続
される。従って、選択されたカラムのデ−タのみがセン
スアンプ45により増幅され、外部に出力される。
【0114】次に、カラム方向のメモリセルの救済につ
いて考える。今、カラム線COL2に接続されている4
つのメモリセルA〜Dを冗長メモリセルに置き換えたと
仮定する。この場合において、カラムアドレス記憶回路
48には、カラム線COL2を選択する出力信号CA
1,CA2,CB1,CB2のデ−タが記憶される。ま
た、トランジスタ群Aは、オフ状態に設定され、トラン
ジスタ群Bは、オン状態に設定されている。
【0115】カラムプリデコ−ダの出力信号CA1,C
A2,CB1,CB2が供給されると、カラムアドレス
記憶回路48は、出力信号CA1,CA2,CB1,C
B2がカラム線COL2を選択するものであるか否かを
判断する。
【0116】出力信号CA1,CA2,CB1,CB2
がカラム線COL2を選択するものである場合、カラム
アドレス記憶回路48は、“L”レベルの出力信号を出
力する。従って、切り離し回路42のMOSトランジス
タは、全てオフ状態となり、カラム線COL1〜COL
4がメインメモリセルアレイ41と冗長メモリセルアレ
イ43の間で切断される。
【0117】一方、冗長メモリセルアレイのワ−ド線
(例えば、冗長メモリセルが一層PROMの場合、コン
トロ−ルゲ−ト)WRには、“H”レベルの電位が印加
され、冗長メモリセル1〜4のデ−タがカラム線COL
1〜COL4に出力される。
【0118】また、ロウプリデコ−ダの出力信号φA
1,φA2,φB1,φB2がカラムデコ−ダ44に入
力され、1本のカラム線のみがセンスアンプ45に接続
される。従って、選択されたロウのデ−タのみがセンス
アンプ45により増幅され、外部に出力される。
【0119】即ち、カラム方向のメモリセルの救済の場
合には、まず、冗長メモリセルからカラム方向の4つの
デ−タを出力し、これをカラムデコ−ダ(ロウデコ−ダ
といった方が適切かも知れない)44で1つのロウを決
定している。
【0120】次に、メインメモリセルアレイ41に不良
メモリセルが存在しない場合について説明する。
【0121】この場合、ロウアドレス記憶回路47には
ロウアドレスデ−タが記憶されず、カラムアドレス記憶
回路48にはカラムアドレスデ−タが記憶されないた
め、ロウアドレス記憶回路47及びカラムアドレス記憶
回路48の出力信号は、共に、常に“H”レベルとな
る。
【0122】従って、切り離し回路42のMOSトラン
ジスタは、全てオン状態になっている。つまり、ロウデ
コ−ダ46により選択されたワ−ド線に接続されるメモ
リセルのデ−タがカラム線COL1〜COL4に出力さ
れ、これらのデ−タのうちカラムデコ−ダ44により選
択された1つのデ−タのみがセンスアンプ45に導かれ
る。
【0123】上記構成の半導体記憶装置によれば、ロウ
方向のメモリセルの救済とカラム方向のメモリセルの救
済を同時に達成する場合において、冗長メモリセルアレ
イは、メインメモリセルアレイのカラム方向の一端部の
み又はロウ方向の一端部のみに設ければ足り、カラム方
向の端部とロウ方向の端部の双方に設ける必要がない。
【0124】即ち、例えば、上記実施の形態の場合、ロ
ウ方向のメモリセルを救済するときは、冗長メモリセル
アレイからロウ方向のメモリセルのデ−タを読み出し、
カラムデコ−ダによりカラムを選択することにより行う
ことができる。また、カラム方向のメモリセルを救済す
るときは、冗長メモリセルアレイからカラム方向のメモ
リセルのデ−タを読み出し、ロウプリデコ−ダの出力信
号をカラムデコ−ダに入力してカラムデコ−ダによりロ
ウを選択することにより行うことができる。
【0125】従って、半導体チップの面積を増大させる
ことなく、ロウ方向のメモリセルの救済とカラム方向の
メモリセルの救済を同時に達成することができる。
【0126】図12は、本発明の半導体記憶装置の回路
構成を示すものである。
【0127】この発明は、上述の発明と同様に、メイン
メモリセルアレイのカラム方向(又はロウ方向)の一端
部にのみ設けられた冗長メモリセルアレイにより、メイ
ンメモリセルアレイのロウ方向のメモリセルの救済とカ
ラム方向のメモリセルの救済を行い得るようにしたもの
である。
【0128】以下の説明では、簡単のため、メインメモ
リセルアレイは、4つのロウと4つのカラムを有し、冗
長メモリセルアレイは、メインメモリセルアレイのカラ
ム方向の一端部のみに形成されているものと仮定する。
【0129】4本のカラム線COL1〜COL4は、メ
インメモリセルアレイ41内、切り離し回路42内、冗
長メモリセルアレイ43内、及びカラムデコ−ダ44内
にそれぞれ配置されている。
【0130】メインメモリセルアレイ41は、4×4の
行列状に配置された閾値の異なるMOSトランジスタか
ら構成されている。切り離し回路42は、MOSトラン
ジスタから構成されている。冗長メモリセルアレイ43
は、4×1の行列状に配置された閾値の異なる一層PR
OMから構成されている。カラムデコ−ダ44は、4本
のカラム線COL1〜COL4のうちの選択された1本
をセンスアンプ45に接続する。
【0131】メインメモリセルアレイ41の4本のワ−
ド線WL1〜WL4は、ロウデコ−ダ46に接続されて
いる。ロウデコ−ダ46は、例えば、NAND回路とイ
ンバ−タ回路が直列接続されたものから構成することが
できる。ロウデコ−ダ46には、例えば、ロウプリデコ
−ダの出力信号φA1,φA2,φB1,φB2が入力
される。ロウデコ−ダ46は、出力信号φA1,φA
2,φB1,φB2に基づいて1本のワ−ド線を選択
し、その選択された1本のワ−ド線に高電位VDDを与
える。
【0132】ロウプリデコ−ダの出力信号φA1,φA
2,φB1,φB2は、トランジスタ群A,Bを介して
アドレス記憶回路49にも入力される。
【0133】メインメモリセルアレイ41に不良メモリ
セルが存在する場合において、ロウ方向の救済を行う場
合には、アドレス記憶回路49には、不良メモリセルが
存在する行(ワ−ド線)を選択するロウアドレスが記憶
されている。
【0134】ここで、不良メモリセルが存在する行(ワ
−ド線)を選択する出力信号φA1,φA2,φB1,
φB2(ロウアドレス)が供給された場合には、アドレ
ス記憶回路49は、“L”レベルの出力信号を出力す
る。
【0135】従って、切り離し回路42のMOSトラン
ジスタは、全てオフ状態となり、カラム線COL1〜C
OL4がメインメモリセルアレイ41と冗長メモリセル
アレイ43の間で切断される。
【0136】メインメモリセルアレイ41に不良メモリ
セルが存在する場合において、ロウ方向のメモリセルの
救済を行うときは、カラムプリデコ−ダの出力信号CA
1,CA2,CB1,CB2は、カラムデコ−ダ44に
供給されるが、カラム方向のメモリセルの救済を行うと
きは、カラムプリデコ−ダの出力信号CA1,CA2,
CB1,CB2は、アドレス記憶回路49ににみ供給さ
れる。
【0137】メインメモリセルアレイ41に不良メモリ
セルが存在する場合において、カラム方向の救済を行う
場合には、アドレス記憶回路49には、不良メモリセル
が存在する列(カラム線)を選択するカラムアドレスが
記憶されている。
【0138】ここで、不良メモリセルが存在する列(カ
ラム線)を選択する出力信号CA1,CA2,CB1,
CB2(カラムアドレス)が供給された場合には、アド
レス記憶回路49は、“L”レベルの出力信号を出力す
る。
【0139】従って、切り離し回路42のMOSトラン
ジスタは、全てオフ状態となり、カラム線COL1〜C
OL4がメインメモリセルアレイ41と冗長メモリセル
アレイ43の間で切断される。
【0140】即ち、この発明は、上述の発明と比べる
と、冗長メモリセルを選択するためのロウアドレス記憶
回路とカラムアドレス記憶回路を一つにまとめて、アド
レス記憶回路とした点が相違している。
【0141】次に、上述の半導体記憶装置の動作につい
て説明する。
【0142】まず、ロウ方向のメモリセルの救済につい
て考える。今、ワ−ド線WL2に接続されている4つの
メモリセル1〜4を冗長メモリセルに置き換えたと仮定
する。この場合において、アドレス記憶回路49には、
ワ−ド線WL2を選択する出力信号φA1,φA2,φ
B1,φB2のデ−タが記憶される。
【0143】また、下記の表1に示すように、トランジ
スタ群A,Bは、オン状態に設定され、トランジスタ群
Cは、オフ状態に設定されている。
【0144】ロウプリデコ−ダの出力信号φA1,φA
2,φB1,φB2が供給されると、アドレス記憶回路
49は、出力信号φA1,φA2,φB1,φB2がワ
−ド線WL2を選択するものであるか否かを判断する。
【0145】出力信号φA1,φA2,φB1,φB2
がワ−ド線WL2を選択するものである場合、アドレス
記憶回路49は、“L”レベルの出力信号を出力する。
従って、切り離し回路42のMOSトランジスタは、全
てオフ状態となり、カラム線COL1〜COL4がメイ
ンメモリセルアレイ41と冗長メモリセルアレイ43の
間で切断される。
【0146】従って、ロウデコ−ダ46によりワ−ド線
WL2が選択され、カラム線COL1〜COL4にメモ
リセル1〜4のデ−タが出力されるが、切り離し回路4
2によりカラム線COL1〜COL4が切断されている
ため、このデ−タがセンスアンプ45に導かれることは
ない。
【0147】一方、冗長メモリセルアレイのワ−ド線
(例えば、冗長メモリセルが一層PROMの場合、コン
トロ−ルゲ−ト)WRには、“H”レベルの電位が印加
され、冗長メモリセル1〜4のデ−タがカラム線COL
1〜COL4に出力される。
【0148】この後、表1に示すように、トランジスタ
群B,Cがオン状態となり、トランジスタ群Aがオフ状
態となる。
【0149】また、カラムプリデコ−ダの出力信号CA
1,CA2,CB1,CB2がカラムデコ−ダ44に入
力され、1本のカラム線のみがセンスアンプ45に接続
される。従って、選択されたカラムのデ−タのみがセン
スアンプ45により増幅され、外部に出力される。
【0150】次に、カラム方向のメモリセルの救済につ
いて考える。今、カラム線COL2に接続されている4
つのメモリセルA〜Dを冗長メモリセルに置き換えたと
仮定する。この場合において、アドレス記憶回路49に
は、カラム線COL2を選択する出力信号CA1,CA
2,CB1,CB2のデ−タが記憶される。
【0151】また、表1に示すように、トランジスタ群
A,Cは、オン状態に設定され、トランジスタ群Bは、
オフ状態に設定されている。
【0152】カラムプリデコ−ダの出力信号CA1,C
A2,CB1,CB2が供給されると、アドレス記憶回
路49は、出力信号CA1,CA2,CB1,CB2が
カラム線COL2を選択するものであるか否かを判断す
る。
【0153】出力信号CA1,CA2,CB1,CB2
がカラム線COL2を選択するものである場合、アドレ
ス記憶回路49は、“L”レベルの出力信号を出力す
る。従って、切り離し回路42のMOSトランジスタ
は、全てオフ状態となり、カラム線COL1〜COL4
がメインメモリセルアレイ41と冗長メモリセルアレイ
43の間で切断される。
【0154】一方、冗長メモリセルアレイのワ−ド線
(例えば、冗長メモリセルが一層PROMの場合、コン
トロ−ルゲ−ト)WRには、“H”レベルの電位が印加
され、冗長メモリセル1〜4のデ−タがカラム線COL
1〜COL4に出力される。
【0155】また、ロウプリデコ−ダの出力信号φA
1,φA2,φB1,φB2がカラムデコ−ダ44に入
力され、1本のカラム線のみがセンスアンプ45に接続
される。従って、選択されたロウのデ−タのみがセンス
アンプ45により増幅され、外部に出力される。
【0156】即ち、カラム方向のメモリセルの救済の場
合には、まず、冗長メモリセルからカラム方向の4つの
デ−タを出力し、これをカラムデコ−ダ(ロウデコ−ダ
といった方が適切かも知れない)44で1つのロウを決
定している。
【0157】次に、メインメモリセルアレイ41に不良
メモリセルが存在しない場合について説明する。
【0158】この場合、表1に示すように、トランジス
タ群B,Cは、オン状態に設定され、トランジスタ群A
は、オフ状態に設定されている。
【0159】また、アドレス記憶回路49にはロウアド
レスデ−タ及びカラムアドレスデ−タが記憶されないた
め、アドレス記憶回路49の出力信号は、常に“H”レ
ベルとなる。
【0160】従って、切り離し回路42のMOSトラン
ジスタは、全てオン状態になっている。つまり、ロウデ
コ−ダ46により選択されたワ−ド線に接続されるメモ
リセルのデ−タがカラム線COL1〜COL4に出力さ
れ、これらのデ−タのうちカラムデコ−ダ44により選
択された1つのデ−タのみがセンスアンプ45に導かれ
る。
【0161】
【表1】
【0162】上記構成の半導体記憶装置によれば、ロウ
方向のメモリセルの救済とカラム方向のメモリセルの救
済を同時に達成する場合において、冗長メモリセルアレ
イは、メインメモリセルアレイのカラム方向の一端部の
み又はロウ方向の一端部のみに設ければ足り、カラム方
向の端部とロウ方向の端部の双方に設ける必要がない。
【0163】即ち、例えば、上記実施の形態の場合、ロ
ウ方向のメモリセルを救済するときは、冗長メモリセル
アレイからロウ方向のメモリセルのデ−タを読み出し、
カラムデコ−ダによりカラムを選択することにより行う
ことができる。また、カラム方向のメモリセルを救済す
るときは、冗長メモリセルアレイからカラム方向のメモ
リセルのデ−タを読み出し、ロウプリデコ−ダの出力信
号をカラムデコ−ダに入力してカラムデコ−ダによりロ
ウを選択することにより行うことができる。
【0164】従って、半導体チップの面積を増大させる
ことなく、ロウ方向のメモリセルの救済とカラム方向の
メモリセルの救済を同時に達成することができる。
【0165】[C] 以下の実施の形態は、主としてチ
ップ上のフロアプラン、回路構成及びパタ−ンレイアウ
トに関する。
【0166】図13は、本発明の半導体記憶装置のブロ
ックダイアグラムを示している。
【0167】この実施の形態では、マスクROMを前提
としている。また、以下の説明を簡単にするために、メ
インメモリセルアレイは、ロウ方向に32セル、カラム
方向に64セルを有し、4つのI/O端子を有するもの
と仮定する。
【0168】また、ロウ救済及びブロック救済の基本単
位の大きさは、今までの実施の形態と同じであり、ロウ
救済時は、ワ−ド線1本(64セル)、ブロック救済時
は、ロウ方向2セル、カラム方向16セルである。
【0169】まず、この半導体記憶装置の構成について
説明する。
【0170】メインメモリセルアレイ51A,51B,
51A´,51B´は、デ−タ記憶の有無に応じて閾値
が異なる複数のMOSトランジスタから構成されてい
る。冗長メモリセルアレイ52A,52B,52A´,
52B´は、デ−タ記憶の有無に応じて閾値が異なる複
数の一層PROMから構成されている。このような構成
によれば、メインメモリセルアレイのカラム線と冗長メ
モリセルアレイのカラム線を共通化し、かつ、カラムデ
コ−ダも共通化することができ、メインメモリセルアレ
イと冗長メモリセルアレイを接近させて半導体チップの
縮小化に貢献できるからである。
【0171】メインメモリセルをMOSトランジスタか
ら構成し、冗長メモリセルを一層PROMから構成した
場合、MOSトランジスタの大きさと一層PROMの大
きさは異なるため、一層PROMのロウ方向の大きさを
MOSトランジスタのロウ方向の大きさの2n 倍に設定
するのがよい。
【0172】例えば、この実施の形態のように、一層P
ROMのロウ方向の大きさをMOSトランジスタのロウ
方向の大きさの8倍に設定し、1つのメインメモリセル
アレイのロウ方向に32セルを配置する場合には、1つ
の冗長メモリセルアレイのロウ方向に4セルを配置すれ
ば、冗長メモリセルアレイのカラムのピッチは、メイン
メモリセルアレイのカラムのピッチの8倍となり、冗長
メモリセルアレイのロウ方向の幅とメインメモリセルア
レイのロウ方向の幅が一致するからである。
【0173】メインメモリセルアレイ51A,51B,
51A´,51B´と冗長メモリセルアレイ52A,5
2B,52A´,52B´の間には、ビット線カラムデ
コ−ダ53,53´及び切り離し回路54,54´が配
置されている。
【0174】ビット線カラムデコ−ダ53,53´は、
メインメモリセルアレイ51A,51B,51A´,5
1B´のカラムの数が、冗長メモリセルアレイ52A,
52B,52A´,52B´のカラムの数よりも多いた
め、メインメモリセルアレイ51A,51B,51A
´,51B´のカラムの数を減らして冗長メモリセルア
レイ52A,52B,52A´,52B´に接続させる
機能を有する。
【0175】切り離し回路54,54´は、冗長メモリ
セルアレイ52A,52B,52A´,52B´のメモ
リセルにデ−タを書き込む際や、当該メモリセルからデ
−タを読み出す際に、カラム線をメインメモリセルアレ
イと冗長メモリセルアレイの間で切断する機能を有す
る。
【0176】ロウデコ−ダ55,55´は、ロウメイン
プリデコ−ダ56及びロウプリデコ−ダ57の出力信号
に基づいて、メインメモリセル51A,51B,51A
´,51B´のワ−ド線を選択する機能を有する。
【0177】カラムデコ−ダ58は、カラムプリデコ−
ダ60の出力信号に基づいて、カラム線を選択する機能
を有する。センスアンプ59は、メインメモリセル又は
冗長メモリセルから読み出されたデ−タを増幅する機能
を有する。センスアンプ59のデ−タは、出力回路によ
り外部に出力される。
【0178】ロウアドレス記憶回路61,61´は、メ
インメモリセルアレイの不良行を選択する信号を記憶
し、この信号と、ロウメインプリデコ−ダ56及びロウ
プリデコ−ダ57の出力信号とを比較し、一致する場合
に“L”レベルの出力信号を出力する。
【0179】カラムアドレス記憶回路63,63´は、
メインメモリセルアレイの不良ブロックを選択する信号
を記憶し、この信号と、ロウメインプリデコ−ダ56及
びカラムプリデコ−ダ60の出力信号とを比較し、一致
する場合に“L”レベルの出力信号を出力する。
【0180】選択回路62,62´は、ロウアドレス記
憶回路61,61´又はカラムアドレス記憶回路63,
63´の出力信号に基づいて、冗長メモリセルアレイの
複数のコントロ−ルゲ−トのうちの1本を選択する機能
を有する。
【0181】アドレス変換回路64,64´は、カラム
アドレス記憶回路63,63´の出力信号に基づいて、
冗長メモリセルアレイの複数のコントロ−ルゲ−トのう
ちの1本を選択する機能を有すると共に、ロウプリデコ
−ダ57又はカラムプリデコ−ダ60の出力信号に基づ
いて、カラムデコ−ダ58を制御する機能を有する。
【0182】リダンダンシ−制御回路65、リダンダン
シ−書き込みフラグ回路66及びSGV/Dデコ−ダ6
7は、所定の制御信号を生成し、所定の回路に供給する
機能を有する。
【0183】図14は、図13の半導体記憶装置のリ−
ドシ−ケンスを示している。
【0184】アドレスラッチイネ−ブル信号ALEの信
号の立ち下がりでアドレスピンに入力されたアドレス信
号がラッチされ、このアドレス信号は、ロウメインデコ
−ダ56、ロウプリデコ−ダ57、カラムプリデコ−ダ
60及びSGV/Dデコ−ダ67にそれぞれ与えられ
る。
【0185】ロウプリデコ−ダ57の出力は、φA1,
φA2,φB1,φB2,SG1〜SG4となる。ここ
で、例えばSG1を選択すると、SG1のみが“H”レ
ベルとなり、SG2〜SG4は全て“L”レベルとな
る。
【0186】このようにして、φA1及びφA2のいず
れか一つ、φB1及びφB2のいずれか一つ、及びSG
1〜SG4のうちのいずれか一つを“H”レベルとし
て、ワ−ド線の選択を行う。
【0187】図15は、メインメモリセルアレイのワ−
ド線を選択するに当たってメインメモリセルアレイを4
つのブロックに分けた例を示す。
【0188】即ち、メインメモリセルアレイは、例え
ば、カラム方向に64セルを有し、かつ、カラム方向に
4つのブロック1〜4に分けられている。1つのブロッ
クは、16セルを有している。
【0189】表2に示すように、ブロックの選択は、R
A1,RA2,RB1,RB2の4つの信号の論理をと
ることにより行われる。
【0190】
【表2】
【0191】図16は、メインメモリセルアレイのワ−
ド線を選択するに当たってメインメモリセルアレイのブ
ロックをさらに複数のバンクに分けた例を示す。
【0192】即ち、1つのバンクは、例えば、カラム方
向に4セルを有し、ロウ方向に2セルを有している。
【0193】表3に示すように、バンクの選択は、SG
1〜SG4の4つの信号の論理をとることにより、及び
SGU,SGDを用いることにより行われる。SG1〜
SG4は、カラム方向の4セルを選択するためのもの
で、SGU,SGDは、ロウ方向の2セルを選択するた
めのものである。
【0194】
【表3】
【0195】図17は、図15及び図16に示すバンク
式マスクROMの等価回路を示すものである。
【0196】1つのバンクは、カラム方向に4セルを有
し、ロウ方向に2セルを有している。各バンクの間に
は、ビット線BIT0〜BIT3とカラム線COL1〜
COL4が交互に配置されている。
【0197】各バンクの選択されたメモリセルのデ−タ
は、ビット線BIT0〜BIT3に読み出される。カラ
ム線COL1〜COL4には、接地電位VSS又はバイ
アス電位が印加され、このカラム線COL1〜COL4
に印加される電位によりバンクの選択が行われる。
【0198】メインメモリセルアレイがロウ方向に32
セルを有する場合、ロウ方向のバンクの数は16であ
り、ビット線の数は、8本となる。従って、選択された
8つのメモリセルから8つのデ−タが読み出される。
【0199】表4に示すように、ワ−ド線の選択は、φ
A1,φA2,φB1,φB2の4つの信号の論理をと
ることにより行われる。
【0200】
【表4】
【0201】表5に示すように、各バンクのロウ方向の
2セルのうちの1セルの選択は、SGU及びSGDの2
つの信号により行われる。
【0202】
【表5】
【0203】次に、図17を参照しながら、メモルセル
の選択方法と、デ−タが読み出されるしくみについて説
明する。
【0204】まず、φA1,φA2,φB1,φB2の
4つの信号を用いて、ワ−ド線WL1を選択し、ワ−ド
線WL1を“H”レベルに設定すると共に他のワ−ド線
WL2〜4を“L”レベルに設定する。
【0205】また、例えば、カラム線COL1に接地電
位を与え、カラム線COL2にバイアス電位を与える。
その結果、ビット線BIT1とカラム線COL1の間に
配置されたメモリセルのみが読み出し可能な状態とな
る。
【0206】また、SG1を“H”レベルに設定し、S
GUを“L”レベルに設定し、SGDを“H”レベルに
設定すると、丸で囲ったMOSトランジスタがオン状態
になり、メモリセルbが選択される。
【0207】従って、メモルセルbのデ−タがビット線
BIT1に読み出される。
【0208】メモルセルbにデ−タが書き込まれている
場合(“1”デ−タ記憶の場合)には、当該メモリセル
bの閾値は高く設定され、ワ−ド線WL1に“H”レベ
ルの電位が印加されてもメモリセルbはオン状態になら
ない。従って、ビット線BIT1の電位は、予めプリチ
ャ−ジされた“H”レベルの電位を保ち、ビット線BI
T1に“1”デ−タが読み出されることになる。
【0209】一方、メモルセルbにデ−タが書き込まれ
ていない場合(“0”デ−タ記憶の場合)には、当該メ
モリセルbの閾値は低く設定され、ワ−ド線WL1に
“H”レベルの電位が印加されるとメモリセルbはオン
状態になる。従って、ビット線BIT1の電位は、カラ
ム線COL1を通じて“L”レベルの電位(接地電位V
SS)になり、ビット線BIT1に“0”デ−タが読み
出されることになる。
【0210】図18は、メインメモリセルアレイの一部
を取り出して示すものであり、図19は、図18の回路
を半導体基板上に形成した場合の平面パタ−ンを示すも
のである。
【0211】ビット線BIT1,BIT2及びカラム線
COL1,COL2,COL3は、例えば、それぞれア
ルミニウムから構成され、SG1線、SGU線、SGD
線、及び各ワ−ド線WL1〜WL64は、例えば、それ
ぞれタングステンシリサイドから構成される。その他
は、半導体基板中に埋め込まれる、例えば埋め込みn+
拡散層から構成される。
【0212】メモリセルbが選択され、かつ、メモリセ
ルbに“0”デ−タが記憶されている場合には、メモリ
セルbはオン状態になり、ビット線BIT1の電位が低
下し、ビット線BIT1に“0”デ−タが読み出され
る。
【0213】表6は、図18及び図19のマスクROM
において、選択されるメモリセルと、SG1、SGU、
SGDの各信号の電位及びカラム線COL1,COL2
の電位との関係を示すものである。
【0214】
【表6】
【0215】図20は、メインメモリセルアレイ部及び
冗長メモリセルアレイ部の回路構成を示すものである。
図21は、図20の回路を半導体チップ上に形成した場
合の平面パタ−ンを示している。また、図22は、カラ
ムデコ−ダ部、書き込み回路部及び読み出し回路部の回
路構成を示すものである。
【0216】なお、信号(例えば、CC1〜CC4)の
後に、R/Lという記号が付されているが、このR/L
は、チップ上のメモリセルアレイを左側と右側に分けた
場合に(例えば、図13の51A,51Bを左側、51
A´,51B´を右側とする)、左側のメモリセルアレ
イと右側のメモリセルアレイを別々の信号で独立に制御
できることを意味している。
【0217】メインメモリセルアレイ71内には、カラ
ム方向に伸びるカラム線COL0〜COL8とビット線
BIT0〜BIT7が交互に配置されている。また、冗
長メモリセルアレイ74内には、カラム方向に伸びるカ
ラム線COL0〜COL8とビット線BIT0,BIT
2,BIT4,BIT6が配置されている。
【0218】メインメモリセルアレイ71と冗長メモリ
セルアレイ74の間には、ビット線カラムデコ−ダ72
と切り離し回路73が配置されている。ビット線カラム
デコ−ダ72は、8本のビットから4本のビット線を選
択する機能を有する。切り離し回路73は、冗長メモリ
セル75に対してデ−タの書き込み及び読み出しを行う
際に、カラム線COL0〜COL8を、メインメモリセ
ルアレイと冗長メモリセルアレイの間で切断する機能を
有する。
【0219】カラムデコ−ダ76は、4本のビット線か
ら1本のビット線を選択し、かつ、9本のカラム線から
3本のカラム線を選択する機能を有する。バイアスデコ
−ダ77は、信号CC1R/L〜CC4R/Lに基づい
て、バイアス源から供給されるバイアス電位を所定のカ
ラム線に供給し、かつ、接地電位を残りの所定のカラム
線に供給する機能を有する。
【0220】センスアンプは、差動型のものが用いら
れ、ビット線BL1又はカラム線CL1の電位の変化を
検出することによってメモリセルのデ−タを読み出す。
【0221】書き込み回路78は、冗長メモリセルにデ
−タを書き込む際に、カラム線に書き込み電位VPPを
与える機能を有する。また、書き込み回路78は、冗長
メモリセルにデ−タを書き込む際に、センスアンプ(差
動型)とカラム線とを切断する機能を有する。
【0222】上記構成の半導体記憶装置において、冗長
メモリセルのカラム線は、メインメモリセルのカラム線
と共通化されている。ここで、書き込み回路78のSR
DER/Lは、メインメモリセルアレイのメモリセルか
らデ−タを読み出す際に“H”レベルとなり、冗長メモ
リセルにデ−タを書き込む際、及び冗長メモリセルから
デ−タを読み出す際に“L”レベルとなる。
【0223】なお、図30のデ−タ書き込みモ−ド検出
回路のパッドに所望の電位を与えることにより、デ−タ
書き込みを認識する信号WCEが“H”レベルとなる。
【0224】冗長メモリセルへのデ−タの書き込みにつ
いて説明する。
【0225】まず、切り離し回路73のMOSトランジ
スタは、全てがオフ状態となるように設定される。これ
は、書き込み電位VPPがメインメモリセルに印加され
ることを防止するためである。
【0226】書き込み回路78により、カラム線CL1
とセンスアンプを切り断し、かつ、カラム線CL1に書
き込み電位VPPを与え、カラム線CL2に接地電位V
SSを与える。また、WCEが“H”レベルのため、バ
イアスデコ−ダ77のトランジスタは、全てオフにな
る。
【0227】カラムデコ−ダ76により、隣接する2つ
のカラムを選択し、この2つのカラムの一方に書き込み
電位VPPを与え、他方に接地電位VSSを与える。ま
た、冗長メモリセルアレイ74のコントロ−ルゲ−トC
ON1〜CON4のいずれか1つを選択し、この選択さ
れたコントロ−ルゲ−トに書き込み電位を与える。
【0228】例えば、CON1が選択され、かつ、カラ
ム線COL0に書き込み電位VPPが印加され、カラム
線COL1に接地電位が印加されると、冗長メモリセル
75のフロ−ティングゲ−トに電子が注入され、デ−タ
が書き込まれる。
【0229】次に、メインメモリセルアレイからのデ−
タ読み出しについて説明する。
【0230】まず、切り離し回路73のMOSトランジ
スタは、全てがオン状態となるように設定される。
【0231】書き込み回路78により、カラム線CL1
とセンスアンプを切り断し、ビット線BL1とセンスア
ンプを接続する。また、バイアス回路及びバイアスデコ
−ダ77により、カラム線CL1〜CL3にバイアス電
位又は接地電位を与える。
【0232】カラムデコ−ダ72,76により、隣接す
る2つのカラムを選択し、この2つのカラムの一方にバ
イアス電位を与え、他方に接地電位VSSを与える。ま
た、メインメモリセルアレイ71のワ−ド線WL1〜W
L4のいずれか1つを選択し、この選択されたワ−ド線
に高電位を与える。
【0233】例えば、ワ−ド線WL1が選択され、か
つ、カラム線COL0にバイアス電位が印加され、カラ
ム線COL1に接地電位が印加され、SG1,SGUが
“H”レベル、SGDが“L”レベルに設定されると、
メモリセルaが選択され、メモリセルaのデ−タがビッ
ト線に読み出され、センスアンプに伝えられる。
【0234】次に、冗長メモリセルアレイからのデ−タ
読み出しについて説明する。
【0235】まず、切り離し回路73のMOSトランジ
スタは、全てがオフ状態となるように設定される。
【0236】書き込み回路78により、カラム線CL1
とセンスアンプを接続し、ビット線BL1とセンスアン
プを切断し、カラム線CL2に接地電位を与える。カラ
ムデコ−ダ76により、隣接する2つのカラムを選択
し、この2つのカラムの一方をセンスアンプに接続し、
他方に接地電位VSSを与える。また、冗長メモリセル
アレイ74のコントロ−ルゲ−トCON1〜CON4の
いずれか1つを選択し、この選択されたコントロ−ルゲ
−トに高電位を与える。
【0237】例えば、コントロ−ルゲ−トCON1が選
択され、かつ、カラム線COL0がセンスアンプに接続
され、カラム線COL1に接地電位が印加されると、メ
モリセル75が選択され、メモリセル75のデ−タがカ
ラム線COL0に読み出され、センスアンプに伝えられ
る。
【0238】表7は、メモリセルに対して、デ−タの書
き込み及び読み出しを行う場合の各信号のレベルをまと
めて示したものである。
【0239】
【表7】
【0240】なお、冗長メモリセルのコントロ−ルゲ−
トは、埋め込みn+ 拡散層により構成しているため、抵
抗値及び容量値が大きくなっている。そこで、例えば、
埋め込みn+ 拡散層に沿うように、半導体基板上にライ
ン状のタングステンシリサイド(WSi)層を形成し、
所々で、この埋め込みn+ 拡散層とタングステンシリサ
イド層をショ−トさせるようにしてもよい。
【0241】本実施の形態では、冗長メモリセルアレイ
上のビット線の数が、メインメモリセルアレイ上のビッ
ト線の数よりも少なく設定されているため、上述の埋め
込みn+ 拡散層(コントロ−ルゲ−ト)とタングステン
シリサイド層のショ−トが作り易くなっている。
【0242】図23は、冗長メモリセルアレイのコント
ロ−ルゲ−ト選択回路の一例を示すものである。
【0243】図20の回路において、メインメモリセル
アレイのロウ方向の8セルは、冗長メモリセルアレイの
ロウ方向の1セルに対応している。このため、メインメ
モリセルアレイの1つのロウを救済するに当たっては、
冗長メモリセルアレイにおいては、8つのロウが必要で
ある。
【0244】従って、メインメモリセルアレイの1つの
ロウを救済するために、冗長メモリセルアレイにおいて
8つのコントロ−ルゲ−トを制御する必要がある。そこ
で、メインメモリセルアレイのロウ方向に隣接する8つ
のメモリセルをデコ−ドする信号CC1〜CC4(図2
2),SGU,SGD(図20)を、コントロ−ルゲ−
ト選択回路に取り入れ、コントロ−ルゲ−トの切り替え
を制御している。
【0245】図24は、メインメモリセルを救済すると
きのシ−ケンスを示している。
【0246】まず、メインメモリセルアレイの救済する
ロウを選択するアドレスを、アドレス記憶用のPROM
に書き込む。次に、このアドレスを正確に当該PROM
に書き込むためにベリファイを行う。即ち、メインメモ
リセルアレイの救済するロウを選択するアドレスが当該
PROMに書き込まれていない場合には、正確に書き込
まれるまで再書き込みを実行する。
【0247】アドレスの書き込みが確認されると、その
アドレスのデ−タを冗長メモリセルに書き込む。次に、
このデ−タを正確に当該冗長メモリセルに書き込むため
にベリファイを行う。即ち、当該アドレスのデ−タが冗
長メモリセルに書き込まれていない場合には、正確に書
き込まれるまで再書き込みを実行する。
【0248】そして、全てのアドレス及びそのデ−タの
書き込みが終了するまで、この書き込み動作を繰り返
す。
【0249】次に、メインメモリセルアレイの救済する
ロウ又はブロックを選択するアドレスを、アドレス記憶
用のPROMに書き込む方法について簡単に説明する。
【0250】ロウアドレス記憶回路には、ロウ方向のア
ドレスを指定する信号φA,φB,SG,RA,RBが
入力される。また、カラムアドレス記憶回路には、カラ
ム方向のアドレスを指定する信号CA,CB,CC及び
カラム(ブロック)の選択を行うロウメインアドレスR
A,RBが入力される。
【0251】図25は、ロウアドレス記憶回路を示し、
図26は、カラムアドレス記憶回路を示している。
【0252】各アドレス記憶回路には、12本の信号線
(うち5本のみが“H”レベル)が入力される。アドレ
ス記憶用PROMに不良アドレスを書き込み際には、メ
モリセルのゲ−トに高電位(例えば、6V)が与えられ
る。
【0253】そこで、図27に示すようなレベルシフタ
が使用される。このレベルシフタの電源VPPに高電位
を印加することにより、レベルシフタの出力信号を高電
位にする。
【0254】図28は、アドレス書き込み時におけるブ
ロックダイアグラムを示すものである。
【0255】ロウアドレス記憶回路及びカラムアドレス
記憶回路には、12本のデコ−ド線が入力線が入力され
る。即ち、ロウアドレス記憶回路には、カラムプリデコ
−ダの出力CA,CB,CCを使用し、ロウプリデコ−
ダの出力φA,φB,SGを使用しない。このようにす
ることで、ロウプリデコ−ダの出力信号にレベルシフタ
を設ける必要がなくなる。
【0256】図29は、アドレス書き込み時におけるタ
イミングチャ−トを示すものである。また、図30は、
書き込みモ−ド検出回路を示すものである。
【0257】書き込みモ−ド検出回路のパッドA〜Cに
所定の電位を与えることにより、テスト信号が立ち上が
り、アドレス書き込みを認識する信号WAEが“H”レ
ベルになる。この信号WAEが“H”レベルになること
で、図28に示すように、通常時とアドレス書き込み時
で信号の種類が変わる。
【0258】次に、アドレスラッチイネ−ブルの立ち下
がりにより、救済すべきメモセルのアドレス、並びにロ
ウ用及びカラム用の左右それぞれ2つ、合計8個あるア
ドレス記憶セル群の指定をするアドレスをラッチする。
このアドレス記憶セル群を指定するデコ−ダの出力をW
FA1,WFA2,WFB1,WFB2とする。
【0259】表8に示すように、VPPG1には6V、
VPPG2に3V、VPPDに8Vをそれぞれ印加す
る。
【0260】
【表8】
【0261】ここで、CEを“H”レベルから“L”レ
ベルにすると、カラムプリデコ−ダ及びロウメインデコ
−ダの出力から選択された線のみが“H”レベルとな
る。この“H”レベルの電位は、図27のレベルシフタ
を通過するため、6Vとなる。これにより、図25及び
図26のアドレス記憶回路が記憶するメモリセルのゲ−
トのみが6Vに設定される。
【0262】次に、CEを“L”レベルにし、遅延回路
により約200ns経た後、選択されたWFA,WFB
が“H”レベルとなる。このWFA,WFBのデコ−ダ
の出力にも、図27に示すようなレベルシフタが存在
し、これによりVPPDは、8Vになる。
【0263】EPROMのドレインに電位が印加される
時間がゲ−トに電位が印加される時間よりも遅くなるよ
うに、遅延回路が挿入されている。このようにして、1
つのアドレス記憶セル群のドレインにVPPDが供給さ
れる。
【0264】図31は、書き込みを行っている状態にお
ける電位図を示している。
【0265】この例では、5セル同時に書き込みを実行
している。また、アドレスライト認識信号WAが“H”
レベルであるので、図32の制御回路により、VGNが
“L”レベルとなり、VPPDの電位が検知回路に伝わ
らない。図29のシ−ケンスにより、救済すべきアドレ
スの全てを記憶する。
【0266】次に、アドレスチェックについて説明す
る。
【0267】図33は、アドレスチェックのシ−ケンス
を示している。アドレス書き込み時と同様に、図30の
書き込みモ−ド信号検知回路のパッドに電位を与える
と、アドレスチェック信号WCACが“H”レベルとな
る。
【0268】上記表8に示すように、VPPG1,VP
PG2,VPPDにVDDを印加する。アドレスラッチ
イネ−ブルの立ち下がりにより、先に記憶した救済する
メモリセルのアドレスをラッチする。
【0269】図34に示すように、ラッチが行われる
と、プリデコ−ダの出力がアドレス記憶セル群に入力さ
れる。
【0270】図35は、リダンダンシ−制御回路のシ−
ケンスを示している。
【0271】図32のリダンダンシ−制御回路におい
て、ALEを“L”レベルにすると、VGNが中間電位
となる。始めに、ロウリダンダンシ−か検知を行う。図
34は、このような動作状態を示したものである。VG
PRが“L”レベルであるので、アドレス記憶用セルに
共通に接続されたドレインにプリチャ−ジが起こる。こ
こで、例として、φA1,φB1,SG1,RA1,R
B1に書き込みが起こっていたとする。ここに、φA
1,φB1,SG1,RA1,RB1が“H”レベルで
あり、他は全て“L”レベルであると、どのPROMか
らも電流は流れないので、共通に繋がれたドレインの電
位は、“H”レベルとなる。
【0272】一方、異なるアドレスが入力された場合、
例えば、φA2が“H”レベルであり、φA1が“L”
レベルであると、φA2をゲ−トとしているPROM
は、閾値が低いため、電流を流し、共通のドレインの電
位が“L”レベルとなる。また、書き込みが十分に行わ
れていないPROMも、オンとなり、電流を流すため、
共通に繋がれたドレインは、“L”レベルになる。
【0273】ここで、VGPRが“L”レベルから
“H”レベルになると、プリチャ−ジが停止し、共通ド
レインが“H”レベルの場合には出力が“L”レベル、
共通ドレインが“L”レベルの場合には出力が“H”レ
ベルになる。
【0274】この出力は、図13のブロックダイアグラ
ムに示しているNAND回路に入力される。この出力が
全て“H”レベルのとき、つまりロウアドレス記憶用セ
ルに書き込んだアドレスと入力アドレスが一致しないと
き、もしくはアドレス記憶用セルに書き込んだPROM
に閾値が十分に“H”レベルとなっていないときは、出
力信号SRDRR/Lが“L”レベルとなる。
【0275】この信号が、図32のリダンダンシ−制御
回路に入力され、VGPCR/Lが“L”レベルとなる
ので、ブロック(カラム)リダンダンシ−の検知を開始
する。検知方法は、ロウ方向と同じである。
【0276】一方、アドレス記憶用セルに書き込んだア
ドレスと入力アドレスが一致し、ロウリダンダンシ−を
使用するときは、SRDRR/Lが“H”レベルとな
る。この信号が、図32のリダンダンシ−制御回路に入
力されると、VGPCR/Lは、“L”レベルになら
ず、ブロックリダンダンシ−の検知は行われない。
【0277】このようにして、ロウリダンダンシ−とブ
ロックリダンダンシ−の検知を行う。出力信号は、図1
3のロジックを通り、リダンダンシ−を行うときは、こ
のロジックの出力SRDER/Lが“H”レベルとな
り、リダンダンシ−を行わないときは、SRDER/L
が“L”レベルとなる。
【0278】ここで、SRDEの後に、R/Lがある
が、このR/Lは、ロウデコ−ダに対して左側(I/O
1,I/O2)と右側(I/O3,I/O4)に存在す
るメインメモリセルアレイについて、それぞれメモリセ
ルの救済(リダンダンシ−)などを可能にするためであ
る。
【0279】従って、アドレス記憶用セルに記憶された
アドレスと同じ入力アドレスが入力され、SRDER/
Lが“L”レベルのときに書き込みが行われており、一
方、SRDEが“H”レベルならば、書き込みが行われ
ていないことが分かる。
【0280】次に、デ−タの書き込みについて説明す
る。
【0281】図36は、デ−タ書き込み時のタイミング
チャ−トを示している。
【0282】アドレス書き込みと同様に、図30の書き
込みモ−ド信号検知回路のパッドA〜Cに所定の電位を
与えることにより、デ−タ書き込み信号WCEが“H”
レベルになる。
【0283】上記表8に示すように、VPPG1に3
V、VPPG2に6V、VPPDに8V、VDDに3V
を印加する。
【0284】そして、救済するアドレスを入れるアドレ
スラッチイネ−ブルALEの立ち下がりによりラッチが
行われ、アドレス書き込みで記憶されたアドレスと一致
するので、アドレスチェック時と同じ動作をし、SRD
Eの信号は、“L”レベルとなる。
【0285】また、図13のブロックダイアグラムに示
すように、冗長メモリセルアレイに隣接してロウ用とカ
ラム用の2つのアドレス記憶回路を有し、ロウ及びカラ
ムのそれぞれのアドレス記憶回路の出力は、NAND回
路に入力される。このNAND回路の出力RWiは、2
つのアドレス記憶回路の出力が共に“H”レベルである
とき、つまりアドレス記憶用セルに記憶されたアドレス
と入力アドレスが一致しないときは、“L”レベルであ
る。一方、ロウ又はブロック(カラム)のどちらかのア
ドレス記憶回路の出力が“L”レベルであるとき、つま
りリダンダンシ−を行う際には、RWが“H”レベルに
なる。
【0286】このRWの信号が図23の冗長メモリセル
コントロ−ルゲ−ト制御回路に入力され、CCiL/R
及びSGU/Dの信号により1つのコントロ−ルゲ−ト
が“H”レベルになる。また、冗長メモリセルコントロ
−ルゲ−ト制御回路は、図27のレベルシフタを有して
いるため、コントロ−ルゲ−トの“H”レベルは、VP
PG2となる。
【0287】カラム選択は、ロウリダンダンシ−におい
ては、メインメモリセルのカラム選択と同じに行う。
【0288】図37は、図13のカラムプリアドレス変
換回路64,64´を示すものである。
【0289】通常読み出し時及びロウリダンダンシ−セ
ル読み出し時には、SRDCR/Lの信号が“L”レベ
ルであるため、カラムプリデコ−ダの出力信号CA,C
B,CCが出力される。
【0290】ブロックリダンダンシ−セル読み出し時に
は、SRDCR/Lの信号が“H”レベルであるため、
φA,φB,SGが出力される。これらの出力信号CA
iR/L,CBiR/Lがカラムデコ−ダに入力され、
CCiR/Lがコントロ−ルゲ−ト選択回路に入力さ
れ、カラム方向の選択を行う。
【0291】カラムプリアドレス変換回路の出力も、図
27のレベルシフタを有しており、“H”レベルの出力
は、VPPDになる。このようなカラム方向の選択によ
り、冗長メモリセルの選択が行われる。
【0292】図36のタイミングチャ−トに示すよう
に、アドレスを入力した後に、アドレスピンに、救済す
るメモリセルのデ−タを与える。
【0293】ここで、CEを“L”レベルにすると、先
に与えたデ−タADiが“H”のときは、図22の書き
込み回路78により、CL1がVPPとなり、カラムデ
コ−ダ76により1つの冗長メモリセルのドレインがV
PPとなり、書き込みが行われる。ADiが“L”レベ
ルのときは、冗長メモリセルのドレインにVPPが印加
されないため、書き込みが行われない。このような動作
により、冗長メモリセルに所定のデ−タを書き込む。
【0294】次に、冗長メモリセルに書き込んだデ−タ
についてベリファイを行い、デ−タが完全に書き込まれ
るまで再書き込みを繰り返す。
【0295】冗長メモリセルからのデ−タの読み出し方
法は、アドレスを入力し、このアドレスによりメインメ
モリセルアレイの所定のメモリセルをアクセスすると同
時に、アドレス記憶回路がアドレスを検知する。
【0296】この方法は、アドレスチェック時に述べた
方法と同じである。ここで、リダンダンシ−の際には、
冗長メモリセルを選択するように切り替わる。デ−タセ
ルの選択方法は、デ−タ書き込み時におけるメモリセル
の選択方法と同じである。
【0297】但し、デ−タ書き込み時においては、カラ
ム線をVPPDに接続していたが、デ−タ読み出し時に
はカラム線をセンスアンプに接続する。
【0298】冗長メモリセルの選択は、メインメモリセ
ルの選択よりも遅くなるが、冗長メモリセルのアクセス
時間を短くしておくことにより、冗長メモリセルからの
デ−タ読み出し時間が遅くなるという事態を防止する。
【0299】ところで、ベリファイが終了した後には、
図38に示すように、VPPG1、VPPG2、VPP
D、VDDのパッドを、ボンディングワイヤにより、1
つのVDDパッドに接続し、通常動作時には、VDDの
みをVDDパッドに与えることにする。
【0300】図39は、本発明の半導体記憶装置のブロ
ックダイアグラムを示している。
【0301】この実施の形態では、マスクROMを前提
としている。また、以下の説明を簡単にするために、メ
インメモリセルアレイは、ロウ方向に32セル、カラム
方向に64セルを有し、4つのI/O端子を有するもの
と仮定する。
【0302】まず、この半導体記憶装置の構成について
説明する。
【0303】この実施の形態は、上述の実施の形態と比
べると、ロウアドレス記憶回路及びカラムアドレス記憶
回路を一つにまとめてアドレス記憶回路とし、かつ、ロ
ウプリデコ−ダとカラムプリデコ−ダを切り離し回路を
介して互いに接続した点が相違している。
【0304】メインメモリセルアレイ51A,51B,
51A´,51B´は、デ−タ記憶の有無に応じて閾値
が異なる複数のMOSトランジスタから構成されてい
る。冗長メモリセルアレイ52A,52B,52A´,
52B´は、デ−タ記憶の有無に応じて閾値が異なる複
数の一層PROMから構成されている。このような構成
によれば、メインメモリセルアレイのカラム線と冗長メ
モリセルアレイのカラム線を共通化し、かつ、カラムデ
コ−ダも共通化することができ、メインメモリセルアレ
イと冗長メモリセルアレイを接近させて半導体チップの
縮小化に貢献できるからである。
【0305】メインメモリセルをMOSトランジスタか
ら構成し、冗長メモリセルを一層PROMから構成した
場合、MOSトランジスタの大きさと一層PROMの大
きさは異なるため、一層PROMのロウ方向の大きさを
MOSトランジスタのロウ方向の大きさの2n 倍に設定
するのがよい。
【0306】例えば、この実施の形態のように、一層P
ROMのロウ方向の大きさをMOSトランジスタのロウ
方向の大きさの8倍に設定し、1つのメインメモリセル
アレイのロウ方向に32セルを配置する場合には、1つ
の冗長メモリセルアレイのロウ方向に4セルを配置すれ
ば、冗長メモリセルアレイのカラムのピッチは、メイン
メモリセルアレイのカラムのピッチの8倍となり、冗長
メモリセルアレイのロウ方向の幅とメインメモリセルア
レイのロウ方向の幅が一致するからである。
【0307】メインメモリセルアレイ51A,51B,
51A´,51B´と冗長メモリセルアレイ52A,5
2B,52A´,52B´の間には、ビット線カラムデ
コ−ダ53,53´及び切り離し回路54,54´が配
置されている。
【0308】ビット線カラムデコ−ダ53,53´は、
メインメモリセルアレイ51A,51B,51A´,5
1B´のカラムの数が、冗長メモリセルアレイ52A,
52B,52A´,52B´のカラムの数よりも多いた
め、メインメモリセルアレイ51A,51B,51A
´,51B´のカラムの数を減らして冗長メモリセルア
レイ52A,52B,52A´,52B´に接続させる
機能を有する。
【0309】切り離し回路54,54´は、冗長メモリ
セルアレイ52A,52B,52A´,52B´のメモ
リセルにデ−タを書き込む際や、当該メモリセルからデ
−タを読み出す際に、カラム線をメインメモリセルアレ
イと冗長メモリセルアレイの間で切断する機能を有す
る。
【0310】ロウデコ−ダ55,55´は、ロウメイン
プリデコ−ダ56及びロウプリデコ−ダ57の出力信号
に基づいて、メインメモリセル51A,51B,51A
´,51B´のワ−ド線を選択する機能を有する。
【0311】カラムデコ−ダ58は、カラムプリデコ−
ダ60の出力信号に基づいて、カラム線を選択する機能
を有する。センスアンプ59は、メインメモリセル又は
冗長メモリセルから読み出されたデ−タを増幅する機能
を有する。センスアンプ59のデ−タは、出力回路によ
り外部に出力される。
【0312】アドレス記憶回路70,70´は、メイン
メモリセルアレイの不良行又は不良ブロックを選択する
信号を記憶し、この信号と、ロウメインプリデコ−ダ5
6及びロウプリデコ−ダ57、又はロウメインプリデコ
−ダ56及びカラムプリデコ−ダ60の出力信号の出力
信号とを比較し、一致する場合に“L”レベルの出力信
号を出力する。
【0313】選択回路62,62´は、アドレス記憶回
路70,70´の出力信号に基づいて、冗長メモリセル
アレイの複数のコントロ−ルゲ−トのうちの1本を選択
する機能を有する。
【0314】アドレス変換回路64,64´は、アドレ
ス記憶回路70,70´の出力信号に基づいて、冗長メ
モリセルアレイの複数のコントロ−ルゲ−トのうちの1
本を選択する機能を有すると共に、ロウプリデコ−ダ5
7,57´の出力信号に基づいて、カラムデコ−ダ58
を制御する機能を有する。
【0315】切り離し回路71,72は、メインメモリ
セルアレイの行方向を置き換えるか又は列方向を置き換
えるかにより、又は、冗長メモリセルにデ−タを書き込
むか否かにより、又は、メインメモリセルアレイからデ
−タを読み出すか又は冗長メモリセルアレイからデ−タ
を読み出すかにより、オン及びオフが決定される。
【0316】リダンダンシ−制御回路65、リダンダン
シ−書き込みフラグ回路66及びSGV/Dデコ−ダ6
7は、所定の制御信号を生成し、所定の回路に供給する
機能を有する。
【0317】図40は、リダンダンシ−制御回路を示
し、図41は、アドレス記憶回路を示し、図41は、図
39の半導体記憶装置のリ−ドシ−ケンスを示してい
る。
【0318】本実施の形態において、上述の実施の形態
と比較した場合の特徴的な違いは、ロウアドレス記憶回
路とカラムアドレス記憶回路を一つにまとめてアドレス
記憶回路とした点、ロウプリデコ−ダの出力信号とカラ
ムプリデコ−ダの出力信号を切り換えてアドレス記憶回
路に供給するための切り離し回路を設けた点にある。
【0319】ここで、アドレスセンス方法について述べ
る。
【0320】図42のリ−ドシ−ケンスに示すように、
ALEを“H”レベルから“L”レベルにした後に、V
GNが中間電位、VGRR/Lが“L”レベルとなるの
で、アドレス記憶用セルの検知を行う。このとき、GR
が“H”レベル、GCが“L”レベルであるので、アド
レス記憶用セルには、ロウ方向救済のためのアドレスが
入力されていることになる。これにより、ロウ方向のメ
モリセルの検知を行う。
【0321】ここで、ロウリダンダンシ−を行っている
ときは、SRDRR/Lの信号が“H”レベルのままで
あるので、図40の回路によってVGPR/Lが“H”
レベルに固定されるため、ブロックリダンダンシ−の検
知は行わない。
【0322】一方、ロウリダンダンシ−を行っていない
ときは、SRDRR/Lの信号が“L”レベルとなるの
で、図40の回路によってブロック(カラム)リダンダ
ンシ−の検知を行う。このときは、GRが“L”レベ
ル、GCが“H”レベルとなるため、アドレス記憶用セ
ルには、カラム方向救済のためのアドレスが記憶されて
いることになる。これにより、カラム方向のメモリセル
の救済を行う。
【0323】図41のアドレス記憶用セルは、図25の
アドレス記憶用セルと比べると、GR,GCの信号がゲ
−トに入力されるPROMを有している点で相違してい
る。これにより、ロウとブロックの区別を行っている。
【0324】上述の実施の形態では、冗長メモリセルア
レイを、メインメモリセルアレイのカラム方向の端部に
接近させて配置し、メインメモリセルアレイと冗長メモ
リセルアレイとでカラムデコ−ダを共通に使用してき
た。
【0325】そこで、以下の実施の形態では、冗長メモ
リセルアレイとメインメモリセルアレイを互いに離れた
位置に配置し、メインメモリセルアレイと冗長メモリセ
ルアレイとでカラムデコ−ダを別個に設けた場合につい
て説明する。
【0326】この実施の形態では、メインメモリセルア
レイのカラムデコ−ダと冗長メモリセルアレイのカラム
デコ−ダがそれぞれ必要になるが、図43に示すよう
に、冗長メモリセルを選択するデコ−ダは、冗長メモリ
セルのソ−スに接続されるビット線のみ選択すればよ
い。カラム線は、デコ−ドする必要がなく、共通にVS
Sに接続することができる。
【0327】このため、冗長メモリセルのソ−ス側に抵
抗が入らなくなり、書き込み特性が改善され、書き込み
時間が短くなる。また、このカラム線は、1セル毎に設
ける必要がなく、2セルに1つ設ければよい。このた
め、冗長メモリセルアレイのカラム方向の長さを短くす
ることができる。さらに、今まで、I/O毎に置き換え
ていたカラムゲ−トが独立にあるため、冗長メモリセル
アレイを1つのI/Oのみに使用することができ、救済
可能がセル数を増やすことができる。
【0328】図44は、本発明の半導体記憶装置のブロ
ックダイアグラムを示している。
【0329】この実施の形態では、冗長メモリセルアレ
イは、ロウの救済、ブロックの救済及びカラムの救済が
可能になっている。アドレス記憶用セルは、上述の実施
の形態と同様に、ロウアドレスとカラムアドレスの両方
を記憶できるように構成されている。
【0330】ロウ救済及びブロック救済の基本単位の大
きさは、今までの実施の形態と同じであり、ロウ救済時
は、ワ−ド線1本(64セル)、ブロック救済時は、ロ
ウ方向2セル、カラム方向16セルである。カラム救済
時は、ロウ方向に1セル、カラム方向に64セルであ
る。
【0331】本実施の形態では、冗長メモリセルアレイ
は、I/O0、I/O1用に2個あり、I/O2、I/
O3用に2個ある。他の大きな違いは、メインメモリセ
ルアレイと冗長メモリセルアレイの間に切り離し回路を
配置せず、リダンダンシ−モ−ドになると、センスアン
プ前段のトランジスタにより切り替わる。
【0332】アドレスセンス方式は、先のアドレス記憶
回路共用型と同じであり、ブロックリダンダンシ−検知
時にカラムリダンダンシ−検知も同時に行う。シ−ケン
スは、図42のシ−ケンスと同じである。
【0333】図45に示すように、アドレス記憶用セル
は、カラム救済時でのカラム方向に隣り合ったセルの区
別をするため、2セルだけ増えている。ロウ救済時及び
ブロック救済時では、SGU,SGDによらず選択され
るため、2セル共に書き込みを行っておく。また、カラ
ム救済時では、メインによらず選択されるため、メイン
の信号RA1,RA2,RB1,RB2の全てに書き込
みを行っておく。
【0334】ロウ救済時及びブロック救済時では、今ま
での実施例と同じに、セルアレイの左側又は右側が全て
置き替わるため、冗長メモリセルアレイの出力をそれぞ
れI/Oのセンスアンプに振る必要がないが、カラム救
済では、冗長メモリセルの出力をある一つのI/Oのセ
ンスアンプに接続するため、図44のブロックダイアグ
ラムに示すI/O記憶用セル81,81´及び検知回路
83,83´がある。
【0335】ロウ及びブロック救済では、このI/O記
憶用セル81に記憶を行わないが、カラム救済では、こ
こに冗長メモリセルアレイの出力を繋げるI/Oを記憶
し、この出力が通常“H”レベルであるが、“L”レベ
ルとなることでカラム救済となり、デコ−ダが切り替わ
る。
【0336】選択回路62,62´には、ロウ救済及び
ブロック救済では、SGU/Dの信号が入っていたが、
これがSGU/D,RB変換回路82,82´により、
メインを選択する信号RB1,RB2と切り替わる。
【0337】冗長メモリセルアレイのカラムゲ−ト8
0,80´に入力される信号は、カラムゲ−トを共通に
した実施の形態と同様に、ロウ救済時にはカラムプリデ
コ−ダの信号が入り、ブロック救済時及びカラム救済時
には、ロウプリデコ−ダの信号が入る。
【0338】上述してきた実施例では、マスクROMに
ついて述べてきたが、EPROM、EEPROMやDR
AMなどの冗長回路として用いることもできる。
【0339】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
記憶装置によれば、次のような効果を奏する。
【0340】第一に、冗長メモリセルアレイを、メイン
メモリセルアレイのカラム方向(又はロウ方向)の端部
に配置し、メインメモリセルアレイと冗長メモリセルア
レイの間には、ビット線又はカラム線を切断し得る切断
回路を配置し、さらに冗長メモリセルアレイの端部にカ
ラムデコ−ダを配置することにより、メインセルアレイ
と冗長メモリセルアレイとで、1つのカラムデコ−ダを
共用することができ、チップ面積を縮小することができ
る。
【0341】この場合において、特に、マスクROMの
冗長メモリセルを一層PROMにより構成すれば、メイ
ンメモリセル(MOSトランジスタ)のゲ−トと冗長メ
モリセル(一層PROM)のフロ−ティングゲ−トを同
時に形成することができ、製造工程の増加なく、チップ
面積の縮小を達成することができる。
【0342】第二に、冗長メモリセルアレイを、メイン
メモリセルアレイのカラム方向(又はロウ方向)の一端
部にのみ配置しても、ロウプリデコ−ダの出力線とカラ
ムプリデコ−ダの出力線をトランジスタ群を介して接続
し、このトランジスタ群のオン・オフを制御し、ロウプ
リデコ−ダの出力又はカラムプリデコ−ダの出力をアド
レス記憶回路に取り入れることにより、メインメモリセ
ルアレイのロウ救済とカラム救済を達成している。
【0343】これにより、ロウ救済とカラム救済を可能
にするために、メインメモリイセルアレイのロウ方向の
端部とカラム方向の端部の2つの端部に冗長メモリセル
アレイを配置する場合に比べて、チップ面積を小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置のフロアプランを示す
図。
【図2】本発明の半導体記憶装置の一部を示す平面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図2の一層PROMの等価回路を示す図。
【図6】本発明の半導体記憶装置のロウデコ−ダを示す
回路図。
【図7】本発明の半導体記憶装置の冗長回路を示す回路
図。
【図8】本発明の半導体記憶装置のカラムデコ−ダ部を
示す回路図。
【図9】本発明の半導体記憶装置のメモリセルアレイ部
を示す回路図。
【図10】本発明の半導体記憶装置のメモリセルアレイ
部の平面パタ−ンを示す図。
【図11】本発明の半導体記憶装置の冗長部を示す回路
図。
【図12】本発明の半導体記憶装置の冗長部を示す回路
図。
【図13】本発明の半導体記憶装置のブロックダイアグ
ラムを示す図。
【図14】図13の半導体記憶装置のリ−ドシ−ケンス
を示す図。
【図15】バンク構成の半導体記憶装置の概念図。
【図16】バンク構成の半導体記憶装置の概念図。
【図17】バンク式マスクROMの等価回路を示す図。
【図18】メインメモリセルアレイの一部を取り出して
示す図。
【図19】図18のメモリセルアレイの平面パタ−ンを
示す図。
【図20】メインメモリセルアレイ部及び冗長メモリセ
ルアレイ部を示す回路図。
【図21】図20のメモリセルアレイの平面パタ−ンを
示す図。
【図22】カラムデコ−ダ部、書き込み回路部及び読み
出し回路部を示す回路図。
【図23】冗長メモリセルアレイのコントロ−ルゲ−ト
選択回路を示す回路図。
【図24】メインメモリセルを救済するときのシ−ケン
スを示す図。
【図25】ロウアドレス記憶回路を示す回路図。
【図26】カラムアドレス記憶回路を示す回路図。
【図27】レベルシフタを示す回路図。
【図28】アドレス書き込み時におけるブロックダイア
グラムを示す図。
【図29】アドレス書き込み時におけるタイミングチャ
−トを示す図。
【図30】書き込みモ−ド検出回路を示す回路図。
【図31】書き込みを行っている状態での電位図。
【図32】リダンダンシ−制御回路を示す回路図。
【図33】アドレスチェックのシ−ケンスを示す図。
【図34】アドレス検知動作を示す図。
【図35】リダンダンシ−制御回路のシ−ケンスを示す
図。
【図36】デ−タ書き込み時のタイミングチャ−トを示
す図。
【図37】図13のカラムプリアドレス変換回路を示す
回路図。
【図38】本発明の半導体記憶装置の電源について示す
図。
【図39】本発明の半導体記憶装置のブロックダイアグ
ラムを示す図。
【図40】リダンダンシ−制御回路を示す回路図。
【図41】図39の半導体記憶装置のリ−ドシ−ケンス
を示す図。
【図42】アドレスセンス時のシ−ケンスについて示す
図。
【図43】本発明の半導体記憶装置の一部を示す図。
【図44】本発明の半導体記憶装置のブロックダイアグ
ラムを示す図。
【図45】アドレス記憶回路を示す図。
【図46】従来の半導体記憶装置のフロアプランを示す
図。
【符号の説明】
10,46,55 :ロウデコ−
ダ、 11A,11B,41,51A,51B,71:メイン
メモリセルアレイ、 12A,12B,43,52A,52B,74 :冗長
メモリセルアレイ、 13A,13B,42,54,73,70,71 :切
り離し回路、 14 :冗長回路、 15A,15B,44、58 :カラムデコ−
ダ、 16A,16B,59 :センスアン
プ、 17A,17B :バイアス回
路、 18A,18B :パッド、 19 :半導体チッ
プ、 20 :半導体基板、 21 :フィ−ルド酸
化膜、 22 :コントロ−ル
ゲ−ト 23 ;フロ−ティン
グゲ−ト、 24A,24B :ソ−ス・ドレ
イン領域、 25 :カラム線、 31,45 :センスアン
プ、 32 :バイアス回
路、 33 :出力回路、 47,61 ;ロウアドレス
記憶回路、 48,63 :カラムアドレ
ス記憶回路、 49 :アドレス記憶
回路、 53,72 :ビット線カラ
ムデコ−ダ、 56 :ロウメインプ
リデコ−ダ、 57 :ロウプリデコ
−ダ、 60 :カラムプリデ
コ−ダ、 62 :選択回路、 64 :カラムプリア
ドレス変換回路、 65 :リダンダンシ
−制御回路、 66 :冗長書き込み
フラグ回路 67 :SGV/Dデ
コ−ダ、 70 :アドレス記憶
回路、 75 :冗長メモリセ
ル。
フロントページの続き (72)発明者 池田 尚史 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインメモリセルアレイと、第1入力信
    号に基づいて前記メインメモリセルアレイのロウを選択
    するロウデコ−ダと、前記メインメモリセルアレイのカ
    ラム方向の一端に近接して配置され、前記メインメモリ
    セルアレイとビット線又はカラム線を共通にする冗長メ
    モリセルアレイと、前記メインメモリセルアレイと前記
    冗長メモリセルアレイの間に配置される切り離し回路
    と、前記冗長メモリセルアレイに隣接して配置され、第
    2入力信号に基づいて前記メインメモリセルアレイのカ
    ラムを選択すると共に前記第1又は前記第2入力信号に
    基づいて前記冗長メモリセルアレイのカラムを選択する
    カラムデコ−ダと、前記第1又は第2入力信号に基づい
    て前記冗長メモリセルアレイのロウを選択すると共に前
    記切り離し回路により前記メインメモリセルアレイと前
    記冗長メモリセルアレイとの間で前記ビット線又は前記
    カラム線を切断する冗長回路とを具備することを特徴と
    する半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メインメモリセルアレイは、読み出
    し動作のみ可能なマスクROMから構成され、前記冗長
    メモリセルアレイは、一層PROMから構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記冗長メモリセルアレイにおいて、カ
    ラム方向に隣接する2つのメモリセルは、ソ−ス・ドレ
    イン領域を共有していることを特徴とする請求項2記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記冗長メモリセルアレイのロウ方向の
    大きさは、前記メインメモリセルアレイのロウ方向の大
    きさの整数倍であることを特徴とする請求項1記載の半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記冗長回路は、 前記メインメモリセルアレイの不良メモリセルを有する
    ロウを記憶するための記憶部を有し、 前記記憶部に記憶されたロウと前記第1入力信号により
    選択されるロウが一致する場合に、前記切り離し回路に
    より前記ビット線又は前記カラム線を切断し、前記冗長
    メモリセルアレイのロウを選択することを特徴とする請
    求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記冗長回路は、 前記メインメモリセルアレイの不良メモリセルを有する
    カラムを記憶するための記憶部を有し、 前記記憶部に記憶されたカラムと前記第2入力信号によ
    り選択されるカラムが一致する場合に、前記切り離し回
    路により前記ビット線又は前記カラム線を切断し、前記
    冗長メモリセルアレイのロウを選択し、 前記第1入力信号を前記カラムデコ−ダに導き、前記第
    1入力信号に基づいて前記冗長メモリセルアレイのカラ
    ムを選択することを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1入力信号を導く信号線と前記第
    2入力信号を導く信号線は、第1及び第2トランジスタ
    群を介して互いに接続され、 前記カラムデコ−ダは、前記第1及び第2トランジスタ
    群の間の信号線に接続され、 前記第1及び第2トランジスタ群のオン及びオフを制御
    することにより前記第1又は第2入力信号を前記カラム
    デコ−ダに導くことを特徴とする請求項1記載の半導体
    記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記冗長回路は、 前記メインメモリセルアレイの不良メモリセルを有する
    ロウ又はカラムを記憶するための記憶部を有し、 前記記憶部に記憶されたロウ又はカラムと前記第1又は
    第2入力信号により選択されるロウ又はカラムが一致す
    る場合に、前記切り離し回路により前記ビット線又は前
    記カラム線を切断し、前記冗長メモリセルアレイのロウ
    を選択し、 前記第1又は第2入力信号を前記カラムデコ−ダに導
    き、前記第1又は第2入力信号に基づいて前記冗長メモ
    リセルアレイのカラムを選択することを特徴とする請求
    項1記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1入力信号を導く信号線と前記第
    2入力信号を導く信号線は、第1及び第2及び第3トラ
    ンジスタ群を介して互いに接続され、 前記カラムデコ−ダは、前記第1及び第2トランジスタ
    群の間の信号線に接続され、 前記切り離し回路及び前記冗長メモリセルアレイのロウ
    を選択する選択回路は、前記第2及び第3トランジスタ
    群の間の信号線に接続され、 前記第1及び第2及び第3トランジスタ群のオン及びオ
    フを制御することにより、前記第1又は第2入力信号を
    前記カラムデコ−ダに導き、前記第1又は第2入力信号
    を前記選択回路に導くことを特徴とする請求項1記載の
    半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記半導体記憶装置は、交互に配置さ
    れたビット線とカラム線を有し、 前記メインメモリセルアレイは、ビット線とカラム線の
    間に接続されたメモリセルから構成され、前記冗長メモ
    リセルアレイは、カラム線とカラム線の間に接続された
    メモリセルから構成され、 前記ビット線及び所定のカラム線は、センスアンプに接
    続され、 前記カラム線は、各々のカラム線に所定の電位を与える
    バイアス回路に接続されていることを特徴とする請求項
    1記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記メインメモリセルアレイのメモリ
    セルのデ−タを読み出す際には、前記バイアス回路は、
    前記カラム線に接地電位及びバイアス電位を交互に印加
    し、 前記冗長メモリセルアレイのメモリセルのデ−タを読み
    出す際には、前記バイアス回路は、前記カラム線に1本
    おきに接地電位を印加し、接地電位が印加されないカラ
    ム線をセンスアンプに接続することを特徴とする請求項
    1記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記カラム線に所定電位を与えて前記
    冗長メモリセルアレイのメモリセルにデ−タを書き込む
    ための書き込み回路をさらに具備し、 前記書き込み回路が前記冗長メモリセルアレイのメモリ
    セルにデ−タを書き込んでいる際に、前記冗長回路は、
    前記切り離し回路により前記ビット線又は前記カラム線
    を切断することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶
    装置。
  13. 【請求項13】 前記冗長メモリセルアレイのメモリセ
    ルにデ−タを書き込むために与える電位を印加するため
    の1つ以上の第1パッドと、請求項1記載の半導体記憶
    装置を動作させるための電源電位を印加するための1つ
    以上の第2パッドとを具備し、 前記冗長メモリセルアレイのメモリセルにデ−タを書き
    込んだ後には、前記第1パッド及び前記第2パッドに、
    共に前記電源電位が印加されることを特徴とする請求項
    1記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記冗長メモリセルアレイ内を通過す
    るビット線又はカラム線の本数が、前記メインメモリセ
    ルアレイ内を通過するビット線又はカラム線の本数より
    も少なくなるように、前記冗長メモリセルアレイと前記
    メインメモリセルアレイとの間にデコ−ダを配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 メインメモリセルアレイと、第1入力
    信号に基づいて前記メインメモリセルアレイのロウを選
    択するロウデコ−ダと、第2入力信号に基づいて前記メ
    インメモリセルアレイのカラムを選択するカラムデコ−
    ダと、冗長メモリセルアレイと、前記第1及び第2入力
    信号の少なくとも1つの信号に基づいて前記冗長メモリ
    セルアレイのロウを選択する冗長回路と、前記第1又は
    第2入力信号に基づいて前記冗長メモリセルアレイのカ
    ラムを選択するカラムデコ−ダとを具備することを特徴
    とする半導体記憶装置。
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