JPH0528783A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents

不揮発性半導体メモリ

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JPH0528783A
JPH0528783A JP3184235A JP18423591A JPH0528783A JP H0528783 A JPH0528783 A JP H0528783A JP 3184235 A JP3184235 A JP 3184235A JP 18423591 A JP18423591 A JP 18423591A JP H0528783 A JPH0528783 A JP H0528783A
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JP
Japan
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memory
memory array
erase
erase voltage
array block
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JP3184235A
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Makoto Yamamoto
山本  誠
Kazuo Kobayashi
和男 小林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 8ビット単位でデータ信号の書込および読出
が可能な、1メガビットのメモリ容量を有するフラッシ
ュEEPROMが開示される。メモリセルアレイは、各
々が8ビットのデータ信号D0なしD7を指定された列
アドレスにおいてストアする128個のメモリアレイブ
ロックを含む。1つのメモリアレイブロックBK0にお
いて、全メモリトランジスタのソース電極がアルミ配線
により形成されたソース線SLOに接続される。消去電
圧EVがトランジスタ70を介してソース線SL0に与
えられる。 【効果】 ソース線をそれほど増加させることなく、指
定された列アドレスにおいて8ビットのデータ信号を1
つの消去命令で一括消去できるので、高集積化に適した
フラッシュEEPROMが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に不揮発性半導
体メモリに関し、特に、半導体基板上の集積度を低下さ
せることなく、複数ビット単位でデータ信号を書込,読
出および消去できる不揮発性半導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フローティングゲートを有す
る不揮発性半導体メモリとして、EPROMおよびEE
PROMが知られる。図6は、EPROMのメモリセル
の断面構造図である。図6を参照して、81はP型半導
体基板、82および83はN+ 拡散層、84はコントロ
ールゲート、85はフローティングゲート、86および
87は酸化膜である。
【0003】EPROMは、図6に示すような構造を有
しているので、高集積化が容易でかつビットコストが安
い(チップサイズが小さい)という利点を有している
が、データを消去するのに紫外線を必要とし、電気的に
消去することができないという欠点がある。
【0004】また、図7は、EEPROMのメモリセル
の断面構造図である。EEPROMは、電気的にバイト
単位でデータの書込および消去が可能であるという利点
を有しているが、図7に示すように1つのメモリセルが
スイッチングトランジスタを必要としているので、高集
積化が難しく、ビットコストが高いという欠点を有して
いる。
【0005】このような状況の下で、近年、フラッシュ
EEPROMが注目されてきている。フラッシュEEP
ROMは、一括消去型(ストアされたデータの全ビット
を電気的に同時に消去するもの)であり、バイト単位で
データを消去することができる。また、EPROMと同
様に、1つのメモリトランジスタで1つのメモリセルが
構成できるので、高集積化が可能であり、かつビットコ
ストが安いという利点も有している。フラッシュEEP
ROMの断面構造が図8に示される。図8を参照して、
81はP型半導体基板、82および83はN+ 拡散層、
84はコントロールゲート、85はフローティングゲー
ト、86および87は酸化膜である。N + 拡散層21お
よび83は、それぞれドレインおよびソースを構成し、
メモリアレイにおいてそれぞれビット線およびソース線
に接続されている。コントロールゲート84は、ワード
線に接続される。
【0006】フローティングゲートは、データ信号の書
込により電子を蓄積し、消去により電子を放出する。酸
化膜86は、通常100Å程度の膜厚を有し、トンネル
酸化膜と呼ばれる。消去動作において、フローティング
ゲート85内に蓄積された電子が酸化膜86を介してソ
ースにトンネル現象を利用して放出される。酸化膜87
は、通常200Å以上の膜厚を有している。
【0007】前述の図6および図7においても、図8に
示したフラッシュEEPROMに対応する部分について
は、同一の番号が付されている。ただし、図6に示した
EPROMでは、酸化膜86はトンネル現象が生じない
程度の膜厚すなわち200Å以上の膜厚を有している。
また、図7に示したEEPROMにおいても、酸化膜8
6は200Å以上になっており、酸化膜86の一部分8
6′がトンネル酸化膜となっている。
【0008】図9は、従来のフラッシュEEPROMの
ブロック図である。図9を参照して、このEEPROM
100は、1メガビットのメモリ容量を有するメモリセ
ルアレイ1と、外部から与えられる行アドレス信号A0
ないしA9をデコードする行デコーダ2と、外部から与
えられる列アドレス信号B0ないしB0をデコードする
列デコーダ3と、列デコーダ3の出力信号に応答して指
定された列を選択するYゲート回路4と、センスアンプ
/書込ドライバ回路5と、入出力バッファ6と、外部か
ら与えられる消去命令信号ERSに応答してメモリセル
アレイ1にストアされたデータを消去する消去回路7と
を含む。
【0009】メモリセルアレイ1は、8つのメモリアレ
イブロックMB0ないしMB7に分かれている。メモリ
アレイブロックMB0ないしMB7は、行アドレス信号
A0ないしA9および列アドレス信号B0ないしB6に
よって指定されたメモリセルに、データ信号D0ないし
D7をそれぞれストアする。すなわち、アクセスにおい
て、行デコーダ2により1本のワード線が選択されたと
き、n番目の8本のビット線BL0nないしBL7nが
同時に選択されるので、バイト単位、すなわち8ビット
単位でデータの書込および読出が可能である。8ビット
単位でデータ信号を扱うことができるように、Yゲート
回路4,センスアンプ/書込ドライバ回路5および入出
力バッファ6は、それぞれ8つの部分40ないし47,
50ないし57および60ないし67にそれぞれ分割さ
れている。
【0010】図10は、図9に示したメモリセルアレイ
1の分割を示すブロック図である。図10を参照して、
メモリセルアレイ1は、8つに分割されたメモリアレイ
ブロックMB0ないしMB7を含む。1つのメモリアレ
イブロックは、128本のビット線を備えている。各ブ
ロックMB0ないしMB7において、n番目のビット線
BL0nないしBL7nが示される。
【0011】図12は、図9に示した1つのメモリアレ
イブロックMB0の模式的な回路図である。図12を参
照して、1つのメモリアレイブロックMB0は、行方向
にi個,列方向にm個の合計i×m個のメモリトランジ
スタMCを含む。i本のビット線BL0ないしBL12
7は、対応する列においてm個のメモリトランジスタM
Cのドレイン電極に接続される。ビット線BL0ないし
BL127は、対応するYゲートトランジスタを介して
データ信号D0を受けるように接続される。それぞれの
Yゲートトランジスタは、図9に示した列デコーダ3か
ら出力される信号YG0ないしYG127に応答して選
択的にオンする。
【0012】m本の各ワード線WL0ないしWLmは、
対応する行において128個のメモリトランジスタMC
のコントロールゲートに接続される。ワード線WL0な
いしWLmは、図9に示したすべてのメモリアレイブロ
ックMB0ないしMB7に延在して形成されており、各
メモリアレイブロックにおいてメモリアレイブロックM
B0と同様にメモリトランジスタMCが接続される。
【0013】それぞれの行において配設された128個
のメモリトランジスタMCのソース電極は、半導体基板
内に形成されたN+ 拡散層を介して電気的に接続されて
いる。これらのN+ 拡散層は、アルミ配線により形成さ
れたソース線SaおよびSbに接続される。ソース線S
aおよびSbは、図9に示した消去回路7から発生され
る消去電圧EVが与えられる。他のメモリアレイブロッ
クMB1ないしMB7においても、メモリアレイブロッ
クMB0と同様に、メモリトランジスタMCのソース
が、N+ 拡散層およびソース線を介して消去電圧EVを
受けるように接続される。
【0014】消去動作において、ワード線WL0ないし
WLmは、低レベルの電圧が与えられる。これに加え
て、すべてのYゲートトランジスタのゲートに低レベル
の電圧が与えられるので、すべてのビット線BL0ない
しBL127がフローティング状態にもたらされる。こ
の状態で、図9に示した消去回路7から消去電圧EV
(たとえば12ボルト)が与えられる。消去電圧EV
は、ソース線SaおよびSbを介してメモリトランジス
タMCのソース電極に与えられる。その結果、それぞれ
のメモリトランジスタMCのゲート−ソース間に電位差
が生じ、フローティングゲートに蓄積された電子がソー
ス電極に引かれて放電される。その結果、メモリトラン
ジスタMCの消去が完了する。
【0015】図13は、図12に示したメモリアレイブ
ロックのレイアウト図である。図13を参照して、ビッ
ト線BL126,BL127およびソース線Sbは、ア
ルミ配線により形成される。行方向に、基板内にN+
散層が形成されており、これにより行方向に配設された
メモリトランジスタMCのソース電極が電気的に接続さ
れている。図中斜線により示されたポリシリコン層は、
メモリトランジスタMCのフローティングゲートを構成
する。図中□で示されたコンタクトホールを介して、ア
ルミ配線層とN+ 拡散層とが接続される。
【0016】図9に示したフラッシュEEPROMで
は、図12に示すような回路構成を有しているので、消
去電圧EVがすべてのメモリアレイブロックMB0ない
しMB7内のすべてのメモリトランジスタMCのソース
電極に与えられるので、メモリセルアレイ1内にストア
されていた全データ信号が1回の消去動作により消去さ
れる(一括消去)。したがって、ストアされたデータ信
号を部分的に消去することができない。たとえば、特定
のアドレスにストアされたデータ信号をバイト単位(8
ビット単位)で消去することができない。このような消
去動作を行なうために、従来から次のような回路が知ら
れている。
【0017】図14は、従来のもう1つのメモリアレイ
ブロックの模式的な回路図である。図14を参照して、
1つのメモリアレイブロックMB0′は、図12に示し
たものと類似の回路構成を有しているが、次の点で異な
っている。それぞれの行において配設されたメモリトラ
ンジスタMCは、図12に示した回路では対応する行に
おいて形成されたN+ 拡散層によりソース電極が電気的
に接続されていたが、図14に示した回路では、電気的
に分離されている。これに加えて、それぞれの列に配設
されたメモリトランジスタのソース電極が、アルミ配線
により形成された対応するソース線S0ないしS127
に接続されている。ソース線S0ないしS127は、ソ
ースゲートトランジスタを介して消去電圧EVを受ける
ように接続される。ソースゲートトランジスタは、図9
に示した消去回路7から与えられるソースゲート制御信
号SG0ないしSG127に応答して動作する。他のメ
モリアレイブロックにおいても、メモリアレイブロック
MB0′と同様に回路が構成される。
【0018】消去動作において、ソース線S0ないしS
127のうちのいずれかに選択的に消去電圧EVを与え
ることができるので、図14に示した回路構成は、スト
アされたデータ信号をバイト単位(8ビット単位)で消
去することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示した回路構成では、128本のメモリトランジスタ
列ごとに、アルミ配線により形成されたソース線S0な
いしS127が必要となるので、メモリアレイブロック
MB0′を基板上の小さな占有領域内に形成することが
できない。その理由は、多数のアルミ配線S0ないしS
127を形成するために、広い配線領域が必要となるか
らである。
【0020】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたれもので、複数ビット単位でデータ信号
を書込および読出できる不揮発性半導体メモリにおい
て、配線による基板上の占有面積の増加なしに、複数ビ
ットのストアされたデータ信号を1つの消去命令で一括
消去することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる不揮発
性半導体メモリは、半導体基板と、各々が、基板上に形
成され、行方向にi個,列方向にm個配設された合計i
×m個のメモリトランジスタを備えたj個のメモリアレ
イブロックと、基板内に形成され、それぞれのメモリア
レイブロックを基板内において互いに電気的に分離する
分離領域とを含む。各メモリアレイブロックは、iビッ
トのデータ信号を外部からそれぞれ受けるように接続さ
れ、かつ列方向にそれぞれ置かれたi本のビット線と、
基板内に形成され、それぞれの行方向に配設されたi個
のメモリトランジスタのソース電極を電気的に接続する
不純物領域とを備える。i本のビット線は、対応する列
において配設されたm個のメモリトランジスタのドレイ
ン電極に接続される。この不揮発性半導体メモリは、さ
らに、メモリアレイブロックのメモリトランジスタにス
トアされたデータ信号を消去するための消去電圧を発生
する消去電圧発生手段と、外部的に与えられる消去命令
および列アドレス信号に応答して、j個のメモリアレイ
ブロックのうちの列アドレス信号によって指定されたも
のの不純物領域に、消去電圧を選択的に与える選択的消
去電圧供与手段とを含む。
【0022】
【作用】この発明における不揮発性半導体メモリでは、
各メモリアレイブロックにおいて、i本のビット線がi
ビットのデータ信号を外部からそれぞれ受けるように接
続されており、それぞれの行方向に配設されたi個のメ
モリトランジスタのソース電極が、基板内に形成された
不純物領域を介して電気的に接続されている。選択的消
去電圧供与手段が列アドレス信号によって指定されたメ
モリアレイブロックの不純物領域に消去電圧を選択的に
与えるので、外部から指定されたメモリアレイブロック
においてストアされたiビットのデータ信号が一括して
消去される。消去されるべきデータ信号をストアしてい
るメモリトランジスタが1つのメモリアレイブロック内
にまとまって存在しているので、メモリアレイブロック
内の不純物領域に消去電圧を与えるのに多くの配線を必
要としない。したがって、集積度を低下させることな
く、iビットのデータ信号を1つの消去命令で一括消去
することができる。
【0023】
【実施例】図2は、この発明の一実施例を示すフラッシ
ュEEPROMのメモリセルアレイの簡単化された回路
図である。図2を参照して、メモリセルアレイは、各々
が8本のビット線に接続された128個のメモリアレイ
ブロックBK0ないしBK127を含む。メモリアレイ
ブロックBK0ないしBK127は、対応するYゲート
トランジスタ9000ないし9127を介してデータ信
号D0ないしD7をそれぞれ受けるように接続される。
各メモリアレイブロックBK0ないしBK127におい
て、アルミ配線により形成されたソース線SL0ないし
SL127が設けられる。ソース線SL0ないSL12
7は、対応するメモリアレイブロックBK0ないしBK
127において、メモリトランジスタ領域を取囲むよう
に形成されている。ソース線SL0ないしSL127
は、対応するソースゲートトランジスタ7000ないし
7127を介して、消去回路から発生される消去電圧D
Vを受けるように接続される。トランジスタ7000な
いし7127は、ゲートが消去回路から発生されるソー
スゲートトランジスタ制御信号SG0ないしSG127
を受けるように接続される。
【0024】図11は、図2に示した実施例におけるメ
モリアレイ1′の分割を示すブロック図である。図10
に示した従来のものと比較するとわかるように、図2に
示した実施例ではメモリアレイブロックにおいて次のよ
うなビット線の組換が行なわれている。図11を参照し
て、メモリアレイ1′は、128個に分割されたメモリ
アレイブロックBK0ないしBK127を含む。1つの
メモリアレイブロックは、8本のビット線を備えてい
る。図10に示した従来のメモリセルアレイ1において
各メモリアレイブロックMB0ないしMB7内にあるビ
ット線BL0nないしBL7nは、図11に示したメモ
リセルアレイ1′において、1つのメモリアレイブロッ
ク、すなわちn番目のメモリアレイブロックBKn7に
設けられるる。すなわち、メモリアレイブロックBKn
は、8本のビット線BL0nないしBL7nを備えてい
る。言い換えると、n番目のメモリアレイブロックBK
nにおいて、特定の列アドレス信号が与えられたとき、
n番目のメモリアレイブロックBKnにおいて8ビット
のデータ信号がストアされる。
【0025】図1は、図2に示した1つのメモリアレイ
ブロックBK0の模式的な回路図である。図1を参照し
て、メモリアレイブロックBK0は、行方向にi個,列
方向にm個配設された合計i×m個のメモリトランジス
タを備える。それぞれの列方向に配設されたm個のメモ
リトランジスタのドレインは、アルミ配線により形成さ
れたビット線BL00ないしBL70にそれぞれ接続さ
れる。ビット線BL00ないしBL70は、Yゲートト
ランジスタ9000を介してデータ信号D0ないしD7
を受けるように接続される。ワード線WL0ないしWL
mは、対応する行において配設された8個のメモリトラ
ンジスタのコントロールゲートにそれぞれ接続される。
それぞれの行において配設された8個のメモリトランジ
スタMCのソース電極は、N+ 拡散層を介して電気的に
接続される。それらのN+ 拡散層は、アルミ配線により
形成されたソース線SL0に接続される。ソース線SL
0は、消去回路から発生されるソースゲート制御信号S
G0に応答して消去電圧EVが与えられる。
【0026】ソースゲート制御信号SG0ないしSG1
27は、外部から消去命令信号が与えられかつ消去され
るべき列アドレス信号が与えられたとき、ソースゲート
トランジスタ7000ないし7127のいずれかに選択
的に与えられる。したがって、消去電圧EVがトランジ
スタ7000ないし7127のいずれかを介してソース
線SL0ないしSL127のうちの1つに与えられる。
【0027】次に、図1に示したメモリアレイブロック
BK0内のメモリトランジスタMCの消去動作について
説明する。外部から消去命令が与えられかつメモリアレ
イブロックBK0を指定する列アドレス信号が与えられ
たとき、消去回路から消去電圧EV(たとえば+12ボ
ルト)および高レベルの信号SG0が発生される。した
がって、消去電圧EVがソース線SL0を介してメモリ
アレイブロックBK0内のすべてのメモリトランジスタ
のソース電極に与えられる。このとき、すでにビット線
BL00ないしBL70はフローティング状態にもたら
されており、低レベルのワード線信号WL0ないしWL
mが与えられているので、メモリトランジスタのフロー
ティングゲートに蓄積されていた電子がソース電極側に
引抜かれる。その結果、ストアされていたデータ信号の
消去動作が完了する。
【0028】図3は、図1に示したメモリアレイブロッ
クBK0のレイアウト図である。図3を参照して、メモ
リアレイブロックBK0とBK1との間は、基板内に形
成された素子分離領域8により電気的に分離されてい
る。したがって、メモリアレイブロックBK0内のN+
拡散層とメモリアレイブロックBK1内のN+ 拡散層と
が素子分離領域8により電気的に分離されているので、
ソース線SL0およびSL1を介して与えられる消去電
圧EVによる作用は、それぞれのメモリアレイブロック
BK0またはBK1内のメモリトランジスタMCのソー
ス電極にのみ与えられる。その結果、メモリアレイブロ
ックごとに、言い換えると、指定された列アドレスにス
トアされた8ビットのデータごとに、一括してデータの
消去を行なうことが可能となる。
【0029】図1に示した回路と図14に示した従来の
ものとを比較するとわかるように、図1に示したメモリ
アレイブロックBK0では、列方向に配設されるソース
線SL0として、2本のアルミ配線だけが形成されてい
る。。すなわち、図14に示した従来の回路では、各列
ごとにソース線としてアルミ配線を形成する必要があっ
たが、図1に示した回路ではアルミ配線の数が2本に減
少されている。その結果、指定された列アドレスに対し
8ビット単位でのデータ信号の消去が可能でありなが
ら、アルミ配線の本数を減少させることができ、したが
って、高集積度を維持することができる。
【0030】図4は、この発明のもう1つの実施例を示
すフラッシュEEPROMのメモリセルアレイの簡単化
された回路図である。図4を参照して、図2に示した前
述の実施例と比較すると、ソース線SL0′ないしSL
127′が対応するメモリアレイブロックBK0′ない
しBK127′の中央部にそれぞれ形成されている点で
異なる。各ソース線SL0′ないしSL127′は、対
応するメモリアレイブロックBK0′ないしBK12
7′において、N+ 拡散層を介してメモリトランジスタ
のソース電極に接続されている。したがって、図2に示
したものと同様の消去動作が行なえる。
【0031】図5は、図4に示したメモリアレイブロッ
クBK0′のレイアウト図である。図5に示すように、
アルミ配線により形成されたソース線SL0′が、メモ
リアレイブロックBK0′の中央部、すなわちビット線
BL30とBL40との間に形成されている。メモリア
レイブロックBK0′とBK1′との間は、基板内に形
成された素子分離領域8により分離されているので、メ
モリアレイブロックごと、すなわち指定された列アドレ
スにおいて8ビットのデータごとに消去動作を行なうこ
とができる。
【0032】このように、図2または図4に示したメモ
リアレイブロックをなえたメモリセルアレイをフラッシ
ュEEPROMに適用することにより、指定された列ア
ドレスにおいて8ビットのデータ信号の一括消去が可能
であり、かつソース線として必要なアルミ配線がそれほ
ど増加しないので、フラッシュEEPROMの高集積化
が妨げられない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各々
がiビット単位でデータ信号を一括してストアするj個
のメモリアレイブロックを設け、メモリアレイブロック
の不純物領域に選択的に消去電圧を与える選択的消去電
圧供与手段を設けたので、配線による基板上に占有領域
の増加なしに、iビットのデータ信号を1つの消去命令
で一括消去することのできる不揮発性半導体メモリが得
られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した1つのメモリアレイブロックの模
式的な回路図である。
【図2】この発明の一実施例を示すフラッシュEEPR
OMのメモリセルアレイの簡単化された回路図である。
【図3】図1に示したメモリアレイブロックのレイアウ
ト図である。
【図4】この発明のもう1つの実施例を示すフラッシュ
EEPROMのメモリセルアレイの簡単化された回路図
である。
【図5】図4に示したメモリアレイブロックのレイアウ
ト図である。
【図6】EPROMのメモリセルの断面構造図である。
【図7】EEPROMのメモリセルの断面構造図であ
る。
【図8】フラッシュEEPROMのメモリセルの断面構
造図である。
【図9】従来のフラッシュEEPROMのブロック図で
ある。
【図10】図9に示したメモリセルアレイの分割を示す
ブロック図である。
【図11】図2に示したメモリセルアレイの分割を示す
ブロック図である。
【図12】図9に示した1つのメモリアレイブロックの
模式的な回路図である。
【図13】図12に示したメモリアレイブロックのレイ
アウト図である。
【図14】従来のもう1つのメモリアレイブロックの模
式的な回路図である。
【符号の説明】
BK0 メモリアレイブロック BL00 ビット線 WL0 ワード線 SL0 ソース線 MC メモリトランジスタ 1′ メモリセルアレイ 8 素子分離領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 i(i≧2)ビット単位でデータ信号を
    書込および読出することのできる不揮発性半導体メモリ
    であって、 半導体基板と、 各々が、前記基板上に形成され、行方向にi個そして列
    方向にm個配設されたi×m個のメモリトランジスタを
    備えたj個のメモリアレイブロックと、 前記基板内に形成され、各前記j個のメモリアレイブロ
    ックを前記基板内において互いに電気的に分離する分離
    領域とを含み、 各前記メモリアレイブロックは、 iビットのデータ信号を外部からそれぞれ受けるように
    接続され、かつ列方向にそれぞれ置かれたi本のビット
    線を備え、 各前記i本のビット線は、対応する列において配設され
    たm個のメモリトランジスタのドレイン電極に接続さ
    れ、 前記基板内に形成され、それぞれの行方向に配設された
    i個のメモリトランジスタのソース電極を電気的に接続
    する不純物領域を備え、 前記メモリアレイブロックのメモリトランジスタにスト
    アされたデータ信号を消去するための消去電圧を発生す
    る消去電圧発生手段と、 外部的に与えられる消去命令および列アドレス信号に応
    答して、前記j個のメモリアレイブロックのうちの前記
    列アドレス信号によって指定されたものの前記不純物領
    域に、消去電圧を選択的に与える選択的消去電圧供与手
    段とを含む、不揮発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 前記選択的消去電圧供与手段は、 各々が、前記j個のメモリアレイブロックの対応する1
    つごとに設けられ、かつ前記対応するメモリアレイブロ
    ックの前記不純物領域に接続されたj本の消去電圧伝送
    配線と、 前記消去電圧発生手段とj本の消去電圧伝送配線との間
    にそれぞれ接続され、前記外部的に与えられる消去命令
    および列アドレス信号に応答して、選択的にオンされる
    j個のスイッチング手段とを含む、請求項1に記載の不
    揮発性半導体メモリ。
JP3184235A 1991-07-24 1991-07-24 不揮発性半導体メモリ Withdrawn JPH0528783A (ja)

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JP3184235A JPH0528783A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 不揮発性半導体メモリ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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